『ライトノベル(ラノベ)、天海社、みずきひわ、1円~、0~10冊』の電子書籍一覧
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シルヴェストルは私の番なんかじゃない!ルシェリアの脳裏には不幸な最期を迎えた彼女の見ていた光景がよみがえり——
「いったいどういうことでしょうか。お父様?」
突然、たった数日の猶予しか与えられぬ状況で最上級のもてなしの準備をせよ、と父オーレリアンに命じられたルシェリア。領主一族の直系の者がもてなさなければならない相手とは誰なのか。嫌な予感がしたルシェリアが尋ねると、相手は龍帝陛下だとオーレリアンは重い口を開いた。このラザラスを治める龍帝陛下。だが、彼の名前を聞いたルシェリアの脳裏には嫌悪感がよぎる。彼女には、龍帝の番として生き、そして不幸な最期を迎えた前世の記憶があった——。 -
獣のようにがっついて、意地悪な言葉で煽って、泣くまで快感で責め、許しを請うてもやめずに凶悪な愉悦でいじめ抜いてほしい——
IT企業『KICKアプリケーション』でシステムエンジニアとして働く落合果穂。
ひょんなことから、入社当時からの憧れの上司、そしてCTOでもある黒澤千尋と恋人関係になった。
周囲から仕事の鬼と称され、職場では容赦無くダメ出しの嵐を浴びせてくる黒澤も、プライベートでは果穂を大切にしてくれる。嬉しいし、幸せだし、不満などない。
それは間違いなく本心だ。……けれど彼女には恋人には絶対に言えない悩みがある。
それは————。
「辛くてもキツくてもいいの。乱暴でいいの。私……もっとドSに責めてほしいんですっ!」 -
「あぁ。でも、火をつけたのは沙希だ」——狡い。沙希、と呼ぶのは部長ではなく、初恋をした彼だった。
「聞いたら秘密は守って、必ず協力しろよ」
近衛沙希は、兄の悠希に追い詰められていた。外では品行方正だが、沙希にとって悠希は無茶振りばかりしてくる暴君だ。そんな兄の頼みは、彼の幼なじみで沙希の上司である天ヶ瀬礼人に関することだった。容姿も性格も地位も申し分ないはずなのに、これまでお見合いに十連敗中の礼人。部署内でも「恋愛対象は男性なのでは?」という噂が立っていた。
「沙希、お願いだ。礼人が女性に興味を持てるように協力してくれないか?」提示された報酬に釣られかけたものの、首を横に振る沙希だったが、怪しげな精力増強剤まで出し始めた兄を止めるため、私がやると言ってしまい……!? -
婚約者であるベルナールの帰国を知ったエミリエンヌだが、彼に一目惚れしたという異母妹に婚約者の座を譲るように迫られて……
母を病で失ったバレ伯爵家の長女、エミリエンヌは伯爵家で孤立していた。
冷たい家族に余所余所しい使用人、そして遠い異国の地にいる婚約者。いっそ修道院へ入ろうかと考えていたところに、婚約者であるベルナールの帰国を知る。
近いうちに会いに行くとのメッセージを受けとったエミリエンヌ。
だが、彼に一目惚れした異母妹から婚約者の座を譲るよう迫られ、もう期待したくないと父に判断を委ねてしまう。
一方、バレ家でエミリエンヌを孤立させようとする義母に怪しまれないよう、義務的な婚約者を演じていたベルナールは、ようやく妻として迎え入れられると楽しみにしていた。
しかし、そんな中もたらされたのは婚約の破談とエミリエンヌが修道院へ入るとの噂で……⁉ -
大好きな古道具の世界に没頭するジリアは、フードを目深に被った美貌のイリアスと出会い、彼と交流を深めていき……。
祖父の遺してくれた下町の古道具屋「アベリナ」を一人で切り盛りするジリア。
彼女に店を売る気がないと知るや否や「結婚は考えられない」と告げてきた婚約者と別れたジリアは、今後のお店の経営に少し頭を悩ませながらも、大好きな古道具の世界に没頭する日々を送っていた。
そんなある日、外套をまといフードを目深に被った怪しい客が店を訪れ、懐中時計の修理をジリアに依頼する。
その後も頻繁に店に来るようになった美貌の男・イリアスに「フードの貴人」という渾名をつけたジリアは、いつの間にか彼の来店を楽しみにするようになるのだった。 -
「……なんて淫らで美しい、我慢が出来ない……っ」——ユストゥス王子の溺愛は止まらなくて……!!
デビュタントの日。美しい侯爵令嬢エフェリーネ・ベイレフェルトは意識を失いかけ朦朧とする中で、前世の記憶を思い出していた。男性達の好奇の眼差し、自分の下着画像の拡散、SNS騒動の発端となったある男性から向けられる好意…そして求婚。
前世の出来事が影響して、エフェリーネは同年代の男性を前にすると、気分が悪くなり意識を失ってしまうのだった。社交界を離れ静かに暮らすことに決めたエフェリーネだったが、ひとりの求婚者が訪ねてくる。エフェリーネに異様な執着を見せるその男は絵が得意だという。男が描いた絵を見せられたエフェリーネはたちまち気絶。何とそこにはエフェリーネの前世『濱野美紀』の下着姿が描かれていたのだ。
エフェリーネはこの件のせいで屋敷に籠るようになるが、男子禁制のお茶会に参加することに。令嬢ばかりで安心していると、何やら男性の声が! またあのしつこい求婚者が乗り込んできたと思ったエフェリーネは意識を失いかける。ところがその声の主はエフェリーネの美しさに惚れ込んだユストゥス王子だった。そして驚いたことに、エフェリーネは王子に抱き上げられると何とも言えぬ心地よさを感じるのだ。一方、倒れてしまったエフェリーネを見て責任を感じたユストゥス王子は、エフェリーネを妻にすると宣言するのだが——!? -
挨拶もせず別れてから8年。優しくて賢くて、天使のような美少年だったオスカー坊ちゃま。元気にされているのだろうか?
男爵家の元令嬢だったクリームヒルトは、ライニンゲン公爵家にメイドとして仕えている。彼女には誰もが認める料理の才能があった。晩餐会の料理の手伝いでクリームヒルトは今宵も大忙しだ。ようやく休憩できると思っていると、ライニンゲン公爵家の嫡男であるオスカー坊ちゃまが泣いていることに気付く。聞けば意地の悪いアルフレートに体型のことで悪口を言われたのだという。オスカーは美しい金色の髪、琥珀色の瞳、整った顔立ちをしていたが、体型だけぽっちゃり気味だったのだ。この一件をきっかけに、クリームヒルトはオスカーのダイエットをサポートすることに。だがダイエットも順調に進んでいた矢先、クリームヒルトはオスカーの元を去ることになってしまう……。——それから時は経ち、王都の人気レストラン「黒猫軒」の料理人としてクリームヒルトは今日も忙しく働いていた。そしてある日、金色の髪の美しい青年が店に通ってくれていることに気付くのだが……。
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