『実用、地理、歴史、角川選書、501円~800円』の電子書籍一覧
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公共の利益と、日本という国家の確固たる地位を追求した人々の近代史。
明治時代、国民の困難を見ず専制的な政治にかたよる藩閥政府に対峙すると共に、民権派や政党の利己的な行動を非難する政治勢力があった。陸羯南が「国民主義」と称すこの政治勢力には、国民の利益を守ろうとする政治家や軍人、思想家、新聞記者、時には宗教家や探検家などさまざまな人々が連携、結集する。いま、忘れ去られようとしている国民主義が担ってきた役割を検証し、近代国家建設期の日本の多様な姿を描き出す。
目 次
序 天皇と群臣の誓い――「天皇親政」「公議輿論」
一、結集/民権、藩閥政府との対峙――「中正不偏」
二、模索/条約改正反対運動――「和而不同」
三、構築/帝国議会の開設――「至公至平」
四、対峙/条約励行問題と日清戦争――「正論とう議」
五、連携/千島・沖縄問題と足尾鉱毒事件――「日月無私燭」
六、拡散/それぞれの日露開戦――「至誠憂国」
結 明治の終焉――「不羈独立」 -
家康が、豊臣家を滅ぼしたのはなぜか? その答えは浪人たちにあった!
家康謀略史観に疑問を持つ事で見えてきた、浪人やキリシタン、商人の存在。武将の活躍の陰で、彼らもまた生き残りを賭け参戦した。軍功書、首取状などの豊富な史料を提示しつつ、大坂の陣を鮮明に描写する。
〈目次〉
はじめに
第一章 関ヶ原合戦と江戸幕府の成立──徳川公儀の確立
1 関ヶ原合戦後の戦後処理と諸勢力の動向
2 江戸幕府の成立と徳川権力の進展
第二章 大坂冬の陣勃発──仕組まれた戦い
1 方広寺鐘銘事件起こる
2 大坂冬の陣前夜
3 大坂冬の陣開戦する
第三章 和平交渉から大坂夏の陣へ──豊臣家の滅亡
1 和睦交渉の経過
2 大坂夏の陣への道
3 大坂夏の陣と豊臣氏の滅亡
第四章 大坂の陣のその後──戦国終焉の舞台
1 徳川方と豊臣方の扱い
2 落人・浪人たちのその後
3 キリシタンたちのその後
4 戦国の終焉
主要参考文献
おわりに -
なぜ、「Ninja」は世界を熱狂させるのか? 作られた忍者像を一新!
なぜ、「Ninja」は世界を熱狂させるのか? 作られた忍者像を一新!
一口に忍者といっても、時代によってその姿を変えてきた歴史がある。あるときは城を守る警備員、あるときは敵地に攻め込む戦闘員、あるときは村人に扮するスパイ……。今まで解明されることのなかった忍者の謎を、忍術書「萬川集海」や、数々の古文書などの資料を読み解き、歴史の観点から明らかにする!
【目次】
序章
第一章 戦後時代の忍び
一、忍びの起源/二、伊賀と甲賀/三、「忍び」の実際/四、伊賀衆の活動
第二章 兵法から忍術へ
一、中国兵法の受容/二、日本的兵法書の編纂/三、軍学書の成立/四、忍術書の成立
第三章 忍術書の世界
一、忍びとしての心構え/二、忍び込みの実際/三、忍びの身体/四、忍具/五、情報の伝達
第四章 江戸時代の忍び
一、織豊期の伊賀/二、江戸暮らしの伊賀者・甲賀者/三、各地の忍び/四、江戸時代の忍術
終章 変容する忍者
一、近世から近代へ/二、伝承される忍術
あとがき
参考文献 -
プーチン大統領来日を前に、第一人者による日ロ国境交渉史の最新・決定版
一向に決着のつかない北方領土問題に解決の目安はあるのか。幕末から今にいたる日本とロシアとの北方領土、国境確定の交渉の歴史を、客観的に明らかにするとともに、解決にむけての具体的提言を示す。 -
大河ドラマ「真田丸」時代考証担当者が新たな信繁像を打ち立てる!
諱は「幸村」か「信繁」か。真田丸はどんな形態をしていたのか。大坂の陣における東西両軍の意外な事情とは――史料を博捜し諸説を根底から再検証。真田研究の第一人者が「不思議なる弓取」の真実を照らし出す! -
歌にその肉声を探り、史料で背景を跡づける、歴史学からの初めての実朝論!
甥の公暁に暗殺された悲劇の鎌倉三代将軍・実朝。その実朝はなにを信じ、発信して、どう行動したか。それらを『金槐和歌集』『吾妻鏡』『愚管抄』などによって詳細に跡づけ、歴史背景とともに実像を明らかにする。 -
剛の革命家と奇矯の帝。日本中世を切り拓いた二人の権力者の攻防にせまる。
後白河院とその最大の補佐役・平清盛。しかし両者はやがて激しく対立する。清盛暗殺の謀議・鹿ケ谷事件、治承三年の政変、平氏政権樹立――。対立の背景を詳細に検証し、「武士の世」前夜の権力闘争を描きだす。 -
姉は豊臣とともに滅び、お江は徳川を支えた!
浅井長政の三人の娘、茶々・初・江の生涯を、歴史資料を駆使して描き出した先駆的な書。秀吉によって政略結婚の犠牲にされながらも、たくましく運命を切り拓いていった三人の姿が鮮やかに蘇る。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。 -
海を渡ってきた宝物たちの素顔に迫る!
五弦琵琶は、世界中で一つ正倉院にのみ実物が伝わる。螺鈿が施された美しい琵琶は、天平人の耳にどう響いたのか。聖武天皇遺愛の品から始まる数々の宝物の受容と展開の歴史を、その魅力とともに解き明かす。 -
王朝人の恋を彩る華麗な手紙。想いを届けるのはいつの世も心の籠った言葉。
手紙に想いを託した王朝時代の人々は、現代とは比べものにならないくらい多くの手紙を綴っていた。恋の成就のために、文章に凝り、タイミングを図り、工夫を凝らした手紙から王朝人の世界を探る。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。 -
古代女帝は「中継ぎ」ではなかった! その皇位継承の意味と背景を問う。
六世紀末の推古から八世紀の称徳まで、一五〇年間に八代六人が即位した「女帝の世紀」。白村江の戦いや壬申の乱など、動乱と政争の時代を統治した女帝の皇位継承システムと、王権の視点からの歴史像を描く。 -
お遍路に出れば弘法大師に出会える――。札所巡りに込められた歴史を辿る。
私たちはなぜ四国遍路に惹かれるのか? 八十八か所の札所巡りに込められた意味、基底を流れる弘法大師信仰など、弘法大師追慕の場所から、病気平癒・癒しの札所へと変貌した遍路の歴史が丸ごとわかる入門書。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。 -
古代から近世へ、近代日本の原型を形づくった中世の村の実態を解明する。
中世の村ではどんな生活が営まれていたか。地形・景観・暮らしをキーワードに、考古学・環境史・民俗学も視野に入れつつ、中世社会を立体的に復原。古代から近世への移行を、中世の庶民生活から描き出す。 -
伝説によってさまざまに彩られてきた源義経の実像に迫る。
悲劇のヒーローという日本人好みの物語として、次第に形作られた義経伝説を、『平家物語』諸本や『吾妻鏡』、日記などと比較しながら解剖。武家社会と貴族社会との対比の中で、天才的戦略家の実像に迫る。 -
大戦をともに戦った天皇と弟宮の苦悩と真実!
兄、昭和天皇を補佐し陸軍・海軍へと身を投じた弟、秩父宮・高松宮を待ち受ける軍部の陰謀。皇弟による皇位簒奪を危惧した、元老西園寺公望の真意とは? 天皇と弟宮の生きざまや葛藤を克明に描き出す。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。 -
江戸時代、日本は国を閉ざすことなく独自の外交を展開していた!
江戸幕府は、中世以降の中国の冊封体制から離れ「四つの口」(松前、対馬、薩摩、長崎)を中心に独自の国家外交を展開していた。「鎖国」という外交戦略がもたらした江戸の社会の実態を明らかにする。 -
地獄を見たと語らせたい――。『平家物語』が彼女に語らせた意図とは?
壇ノ浦の合戦で生き残った建礼門院は尼僧となる。京都大原の隠れ家で、訪れた後白河法皇に彼女は涙ながらに語り出す……。『平家物語』最終巻「大原御幸」に描き出された物語に潜む事件の秘密をあぶり出す。 -
娘から父へ、夫から妻へ……。人情味豊かな江戸の手紙を味わう。
親に小遣いをねだる御殿女中、家族をいたわる赤穂浪士、遊びほうける息子を叱る大名、ささやかな願いをかなえたい天皇――。日々の暮らしの中で書かれた手紙を読み解き、「江戸人」のこころの奥に迫る。 -
近代京都の遊楽空間「花街(かがい)」の誕生と実像を照射する画期的な試み
京都ではお茶屋の集まる街区を花街としてきた。江戸時代以来の京花街の姿を、史実と伝承から丁寧にたどり、お茶屋を中心に空間レンタル業の成立と機能を探求。近代京都に誕生した享楽空間の実態に迫る。 -
後鳥羽はなにを「和歌の力」に頼んだか? 新古今集成立の背景と史実を探る!
幕府討滅計画=承久の乱で知られる後鳥羽上皇は、なぜ『新古今集』の撰集にあれほどの心血を注いだのか。幕府の「武」に対し、これを圧倒する文化統治として「和歌の力」を位置づけた上皇の足跡と史実を描く。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。 -
ソバやウドンの粉食はなぜ江戸時代に普及したか。歴史と食文化の謎を解く。
食の原型、神に捧げる神饌料理、料理技術に革命をもたらした精進料理、肉食を促進した明治の軍隊食、戦後の魚肉ソーセージ出現の理由など、時代ごとの食文化の転換点と歴史のかかわりを解明。発見の食文化史。
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荒ぶる神々の物語を読みとき、『古事記』のセンス・オブ・ワンダーに迫る!
自らの命を犠牲に子をなすイザナミ。母を知らず乱暴狼藉の果てに一転、英雄神となるスサノヲ……。命の再生と祝祭、悲嘆と鎮魂に彩られた日本の始まりが見えてくる超『古事記』入門。いざワンダーランドへ! -
新発見の史料を活かして綴る、「新島八重伝」の決定版。
同志社創設者、新島襄の妻・八重。戊辰戦争に参加。日清・日露戦争で篤志看護婦を務め、「日本のナイチンゲール」と称賛された。著者発見の新史料を活かし、エピソードで綴る、新島八重伝の決定版。
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