『ライトノベル(ラノベ)、ホラー、ダイレクト出版』の電子書籍一覧
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その少女は、死という終わりを欲していたはずだった
人間と妖怪が共に暮らす地――幻想郷。その非常識の存在として、不死身たる人間・藤原妹紅は終わることも終えることもできない永遠の生を過ごしていた。
その日は確かに具合が悪く、自慢の炎を生み出すことも出来なかった。だが寝れば治る、治らぬ道理はない……そんな不死身の希望的観測は、千余年の時を経て初めて打ち壊される。
私の体はどうなった?
もしかして私は死ぬのでは?
永い間忘れていた死への恐怖に為す術もなく翻弄される妹紅。その姿は幾多の妖を屠り、里の人間から頼られるようになったそれとは程遠かったーー。
少女たちが抱く『最も恐ろしいもの』をテーマにした、各巻完結型東方Project二次小説・幻想少女恐怖シリーズ第1弾。 -
ある日、宝物探しでルナチャイルドが見つけた『黒い触手のようなものが巻き付いている銀の原石』。
気に入ったそれを持ち帰った翌日、彼女は自室で『てるてる坊主ごっこ』をしているところを発見された。
そこから三月精たちに不幸が連鎖していき……
毎日が日曜日な彼女たちに訪れる特別な日曜日を描く短編ホラー -
カラス大量死の謎を探れ!拝み屋の孫×霊姦体質のバディが学園の怨霊に挑む
性的な意味で悪霊に付け狙われる霊姦体質の高校生・烏丸理一(からすま・りいち)。
彼が通う篠塚高校は別名鳥葬学園とも呼ばれ、鳥が窓ガラスに衝突する事故が絶えなかった。
夏休みを目前に控えたある日、理一は男子トイレの個室で学校一の変人・茶倉練(ちゃくら・れん)に遭遇。彼に貸してもらった数珠の力で悪霊の撃退に成功する。
ところが茶倉は拝み屋の孫で、カラスの死骸を集めているらしい。理一は数珠を返そうと茶倉をストーキングするうちに、鳥葬学園に纏わる陰惨な真実を知ることになり……。
拝み屋の孫な関西弁守銭奴×ヘタレ流され受け高校生の学園ホラーBL。
表紙:麩湯(@chestnut_sigure)様
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ワンルームで幽霊と同居。
事故物件クリーナーの小林 至(こばやし・いたる)の仕事は、自殺・事件・事故など、変死があった部屋に入って履歴をクリーンにすることだ。
告知義務は次の入居者に限る。
二人目以降は発生しない。
そんな抜け道を逆手にとり203号室に転がり込んだ至は初日から超常現象に遭うのだが、盛り塩を代用した味の素で「よろしく」と書いたり、パンダの赤ちゃんのもふもふ日干し動画を見たがったりと、なんだかこの幽霊変わっていて……?
ヒューマンドラマ+コメディ。
表紙:横(@Bh1h1J )様
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呪われた灰色の城で、あなたは悲劇に誘う囁きを聞く
灰色城綺譚は、呪われた城館を舞台としたゴシックホラー&ファンタジーTRPGです。
誰からともなく「灰色城」と呼ばれるそれらの城や館は、それ自体が悪意を持ち、そこに集う人々に〈囁き〉を投げかけます。
〈囁き〉は隠された本心を暴き、あるいは思いもしなかったような情念や欲望を植え付け、悲劇と破滅の待つ方へと誘うでしょう。
登場人物達は、〈囁き〉を受け入れることも拒むこともできます。灰色城の物語はハッピーエンドに終わるとは限りません――むしろ、そうならないことのほうが多いでしょう。
怪奇と幻想、悲劇と破滅、死と再生。そんな陰鬱なゴシックの物語を楽しめます。
本書はTRPG『灰色城綺譚』のルールブックです。
〇収録内容
・ゲームルール
・世界設定
・リプレイ1本
・シナリオ4本
・コンポーネント類
※ゲームに必要なコンポーネント類はかりかりうめのホームページでも配布しております。
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高校三年生の時突然姿を消した友人・和貴を、太一は八年間待ち続けていた。
ある日高校の同級生だった秦野省吾が、太一の家を訪れる。
「俺に手を貸してくれないか」という秦野の提案を受け入れ、太一は自らの持つちからを使うことになった。
『ちから』は死に瀕した人々の、命の最期の想いを再現するものだった。
―本文よりー
亡くなったひとたちの記憶を追体験するごとに、僕はある奇妙な欲望が自分のうちにあることに気づいた。
それは生きている自分をなげうって、死んだ彼らになり代わりたいという欲望だった。
死をもって完結するには、あまりにも短い人生だったと思われる、そんなひとたちになり代わりたいと願った。
それほどまでに彼らの生の瞬間は鮮やかで、僕を恍惚とさせる光彩を放っていた。
やがて止まっていた時計が動き出すように、太一の周囲に様々な出来事が起こり始める。
前作「十三夜」は、和貴と太一の出会いから別れまでを綴ったものでした。
「十六夜」はその後日譚となります。前作と併せて読んでいただけると嬉しいです。 -
引っ越し先は地元民から忌地と呼ばれる、以前からワケありの地?
父の念願、一戸建ての住宅が完成し、引っ越してきた片倉一家。その一人娘のクミコ(匠美子)は、その新居に不審な気配を感じた。高台の住宅地だが、周囲には片倉家のほかにほとんど家はなく、交通機関も日に何本もないバスくらい。父はこれから発展していくというが……。クミコは転校した学校でクラスの世話役でオカルト好きなお珠さんと郷土史に強い塩崎先生から、片倉家の土地はが周辺から忌地と呼ばれる不浄の地だと知らされる。そして、クミコは母の奇行に始まり、クミコの前には外国人兄妹の腐乱死体幽霊を目撃。情緒欠乏症を自認するクミコは平然を装うが、さらに翌日、帰宅したところを前日の兄妹の幽霊に家には入るなと警告される。幽霊の言葉を無視したクミコだったが、なにかに憑かれた母に襲われる。 -
女子高生のみつきは満員の通学電車で押し倒したホームレスに呪われた!? みつきの身体から臭気と垢と虫が這い出す!
高校生のみつきは電車通学で、その日は寝坊していつもよりもひどい混雑に巻き込まれた。だが、みつきが揉み合う人の中から押し出されたのは、車内にぽっかりと空いていた空間。その中心の席には強烈な異臭を放つホームレスが座っていた。押されてホームレスにどんどん接近させられていくみつき。次の駅に着いたとき、下車する人並みの混乱の中、みつきは通学カバンでホームレスを押し倒してしまった。そのまま動かなくなるホームレス。だが、みつきはその場を立ち去った。学校に着いたみつきだが、眼窩や口からゴキブリが這い出し、異臭がし始める。フケや垢が浮かび、体中が痒くてたまらなくなる。早退したみつきに托鉢僧が声をかけてきた。この慈現坊はみつきを救えるのか。 -
鬼対人間どっちが強いのか!
その夜は、月が血のように真っ赤に滾っていた。風は無く、夏だというのに、空気は妙に冷たく感じられた。空は赤い月明かりで照らされて、真っ赤な雲で覆われていた。血の色のような赤が、空一面ににじんでいた。草原に虫も鳴かず、田んぼにも畑にも、森にも土や植物の臭いすらなく、用水路に流れる水の音も聞こえなかった。上空にも風がないのか、雲の動きも見ることが出来なかった。音も無く、ただ漫然と時間だけが過ぎて行く。いや、その時間さえも止まっているようであった。赤い月明かりに照らされた建物や木々の影は、赤黒く見えていた。ねっとりとした密度で、その場の空気が淀んでいる。そんな空間に、少しばかり場違いとも思える声が、辺りに響いた。「こんな時は鬼が出るぞ!」どこからともなく現れた老人が、真っ赤に照らされて血に染まったように見える身体をよじりながら、ゆっくりと月を見上げる。誰に言ったのか、誰も居ないその場所で、独り言だったのか、それを聞きつけた者が居た。これもまた、どこからともなく現れて、老人の3メートルほど後ろに立つ若者の姿があった。 -
元いじめられっこの戦いが今!始まる!
わたしは子供の頃から周りの人々に変わってるって言われ続けている。どこが、どの辺が変わっているのか自分ではわからないから、人に尋ねてまわった事もある。そういう所が変わっているんだよって言われたが、どういう所だよって、一向にわからなかった。わたしはたいていの時間1人で過ごしていた。本を読んでいる事が多かったが、ボッとしてラジオやテレビに見入っている時もあった。一緒に遊んでくれる友達も居たが、あまり多くは無かった。虐められていた時もある。女だてらに反発して、青あざをこしらえて帰ったこともあった。何が人と違っているのだろうって、いつも思っていた。どうして自分が、どうして自分だけがって思って、でも家には財力もなくて、ぐれることも出来なかった。ぐれて暴れ回るのは、中流以上の特権だって、いつも思っていた。わたしを虐めていた同級生達も、皆、お店の子だったり、収入の多い家の子が多かった。わたしが反発したら、わたしの身体が大きいものだから、5人がかりで押さえつけられて、反対に青あざを作る羽目になった。自分の身体が大きいのは別に気にならなかった。むしろ虐めてくる奴らに抵抗できる武器だと思っていた。わたしはいつか奴らを殺してやろうと、ポケットにはカッターナイフを持ち歩き、空手の道場へ通い、身体を鍛えていた。それが中学の卒業まで続いた。 -
中学二年の夏、肝試しの最中に親友の道哉が祠に飲みこまれてしまった
その肝試しは俺と亥春が言いだしたために、悪ガキだった俺たちは村八分にされ、ついには引っ越すことになった。
そんななか、雑誌記者の矢田瑠璃子が落ちこんでいる俺と亥春を連れまわして事件の謎に迫った。
そしてついに、『安寿と厨子王』にまつわる呪いが判明したんだ。
……だけど、この事件はその後に続く『一寸法師』『竹取物語』そして『浦島太郎』に隠された壮大な計画の序章にすぎなかったんだ……。
ちょっとホラー&おとぎ話ミステリー&昭和の青春ストーリー。 -
オムニバス形式で、さくさく読めるゆるふわオカルトミステリー
下町の空気を色濃く残す町「文郷町」を舞台に、
「オカルトハンター」を自称する少年、扶奏 勇太郎がオカルティックな事件を追う
そんな勇太郎を支えるのは、「隣人」と名乗る不思議な少女達
収録エピソード
1.文郷町のテケテケ
文郷町を震撼させた通り魔事件、現場となった六丁目の裏坂では
事件以降に、テケテケが出るという噂が流れていた
ある日、勇太郎に「テケテケに呪いを掛けられた」という相談が舞い込む
2.文郷町の合わせ鏡の悪魔
片想いを続けていた少女は、「合わせ鏡の悪魔」のおまじないで
無事告白に成功した
しかし現れた悪魔に代償として魂を要求されてしまう
彼女は藁をも掴む思いで、オカルトハンターの勇太郎に泣き付くが……
本書は『文郷町の奇特な隣人 1~6+』から、ふたつのエピソード
・文郷町のテケテケ
・文郷町の合わせ鏡の悪魔
を抜粋・収録したものです。重複購入にご注意ください
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いきなり何の前触れもなく、この建物に連れてこられた多くの人々。
青年・霧雨 颯(22)もその中の一人にすぎなかった。
「どうして皆、靴を履いていないんだ?」
疑問だらけのこの環境。
そこで遭遇した一人の女性・・・
大貫 朔夜(20)との出会いが、その後の運命を大きく左右・・・するのか!? -
吸血鬼VS吸血鬼
神代の時代より、相反する二つの吸血鬼族がいた。『忌の一族』と『日の一族』である。
忌の一族は、夜の下を活動する不死身の吸血鬼で、日の一族は、忌の一族を滅す力を持ち、日の下を歩くことが出来る半吸血鬼一族である。二つの種族は長い間争い、一族の存亡をかけて長い闘争を繰り広げてきた。
日の一族の忌狩役『周王慶譲』とパートナーの『龍王寺北辰』は、忌の一族の吸血鬼『蔵摩葬玄』の討伐と『藤神比奈子』の護衛を命ぜられる。
蔵摩葬玄は、かつて日の一族と関わりが深い人間の一族、藤神家を襲撃し、比奈子の両親を惨殺、比奈子を誘拐した。その後、比奈子は救出されたが、血を啜られることなく、無傷だった。その際、葬玄は「十年後取り返しに来る」という言葉を残し、消え去った。そして十年後、葬玄は比奈子の夢に現れ、近々迎えに行く事を宣言した。
命運をかけた死闘が始まる。伝奇アクション開幕! -
この世界には多種多様な生物が住んでいる。
その中には普通の人間には視ることも触ることもできない生物がいる。
だが、稀にそんな生物のことを視ることが出来る人間たちがいる。彼ら視える人間達はその生物をこう呼んでいた。『アヤカシ』と。
アヤカシを引き寄せやすい体質の米田優斗は、アヤカシを封じることのできる友人の猿木に憑いたアヤカシを祓ってもらっていた。
ある日、米田は猿木から『白い大蛇』のアヤカシの話を聞く。
別の日、小説家となった米田は出版社が開くパーティーに参加していた。
そこに刃物を持った男が乱入する。他の参加者を庇う米田だったが、犯人に殺されそうになる。
その時、米田の目の前に『白い大蛇』のアヤカシが姿を現した。
アヤカシによる死者が出る中、米田と友人である猿木は事件の真相に迫っていく。 -
明治時代の帝都を舞台に、文豪国木田独歩が怪奇に挑む
文明開化と共に怪奇現象が多発するようになった明治時代の帝都。
若き作家にして編集者、国木田独歩は親友である田山花袋と共に、帝都の怪奇事件を調査しはじめるが――。
準備号では短編『獄中の告白者』編と簡単な設定資料を掲載。
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