『実用、歴史、河出文庫、501円~800円』の電子書籍一覧
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美談が多いが、赤穂事件の実態はほんとのところどういうものだったのか、伝承、資料を綿密に調査分析し、義士たちの実像や、事件の顛末、庶民感情の実際を鮮やかに解き明かす。鳶魚翁の傑作。
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膨大な破壊と殺戮の悲劇はなぜ起こり、どのような戦いが繰り広げられたか――太平洋戦争の全貌を豊富な写真とともに描く決定版。現代もなお日本人が問い続け、問われ続ける問題は何かを考えるための好著。
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吉田東洋暗殺犯のひとり那須信吾の甥。土佐勤皇党に加盟の後脱藩、長州に依り、中岡慎太郎の陸援隊を引き継ぐ。国事に奔走し、高野山義挙に参加、維新の舞台裏をつぶさに語った一級史料。
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生活に「機械」が導入されて意識はどのように変貌したのか。コーヒーハウス、旅行、衛生思想、売春、レジャーと、近代都市生活の原型がはらむ市民階級の革命時代を、思いがけない角度からつかんで活写する力作。
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近代知性の花開くルネッサンスからバロックに至る華麗な時代。学生と尼僧、芸術家、インテリ、詩人と才女、貴族と泥棒、王と革命家など、そこに生きた様々な人々の思想や情熱、生活様式を探る。
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世界を征服したアメリカ的生活はいかにして生まれたのか。メイフラワー号からヴェトナムまで、その夢と誇りと挫折を描きながらにダイナミックに生き続ける北米大陸人の不思議な歴史を生活レベルから考察。
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私たちの自然意識はどこから来たのか。ヨーロッパ固有文化の原点を十二世紀の生活に求めて、市民の一日、農民の一年、海に浮かぶ島のような城郭都市生活を通して、神と自然と人間の不思議な共存世界を描く。
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複雑な中国史を再構築し、明代の日常生活を子細に検証する事によって、中国の南北文化差、支配原理、都市と農村生活の実相、革命と反乱の土壌、雅と俗の思想、女性の一生など現代に至る中国的性格を撃つ。
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肉体と美の思想に自由に生きたと思われるポリス社会は、実は差別の体系にすぎなかった。ギリシア市民と奴隷の日常生活を追いながら、大胆にギリシア史を書き直す。
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世界の巨大文明の原理を理解するために、十世紀バグダードとコルドバの現場に降り立って、カリフの生き方、教育と文学世界、日々の金銭感覚、占星術と豊穣な暦の智恵、青春と恋愛世界など、豊富な挿絵で語る。
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カーストに生まれ、カーストに死ぬインド人の多様な民族文化のるつぼを、カレーの話から始めて、見たままの生活実態とその裏に通底する建前の形とを始めて明確に対比しつつ分かりやすく描ききった独自のインド史。
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灼熱の太陽と肥沃な粘土の地に地球最古の農民生活はいかに営まれたのか。パン食を始め、ビールを飲む古代人の心配事は、現代とほとんど変わらない。新しい史観にたって生活のディテールから意識までを描く。
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吐いては食べた飽食のローマ人は何を幸せとして生きたのか。淫靡な宮廷、奢侈と快楽に身を任せる市民、解放された女たち、人間の究極の爛熟世界を生きながら永遠の価値を求める意識の重層世界を描いた傑作。
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ヨーロッパ列強の貪欲な植民地体制に弄ばれた中国にも、ついに民族独立の息吹きが燃えあがった。アヘン戦争に端を発した独立の歩みは、義和団事件、辛亥革命を経て新中国の誕生へと歩調を早める。
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二本足で立った裸のサル! 人類誕生の秘密から社会を形成し、文明を築くにいたる足跡を、大胆な仮説と明晰な論理、そして独自の研究方法で解明してゆく。京都大学・今西グループが放った名著中の名著。
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自由な人間精神の復興をめざしたルネサンスと宗教改革の気運は、全ヨーロッパを覆い、善・悪・美・醜と赤裸々な人間の諸相が生々しく展開され、ここにヨーロッパのダイナミックな躍動が始まる。
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新大陸発見に続く、先住民インディオへの収奪と駆逐のうえに築かれた、永遠の繁栄の神話の実体を冷徹な史眼で描ききる。巨視的な南北アメリカ全史を概観しながら、明暗の本質に迫る画期的試み。
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砲声とともに西欧文明は進撃する! 輝ける人類の進歩と発展は、近代国家エゴイズムの相剋と力の論理による世界地図塗りかえ戦争、侵略によって支えられた。世紀末から大戦への暗闘の歴史を描く。
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クリミア戦争の敗北、農奴解放令の中で醸成された農民、労働者たちの不満は、ツァーリズムの激しい弾圧によってついに爆発した。人民はツァーを殺し、ここに世界最初の社会主義国家が建設される。
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第二次世界大戦の見えにくい原因を、ベルサイユ体制から明解に分析し、枢軸側は「悪玉」であり、連合国側は「善玉」であるという通念を破る大戦原因論の鋭説。ここに国際政治力学のダイナミズムがある!
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中世中国をめぐる三国の英雄策士の死闘胡馬を駆る異民族――大唐帝国統一までの七百年を、歴史全体の観点から捉え、数量史観で平明に描いた名著。波瀾万丈の中国中世史をダイナミックに概観する。
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砂漠と「さまよえる湖」の中央アジアで、東西交流の道シルクロードをめぐりながら、砂漠に消えたオアシス国家をさぐり、その抗争・興亡の歴史に迫る。世界史の空白を初めて埋めた西域の画期的通史。
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複雑な国際政治にもてあそばれる東南アジア諸国の問題点。その解放と独立の苦闘を古代王朝から歴史的に解きおこす。ヴァスコ・ダ・ガマ、マルコ・ポーロから、経済援助問題と日本の役割まで言及する。
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建築材料としての石材以外に恵まれた自然のなかったこの地で、オリーブとブドーから油と酒を造る才を得たエーゲ文明。都市国家を確立し、政治と人間主義の間に揺れ動く古代ギリシア人の理想と現実!
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弾左衛門制度は、江戸幕藩体制下、関八州の穢多身分を支配し、下級刑吏による治安維持、斃牛馬処理の運営を担った。明治維新を迎え、13代弾左衛門(弾内記=矢野直樹)は反差別の運動を起し、賎称廃止令によって被差別身分からは脱するが、同時に職業の特権的専制を失う。時代に翻弄されたその生涯を凝縮する。
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言語表現がなされる場においては、受け手に醸成される規範と、それを守るマスコミの規制を重視すべきである。そうした前提で、「差別語」に不快を感じる弱者の立場への配慮の重要性に目を覚ます。
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差別・被差別問題に関心を持つとき、避けて通れない考察をここにそろえる。サンカ、弾左衛門から、別所、俘囚、東光寺まで。近代の目はかつて差別された人々を「異形の人」として、「再発見」する。
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徳川入府以前の江戸、四通する川の随所に城郭ができる。水運、馬事、監視などの面からも、そこは賤民の活躍する場所となる。浅草の渡来民から、太田道灌、弾左衛門まで。もう一つの江戸の実態。
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