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『ライトノベル(ラノベ)、TL、1円~、0~10冊、読み放題 MAXコース』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全334件

  • 330(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    羽鳥紘
    イラスト:
    白皙
    レーベル: DIANA文庫
    出版社: 天海社

    王女レオーネは、敵国から「金獅子」と恐れられるほどの勇猛な将軍。ある日、父王より結婚を命じられた相手は、なんと敵将ベルトルドで——

    精鋭の騎士団で知られる大国アルデーリアに生まれた王女レオーネは、敵国から「金獅子」と恐れられるほどの勇猛な将軍である。幼い頃からドレスを着て淑やかにしているよりも剣の修練に明け暮れる方が性に合っていた彼女は、他の姫たちが煌びやかな夜会へ出かけているときも、鎧をまとって戦地を駆けていた。レオーネ自身もまた、その生涯を剣に捧げるものと思っていた。
    ある日レオーネのもとに、熾烈な戦いを続けていた魔法大国ゼルジオスとの停戦の報せが舞い込む。今までさんざん自分を苦しめてきた敵国とはいえ、宿敵が急に目の前から消えてしまったことに戸惑うレオーネ。そんなレオーネが、父王より「結婚せよ」と命じられた相手は、敵将ベルトルドだった。戦場で幾度となく剣を交えた好敵手であり、今や国家存亡の危機にあるゼルジオスをたったひとりで支えている元帥であった。
  • 漫画世界に転生した10歳のヒロイン(元会社員)と、27歳母(元女子高校生)。王太子と結婚すると悪役のお母様は死んでしまう……!?

    馬車の事故で前世が32歳の会社員であることを思い出したカンデル子爵の娘、10歳のコゼット。実母マリーンからは虐待に近い扱いを受けていたのだが、事故の後、そんな母親の様子がおかしい。「コゼットたーん!」と突如溺愛してくる母に戸惑いしかない。不審に思い母のベッド下にあった日記を見ると、なんと母も転生者で同じ事故で記憶を取り戻したのだと知る。しかもマリーンの前世は17歳の女子高校生だった! 日記によると、ここは彼女が愛読する漫画に描かれた世界。聖女コゼットがヤンデレ王太子クリスと結婚すると、悪役母マリーンは処刑されてしまうらしい。「死にたくない!」とコゼットを溺愛してくるマリーンだが、やることなすことポンコツすぎて、何度もコゼットに死亡フラグが立ちまくる! 「だめだ、この母親、ポンコツすぎる……!」 ポンコツ母としっかり娘、そして時々ヤンデレ王太子の、溺愛・執着ラブコメディ。
  • あなたはいつも窮地に来てくれる。まるで物語に出てくる騎士のようだ。守られるお姫様というのもなかなか悪くない——

    アルデーリア王国の王女レオーネは、敵国ゼルジオスに嫁いでから一年。かつて好敵手でもあった夫のベルトルド元帥との新婚生活は、“金獅子レオ将軍”の異名を取った戦場とは勝手が違うことばかり。ベルトルドとも心は通じているのに、なかなか距離が縮まらない。そんななか、辺境の地に世界一と噂される策士が隠遁しており、ゼルジオス復興の秘策を授けてくれるかもしれない、との情報が舞い込んできた。レオーネはベルトルドとともにお忍びで策士を探す旅に。野盗の跋扈する平原を抜け、やっとのことで探し当てたのは天才策士フェイ。だが彼は、レオーネらの相談に耳を貸そうとしない。あげくのはてに、彼はレオーネに「私のものになって下さるなら、ゼルジオスに行きましょう」とレオーネに迫るくせ者だった——
  • ただいま。エミィ、今日もかわいいね。愛してるよ——旦那様が帰ってきた。でも、わたしたち、離婚したはずですよね?

    ただいま。エミィ、今日もかわいいね。愛してるよ——旦那様が帰ってきた。でも、わたしたち、離婚したはずですよね?
    あなたは今朝、離婚の手続きをすると言って出ていきました。あなたは今朝、「いままでありがとう、どうか元気で」とわたしに別れを告げて出ていきました……よね? わたしたちは本当の夫婦になれなかった。だってあなたの心にはずっとあの聖女様がいて……。清い関係のまま過ぎていったこの2年。兄が出場していた闘技大会で偶然出会った旦那様は、氷の公爵家の跡取りで、騎士団の副長。水の男爵家に生まれたわたしとは家柄も、使える石の能力も違いすぎました。そしてわたしたちは、離婚した……はずなのに、なんなの、旦那様のこの溺愛っぷりは……?
  • 「小春さん、気持ちいいですか?」——自分を裏切った元カレとは比べものにならないほど、ワンコ系後輩は凄くて……!

    大手飲料メーカーに勤める27歳の雛沢小春は、同じ営業部の榎並と交際しつつ、仕事にまい進する日々を送っていた。ある日小春は、NYからやってきた新人の教育係を命じられる。柑橘系の爽やかな香りをまとう、25歳の黒髪イケメン・九条凱。歓迎会の帰り、小春が凱とともに歩いていると、彼氏の榎並がお嬢様風の女性とキスし、ホテルに入るところを目撃してしまう。それは紛れもない浮気現場だった。ショックのあまり酒をあおり、酔いつぶれて寝てしまった小春を凱は自分のマンションで寝かせることに。
    翌朝、後輩の凱に迷惑をかけて情けないと落ち込む小春に、凱は真っすぐな瞳で「俺ならあなたを大切にしますよ」と伝える。信じていた榎並に裏切られて悔しいと泣く小春を、静かに受け止めてくれる凱。そして、優しく抱きしめられ、今まで経験したことのないようなキスをされる……。身も心も甘々に愛された小春は……!?
  • 手を差し出されて、彼と手を繋ぐ。どこにでもいる普通の恋人に見えるだろう。獣人とその番であることを除けば——

    国土防衛隊東方防衛師団の支援課に勤務する泉は、3年来の付き合いの恋人から、結婚を機に退団を迫られている。国土防衛隊で働く女性に対する世間の目が冷たいことを、泉自身もよくわかっていた。だが、天涯孤独の身で学術院への進学を断念せざるを得なかった泉にとって、これほど安定した職業はない。ようやく気持ちに整理がついたものの、時すでに遅し。ついに恋人から別れを切り出されてしまうのだった。そんな失意の泉に寄り添ってくれたのは、3年前に東方防衛師団に着任した司令補佐官の司狼。彼が着任してからというもの、ネガティブイメージの強い支援課の女性たちも働きやすくなってきている。そんな彼から食事に誘われた泉は、その席で好きだと告白を受ける。恋人と別れたばかりで戸惑う泉に、彼はこう告げた。俺は、獣人だ。そして君は俺の番なんだ——
  • シルヴェストルは私の番なんかじゃない!ルシェリアの脳裏には不幸な最期を迎えた彼女の見ていた光景がよみがえり——

    「いったいどういうことでしょうか。お父様?」
    突然、たった数日の猶予しか与えられぬ状況で最上級のもてなしの準備をせよ、と父オーレリアンに命じられたルシェリア。領主一族の直系の者がもてなさなければならない相手とは誰なのか。嫌な予感がしたルシェリアが尋ねると、相手は龍帝陛下だとオーレリアンは重い口を開いた。このラザラスを治める龍帝陛下。だが、彼の名前を聞いたルシェリアの脳裏には嫌悪感がよぎる。彼女には、龍帝の番として生き、そして不幸な最期を迎えた前世の記憶があった——。
  • 616(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    榎木ユウ
    イラスト:
    桜之こまこ
    レーベル: DIANA文庫
    出版社: 天海社

    “良いこと”を思いついたわ—— 今度は何ですか! 悪役令嬢などと仰らぬよう……と言っているそばから、国外追放ですって?

    ポンコツすぎる悪役令嬢・ベアトリクスと、そんな彼女を“鳥かご”に閉じ込めようとする第二王子・シモン。すったもんだの末、いよいよ結婚式を迎えることに。国中が祝賀ムードに沸く中、突如として現れたリテルシア辺境伯から結婚の異議申し立てを受けたベアトリクス。なんと、いじめと殺人未遂の容疑がかけられていると告発されたのである。そして証言者であり当事者でもあるという辺境伯の娘・フレールの涙ながらの訴えを受け、ベアトリクスはとうとう王城の奥の塔に幽閉されてしまう。ハラハラしながら事態を見守る侍女・マーガレットを傍目に、相変わらず“良いこと”を思いつくベアトリクス。今度の“良いこと”とは、国外追放。そこに駆けつけたのは、ベアトリクスの専属秘書官・セシリアだった——。ベアトリクスとセシリア+αの旅が始まる……
  • 獣人との戦争に敗れた人間の国の王女のルーシェ。城に攻め込んで来た獣人の国の王ラウルは、彼女を「白の乙女」と呼び、国民の命を救うことを条件にルーシェをさらっていく。どんな残虐な方法で殺されるのか犯されるのかと怯えるルーシェを、ラウルは意外にも包み込むように溺愛する。体は大きく恐ろしいが優しいラウルに次第に心惹かれていくルーシェだったが、ラウルが浮気しているという疑惑が浮かぶ。しかも、ラウルはそれを否定せず、お前のためだと言われてしまい……。獣人と人間、種族の違う二人がさまざまな試練を乗り超えて、真実の愛を手に入れるまでを描くドラマティックなラブストーリー。
  • 「経験豊富な派手目の美人」。それが周囲の、亜梨沙への評価だった。本当の亜梨沙はストイックに体を鍛える毎日で、男性経験なんて皆無なのに……いや、皆無だったはずだった。とある悩みに耐えきれず、逃げるようにお酒に溺れた翌日、亜梨沙は処女を失っていたのだ!? 隣に眠る男性は当然見覚えがなく、パニックに陥りその場から逃げ出した亜梨沙だったが、偶然彼――及川樹と再開してしまい……!? 「……男を煽って、……どうなるか、分かってるんだろうな?」。出会った夜のことを、亜梨沙は覚えていない。しかし、一緒に過ごす時間があまりにも楽しくて亜梨沙はどんどん惹かれていって――!?
  • ゴシックホラー小説の世界に転生したシャルロット。非業の死を逃れようと画策するが、王子の登場でシナリオ通りに進まなくなり…

    童話『青髭』をモチーフにした少女向けゴシックホラー恋愛小説の世界に転生してしまった侯爵令嬢のシャルロット。物語通りに進めば、青髭公爵の最初の妻となる自分は殺されてしまう。まだ本格的にストーリーがはじまる前に気づいたシャルロットは、非業の死から逃れようと画策をはじめる。姉に駆け落ちを焚きつけ、婚約相手の公爵から引き離す。姉が恋焦がれる田舎騎士と結婚してくれれば、姉もシャルロットも助かるのだ。だが、本作のヒーローであり、公爵と姉との婚姻を何としてでも成し遂げたいアンリ王子が登場すると、事態はシャルロットの望むシナリオとズレが生じていく。姉の行方を追うため、アンリ王子の馬車に同乗させられるシャルロット。途中、気分が悪くなったシャルロットは、自分だけ下車して王子を先に行かせようとするが、王子はシャルロットを一人で放っておくわけにはいかないと、一行ともども休憩させることに。宿をとり、「気分が悪いなら、呼吸を楽にしなければいけない」とシャルロットのコルセットを緩めていき……
  • あなたが欲しい。欲しくて欲しくてたまらない。あなたは僕のもの……そして僕もあなただけのものだよ、レディ——

    気位が高く歯に衣着せぬ物言いで『ワガママ令嬢』とあだ名されている伯爵令嬢のアリエラ。その婚約者が令嬢たちから絶大な人気を誇る近衛騎士団の団長補佐・ザカリ—とくれば、アリエラは今宵の夜会でも聞えよがしな悪口の的。バルコニーの下から聞こえる陰口など全く意にも介ささないアリエラだったが、それがザカリ—の浮気現場であり、お相手の令嬢がザカリ—に婚約破棄まで進言しているとなれば、さすがに平静ではいられない。思わずバルコニーから身を乗り出し、バランスを崩して倒れそうになったアリエラを咄嗟に助けたのは、絵画から抜け出てきたかの如く幻想的な美貌の男性。だが彼の甘すぎる言葉に、アリエラは鼻白むばかり。エセルバートと名乗った彼の正体は、放蕩が過ぎて公爵家を追い出された遊び人。一計を案じたアリエラは、エセルバートとともにホールに戻って、衆人環視のなか「真実の愛」を見つけたとザカリ—に婚約破棄を告げるのだった——
  • 獣のようにがっついて、意地悪な言葉で煽って、泣くまで快感で責め、許しを請うてもやめずに凶悪な愉悦でいじめ抜いてほしい——

    IT企業『KICKアプリケーション』でシステムエンジニアとして働く落合果穂。
    ひょんなことから、入社当時からの憧れの上司、そしてCTOでもある黒澤千尋と恋人関係になった。
    周囲から仕事の鬼と称され、職場では容赦無くダメ出しの嵐を浴びせてくる黒澤も、プライベートでは果穂を大切にしてくれる。嬉しいし、幸せだし、不満などない。
    それは間違いなく本心だ。……けれど彼女には恋人には絶対に言えない悩みがある。
    それは————。
    「辛くてもキツくてもいいの。乱暴でいいの。私……もっとドSに責めてほしいんですっ!」
  • 黒髪・黒瞳の美しい子を授かったアルマローゼ。愛を誓い合ったクロードは消息不明。のちに現れた彼の兄から弟の死を告げられ——

    両親亡きあと没落し、今では一人で花屋を営む元伯爵令嬢のアルマローゼ。ある日、隣国からの音楽留学生クロードと出会った瞬間に恋に落ちた。二人はクロードの国の家族からの返信すら待てずに、教会で式を挙げて神の前で愛を誓い合い、身も心もかたく結ばれる。ほどなく、クロードはトラブルを片づけるためにと、アルマローゼのもとに戻ることを約束して、ひとり祖国に帰っていった。だが、妊娠したアルマローゼがそれを知らせようにも、クロードからの返事はない。やがて愛らしい男の子を授かっても、音信不通は続き、待てど暮らせどクロードが帰ってくることは、ついぞなかった。それから四年。三歳になった息子のロザリオと二人で暮らすアルマローゼは、クロードによく似た旅行者に出会う。 トビアスと名乗ったその青年は、偶然にもクロードの兄であった。そしてトビアスの口から、衝撃的な事実が語られ……。
  • 「あぁ。でも、火をつけたのは沙希だ」——狡い。沙希、と呼ぶのは部長ではなく、初恋をした彼だった。

    「聞いたら秘密は守って、必ず協力しろよ」
    近衛沙希は、兄の悠希に追い詰められていた。外では品行方正だが、沙希にとって悠希は無茶振りばかりしてくる暴君だ。そんな兄の頼みは、彼の幼なじみで沙希の上司である天ヶ瀬礼人に関することだった。容姿も性格も地位も申し分ないはずなのに、これまでお見合いに十連敗中の礼人。部署内でも「恋愛対象は男性なのでは?」という噂が立っていた。
    「沙希、お願いだ。礼人が女性に興味を持てるように協力してくれないか?」提示された報酬に釣られかけたものの、首を横に振る沙希だったが、怪しげな精力増強剤まで出し始めた兄を止めるため、私がやると言ってしまい……!?
  • 嘘だわ。リアム様は記憶を失ったと、嘘をついておられる。……でもなぜ?

    グリーンフィールド王国第二王子リアムは、ローレック侯爵令嬢ダイアナの幼なじみで婚約者。しかし、ここ四年の間リアムはダイアナと視線を合わせたことは数える程度しかなく、会話を楽しむこともない。二人でいる時間が苦痛で仕方ない、とでも言うように。少しでも仲を改善したいと望むダイアナは努力を重ねたものの、もう自分のことなどどうとも思っていないのだろう。そう思うくらい、彼の反応は手厳しい。悪化していくリアムの態度に心を痛めるダイアナを見かねて、兄のウィリアムから婚約破棄を考えてもいいと告げられたダイアナだが、それでもリアムへの想いはなかなか断ち切れずにいた。
    一方リアムは思春期をこじらせたまま、ダイアナに素直に接することが出来なくなってしまった自分に焦りを感じていたが……
  • 「もう我慢できない。お願い、ひどくしてほしいの」自分でも自分を止められない。リッカがそう頼むと、ラインハルトは——

    グレンデール帝国ハイランディの騎士団で副騎士団長を務めているリッカは、ちょっとしたアクシデントから、二歳年下の部下で「リッカの犬」と呼ばれるほど彼女を慕うラインハルト=グライバルと二人だけで遠征することになった。無事に任務を終わらせ、ラインハルトと飲み交わそうと酒場に出かけたリッカ。しかし、ラインハルトを待ちながら先に一杯始めたところで、不覚にも何者かに媚薬を盛られ、店を出た路地で男たちに襲われてしまう。
    意識が歪む中、にじり寄る男たちに抵抗しようと両手の拳に力を込めたリッカだったが、そのとき、背後から場を切り裂くような声がして……!?
  • 好きな人がいる。君には指一本触れない——初夜に響いた冷たい言葉。なのに、記憶を失くしたテオはあの頃のように優しくて……

    幼なじみのテオへの思慕をなかなか伝えられずにいたラシェル。だが成人したラシェルを結婚相手として望んだのは、よりにもよって、テオの兄・ファビアンだった。嫡子であるファビアンは、いずれアライス侯爵家を継ぐことになる。家のために、ラシェルは本心を明かせぬまま、それを了承した。だが、結婚をまぢかに控えた大雨の日、アライス侯爵とファビアンが土砂崩れに巻き込まれて急死する。結婚するならテオがよかった、そんな想いが二人を死に追いやってしまったのでは……と自責の念にかられるラシェルだったが、今度はアライス侯爵家を継ぐテオと結婚することに。素直に喜べないラシェルが初夜のベッドでテオから告げられたのは、「俺には好きな人がいる。だからラシェルには指一本触れない」という冷たい言葉。ラシェルは、これは罰なのだと黙ってそれを受け入れ、白い結婚生活を送っていた。そして1年後のある日、王宮での怪我がもとでテオは記憶を失くしてしまう。ラシェルが妻であると知らされたテオは、かつてのように優しく、そして体を求めてきて——
  • 突然の不調。産業医の涌井に仕事禁止を言い渡されたルミ。無視しても、しつこく追い回してくる……って、大迷惑なんですけど!

    DTIの本社ビルに勤務する樺島ルミは、総務課催事係の係長。出張もあれば、休日出勤もある。イベントの際は立ちっぱなしだし、あちこち走り回るが、体力には自信がある。大きなイベントを控えたある日、腰に激痛が走って息苦しさまで覚えたルミが医務室へ行くと、産業医の涌井からは貧血および尿路結石との見立て。このまま病院へ行くこと、水分補給、トイレ、食事の内容、休息……と事細かく指示してくる。あげく、「仕事禁止!」とまで宣告されてしまった。勝手なことを言わないで、こっちは忙しいのよ!と無視を決め込むルミだったが、涌井は所かまわず出没してルミにつきまとう。ある日食事に誘われたルミは、すっかり涌井の巧みな会話に乗せられ、つい年下彼氏に振られた時の話をしてしまった。そう、あの時のことが、ルミにとっての仕事の起爆剤だったのに——
  • 「ロズリーヌ。これからは……俺が君を死ぬほど甘やかしてあげる」これが、悪役を終え突如として訪れた溺愛生活の始まりだった。

    「アラン・アングラードは、ロズリーヌ・ベルジュに婚約破棄を言い渡す! 並びに、ひとりの令嬢を執拗にいじめ続けた罰として、お前を国外追放に処す!」
    ロズリーヌは、ずいぶん前からこうなることをわかっていた。ここは前世で読んだ小説の世界で、自分はその小説で“悪役令嬢”として登場するキャラクターだと把握していたからだ。ヒロインのジャネットが第二王子のアランとさまざまな困難を乗り越えて結ばれる物語。ロズリーヌはふたりの恋路を邪魔し、読者からのヘイトを買って、物語を盛り上げるためだけに存在していた。結果、ロズリーヌは悪行を重ねた罰として国外追放を言い渡されバッドエンド——。
    最初こそ運命に抗おうとしたロズリーヌだったが、シナリオ強制力のせいで強制的に悪役を演じ続けなくてはならなかった。そんな辛い日々がやっと終わる。ロズリーヌは待ち望んだ婚約破棄と国外追放を言い渡され、解放感でいっぱいだった。ここからは第二の人生の始まりだと。しかし、そんなロズリーヌを待っていたのは、婚約者として王宮に迎え入れたいというアースベル国のリオネル王太子からの手紙で——!?
  • 「私に触りたいなら 跪いて。早く」王太子フレデリクの胸倉を掴み上げた『堕ちた令嬢』ジゼルは、相手の耳元で妖艶に囁いて——

    「エモニエ公爵令嬢ジゼル・エモニエを、『改悛の塔』に幽閉することとする」
    愛を誓ったはずの王弟ベランジェに裏切られ、国王暗殺未遂の濡れ衣を着せられたジゼル。
    王位継承権第一位のフレデリク王太子は無能で、さらには子供返りをしていると言われており、ベランジェは自分が王位を継げるようにと、王家に次ぐ権力を持つエモニエ公爵家の一人娘・ジゼルへ協力を仰いでいた。そんなベランジェからの寵愛を手に入れるため、ジゼルはフレデリクを排除する計画に盲目的に協力してきた。
    ベランジェの狙いが国王であったこと、彼がジゼルを犯人に仕立て上げるために求婚してきたこと——なぜ気づけなかったのかと、ジゼルは改悛の塔の独房で悲嘆に暮れる。しかし、幽閉されて数日が経ったある日、最低限の使いの者以外は誰も訪れないはずの独房にフレデリクが現れて……!?
  • 「セラフィナ王女……あなたは永遠に私のものだ」暗い笑みを浮かべた男性の言葉にセラフィナは……!?

    王族の女性をひとり後宮に送れば、属国として認める——。国を攻め滅ぼされるか人質を差し出すかと迫る侵略王に対し、ノーラ王国は条件を呑むより他なく、当時八歳の王女であるセラフィナはレチノへと送られることになった。
    それから十年、後宮の中で無事に暮らしていたセラフィナの元にもついに王の褥へと招かれた証である組紐が届く。しかし、覚悟を決めて部屋を出ようとしたその時、轟音が響き侵略王に反乱する者たちの襲撃が始まった。後宮にも火の手が迫れば逃げるしかない。騒ぎは女性の悲鳴を交えて、確実に近付いていた。
    どうかこの瞬間にでも、ノーラの騎士たちが助けに来てほしい。強く願うセラフィナだったが、そこに突如として現れたのは闇だった。「これは……もしかして魔術なの……?」
    唖然として見つめるセラフィナの前で、その闇から出てきたのは黒いフードに全身を覆う漆黒のローブ姿の男性。消えていった闇と同じ色の髪の間から、眼鏡をかけた濃い青の目がセラフィナを見つめてきて——
  • 真面目OLの累は、ある日仕事帰りに偶然知り合ったイケメン・隼と食事をすることに。彼は弁護士秘書と名乗るも、実は警視庁の公安。ウブな彼女に惹かれた隼は自分の正体を隠したまま甘く迫ってくるが、過去のトラウマから恋愛に前向きになれない累は尻込みしてしまい……。そんな折、ひょんなことで刺傷事件に巻き込まれた累を、隼が救ってくれる。自分の身分を明かせないジレンマに抗いながら、「もう離さない。絶対に守るよ」と過保護なまでに溺愛してきて……。
    ※電子書籍限定書下ろし付き。
  • 側溝に嵌った玲衣を救ったのは勤務する病院の医師である西尾だった。醜態を広められないよう西尾に釘を刺す玲衣だったが…!?

    付き合って二年目の彼が自分の幼馴染と二股をかけていたことが判明し、彼をグーパンチで殴って別れることにした看護師の勧修寺玲衣。恋も友情も失った玲衣は、親友の経営するバーで愚痴をぶちまけた後、千鳥足で夕方の繁華街へ。
    歩き慣れた道のはずなのに、うっかり足を滑らせて着地した場所は側溝の中。すっぽり嵌ってしまい、抜けられそうにない。あたりには人通りもなく『終わった……』と、死すら覚悟した玲衣の耳に、なんと足音が聞こえてきた。
    必死に声を張り上げる玲衣にドン引きしながらも、救急車を読んでくれたその男は…。
    「え、誰……? あっ……、西尾先生。マジか……」
  • 貴族令嬢だったが、父が乗った船が遭難しすべての財産を失ったアンジェリカ。援助を申し出てくれた王子・レイモンドと愛人契約を結び、離宮に住まうことになる。慰み者として、ただ彼の夜の相手をすればいいだけ。それでも、男を知らなかったウブなアンジェリカは、彼のものを受け入れただけで全身に甘い刺激が走り、拒みたいのに否応なしに快楽に溺れてしまう。身体だけの関係だったはずなのに、「俺以外には、こんな顔を見せるなよ」と独占欲たっぷりに甘い言葉を囁かれ、アンジェリカは次第に身も心も絆されていき……。
    ※電子書籍限定書下ろし付き。
  • 「あなたの名前は、フィル。私の……恋人よ」すべての記憶を失った男は彼女の言葉に違和感を覚えながらも惹かれていき——

    「フィル? それが俺の名前か? 覚えていないんだ。目が覚めたらここにいて、自分のことがなにもわからない」
    見知らぬ部屋で目覚めた男は、すべての記憶を失っていた。背中がひどく痛む。馬車に轢かれて、運び込まれたらしい。
    部屋の主の名前は、アガサ・ロングハースト。薬師であり、そして彼の恋人だという。
    フィルの過去や事故について語る彼女の言葉にどこか違和感を覚えるが、なんの不平も言わず、治療をしてくれたアガサに愛しさが募る。二週間が過ぎ、記憶は戻らないが好きな女を抱きしめて眠ることに幸福を感じていた。これから先もずっと、こうして暮らしていけるのだと、この時のフィルは疑ってもいなかったのだが……
  • ロスリンは、双子の兄とともにヘンドリックの従者兼護衛としてそばについていた。ある日、兄が行方不明になってしまい——

    ——こんなヘンドリック様をおいてどこ行ったのよ、バカジョージ!
    新女王の戴冠を祝うパレード。若い国主の馬を先頭に、勇ましい騎士たちが行進している。そんな中、人々の視線の多くは一人の青年騎士へと向けられていた。王国中の憧れ、次期辺境伯であり黒騎士ヘンドリック・ハウザー卿である。その姿を誇らしげに見上げるロスリンは、ジョージとともに幼い頃からヘンドリックの従者兼護衛としてそばについていた。ジョージはロスリンの双子の兄で、ヘンドリックの本来の従者。そして現在、行方不明中である。
    完璧であることを求められる場所で、幼いころから見事に大人たちの期待に応えてきたヘンドリックだが、彼には他人には見せない三人だけの秘密があって……!?
  • 貧しい祖国を救うため、隣国の将軍シャティウスと政略結婚した13番目の王女・ベアトリス。女性関係の噂が絶えない彼との結婚に愛はなく、自分は人質のようなものだと諦めていた。初夜も彼は夫婦の寝室にやって来ないと思っていた矢先、実は祖国でつらい思いをしているベアトリスを庇護するための婚姻だと判明。ベアトリスのことを密かに想っていたシャティウスにただ抱きしめられて眠るだけの初夜を過ごす。やがて彼の優しさに惹かれ、次第に本当の妻になりたいと思うように。「今日から正真正銘、貴方は私のものです。もう離さない」――そこで待っていたのは、夫からの独占欲たっぷりの恋情で……。
    ※電子書籍限定書下ろし付き。
  • 『男ではない』と冷遇されてきた王女・エリス。自分に自信がないため家出を決意し、幼なじみの公爵・アルペジオの別荘に身を寄せることに。しかし、待っていたのは監禁生活で……!? しかも今まで聞いたことのないような大人のオトコの色気を含んだ甘い言葉を囁かれ、挙句には「ここにいてください」といきなり土下座をされる始末。そして、添い寝されたうえに「ヤラせてくださいお願いします」と言われてしまい!? もしかしたらこういう事態も起きるかもしれないと覚悟していたエリスは、そのまま彼を受け止める。「たっぷり可愛がってやるよ」――アルペジオからの狂おしいほどの執愛は止まることを知らず、翻弄されていき……。
    ※電子書籍限定書下ろし付き。
  • 「ちょっぴり間抜けながらも愛らしい上級侍女」と「きまじめイケメン王子」が織りなすラブコメディ!! もふもふ要素もあり!

    クライノート王国の王宮に仕える上級侍女・エリノアは掃除の途中、千年もの間、誰も抜くことができなかった聖剣をうっかり抜いてしまう……。聖剣を抜いた者は魔王から王国を守る勇者であると昔から人々によって語り継がれてきた。
    でも、エリノアが望むのは穏やかで安定的な生活。もし勇者になれば、上級侍女の仕事を失い、唯一の肉親である病弱な弟・ブラッドリーを守れなくなると慌てるエリノア。さっそく聖剣を元に戻し始めるが、国王をはじめ周囲からの信頼も厚い、クライノート王国の第二王子・ブレアにその現場を目撃されてしまう……。
    さらに、エリノアが聖剣を抜いたことで、ブラッドリーの身体で魔王・ダスディンが転生し、ヴォルフガング、グレンという魔物たちも魔界からやって来て……!?
    「ちょっぴり間抜けながらも愛らしい上級侍女」と「きまじめイケメン王子」が織りなすラブコメディがシリーズ1巻〜7巻の全7巻を1冊にまとめた合本版で遂に登場!
  • 「ちょっぴり間抜けながらも愛らしい上級侍女」と「きまじめイケメン王子」が織りなすラブコメディ!! もふもふ要素もあり!

    お茶会の翌日、寂しげな第二王子殿下の心の安定を保つための視察に外出したソルを追って、ブレアとオリバーはトワイン家へと向かうことに。
    一日と空けずに押しかけて行くのはいくらなんでも好意があからさますぎるのではと苦悩するブレアを見て呆れるオリバーだったが、そんな時、民衆を叱責する聞き覚えのある声が…。
    視線を向けた二人が見たのは、険しい顔で往来を足早に横切って行くソルと、彼の腕の中で青い顔を天に向け、口から魂が抜け出そうになっているエリノアで……!?
    「ちょっぴり間抜けながらも愛らしい上級侍女」と「きまじめイケメン王子」が織りなすラブコメディ!! 遂に完結!
  • 「ちょっぴり間抜けながらも愛らしい上級侍女」と「きまじめイケメン王子」が織りなすラブコメディ!! もふもふ要素もあり!

    王宮舞踏会の夜。魔王・ダスディンの怒りを鎮めようとしたエリノアの聖なる力によって、美しい人間の姿をした『聖剣』が登場。新たな勇者の手に聖剣が渡れば、魔王であるブラッドが討たれてしまうと認識したエリノアは仕方なく聖剣を家に連れ帰ることに。ただでさえ手狭なエリノアの自宅は、魔王と魔物に加えて聖剣が暮らすという、カオスな状態と化すのだった……。
    一方、聖剣がなくなり大混乱となった王宮は、ブレアをはじめ聖剣の行方を探すことになるのだが——
    「ちょっぴり間抜けながらも愛らしい上級侍女」と「きまじめイケメン王子」が織りなすラブコメディが4巻〜7巻を1冊にまとめた合本版で登場!
  • BLゲームの世界に転生したシャーロット。誰をも魅了する義弟のノアは、いつしかシャーロットに対してヤンデレになっていて……

    BLゲーム『耽溺の檻』の世界に転生したことを知ったシャーロット。天使のように可憐な義弟のノアは『耽溺の檻』の主人公だった。美しいノアのハーレム形成を夢見ていたシャーロットは、ヤンデレたちから彼を守るためノアに剣を習わせることに。そのおかげでノアはしなやかな筋肉がつき、毅然としたミステリアスな雰囲気をまとう男性へと成長した。
    …だが、ノアの様子がおかしい。「これで心置きなく僕に抱かれることができるね」——別荘に連れて来られ、ノアにそう囁かれたシャーロット。ヤンデレ製造機のはずのノアは、気づけばシャーロットに対してヤンデレになっていたのだった……。
  • もうすぐ、この国は滅ぶ——大国の援助を得るためにわが身を差し出したヘルミーネだったが、王子から邪険にされ……

    魔物が頻出し、外交も絶たれた太陽のない国・ノイモント。王家の姫であり巫女でもあるヘルミーネは、日々祈りを捧げながら虚しさを感じていた。峠を越えた先の大国・グランツィアは、魔法科学でたいそう栄えていると聞き及ぶ。強大化していく魔物の力にノイモント存亡の危機を覚えたヘルミーネは、父王にわが身を差し出してでもグランツィアに助力を請うべきと訴えるのだった。グランツィアの王子・ディートリヒと言えば、天才と名高く、美しいその容姿から『太陽の王子』と呼ばれている。対して『夜』の国、『魔界』の国の王女・ヘルミーネの異名は『呪い姫』。半ば賭けるような気持ちで使者を送ると、グランツィア国から「一年以内にヘルミーネが王子の心を開くことができれば、婚姻を認める」との返答を得て、ヘルミーネは旅立っていった。城に到着してすぐに王子の部屋を訪ねるヘルミーネだったが、ディートリヒの口を突いたのは「俺がお前を認めることは絶対にない」という激しい言葉だった……
  • 婚約者を妹に奪われ、傷ついた涼花の前に現れたのは、思わず見とれてしまうほど美形の見知らぬ男性で——

    人々の前では明るく可愛らしい女の子を演じる妹。けれど、その裏側にはいつも姉を蔑む意図が隠されている。涼花は幼い頃からおもちゃもお菓子も洋服も、そして彼氏も、妹・万理華に奪われてきた。
    それでも、実家を離れてからは充実した生活を送り、付き合っていた伸次のプロポーズの言葉を受けた。私だって幸せになれるかもしれない——そんな風に思っていた涼花だったが、万理華はいつの間にか伸次に接近し、婚約者のポジションまで奪っていったのだ。
    両家の顔合わせの日。耐え切れず逃げ出そうとする涼花に「——涼花? 涼花じゃないか。こんなところで会えるなんて驚いた」と、心地よく響く低音が、突然後ろから自分の名前を呼んできて……!?
  • 「ちょっぴり間抜けながらも愛らしい上級侍女」と「きまじめイケメン王子」が織りなすラブコメディ!! もふもふ要素もあり!

    ブレアからお茶会に招かれたエリノア。ブレアと和やかな時を過ごしていたのも束の間、国王の側室妃・ビクトリアがエリノアに会わせろとサロンへ押しかけてくる。ブレアが自分を姉として慕ってくれていると勘違いしたエリノアは、ビクトリアとの仲を取り持つと張りきって……。
  • 高級ファッションブランドの社長令嬢の美桜は、母の死によって境遇が一変。父の再婚後、継母と義姉から家政婦扱いされるようになり、家を出る資金稼ぎのため、ホステスをしていた彼女の前に現れたのは、実家のライバル会社の秘書室長・碓氷浬(かいり)だった。浬は、魔法で自分を偽り家族を捨てたシンデレラ嫌いの美桜に、シンデレラをテーマにしたブランド商品の企画を命じる。 自らの力で道を切り開いていく浬に、次第に惹かれる美桜だったが、再び義母と義姉が立ちはだかる…。「私は、絶対に負けない。魔法なんて必要ない!」。 現代のシンデレラが幸せを掴むまでの物語。
  • 社内恋愛で失恋して会社を辞め、実家に帰ってブラブラしていた莉々子の家を訪ねてきたのは、高校時代に付き合っていた大地。卒業直前に彼が同級生の女子とキスしているところを目撃し、莉々子は一方的に別れを告げていたのだった。大地は今、起業して、生産者直送農産物の販売事業を行っている。誘われて大地の会社に転職した莉々子は、彼の右腕として活躍するようになり、信念を持って突き進む大地に改めて惹かれていく。そんなある日、取引先企業の社長令嬢が大地の婚約者だと聞いて莉々子は……。初恋が壊れて10年後、再開した彼との恋の行方は?
  • 「貴女を楽しませてあげることは、私でも可能ですよ?」彼は、蠱惑的な声で囁いて——

    フリーライターの中川理世は、女性ファッション雑誌『オルグイユ』の企画記事の依頼を受けた。テーマは「スーツ」。理世はその中の『街で見かけた素敵スーツ男子』を探し出して記事にするため、取材を受けてくれるサラリーマンの発掘作業をすることに。
    何日経っても声をかけたいと思える人に会えずにいたある日、諦めかた理世の前に、ずっと求め続けていた素敵スーツ男子のお手本のような人が現れた。
    咄嗟に追いかけて取材を申し込み、説得を試みる理世だったが、返ってくるのは拒否の言葉と鋭くて冷たい視線。
    威圧的な彼の空気に呑み込まれそうになる理世だったが……
  • 『君を支えたいんだ。力になりたい』——再会をきっかけにふたりの人生は再び動き始めて……

    谷代歩は、小学一年生の娘・雛を育てながら育児系雑誌のライターとして忙しい日々を送っていた。そんなある日、急成長中の出版社へ営業に行った際、偶然にも武良誉と再会する。
    実は、歩にとって武良は初体験の相手であった。…そして雛の父親でもあった。初めて肌を重ねたある夜、二人は子供を授かってしまったのだった。
    武良は今までのことを詫び、歩と雛と家族になろうとするのだが……。
  • 魔法の名門一族であるメイシー公爵家の令嬢で治癒師のフェリシアは、弟の病気を治すため隣国・ユルハ王国から魔法を習得しにきていたヴァロから一緒に彼の故郷へ帰ろうと告白される。フェリシアも彼のことが好きだったが、家のための結婚が決まっていたために応えることができず、ヴァロは一人去っていった。それから三年後、結婚から一年で夫を病気で亡くし未亡人になっていたフェリシアに、突然ユルハ王国の王太子から結婚の申し込みが。複雑な想いを抱きつつ王太子マティアスと結婚式を挙げた夜、寝室に現れたのはヴァロだった。「自分はヴァロでもあり、マティアスでもある」と意味深なことを言う彼に戸惑いながらも、再会の喜びに抗えず、体を重ねる。ヴァロは、訳あってマティアス王子の身代わりを務めていると言い、自国に治癒魔法を広めることに尽力していた。フェリシアも治癒師として協力するが、彼にはまだ隠していることがあるようで……。
  • 「ちょっぴり間抜けながらも愛らしい上級侍女」と「きまじめイケメン王子」が織りなすラブコメディ!! もふもふ要素もあり!

    名をテオティルと名付けられた聖剣。エリノアの危機を察知すると王宮にもやってきてしまい、ハラハラしっぱなしのエリノア。
    そんなエリノアの知らぬところで、ブレアの妃にエリノアを!という動きが王妃周辺で加速していた。ブレア付きの書記官・ソルにより、ブレアとのお茶会に招待されたエリノアはブレアが自分を姉として見てくれていると勘違いする始末で……!?
  • 『ミルネジュア』——もしこの世界に入れて、推したちに愛されるならどうなってもいい。そんな事すら思っていたのに……。

    ある日、SNSの匿名アカウントから送られてきた同棲中の彼氏・孝志の浮気現場の写真。
    ショックに打ちのめされた奥野京子は、家を出ると気分を変えるため大好きな十八禁乙女ゲーム『ミルネジュア』のドラマボイスを再生した。
    しかし、推しの声に夢中になって、迫ってきた物が大型トラックだと気づいた時にはもう遅く、京子の意識は考える間もなく闇に包まれてしまう……。
    次に目を覚ました京子が見たのは、異世界衣装を身に纏った周囲の人々、そして見慣れない自身の姿だった。
    理解できない状況に混乱し怯える京子だったが、人垣の中から『ミルネジュア』の王太子、アレックスが現れて——
  • 乱れたシーツ、はだけたシャツ、下りた前髪の隙間から覗く夏空のような青い瞳。そのすべてがフィオーナの心をかき乱して——

    王城の厨房はいつでも戦争だ。
    料理長のアシスタントとして働いているフィオーナには毎朝スープをある人物のもとへ持っていく役目があった。ある人物とは、ワガママで、しかも女好きという噂もある王弟殿下・レンブラントである。
    彼のワガママに振り回されて憤るフィオーナだったが、毎朝のことなのにどうしても彼の部屋の雰囲気と、掠れた声に慣れることができずにいた。いつも心がざわついて逃げ出したくなるのだ。
    そんなある日の朝、彼の目の下に著しいクマがあることに気が付いたフィオーナは、関わり合いになりたくないと思いながらも、つい声を掛けてしまい……
  • 有名レストランチェーンの店長の真理に、見合いの話が持ち込まれる。相手は父の勤務する会社の専務で、社長の一人息子だという。写真を見た真理はびっくり! 相手は、中学時代の初恋の人・慎之介だったのだ。とにかく会うだけで良いと言われ、断るつもりで見合いの席に向かった真理は、驚愕の事実を知らされる。慎之介はあることをきっかけに勃たなくなってしまい、女性経験はゼロ。しかし、レストランで見かけた真理だったら勃つのではないかと思い、彼女の父親が自分の会社にいることを知って、見合い話を進めたというのだ。これはあくまでも体面を繕うための仮の結婚。慎之介の機能が回復したら自分とはお別れ? そう思いながらも、徐々に気持ちが抑えられなくなっていく真理は……。
  • 声に不思議な力を持つ修道女メアリは、教会の懺悔室で、人々の悩みを聞く仕事をしていた。ある日、意外な相談者がやってきたことで退屈だったメアリの世界は一変!! なんと「完璧な王子様」と名高い、イケメンで優秀な聖アメリア国の第一王子レイフォールの、人には言えないエッチな悩みを、声の力を使って聞いてしまったのだ!? 「責任をとれ」と言われたメアリは夜の王城に拉致されたものの、彼はあと一歩を踏み出してこなくて……。性癖を開花させてしまった聖女と、完璧だけどM気質でえっちな王子様の、秘密がいっぱいな初恋ラブコメディ。
  • 婚約者であるベルナールの帰国を知ったエミリエンヌだが、彼に一目惚れしたという異母妹に婚約者の座を譲るように迫られて……

    母を病で失ったバレ伯爵家の長女、エミリエンヌは伯爵家で孤立していた。
    冷たい家族に余所余所しい使用人、そして遠い異国の地にいる婚約者。いっそ修道院へ入ろうかと考えていたところに、婚約者であるベルナールの帰国を知る。
    近いうちに会いに行くとのメッセージを受けとったエミリエンヌ。
    だが、彼に一目惚れした異母妹から婚約者の座を譲るよう迫られ、もう期待したくないと父に判断を委ねてしまう。
    一方、バレ家でエミリエンヌを孤立させようとする義母に怪しまれないよう、義務的な婚約者を演じていたベルナールは、ようやく妻として迎え入れられると楽しみにしていた。
    しかし、そんな中もたらされたのは婚約の破談とエミリエンヌが修道院へ入るとの噂で……⁉
  • 「ちょっぴり間抜けながらも愛らしい上級侍女」と「きまじめイケメン王子」が織りなすラブコメディ!! もふもふ要素もあり!

    王宮舞踏会の夜。魔王・ダスディンの怒りを鎮めようとしたエリノアの聖なる力によって、美しい人間の姿をした『聖剣』が登場。新たな勇者の手に聖剣が渡れば、魔王であるブラッドが討たれてしまうと認識したエリノアは仕方なく聖剣を家に連れ帰ることに。ただでさえ手狭なエリノアの自宅は、魔王と魔物に加えて聖剣が暮らすという、カオスな状態と化すのだった……。
    一方、聖剣がなくなり大混乱となった王宮は、ブレアをはじめ聖剣の行方を探すことになるのだが——
  • 皇太子だった聡叡との出会いから十二年。亡き夫を想い喪に服す玲華のもとに皇帝が玲華を後宮に所望するという書簡が届き——

    「皇帝陛下が私を……後宮にとご所望なのですか?」
    先立った夫を偲んで静かな生活を送ってきた李玲華のもとに、突然宮殿から届いた書簡。皇帝陛下・聡叡が玲華を妃にと望んでいるという。
    かつて夫と共に、まだ皇太子だった彼の教育係をしていたことはある。しかし、十四歳になった聡叡の初めての房事の相手役として指名された八年前のあの一夜以降、文を交わすことも姿を拝見することもなかった。
    断れるはずもなく入宮の儀式を迎えた玲華。優しい少年は、年齢を経てさらに思慮深く思いやりのある人物へ成長したようだ。そんな彼が何故自分を妃として求めたのか。
    入宮後初めての夜。今夜お会いしたら、尋ねてみよう。そう心に決めた玲華だったが……
  • 食品会社の社員として働くかたわら、休日にパーティのサクラや親族代行を派遣するエキストラ事務所でアルバイトをしている夏生。ある日彼女は、名家の令嬢からの“婚約を破談にするために大手企業の御曹司を篭絡してほしい”という依頼を引き受ける。偶然を装ってターゲットの男性・入沢遼と接触することに成功した夏生は、素性を偽り彼へのアタックを開始する。しかし、そろそろ入沢の心をつかんだと思ったとき、彼に素性を見破られ、何のために近づいてきたのかと詰めよられる(問いただされる)。そして、本当に好きなら体の関係を持てるだろうと迫られ、やむを得ず一線を越えてしまう。その後も二人は体を重ね、夏生はしだいに入沢に惹かれていく。やがて彼に嘘をつき続けていることを思い悩むようになり……。
  • 大学生の愛理は、買い物の途中で突然、強さが最優先される異世界へ転生してしまう。彼女を待ち受けていたのは、大男たちが日々戦いに明け暮れる世界の頂点に立つ覇王ガルフレイ。なんと愛理は彼の妃として異世界へと召喚されたのだった! 2メートル50センチ近い巨体に赤い目を持つ絶対的王者ガルフレイと初夜を迎えた愛理は、彼のモノがあまりに大きいことに驚愕!? しかし、実はガルフレイのモノは、この世界では粗●ンレベル。そのことに悩んでいたガルフレイは、自分のサイズにぴったりの愛理に夢中になり昼夜を問わず、体も心も求めるのだった。しかし突然の転生や求愛に戸惑う愛理は妃になることを保留。ガルフレイはお預け状態に!? 体の大きさも文化も、なにもかもが違うふたりの運命は!? 第5回ムーンドロップス恋愛小説コンテスト受賞作。
  • これは、欲張った報いなの……? 大好きな婚約者に女の子として見て欲しいと願うレイチェルはある作戦を実行することに——

    ウェレイヴ王国第四王女であるレイチェル・フェルプスの婚約者は、兄である王太子アンドリューの信篤い近衛騎士ウィルフレッド・マクニース。幼馴染と言える仲の二人の婚約だったが、レイチェルはある日「ウィルフレッドは思い合う女性と別れてレイチェルと婚約した」という噂を耳にしてしまう。
    彼は行き場のない私を憐れんで、結婚してくれる気になったのではないか。でも、大好きな彼とせっかく婚約できたのに解消なんてできない。
    悩んだレイチェルは、妹のような存在から女の子として見てもらうにはどうすれば良いのか侍女のマーシャに相談を持ちかけることにした。すると、マーシャは名案があるとレイチェルの耳に囁いて……
  • 一族同士が複雑な事情で敵対する海棠朔と香宮淑乃は、大学のキャンパスで出会い愛し合うことになるが、ある日突然淑乃は姿を消す。傷心の朔はその後恋愛に臆病になり、親の決めた婚約者にも逃げられ、踏んだり蹴ったりの日々。そして、姿を消してから12年後、再び朔の目の前に現れた淑乃は男児の母になっていた……。淑乃の消息を知りながら朔に知らせずストーカーのように淑乃に付きまとっていた朔の弟・暁。シングルマザーの淑乃を気遣いサポートする同僚医師・篠塚。淑乃の周囲には複数の男性の影がちらつくが……。家族の対立が恋愛に火をつける!? ロミジュリ的ラブストーリー。
  • 多忙なアラサーのゲカジョ(外科女医)の治美は年末の寒い夜、自宅近くの公園で酔って寝ているイケメンに出会う。凍死してはいけないと拾って家に連れ帰り、成り行きで関係を持ってしまった。その男・一真はすっかり治美に心を許し、いきなりのプロポーズ!? 一真は、大企業の次期社長だ。何か魂胆があるのではないかと、なかなか素直にプロポーズを受け入れることのできない治美。おまけに、一真の育ての親である、現・社長の祖父からも結婚を大反対されて…。ハッピーエンドを迎えるのはいつ?
  • エドライド王国の第一王女、18歳のアニは両親と血の繋がりがないものの、仲のよい家族として幸せに暮らしていた。ある日、自分の政略結婚の話が進んでいると聞き、動揺する。14歳の頃に求婚してくれた、弟カストルの学友・アークロッドを忘れられずにいたからだ。身分の違いを理由に告白を受け入れられず別れた直後、彼は学院を去り行方知れずになっていた。そんなアニとは対照的に妹ベガの幸せな婚約が決まり、鬱々としていたアニが王宮に招き入れた人物に母の王妃カティアが刺されてしまう。すべてが自分に罪を着せるための罠だったことに気づいたアニは、無実を証明するために護衛騎士と王宮から逃亡。だが途中で騎士とはぐれ、娼館の主人に騙されて身を売られそうになる。その寸前に助け出してくれたのは、精悍な大人の男性に成長したアークロッドだった……。
  • 私のことを覚えていますか? その頃、私は高校生でした——これは運命の出会い!? だが、莉央は何度も肩透かしを食うことに……

    私のことを覚えていますか? その頃、私は高校生でした——莉央の上司として着任したのは、かつて憧れていた保科彰斗その人。親友のまりかとお揃いで買った大切なフォトフレームを割ってしまった高校時代。同じものを求めた店舗で働いていたのは、まだ「研修中」のネームプレートを付けていた彼だった。すでに販売が終了している商品だというのに、あの手この手で親身に探し出してくれた彰斗は、莉央にとっての救世主。笑顔が素敵な彼に会うために、莉央はその後もたびたび店に通っていたものだった。やがて、彰斗の突然の異動で淡い恋は終止符を打つことに。あれから十年。これは運命の出会い!? だが、彰斗のほうは莉央のことをまるで覚えていなかった。せっかくの再会、チャンスとばかりに底抜けの明るさで日々彰斗に接する莉央。二人は少しずつ距離を縮めていくのだが……
  • じゃあさ……長谷川は私とエッチできる? 私が“女”として終わってないって言うんなら、エッチしてみてよ。

    シティホテルの営業部に勤める二十九歳の宮田琴子には付き合って二年になる恋人がいた。しかし、突然会いに行って驚かせようと彼の家を訪れると、玄関には見知らぬパンプスがあり、寝室からは男女の淫らな声が…。数日後、電話越しで別れの言葉を聞くことに。
    失恋の傷が癒えていない琴子は職場の飲み会に参加した帰り、後輩の長谷川雅人を家飲みに誘う。
    最近の様子が変だと心配してくれる長谷川に、琴子は彼氏の浮気現場を目撃し怒鳴り込む度胸もなく見つからないように帰って来たと愚痴をこぼした。
    そんな自分の情けなさを笑い飛ばして欲しくて長谷川に冗談半分で「エッチしてみてよ。」と言った琴子だったが——
  • 「もう一人で悩まなくてもいい。俺がいつでもついているから。辛くなったら俺を思い出して」裏切られ、傷心の麻紀を救ってくれたのは……

    加賀美麻紀は、雑貨の輸入販売をしている「Tsライン」で働く二十六歳。同じ会社で働く一つ年上の高須真と付き合っている。
    ある日、残業を終えた麻紀が帰ろうとすると、誰もいないはずのオフィスの一室から声が聞こえてきた。
    好奇心から声の主を確かめようとした麻紀の目に飛び込んできたのは、快感の波に身を任せ獣の様に互いを求めあっている真と麻紀の後輩・沙織の姿だった。
    腹が立ち、どうにでもなれと戸を開けようとしたところを見知らぬイケメン男性に止められた麻紀は二人の裏切りに心が壊れそうな中、優しく慰めてくれた彼に「だったら、君も彼と同じことしたら?」と提案されて……
  • 私たちの片思いは実らない――だが、三角形を作れば愛は循環する。義父と折り合いが悪く、ひとり暮らしをしている高校生・菩提紗星(ぼだい さほし)。彼女が友達と呼べるのは、顔も性格もいい人気者の幼なじみ雛川太陽だけだった。自分は恋愛とは無縁だと思っていた紗星だったが、三年生になったその日、同じクラスになった月森慎を見た瞬間、激しく欲情する。だが、月森の視線の先にいたのは太陽だった。十八歳の誕生日、太陽から欲しいものを訊かれた紗星は「セックスしてみたい」と答えて……。※本作には一部強引な性行為の描写が含まれます。また女性と男性二人による行為の描写があり、女性←男性←男性の前後への挿入が描かれています。※上記が苦手な方はご購入の際にご注意ください。
  • 両親を事故で亡くし、父の代理でラムド辺境伯を治める叔父の家で冷遇されて育った18歳のメルテンシア。舞踏会デビューのために王都へ出向き、離れて育った兄のルドルフとの再会を喜ぶ。全寮制アカデミーを卒業し、皇室第一騎士団に入団したルドルフは、国王の拝命により正式にラムド辺境伯を継ぐことに。そのとき、同席していたルドルフの友人で、騎士団長でもある第三皇子・エドワードから結婚を前提とした交際を申し込まれる。エドワードは世間では「冷徹な騎士団長」として恐れられていたが、メルテンシアには甘くやさしく、二人は徐々に距離を縮めていく。この成り行きを快く思わない叔父一家は、不穏な行動を起こし始め、やがて彼らによって悪魔が呼び覚まされる。メルテンシアはエドワード、ルドルフたちとともに悪魔を封じようと決意するが……。

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