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『実用、アドレナライズ、1円~』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全217件

  • 国民的ヒーローとなった男の凄絶な死

     私を見て少し微笑んだように見えた次の瞬間、猪熊は「今ならできる!」という低い叫び声とともに机上の脇差を取り上げ一気に首に突き込んだ。(本文より)

     2001年9月28日、東京オリンピック柔道重量級金メダリスト、猪熊功死す。自ら頸動脈をついて自害した壮絶な死の理由とは? その直前二週間、心身ともに最高の状態で死にたいという理由で行われた、美しき死のための合宿の詳細。「まだまだっ、切れてない」最後の瞬間を看取った合気道家、井上斌の証言で綴られる衝撃の真相。

    プロローグ 夢

    第一章 終わりへの始まり
     1 始まり
     2 自殺合宿

    第二章 猪熊功という男の逆転人生
     1 宿命を背負ったデビュー
     2 対巨人との戦い
     3 若者の考えを変える男
     4 柔道新時代の茨の道を告げる大会

    第三章 再起不能の病からの帰還
     1 フィアンセヘの手紙
     2 ヘーシンクという名の巨大黒船襲来
     3 ウエイト・トレーニングでの復帰

    第四章 美しき死への合宿
     1 給料日
     2 猪熊の食事
     3 合宿二週目
     4 傘
     5 息子たちと
     6 整理

    第五章 人生の転換期、柔道から実業へ
     1 生い立ち
     2 大逆転の夢ならず
     3 私(井上斌)と猪熊との出会い

    第六章 再々度の延期
     1 死に場所
     2 時間が止まる
     3 遺書のコピー
     4 知人たちへの電話
     5 時間つぶし
     6 周到なドライブ
     7 最後の役員会、最後のビール

    第七章 哀しき経営者・猪熊功
     1 孤独
     2 東海建設と東海大学
     3 事業拡大路線
     4 大学との軋轢
     5 中小の建設会社と銀行
     6 経営破綻の償い

    第八章 最期
     1 決行のとき
     2 まだまだっ

    エピローグ 光と陰

    ●井上斌(いのうえ・たけし)
    1946年中華民国北京市生まれ。1968年慶応大学法学部政治学科卒業。英国合気道協会主席師範を経て、1972年住友不動産入社。ハワイカントリークラブ、泉カントリー倶楽部、新宿住友ビル管理を経て、1987年退社。その後、1989年東海建設入社、社長室長、東海不動産管理常務取締役を経て、2001年東海建設破産により退職。現在株式会社エス・ユウ代表取締役。毎年1回、英国において合気道講習会を開催。師範を務める。

    ●神山典士(こうやま・のりお)
    1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。主な著書に、第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)、『ひとりだちへの旅』(筑摩書房)、『「日本人」はどこにいる~異文化に生きる武士道のこころ』(メディア・ファクトリー)、『アウトロー』(情報センター出版局)など。
  •  その日本語まちがっていませんか? 聞きちがい・誤用・変換ミスなど、私たちの身近なところで毎日のように起こる失敗の数々。笑って済まされることもあれば、思い出すだに忌まわしい赤ッ恥となることも。言葉の非常識が引き起こす奇想天外なストーリーを楽しみながら、あなたの日本語力もアップする、前代未聞のショートショート集。

    ●高井 信(たかい・しん)
    1957年、名古屋生まれ。東京理科大学理学部卒業。1979年、大学在学中にSF専門誌「奇想天外」にて作家デビュー。以後、ショートショートやSFアイデアストーリーを中心に活躍。1990年代にはRPGに材をとった小説やシナリオも執筆。2000年ごろからショートショートの研究に着手。著作多数。
  •  夫殺し、子殺し、保険金殺人、横領、放火、覚醒剤……カネと男のために罪を犯す女たち。女囚を日々処遇している刑務官の話を集めてみると、懲りない女、更生できない女たちには顕著で明確な特徴、共通点があるようだ。刑務官にしか書けない激増・凶悪化する女囚の真実を明かす。

    第1章 初公開! 女囚の拘禁生活
    第2章 女囚たちの隠された生活
    第3章 知られざる女性刑務官の世界
    第4章 伝説となった女囚たちの罪と罰

    ●坂本敏夫(さかもと・としお)
    元刑務官・ノンフィクション作家。NPO法人(受刑者の更生支援、こどのも健全育成等)理事長。1947年12月、熊本刑務所官舎で出生。高校卒業まで刑務所官舎で暮らす。母方の祖父、父に続き三代続いた刑務官。1967年大阪刑務所刑務官(看守)に採用される。神戸刑務所、大阪刑務所で係長勤務を経て、法務省法務大臣官房会計課、東京矯正管区で予算及び刑務所・少年院等矯正施設の施設整備を担当。1987年現場に復帰し、1994年広島拘置所総務部長を最後に退官。以後、作家、ジャーナリスト、タレントとして活動。『死刑のすべて』『刑務所のすべて』(文藝春秋)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)、『囚人服のメロスたち』(集英社)、『典獄と934人のメロス』(講談社)など著書多数。映画・TVドラマの監修(一部出演あり)も多い。
  •  急増、凶悪化する少年犯罪。事件を起こした少年少女たちは、その後どのようなプロセスを経て、どこに送られ、どのような生活をしているのか。かつて大流行の『練鑑ブルース』にうたわれた少年鑑別所、あの名作『あしたのジョー』が入れられていた特別少年院はじめ各種の少年院、そして少年刑務所はいま、どんな状況になっているのか。少年刑務所と成人刑務所はどこが違うのか。非行少年・犯罪少年の処遇の流れを、様々なエピソードと共に解説する。

    序章 凶悪事件を起こした少年たちの行く先
    第1章 少年処分の全権限をもつ家庭裁判所の不思議
    第2章 少年鑑別所ではリンチといじめが横行!?
    第3章 少年院に送られる少年たちの素顔
    第4章 少年刑務所の知られざる実態

    ●坂本敏夫(さかもと・としお)
    元刑務官・ノンフィクション作家。NPO法人(受刑者の更生支援、こどのも健全育成等)理事長。1947年12月、熊本刑務所官舎で出生。高校卒業まで刑務所官舎で暮らす。母方の祖父、父に続き三代続いた刑務官。1967年大阪刑務所刑務官(看守)に採用される。神戸刑務所、大阪刑務所で係長勤務を経て、法務省法務大臣官房会計課、東京矯正管区で予算及び刑務所・少年院等矯正施設の施設整備を担当。1987年現場に復帰し、1994年広島拘置所総務部長を最後に退官。以後、作家、ジャーナリスト、タレントとして活動。『死刑のすべて』『刑務所のすべて』(文藝春秋)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)、『囚人服のメロスたち』(集英社)、『典獄と934人のメロス』(講談社)など著書多数。映画・TVドラマの監修(一部出演あり)も多い。
  •  性別、身長、運動量などによって細かく決められたカロリー表、安く手に入る食材、季節の食材、栄養バランス等から作られる春夏秋冬のメニュー、お正月の特別メニュー、実際に食事を作る炊場、職員食堂など、今まで知られなかった刑務所の“食”事情が満載! 分刻みのスケジュールに秘められた健康を取り戻す生活スタイル。受刑者の食生活と節約術を活用すれば、あなたの毎日はもっといいものなるかも!?

    第一章 受刑者の生活
    第二章 刑務所の不思議
    第三章 刑務所式生活スタイルの効用
    第四章 一〇〇パーセント刑務所メニュー
    第五章 被害に遭わないための知恵袋

    ●坂本敏夫(さかもと・としお)
    元刑務官・ノンフィクション作家。NPO法人(受刑者の更生支援、こどのも健全育成等)理事長。1947年12月、熊本刑務所官舎で出生。高校卒業まで刑務所官舎で暮らす。母方の祖父、父に続き三代続いた刑務官。1967年大阪刑務所刑務官(看守)に採用される。神戸刑務所、大阪刑務所で係長勤務を経て、法務省法務大臣官房会計課、東京矯正管区で予算及び刑務所・少年院等矯正施設の施設整備を担当。1987年現場に復帰し、1994年広島拘置所総務部長を最後に退官。以後、作家、ジャーナリスト、タレントとして活動。『死刑のすべて』『刑務所のすべて』(文藝春秋)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)、『囚人服のメロスたち』(集英社)、『典獄と934人のメロス』(講談社)など著書多数。映画・TVドラマの監修(一部出演あり)も多い。
  •  収容人員増でトラブルが多発、受刑者間のイジメもエスカレートしている現在の刑務所。死刑執行が多くなり、無期懲役判決も激増している。居房生活やルール、女囚・外国人受刑者・死刑囚の処遇、刑務作業の実態、日々のスケジュールなどを元刑務官が明かす。

    第1章 ムショへの第一歩は逮捕から始まる
    第2章 ムショ暮らしに自由はない!
    第3章 居房生活のすべて
    第4章 面会、電話、手紙、差入れ
    第5章 ヤクザも従うムショのルール
    第6章 女囚の世界はこんなにスゴイ!
    第7章 外国人受刑者、死刑囚、極悪少年の実態

    ●坂本敏夫(さかもと・としお)
    元刑務官・ノンフィクション作家。NPO法人(受刑者の更生支援、こどのも健全育成等)理事長。1947年12月、熊本刑務所官舎で出生。高校卒業まで刑務所官舎で暮らす。母方の祖父、父に続き三代続いた刑務官。1967年大阪刑務所刑務官(看守)に採用される。神戸刑務所、大阪刑務所で係長勤務を経て、法務省法務大臣官房会計課、東京矯正管区で予算及び刑務所・少年院等矯正施設の施設整備を担当。1987年現場に復帰し、1994年広島拘置所総務部長を最後に退官。以後、作家、ジャーナリスト、タレントとして活動。『死刑のすべて』『刑務所のすべて』(文藝春秋)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)、『囚人服のメロスたち』(集英社)、『典獄と934人のメロス』(講談社)など著書多数。映画・TVドラマの監修(一部出演あり)も多い。
  • 770(税込)
    著者:
    家田荘子
    レーベル: ――

     岩木山に始まり、石鎚山、出羽三山、そして富士山へ……。何もかもが空回りする人生のどん底で「行」と出会った作家・家田荘子は、日本各地に点在する霊山を登り始める。一歩踏み出すごとに数多の苦楽を与えてくれる霊峰との対峙から、彼女が見出した「生きる歓び」とは。著者にとって人生の転機となった霊山行をめぐる再生の記録。
     この電子版では、文庫から大幅に加筆修正の上、内容を再構成。掲載写真を一新してオールカラーにしている。

    ●家田荘子(いえだ・しょうこ)
    作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど十以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過した一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受け、僧侶に。住職の資格を持つ。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。『極道の妻(つま)たち』、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など138作品の著作があり、近著は『熟年婚活』(角川新書)、『別れる勇気』(さくら舎)、『大人処女』(祥伝社新書)。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。
  •  小説、マンガ、ゲームと絶大な人気を誇る「三国志」。本書は、一般に知られている“演義"の世界観を踏まえつつ、“正史"に基づいて、時代背景、人間関係の真実に踏み込んでいる。特に重視したのは戦争の記述。合戦の配置図などをまじえ、難解な史実を著者の見解も合わせてわかりやすく解説。初心者からマニアまで楽しめる1冊。

    第一章 三国志の前史と社会背景
     『三国志』の『正史』と『演義』はどう違うのか
     後漢王朝はなぜ衰退したのか
     清流派と濁流派って何?
     民衆の蜂起が三国志のはじまり
    第二章 群雄の政略と軍略
     董卓の奪権はなぜ可能だったのか
     董卓と呂布の因縁と結末
     袁紹はなぜ群雄の旗手になれなかったのか
     曹操はほんとうに乱世における姦雄なのか
     曹操台頭の秘訣とは一体どんなものだったのか
     曹操はなぜブレーンと武将に恵まれたのか
     関羽・張飛はなぜ劉備に心酔したのか
     劉備ははたして凡将か名将か
     呂布は三国志随一のトリックスター
     孫堅・孫策の強さと弱点とは?
    第三章 三国志を彩る戦争I
     し水関の戦い
     えん州争奪戦
     宛城攻防戦
     下ひの戦い
     官渡の戦い
     長坂坡の戦い
     赤壁の戦い
    第四章 諸葛孔明の登場と戦い
     諸葛孔明と劉備の「三顧の礼」、本当はどうだったのか
     「天下三分の計」の非凡と弱点
     荊州争奪戦で得をしたのは誰か
     周瑜の知られざる「天下二分の計」
     周瑜の死にまつわる謎とはどんなものか
     劉備入蜀のバランスシート
     馬超にみる西涼軍閥の実態
     関羽はなぜ非業の死を遂げたのか
     曹操はなぜ帝位に就かなかったのか
     関羽・張飛の死で劉備はキレたのか
     「五虎将軍」とは誰のことをさすのか
     諸葛孔明の北伐は無謀だったのか
     孔明の好敵手司馬懿とはどんな人物だったか
     三国に仕えて繁栄した諸葛一族
    第五章 三国志を彩る戦争II
     巴蜀攻略戦
     合肥の戦い
     定軍山の戦い
     樊城の戦い
     夷陵の戦い
     蜀漢軍の南征
     第一次北伐
     第二次北伐
     第三次北伐
     第四次北伐
     第五次北伐
     蜀平定戦
    第六章 三国志きらめく軍師列伝
     荀或
     賈く
     程いく
     魯粛
     陸遜
     ほう統
    最終章 三国鼎立の最終勝利者は誰か
     その後の三国の動向
     司馬懿の活躍と卑弥呼
     司馬懿と曹爽の対決
     三国鼎立の終焉

    ●桐野作人(きりの・さくじん)
    1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『猫の日本史』(洋泉社新書)など多数。
  •  マニア垂涎の『うる星やつら』レーザーディスク全50枚、33万円をウハウハと購入した映画評論家・友成純一が、アニメ映画のカルトな話題から巨匠・手塚治虫について、さらにスピルバーグからキューブリックまで、大衆映画、文芸映画、実写映画、A級B級C級D級……のありとあらゆる映画を懇切丁寧に大評論。1987年~1992年まで『キネマ旬報』に連載されたエッセイを中心に採録、驚きと興奮のシネマ・ワールド。電子版あとがきを追加収録。

    ●友成純一(ともなり・じゅんいち)
    1954年福岡生まれ。1985年『肉の儀式』で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を執筆。『漂流家族』『殺人の勧め』『爛れ』『暴虐の痴図』『蔵の中の鬼女』『邪神の呼び声』『死の影を追って』『黒の女王』『闇の王国』『髑髏町の魔道師』『怪物団』『色魔』など電子オリジナル作品も多数発表している。映画評論、特にホラー/スプラッターの分野で活躍し、各映画誌に寄稿している。
  •  干支にはなぜ猫年がないのか? 日本で初めて猫を飼ったのは誰か? 江戸時代の猫の値段は? 猫の民話や神話にはどんなものがある? 猫の毛色と性格には関係がある? 古今東西の歴史・文献が示す、猫と人間の不思議な関係性。最新科学が証明した、猫の身体能力や遺伝。猫に関する雑学が盛りだくさん、猫好きのための一冊!

    第一章 猫と人が暮らしはじめたころ
    第二章 エジプトから世界へ
    第三章 猫は幸運のシンボル
    第四章 『猫の天国』日本
    第五章 価値ある動物、それは猫
    第六章 ヨーロッパでもペットの王座に
    第七章 アニマルセラピー
    第八章 日本の猫伝説
    第九章 ヨーロッパの猫伝説
    第十章 猫の謎を科学する
    第十一章 猫の超感覚
    第十二章 猫の毛色(遺伝と性格)

    ●西谷 史(にしたに・あや)
    1955年三重県生まれ。北海道大学を卒業。東芝在職中にデビュー。独立後『デジタル・デビル・ストーリー女神転生』(徳間書店)で長編作家に。『女神転生』はオリジナルアニメ、RPGゲームの原作となる。他に『神々の血脈』(角川書店)、実写ゲームの原作となった『東京SHADOW』(電撃文庫)等がある。屋外で生きる猫達が好きで、孤島や、方々の街に観察に出かけて『ど~してねこ年はないのか!?』を書いた。
  •  人類は残酷さにおいて比類なき、この世の魔王である。平和な日常的社会では到達できない特異な状況、極限状態に追いつめられたとき、人間の奥底にある本性の部分が見えてくるものである。真理を見つめる者はここからも目をそむけてはならない。人間が犯してきた数々の残虐な行為をふり返りながら、あらためて、人間とは何かを考えてみたい。(「はじめに」より)
     現代ニッポンの悪辣犯罪から、戦国時代の恐るべき風習、中国皇帝の暴虐、アジアやヨーロッパ、世界大戦での戦争犯罪などなど……過去に実際に行われた無恥・冷酷・卑劣・残虐行為の数々を全80問のクイズ形式にて検証する。

    PART1 日本編
    PART2 アジア編
    PART3 ヨーロッパ・アメリカ編

    ●柳内伸作(やない・しんさく)
    ノンフィクション作家。1947年、福島県生まれ。東京経済大学卒業。1972年、陸上自衛隊調査学校心理戦防護課程(陸軍中野学校の後身)を修了。防衛庁陸幕調査部の情報工作官として国外情報を収集後、戦略情報を分析、その後陸上自衛隊富士学校の研究員として教範を作成、次いで陸上自衛隊高射学校で戦史教官を務める。1992年、『週刊文春』に投稿のクーデター小論で免職に処され、提訴。政府は自衛隊がクーデターの教育をしていると認めた上に、裁判所も自衛隊はクーデターの研究・教育をしている事実は認定したが最高裁で敗訴。
  • 495(税込)
    著者:
    中山美里
    レーベル: ――

     風俗と違って実際に生身の人間と触れあうことはなく、AVと違って形に残るわけでもない、キャバクラのようにお客さんに営業メールをしたり同伴やアフターにつきあったりすることもない……。ただチャットをするだけで、こんなに多くのお給料をもらえるなんて! と思うかもしれない。だが、もちろん、努力せずして、楽にこのような大金を稼げるわけがない。(「第1章 ネット風俗嬢とは?」より)
     ネット上でアダルトなライブ配信を行う“チャットレディ”と呼ばれる仕事をする女性たちとその周辺を徹底取材。彼女らに群がる有象無象、カネ、欲望を赤裸々に暴き出す。

    第1章 ネット風俗嬢とは?
    第2章 アダルトチャットの歴史
    第3章 手の届かない美女よりも、親近感のある萌える女性が人気
    第4章 ユーザーがお金を落とす仕組みはコンプガチャと同じ?
    第5章 チャットルーム
    第6章 知識さえあればいつでもどこでもお金が稼げる!?

    ●中山美里(なかやま・みさと)
    高校卒業後、水商売、ヌードダンサーなどを経てライターに。自身の援助交際経験を綴る『16歳だった 私の援助交際記』(幻冬舎)で作家デビュー。同書は中国語にも翻訳されるベストセラーになる。性風俗や女性の生き方などを中心に雑誌、WEB等で取材・執筆を行う。テーマは、「性生活の充実はQOLを上げる。 性欲、食欲、睡眠の充実」。著書に『高齢者風俗嬢』『ネット風俗嬢』など。22歳で未婚で出産。10年のシングルマザー生活後、結婚。3児の母。適正AV業界の一般社団法人日本プロダクション協会の事務局を6年間務めた後、セクシャルウェルネス業界で働く人に対する差別や偏見をなくす取り組み等を行う一般社団法人sienteを仲間のAV女優たちと2022年に立ち上げる。
  • 495(税込)
    著者:
    中山美里
    レーベル: ――

     風俗嬢とは、私に言わせれば、れっきとした専門職、技術職だ。もちろん若い女性のほうが大金を稼ぎやすい仕事ではある。けれども、若いだけではダメだ。そして、若くないからダメというわけでもない。歳を重ねたなら、重ねたなりの精神的なゆとりや包容力、経験など、若さと美貌とは違う魅力を備えていれば、年齢と関係なく、まだまだやっていける職業なのだ。(本文より)
     高齢化社会・ニッポンのリアルな断面! 50代、60代、70代……“超熟女”と呼ばれ、逞しく生きる高齢者風俗嬢たちの真実とは。

    第1章 彼女たちがセックスワークを選んだ理由
    第2章 セックスワークを楽しむ超熟女たち
    第3章 超熟女たちの事情
    第4章 70代の「ナンバーワン」ソープ嬢
    第5章 男たちはなぜ、超熟女を求めるのか
    第6章 超熟女たちに悲壮感はない
    第7章 いくつになっても女として見られる喜び

    ●中山美里(なかやま・みさと)
    高校卒業後、水商売、ヌードダンサーなどを経てライターに。自身の援助交際経験を綴る『16歳だった 私の援助交際記』(幻冬舎)で作家デビュー。同書は中国語にも翻訳されるベストセラーになる。性風俗や女性の生き方などを中心に雑誌、WEB等で取材・執筆を行う。テーマは、「性生活の充実はQOLを上げる。 性欲、食欲、睡眠の充実」。著書に『高齢者風俗嬢』『ネット風俗嬢』など。22歳で未婚で出産。10年のシングルマザー生活後、結婚。3児の母。適正AV業界の一般社団法人日本プロダクション協会の事務局を6年間務めた後、セクシャルウェルネス業界で働く人に対する差別や偏見をなくす取り組み等を行う一般社団法人sienteを仲間のAV女優たちと2022年に立ち上げる。
  • 495(税込)
    著者:
    中山美里
    レーベル: ――

    「おもしろいですよ。人間のドライブスルーみたいで。座っていると流れてくるんです、車が。そして窓越しにみんな私のこと見ていくんです」プレイは5分で5千円。でもタイマーは8分にしておくという。ほぼ全員がその時間で発射まで辿り着く。キスして、フェラして、少し胸を揉んだりして、すぐに挿入して射精。プレイルームでもめまぐるしく人が入れ替わっていく。(「流転の子連れ風俗嬢ユイ」より)
     抜け出したい、でも辞められない。闇風俗に沈められた女たち。離島の置屋、違法ヘルス、援デリ、非道AV……禁断の性の世界を漂流した現代遊女11人の壮絶半生とは。衝撃のセックス・ノンフィクション。

    *流転の子連れ風俗嬢ユイ
    *元有名AV女優エミコが背負う宿命
    *15歳の援デリ少女モエの冒険
    *風俗一筋に生きた女マコの誤算
    *無頼を気取る刺青風俗嬢リョウコ
    *バツイチ熟女マリが貢いだ5千万円
    *立ちんぼになった元派遣OLマユミ
    *自宅でデリヘルを開業する妻アユミ
    *悪徳AVに騙された借金女サチコ
    *別居婚で自由を謳歌するアサコ
    *前科3犯の熟女AV女優ヤヨイの再起

    ●中山美里(なかやま・みさと)
    高校卒業後、水商売、ヌードダンサーなどを経てライターに。自身の援助交際経験を綴る『16歳だった 私の援助交際記』(幻冬舎)で作家デビュー。同書は中国語にも翻訳されるベストセラーになる。性風俗や女性の生き方などを中心に雑誌、WEB等で取材・執筆を行う。テーマは、「性生活の充実はQOLを上げる。 性欲、食欲、睡眠の充実」。著書に『高齢者風俗嬢』『ネット風俗嬢』など。22歳で未婚で出産。10年のシングルマザー生活後、結婚。3児の母。適正AV業界の一般社団法人日本プロダクション協会の事務局を6年間務めた後、セクシャルウェルネス業界で働く人に対する差別や偏見をなくす取り組み等を行う一般社団法人sienteを仲間のAV女優たちと2022年に立ち上げる。
  • 770(税込)
    著者:
    森田靖郎
    レーベル: ――

     プーチンが仕掛けたロシア・ウクライナ戦争をきっかけに、日本の安全保障問題が議論されている。台湾有事、北朝鮮のミサイル、反撃能力、防衛費増税、核共有(核シェアリング)……。いまは昭和を引きずる戦後ニッポン人の「安保観」を見直す機会でもある。これからも永続されるであろう日米安保が、当時、どのような政治駆け引きのなかで進められたのか。日本国民とくに沖縄県民のことをどれほど考えて、アメリカとの交渉にあたってきたのか。五十余年変わることなく続いている日米安保を振り返ることは、過去のことではなく、未来を考える上でとても大切な作業に思えてならない。まわりを見渡せば中国、北朝鮮、ロシアと、核保有国に囲まれている避戦ニッポン。もはや世界戦争Xデーの“戦前”なのだ……。
     中国問題を取材し続けてきた著者が書き下ろしたノンフィクション。電子オリジナル作品。

    序章 戦争なんか、やっている場合じゃない
    第一章 21世紀を独裁者の無間道とするな
    第二章 昭和残影「戦後ニッポンの安保観」
    第三章 世界戦争Xデー前夜
    第四章 すでに起こった未来

    ●森田靖郎(もりた・やすろう)
    作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街~池袋チャイナタウン・プロジェクト~』(ナショナル出版)など著書多数。
  • 「お遍路すると、何かいいことあるの?」よく人に聞かれる。私にはよく判らない。それよりも、遍路修行を無事にさせてもらうことが、私にとって一番いいことであり、大切なことになっている。たとえご利益狙いで始めたお遍路がいたとしても、やがて、そういうことを考えなくなっている自分に気づくことと思う。そうやって歩きながら自分を見つめ、自分を知ること……これが空海上人の言う「如実知自心」で、迷いがなくなる、つまり悟りを開くことの一歩一歩につながるのではないだろうか。(本文より)
     第1番の霊山寺から第88番の大窪寺まで、泣いたり笑ったり魂の遍路記録。巻末には「般若心経全文」と「仏前勤行次第」を収録。

    ●家田荘子(いえだ・しょうこ)
    作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。
  •  ものごとは好き好きだという前提で、あえて言わせていただけるなら、こだわりを持つのもほどほどにしないと、世間を狭くするだけではあるまいか。(中略)ならばどうして、邦画に特化した本など書く気になったのか、と問われるかも知れない。まあ、矛盾したことを言うようではあるけれども、やはり僕は邦画が好きなのだ。その理由については、今度は恥ずかしくなるほど当たり前のことを言うようだが、日本語で演じられているからである。具体的に、どういうことか。(「はじめに」より)
     よい女優の条件とは? わが国に特撮はなぜ根付いた? 戦争を知らない世代こそ、戦争映画を見るべきでは? ヤクザ映画はどうして人気を博し、どうしてオワコンと呼ばれるようになった? 日本の伝統文化を題材にすれば名作になるのか? 邦画の未来のために必要なコンプライアンスとは?……洋画・邦画、そしてジャンルを問わず、手当たり次第に見てきた著者が感じた、日本映画のこれまでとこれから。邦画を愛する人に贈る、一風変わった映画評エッセイ。

    第一章 映画女優との出会い
    第二章 大日本特撮帝国
    第三章 戦争映画の醍醐味とは
    第四章 アウトローとカタルシス
    第五章 「邦画ならでは」が見たい
    第六章 邦画の未来のために

    ●林 信吾(はやし・しんご)
    1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。帰国後はフリーで執筆活動に専念している。『怪しいイギリス、納得のイギリス映画』(アドレナライズ)、『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『超入門資本論 マルクスという生き方』(新人物往来社文庫)、『反戦軍事学』(朝日新書)、『イギリス型〈豊かさ〉の真実』(講談社現代新書)など、著書多数。
  •  テクノロジーの発達とともに、子どもたちの「いじめ」の手口も驚くべき進化を遂げた。頻発するネットいじめ事件、相次ぐ自殺者、携帯電話が凶器となる時代。これら一連のいじめ事件の背後にあると噂されるのが「学校裏サイト」なる謎のホームページ。果たしてこの正体とは何なのか? 子どもたちはどのようにこれを利用しているのか? 大人の知らない子どもだけのネット利用法を、徹底的に究明する。

    序章 終わらない「いじめ自殺」の連鎖
    第一章 学校裏サイトとは何か?
    第二章 ネットいじめへの対策
    第三章 子どもたちはなぜネットに惹かれるのか?

    ●渋井哲也(しぶい・てつや)
    フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。
  • 495(税込)
    著者:
    渋井哲也
    レーベル: ――

     ブログ、SNSなどの浸透にしたがって、これまでとまったく異なったコミュニケーションをしている人が増えている。インターネットを通じて知り合い、意気投合し、恋愛関係にいたる。こうした行動は現実の人間関係の希薄さの表れなのか。また、匿名メディアである電脳空間は危険な犯罪の温床なのか。ウェブを介した恋愛の実際やネット発の純愛ブームの背景を取材。同時に、新ツールがもたらした新時代の恋愛観の本質に迫るルポルタージュ。

    プロローグ 本当の恋を探して
    第1章 ウェブで出会うということ
    第2章 恋愛日記を綴る
    第3章 生きにくさからの解放
    エピローグ ウェブのアドバンテージ

    ●渋井哲也(しぶい・てつや)
    フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。
  •  特に少年犯罪で、加害者なり被害者が事件以前に「インターネット」を利用した痕跡があるときに、多くのメディアがネットに事件の原因を求める、甚だしくはすべてネットのせいにしようとする論調もあったりします。しかし、それですべてが解決するのでしょうか。ネットは確かに日常のはけ口としても存在します。ただ、だからといってネットを遮断すれば事件が起こらないのかというと、そうでもないはずです。もとより「関係性」のないメディアであるからこそ、ネットとどのようにつきあい、どのように利用すべきかを考えるべきではないでしょうか。
     本書は、子どもたちがネットを利用する姿に不安を覚える親や教師のみならず、ネットの危うさに気づき始めた子どもたちにも、読んでもらいたい一冊です。

    第一章 長崎県佐世保市の小六女児殺害事件から見えるもの
    第二章 友人・知人とのネット・コミュニケーション
    第三章 出会い系を求める子どもたち
    第四章 様々なネット犯罪の紹介とその予防法
    第五章 行政や学校現場での取り組み
    終章 ネットを規制するよりも利用者教育こそ必要

    ●渋井哲也(しぶい・てつや)
    フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。
  •  インターネットや携帯電話で見知らぬ者同士をつなげる「出会い系サイト」などの匿名メディアがいま急速に広まっている。そこには、人に言えない悩みや「生きづらさ」をかかえ、癒しや救いを求めてアクセスする人がいる。時には、援助交際(児童買春)、殺人事件、ネット心中など怪しげで危険と隣り合わせの世界でもある。なぜ彼らはさまよい、そこに魅入られるのか? 若者への直接取材で生の声を伝え、また同時に、拙速な法規制の危険性を警告する。

    序章 若者を引き寄せる「出会い系サイト」
    第1章 「出会い系サイト」とはなにか?
    第2章 「出会い系サイト」を利用する若者たち
    第3章 「出会い系サイト」関連事件簿
    第4章 「出会い系サイト」規制のなにが問題か?
    最終章 「出会い系サイト」のゆくえ

    ●渋井哲也(しぶい・てつや)
    フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。
  • 495(税込)
    著者:
    渋井哲也
    レーベル: ――

     なぜネットで仲間を求め、見知らぬ他人と死を選ぶのか。中高年の自殺とは様相を異にした、若者たちに連鎖する「ネット心中」。自殺を遂げた人、途中で翻意した人、遺族、ホームページの管理人等への取材を通して、若者が死を志向するにいたった背景、その心理を探る。若者の心の叫びを受け止め、「ネット心中」を未然に防ぐための緊急提言。

    第1章 ネット心中の志願者たち
    第2章 ネット心中の連鎖
    第3章 インターネットと自殺
    第4章 自殺系サイトのコミュニケーション
    第5章 ネット心中を止めるには

    ●渋井哲也(しぶい・てつや)
    フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。
  •  2004年10月12日、埼玉県皆野町の山中で男女7人がレンタカーの中で死亡しているのが発見された。死因は練炭による一酸化炭素中毒だった。北は青森から南は佐賀まで、全国各地から集まった7人の接点は、インターネット。いわゆる「ネット心中」である。連鎖的に、いわば流行のように広がった自殺の手段だった。「過去最高の人数」の自殺者を出したこの事件は、世間の注目を浴び、この集団自殺の呼びかけ人「マリア」から計画を知らされていた著者に、マスコミは殺到した……。
     マリアはなぜ死を選んだのか? 事件が浮き彫りにする若者たちの「生きづらさ」とは? 実行にふみきれず、死を免れた参加者への取材も収録。自殺が跡を絶たない現代に、改めて命の価値を問うノンフィクション。

    ●渋井哲也(しぶい・てつや)
    フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。
  •  若者や子どもたちはなぜ死のうとするのか。もちろんその理由は様々であるが、その中に、著者が「生きづらさ系」と定義する人たちがいる。「生きづらさ」の答えを探すことは難しい。「自殺」を取材し、それを語ることはさらに難しい。しかしそれでもなお問いかける。なぜ彼・彼女たちは死ぬことを考えるのか。身近な人間、もしくは自分自身がいつ自殺を考えてしまうか判らないからこそ、ここにある真実を少しでも知って欲しい……。
     自殺未遂者や自殺願望者の取材をもとに、「自殺」について問いかける実録ルポルタージュ。

    第1章 若者たちはなぜ自殺するのか
    第2章 自殺した若者たち
    第3章 自殺したい若者たち
    最終章 試行錯誤と選び直し

    ●渋井哲也(しぶい・てつや)
    フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。
  •  面識のない男たちが、サイトを介して初めて会ったその日に犯罪を計画し、見知らぬ31歳の女性を殺した「闇サイト殺人事件」。犯罪小説を地でゆくこの事件を生んだ「闇サイト」とは、そもそも何のために開設され、どんな人物がアクセスしているのか。さらに報酬20万円で殺人を請け負う「何でも屋」、恨みを晴らす「復讐代行」など、2005年頃から危険なサイトが増殖している。閉塞した現代社会の合わせ鏡、インターネットの「裏」に深く切り込む、戦慄の実録ルポ。

    第一章 闇サイトと依頼殺人
    第二章 自殺系サイトとネット心中
    第三章 出会い系・家出サイトに潜む罠
    第四章 ネットで流通する合法ドラッグと大麻
    終章 ネットを利用した犯罪は防げるのか

    ●渋井哲也(しぶい・てつや)
    フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。
  • 「生きづらい」と感じることは弱さではない……ネットを浮遊している若者たちの心の裡

     不登校、援助交際、自殺、リストカット、摂食障害、家出、虐待、過干渉、抑圧……。学校や家族や友達、現実の世界では、うまく自分の思いを表現できない「生きづらさ系」の若者たち。彼らは「名前」から逃れて、何を想い、何を求めているのか。ネットでの3年に及ぶフィールドワークをまとめたノンフィクション。

    ●渋井哲也(しぶい・てつや)
    フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。
  •  ぼくはF1情報のためにネットワーク通信をスタートした。アメリカのネットワークにアクセスすれば通信社のニュースが読めるということを知って、パソコンと音響カプラーを買ったのが1985年の春のこと。そのときから英語とつきあうことになったのだが、英語なんて中学生のときから大っ嫌いだったので、ニュースをダウンロードしても内容はチンプンカンプン。しかしF1やモータースポーツの情報を知りたくて、英和辞典を買い込んで、プリントアウトしたニュースを訳していった。(本文より)
     NIFTY-Serve会員誌に1991年から1999年の足かけ9年、96回にわたって連載された人気コラム。本書はその第1弾(1~32回)。電子オリジナル作品。
    ※本書は著者の意向により本文横書きで制作されています。

    ●すがやみつる
    1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰。1987年、パソコン通信発展に寄与したことが認められ第1回ネットワーカー大賞(株式会社アスキー)を受賞。2004年にはネットワークで通じてモータースポーツの発展に貢献したことが認められ第1回モータースポーツ大賞(社団法人日本自動車工業会)を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より2021年まで京都精華大学マンガ学部教授。近著に『ゲームセンターあらしと学ぶマンガ版「こんにちはPython」』(日経BP)、『コミカライズ魂』(河出新書)など。
  • 495(税込)
    著者:
    千葉 豹一郎
    レーベル: ――

     ハリウッドのスターをはじめ、内外の映画人には何らかの動物を飼っている人が多い。本書では、猫映画に出演したり猫との縁が深い彼らの中から、特筆すべき40人を取り上げる。画面からはけっしてうかがい知れない素顔や愛猫とのエピソードとは……。
     雑誌『猫生活』に連載された人気コラムを大幅に加筆修正、さらに書き下ろし3本を追加した全40回。猫好き・映画好きな人に贈る映画エッセイ。電子オリジナル作品。

    *マレーネ・ディートリッヒ(女優)
    *キャロル・ロンバード(女優)
    *ヴィヴィアン・リー(女優)
    *オリヴィア・デ・ハヴィランド&ジョーン・フォンテイン(女優)
    *マーロン・ブランド(俳優)
    *ジェームス・ディーン(俳優)
    *キム・ノヴァク(女優)
    *ジェームス・メイスン(俳優)
    *ルネ・クレール(監督)
    *ゲーリー・クーパー(俳優)
    *アラン・ドロン(俳優)
    *エドワード・ファーロング(俳優)
    *ジーン・ハーロー(女優)
    *森繁久彌(俳優)
    *エロール・フリン(俳優)
    *キルスティン・ダンスト(女優)
    *ナターシャ・マケルホーン(女優)
    *ラリー・パークス(俳優)
    *レイモンド・チャンドラー(作家)
    *フランソワ・トリュフォー(監督)
    *ルイ・マル(監督)
    *エリザベス・テイラー(女優)
    *ケイト・ボスワース(女優)
    *ユマ・サーマン(女優)
    *イングリッド・バーグマン(女優)
    *サンドラ・ブロック(女優)
    *ジョージ・ペパード(俳優)
    *清水俊二(字幕翻訳者)
    *アンソニー・エドワーズ(俳優)
    *ジェラール・フィリップ(俳優)
    *大佛次郎(作家)
    *フレッド・アステア(俳優)
    *ジェーン・フォンダ(女優)
    *ジョディ・フォスター(女優)
    *ニコール・キッドマン(女優)
    *シビル・シェパード(女優)
    *フランク・イン(動物トレーナー)
    *ドリュー・バリモア(女優)
    *ノーマン・リーダス(俳優)
    *キアヌ・リーヴス(俳優)

    ●千葉豹一郎(ちば・ひょういちろう)
    1956年東京生まれ。作家、評論家。獨協大学大学院法学研究科博士前期課程修了。日本刑法学会、ペット法学会会員。故淀川長治氏主宰の「映画友の会」に最年少会員として参加した少年時代から内外の映画に熱中し、著書に『法律社会の歩き方』(丸善)、『スクリーンを横切った猫たち』(ワイズ出版)、iPhoneアプリ『昭和30年代の備忘録』(ユニワールド)。「東京新聞」での連載をはじめ、「経営法務」「猫の手帖」「キャッツ」「猫生活」「ミステリマガジン」「映画論叢」等にも寄稿。近年は映画のみならず草創期からの海外ドラマの体系化や紹介にも力を入れている。
  • 770(税込)
    著者:
    友成純一
    レーベル: ――

     格調ホラーから即物ホラーへ、これを言い換えると、理性で統御できる知的恐怖から理性の崩壊する痴的恐怖への変質といってよいだろうか。きちんと段取りを踏まえつつ日常の側にいる観客に恐怖の祝祭空間を垣間見せるのでなく、一撃で非日常を現出させてしまう瞬発力を重視する。おそらく映画の大枠においては、ヒッチコック的恐怖の技法が普遍的に生き続けるだろう。だが、それを逆手に取りつつ、理性のタガをはずしてワヤクチャに崩壊させてしまったのが、フーパー『悪魔のいけにえ』だったのだ。(本文より)
     ロメロ、フーパー、サム・ライミ、クローネンバーグ、リンチなど、70年代から80年代を代表する映画監督とその作品を取り上げる。スプラッター映画を中心に扱った映画評論集。電子版あとがきを追加収録。

    血の考古学
    血の現象学
    血の錬金術師たち
    血の結晶細胞

    ●友成純一(ともなり・じゅんいち)
    1954年福岡生まれ。1985年『肉の儀式』で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を執筆。『漂流家族』『殺人の勧め』『爛れ』『暴虐の痴図』『蔵の中の鬼女』『邪神の呼び声』『死の影を追って』『黒の女王』『闇の王国』『髑髏町の魔道師』『怪物団』『色魔』など電子オリジナル作品も多数発表している。映画評論、特にホラー/スプラッターの分野で活躍し、各映画誌に寄稿している。
  •  低俗な映画や小説を称する代名詞に、〈エログロ・ナンセンス〉という言葉がある。略して、〈エログロ〉だ。エロとグロ……しかし、映画でも小説でも、これこそがエンターテインメントの必須条件だったりする。ハリウッド映画から、銃撃やカー・スタントをはじめとする激しい破壊アクションと、美男美女スターのお色気を除いたら、何が残るだろうか。はっきり言って、何も残らない。(本文より)
     バーホーベン、スピルバーグ、デイヴィッド・フィンチャー、塚本晋也、押井守など、SFホラーとアニメ映画を中心に扱った映画評論集。電子版あとがきを追加収録。

    PART1 ポール・バーホーベン
    PART2 デイヴィッド・フィンチャー
    PART3 リドリー・スコット
    PART4 『エイリアン』は自らの肉体に宿る
    PART5 スティーヴン・スピルバーグ
    PART6 ティム・バートン
    PART7 無限の合わせ鏡に手を伸ばす
    PART8 金子修介
    PART9 庵野秀明
    PART10 サム・ライミ&ピーター・ジャクソン
    PART11 ジョン・カーペンター
    PART12 ロバート・ロドリゲス
    PART13 平山秀幸
    PART14 ジェームズ・キャメロン
    PART15 アウトローの正義、小市民的正義
    PART16 ローランド・エメリッヒ
    PART17 塚本晋也
    PART18 デイヴィッド・クローネンバーグ
    PART19 デイヴィッド・リンチとコーエン兄弟
    PART20 宮崎駿
    PART21 押井守

    ●友成純一(ともなり・じゅんいち)
    1954年福岡生まれ。1985年『肉の儀式』で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を執筆。『漂流家族』『殺人の勧め』『爛れ』『暴虐の痴図』『蔵の中の鬼女』『邪神の呼び声』『死の影を追って』『黒の女王』『闇の王国』『髑髏町の魔道師』『怪物団』『色魔』など電子オリジナル作品も多数発表している。映画評論、特にホラー/スプラッターの分野で活躍し、各映画誌に寄稿している。
  •  六八年は、それまでB・C級の子供向き娯楽だったSFやホラーが、A級のエンターテインメントとして浮上した年だったと記した。それまで下層にいたものがトップに出たということは、逆にトップにいたものが下に落ちたということだ。ハリウッドを支えたジャンル、合衆国の神話とも呼ぶべき代物、ウエスタンである。西部劇がいったん終止符を打たれたのも、この時期のことだった。(本文より)
     ペキンパー、パゾリーニ、ポランスキー、キューブリックなど、60年代から70年代を代表する映画監督とその作品を取り上げる。バイオレンス映画を中心に扱った映画評論集。電子版あとがきを追加収録。

    第一章 大怪獣、焼け跡に現る
    第二章 荒野の思春期
    第三章 革命・一九六八
    第四章 暴力の伝道師、サム・ペキンパー
    第五章 恐怖はベトナムの泥から生まれた
    第六章 パゾリーニ、血と精液にまみれて果つ
    第七章 地獄はこの世にある
    第八章 キューブリックの七〇年代

    ●友成純一(ともなり・じゅんいち)
    1954年福岡生まれ。1985年『肉の儀式』で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を執筆。『漂流家族』『殺人の勧め』『爛れ』『暴虐の痴図』『蔵の中の鬼女』『邪神の呼び声』『死の影を追って』『黒の女王』『闇の王国』『髑髏町の魔道師』『怪物団』『色魔』など電子オリジナル作品も多数発表している。映画評論、特にホラー/スプラッターの分野で活躍し、各映画誌に寄稿している。
  •  スクリーンのなかで活躍した猫たちの姿を、役者として論じた日本初の著。猫自身のプロフィールも含めて、出演場面を詳細に解説。『ティファニーで朝食を』『タワーリング・インフェルノ』『第三の男』『羊たちの沈黙』『レオン』『ゴースト ニューヨークの幻』『ペット・セメタリー』『ハリーとトント』『巴里の空の下セーヌは流れる』etc.……往年の名作を中心に、日本未公開のヨーロッパ映画まで網羅する。猫好き&映画好きの人に贈る、全105作品を紹介した映画ガイドブック。電子版あとがきを追加収録。

    第1章 ひときわ輝くルージュな猫たち
    第2章 トラ・トラ・トラ
    第3章 モノクロの中のモノクロ
    第4章 パレットの上の猫たち
    第5章 映画界の貴婦人、貴公子たち
    第6章 どっちも可愛い
    第7章 猫がいっぱい

    ●千葉豹一郎(ちば・ひょういちろう)
    1956年東京生まれ。作家、評論家。獨協大学大学院法学研究科博士前期課程修了。日本刑法学会、ペット法学会会員。故淀川長治氏主宰の「映画友の会」に最年少会員として参加した少年時代から内外の映画に熱中し、著書に『法律社会の歩き方』(丸善)、『スクリーンを横切った猫たち』(ワイズ出版)、iPhoneアプリ『昭和30年代の備忘録』(ユニワールド)。「東京新聞」での連載をはじめ、「経営法務」「猫の手帖」「キャッツ」「猫生活」「ミステリマガジン」「映画論叢」等にも寄稿。近年は映画のみならず草創期からの海外ドラマの体系化や紹介にも力を入れている。
  •  情報戦の良し悪しは、ハイテク機器を使用したかどうかで決まるのではなく、それを使う人間の判断力やスケールの大小で決まる。「仮想敵国の出撃拠点となる丘の頂上が削り取られた」「敗戦の色濃い大日本帝国で繊維株が急騰した」「北朝鮮から流されていた気象情報が突然停止した」「米軍基地から出される古紙が急に増えた」「火葬場の煙突から出る煙が減少した」……これは一体何の兆候だろう。内外の情報から先読み、裏読みが出来るかどうか。古今東西の史実から導かれる、正しい情報分析、勝敗の分岐点とは。元自衛隊情報官・戦史教官である著者が出題する、全86問。

    序章 情報戦を勝ち抜くために
    第1章 スパイ作戦に注意をめぐらせろ
    第2章 史上最大の戦局を切り抜けろ
    第3章 頭脳で現代戦に立ち向かえ
    第4章 戦略の知恵を歴史から学べ
    第5章 日々の変動を見逃すな

    ●柳内伸作(やない・しんさく)
    ノンフィクション作家。1947年、福島県生まれ。東京経済大学卒業。1972年、陸上自衛隊調査学校心理戦防護課程(陸軍中野学校の後身)を修了。防衛庁陸幕調査部の情報工作官として国外情報を収集後、戦略情報を分析、その後陸上自衛隊富士学校の研究員として教範を作成、次いで陸上自衛隊高射学校で戦史教官を務める。1992年、『週刊文春』に投稿のクーデター小論で免職に処され、提訴。政府は自衛隊がクーデターの教育をしていると認めた上に、裁判所も自衛隊はクーデターの研究・教育をしている事実は認定したが最高裁で敗訴。
  •  政治、経済、社会そして歴史の専門家の間では、資本主義社会の矛盾を衝いた「真犯人は資本主義説」がある。核兵器、原発、地球温暖化、テロ、経済格差、人種差別、コロナ・パンデミック、ウクライナ戦争……。社会主義を葬り去った資本主義が、これらすべての真犯人なのか。
     ぼくら人間は偶然に生まれ、死に方は社会が決める。与えられた自分の持ち時間を何に代えるか、それがその人なりの人生ではないか。人間と文明、どちらが主人でどちらが奴隷かを争った20世紀から脱出したはずなのに……。
     本書では、「真犯人は資本主義説」を検証しながら、人類史上かつてないほど進化した時代“近現代史”を振り返り、何が悪かったのか、どこで間違えたのかを見極め、もういちど「資本主義のアリバイ(存在証明)」を確かめる。

    序章 見えた、何が、コロナ後とウクライナ戦争が……
    第一章 成長無限都市TOKYO150年史
    第二章 資本主義“真犯人説”を追う
    第三章 奇跡の中国200年国家改造
    第四章 宇宙が戦場になる“前夜”
    終章 資本主義のアリバイ「存在証明」
    ファイナルアンサー『悠々として、急げ』

    ●森田靖郎(もりた・やすろう)
    作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街~池袋チャイナタウン・プロジェクト~』(ナショナル出版)など著書多数。
  •  京都六波羅蜜寺所蔵の「空也上人立像」(運慶の四男・康勝の作)。半開きの口から出ている6体の阿弥陀如来が特徴的で、国の重要文化財に指定されている。空也上人とは平安時代の僧侶で、疫病・飢饉からの安寧を願い、「南無阿弥陀仏」を唱えて京の町を巡り歩き、念仏を広めたことで知られる。
     本書は、東洋美術印刷から発売された、高精細印刷写真集の電子版。序文と章解説を『世界の中心で、愛を叫ぶ』など数々の作品を生み出した、作家・片山恭一氏が担当。また、京都六波羅蜜寺山主65世・川崎純性氏が題字揮毫と後書きを寄稿している。千年の時を超えて、空也上人の心が現代に蘇る……。

    ●小平尚典(こひら・なおのり)
    1954年福岡県生まれ。写真家、フォトジャーナリスト。日本大学芸術学部写真学科卒業。欧州を放浪後、エディトリアルカメラマンとして数多くの雑誌で活動。1980年、新潮社「FOCUS」誌専属カメラマンとして創刊に参加。1987年、米国ロサンゼルスに移住。2009年に帰国後は、米国での経験を生かし、メディアプロデューサーとしても活躍。安西水丸氏との共著『彼はメンフィスで生まれた』『アトランタの案山子、アラバマのワニ』の他、『おやさと写心帖』など著書多数。公益社団法人日本写真家協会会員。早稲田大学理工学部非常勤講師。
  • 『三国志演義』を中心にして、『三国志』の英雄たちの戦いから、勝つための要諦を探りたい。(中略)あまり難しい議論をしようとは思わない。『演義』というアジアの大古典であり、最大のエンターテインメントを、読者と共にゆったり愉しみながら、乱世のいまを生き抜くための智慧を学んでいきたい。(「はじめに」より)
     大古典の歴史書『演義』を中心にして、『正史』を参照しながら、戦いに勝つための法則を考察する。

    *赤壁の戦い
    *孔明の智謀
    *孔明の大論陣
    *曹操の敗走劇
    *曹操の復活劇
    *関羽の不覚
    *司馬懿の不屈
    *老将黄忠
    *定軍山の戦い
    *トウ芝の外交戦
    *猛将典韋
    *戦略家呂蒙
    *蜀の建国
    *十常侍の専横
    *勝敗の分岐点
    *女性の献身
    *荊州攻防戦
    *官渡の戦い
    *袁氏の滅亡
    *後継者の育成
    *組織の在り方

    ●村上政彦(むらかみ・まさひこ)
    作家。1987年『純愛』で福武書店(現・ベネッセ)主催の「海燕」新人文学賞を受賞。以後『ドライヴしない?』『ナイスボール』『青空』『量子のベルカント』『分界線』で5回の芥川賞候補に。また『ナイスボール』は相米慎二監督により『あ、春』として映画化、ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞。アジアの物語作家を自任している。近著に『台湾聖母』(コールサック社)。日本文藝家協会常務理事。日本ペンクラブ会員。文化庁国語分科会委員。「脱原発社会をめざす文学者の会」事務局長。
  • 『三国志演義』といえば、十四世紀に完成されて以来、ほぼ七百年にわたって読み継がれてきた大古典の小説です。(中略)この作品の魅力は、どこにあるのか? 大雑把にいえば、一つには天下取りという物語の面白さ。もう一つは、登場人物の多様さでしょう。物語には、当代の英雄・豪傑がひしめいていて、それぞれのキャラクターがつぶだっている。とりわけリーダーたちの姿が、生き生きと描かれている。彼らの言動には、時空を超えて、現代においても教訓となることが少なくない。(「はしがき」より)
     大古典の歴史書『演義』を中心にして、『正史』を参照しながら、すぐれたリーダーの在り方を考察する。

    *三顧の礼
    *水魚の交わり
    *関羽の千里行
    *泣いて馬謖を斬る
    *連環の計
    *桃園結義
    *三寸不爛の舌
    *長坂橋の戦い
    *出師の表
    *孟獲心攻戦
    *姜維の北伐
    *呉の建国
    *呉の家臣団
    *官渡の戦い
    *徐庶の母
    *孔明の北伐
    *孫策の日時計
    *馬騰と馬超
    *夷陵の戦い
    *七歩の詩
    *世襲と禅譲

    ●村上政彦(むらかみ・まさひこ)
    作家。1987年『純愛』で福武書店(現・ベネッセ)主催の「海燕」新人文学賞を受賞。以後『ドライヴしない?』『ナイスボール』『青空』『量子のベルカント』『分界線』で5回の芥川賞候補に。また『ナイスボール』は相米慎二監督により『あ、春』として映画化、ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞。アジアの物語作家を自任している。近著に『台湾聖母』(コールサック社)。日本文藝家協会常務理事。日本ペンクラブ会員。文化庁国語分科会委員。「脱原発社会をめざす文学者の会」事務局長。
  • 770(税込)
    著者:
    森田靖郎
    レーベル: ――

     感染症などを引き起こすウイルスの存在は、人間にとって害敵であり悪玉である。しかし、人間が自然界の一部である限り、コロナなどのウイルスや細菌を避けることができない。コロナ禍が終息しても、また新たな疫病が出現するだろう。変わらなければ生き残れないと、コロナで気づいた実存的変容=コロナ同時代。人も社会も国家もどのように変わればいいのか……。
     日本は、欧米諸国に比べて数の上ではコロナ感染拡大を抑えている。それは何故だろうか。指導力、ビジョン不足で硬直化した日本政府のコロナ対策を補っているのは、「日本人であるという生き方」かもしれない。また、「ZEN(禅)の資本主義」という東洋的思想が、コロナ同時代に、ひと筋の光明を見るようだとして、経済界、そして最先端をいくIT界で注目されている。
     本書では、人類の未来派、その未来のルーツを探すために、「日本人」とは何者かに迫る。電子オリジナル作品。

    序章 世界はコロナを見た/人類の共通問題
    第一章 コロナの復習問題
    第二章 コロナ白熱病室
    第三章 日本という国の始まり
    第四章 巷の神々
    第五章 コロナ維新の檄
    第六章 コロナ知新
    第七章 コロナの応用問題
    第八章 コロナの未来派
    終章 コロナ同時代/次世代へ持続可能な卒業問題

    ●森田靖郎(もりた・やすろう)
    作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街~池袋チャイナタウン・プロジェクト~』(ナショナル出版)など著書多数。
  •  そうした言葉の多くが物事の本質をえぐっており、技術論がそのまま人生論や生き方論にも通じていくような深みをもっています。そのせいか、彼のコメントはときに哲学的な響きさえ帯び、聞く者に知的な刺激を与えずにはおきません。彼の言葉が野球やスポーツの枠を越えて、ビジネスの世界や人生の場面にも応用できる奥行きと広がりを有しているのは、まさにそのためなのです。(本文より)
     自分の中に眠るパーソナルベストを引き出す思考術とは? イチローの言動を長年観察し続けた臨床スポーツ心理学者が解説する。

    第1章 失敗を重ねる人ほど、成功をつかむ
    第2章 小さいことはきちんとこなせ
    第3章 もっと自分本位であれ!
    第4章 “最高の自分”を作り出す心の習慣

    ●児玉光雄(こだま・みつお)
    1947年兵庫県生まれ。京都大学工学部卒業。カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)大学院に学び工学修士号取得。10年間の住友電気工業勤務を経て独立。米国オリンピック委員会スポーツ科学部門の客員研究員としてデータ分析に従事。メンタルカウンセラーとして多くのプロスポーツ選手を指導。また、右脳活性プログラムのカリスマ・トレーナーとして多くの受験雑誌や大手学習塾に右脳開発トレーニングを提供。自ら名付けた「右脳IQ」という概念を普及させるために尽力している。著書は『能力開発の専門家が作った そうぞう力とさんすう力がみるみる育つ こども右脳ドリル』(KADOKAWA)等、200冊以上。追手門学院大学特別顧問。元鹿屋体育大学教授。日本スポーツ心理学会会員。
  •  リーダーの果たすべき役割はたくさんあるが、その中でも、これら一流のリーダーが持っている資質は、「メンバーの潜在能力を引き出す能力」である。メンバー一人ひとりが個の力を発揮するために精一杯バックアップしながら、常にチーム力の最大化を頭に叩き込んで、チームを采配するのがフォロワーシップ型のリーダーのやり方である。(本文より)
     組織のリーダーに必要なコミュニケーション力とは? 「負けない」チームはどこが違う? 一流の名コーチ7人に学ぶ技術。

    第一章 栗山英樹に学ぶ「フォロワーシップ構築法」
    第二章 工藤公康に学ぶ「熱血指導の極意」
    第三章 井村雅代に学ぶ「叱りの技術」
    第四章 平井伯昌に学ぶ「励ましのテクニック」
    第五章 眞鍋政義に学ぶ「女性部下の扱い方」
    第六章 岡田武史に学ぶ「自立型チーム育成法」
    第七章 手倉森誠に学ぶ「勝てる雰囲気作り」

    ●児玉光雄(こだま・みつお)
    1947年兵庫県生まれ。京都大学工学部卒業。カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)大学院に学び工学修士号取得。10年間の住友電気工業勤務を経て独立。米国オリンピック委員会スポーツ科学部門の客員研究員としてデータ分析に従事。メンタルカウンセラーとして多くのプロスポーツ選手を指導。また、右脳活性プログラムのカリスマ・トレーナーとして多くの受験雑誌や大手学習塾に右脳開発トレーニングを提供。自ら名付けた「右脳IQ」という概念を普及させるために尽力している。著書は『能力開発の専門家が作った そうぞう力とさんすう力がみるみる育つ こども右脳ドリル』(KADOKAWA)等、200冊以上。追手門学院大学特別顧問。元鹿屋体育大学教授。日本スポーツ心理学会会員。
  • 「自由というのははたしてなんなのか。自由だからといって自分の好きなことをしていいというわけではないのです。(中略)自由というものは、享受するために責任が伴ってきます。その責任こそ、本校の掲げる自主自立ではないかと私は考えます」(「第6章 自主自立の力」より)
     ノーベル物理学賞受賞者も、芥川賞作家も、ウォーターボーイズも……そして世界で、日本で、川越で大活躍している男たちは、みんなこの高校で学んでいた。そのエネルギーとはなんなのか。彼らがそこで刻み込まれた魂とはなんなのか。人生における高校時代の意義を深く追求したこのルポルタージュは、大学受験に疲弊しがちな少年たちを、きっと熱く奮い立たせる!

    第1章 探求する力
     梶田隆章氏(ノーベル物理学賞科学者)
     教科書を超えた科学探求
    第2章 没頭する力
     奥泉光氏(芥川賞作家)
     吹奏楽部顧問・松本成二氏
    第3章 文武両道の力
     松藤千弥氏(東京慈恵会医科大学学長)
     体育教師、バレー部顧問・萩原秀雄氏
    第4章 異文化の力
     山本浩氏(元NHKアナウンサー、法政大学教授)
     エンパワーメント・プログラム
    第5章 伝統を「継承+改革+創造」する力
     くすのき祭
     応援部
     ウォーターボーイズ
    第6章 自主自立の力
     根岸秋男氏(明治安田生命保険社長)
     自由への闘争

    ●神山典士(こうやま・のりお)
    1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)など著書多数。2012年には『ピアノはともだち 奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密』(青い鳥文庫)が全国青少年読書感想文コンクール課題図書に選出される。また2015年には「現代のヴェートーベン佐村河内報道」により、大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞。雑誌ジャーナリズム大賞受賞。
  • 小・中・高校生が、異国の家庭で生活する1ヵ月間。子どもたちは、どんな異文化と出会い、どうやって言葉と文化の壁を乗り越えてゆくか。国際交流活動の先駆けとして20年の実績をもつラボ教育センターと米国・4Hクラブを通してホームステイをした子どもたちが、ホームステイのありのままの姿を語る。ノンフィクション作品。

    第一章 エッジを拡げる、異文化体験
    第二章 事前活動
    第三章 アメリカの大空と大地のもとで
    第四章 国際交流の新しい展開
    第五章 もうひとつの夜明けを越えて

    ●神山典士(こうやま・のりお)
    1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)など著書多数。2012年には『ピアノはともだち 奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密』(青い鳥文庫)が全国青少年読書感想文コンクール課題図書に選出される。また2015年には「現代のヴェートーベン佐村河内報道」により、大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞。雑誌ジャーナリズム大賞受賞。

    監修:ラボ教育センター
    「ことばがこどもの未来をつくる」をキャッチフレーズに、1966年に発足した民間の外国語教育団体。0歳児の親子から幼児、小中学生、高校生、大学生、おとなまで幅広い年齢層の会員が、ラボ・パーティと呼ばれる全国2000教室で学んでいる。言語教育に関する教課の研究の他、海外ホームステイや国内キャンプ・プログラムの企画・運営も行っている。
  • 495(税込)
    著者:
    川原愼一
    レーベル: ――

     今後10年間で全国の中小企業約三八五万社の半数が存続の危機を迎えるともいわれるなか、事業再生の切り札としてのM&Aが増えている。赤字企業(部門)だからといって事業価値はゼロではない。下町の経営者親子がM&Aを成立させる物語を通して、売り手・買い手双方に相乗効果を生むノウハウを解説。

    第1章 Xデーがきた――苦渋の決断
    第2章 倒産危機から再生への歩み
    第3章 経営者の孤独――口の固い者がM&Aを制する
    第4章 売り手と買い手、それぞれの鉄則
    第5章 社員たちのM&A
    第6章 「私的再生」という出口戦略

    ●川原愼一(かわはら・しんいち)
    1955年、東京生まれ。事業再生コンサルタント。S.K.I.ビジネスパートナーズ代表取締役。1998年、インターネットを利用した旅行関係の企画販売システムを開発してITベンチャーに進出するも、資金繰りの悪化から2000年に経営破綻。2億円以上の債務を抱えながら自力で債務問題を解決。2002年よりその経験を生かして事業再生コンサルタントとして活動。2016年6月、経済産業省・中小企業庁から「中小企業の経営改善に関する研究会」の委員に招請され就任。現在までに飲食業・メーカー・理美容業・建設業・サービス業など数百社の再生相談に対応、全国で再生実務を行っている。著書に『先輩!お金の相談に乗ってください!』(東洋経済新報社)がある。
  •  出版界において、その存在なしには本づくりが成立しないともいわれる「ゴーストライター」。その実態はいかなるものなのか。多岐にわたるテーマを理解してわかりやすい文章を紡ぐ技術や、えてしてわがままで頑固な著者と一定期間時間を共有しながらその持っている魅力を引き出す能力、著者が書きたいものを読者が読みたい「商品」に昇華させる文章力は、明らかにアルチザン(職人技)と言っていい。
     佐村河内事件をスクープする一方で、多くの「ゴーストライティング」を手掛けてきた大宅賞作家が、権利関係や仕組みを整理して、出版界やライターの将来像を明確にした一冊。

    第1章 人はなぜゴーストライターになるのか
     1.クリエイターとしての根源的な喜び
     2.他者の「主観」で文章を紡ぐ喜び
     3.未知のジャンルに入っていく喜び
    第2章 「他者」の人生をデザインする
     1.『成りあがり』はいかに生まれたか
     2.伝えたいことを「商品」にする
     3.デッサンを積み重ねる
     4.編集者冥利の作品
    第3章 出版界のビジネスモデルのなかで
     1.出版界の現状
     2.編集者から見たライターの条件
     3.「著者」がライターと共に本を出すということ
    第4章 ブックライターの仕事術
     1.多彩な文章力と構成力を身につける
     2.自分をプロデュースする
     3.企画を通すには
    第5章 トラブルを事前に防ぐ
     1.泣き寝入りをしないために
     2.よくある失敗事例
     3.著作権の流れ

    ●神山典士(こうやま・のりお)
    1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)など著書多数。2012年には『ピアノはともだち 奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密』(青い鳥文庫)が全国青少年読書感想文コンクール課題図書に選出される。また2015年には「現代のヴェートーベン佐村河内報道」により、大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞。雑誌ジャーナリズム大賞受賞。
  • シリーズ8冊
    109(税込)
    著:
    林信吾
    著:
    葛岡智恭
    レーベル: ――

    政党の胎動……敗戦から1950年代の国政を振り返る

     なぜ、自民党単独政権は三八年もの長きにわたったのか? なぜ、七〇年代の保革伯仲は二大政党制へと結実しなかったのか? それらを左右した国政選挙に表現された戦後日本人の選択とは?

     総選挙を軸に戦後史の流れをたどる「日本人の選択」シリーズ、「敗戦~一九五〇年代」篇が登場!
     日本の有権者は、断じて愚かではなかった。これからも、そうであると信じたい…。

    ・バカヤロー解散
    ・敗戦と新憲法
    ・吉田学校
    ・社会党政権
    ・岸と佐藤
    ・国民の選択
    ・そして、五五年体制へ

    ●林 信吾(はやし・しんご)
    1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。帰国後はフリーで執筆活動に専念している。
    『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『超入門資本論 マルクスという生き方』(新人物往来社文庫)など、著書多数。『反戦軍事学』(朝日新書)、『イギリス型〈豊かさ〉の真実』(講談社現代新書)などは電子版も配信されている。

    ●葛岡智恭(くずおか・ともやす)
    1959年、東京生まれ。法政大学卒業後、出版社勤務を経て独立。雑誌編集、広告制作にたずさわる。林信吾氏との共著には、『大日本「健康」帝国』、『野球型vsサッカー型豊かさへの球技文化論』、『昔、革命的だったお父さんたちへ』、『日本人の選択』、『ネオ階級社会はここから始まった』(いずれも平凡社新書)、『サッカーを知的に愉しむ』(光文社新書)がある。
  •  なぜ、自民党単独政権は三八年もの長きにわたったのか? なぜ、七〇年代の保革伯仲は二大政党制へと結実しなかったのか? それらを左右した国政選挙に表現された戦後日本人の選択とは?

     総選挙を軸に戦後史の流れをたどる「日本人の選択」シリーズ、全8冊をひとまとめにした合本版が登場!
     日本の有権者は、断じて愚かではなかった。これからも、そうであると信じたい…。

    ・日本人の選択 敗戦~一九五〇年代
    ・日本人の選択 一九六〇年代
    ・日本人の選択 一九七〇年代
    ・日本人の選択 一九八〇年代
    ・日本人の選択 一九九〇年代
    ・日本人の選択 二〇〇〇年代
    ・日本人の選択 二〇一〇年代
    ・日本人の選択・特別編 安倍内閣

    ●林 信吾(はやし・しんご)
    1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。帰国後はフリーで執筆活動に専念している。『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『超入門資本論 マルクスという生き方』(新人物往来社文庫)など、著書多数。『反戦軍事学』(朝日新書)、『イギリス型〈豊かさ〉の真実』(講談社現代新書)などは電子版も配信されている。

    ●葛岡智恭(くずおか・ともやす)
    1959年、東京生まれ。法政大学卒業後、出版社勤務を経て独立。雑誌編集、広告制作にたずさわる。林信吾氏との共著には、『大日本「健康」帝国』、『野球型vsサッカー型豊かさへの球技文化論』、『昔、革命的だったお父さんたちへ』、『日本人の選択』、『ネオ階級社会はここから始まった』(いずれも平凡社新書)、『サッカーを知的に愉しむ』(光文社新書)がある。
  •  企業が社員を育て、生涯面倒を見る……そんな構図は古きよき時代の昔話となった。今や、「自立して生きる」ということを考えざるをえない時代である。それは組織に属していようといまいと、同じだ。だが、自立して生きるには、どういう視点を持てばいいのか。どのような姿勢で自分の人生に臨むべきなのか。7つのキーワードと著名人らの「実例」によって、「自立の時代」を自力で切り拓く指針を示す。

    キーワード1 自己理解
    キーワード2 認知
    キーワード3 複眼思考=バイフォーカル
    キーワード4 リスクテイクとリスクヘッジ
    キーワード5 自己成長欲求
    キーワード6 自己表現=アサーション
    キーワード7 ギフト=天啓

    ●小杉俊哉(こすぎ・としや)
    1958年生まれ。早稲田大学法学部卒業後、NEC入社。マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーインク、ユニデン、アップルコンピュータの人事総務本部長を歴任後、独立。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授、立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科客員教授などを経て、慶應義塾大学大学院理工学研究科特任教授。同大学博士課程リーディングプログラムでも教鞭をとる。他に、株式会社ふくおかフィナンシャルグループ・福岡銀行、エスペック株式会社など複数社で社外取締役を務める。

    ●神山典士(こうやま・のりお)
    1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)など著書多数。2012年には『ピアノはともだち 奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密』(青い鳥文庫)が全国青少年読書感想文コンクール課題図書に選出される。また2015年には「現代のヴェートーベン佐村河内報道」により、大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞。雑誌ジャーナリズム大賞受賞。
  •  10倍の敵が守る要塞に700人で突入に成功したが、周囲は敵ばかり。多勢に無勢、さてどうする? 零戦に搭乗して初出撃時、左翼の前方に明るい光とも火の玉ともつかぬ物が走った。どう対処する? 偽装巡洋艦に補給中の潜水艦が、敵艦から砲撃された。慌てて潜行して偽装艦の下に隠れたが、その後どうする?
     選択肢は二つ。戦史研究に裏打ちされた正しいものと、もっともそうではあるが誤ったもの。貴官(読者)はどの戦術を選ぶか。元自衛隊情報官・戦史教官である著者が考案した、陸海空にわたる太平洋戦争シミュレーションゲーム、全54問。

    ●柳内伸作(やない・しんさく)
    ノンフィクション作家。1947年、福島県生まれ。東京経済大学卒業。1972年、陸上自衛隊調査学校心理戦防護課程(陸軍中野学校の後身)を修了。防衛庁陸幕調査部の情報工作官として国外情報を収集後、戦略情報を分析、その後陸上自衛隊富士学校の研究員として教範を作成、次いで陸上自衛隊高射学校で戦史教官を務める。1992年、『週刊文春』に投稿のクーデター小論で免職に処され、提訴。政府は自衛隊がクーデターの教育をしていると認めた上に、裁判所も自衛隊はクーデターの研究・教育をしている事実は認定したが最高裁で敗訴。
  •  日本の若者は拷問と聞くと、現代にはなじまない出来事のように思っている人々のほうが多いであろう。だが、残酷な拷問・処刑は遠い昔の物語ではない。我々は祖先が蓄積した拷問や処刑などの文化を決して捨て去ってはいなかったのである。特高、ゲシュタポ、ソ連の秘密警察、クメール・ルージュ、朝鮮戦争、ベトナム戦争、アルジェリア内戦、アフガニスタン紛争、そして電気椅子開発の歴史……二〇世紀以降に実際行われた残酷刑の手口を詳説。

    1章 いたぶられる人体
      鞭打ち・棒打ち・三角拷問・締めつけ・吊り責め・水責め・電気責め・薬責め
    2章 引き裂かれる肉と骨
      爪責め・歯抜き・突き刺し・切断・股裂き・斬首・鋸引き・皮剥ぎ・動物刑・目潰し・磔
    3章 悲鳴とともに葬られる命
      銃殺刑・爆殺・絞殺・絞首・石打ち・生き埋め・火刑・釜ゆで・毒ガス刑
    4章 精神を攪乱させる
      騒音責め・照射責め・熱射地獄・冷凍地獄・鮨詰め・不眠責め・飢餓刑・下痢責め・模擬死刑・肉親の虐殺
    5章 尊厳を崩壊させる
      排泄制限・汚物漬け・シューシポス刑
    6章 実験台としての人体
      電気椅子実験・薬殺実験・脳操作・生体解剖
    7章 市民が私刑に狂うとき
      鞭打ちショー・集団私刑
    8章 性的凌辱の極致
      吊るし・性器への異物挿入・電気責め・レイプ・妊婦裂き・磔
    9章 独裁者の恐怖支配
      報復殺戮・異文化迫害・幼年者虐殺・大量処刑

    ●柳内伸作(やない・しんさく)
    ノンフィクション作家。1947年、福島県生まれ。東京経済大学卒業。1972年、陸上自衛隊調査学校心理戦防護課程(陸軍中野学校の後身)を修了。防衛庁陸幕調査部の情報工作官として国外情報を収集後、戦略情報を分析、その後陸上自衛隊富士学校の研究員として教範を作成、次いで陸上自衛隊高射学校で戦史教官を務める。1992年、『週刊文春』に投稿のクーデター小論で免職に処され、提訴。政府は自衛隊がクーデターの教育をしていると認めた上に、裁判所も自衛隊はクーデターの研究・教育をしている事実は認定したが最高裁で敗訴。
  •  ロイヤル・ファミリーと国民の関係性について知っておかないと、イギリス映画を正しく解釈することはできない。かの国では、王侯貴族と庶民は異なる文化の中で生きている。さらに言うなら、中産階級と労働者階級とでは、様々な意味でのライフスタイルはもとより、話す英語まで異なる。イギリス人とは、昔も今も凝然たる階級社会の中で生きている人たちなのだ。
     映画の中で描かれるイギリス人気質とは? 階級社会にどっぷり浸かった生き方とは? あのヒット作の裏にはどんな設定が隠されている? イギリスを舞台にした8本の映画から、かの国の文化・社会を深堀りし、「真のイギリス」の姿を読み解く。

    第一章 初恋にもビミョーな格差が
       『小さな恋のメロディ』(1971年)

    第二章 王侯貴族もネタでしかない(上)
       『英国王のスピーチ』(2010年)

    第三章 王侯貴族もネタでしかない(下)
       『クィーン』(2006年)

    第四章 イギリス映画の真骨頂
       『炎のランナー』(1981年)

    第五章 炭鉱からバレエの舞台へ
       『リトル・ダンサー』(2000年)

    第六章 「なんちゃってサッカー映画」だが、面白い
       『ベッカムに恋して』(2002年)

    第七章 いささか過大評価だとは思うが
       『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(2012年)

    第八章 近未来の日本の姿
       『家族を想うとき』(2019年)

    ●林 信吾(はやし・しんご)
    1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。帰国後はフリーで執筆活動に専念している。『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『超入門資本論 マルクスという生き方』(新人物往来社文庫)、『反戦軍事学』(朝日新書)、『イギリス型〈豊かさ〉の真実』(講談社現代新書)など、著書多数。
  •  中国の武漢から発生し、世界を震撼させた新型コロナウイルス。社会・経済活動が制限され、人と接触せず、自由に移動することもできない。ぼくらの日常生活はどうなってしまうのか。これまでの文明は、未知のウイルスとどのように共生してきたのだろうか。
     中国は、監視・管理体制でコロナ封じの成果を上げ、いち早く経済活動を復興させる道筋を開き、ウィズコロナ時代を先取りしたかに見える。国家独裁によるデジタル監視社会……コロナの入口は中国、そして出口も中国なのか。一方で、“アメリカファースト(アメリカ第一主義)”を掲げ、経済ナショナリズムを突き進むトランプ米大統領。アメリカ文明と中華文明の衝突は、何をもたらすのか。
     ビフォーコロナからアフターコロナへ……人間社会のつくり方を根本から見直し、これからの人類が生き残る道を探る一冊。

    はじめに ~コロナと共に、人生を運命を探すことに~
    序章 コロナの入口/コロナの出口 〈歴史から学び、未来を見つめる〉
    第一章 歴史をやれ/旅をしろ 〈過ぎ去ろうとしない過去への旅立ち〉
    第二章 コロナ文革/武漢アラート 〈誰が、コロナウイルスを持ち込んだのか〉
    第三章 ブラックスワン/ドラゴンキング 〈誰も、コロナ・パンデミックを予測できなかった〉
    第四章 都市の未来派/TOKYOリボーン 〈100年先まで東京に住み続けたい=創造的復興〉
    第五章 ウィズコロナ/中国人であるという生き方 〈行き過ぎたモノは、必ず戻る〉
    第六章 コロナ文明病/処女地のウイルス 〈文明の前に森がある。文明の後に砂漠が残る〉
    第七章 デジタル・シルクロード/宇宙インフラ“5G革命” 〈ぼくらは、米中コロナ戦争の戦前・戦中を生きている〉
    第八章 米中コロナ戦争/シンギュラリティ 〈AIが人間を超える日〉
    第九章 コロナ抗体/日本人であるという生き方 〈虚往帰実――往きは虚しくとも実ちて還る〉
    終章 コロナ復興/過去と未来の衝突 〈コロナ世代=次世代へ持続可能な開発目標SDGs〉
    結び ~2020コロナ世代「歴史は動いた」~

    ●森田靖郎(もりた・やすろう)
    作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街~池袋チャイナタウン・プロジェクト~』(ナショナル出版)など著書多数。
  •  糞尿と排泄の世界は人間の生活の文化の一部を担っていながら、人間の話題の片隅に追いやられている。しかも最も原始的で、食生活と同様生きていくために不可欠である。人間の滑稽な面を見せると共に、人間の残酷で、深刻な側面も見せる。そこには文化や哲学も存在する。(「前書」より)
     戦時の糞尿、災害時の糞尿、飢餓時の糞尿、肥料・薬・食糧・まじない・武器・拷問具としての糞尿、お国柄によって異なるトイレ事情や便器の種類などなど……糞尿にまつわる笑い話から深刻な事件まで、あらゆるエピソードをまとめた伝説の奇書が、大幅に加筆修正されて電子で復刊!

    第一 トイレ奇談
    第二 排泄の民俗学
    第三 糞尿の効能
    第四 糞尿にまつわる話
    第五 戦場の糞尿奇談
    第六 犯罪・事件の糞尿奇談
    第七 拷問処刑にまつわる糞尿奇談
    第八 有名人の糞尿奇談

    ●柳内伸作(やない・しんさく)
    ノンフィクション作家。1947年、福島県生まれ。東京経済大学卒業。1972年、陸上自衛隊調査学校心理戦防護課程(陸軍中野学校の後身)を修了。防衛庁陸幕調査部の情報工作官として国外情報を収集後、戦略情報を分析、その後陸上自衛隊富士学校の研究員として教範を作成、次いで陸上自衛隊高射学校で戦史教官を務める。1992年、『週刊文春』に投稿のクーデター小論で免職に処され、提訴。政府は自衛隊がクーデターの教育をしていると認めた上に、裁判所も自衛隊はクーデターの研究・教育をしている事実は認定したが最高裁で敗訴。
  • 495(税込)
    著者:
    柳内伸作
    レーベル: ――

     ヨーロッパには「神の処刑」と呼ばれる「内臓抜きの刑」があった。ドラキュラのモデルとなった「ヴラド串刺し公」もいた。中国では、死刑囚の体を三日かけて膾のように切り刻む刑罰が二十世紀の初頭まで行なわれていた。二十世紀は、殺そうと思うことと実際に殺人を犯すことの間には、それほど高い壁は存在しないことを学んだ百年だった。そして、日本社会だけが、その悲惨な学習を免れたわけではない……。
     戦争、処刑、拷問、宗教弾圧など、歴史の中で実際に行なわれた残虐行為の数々。それらを検証し、民族の残虐性の違いや人間の深層心理のナゾにせまる一冊。ノベルス版から大幅に加筆修正されて電子で復刊!

    I 中国人の合理性が生んだ残虐
    II ジンギス汗の悪夢に学んだロシア人の凶暴
    III 魔女を焼き殺せ! 中世ヨーロッパ人の苛酷
    IV 先住民を皆殺し、イギリス・スペイン人の冷酷
    V 宗教の呪縛・朝鮮人の酷薄、東南アジア人の凄絶
    VI 現代も継承されている人類虐殺の思想

    ●柳内伸作(やない・しんさく)
    ノンフィクション作家。1947年、福島県生まれ。東京経済大学卒業。1972年、陸上自衛隊調査学校心理戦防護課程(陸軍中野学校の後身)を修了。防衛庁陸幕調査部の情報工作官として国外情報を収集後、戦略情報を分析、その後陸上自衛隊富士学校の研究員として教範を作成、次いで陸上自衛隊高射学校で戦史教官を務める。1992年、『週刊文春』に投稿のクーデター小論で免職に処され、提訴。政府は自衛隊がクーデターの教育をしていると認めた上に、裁判所も自衛隊はクーデターの研究・教育をしている事実は認定したが最高裁で敗訴。
  •  浅間山荘事件を起こした連合赤軍の凄惨なリンチや、オウム真理教内部でのリンチ事件など、現代日本でも人びとを震撼させる「私刑」は、なぜ起こり、なぜ根絶しないのだろうか。有名なKKKのリンチやロシア革命期の民衆リンチをはじめ、古今東西の戦慄的な話を紹介しながら、群集心理や深層心理、刑罰思想や人権思想、人間社会のあり方などを問う奇書。

    第1章 リンチ――私刑の歴史
    第2章 処刑奇談
    第3章 処刑の悲喜劇
    第4章 変わり種の処刑譚

    ●柳内伸作(やない・しんさく)
    ノンフィクション作家。1947年、福島県生まれ。東京経済大学卒業。1972年、陸上自衛隊調査学校心理戦防護課程(陸軍中野学校の後身)を修了。防衛庁陸幕調査部の情報工作官として国外情報を収集後、戦略情報を分析、その後陸上自衛隊富士学校の研究員として教範を作成、次いで陸上自衛隊高射学校で戦史教官を務める。1992年、『週刊文春』に投稿のクーデター小論で免職に処され、提訴。政府は自衛隊がクーデターの教育をしていると認めた上に、裁判所も自衛隊はクーデターの研究・教育をしている事実は認定したが最高裁で敗訴。
  •  人類社会が行き詰まったとき、人類社会は大量の人類を駆除する機能を備えている。人間の頭脳の奥底にはそのような考え方が連綿として潜んでいる。平和な時代は人間を殺戮することは嫌悪をもって迎えるが、切羽詰まった戦乱の時代にあってはこのような処置はたびたび喚呼の声をもって迎えられた実績がある。(「まえがき」より)
     連綿と現出する、残酷きわまりない戦慄の地獄図……。中国史に残る過酷な拷問と処刑の数々を描く。

    第1章 残虐無比の為政者たち
    第2章 古代から続く凄惨な刑罰と処刑
    第3章 モンゴル帝国の野望と非情の掟
    第4章 阿鼻叫喚の処刑

    ●柳内伸作(やない・しんさく)
    ノンフィクション作家。1947年、福島県生まれ。東京経済大学卒業。1972年、陸上自衛隊調査学校心理戦防護課程(陸軍中野学校の後身)を修了。防衛庁陸幕調査部の情報工作官として国外情報を収集後、戦略情報を分析、その後陸上自衛隊富士学校の研究員として教範を作成、次いで陸上自衛隊高射学校で戦史教官を務める。1992年、『週刊文春』に投稿のクーデター小論で免職に処され、提訴。政府は自衛隊がクーデターの教育をしていると認めた上に、裁判所も自衛隊はクーデターの研究・教育をしている事実は認定したが最高裁で敗訴。
  •  この本で展開される史実は、人類が人類に対して行なってきた、血糊で塗りたくられた惨劇である。一瞬に命を奪われる幸福、ひと思いに死なせてはくれない残虐さの物語である。死刑囚や囚人たちの絶叫が、怨念となって地の底に沈んでいったに相違ない。(「まえがき」より)
     残虐きわまりない拷問と処刑が現出する凄惨な地獄絵巻……。日本史に刻印された残酷な拷問と処刑の数々を描く。

    第1章 凄惨きわまりない拷責と処刑
    第2章 無残! 苛酷なキリシタン弾圧
    第3章 非情なる自決・牢獄の掟
    第4章 武将たちの虐殺地獄絵巻

    ●柳内伸作(やない・しんさく)
    ノンフィクション作家。1947年、福島県生まれ。東京経済大学卒業。1972年、陸上自衛隊調査学校心理戦防護課程(陸軍中野学校の後身)を修了。防衛庁陸幕調査部の情報工作官として国外情報を収集後、戦略情報を分析、その後陸上自衛隊富士学校の研究員として教範を作成、次いで陸上自衛隊高射学校で戦史教官を務める。1992年、『週刊文春』に投稿のクーデター小論で免職に処され、提訴。政府は自衛隊がクーデターの教育をしていると認めた上に、裁判所も自衛隊はクーデターの研究・教育をしている事実は認定したが最高裁で敗訴。
  •  現代人が人間の肉体的、精神的恥部であると思いこんでいたものが、すでに千年も昔に神の名において過酷に呵責なく晒け出されていた。正義や道徳は元来人間の思い込みに過ぎないものであったから、神の名において人間を嬲り殺しにする分には、呵責の念に思い悩むことなどあるわけがなかった。それどころか、正義を遂行したことに、誇りさえ抱いていたのである。(「まえがき」より)
     史実に刻印された、凄惨きわまりない阿鼻叫喚の地獄絵……。西洋史に現出した拷問と処刑の数々を描く。

    第1章 恐怖の魔女裁判
    第2章 死の淵をさまよう地獄の拷問
    第3章 フランス革命とギロチン
    第4章 欲望と報復の渦巻く処刑
    第5章 冷酷無残な虐殺と処刑

    ●柳内伸作(やない・しんさく)
    ノンフィクション作家。1947年、福島県生まれ。東京経済大学卒業。1972年、陸上自衛隊調査学校心理戦防護課程(陸軍中野学校の後身)を修了。防衛庁陸幕調査部の情報工作官として国外情報を収集後、戦略情報を分析、その後陸上自衛隊富士学校の研究員として教範を作成、次いで陸上自衛隊高射学校で戦史教官を務める。1992年、『週刊文春』に投稿のクーデター小論で免職に処され、提訴。政府は自衛隊がクーデターの教育をしていると認めた上に、裁判所も自衛隊はクーデターの研究・教育をしている事実は認定したが最高裁で敗訴。
  •  この本に書かれていることは、古今東西の特異な史実を解説した、血塗られた人間の恐怖のドラマである。あまりに残酷なので、人によっては胸が悪くなるような話で、次のページを開くのがいやになる向きがあるかもしれないし、またある人によっては刺激を受けて憑かれたように次々にページをめくる向きもあるかもしれない。(「はじめに」より)
     血も凍る拷問・刑罰、凄惨きわまる戦争・殺戮、奇怪にして異常な風習など、極限下におかれた人間たちの残忍な本性と戦慄の所業を描く。人間はどこまで残酷になれるのか……。

    第1章 残酷をたのしむ人間たちの猟奇
    第2章 歴史が生んだ悪魔のような出来事
    第3章 残忍非道、血を求める権力者
    第4章 冷酷無比・生き残りの哲学
    第5章 世界残酷・奇怪風習めぐり
    第6章 土壇場の人間・悪の行動学
    第7章 極限下におかれた人間たちの狂気

    ●柳内伸作(やない・しんさく)
    ノンフィクション作家。1947年、福島県生まれ。東京経済大学卒業。1972年、陸上自衛隊調査学校心理戦防護課程(陸軍中野学校の後身)を修了。防衛庁陸幕調査部の情報工作官として国外情報を収集後、戦略情報を分析、その後陸上自衛隊富士学校の研究員として教範を作成、次いで陸上自衛隊高射学校で戦史教官を務める。1992年、『週刊文春』に投稿のクーデター小論で免職に処され、提訴。政府は自衛隊がクーデターの教育をしていると認めた上に、裁判所も自衛隊はクーデターの研究・教育をしている事実は認定したが最高裁で敗訴。
  •  会社からの帰り道、馴染みの野良猫に出会った。だがよく見てみると、顎の下から血をポタポタ流している。緊急事態に慌てて保護したものの、力の強いオトナ猫ゆえに暴れ回って始末に負えない。さらに傷口からは膿が滴り落ちて悪臭が漂う。なかなか心を開いてくれない猫と対話しつつ、根気よくお世話していると……。
     すべての愛猫家に贈る、写真エッセイ。

    ●猫沢太陽(ねこざわ・たいよう)
    1976年、奈良県出身。出版社勤務を経て編集・執筆業に。街を歩く猫の写真を撮るのが趣味。極端に無口なため、人には好かれず、猫ばかりに好かれる。
  •  オンラインゲームの通信遮断に端を発した中国の検閲強化。国民に見せたくない情報をフィルターにかけて遮断する国家。ネット凍結=ネット孤立は、文革再来か。しかしその政策は単なる表現規制・言論統制に留まるものではなかった。中国を他者化してはいけない。急速なITの普及、生活インフラのネット化によって“監視社会”“管理社会”が到来する。
     中国の国家検閲、アメリカのポリコレ……表現規制のグローバル化が進み、日本へはどのような角度で侵入してくるのか? ネットに縛られ、ネットに支配される“ネット封建社会”に警鐘を鳴らす。

    はじめに 「ネット民主主義に、死す!」
    第1章 ネット・チャイナ・シンドローム
    第2章 モンスター・チャイナ・ワールド
    第3章 マイティ・オブ・キングダム
    第4章 モンスター宮殿“中南海”
    第5章 米中サイバーテロ“電脳戦争(コンピュータ・ウォーズ)”
    第6章 国家は暴力独占体
    第7章 ネットバブルから社会を解き放て
    第8章 ネット民主主義の、こちら側と向こう側
    おわりに 「ネット民主主義に、生きる!」

    ●森田靖郎(もりた・やすろう)
    作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街~池袋チャイナタウン・プロジェクト~』(ナショナル出版)など著書多数。

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