『実用、歴史、中公文庫、501円~800円』の電子書籍一覧
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なぜ日本的組織は硬直化するのか? 変革を阻むものの正体は? 日本史における巨大組織の盛衰から組織の「死に至る病」を検証し、未来への処方箋を提示する。作家・経済評論家にして経済企画庁長官を務めた著者の二十年以上にわたる組織論研究の集大成。著者解説「今こそ、読んで欲しい作品」を収録した決定版。
〈目次〉
はじめに
第1章 巨大組織の生成から崩壊まで――三つのケース・スタディー
(1)豊臣家――人事圧力シンドロームと成功体験の失敗
(2)帝国陸海軍――共同体化で滅亡した機能組織
(3)日本石炭産業――「環境への過剰適応」で消滅した巨大産業
第2章 組織とは何か
(1)組織の要素
(2)「良い組織」とは
(3)組織の目的
(4)共同体と機能体
(5)強い機能組織を作った織田信長――もう一つのケース・スタディー
第3章 組織管理の機能と適材
(1)人間学と組織論
(2)トップの役割
(3)現場指揮者と参謀
(4)得難い補佐役
(5)後継者
第4章 組織の「死に至る病」
(1)機能体の共同体化
(2)環境への過剰適応
(3)成功体験への埋没
(4)組織体質の点検
(5)組織気質の点検
第5章 社会が変わる、組織が変わる
(1)知価革命と組織変化
(2)情報技術の変化
(3)高齢化社会と人事圧力シンドローム
第6章 これからの組織――変革への五つのキーワード
(1)経営環境の大変化
(2)三比主義からの脱却
(3)「価格-利益=コスト」の発想
(4)「利益質」の提言
(5)ヒューマンウェア(対人技術)の確立
(6)経営の理念=あなたの会社の理想像は
著者解説
今こそ、読んで欲しい作品
(1)日本経済の曲がり角に著した自慢の著作
(2)二〇二〇年のあとこそ重大 -
大革命を彩ったロベスピエール、ミラボー、断頭吏サンソン、シャルロット・コルデーなどの人物よもやま話や、ルイ十六世の最期、熱月(テレミドール)九日の真相を軽妙洒脱に披露。老若問答から大革命の熱情と悲哀に誘う異色の名著を復刻。エッセイ二篇(「革命夜話」「鬼才ボーマルシェ」)と翻訳一篇(「敗北者の運命」)を収録。〈解説〉小倉孝誠
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新選組一番組頭沖田総司。天才剣士と謳われながら、労咳のため若くして独り江戸でこの世を去った。道場では短気で荒っぽかった少年時代。子供好きで明るい面を見せた壬生村の頃。近藤の養女の求愛を固辞する一方、内妻の死を悼み涙した女性との関わり。そして新選組で最も武闘派だった“刺客”。知られざるその実像に迫る書き下ろし。
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戦前、二大政党政治が崩壊し軍部台頭、そして日米開戦まで、政治評論家として〈雄弁〉に時代を語り、戦時中は総合雑誌への執筆禁止という形で〈沈黙〉を余儀なくされ、戦後は新聞経営者として「書く場」を守りきったリベラリストの本格評伝。一九九七年度吉野作造賞受賞作。
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信長にあって謙信に欠けていた覇者の条件とは? 龍馬暗殺の黒幕は誰だ? 世に名将、名参謀と謳われた人物たちをめぐって、多彩なエピソードを掘り起こしつつ、その器量とコンビの妙を深く論じ合う、再発見の知的刺激に満ちた歴史対談。
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中国前漢の時代、司馬遷は何を感じ、何を考えて、『史記』を書いていったのか。その生い立ちから、腐刑の屈辱と苦しみに耐え、『史記』の完成にいたるまでを、時代背景とともに辿る。司馬遷の実像に迫り得た名著。
『史記――司馬遷の世界』加筆・改題 -
奈良時代の律令制度もある意味“押しつけ憲法”/公平な勤務評定があった鎌倉武士団/定家は出世亡者/清盛と田中角栄の日中国交回復/貞奴と一葉は女性史の表と裏――古代から明治へ、小説家としての立場で自由闊達に語り合い、埋もれた歴史の事実を掘り起こす。おもしろさ抜群の日本史。
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アインシュタインの脳の隠された秘密とは?相対性理論は妻が発見した? 日本との浅からぬ関わりとは?――20世紀物理学の天才・アインシュタインの人となりから、その奇妙な理論への入口まで。数式を用いずに理論の本質にせまり、豊富なイラストとともに楽しく読みとく、アルバート・アインシュタイン70のミステリー。
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女帝とは、しょうがなくの中継ぎではなく、政治力・外交力にも長けた国の大黒柱だった――従来の男中心史観の常識を鮮やかに裏返して、歴史小説の第一人者がその実態を描き出す。推古天皇から後桜町天皇まで、古代から江戸に生きた八人の女帝たちを通観し、隠された権力者たちの素顔に迫る。
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兄家光の遺命を受けた正之は、四代将軍家綱の輔弼役を忠実に果たして徳川幕政を文治主義体制に導いていった。その行動は誠実無私、家臣や領民に対しては寛容と仁心をもってことにあたり、彼の清廉な精神は会津士魂として後世まで多大な影響をもたらす。晩年、盲い、血を吐きながらも惑乱することなく最後まで使命をつとめた不世出の名君は、堂々たる死への準備を整える。保科正之。彼こそ幕政時代の理想の政治家であった。
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