セーフサーチ設定を変更しました
ページの先頭です
GWコイン大還元祭
期間限定!初めての予約購入で最大コイン+20%還元!

『実用、海外文学、思想、創文社オンデマンド叢書』の電子書籍一覧

1 ~2件目/全2件

  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    【内容紹介・目次・著者略歴】
    従来、古詩を中心とする漢代五言詩の成立は、建安文壇に隣接する後漢時代後期と目されてきたが、本書はこれまで見過ごされてきた資料や、文献上に現れている微細な徴候に目を留め、新たな説を導き出す。数ある古詩の中に埋もれた特別な一群の存在を指摘して、その特定の古詩の成立年代を後漢初頭以前と推定するとともに、古詩の生まれた場を考察、さらにはその後の古詩の展開経緯を、近接ジャンルである古楽府との関連性も含めて明らかにする。漢代五言詩歌の清華である古詩という作品群の生成展開の経緯を解明し、研究史に新たな一頁を加える画期的業績。著者の明快で細やかな論述により、読者は自ずと古詩誕生の場面へと引きこまれるであろう。

    【目次より】
    序章
    一 本書の目指すところと基本姿勢 二 考察の概要 三 各章の要点と初出一覧
    第一章 古詩の成立年代
    はじめに
    第一節 第一古詩群の存在
    第二節 第一古詩群の成立時期
    第三節 五言詩の成立時期に関する先行研究
    結び
    第二章 原初的古詩の成立
    はじめに
    第一節 第一古詩群の成り立ち
    第二節 古詩誕生の場
    第三節 古詩の始原的性格
    結び
    第三章 原初的古詩の展開
    はじめに
    第一節 前漢宴席文化の広がりと古詩の流布
    第二節 宴席に言及する古詩の成立
    第三節 古詩の展開と死後の世界
    結び
    第四章 後漢時代における古詩の伝播とその展開
    はじめに
    第一節 第一古詩群の編成時期に関する仮説
    第二節 後漢前期における五言詩の文学的位置 班固の傅毅に対する対抗意識を通して
    第三節 後漢中期における古詩流伝の一系譜 古詩「凛凛歳云暮」を手がかりとして
    第四節 漢代五言詩史上に占める蘇李詩の位置
    第五節 後漢中期以降における五言詩の展開
    結び
    第五章 古詩と古楽府との関係性
    はじめに
    第一節 『宋書』楽志と『楽府詩集』 古楽府研究において拠るべき資料
    第二節 古楽府の歴史的性格
    第三節 古楽府と古詩との交渉
    結び
    第六章 建安文壇の歴史的位置
    はじめに
    第一節 曹操の楽府詩を通して見る漢末士人社会の一側面
    第二節 貴族制の萌芽と建安文壇
    結び
    第七章 呉の文学風土と陸機の「擬古詩」 呉人から見た五言詩歌史
    はじめに
    第一節 呉の文学風土
    第二節 cにおける「擬古詩」制作の動機
    第三節 「擬古詩」に読み取れる陸機の思い 古詩との狭間に見えるもの
    結び
    終章 結びにかえて 遊戯的宴席文芸から個人的詠懐詩へ
    あとがき
    ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

    柳川 順子
    1959年生まれ。中国文学者。県立広島大学教授。
    九州大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科(中国学専攻)博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。
    著書に、『漢代五言詩歌研究』などがある。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    【内容紹介・目次・著者略歴】
    柳宗元文学の根幹である寓言を対象に敗北・蘇生の意味を解き明かし、彼の否定への意志とその反語性を考察した力作。

    【目次より】

    第一編 敗者の美学
    第一章 左遷の中の文学
    一 柳宗元の生涯
    二 〈柔外剛中〉と道への希求
    三 絣文から古文への転換
    四 困窮と文学
    第二章 敗北の逆説 寓言論
    一 社会への憤激
    二 自戒のために
    三 愚者の文学
    四 理想と敗北
    第二編 自然との対峙
    第一章 「永州八記」について
    一 「永州八記」の源流
    二 「永州八記」と『水経注』
    三 「永州八記」の構造
    四 「滸黄渓記」の誕生
    第二章 山水詩 宗教から文学への転回
    第一節 永州前期の山水詩
    一 不遇な現実と山水遊覧
    二 慰めの世界を求めて
    三 消えない憂愁
    四 高所からの眺め
    第二節 永州後期の山水詩
    一 表層と深層の逆説
    二 孤高の思索者 「寂霙」をめぐって
    三 「漁父歌」の系譜
    四 宗教感情の変容
    五 低所からの眺め
    第三章 草木を植えるうたの位相
    一 永州時代について
    二 柳州時代について
    三 草木を植えるうたの変遷(一) 漢魏六朝時代
    四 草木を植えるうたの変遷(二) 唐代
    五 『楚辞』の継承と超克
    第三編 古文家の絆
    第一章 文学論のめざすもの
    第一節 柳宗元の文学論
    一 文学の理念
    二 文学の機能
    三 文学の効用 「社会教化説」と、芸術性の追求
    四 文学の動機
    五 文学の地位 「代償行為論」「文学自立論」
    六 創作論
    七 文学の評価
    第二節 唐代古文家の文学論
    第二章 韓柳友情論
    一 がまを食べるうた
    二 師道のあり方
    三 ユーモア文学礼讃
    四 仏教との関わり
    五 韓愈「順宗実録」の成立とその意義
    第四編 否定の深層
    第一章 「非国語」について
    一 「文采」と「大中の道」 思想と文学の本質
    二 「非国語」の内容
    三 『国語』批判の根拠
    四 文学の源泉としての『国語』
    五 「非国語」と陸淳『春秋微旨』
    第二章 自己処罰の文法
    一 柳宗元の弁明(一) 許孟容への手紙
    二 受難者の群像
    三 柳宗元の弁明(二) 楊憑への手紙ほか
    四 自責の文学
    五 劉萬錫の弁明
    六 柳宗元の設論
    第三章 飛べない鳥
    一 『詩経」と「楚辞』について 加害者の視点から被害者の視点へ
    二 漢魏六朝詩について
    三 唐詩について
    四 柳詩の飛べない鳥

    ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

    松本 肇
    1946年生まれ。中国文学者。東京教育大学大学院博士課程。専門は、中国古典文学。元筑波大学大学院教授。
    著書に、『柳宗元研究』『唐宋の文学』『春秋戦国の処世術』『唐代文学の視点』などがある。

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

ページ先頭へ

本を予約しました

※予約の確認・解除はこちらから

予約済み書籍

キャンセル及び解除等

発売日前日以降のキャンセル・返品等はできません。
予約の確認・解除、お支払いモード、その他注意事項は予約済み書籍一覧をご確認ください。