『ライトノベル(ラノベ)、幻冬舎コミックス、1円~、0~10冊』の電子書籍一覧
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【イラスト付き】亡国の王子ルスキニアは、男でありながら子を孕み、その美貌が人心を惑わすがゆえに“娼婦”と蔑まれる希少な徴(しるし)を持って生まれた。北の塔で一人きり育てられたルスキニアは、生き残った民の命と引き換えに故国を滅ぼした若き王アルアクバルの元へ妃として差し出される。血に飢えた残酷な王と噂されるアルアクバルの後宮は、しかし寵姫が誰一人いない寂しい庭園だった。戸惑うルスキニアの前に現れたのは、見上げるほど大きく美しい漆黒の虎。発情した獣に幾晩も犯されたルスキニアは、それがアルアクバルの獣化した姿であり、自分が聖なる獣の子を宿すために求められたことを知るが…!?孤独な虎王と黄金の鳥籠に囚われた王子が夜ごと交わる、エキゾチック・ファンタジー。 電子限定書き下ろしSSを収録!!
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【ドラマ化決定! 2025年 Netflixにて全世界独占配信】
バンドを「女だから」という理不尽な理由でクビになった高校生・西条朱音の元にかかってきた一本の電話。「一緒にバンドをやらないか」――天才ミュージシャン・藤谷直季からの突然の誘いに朱音は戸惑うばかり。翌日、藤谷の結成したバンドのメンバーと出会った朱音は、なし崩しのまま、彼らとともに歩んでいくことになったが…。名作「グラスハート」シリーズ第一巻!! -
弁護士事務所で居候弁護士をしている、単純で明るい性格の高岸。隣の事務所のイケメン弁護士・末國からなにかと構われ、ちょっかいをかけられていたが、ニブちんの高岸は末國から送られる秋波に全く気づかずにいた。そんなある日、同期から末國がゲイだという噂を聞かされた高岸は、ニブいながらも末國のことを意識するようになる。しかし、警戒しているにも関わらず、酔った勢いでお持ち帰りされてしまい――。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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【イラスト付き】【“スパダリ国王×健気な人狼"優しく切ない運命の恋――】
きらめく銀髪と儚げな美貌を持つ天涯孤独の人狼は、その血統の稀少さ故、狼の血族であることを隠し、ひっそりと暮らしていた。働き口を探し町に出てきたところを、偶然居合わせた男に助けられ、その親切さに心惹かれる。しかしその後、彼が実はお忍びで町に出ていた国王であり、自らの家族を亡き者にした敵であると知ってしまい――? 運命の恋に身を焦がす、身分差&宿命のロマンチックファンタジー!電子限定書き下ろしSSを収録!! -
保育士だったオメガの志貴は異世界で助けた子狼の兄・白露に花嫁だと言われ驚く。獣人が住むこの世界で黒髪に黒い目の志貴は「聖なる者」だったからだ。この一帯を統べる領主の白露から逃げた花嫁の身代わりを頼まれるが、その後志貴を正式に花嫁に迎えたいと告げられる。志貴が男でも妊娠できるオメガの体だと知られてしまったのだ。志貴は反発するが白露に対してアルファに感じるような体の疼きを覚え押し倒されてしまう。まだ誰とも恋愛すらしたことがないと怯える志貴にそれ以上は求めない白露だったが「その代わり、次の満月までにお前を口説き落とす」と宣言され――!
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美しい花を咲かせる能力を持つ「花術師」と呼ばれる魔法使いたちが作った国・フェルディアンは、花という存在自体がない他国に花を売って栄えている。この国に住むリュカは黒い髪と黒い瞳を持つ花術師だがその容姿から「黒の花術師」として遠巻きにされ日陰の者として生きてきた。幼なじみのエリオとカミーユという二人の美しい青年に後押しされ、王室主催の花術大会に出ることになったリュカは、神出鬼没の謎の花術師「ファントム」に挑む! 花咲き乱れるハッピーなシンデレララブ!
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7歳になる直前、この世界が前世で読んだBL小説の世界だと思い出したフィン。しかも自分は主人公リルをいじめて最後は破滅してしまう悪役令息だった。前世の記憶を総動員して真面目に生きることにしたフィンは避暑に訪れた村で当て馬キャラ・ユエンと偶然出会う。自分の恋情を脇に置いて主人公カップルを結び付けるユエンを前世のフィンは応援するほど好きだった。彼を側に置いて9年、寡黙でどこか陰のある美丈夫に成長したユエンはフィンにとってなくてはならない存在だったが、どうせユエンはリルに恋をして自分の元を去っていくのだからと切なく思うフィンは――!?
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大人気RPGゲーム【レジェンド オブ ソードクエスト】。そのシリーズ最新作発売の日に死んでしまった引きこもりの結は、最新作の“勇者”としてゲームの世界に転生してしまった。攻略本もネットもない世界でなんとかラスボスに辿り着いたが、心強い陽キャな仲間たちと挑んでも倒すことができない。それもそのはず――ラスボスは《シリーズ最強主人公》と謳われる、初代の勇者が魔王に闇落ちした姿だからだ。絶体絶命な現勇者の仲間たちは、最後の希望として結を初代勇者が冒険していた時代へと送る。その目的は、『時を遡り、初代勇者の闇落ちの原因を突き止め、回避する』こと。
しかしそこで出会ったのは、偏食家で、猫かぶりで、持って生まれた美貌を持て余す、クズで超生意気な十八歳の初代勇者だった! なんとか旅に同行させてもらえることになったが、初代様は結が一緒に戦うことも、仲間になることも許してくれず、唯一できるのは『初代様の命令に従うこと』だけ。
「おい、犬! おまえは俺の“ツレ”だ」――食事の準備、薬草採取、無理難題なお遣い・・・・・・初代様から与えられる命令は次第にエスカレートしていくが、その裏には彼のとある野望と孤独があって・・・・・・? -
他者を寄せ付けない冷たい美貌から“氷晶の神子”と呼ばれ悪役令息の扱いだったフロルは言われなき罪によって国を追われてしまう。魔の森で死を待つ間、前世の人格“湊”から自分が転生者であると告げられ、治癒師とし隣国で静かに生きて行くことを選ぶ。すると偶然出会った黒髪の騎士からプレゼント攻撃を受けたり日参されたり、さらには「俺のものになってくれ」と強引に言い寄られフロルは戸惑うばかり。実は彼が隣国の第三皇子・シオンで、周囲がフロルの癒しの力を狙っているから「君を守りたい」と告げられるが、なぜかシオンから恋する令嬢にするみたいな甘すぎる扱いをされて!?
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【イラスト付き】耳と尻尾をもって生まれ、狗神の呪いだと両親にも見捨てられた鈴が出会ったのは、6歳年上の改。鈴の耳を気持ち悪いと言わず、初めて優しくしてくれた人……。鈴は、改の訪れを楽しみにして、宝物のような思い出を増やしていくが、改の留学により二人は引き離されてしまう。もうすぐ二十歳を迎えようとしていたある日、屋敷にひとり残された鈴を迎えに来たのは、子供のころに出会った改で――。電子限定書き下ろしSSを収録!!
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殺されたはずのサラリーマンが病院で目を覚ますと、なぜか抜群のスタイルの女性になってしまっていた…! 少女の名前は如月琴音。 誰からも好かれず実家からも勘当された名家のお嬢様だった。 理由はわからないが成り代わってしまった主人公は、潔く琴音の人生を引き継いで普通の生活を送ろうとするが…!? 「小説家になろう」発、元悪役令嬢(中身・男)のドタバタ庶民ライフ! 電子限定書き下ろしSSを収録!!
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亡くなった父親のあとを継ぎ、社長となった鮎川は、社内の反対派に無能な秘書を付けられてしまう。秘書の仕事まで自分でこなし、頑張っていた鮎川だったが、忙しい生活にも疲れが見え始めていた。そんなとき、秘書喫茶という場所を紹介され足を向けた鮎川はそこで大倉というモデルのような人物に出会う。有能すぎる大倉を最初はお試しでプライベート秘書として雇うことにした鮎川。しかし、仕事の出来る大倉と毎日過ごすうち、鮎川は彼に惹かれてゆき…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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外村泰地が代役を頼まれた仕事は出張ホスト。渋々出向いた先には整った顔立ちをした年上の男・碓氷志乃が待っていた。外村は碓氷に値踏みされ務めを果たすよう命じられるが、役に立たないうえに説教までして怒らせてしまう。しかしなぜか専属契約まで結ぶことに。外村は碓氷が放っておけず、碓氷もまた外村が気になるようで……!?
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自信家で遊び人の射手谷は“妹のカレシ”と誤解され、初対面の男・秋季にいきなり殴られてしまう。幼い頃、両親が不仲だったせいで“結婚”を嫌悪している秋季は、自分の妹の婚約にも大反対。そんな朴念仁な秋季を、なりゆきで説得することになった射手谷は遊びに連れ回すうちに、恋も遊びも知らない秋季の不器用な純粋さに惹かれていき……。
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「ある日、突然異世界へ転移してしまったら――。」そんな話に花を咲かせるのが日常の会社員・コウは、いつものように電車に揺られていたはずが気付けば異世界に来ていた。森をさまよい数時間、奇跡的に出会えた商人・アルベリクの助けを借りるもなにしろここは異世界。剣と魔術が存在するこの世界で、現代日本を平凡に生きてきたコウはなんの価値も見出せそうにない。
生きていくための選択肢として「奴隷」を提示されたコウは、暫定"持ち主"であるアルベリクから過剰に撫で回されながら、【脱・売れ残り】を目指し奴隷として気高く生きていく・・・・・・!? -
圧倒的筆力で描かれる、久能千明完全書き下ろし最新作! 龍と巫女を巡る、壮大な運命の物語――。大人気・蓮川愛とのコラボ作!
神を信じていない現実主義者の大学院生・青江冬哉は、滝守村に古くから伝わる「五頭竜山の伝説」の現地調査を任され、禁足の山とされる村に踏み入った。山中の罠で重傷を負ってしまうが、山に住むという美しい少年・スイによって救われる。孤児だというスイは、五頭竜山の護主に拾われ、存在しない者として隠し育てられ、他の人間と一切関わることなく山の中で生きてきたという。
冬哉は、自分の怪我を甲斐甲斐しく手当をしてくれるスイと日々を過ごすうちに、美しく儚い見目に反して感情豊かで無垢なこの少年が、村の歪すぎる信仰の中で囚われて生きていることに嫌悪感を抱き、スイに自由を与えたいと考えるようになるが――? -
駆け出し絵本作家の小鳥遊つぐみは「耳付き症」と呼ばれる、ポメラニアンの耳と尻尾が突然生える疾患を抱えながら作家とカフェ店員、二足のわらじを履いている。
「耳付き症」には患者の体に犬のような耳と尻尾、そして【発情期】という本能が芽生える症状がありどんな人間にも発情してしまうため、世間の目は冷たい。
だが担当編集の白石は、つぐみが「耳付き症」だと知りながらデビューから今までずっと面倒を見てくれて、その優しさにいつしか恋心が芽生えていた。
次の二冊目に向けてアイデアを練っていたある日、つぐみの住んでいたアパートが「耳付き症NG」となり家を追い出されることが決まってしまう。困り果てて途方に暮れていた時、白石から「次の家が決まるまでマンションの一室を貸す代わりに、耳付き症の甥の子育てに力を貸してほしい」と提案されて・・・!? -
ゲーム会社の若手社員織田朝也は、突っ込んでくるトラックから同僚の真利愛をかばい、かわりに死んでしまう。朝也が意識を取り戻すと、運命の女神フォルタナから実は死ぬのは真利愛だったと謝罪され、自分が作ったゲームの世界の真利愛が転生するはずだったキャラの双子の弟として転生することに。真利愛はヒロインの聖女マリアのモデルだったのでその弟に転生と思ったが、なんと、マリアを苛め抜き命を奪おうとする悪役令嬢・オリヴィエの弟・オリヴィオに転生していた。このままだと、マリアと恋仲の皇太子の策で、オリヴィエとその一族は断罪されることになる。それを防ぐため、オリヴィエの身代わりでパーティーに出席することにしたオリヴィオを迎えに来たのは、皇太子の友人で攻略対象の一人であり、親友で同僚の崎森勇気を容姿のモデルにしたトリスタンだった。オリヴィエでないことに気づいたトリスタンは、実は皇太子はマリアに魅了の魔法をかけられたのではと疑っているといい、オリヴィオに協力を求め!?
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特徴がなく印象の薄い、いわゆるモブ顔の直央。
ある日バイトに行くために家を出るが、妙に他人の視線が気になり、電車では痴漢にもあってしまう。
いつもと違う状況に戸惑うが、その理由は自宅バスルームの鏡の向こうにいる「もう一人の直央」によって明らかになる。
なんと、現在直央がいる世界では特徴のない顔立ちが「超美形」とされているのだった!
モブ顔の地味で平和な生活から一転、超美形としてモテモテ生活が始まった直央。
その美貌(!?)故に危険な目にあうが、助けてくれたのはバイト先のお客様で、密かにあこがれていた高見原で――。 -
外交官だった父の死後、叔父家族に屋敷の権利と財産を奪われてしまった薫人。
使用人のように扱われる日々を送っていたが、亡き父の友人・葛城が持ち込んだ縁談によりその環境は一変する。
縁談のお相手は、幼いころに訪れた国であるプロレシアの英雄と呼ばれるオオカミ獣人のランバートだった。
国同士の懸け橋となるための政略結婚だと自分に言い聞かせながら、覚悟をもってプロレシアを訪れた薫人。
しかし、ランバートは小型犬の獣人である薫人を丁重に迎え、とても優しくしてくれて――。
思いがけない幸福にためらいながらも懸命に務めを果たそうとする薫人。
だがランバートにはある秘密があり、薫人を本当の意味では伴侶にしないままで!? -
“甘露”は妙なる香りに包まれて生まれ、獣の牙を持つ王族にとって唯一の糧となる――。
そんな言い伝えがあるハールーンで“甘露”に生まれたオルテンセは、侯爵の息子でありながら王子の婚約者候補として育てられた。父が望む「王族との婚姻」のために己を磨き、皆が認める美しさを備えているが、政争渦巻く宮廷で父の野心の駒として生きるオルテンセを「悪役令息」と揶揄する者も少なくなかった。
そんなある日、オルテンセは身に覚えのない暗殺の罪によって極刑を言い渡される。相手は、ハールーン国王子の婚約者候補として有力視され始めたとある令嬢。冤罪を訴えるも叶わず、死が差し迫っていたオルテンセの前に王弟・ヴァンヘルムが現れる。命を救う代わりに、獣の徴を持つ自分の飢えを満たす“甘露”の身体を差し出すよう彼から求められ――。 -
小国・フォグネス王国では珍しい東陽の血を引いた特A級センチネルの能力者・シノブは、≪不撓の両翼≫内でも有名なガイド嫌い。
精鋭ぞろいの第一飛行隊内で唯一、特定の番を持たず、さらに必要以上にガイドからの浄化を受けようとしないのだ。周囲の好意を無碍にし寄せ付けない態度に、羨望を集める飛行部隊員ながら腫れもの扱いをされているが、決してそれを改めようとはしない。
そんなある日、いつものように一人になれるところで休息を取りに行くと、≪不撓の両翼≫訓練生の隊服を着た年上の隊員・イグナーツに出会う。
同じ能力者ながらどこか放っておけない彼に心を許すが、入隊すれば自分の噂を知り、いずれ離れていってしまうのだろう――。そう思い、任務を言い訳に彼と距離を置くが、その任務でシノブは突然新たなガイドと番になるよう命じられる。番相手として現れたのは、S級ガイドの階級を与えられたイグナーツで・・・!?
【男前な年上S級ガイド×過去にとらわれた強がり特A級センチネル】心を解きほどく、ドラマティック・センチネルバース! -
【イラスト付き】 年の差×結婚×溺愛ラブコメの決定版!! 和風喫茶「森乃屋」に通い詰める高校生・本川弥尋と、その森乃屋を企画から手掛けた会社員・三木隆嗣。何の接点もなかったはずの二人は、ある日偶然出会い、毎週のように店で新作スイーツ試食をする仲になった。大人の色気に溢れ、クールでやり手な三木だが、出会った頃からどこか放っておけないところがあり、弥尋はいつだって彼に対してドキドキしてしまうのだ。しかし、実は三木も弥尋のことが大好き過ぎて弥尋の前では冷静でいられなかったのだった――! そんな両片想いの美形&年の差カップル(?)な二人だが、なんと、告白より前に「婚約者」になることに・・・!? 電子限定書き下ろしSSを収録!!
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大陸の南に位置する孤島に、女神と称される一族がいる。その血族の女性は、加護を欲する各国の王族に花嫁として熱望されるほど神聖視される存在だった。一族の長男であるラディアは、次期族長の役割を担っていたが、北の国・トールバルド国から「女神を王の嫁に」との申し入れをきっかけに、その立場が一変する。あろうことか、適齢期の女性がおらず、やむなくラディアが性別を偽り、女神として嫁ぐことになってしまったのだ。男であることを隠さなければいけないラディアは、喋ることを禁じられた状態で国王であるクライスと婚姻を結ぶ。偽りの女神だという事実は、クライスも国民も知らない。クライスに女神として丁重に扱われるたび、ラディアの中で罪悪感が生まれるが、同時に、国王として真摯に民と向き合う誠実な姿にラディアはどんどん惹かれていってしまい・・・?
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難産の末に母が亡くなったせいで父に疎まれ、双子の姉の身代わりに人質として新興の小国に嫁がされた捨。しいたげられた生活の中でも捻くれることなく無垢なままに育った捨は、強く優しい夫の高虎に「空良」という名前を与えられ初めて生きる意味を見つける。高虎の役に立ちたいとけなげに振る舞う空良だが夫婦の契りに関しては知識がなく……? 電子限定書き下ろしSSを収録!! 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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魔王が勇者に倒されてから三十年後。魔物と人間の間に生まれたリュイだったが、人間はまだ魔物を嫌悪していてどちらの種族からも受け入れられず、リュイは森の奥深くで暮らすしかなかった。そんな彼のもとへ現れた王子・レオンは、一時的に視力を失っていたのでリュイが半分魔物だと気づかない。命を狙われているというレオンを匿うことにしたリュイだったが、毎朝おはようと挨拶し一緒に食卓を囲む、ただそれだけのことがこんなに幸せだなんて。魔物である自分の正体がこのまま知られなければいいのに。切なく願うリュイだけど――。
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アルダシール王国では、霊獣の卵を持って生まれてくる者を“霊獣使”と呼ぶ。その中でも、王の守護者であり代弁者とされるのが、竜の霊獣使である左宰相のカーレーン家と、鳳凰の霊獣使である右宰相のスーレーン家だった。そんなスーレーン家の第一子として生まれたミフルは、次期宰相としての期待を背負っていた。しかし六歳の時、目覚めた霊獣が鳳凰ではなく蛮獣とされる獅子だったため、王から疎まれ国を追放されてしまう。ミフルと霊獣のミシャカは砂漠での生活を余儀なくされたが、追放から二十年、突如宮殿に戻るよう王命が下る。それを伝えにきたのが、幼馴染みであり現大宰相のイザークだった。王家にもイザークにも不信感を抱くミフルは、宮殿行きを拒んだが『ミフルを戻さなければ国が滅びる』というお告げが下りたらしく、さらに、イザークから「お前のことが好きだ」と熱い想いを告げられて・・・?
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【イラスト付き】 季節は冬、来たる冬眠に向けてせっせと準備していたリス獣人のリック。いざ明日から冬眠休暇・・・・・・という日の夜、運悪く、住処であるアパートが火事になってしまう。家も、買い込んでいた木の実もふかふかの毛布もクッションも、何もかも失ってしまったリック。悲しみに暮れる彼を見かねて、ある親切な消防士が声をかけてくれた。「明日から冬眠休暇に入る同僚がいる」と・・・・・・。大型熊獣人×小型リス獣人の冬眠BL。小説投稿サイト「ムーンライト」にて人気を博した癒しの獣人BLがついに書籍化! 大人気漫画家・犬居葉菜先生のイラストで贈る、伊達きよ先生の最新作!! 電子限定書き下ろしSSを収録!!
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祖母の営む手芸屋で働く羊太は、羊獣人だが外見には髪の毛しか特徴がない。癖が強く手入れをしても雨の日は湿気でモコモコに爆発して、獣人で良かったことなんて全然ない!
大好きな祖母のお店でいろんな羊毛に囲まれていれば十分、恋愛とも獣人の性質とも無縁の生活を謳歌していた。
しかしある日、従兄弟の一郎にとあるバイトの代わりを頼まれる。同じ羊獣人の彼が働くのは【添い寝フレンド ぬくぬく】――人肌寂しい夜に温もりと癒しの時間を提供する、添い寝サービスの仕事。
予約一つだけならと根負けし、訪れたホテルにいたのは、目の下に濃いクマを携えた、秀でた美貌を持つサラリーマン・犬飼光正という男だった。不眠症に悩む犬飼のため、羊太はサービスとして彼の話を聞き、横になって羊毛のような自分の髪の毛を触らせていると、犬飼はあっという間に眠りにつく。後日リピートしようとしてくれたらしいが、一日限り、もう会うことはないだろう。
そう思っていた数日後、街中で泥酔した犬飼と再会してしまう。獣人として犬飼と相性の良すぎる羊太は、彼に抱きしめられるだけで興奮してしまい――!? -
初めて出逢った幼き日から、互いに誰より心を許してきた親友で幼友達のアーサーとリシャール。二人は互いに、アーサーがノーザンヒールの世継ぎの皇太子、リシャールが人質としてその隣国フェルマスより来ていた王子という立場だった。幼いころは世間や国の事情など関係なく共に過ごしていたが、年を重ね、その立場を実感させられたリシャールは、その責務を果たさねばならなくなっていた。それは人質として、ノーザンヒールの国王陛下に乞われるまま、その身体を捧げること。美しく成長したリシャールと、正義感に溢れ臣下の期待もあついアーサー。二人は互いを想いながらも、すれ違うようになり・・・・・・? 重厚な書き下ろしファンタジーBL、上下同時発売!
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天涯孤独の高校生カナメが絶望とともに“猫になりたい”と願うと、本当に猫になって中華風の異世界に転移。青龍国の仙王・ロンユー真君に拾われる。すべてを諦めたような態度のロンユーだったが、後宮の美姫と過ごすよりカナメと食事をする方が楽しいといわれ、孤独だったカナメは今まで感じたことのない気持ちに戸惑う。だが元は人間だったロンユーがもう二度と人界に行くことは出来ず、仙人として不老長寿の時をひとりで全うしなくてはならないと知り、カナメはロンユーを愛おしく思う心が止められず――。
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オメガの生活が手厚く保障される現代社会において、運命の番を諦められない優羽は相当な変わり者。そんな彼を突如呼び寄せたのは、知らない世界の宮廷魔術師だった。聞いたこともない国の王様が優羽の運命の番なのだという――! 白い虎の力を顕現させた厳格な王・エリクに怯えてしまう優羽だったが、やがてその深い愛情と優しさに触れて・・・・・・?
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詐欺がばれ、逃げようとしたところ、車に轢かれそうな黒猫を助けようとして死んでしまったシン。目が覚めるとその黒猫を抱いた黒髪・黒い瞳の死神(?)ルキーシュに「最後に自分にかかわりないか弱きものを救おうとしたおまえに地獄行きを回避するチャンスを与える」と告げられる。ルキーシュは、不幸な死に方をした魂を回帰させたいのだが、そうした魂は善人すぎて復讐を果たしたくても失敗する確率が高いため、シンがかわりに転生し、哀れな魂がすっきりした気持ちで次の人生へと向かっていけるようにしてほしい、と。そして不幸な魂を千人分救えば、シンも転生させてくれるという。いろいろな魂の代わりに異世界に転生したシンに、ルキーシュは!?
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遺品整理会社で働く24歳の杉嶋静秋は、好きになる相手が同性であることを自覚しており、過去の恋愛では好きな人、恋人、家族、あらゆる人に裏切られ絶望を感じてきた。そんなトラウマを抱え途方に暮れていたところ今の会社の社長に拾われ、今は心を閉ざし、淡々と仕事に従事していた。
そんな中、同じくゲイで29歳のイケメン・久野輝之と仕事でバディを組むことになる。静秋とは正反対に、明るくチャラついた雰囲気の久野に、かわいいなどと言われ軽く口説かれるようになり、彼を敬遠していた。しかしあるきっかけから、二人は心を伴わない身体の関係を結ぶようになり・・・・・・? -
十年前、冒険も恋も終わったはずなのに――。
社会人四年目の牧野透弥は、親代わりの優しい祖父母を大学生のころに亡くして以来、同性愛者であり内向的な性格も相まって、恋愛せず波風立てない日々を過ごしている。実は透弥は別世界のネスティニア王国に勇者として召喚され、魔王を倒したことがある。当時まだ十六歳だった透弥は、ともに魔王を討伐した剣士・アーロンに恋心を抱いていた。初恋だったが、自分の性的志向が他人と違うことも知り、想いは秘めたまま元の世界へ帰還した。
しかしある日、透弥はネスティニア王国に再び召喚される。倒したはずの魔王が復活した兆候があり、もう一度勇者に倒してほしいらしい。なんとこの世界は前の召喚から二十六年経っており、王国で透弥が伝説の勇者と語り継がれる一方、アーロンは結婚し、爵位を得て剣士としての前線を退いていたのだ。さらに今回の討伐パーティとして紹介されたのは、アーロンによく似た彼の息子で問題児の王国騎士・ギルバート。腕は立つが厳めしい性格故に良くない噂も多く、他の仲間との衝突も絶えないが、透弥はギルバートが旅の中で見せる素顔を知っていくうちに、彼の本当の姿が見えてきて――? -
地方貴族の緑月は、父の自死に疑問を抱き“黒雀宮”の入宮を志願する。黒雀宮とは皇太子のための宮で、覚えがめでたい者は貴族の最高位である“比翼”の座を手に入れることができる。緑月はその地位と権力があれば、父の死の真相を明らかにするための再調査ができると信じていた。しかし黒雀宮では、時として皇太子の夜伽の相手も務めなくてはならない。また、次期帝であり皇太子の静鷹は、人の上に立つべくして生まれてきた人物だが、他人には心を許さず、懐に入れるのはごくわずかな身内だけだという。それでも緑月はその性質が気に入られたのか、無事入宮を果たし、黒雀宮ではただひとり、静鷹の寵愛を一心に受けることになった。しかし、静鷹が緑月を特別に扱う行動には、実はある思惑があり・・・?
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騎士団入団のためのトーナメント戦の日、襲われかけたルカは、助けてくれた第二皇子のために、汚れ仕事を請け負う闇の騎士となる。命ぜられるまま第一皇子を暗殺したルカは、第二皇子に殺されたが、目覚めると、あのトーナメント戦の日に回帰していた。第二皇子に会わぬよう逃げるルカは、皇帝直属の白騎士団団長で唯一のソードマスター・リュシオンと出会う。リュシオンの側仕えとしてソードマスターの修業することになったルカは……!?
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父の影響で声楽家を志す音大生の望月智基は突然、目標としていた尊敬する父を事故で亡くしてしまう。次のコンクールに向けた練習で壁にぶつかっていた智基は、それ以来スランプに陥ってしまった。
ある日智基は気分転換にと、父に連れていってもらった宮神山の志乃川渓流を訪れる。幼い頃に二人で溺れかけて以来足を運ぶことはなくなっていたが、父と共に過ごし、声楽を好きになった思い出のある場所だ。そこで父がくれた歌を口ずさんでいた智基だが、突如「志乃川を司る神だ」と名乗る龍に出会う。自然と共に生きてきたその龍は、人間がどのような生き物か、共に生きていく価値があるかを知りたいと、溺れた幼い智基の命を救った対価に同居生活を申し込む。
“志乃”と名を付けた、世間知らずな龍神様に最初のうちは振り回されてばかりいたが、次第に志乃の純粋で真摯な姿に智基の心は奪われていき・・・? -
華奢な身体に長くきらめく金髪と紫の瞳を持つ18歳の若く美しいユリウスは、亡き父母に代わり自分を育ててくれた祖父王から、1000年の歴史を持つヴェステルルンド王国48代目国王の座を譲られたばかり。
個人の才能に重きを置き、質素倹約に努める、といった祖父王の教えもあり、自分が美形だという自覚もなく、着飾ったり権力を振りかざしたりすることにも興味を持たず、民の暮らしを大切に思う心優しいユリウスは、いまだ女性に恋をしたこともない初心な一面も持っていた。
より国を良くしたいと思うユリウスは、建国からまだ15年の新興国ではあるものの、強大な力を持つアフティオ王国と仲を深め国交を結ぶことを決意する。
そのため、自分と同じく、初代である父王から代替わりしたばかりという29歳の荒々しく剛腕な王・アルマンドを招待することに。
かくして、はじめて顔を合わせた国王ふたり・・・・・・、若く美しいユリウスと、屈強で豪胆なアルマンド。なんと二人は、それぞれ自分とは真逆の魅力を強く感じ、一目惚れをし合うが・・・・・・!? -
大陸を旅して十年。伯父の訃報を受け王都へと戻った魔術師・アーベルは、王城魔術師団の一員として生活する傍ら、週末になると城下にある亡き伯父の屋敷のそばで暮らしている。ある週末、注文した覚えのない大量のピザが屋敷に届き万策尽きていたところ、城下を見回り中の騎士・クレーレと出会う。ふたりで過ごす時間を重ね、心には温かな期待も羽ばたき始めるが、失意のなか孤独な夜を数えるように生きているアーベルにとって、クレーレはどうしようもなく眩しい存在で・・・・・・。
由緒正しい生まれの騎士が孤独な魔術師のこころをとかす、種類の異なる魔術で満たされた世界での物語。 -
両親を亡くし、厳しい叔母と二人で暮らす大学生の蒼天は、バイト先のコンビニで必ずおにぎり一個だけを購入していく常連を「おにぎりさん」と呼んでいた。ある雨の日、落とし物をした蒼天は同じく探し物をしていた「おにぎりさん」と偶然鉢合わせる。傘や着替えを貸そうと気遣ってくれた言葉に甘え「おにぎりさん」こと前里の家を訪れてから交流が増えた二人。親しくしてもなぜか嫌われ、周囲から侮られることの多い蒼天は前里にだけは嫌われたくないと思うようになるが・・・・・・?
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戦国を舞台にした乙女ゲームにハマっていた旺介は推しに推していたキャラクター・八重の上司で悪代官の幸久に転生してしまう。こんなに間近で推し様のご尊顔を目にし声を耳にして、過剰な萌えの供給に旺介は胸いっぱい! 八重に奇異な目で見られるのもご褒美だと堪能しつつ、
旺介は死亡ルートを回避するために奔走。旺介の鮮やかな戦術に八重の見る目も変わり、馬に同乗してくれたりお姫様抱っこしたり。今までは八重を画面越しに見ているだけで幸せだったのに、一緒に過ごせば過ごすほど旺介の萌えと好きが止まらなくなって!? -
優秀な魔法使いが生まれるカーベリー家に生まれたノアは、一族きっての落ちこぼれ。
魔力が少ないながらも、なんとか一人前として認められた最初の任務は、多くの魔物が出現する「西の森」の守護だった。
「両親の反対を押し切って危険と隣り合わせの魔法使いになったからには、一族の名に恥じない仕事ぶりを発揮しなければ!」
そこでノアは、一族でも“天才”と称された魔法使いにしか契約できない獅子悪魔・クラン=カーティの召喚を試みるが、何故か逆にノアが魔界へ召喚され、彼の使い魔になってしまう。人間界に帰る方法を探すため、人間であることを隠しながら彼の従者として働き始めたが、魔力の少なさからことあるごとに周囲に迷惑をかけてばかり。そんなノアを、クラン=カーティは小言を漏らしながらも面倒を見てくれる。
次第にノアは彼が持つ優しさに心惹かれていくが、それは主従契約を結んだことで与えられる魔法の感情なのではないかと悩んでしまい・・・? -
父を亡くしたばかりの獣医学生・本宮瑠佳の元に、物腰やわらかな弁護士・久賀暁斗が訪ねて来る。暁斗は子供の頃に瑠佳の父と交流があったらしく、親身に寄り添い、深い悲しみと喪失感に沈む瑠佳を支えてくれた。いつしか瑠佳にとって暁斗は頼れる兄のような存在になっていったが、ある日、通り魔を取り押さえる暁斗の姿がワイドショーで報道される。それをきっかけに暁斗は世間から注目を浴び、その完璧な容姿から女性ファンがつくまでに。そんな暁斗と気軽に会うことができなくなったが、彼に依存していた自覚がある瑠佳は、自分を改めるいい機会だと思っていた。それでも、会えない時間が増すにつれ、家族を失ったような、大切な宝物を失ったような寂しさに溺れてしまい・・・・・・?
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人ならざるものを視るせいで忌避されて育った凪。唯一の味方だった祖母を亡くして久しく、明日の行方も見えないある時――馴染みの子狐たちに導かれて辿り着いたのは、現世と幽世の狭間に建つ宿屋《ゆわい》。その主である鬼・時雨に、幼い凪は命を救われたらしい。いきなり「伴侶に」と求められるが、時雨はひたすら凪を甘やかすばかりで・・・・・・?
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幼いころ両親を亡くした公爵のツェレンは、2歳年上でかつて先輩後輩の仲だった王家の次男・ディルの侍従として仕えている。真面目で勤勉なツェレンは、思慮深く頭脳明晰で眉目秀麗、剣術の腕も確かで、周囲に一目置かれ、王位にも相応しいと噂されるディルに対し、恋心と信奉が入り交じった想いを抱きながらも、心に秘め続けて側に仕えようとしていた。そんな中、兄である前王が急逝し、ディルが国王を継承することになり、ツェレンは、ディルが妻を娶り子を持って生きる姿を側で見続けるのはつらすぎて耐えられないと、侍従の職を辞そうと考え始める。そんな慌ただしい王位継承前夜、ディルを狙った何者かの謀略によって、ツェレンが記憶喪失になってしまい・・・・・・?
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奔放な恋人との恋に破れスランプに陥った人気小説家の唯織(いおり)は、ふと立ち寄ったビストロのブイヤベースの美味しさに感動し、ひととき創作の懊悩から解放される。以来その店を訪れるようになった唯織にシェフの凱(がい)は次々と唯織好みの料理を出すのだった。やがて店外でも会うようになった凱の穏やかで懐っこい接し方に前の恋には無かった安らぎを感じる唯織だが・・・・・・?
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神々を戴くカルデア王国。その北部の山脈に住む半獣民で黒狼のクロは、戦いの神を祀るニヌルタ神殿の主神官・エテルの守護獣に選ばれる。主神官は神殿において最も高位にあり、守護獣はその護衛役だが、
まだ身体が小さなクロは戦力外とみなされ、形式だけの守護獣に留まっていた。それでもクロは美しく有能な主君のため、必死に鍛錬を積み、少しでも認めてもらえるよう努力を重ねる。しかし、当のエテルは人との距離感が淡泊で、感情を表に出さず、クロにまったく関心を示さない。そればかりか「私の領域に踏み込んでくるな」と激しい拒絶を露わにされる。実はエテルには信頼していた守護獣を身代わりに喪った過去があるらしく・・・? -
きゅんカワ大学生の恵(20)の恋人・清名貴史(28)は超ハイスペック。
恵をいつも甘やかしてくれる彼に、『愛なんて存在しない』と言われてショックを受ける恵。
なりゆきで、『お尻だけでイく』という奇跡を起こしたら愛を信じる、と約束してもらうが・・・・・・うまくイけない!
何でも持っているのに寂しい彼に、甘くて幸せな奇跡を見せてあげたいのに――エッチなコメディ・・・・・・のようでいて、切ないラブストーリーをどうぞ! -
片想いしていた先輩♂が自分の姉と交際開始、傷心のソロキャンプに出掛けたナオは雷にうたれて絶命。エール王国で死んだはずの悪役令息アリステラに転生してしまう。竜公爵・イノセンシオだけがナオが転生者だと信じてくれるが、このままではナオは悪役令息として処刑されるしかない。選ばれた5人に転生者だと証明する期間は一カ月。禍々しい美少年だったアリステラがぽやぽやしたナオになり、甘いものを頬ばったり猫にまみれたり。後見人となったイノセンシオはそんな可愛すぎるナオへの溺愛が止まらなくて!?
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雪原は一族の取り決めで妖・白鷹のもとへ嫁ぐことになり憂鬱だった。白鷹もまた、雪原は行きつけのレストランのシェフが好きなのだろうと心苦しく思っていた。婚礼の夜、花の精に呪いをかけられ発情した雪原を鎮めるため白鷹はやむなく彼を抱く。「百回精を注がれないうちは毎日発情する」呪いに翻弄されながらも、次第に距離を縮めるふたりは?
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子役出身で現在は手応えのないオーディションや配信者の真似事ばかり。儘ならぬ日々に自暴自棄になりかけていた宙だったが、ずっと憧れてきた舞台俳優・佐神の事務所へ引き抜かれることに。宙を《原石》だと情熱的な瞳で語る佐神は、適切な環境とレッスンを与え、努力が真っ当に報われる場を整え、なにより「愛されること」を手ずから教えて・・・・・・?
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ラギエ家の使用人ノエルは奔放だけど輝くような美貌の主人・エドゥアールから突然「父が失脚した」と告げられる。ラギエ家は取り潰しで、自分には身分も金もないけれど一緒にいてくれるか? と問われノエルは一も二もなく頷いた。子供の頃拾われ、周囲のいじめなどからも守ってくれた優しくて美しいエドゥアール。主人と従者の枠を越えいつしかノエルはエドゥアールにすべてを捧げていた。もちろん、奔放な遊び人のエドゥアールに相手にされてないのは分かった上での誰にも秘密の想いだったが。そのエドゥアールから逃避行の道中は恋人のふりをしようと言われ、どうせ気まぐれだと話に乗ったけど――。
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“犬”は、強大な力を持つ“騎士”を唯一の主人とし、その命令にのみ服従する。共に戦場を駆けるだけでなく、力と引き換えに理性を失う騎士を官能的な身体で現実へと引き戻すのも“犬”の務め――そう言い伝えられたのは過去の話。今や富裕層の愛玩犬としてかわいがられる存在となった“犬”であるロアは、この国で最強の“騎士”と謳われた、アドルファスの飼い犬となる日を夢見てきた。だがひょんなことからアドルファスに仕えることができたものの、彼は忠僕のロアを躾ける気がないらしい。それどころかロアは式典までの仮初めの犬で、それが終われば送り返すと言うのだ。「ご主人様の正式な“犬”になれるよう、必ず僕の実力を証明してみせます・・・!」一途に奮闘するロアだったが、期限が迫るなかアドルファスが仕える国王の目に留まってしまい・・・?
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未来を先読みする“予言者”として尊敬を集める美貌の薬師ルカ。実は25歳になると命を落とし、再び同じ世界に生まれなおすという不思議な生を生きていた。そんな人生も7回目となったある日、街で赤毛の青年騎士を助けたルカは、それが王弟ウィルフレッドであると知って慌てて逃げだすことに。なぜならウィルフレッドは、毎回ルカの死の遠因となる存在だったのだ。
ところがウィルフレッドは「予言者として力を貸してほしい」と強引にルカを城に招き、やがて熱情を向けてくるようになり・・・!? 死を回避するには愛する者と離れなければならない――。王弟殿下×孤独な予言者、運命の生きなおしファンタジーBL!
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