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『実用、歴史、文春e-Books』の電子書籍一覧

1 ~22件目/全22件

  • 1,901(税込)
    著:
    石井妙子
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    明治大正、女性でたどる近代史

    明治大正時代の女性でたどる日本近代史。
    「女道楽」勝海舟の妻・民子、皇統を繋いだ柳原愛子、日満一体の象徴とされた愛新覚羅浩、勤王の志士になりたかった高場乱、「EUの父」を生んだクーデンホーフ光子……時代に翻弄されながらも運命を切り拓いた女たちの歴史人物伝。

    第1章 政治を支えた女たち
    高須久子 勝民子 大浦お慶 高場乱 マサとうの 木戸松子 伊藤梅子

    第2章 運命を切り拓いた女たち 
    富貴楼のお倉 山本コマツ 吉田貞子 安藤照 原浅 上原栄子

    第3章 天皇家に仕えた女たち
    一条美子 柳原愛子 九条節子 李方子 愛新覚羅浩

    第4章 社会に物申した女たち
    岸田俊子 出口なお 管野須賀子 金子文子 羽仁もと子 

    第5章 才能を発露した女たち
    楠本イネ 横井玉子 若松賤子 相馬黒光 長谷川時雨 高岡智照

    第6章 世界に飛躍した女たち
    大山捨松 石井筆子 川上貞奴 クーデンホーフ光子 河原操子 川島芳子 人見絹枝
  • ◎福岡伸一先生、大推薦! 世界の教養が身につく稀有な歴史書

    最新の学説、すべてを一新した美麗なイラスト、小学校高学年でも読める文章をもって、ビッグバンから新型コロナウイルスまでの歴史を語りつくす、まったく新しい通史本がここに!

    同名の日本版テレビシリーズが製作されるなど一世を風靡した『137億年の物語』著者クリストファー・ロイド氏が、完全に新たな角度からジュニア向けに「この世界のこと全部」(原題の”Absolutely Everything”)を再び語る大著がついに邦訳されます。

    前作から時が過ぎ、宇宙の年齢は「137億年」から「138億年」へと推定値が修正されました。ロイド氏の語りも同様にすべてがアップデート&パワーアップ。同じビッグバンから現代社会までを語っても、すべてにおいて異なるエピソードによって新たな光を当て、まったく違う本へと仕上げてきました。

    138億年間の膨大な出来事を、生き生きとした印象的なエピソード主体に大胆に再構成し、文章はきわめて簡潔でリーダブル。小学生でも通読できるスッキリとした大きな物語が展開されます。

    豊富な資料写真や歴史的絵画などを収録するのは前作同様ながら、本作では全体を通じて絶妙なイラストを配し、親しみやすさが大幅にパワーアップ。なおかつ、前述のとおり、ジュニア向けと侮れない広い視野の歴史書でもあります。

    恐竜好きの小学生、西洋史に目覚めた高校生から、科学/人文両面で教養を楽しく再確認したい社会人まで、あらゆる年代の読者にお薦め。
  • 男だって、泣いていいんだよ!

     転んで泣く小さな男の子をみて、「泣くな、男だろ」と小声で呟く。そして、立ち上り駆け寄ってきた子を、「よしよし、偉いぞ」と頭を撫でてやる。強くあれ、雄々しくあれかしと、日本の男の子は育てられてきた。
     いつからか。
     日本の古典を紐解くと、英雄豪傑ほど派手に泣いている。「男泣き」という言葉もある。
     そして、「なく」ことを示す字の多いこと多いこと。
     啼、泣、号、呱、慟、啾、喞、これらはすべて「なく」ことを著わした字である。悲しくて泣く、大声を出して泣く、子供が泣く、遠くまで聞こえるほど泣く、声が出ず涙を流して泣く、さらにいえば,涕泣、慟哭、嗚咽、泣血、哀慟、歔欷、さめざめと泣く、めそめそと泣く……。
     本書は、古典に見える泣く男の姿百態を辿りつつ、「男泣き」の実相に迫ろうという試みである。
     材は主として、記紀、万葉、古今の歌集や、伊勢、平家、太平記など文学史書の類から採った。
     トップバッターは須佐之男命! そして倭建命、大伴家持ときて、やや色好みの涙、在原業平、源頼政、泣きそうもない木曽義仲を経由して、楠木正成と豊臣秀吉、最後は吉田松陰でしめる。
     もう、全編泣いてばかり。そう、男だって、いや、男だからこそ泣いていいんだよ、という本なのである。
  • シリーズ2冊
    3,600(税込)
    著:
    山内昌之
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    現代日本の礎を築いた徳川三百年の叡智

    イスラーム研究の泰斗として知られる山内昌之東大名誉教授の新たなる挑戦。徳川幕府の通史がついに完結!

    上巻は、家康の創業から、家斉の爛熟までを描く。家康の本質は、世界的に稀有な軍人政治家だったところにある。関ヶ原の戦いにおける冷酷な政治リアリズムによって形作られた「天下取りの大局観」は、天皇家を法度の内側へと追い込み、豊臣家を滅ぼすことで徳川の世を現出した。その強靭なシステムは、四代家綱時代の文治政治への転換、八代吉宗時代の享保の改革などを経て、十一代家斉の爛熟の時代、化政時代を生み出すまで続く。しかし、半世紀に及ぶ家斉の時代こそが、徳川の世の終わりの始まりだった。

    担当編集者より
    NHK大河ドラマ「どうする家康」が話題になる中、家康がどうしたか、がわかる傑作が登場! 関ヶ原での軍人政治家としての家康の冴えは、カエサルに勝るとも劣らない。そこが、江戸幕府270年をパクス・トクガワナと呼ぶ所以でもある。しかし、どんなシステムも永遠ではない。さび付いてきたシステムにテコ入れをして、なんとか徳川の政治体制を維持しようとした吉宗の努力を見事に無駄にしたひ孫、家斉。彼の代に、幕府は終わりの始まりを迎えることになる。
  • ホモ・サピエンス誕生からトランプ登場までの全人類史を「家族」という視点から書き換える革命の書!

    人類は、「産業革命」よりも「新石器革命」に匹敵する「人類学的な革命」の時代を生きている。「通常の人類学」は、「途上国」を対象とするが、「トッド人類学」は「先進国」を対象としている。世界史の趨勢を決定づけているのは、米国、欧州、日本という「トリアード(三極)」であり、「現在の世界的危機」と「我々の生きづらさ」の正体は、政治学、経済学ではなく、人類学によってこそ捉えられるからだ。

    上巻では、これまで「最も新しい」と思われてきた「核家族」が、実は「最も原始的」であり、そうした「原始的な核家族」こそ「近代国家」との親和性をもつことが明らかにされ、そこから「アングロサクソンがなぜ世界の覇権を握ったか」という世界史最大の謎が解き明かされる。
  • 慰安婦の証言は「真っ赤な嘘」だった。
    彼女たちは性奴隷ではなく、
    強制連行もされていない--。
    李栄薫『反日種族主義』に続く衝撃の一冊。

    慰安婦支援団体が行ってきた
    〈水曜集会〉の真っ赤な嘘を、韓国人研究者が暴いた話題の書。
    元慰安婦の証言から強制連行がなかったと証明する。

    【著者】金柄憲(キム・ビョンホン)
    成均館大学出身で、在野の歴史研究者である。
    これまで反日色の強い韓国の教科書に対する批判活動を展開してきた。
    特に慰安婦が日本軍によって強制連行されたと
    教科書に証拠もなしに記述され、教えられていることに
    疑問と怒りを感じたのが、慰安婦運動糾弾に乗り出した動機だという。
  • 「定説となっている考えを、論理的に打ち砕く破壊力を持っている」
    ――更科功氏、驚愕!

    生命40億年の歴史のなかで、人類だけが直立二足歩行をして生き延びた。
    それはいったいなぜなのか?
    直立二足歩行の起源とは?

    現役バリバリの古人類学者にして、「足と足首の専門家」である著者が、レジェンド人類化石や最新化石、さらには現代人の歩行や二足歩行ロボットの研究現場までを訪ね歩き、この永遠の疑問に迫る、痛快科学ノンフィクション。

    これまで積み上げられてきた人類史は、いま大きく動こうとしているのか。人類が立ちあがったのではなく、チンパンジーが手をついた? さまざまな歩き方の人類があちこちでさかんに歩き回っていた? 人間が人間になれたことに、二足歩行はどう役立ったのか?

    現在もっとも熱い分野の最先端の現場を生き生きと楽しく活写する、古人類学愛に満ちた一冊。読めばきっと、すばらしく便利でものすごく不便なこの二本の足が愛おしくなる。
  • 日本の「遺産」なくして、韓国の発展はなかった――。

    「先の大戦で敗戦国となった日本は、
    無条件降伏し、朝鮮半島をはじめすべての海外領土を放棄させられ、
    資産、財産はすべて没収された。
    本書は、日本の植民地支配は
    搾取と収奪だけの不幸な時代だったとする
    いわゆる〈収奪論〉に対する実証的な批判であり、
    韓国の公式歴史観に対する真っ向からの挑戦である。」
    (「監訳者によるまえがき」より)

    第一章 なぜ帰属財産なのか
     I.植民地遺産としての帰属財産
     II.いまになって問題として取りあげる理由
     III.研究が不十分な理由
     IV.結語:研究の必要性

    第二章 日本資産の流入課程
     I.序論:資料・概念・用語の問題
     II.資金の類型別流入額
     III.流入資金の総合と評価

    第三章 帰属財産の形成過程( I ):SOC建設
     I.鉄道
     II.道路
     III.港湾
    〈補論〉山林緑化事業

    第四章 帰属財産の形成過程( II ):産業施設
     I.電気業
     II.鉱業
     III.製造業

    第五章 帰属財産の管理( I ):米軍政時代
     I.解放時における日本人財産の状態
     II.米軍政の帰属財産接収過程
     III.帰国事業体の管理および処分
     IV.帰属財産の韓国政府移管

    第六章 帰属財産の管理( II ):韓国政府時代
     I.韓米の最初の協定と帰属財産の引受
     II.引受財産の実情と管理体制
     III.帰属財産の処理過程
     IV.民間払下げ以降の運営状況

    第七章 解放後の韓国経済の展開と帰属財産
     I.植民地遺産としての帰属財産
     II.一九五〇年代の経済と帰属財産
     III.一九六〇年代の韓日協定と帰属財産
  • 平成は、1970年に始まっていた――!? 団塊からZ世代まで必読の日本の全貌!
    小泉純一郎から安室奈美恵まで――平成育ちによるはじめての決定版平成史が誕生した。気鋭の歴史学者として『中国化する日本』で脚光を浴び、その後、双極性障害による重度のうつの経験をもとにした『知性は死なない』で話題を集めた著者が、「歴史学者としての著す最後の書物」と語る、渾身の一作。昭和天皇崩御から二つの大震災を経て、どんどん先行きが不透明になっていったこの国の三十年間を、政治、経済、思想、文化などあらゆる角度から振り返る。新型コロナウイルスによる政治・社会の機能不全の原因も、「昨日の世界」を知ることで見えてくる。

    ◎担当編集者より◎
    ★未来のヒントは、すぐそばの過去にある
     唐突ですが、クイズです。
    ・小泉純一郎、安倍晋三だけがなぜ長期政権に?
    ・五輪・万博と田中角栄がリバイバルし続ける理由とは?
    ・中国、韓国は日本を「追い抜いた」のか?
    ・オンラインでつながっても孤独なのはどうして?
    ・「Automatic」「Lemon」爆発的ヒット曲の背景
    ・『エヴァ』が令和まで完結しなかった理由とは?
    ……それらの答えをすべて記したのが。本書『平成史―昨日の世界のすべて』となります。
  • 「人間への見方が新しく変わる」――ユヴァル・ノア・ハラリ(『サピエンス全史』著者)推薦!

    「希望に満ちた性善説の決定版!」――斎藤幸平(『人新世の「資本論」』著者)推薦!

    「邦訳が待ちきれない!2020年ベスト10洋書」WIRED日本版選出

    本国オランダでは発売忽ち25万部突破ベストセラーに。世界46カ国での翻訳が決定。

    近現代の社会思想は、”性悪説”で動いてきた。だが、これらは本当か。

    ・ホッブズいわく「万人の万人に対する闘争」
    ・アダム・スミスによると、人は損得勘定で動くホモエコノミクス
    ・ダーウィンが唱えた、自然淘汰説
    ・ドーキンスは『利己的な遺伝子』を執筆
    ・少年たちのいじめ本性を描いた『蠅の王』がノーベル文学賞

    著者は、この暗い人間観を裏付ける心理学や人類学の定説の真偽を確かめるべく
    世界中を飛び回り、関係者に話を聞き、エビデンスを集めたところ意外な結果に。

    ・スタンフォード大の囚人実験(普通の人間は邪悪になれる)
    ・ミルグラムの電気ショック実験(アイヒマン実験は)
    ・イースター島絶滅は人間のエゴ説(ジャレド・ダイアモンド)

    善人が悪人になってしまう理由とは。なぜ人類は生き残れたのか。
    これから生き延びるためにどうすればよいかが書かれた「希望の書」。
  • 遊郭のガイドブックだった「吉原細見」はなぜ大ヒットしたのか?
    越後屋はなぜ番傘をタダで配るのか?
    豊島屋はなぜ酒を原価で提供できたのか?
    江戸にいた12人の天才起業家たちが編み出した「400年前なのに最先端」のマーケティング戦略を1冊に集約!

    ドラッカーはかつて「マーケティングは三井家によって発明された」と書きました。
    現代、世界を席巻するビジネスモデルの原型はすでに江戸にありました。シェアリングエコノミー、信用経済、デザイン経営、サブスクリプション、コト消費、ビジョナリー経営――商売の本質は今も昔も不変。
    現代の最先端マーケティングを先取りしていた古くて新しいビジネスモデルを『一行バカ売れ』著者が徹底網羅。
    「ストーリーブランディング」の紀伊國屋文左衛門、「価格戦略」のにんべん 六代目髙津伊兵衛、「産地ブランディング」の山本山 五代目山本嘉兵衛ほか、図解でわかりやすく50の『江戸式マーケ』を解説します。
  • 西暦1000年。
    西ヨーロッパはいまだ暗黒時代からの復興の途上にあり、大航海時代は遠い先のことだ。
    しかし本書はその西暦1000年こそが「グローバリゼーションが誕生した年」である、と西欧中心の史観を離れて描き出す。

    中国からインド、アラビア半島、さらにアフリカまでの海上交易ルートはこの頃初めて結合した。さらにカナダに到達したバイキングが、南北アメリカで発達していた交易路を、その海上ルートと結びつけた。

    史上初めて、異国のもの、技術、情報、宗教が遠く離れた国に到達し、一般の人々まで影響を及ぼす「グローバリゼーション」が始まったのだ。

    イェール大学歴史学教授である著者はは西暦1000年の各地の交易品を手がかりに、世界中で同時進行していた変化を生き生きと再現する。世界的な交易は農業生産性を高める反面で感染症を広め、知識を広める反面で固有の文化を分断し、新技術を伝える反面で伝統工芸を消滅させた。
    宗教を変え、他国向け製品をつくり、反グローバリゼーション運動を起こす人々の姿は、驚くほど21世紀と似ている面がある。

    西暦1000年から、ヨーロッパの支配という世界史の新たな局面が始まる1500年までの500年間、「最初のグローバリゼーション」が世界を大きく変えていた。
    バラバラに知っていた世界史の知識が新たなフレームで再定義され、読者に知的興奮を呼び起こす。現代グローバリゼーションの世界を生きる者への教訓に満ちた胸躍る歴史書。
  • コロナに揺れる今こそ過去の危機に学べ
    文明は常に滅亡の危機にさらされてきた。
    青銅器文明、ローマの崩壊からキューバ危機、そして黒死病の記録が現代人に教えるものとは。
    人気ポッドキャスターが名調子で描き出す、ドラマチックな「危機の時代」の数々からは、今ここにある危機を生き抜くヒントが見えてくる。
  • 1月に逝去した「日本のいちばん長い日」や「ノモンハンの夏」の著書で知られる昭和史研究家・半藤一利氏が見た、歩いた、語った、書いたエッセンスが詰まった永久保存版。

    巻頭特別掲載
    なぜ明治は勝利し昭和は敗れたのか
    昭和天皇と明治天皇
    日露戦争と太平洋戦争、指導者たちの差が運命を分けた──
    半藤史学のエッセンスがここに!

    特別寄稿
    「半藤さんから受けとったもの」
    磯田道史/宮部みゆき/加藤陽子/池上彰/阿川佐和子/ちきりん/梯久美子/佐藤優/保阪正康

    語り下ろし
    半藤一利が見た昭和

    第一章
    半藤少年がくぐり抜けた戦争と空襲
    PART1 命からがら、東京大空襲の夜
    PART2 下町の悪ガキ、非常時に育つ
    PART3 敵機の機銃掃射に腰を抜かした

    第二章
    半藤さんが精査した朝日新聞秘蔵写真
    倉庫に眠っていた七万枚からよりすぐった決定的瞬間。
    カメラがとらえていた「おしまいのはじまり」
    盧溝橋事件、上海炎上、南京陥落、三国同盟締結、南部仏印進駐ほか

    第三章
    半藤さんが「歴史探偵」になるまで
    長岡中学、浦和高校時代から東大ボート部、昭和天皇の涙まで──

    第四章
    半藤さんが出逢えた、ブレなかった日本人
    永井荷風、小沢治三郎、今村均、小泉信三、おやじ(半藤末松)
    国民の多くが浮き足立ち、付和雷同した非常時に、
    ブレることなく熱狂せず── そんなかっこいい大人たちもいた

    第五章
    [対談]半藤一利 × 磯田道史
    半藤さんが悟った「昭和の始まりは幕末だ」
    昭和の出来事は、あれもこれも、根っこは幕末・明治にあった

    第六章
    半藤さんの鑑定つき「昭和人物列伝」
    阿部定から山本五十六まで !
    時代を動かし、時代に翻弄された人々Select70

    第七章
    半藤さんが案内する「昭和史を歩こう」
    文化遺産&文化財 Select41

    コラム
    半藤画伯の、栴檀は双葉より芳し
    半藤名取、三つめの檜舞台に舞う

    単行本未収録
    東大生が半藤さんに聞いた昭和の歴史
    平成世代、東京大学教養学部立花隆ゼミの学生たちとの対話を収録

    ジャンル別 ブックガイド
    [決定版]半藤さんの90冊 石田陽子=構成・文

    絶筆
    最後に託された肉筆原稿
    絶筆となった『歴史探偵 忘れ残りの記』のあとがきを特別掲載
  • コロナは日本を変えるチャンス!
    変革のカギは昭和おじさん文化からの脱却にあり。
    歴史の知恵を吸収してきた出口治明氏と博覧強記の仏文学者の鹿島茂氏が、
    人類はコロナ禍をどう克服すればいいのかについて、「週刊文春」で3度にわたって対談した。
    大反響を呼んだこの連続対談がついに書籍化。歴史の叡智から導かれた答えがここにある。

    第一章 感染症が世界史を変えた
    ヨーロッパの人口の三分の一以上が死んだペスト、コロンブスが新大陸に持ち込んだ
    天然痘などの感染症は人口を激減させ新しい世界の扉を開いた。その歴史を踏まえ、
    コロナ禍がどう歴史を変えていくのかを展望する

    第二章 コロナが変える日本
    在宅勤務、リモートワークの増加は、日本社会にどのようなインパクトをもたらすのか。
    コロナをきっかけに日本をより住みやすい社会にするための処方箋を語り合う。
    変革のカギは「メシ・フロ・ネル」からの脱却にあった

    第三章 コロナと米中激突の行方
    コロナに対して人類は一致団結するどころか、米中が対立を深めるなど、
    連帯よりも分断が目立っている。混迷を深める国際秩序の行方はいかに。
    歴史を学び、長期的な視野に立ってコロナに対峙することの大切さを説く
  • 「米国人は立憲君主をまったく理解していない」「君主は単にゴム印を押す存在ではない」(英外務省内部文書)
    戦後、GHQによって「象徴」とされた天皇のあり方について、立憲君主制の老舗の英国は、そんな表現で、日本の宮内庁に助言をしていた。
    そこで、昭和天皇はどう動いたのか――。

    本書は、近年機密解除された英米の公文書をたんねんに読み解き、奇しき縁で筆者にもたらされた昭和天皇のインタビューテープを繰り返し聞くことで得られた、まったく新しい「象徴」天皇の姿である。

    戦前、政府、軍部の上奏を信頼した結果、未曾有の敗戦を招いてしまったという苦い経験から、戦後の昭和天皇は自ら世界情勢の情報を集め始めた。とくに、国際共産主義に対する警戒心を隠そうともせず、英米の情報機関幹部と情報交換をするさまは、あたかも天皇自身が国際政治のプレイヤーであったかのようだ。
    さらに、次代を担う皇太子には、自分で考え、自分の意思で行動することを教えるため、バイニング夫人の招聘するなど、新しい教育環境を整えた。
    昭和、平成と受け継がれた、新しい天皇像は、海外留学を経験した始めての天皇である令和の御世の新天皇のもとで今、花開こうとしている。

    天皇三代の行動を「インテリジェンス」という側面から再構築すると、「象徴」という言葉だけではとらえられない、本当の君主像が見えてくる。
  • 4万年前、人類は洞窟の奥に祭壇と壁画を残した。
    サピエンスと〈神〉の歴史は、そこからはじまる。

    「宗教を知れば世界が見える。宗教を知る一つの方法になるこの書は、知的興奮に満ちています」池上彰(解説より)


    人類と〈神〉との出会いから数万年。
    われわれの知る〈神〉はいかにして生まれたのか。
    カリスマ宗教学者が、認知科学、考古学、歴史学の最新知見を総動員して、サピエンスと〈神〉の歴史をあざやかに紐解いてみせる。

    太古のサピエンスが洞窟の奥深くに残した壁画。それが宗教の始まりだった。そこには描かれているのは獣と人間を結合させた架空の動物。エジプトの神々も動物の頭部を持つなど多様な姿を持つ抽象的な存在だった。それはなぜ今あるような〈神〉になったのか。

    ネアンデルタールの祭壇、初期サピエンスの壁画、メソポタミアでの文字の発明。エジプトとギリシャの神々を経て、ユダヤ教、イスラム教、そしてキリスト教へ――。
    〈神〉の姿はサピエンスの歴史とともに変化する、人類の政治や社会の写し絵でもあった!
    全米に衝撃をもたらし、日本でも話題となった前作『イエス・キリストは実在したのか?』で、「人間としてのイエス」の実像を鮮やかに描き出したレザー・アスランが、膨大な文献資料の分析から、ついにキリスト教以前のユダヤ教やイスラム教までも取り込み、〈神〉のサピエンス史を解明する。
  • ペリーによって砲艦外交の屈辱を嘗めた日本は
    西周(にし・あまね)が、「侵略は善」たる「旧世界秩序」を学ぶ。
    朝鮮を併合した日本にしかし、満州国は認められなかった。
    一九二八年に世界は大きく変わっていたのだった。

    「旧世界秩序」。戦争は合法、政治の一手段。戦争であれば
    領土の略奪、殺人、凌辱も罪に問われない。しかし、経済封鎖は違法。

    「新世界秩序」。戦争は非合法。侵略は認められない。
    経済封鎖と「仲間外れ」によって無法者の国を抑止する。
    が、どんな失敗国家も侵略されず内戦の時代に。

    「パリ不戦条約」という忘れられた国際条約から
    鮮やかに世界史の分水嶺が浮かび上がってくる。

    【もくじ】
    序章 一九二八年という分岐点

    第一部 旧世界秩序
    第一章 戦争を合法化したオランダ人弁護士
    第二章 四五〇の宣戦布告文書を分析する
    第三章 殺しのパスポートをいかに得たか
    第四章 経済制裁は違法だった

    第二部 移行期
    第五章 戦争はこうして違法化された
    第六章 日本は旧世界秩序を学んだ
    第七章 満州事変は新世界秩序の最初の試金石だった
    第八章 新世界秩序の勝利
    第九章 ソ連を組み込む
    第一〇章 ナチスの侵略を理論化した政治学者
    第一一章 ニュルンベルグ裁判の論理を組み立てる
    第十二章 戦争犯罪を個人の責任として裁く

    第三部 新世界秩序
    第一三章 一九二九年以降、永続的侵略は激減した
    第一四章 国の数が増えたのには理由がある
    第一五章 失敗国家の内戦
    第一六章 「仲間はずれ」という強制力
    第一七章 イスラム原理主義は違う戦争を戦う
    終章 国際主義者たちを讃えよ
  • 『ジュラシック・パーク』の常識が覆る!
    骨の化石からはわからない、生活痕跡の化石から恐竜の生態、その謎を追う。

    恐竜の生痕化石とは、足跡や巣穴など行動の痕跡が残された化石のこと。恐竜の足跡は南極大陸を除くすべての大陸で、今でも毎年新たに発見されているのだ。また、かつて恐竜は子を産みっぱなしと考えられていたが、巣の化石の発見でそのイメージが大きく変化。他にも糞、嘔吐物、尿の化石もある。本書は、そんな世界に取りつかれた古生物学者が、その面白さを平易に解説するものである。


    目次

    第一章 恐竜を追う
    第二章 この足は歩き、走り、すわり、泳ぎ、群れをなし、狩りをするために作られた
    第三章 ラーク採石場の謎
    第四章 恐竜の巣と子育て
    第五章 地下にもぐる恐竜
    第六章 折れた骨、歯型、歯に残された痕跡
    第七章 なぜ恐竜は石を食べるのか
    第八章 当時の名残――恐竜の吐物、胃の内容物、糞、その他、虫の知らせ
    第九章 壮大な白亜紀を歩く
    第一〇章 わたしたちの中に恐竜の足跡を辿る
    第一一章 恐竜の景観と進化の足跡
    訳者あとがき 恐竜の足跡は日本でも
  • 2017年7月1日、カナダは建国150周年を迎える。テロや政治状況などで暗雲たれこめるヨーロッパやアメリカに比べ、誰もが笑顔になれる、癒される国として注目を集めている。昨年、アメリカでトランプ政権が誕生することが明らかになったとき、移民を希望するアメリカ人たちがカナダの移民登録サイトに殺到したことも話題になった。
    建国以来、世界中からの移民を受け入れ、多民族主義を宣言し、異なるルーツの人びとが幸福に共存する道を選んできたカナダ。その広大な国土を、ジャーナリスト上原善広氏が一年目はプリンス・エドワード島からウィニペグまで、二年目は東端の地ニューファンドランドを起点に、鉄道でトロントからバンクーバー、さらに北上して北極圏のタクトヤクタックまで踏破した。カナダ全土に張り巡らされた「トランス・カナダ・トレイル」(TCT)という古い街道や廃線になった線路跡などのトレイルを自転車でめぐったり、建国の礎となった大陸横断鉄道に乗って西海岸に到達し、先住民と共にユーコンで狩りをしたり、歴史をたどりつつ「今」のカナダを体感する気鋭のルポルタージュ。
  • シリーズ38冊
    1027,944(税込)
    著:
    鳥集徹
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    文藝春秋の電子書籍オリジナルレーベル「文春e-Books」始動! ヒトが直立二足歩行を始めたときから悩まされてきた腰痛。最先端医療から民間療法まで、その“治療法”はまさに百花繚乱の様相を呈していますが、それゆえ肝心の「自分に適した腰痛治療は何か」「今、腰痛治療はどうなっているのか」ということが見えにくくなっています。本書は、その疑問に答えるべく、ジャーナリストの鳥集徹氏が『週刊文春』に執筆し、大反響を呼んだ連載をまとめたもの。「痛みは心から?」「トリガーポイント注射とは?」「代替医療の賢い使い方は?」「後悔しない手術の受け方とは?」等々、日々進化を遂げている腰痛治療法の取捨選択に悩むすべての人にとって、格好の羅針盤となる一冊です。電子書籍版特別付録として、専門家への聞き取り調査によって作成した「腰痛の実力医師リスト」を収録!
  • 彼の人――昭和天皇―の視座を借りて、近現代史のメインプレイヤーから、一般兵士、市井の人々のドラマを描いたく大作、全7部を一巻に収録。

    第一部 日露戦争と乃木希典の死
    第二部 英国王室と関東大震災
    第三部 金融恐慌と血盟団事件
    第四部 二・二六事件
    第五部 日米交渉と開戦
    第六部 聖断
    第七部 独立回復

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