『実用、思想、佐藤優』の電子書籍一覧
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『資本論』を日本で初めて翻訳した言論人・高畠素之はマルクス主義の欠点に気づき国家社会主義へと走った。それはなぜか。キリスト教を棄て、性悪説を唱えた不世出の知性が現代に突きつける民主主義・資本主義の陥穽と、暴力装置としての国家の本質とは。高畠に強く影響を受けた著者が危機の時代に向けて放つ「警世の書」。
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渾身の集中講義。哲学と神学の往還で歴史的視座を掴む、著者初の哲学入門書
すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる。
実学でない学知こそ、時代の転換期に活きる。
哲学と神学の往還で歴史的視座をつかむ、渾身の集中講義! 著者初の哲学入門書。
哲学は「綜合的な努力」、生きていく上でのマネジメント能力である。
独創的と思うもののほとんどは、過去に鋳型があり、議論されつくしている。
哲学史を学べば、思考の鋳型を見抜く力が身につく。すると、過去の哲学史から現代社会の出来事の多くは説明できるようになる。
つまり、社会や人間を総体として捉え、対応することができるのだ。
言説の連続ではなく、その背後にある人間を見る淡野安太郎の名著『哲学思想史』をテキストに用い、
学生有志に行った4泊5日の自主ゼミ合宿の講義を編み直した、著者初の哲学入門書。
■哲学は、東洋でも西洋でも神話との連続性の中にある
■奇跡とは、今までの我々の思考のあり方、行動のあり方を変えること
■現代の心脳問題は、一つの無神論の完成
【目次】
まえがき――先哲と共に考える学知は役に立つ
一日目
第一章 哲学とは何か――「緒言」と序章を読む
第二章 古代哲学の世界――第一章第一節、第二節を読む
二日目
第三章 現代につながる古代――第一章第三節、第四節を読む
第四章 思想における中世的世界――第二章第五~第七節を読む
第五章 近代文化の開花――第三章第八節、第九節を読む
三日目
第六章 経験論の世界――第三章第十節を読む
第七章 啓蒙主義の克服――第三章第十一節を読む
第八章 弁証法的思考と新カント学派――第三章第十二節を読む
四日目
第九章 唯物論と現代哲学――第三章第十三節、補章、むずびを読む
あとがき――「正しい戦争」を支持しないために
参考文献一覧 -
稀代の論客はこうして作られた
「私は人生で三度マルクスに出会っている」。浦和高校、同志社大学で過ごした濃密な青春の日々が甦る――。
「マルクスが『資本論』で解明した論理は、超克不能である」という確信に至るまでの、自らの思想的軌跡をたどる。著者の思想の根幹をなした浦和高校時代、同志社大学神学部時代の友人や恩師との濃密な日々を回想しつつ、カール・マルクスとの若き日の出会いを綴った、著者初の自叙伝。付録として、文庫版のためのあとがきにかえて――講演録、文春学藝ライブラリーのためのあとがき、解説(中村うさぎ)を収録。
※この電子書籍は2010年11月に文藝春秋より刊行された文庫をもとにした文春学藝ライブラリー版(2022年7月刊)を底本としています。 -
月刊誌『潮』誌上で連載され大反響を呼んだ、小説『人間革命』第1巻の読み解きを単行本化!
世界192 か国・地域に広がった創価学会はキリスト教、イスラム教に次ぐ世界宗教として発展を続けている。
そのダイナミックな潮流に強く惹かれると語る佐藤優氏。
一方、与党・公明党の支持母体でもある創価学会は、数多くの非難・中傷にもさらされている。
はたして、創価学会の真実の姿とは――。
創価学会にとって、「精神の正史」といわれる小説『人間革命』の読み解きに、プロテスタント教徒でもある佐藤優氏が挑む! -
<哲人に学ぶ「人類の知恵」シリーズ>
★2000年読み継がれてきた「怒り」と向き合うための必読書!
「あー、もう!!!!」
最近、イライラしてませんか?
突然、列に割り込まれた、
心ない言葉を投げつけられた、
いきなり無茶難題を押し付けられた……
意に反した出来事に「怒り」を抱き、
波立つ感情につい振り回されてしまうのは、
今も昔も変わらない、人類共通の悩み。
およそ2000年にわたり、
多くの悩める人たちの間で脈々と読み継がれてきた、
古代の哲人セネカによる「怒り」と向き合うための必読書。
自らも、当時「暴君」と恐れられた皇帝の怒りに翻弄され、
結果的に命をも落としたセネカだからこそ語ることのできる
「怒り」との向き合い方。
ソクラテスやカトーといった名だたる歴史上の人物から
市井の人々に至るまで、
「怒り」にまつわる具体的なエピソードを多数盛り込み、
哲学書とは思えない読みやすさで
あなたの日々の「イライラ」に解決策をお届けする1冊です。
●「怒り」とは何か
●怒りを避けるには?
●怒りを抑えるには?
●「怒らない子ども」はどうすれば育つ?
●怒りをコントロールする方法
●あなたをイライラさせているものの正体
●限られた時間を無駄にしないために
暴論、虚言、噂、不正、格差……混乱が絶えない時代ゆえに
思わず「わかる!」とうなずいてしまう知恵が詰まった、
「怒れる現代人」のための、とっておきの処方箋!
(目次より)
■第1巻「怒り」とは何か
・感情の中で最も恐ろしいもの
・怒りが人類にもたらしてきた「悲劇」の数々
・怒りがあなたを「奴隷」にする
■第2巻 怒らない方法
・怒りを避けるには?
・怒りを抑えるには?
・「怒らない子ども」はどうすれば育つ?
■第3巻 怒りをコントロールする方法
・怒りへの効果的な対処方法
・あなたをイライラさせているものの正体
・限られた時間を無駄にしないために ……ほか -
現代科学を根底から変えた進化論──そこには語られざる「暗黒面」があった。生物学のみならず、現代史をも変えてしまったダーウィニズムの功罪を、神学、西洋哲学史、資本論などの観点から、現代日本を代表する「碩学」が解剖する。同志社大学で行なわれた「伝説の集中講義」を、学生たちとの率直なやりとりも含めて完全再現。
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暴発するテロ、迫るファシズム、広がるインターネットの闇、底なしの格差と貧困。世界を覆う「見えない危機」の正体を見抜き、現代を生き抜くための最強の読解力を指南する。〈危機とは、もともとギリシア語で峠とか分かれ道を意味する「クリシス」に由来する概念だ。分かれ道に関しては、選択を間違えると、とんでもない方向に進むことになり、目的地に到達することはできない。従って、われわれが危機について語るときは、単に危機という現象について、分析し、認識するだけでは不十分だ。危機から抜け出す処方箋についても考えなくてはならない。〉――佐藤優(まえがきより)同時多発テロ/オウム真理教/官僚の不正/トランプ現象/北朝鮮の脅威/ヘイト言説/日米同盟/沖縄基地問題/外国人労働者受け入れ/相模原事件/子どもの貧困…… 現代の危機を神学の知恵で読み解き、希望への処方箋を提示する。(目次より)1見えない危機の到来2資本主義の暴走3国家の本質4格差社会を超えて
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未来を担う青年たちに語った世界宗教の実像とは――。
世界で生き抜く教養を身に付ける。
プロテスタント教徒である佐藤優氏は、世界宗教の条件として、
「宗門との決別」「世界伝道」「与党化」の3つを挙げる。
そして、その条件を満たしているという創価学会に強い関心を抱く佐藤氏は、
キリスト教、イスラム教という世界宗教がたどってきた道筋と
抱えてきた問題点を明らかにして、激動の時代に活かすべき英知を紡ぎ出していく。
〈キリスト教と同じ失敗を創価学会にくり返してほしくない〉という想いが込められた、
新時代の世界宗教を担う人材必読の書。 -
「私の持つすべての力を投入した」。全精力を注いだ大型論考、遂に文庫化!
「私の持つすべての力をこの作品に投入した」
原稿用紙約1000枚、著者が全精力を注いだ、過去と現在を大規模に往還する大型論考がついに文庫化!!
宗教改革の知識を欠いて、近代を理解することは出来ない。
なぜなら、宗教改革は近代、民族、国家、ナショナリズムの起源となったからだ。
「この作品は私の著述群の中で特別の意味を持つ。
表題は『宗教改革の物語』で、扱っているのは中世末期のボヘミア(チェコ)の宗教改革者ヤン・フス(1370頃~1415年)である。
ただし、深層においては、私の過去と未来と現在が、すべて盛り込まれた作品だ。
佐藤優という作家が何を考え、何をしようとしているかに関心を持つ読者に是非読んでもらいたい」
時代状況が大きく変化する時こそ、長く頒布されてきた概念・事象がどう生成し、影響力を持つに至ったのかを分析することが、
個人・中間団体・国家それぞれの段階において、事態を打開する糸口を発見することに繋がる。
フスの「教会論」は、長く頒布されてきたものへの問題提起であり、その後、長く頒布されることとなるものとして、近代と現代の連関を見るには最適だ。
私たちは、“愛のリアリティー”を希求し、希求されている存在である。
『宗教改革の物語』が時代の危機を超えるための、読者にとって人生の実用書たる作品になることを願う。 -
世界最大の問題に、知の巨人たちと俊英が挑む。私たちの現在地を照らす!!
世界最大の問題に、知の巨人たちと俊英が挑む。
いま、私たちは渦の中にいる。
各国で起きるテロや、EUやアメリカ、日本でで生じる排外主義・外国人嫌悪(ゼノフォビア)、めまぐるしく変転する中東情勢など、
世界各地で民族・宗教といった、冷戦後には“古い”とされた問題が噴出している。
私たちの現実社会に影響を与えている「宗教」「思想」といかに向き合うかは、個々人が生き抜く上で避けては通れない時代になったのだ。
しかし、「宗教」を正面から扱うことを日本は避け続けている!
この状況を打破し、現代社会の様々な議論の根本を一望する、知の結晶!!
世界宗教の論理や各国の制度を探究し、
それぞれの「思想」の重要性を訴えている第一線の研究者・識者が、
「宗教と資本主義・国家」を巡り、意見を交わした。
第一線の識者・研究者が現在地を照らす!! -
「世界最先端の地」シリコンバレーでは、日々Googleの自動運転車が涼しい顔をして公道を走っている。いま、日本が誇る自動車産業は、その誕生以来最大の危機を迎えている─。 【WedgeセレクションNo.56】目次■PART1米IT企業が先行する「自動運転」開発 壊れだした自動車業界のパワーバランス 文・川端由美・Wedge編集部■PART2自動車メーカーは置き去り Googleが目指す完全自動運転 文・自動車業界関係者■PART3欧米自動車メーカーが続々参入 なぜいまカーシェアなのか?文・宮田拓弥※この電子書籍は、月刊『Wedge』2016年6月号に掲載された記事を一部編集したものです。記事中の事実関係、データ、肩書き等は掲載当時のものです。
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