『ライトノベル(ラノベ)、「東方電書祭2022」クーポン対象作品、1円~、0~10冊』の電子書籍一覧
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甘くもビターな幻想少女たちの物語をあなたにお届け!
過去に合同誌などに寄稿した東方二次小説の再録集です
収録作
・『木曜日のキッチン』(幻想郷ごはん合同より)
・『実録! 人形の館 被害者の男が語るには……』(凋叶棕合同より)
・『Play with me』(こいしちゃん廃墟合同より)
・『幻想都市伝説考』(東方ライトノベル合同より) -
その少女は、自ら歴史に名を残すほどの叡智は有していないはずだった
人里の寺子屋で教鞭を執る慧音は、ある日己の腕に奇妙な瞳が現れたことに気づいた。生徒たちの手前、それが自身のもう半分――白沢によるものだと誤魔化したが、噂は人里を巡るうち、『慧音が神獣・白沢として覚醒した』と尾ひれがついていく。 ご利益のある存在として人間たちに再度認識された結果、群がってきたのは慧音を求める人里の有力者たち。最初は不器用な挨拶で済んだそれも、次第に脇目も振らぬ手段に発展していく。すべては、白沢が徳の高い為政者の下に現れるから――お墨付きを欲する人々の行いに、慧音は苛立ちを募らせていく。 だが、加熱した上白沢慧音争奪戦の果てに待ち受けるのは、幻想郷の危機。叡智へ手を伸ばした者たちが破滅を巻き起こさんとする一方、慧音自身も鏡写しのように突きつけられることになる。自分もまた、叡智へと手を伸ばした語られざる歴史を持つのだと。 少女たちの「最も恐ろしいもの」について述べた、各巻完結型・幻想少女恐怖シリーズ第17弾。 -
その少女は、他者を病に苛む立場のはずだった
妖怪の山で建設に勤しむヤマメは、ふと刺されたような痛みに襲われる。事故か、あるいは虫か、原因の分からないそれは地底に帰った後も続き、ちくりちくりと彼女を苛み続ける。下手人どころか切っ先すら見当たらないその刺突の執拗さは、やがてなんでもない家具の角や畳のささくれにも目を向けさせるようになり、尖端恐怖症の様相を呈していく。
犯人を探していく過程で浮上したのは古明地という尤もらしい名前。不可解な現象の目撃証言も得られ、決死の覚悟で地霊殿へとヤマメは向かう。
だが、彼女はそこで突きつけられることになる。古明地姉妹がヤマメを害することはできない、完全な不在証明を。そして、過去より伸びた茨が死の迷宮となって彼女を囲っていたという、抗いがたい現実を。
少女たちの「最も恐ろしいもの」について述べた、各巻完結型・幻想少女恐怖シリーズ第16弾。 -
その少女は、神と共に生きることを選んだはずだった
十年前、別れを告げた故郷をふと思い出した早苗は、過去の決断を出汁に、帰郷をちらつかせる諏訪子になじられる。布団に逃げ込んだ早苗が目を覚ますと、そこは実家の寝室だった。
重い身体は、正しく二十七歳になり、風祝としての力を失った外界の早苗のもの。諏訪子の言葉通り、夢から覚めたように早苗は外に追い出されたのだった。
祟られ、不調に喘ぐ彼女は、見えないが『居る』諏訪子に畏れを抱く。
特別でない自分は、あまりに無力だ。
身近な神は、こんなにも恐ろしい。
しかし、諏訪に覚えた違和感に、現実に存在する幻想郷への帰還を決意し、知己を頼るべく、早苗は一路東京へと向かう。
だが、己の求める故郷へ手を伸ばした早苗は知る由もなかった。幻想郷に、彼女の居場所はもうないことを。恐るべき神が、非力な彼女を待ち受けていることを。
少女たちの「最も恐ろしいもの」について述べた、各巻完結型・幻想少女恐怖シリーズ第15弾。 -
その少女は夢の世界を統べる管理者であるはずだった
夢の支配者であるドレミー・スイート。
普段根城にしている遊園地のある夢の世界で目を覚ました彼女は、眠る前のことを思い出せないことに気づく。
不可解な事態を疑問に思いながら夢の中で過ごすドレミーだが、そこに夢ならではの怪現象の数々が襲いかかる。
異物を吐き出す、人殺しに失敗する――現実での問題を強く示唆するそれらの凶夢は、いつの間にかたどり着いていた夢の世界から脱出する決意を固めさせるには、十分不吉なものであった。
一つ、また一つと、妨害を掻い潜りながら、時には敗北しながら彼女は夢から覚めていく。
しかし、現実へと、覚醒を求める彼女は夢の中で気づきもしなかった。
己を眠りへと誘う存在の、その真の狙いを。この事態の根底に眠る、抗いがたい破滅を。
少女たちの「最も恐ろしいもの」について述べた、各巻完結型・幻想少女恐怖シリーズ第14弾。 -
その少女は人々の聲を聞き届ける天命を担っていたはずだった
仙人である豊聡耳神子は、増えた弟子たちに自分の時間を削られながらも高みへ至るための修行の傍ら、復活した幻想郷で穏やかに暮らしていた。
ある朝、そんな神子の目を覚ましたのは自らの声もろくに聞こえぬ爆音だった。
すわ襲撃かと構えるも、廟の様子は普段と変わらない平穏そのもので、神子以外の住人は爆音などないように話しかけてくる。
変わっていたのは、自分だった……?
この耳が、狂ってしまった……?
人々の声を聞くために与えられた聴覚の才。それが失われたという疑惑に至った神子はそれを隠してしまった見栄に屈して一人頑なに解決を目指す。
しかし、不器用に取り繕う神子にはまだ知る由もなかった。
頭を揺らす爆音は始まりに過ぎないことを。
己の変容と配下の不変の狭間には、人の埒外に蔓延る化物の呼び声が満ちているのだと。
少女たちの「最も恐ろしいもの」について述べた、各巻完結型・幻想少女恐怖シリーズ第13弾。 -
その少女は自らを包む闇に安寧を見出していたはずだった
外来人を襲って欲しい――そんな依頼を受けた友人らに連れ出された闇の妖怪・ルーミアは、追い詰めた人間の消失と共に、闇の中で不気味なうめき声を耳にする。
聞き間違いか、気のせいか。不安を酒で忘れたその翌日、確かにそのうめき声はまた聞こえてくるのだった。
いずこから発されるかも分からない声。
何者かに憑かれているのか。
這い上がってくる苛立ちと不安に耐えかねたルーミアは、敵であるはずの博麗の巫女に助けを求める。
だが、神社に着いた彼女に待っていたのは、巫女ですら分からないという事実と、声の主が言葉を操り始めたという現実。
闇に安寧を求める身でありながら、誰かの気配に満ちた闇に怯えるルーミアがその正体を知ったとき、理解不能な深淵からの来訪者が彼女を包み込む。
少女たちの「最も恐ろしいもの」について述べた、各巻完結型・幻想少女恐怖シリーズ第12弾。 -
5人の菫子が活躍する、奇妙で不思議で謎に満ちた冒険の物語
宇佐見菫子は突如として見知らぬ世界の見知らぬ街に放り出された。
巨大な外壁に囲われたその街は日本の首都圏など比べ物にならないほど整然としており、菫子の知らない技術によって運営され、清浄に満ち溢れていた。その名を月明かりの街(ムーンリットシティ)という。
右も左も分からないその街で、菫子は素性の分からない集団に追いかけられる。ある人間の助けで辛うじて逃げ切ったものの、菫子はその人物から驚愕の事実を知らされる。
菫子を助けた人間の名前もまた宇佐見菫子だったのだ。菫子の迷い込んだ世界、それは月の都が現実となり、月人が天孫降臨を果たしたifの世界だった。そして月明かりの街には更なる別世界からやってきた菫子が出現しているという。
どうして複数の世界から菫子「たち」が召喚されたのか? 謎の集団の目的とは? 月明かりの街で一体、どのような陰謀が張り巡らされているのか。
かくして宇佐見菫子「たち」の物語が幕を開ける。 -
レイマリはかわいい!短編小説再録集
レイマリはかわいい!
そんな気持ちたっぷりの短編小説の再録集です。
執筆主が2021年5月~2021年9月に書いたレイマリ小説をまとめた一冊です。
(https://www.pixiv.net/users/2237011/novels)
再録の他に書き下ろし小説「花あかりのひかり」とおまけSSが入っております。
【書き下ろし小説のあらすじ】
酒を未だ飲んだことがない頃、どうしても酒を好きになれない事情が魔理沙にあると知った霊夢。
霊夢はそんな魔理沙のために、酒を好きになれない魔理沙の嫌な記憶を上書きするように、魔理沙と飲む時だけは素直になることを決めた。
だから一緒に呑みましょう。楽しく語らいましょう。あなたを大切に想う友人がここにいるから。
ふたりは今宵も楽しく酌み交わす。
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酒のつまみに魔理沙をどうぞ。霊夢と魔理沙、心の距離は友人なのに体の距離が近付いていく、距離感バグがテーマのレイマリ小説です。
酒のつまみに魔理沙をどうぞ。
魔理沙の腕を噛んだ霊夢は酒をあおって気軽に魔理沙の腕を妖夢に勧めた。当然彼女は断った。
代わりのつまみを用意するのも面倒だからと魔理沙もされるがまま。そんな霊夢と魔理沙に幽々子は注意喚起をする。
――ふたりともほどほどにね。唾液には霊力が宿るというから。
夏の終わりかけの夜、いつものように酒宴で賑やかな神社。ふとしたきっかけで魔理沙はフランに噛まれることとなる。
それを知らずして魔理沙の腕をいつものように噛んだ霊夢はすぐに違和感に気付いた。
魔理沙が妖力にも似た魔力を宿している。普通の魔法使いには似つかわしくないちから。本能的に霊夢は魔理沙のうなじを食い破り、霊力を注ぎ込んでいた。
尋常ならぬちからを注ぎ込まれた魔理沙は生死をさまよい――そしてふたりは噛むこと、噛まれることへの感情をひとつひとつ確かめていく。手羽中、せせり(首)、もも肉、手羽先、ほほ肉、むね肉――ほかにもいくつか。
霊夢と魔理沙、心の距離は友人なのに体の距離が近付いていく、距離感バグがテーマのレイマリ小説「噛むがために、愛(www.pixiv.net/novel/show.php?id=15491736)」の再録加筆修正本です。 -
秘封倶楽部を主題として編まれた幻想小説集が登場。「新世界にて」「I really really really…」「月灰圏 花底」の三作を収録。
ふるさとより続くレテ川をすすれ。公道上で看取られ続けよ。言語森にて暗黒星を語り明かせ。
君は言葉を信じない。
特設サイト → https://tillneednowordsatalll.tumblr.com/ -
東方プロジェクト×宮沢賢治
2012年8月に発刊した宮沢賢治作品をテーマにした東方プロジェクト小説の合同誌を電子化。燐とお空が巡る「銀河鉄道の夜」、魔理沙とアリスが永夜に惑う「注文の多い料理店」、蓮子とメリーが語らう「雪渡り」、霊夢と妖精たちが落ちていく「春と修羅」を収録。 -
レミリアの大冒険in東方天空璋!
ある日レミリア・スカーレットが目覚めると自分の寝室は森に変じていた。すぐとなりの部屋は大海原で、反対側は火の海!?七曜の魔女は一体何を企んでいるのか。変わり果てた館の中を探検し、襲いかかってくる従者や妹たちを味方につけて、レミリアは元の紅魔館の平和な暮らしに戻ることができるのか。 -
コメディ&百合短編6編収録のバラエティパック!
アリス「貴女は私の娘よ、魔理沙」魔理沙「な、なんだってー!?」(表題作)
こいしが心を閉ざしてしまった衝撃の理由とは?(「インビジブル・ハート」)
デートに向かうメリーを尾行する蓮子。そこに現れたメリーの恋人は意外な人物で……(「チェンジリング・サブジェクト」)
小町が突然差し出してきた退職願。映姫は小町の退職の理由を探ることになるのだが……(「ちょっと今から船頭辞めてくる」)
レアな合同誌寄稿作から書き下ろしまで、個人誌未収録だった東方コメディ&百合短編全6編。
【収録作】
「お前の母ちゃん魔法使い!」
「究極と至高のモフモフ」
「或る男の懺悔」
「インビジブル・ハート」
「チェンジリング・サブジェクト」
「ちょっと今から船頭辞めてくる」 -
磨弓と袿姫、八千慧と早鬼――『東方鬼形獣』へと至る2つの物語。
私は埴輪兵長・杖刀偶磨弓。我が主・埴安神袿姫の造った完璧なる偶像。だが、私の刃は動物霊に届かない。主の敵である動物霊どもを斬るために、私に必要なのは、この身に宿る魂を成熟させることだと主は仰った。主の命じたそのための手段は――(「人でなしたちの恋」)
私――吉弔八千慧がまだ、畜生界のいち動物霊だった頃。あの黒い天馬は、私を捕らえてこう言った。『私と一緒に、この畜生界を征服しないか?』――そして今、私と驪駒早鬼は、ともに畜生界の覇権を目指している。ただし、今は敵同士として……(「天馬が故意を語る話」)
袿姫と磨弓、八千慧と早鬼。造物主と被造物の間に生まれる「恋」とは? 袂を分かったふたりを繋ぎ続けるものとは? 『東方鬼形獣』に至る2つの物語を収録した作品集! -
にぶちん影狼と恋するわかさぎ姫のお気楽百合ラブコメ!
霧の湖のトラブルで、一時的に影狼と同居することになったわかさぎ姫。
お風呂で背中を流されたり、布団に影狼がもぐりこんできたり……。
ドキドキ同居生活にわかさぎ姫のハートと妄想がクライマックス!
これは恋? それとも友情? はたまた母性?
鈍感な影狼に振り回されるわかさぎ姫の明日はどっちだ!?
石ころ姫とオオカミさんの同居生活の行方は?
影狼とわかさぎ姫のドキドキ同居生活百合ラブコメ小説!
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これはメディスンのルーツを辿る、現代と過去の物語――。
無名の丘に暮らす人形=メディスン・メランコリーはある日、空からやってきた不思議な少女=アリス・マーガトロイドと出会う。
それは単なる出会いではなく、メディスンという人形のルーツを辿る大きな物語の始まりであった。
はたしてメディスン・メランコリーとは何者なのか。無名の丘に眠る大きな秘密とは。 -
秘封倶楽部の在り方を見つめ直す短編集「秘々封々」第一弾。
羽のように軽やかで、天へ舞うかのような物語を五編収録。
遍在する秘封倶楽部は、羽に導かれ、何処へ翔ぶ?
『Outer Scientism』
蓮子の実家でくつろいでいたメリーは、蓮子の唐突な提案により、廃止された科学館へ足を踏み入れる。
『古道具屋と女子高生の幻想空論』
菫子はひょんな事から、自らの身に羽が生えてこないかと霖之助に問う。
霖之助は呆れつつも、幻想郷の仕組みを解説するとともに、或る仮説を提示する。
『籠の幻鳥、少女の夢』
メリーは、相棒である蓮子を、いつも鳥籠の中に入れ、共に出掛けていた。
そんな彼女達の、ささやかで、何気無い至福な一コマ。
『冷たい夜風』
ひとり孤独に、物思いに耽けながら、深夜の川沿いを歩く。
菫子は、幼い故に苦悩し、幼い故に確執に囚われない。
『Bless me with Wing.』
メリーの背中に宿る美しいモノは、やがて、残酷な真実を彼女達に突きつける。
最早、どうしようもない現実を。
最早、取り返しのつかない現実を。 -
これは地獄のように甘い、復讐と絆のおはなし。
生命が生まれないはずの地獄に現れた妖精。
九つの子を失うという地獄を経験した神霊。
そして地獄を統べる冥府の管理者にして神。
三人は夜空に浮かぶ夜の支配者、月に挑みあと一歩のところまで追い詰めたが、月の頭脳と瑕疵なきものたちに敗北を喫した。
それは皆もよく知っているはずの物語。
これから始まるのは皆の知らない話だ。
ヘカ―ティアとクラウンピースはいかなる縁から出会い、主従の関係となったのか。
東の果てに住む純狐と西の果てに住むヘカ―ティアはどのようにして知り合ったのか。
クラウンピースと純狐はいかにして復讐を共有する間柄になったのか。
三人の復讐はどのように進んでいったのか。
全てを明かす復讐の序章がいま幕を開ける。 -
夢のような恋、それは現実の終わり――。
幻想郷にアクセスするという菫子の野望は巫女の襲来と敗北によって終わりを告げたはずだった。だが、そうではなかった。
菫子は夢を通じて幻想と繋がっていたのだ。
そのことを喜び、幻想郷に入り浸り始める菫子。その中で友を見つけ、恋を知り、順風満帆であるかのように見えたが、あることをきっかけに超能力が際限なく強くなっていき、遂には無造作に人を傷付けるようになってしまう。
現実と夢、どちらにも居場所がなくなりつつある菫子に、境界の賢者はある解決法を提示する。
だが、それは現実世界の全てと訣別する残酷なものだった……。 -
10歳の蓮子と110歳の菫子、二人の宇佐見の出会いの物語
宇佐見蓮子は優秀な生徒として学業を重ねていたが、あるとき新型の登校拒否が発症してしまい、医師や家族が手を尽くしても改善されることがなく、症状は悪化するばかりだった。転地療養を勧められた蓮子は父の手配によって、遠戚である宇佐見菫子の家に向かうことになる。
未来において孤独に生きるもの、不老不死の超能力者として名を馳せていた菫子と血の繋がりがあることに期待を抱き、蓮子は己の身に潜む夢と、瞳に浮かぶ秘密を打ち明けようとするのだが……。
これは二人の宇佐見の出会いの物語であり。
秘封倶楽部の継承の物語である。 -
佐賀を……佐賀を救うんじゃい!
幻想郷の佐賀こと神霊廟にて一人の女がアイドルに目覚める。
「佐賀を……佐賀を救うんじゃい!」
かくして豊聡耳神子P(兼不動のセンター)主導のもと、豪族連中はアイドル活動をはじめる。
なんやかんやで霍青娥と宮古芳香も合流し、ここに幻想郷最強のファンク・アイドル・ユニット、
『Private Phantom Pain/Pink Panty's』(PPP/PP、通称5P)が誕生した!
五人はファンク魂をメラメラ燃やし、摩多羅隠岐奈主催のファンク・フェスタに挑むのだが、そんな彼女たちの前に立ちはだかるのは、な、なんと、あの伝説のロックバンドだった! -
奇跡を起こす少女。超能力を操る少女。彼女達の出会いと別れ、そして秘封倶楽部の物語。
生まれながらにしての超能力者、宇佐見菫子。
「自分は他の人達と違う」
幼少期からそう悟り、目立たない為に、他人の中に溶け込むよう、努めて行動していた。
菫子は、彼女の望む通り、常に独りだった。
そんな彼女の前に現れた、一人の少女。
「私は神様が見えるの」
そう言った彼女の名は、東風谷早苗。
奇跡を起こす少女。
超能力を操る少女。
この出会いは偶然か、それとも奇跡か。
彼女達はどこへ向かい、
どこへ収束するのか?
『秘封倶楽部』
始まりの物語。 -
妖怪の山を舞台に、新たな恋の物語が幕を開ける!
東風谷早苗は平凡な学生として、また爪に火を灯すような信仰と虚ろな神を縁に祭祀の生を細々と生きていた。
そんなある日、残暑の折、早苗は神の消失を直観する。嘆き戸惑う早苗へとさらに待ち受けていたのは、見慣れぬ世界の強引な誘いだった。
右も左も分からぬ場所で、早苗は黒髪赤瞳の天狗、射命丸文と出会う。
いくつかの偶然と成り行きにより、共暮らすこととなった二人はやがて互いへの想いを徐々に育んでいく。だが、二人の想いを試すかのように、試練は次々と降りかかっていく。
妖怪の山の風俗と、二人の切ない恋を描いた物語がここに開幕する! -
10年の時を超え、秘封倶楽部、最後の倶楽部活動が始まる!
ある理由により、秘封倶楽部が解散してから10年。
宇佐見蓮子は宇宙飛行士となっていたが、二月に一度も宇宙に出るという過酷な労働条件の中ですり切れようとしていた。そんな彼女のもとに突如としてかつての相棒、マエリベリー・ハーンからメッセージが届く。
彼女はかつての倶楽部をもう一度と蓮子に求めてきたのだ。
いくつかの疑問、そして何よりも10年の時が生んだ深い断裂に躊躇いを覚えながら、蓮子はメリーの住むマンションへと赴く。そこで待ち受けていた活動内容とは《娘》を空の彼方に浮かぶ《鳥船遺跡》から救い出したいというものだった。
第四重力均衡点に浮かぶ天の筏を目指すため、38万キロメートルの距離と10年の歳月を超え、秘封倶楽部最後の倶楽部活動が幕を開ける。 -
蓮子と!メリーが!ちゅっちゅする!以上だ!
宇佐見蓮子と、マエリベリー・ハーン。
秘封倶楽部の2人の1日は、ちゅっちゅに始まりちゅっちゅに終わる。
寝起きのベッドで。
家のお風呂場で。
喫茶店の片隅で。
服屋の試着室で。
肌寒い夜の公園で。
そして、迷い込んだ夢の中で。
ところ構わず、飽きることなく、ちゅっちゅし続ける2人の、遊惰な日常。
唇の触れあった数だけ、互いを求め合う気持ちを絡め合って、混ざり合っていく。
ここが夢でも、現でも。
『ひふ~ふ』の浅木原忍×しぷっのタッグが贈る、ただただ蓮子とメリーがちゅっちゅするだけの秘封小説。 -
連城三紀彦の妖しき恋愛ミステリーの世界を幻想郷に再演する短篇集、第2弾!
魔理沙とアリスは、自らの異様な関係を題材とした人形舞台『恋人形』の千秋楽を終えた直後、アリスの自宅で心中を果たした。
『恋人形』のラストシーンを再現したかのような現場には、舞台で魔理沙を演じた人形が砕け散っていた……。
ふたりはなぜ心中しなければならなかったのか? 慧音はその真相を追うが……。(表題作)
天才・連城三紀彦の世界を幻想郷に再演する4編を収録。
【収録作】
「傀儡無情」
「見えない異邦人」
「親愛なるR譲へ」
「私のあやさん」 -
天才・連城三紀彦の恋愛ミステリーを幻想郷に再演する傑作5編!
星熊勇儀と水橋パルスィが、灼熱地獄へ身を投げ心中した。なぜふたりは心中しなければならなかったのか?
古明地さとりが小説『戻り橋心中』にその真相を描き、大きな話題を呼ぶ。
だがその記述に嘘を感じた射命丸文は、ふたりの情死の真相を探り始めた……。(表題作)
不世出の天才ミステリ作家、連城三紀彦が書き続けた恋愛ミステリーの世界。
嘘と演技、騙しの迷宮を幻想郷に再演する、全5編を収録した短編集。
【収録作】
「戻り橋心中」
「夜の傷痕」
「少女を買う女」
「夜の事情」
「早苗の恋文」 -
幽谷響子は、恋をした。命蓮寺に現れた月の民、稀神サグメに。
それは、叶うはずのない恋だった。相手は月の民、自分は平凡陳腐な地上の木っ端妖怪。相手にされるはずもない、一方的な思慕のはずだった。
だが、なぜかなりゆきで響子はサグメの案内役に指名されてしまう。
一言も喋らないサグメの不可解な行動に振り回される響子の初恋の行方は。
そして、響子の前でただ沈黙を保つサグメの真意とは――?
「声を――聞かせて、ください」
東方同人誌史上初(推定)。幽谷響子×稀神サグメの百合恋愛長篇小説。 -
「ねえメリー、結婚しよっか」
「ねえメリー、結婚しよっか」
――その一言から、蓮子とメリーの新しい生活が始まった。
これは秘封倶楽部の、ちゅっちゅで幸せな新婚生活のおはなし。 -
東方プロジェクトの二次創作小説。秘封倶楽部の蓮子とメリーが、滅びつつある東京を旅する話。
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小説と音楽で綴る少女のルーツと記憶
いつも夜中遭う金髪の少女。宇佐見蓮子は彼女になかなか声をかけられずにいた――
蓮子を躊躇わせる幼い日の記憶。
しかし一歩踏み出すための勇気もまた、記憶の地にあった。……山深い信州の地に。
八ヶ岳中信高原国定公園を舞台に繰り広げられる、宇佐見蓮子小学三年生の冒険。
本作はCD+小説……つまりは分厚いブックレットであったものを再編集しています。
巻末より、音楽CD部分のMP3でのDLが可能です。
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これは幻想郷を駆け抜けた最優の巫女――博麗霊夢の始まりから終わりまでを描いた物語だ。
本著は2014年~2015年にかけて同人誌即売会で頒布された浮世の巫女(上・中・下)を一冊にまとめたものです。
本作は全四部+断章の計五パートから構成されています。
「第一部 博麗の巫女」
博麗神社に預けられたれいむが先代巫女の教えを受け、博麗の巫女「霊夢」になるまでの話です。先代に連れられての妖怪退治や小さい頃の魔理沙との交流を主として、半人前の巫女の視線から幻想郷、特に人里の暮らしが語られます。
「第二部 博麗霊夢」
第一部から数年後を舞台に、PC98版(俗に旧作と呼ばれる一連)の作品群を再構成した話となります。舞台は幻想郷から離れ、夢の世界や遥か魔界にまで及びます。
「断章」
旧作とWin版を繋ぐ物語が語られます。一つの時代に終止符が打たれ、そして新しい時代が始まります。
「第三部 浮世の巫女」
Win版の紅魔郷から風神録までの作品を再構成し、紺珠伝後の月と対峙するオリジナルストーリーによって締めくくりとなる長編です。
異変解決の巫女としての霊夢が主に語られます。
「第四部 霊夢」
第三部から十数年後、霊夢が次代の巫女候補を迎え、引退の準備に入ることになります。それは有耶無耶になり続けた紫との関係に決着をつけるということでもあり、第一部から続いてきた生の果てに辿り着くことでもあり。ここに一つの物語は終わりを迎えます。
これらのパートによって霊夢の生涯を語り尽くそうと試みたのが本作となります。長大な物語ですが、最後までお付き合いいただけるとありがたいです。 -
「今まで私と貴女がすれ違っていた時間。その分だけ、貴女に伝えたい言葉、伝えさせて?」
「アリスの魔法を、アリスをーーもっとよく知りたい!」
終わらない冬が終わった日に、出会うべくして出会った霧雨魔理沙とアリス・マーガトロイド。戦いの中で、魔理沙は自分にないものを持つアリスに憧れを抱く。
「私は忙しいのよ。本当は出たくなかったって言ったでしょう?」
しかし、一人で魔法を研究し続けるアリスは毎日のように訪れる魔理沙を疎ましく思っていた。
「あー、早く来週にならねえかなあ!」
それでも、魔理沙はアリスの家に通い続ける。そして――
「ねえ、魔理沙。私は貴女の傍にいてもいいの……?」
少しずつ近づく二人の心。しかしそれが発端となり、物語は大きく揺れ動き始める……。 -
幻想郷が消えた後の世界。妖怪たちの奇跡で郷の記憶を宿した少女が、学生生活、そしてボーイフレンドとの出会いを経て、そして同じ幻想郷の夢を見た人に出会う。拙作東方二次創作ゲーム“東方夢終劇”の後日譚となる、ちょっと NL 要素もある、東方×オリジナルなスピンオフ物語。
幻想郷は、一人の少女が永い眠りの中で見ている夢の世界だった。
少女は夢の中で“博麗霊夢”として、幻想郷という世界を治めていたが、その東方の夢は終劇を迎えることとなった。この物語は幻想郷が消えた後の物語である。
妖怪たちの奇跡で、魔理沙としての夢を見た普通の女子高生“澪音”。
幻想郷消滅の悲しき思い出は、一度は学校生活の中で薄れ、そして夢の記憶のように消え去っていた。
そんな中、彼女はひょんなことで一人の上級生“智明”と出会う。
友達こそ多いものの男性経験はからきしの澪音は、その出会い自体がトラブルのようなものだったこともあり、当初は彼を煙たがり敬遠していたが、とある事故をきっかけに二人は想いを寄せるようになる。
──しかしそんなカップル生活も長く続くことはなかった。
気づくと彼女は幻想郷にいた。
彼女は現世での記憶を全て失い、とある日の“魔理沙”と戻り、その郷での日常生活を送っていた。
季節は春、雪はとうに止み、新緑もまばらと見え始めているが、春は何かを悲しむように銀世界を一掃できずにいた。
彼女はいつものように神社の巫女を冷やかすべく、家を後にする──。
こうして彼女は東方“夢終劇”の世界、そして奇跡を繰り返し、ついに夢の主の少女に“再会”することとなる。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。