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人間と妖怪が共に暮らす地――幻想郷。その非常識の存在として、不死身たる人間・藤原妹紅は終わることも終えることもできない永遠の生を過ごしていた。
　その日は確かに具合が悪く、自慢の炎を生み出すことも出来なかった。だが寝れば治る、治らぬ道理はない……そんな不死身の希望的観測は、千余年の時を経て初めて打ち壊される。
　私の体はどうなった？
　もしかして私は死ぬのでは？
　永い間忘れていた死への恐怖に為す術もなく翻弄される妹紅。その姿は幾多の妖を屠り、里の人間から頼られるようになったそれとは程遠かったーー。

少女たちが抱く『最も恐ろしいもの』をテーマにした、各巻完結型東方Project二次小説・幻想少女恐怖シリーズ第１弾。

収録作品1『お前に剃らせる毛などないっ』20歳美容専門学生×42歳美容師

大和は困惑していた。どうして、なぜ、閉店後の自分の店で、俺は二十歳以上も年下の男に剥き出しの股間を覗き込まれている？
ゲイで美容師の大和は、恋人と別れて久しい。そろそろ次の出会いをと、陰毛の手入れをするべくパンツを下ろした時だった。店にやって来たのは、赤ん坊の頃から知っている、瞬。近所に住む美容専門学生。
見られたと焦る大和を尻目に、瞬はごくりと喉を鳴らした。
「ねえ、大和。俺が……剃ってあげようか？」
店のスタッフルームを私用で使おうとしたことを激しく後悔する大和だったが……。

　「海外だと、ここの毛は剃るのが普通なんでしょ？」
　「いやここ日本だし」

二十歳の美容専門学生×四十二歳美容師おじさん、剃毛を巡る攻防の行方は果たして――♥

収録作品2『一方、その頃 ～Bar 絵里奈にて～』ゲイバーママ×アラフォーリーマン

ある晩店にやってきたのは、スーツ姿の美人リーマン。四十路目前とは思えない初心さに、つい手を出してしまったママのエリナ（本名：鷲尾玄治）だけど――？

　「この可愛いお口で、アタシの×××……咥えてみせて？」
　「はい……っ」

フェラ＆イラマに言葉責め、汁だくアグレッシブ・エロ♥

吉室道治は、朽木神社本社に権禰宜として籍を置く朽木流の方術師。特殊な環境や仕事の中でもそつなく波風立てず毎日を過ごしていた彼だったが、短期海外派遣先のロンドンで起きた事件をきっかけにその毎日が微妙にかつ確実に変化していく。そして帰国後のとある任務中、山狩りを担当していた吉室に予期せぬ事態が起き――　AxiaBridgeのCOMITIA115新刊は、Sorcerer’s Recordsシリーズ・シーズン３の初作品にして完全新作！今度の主人公は朽木の異端児だ！！