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『実用、宗教、創文社オンデマンド叢書』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全127件

  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    イエス・キリストとは何か? トマス・アクィナスの「神学大全」の註解を通して、彼が独自な存在論の観点からイエス・キリストを存在と働きの両面から総合的に捉えていることを解明した、新たなキリスト論展望。
    「我は誰なりと思うや」とのイエスの問いに、弟子たちは「生ける神の子キリストです」と答えた。「イエス・キリストは真の人間であり神である」という使徒伝承はキリスト論の原点であり、その教義(ドグマ)は4世紀から6世紀にかけて異端論争を通して形成されてきた。トマス・アクィナスは「神学大全」第3部でキリスト論の全貌を語っているが、著者はその註解の仕事を通して、トマスが独自な存在論の観点からイエス・キリストを存在と働きの両面から総合的に捉えていることを解明し、その独創性を高く評価する。近世以降に盛んになった歴史的実証的なイエス伝研究の限界を明らかにして、新たなキリスト論を展望し、さらに信仰と理性のあり方を平易にといた講演。
    【目次】
    「長崎純心レクチャーズ」について   片岡千鶴子
    第一日
    I キリスト論とは
    1 キリスト論とイエス伝
    2 連続講演のプラン
    II 使徒的伝承
    1 キリスト論のはじまり
    2 「神の子」の意味
    3 使徒的伝承
    4 パウロ
    5 ヨハネ
    6 グノーシス
    III 教理史から
    1 アリウス派論争
    2 ネストリウス派論争
    3 キリスト単一性論
    IV 東西教会の分裂
    1 分裂以前の東西教会
    2 アウグスティヌスとFilioque
    第二日
    1 ヨハネ福音書とロゴス
    2 翻訳の問題
    3 ロゴスと神の同一性と区別
    4 ヒポスタシスという言葉
    5 ギリシアの神秘主義の伝統
    6 受肉とキリスト論
    7 キリスト論の難問
    8 ダマスケヌスによる総合
    9 トマスの独創性
    10 トマスの存在論
    11 エッセと「いのち」
    12 イエス伝の問題
    第三日
    1 トマス以後のキリスト論
    2 ドグマ的キリスト論への批判
    3 ハルナックの教理史
    4 ドグマとは何か
    5 ドグマを決定するもの
    6 ドグマの言葉
    7 聖書の問題
    8 存在論とドグマ
    9 イエス伝への反省
    10 トマスの現代的意義
    あとがき
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    新旧両派の宗教的抗争に渦まく16世紀スペインを舞台に、太子ドン・カルロスと父フィリップ2世の対立はのっぴきならないまでに深まっていく。本書は近代史学を完成させたランケが、様々に歪められた文書の森の中から厳密な史料批判を通して、当時の国際情勢の中で父とこの対立の悲劇が終幕をめざして進行するすばらしいまでに深い歴史的世界を描いた名著。
    【目次より】
    訳者のはしがき
    ドン・カルロス
    I 批判的論述
    一 これまでの諸叙述の分析
    二 最も重要な論点の検討
    II ドン・カルロス伝
    一 ドン・カルロスの素性
    二 幼少時代
    三 国政への関与。結婚の諸案
    四 オランダに対する関係。フリップ二世の宗教政策に関する余論
    五 父に対する太子の反抗的態度
    六 太子の逃亡計画。彼の監禁
    七 太子ドン・カルロスの死
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    「ヘブル書」とは、『新約聖書』の中でももっとも文学的とされる書である。書かれた時期は、80から90年ごろとされ、迫害の時代のものとされている。宛先人も差出人も明記されていない書簡の形式をとっている。キリストを大司祭とし、教会を神の民とするなど独特の神学的ドグマが展開されている。
    【目次より】
    序言
    第一章 序論
    第二章 この手紙における旧約聖書釈義の方法
    第三章 神の子(一) 一章一節――二章四節釈義
    第四章 神の子(二) 二章五――一八節釈義
    第五章 大祭司としてのキリスト(一)
    第六章 大祭司としてのキリスト(二)
    第七章 新しい契約の仲保者としてのキリスト
    結論
    略語表・参考文献
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    ヨブ記は旧約聖書所収の書物。神の裁きと苦難の問題を扱う。特に、正しい人に悪いことが起こる「義人の苦難」の文献として知られる。
    『旧約聖書』中の書物。執筆者はモーセとされているが、実際の作者は不明である。『ヨブ記』の中心テーマは、神の裁きと苦難であり、また「義人の苦難」が扱われている。つまり、なぜ良き人が苦しむということが起こるのかを問うている。「ヨブ記」には、神の前に出現するサタンが描かれてもいる。
    【目次より】

    ヘブル語アルファベット発音表
    参考とせる註解書その他
    プロローグ(ヨブ記一―二章)
    ヨブの敬虔と幸福(一ノ一―五)
    神とサタンとの対話(第一回)(一ノ六―一二)
    最初の試練(一ノ一三―二二)
    神とサタンとの対話(第二回)(二ノ一―六)
    ヨブの病、再度の試練(二ノ七―一〇)
    友人の訪問(二ノ一一―一三)
    ダイアローグ(ヨブ記三章―四二章一ノ六)
    ヨブの発言 その嘆き(三章)
    エリパズの弁論(四章)
    エリパズの弁論の続き(五章)
    ヨブの答え(六章)
    ヨブの嘆き(七章)
    ビルダテの登場(八章)
    ヨブの答え 皆同一(九章)
    再び生の否定(一〇章)
    ゾパルの登場(一一章)
    三たびヨブの反論(一二章)
    ヨブの道(一三章)
    絶望の生(一四章)
    私訳
    旧約口語訳について
    ヨブ記におけるサタン
    Tur-Sinai の The Book of Jobなど
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    「類や種」といった「普遍」は、実在するのか、観念的にしか存在しないのかをめぐる中世最大の哲学論争を問い直す。論理学の最重要書であるポルフュリオス『エイサゴゲー』の冒頭に、「類や種(すなわち普遍))実在するのか、それとも単に理解のうちに存在するのみなのか」という問題を提起していた。ボエティウスによる『エイサゴケー』のラテン語訳と注解が西欧中世に伝わっていたが、当時の学者たちは実在論の立場を受容していたが、11世紀後半になって大論争へと発展した。本書は、その前段階の中世の知的状況を追究する。
    【目次】
    序文
    初期スコラ哲学におけるアリストテレス的実念論
    一 ポルフュリオスの問いにたいするボエティウスの註解
    二 初期スコラ哲学における展開の始源
    三 バスのアデルハルドゥスの教説
    四 モルターニュのワルターの「状態」(status)説
    五 もう一つの「状態」説
    六 「無差別」説
    七 ソワッソンのガウスレヌスの「総体」説
    八 ギルベルトゥス・ポレタヌスの教説

    初期スコラ哲学における唯名論
    一 序論
    二 十一世紀以前の唯名論
    三 唯名論の起源
    四 ロスケリヌスの唯名論
    五 ロスケリヌスにおける「部分」の概念
    六 アベラルドゥスの唯名論
    七 結語

    補遺 アベラルドゥス宛てロスケリヌス書簡
    解説
    索引
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    京都学派を代表する哲学者の高坂・西谷、科学史家の下村、倫理学者の三宅、西田幾多郎・フッサールに学ぶも京都学派とは距離をとった哲学者・務台ら、超一流の哲学者たちが、「哲学」について縦横無尽に語り尽くす。
    【目次より」
    第一章 哲学とはなにか 哲学の本質および方法
    哲学の方法としての対話
    第二章 物質とはなにか 自然哲学
    問題への展望 下村寅太郎
    第三章 生命とはなにか 生の哲学
    問題への展望 三宅剛一
    第四章 歴史とはなにか 歴史哲学と唯物史観
    問題への展望 高坂正顕
    ヤ革命観
    二つの終末観の総合
    第五章 人間とはなにか 人間学および実存哲学
    問題への展望 西谷啓治
    ハイデッガーのニヒリズム
    死の問題
    第六章 人間はいかに生くべきか 道徳的危機とヒューマニズム
    道徳的危機の問題
    編集後記
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    現代における秀句を哲学者・宗教学者の著者の手ほどきで鑑賞する。俳句、短歌の秀句を選び、じっくりと未読する。筆者の端正な筆致で歌に込められた魅力を解き放つ。句作のガイドとしても最適な一冊。
    【目次】
    俳句の部




    短歌の部




    あとがき
    作者紹介
    作者別作品索引
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    新約聖書の山上の垂訓「地の塩、天の光」にちなむ。塩は、腐敗を防ぐことから、優れたものの比喩で、キリストの教えを示している。本書で、キリスト教学者が信仰の意味を説く。塩とは腐敗を防ぎ、役立つものの比喩であり、愛と慈悲の象徴でもある。
    【目次】
    まえがき 宣教第二世紀を迎えて
    I
    キリスト者の信仰
    喜ばしきおとずれ
    復活の証人
    クリスマスの恩寵
    十字架の死と復活
    II
    キリスト者の生活
    キリストにある人間
    人生の革新と社会の革新
    ナチズムとドイツの知識人 極限状況におけるエリートの存在型態
    日本のキリスト者の戦争責任
    III
    キリスト者としてこう考える 警職法改正の問題をめぐって
    現代の政治神話に抗して
    安保条約改定の意味するもの
    原子時代の戦争と平和
    デモクラシーの危機に際して 強行採決の政治的意味
    日本の民主主義を創るもの むすびに代えて
    あとがき

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    宗教改革によって誕生したプロテスタンティズムの精神の歴史的意味を読み解き、現代においてどのような意味を持ちうるかを探究する。
    【目次】
    宗教改革の精神と現代
    I ルターと宗教改革の精神
    1 ルターとその時代 
    2 宗教改革の精神
    3 プロテスタント的人間
    4 現代カトリシズムの問い
    II 無教会運動の歴史と神学
    1 内村鑑三と無教会の精神
    2 無教会のエクレシア観
    3 無教会の聖書思想
    4 無教会の神学思想
    5 無教会と教会との対話
    III 現代社会における教会革新
    1 現代社会における教会
    2 教会の社会的責任
    3 教会観の根本的転換
    4 教会革新のための基本線
    5 脱コンスタンティヌス時代の教会
    宗教改革と芸術の精神
    IV ルターのクリスマスの歌 讃美歌による福音宣教
    1 ドイツ宗教改革と讃美歌
    2 ルター讃美歌の特質
    3 ルターのクリスマスの歌
    V 騎士と死と悪魔 デュラーの信仰と芸術
    1 デュラーとの出会い
    2 騎士と死と悪魔
    3 デュラーと宗教改革
    VI 音楽のささげもの J・S・バッハの信仰的世界
    1 バッハ復興
    2 ルターの神学とバッハの音楽
    3 信仰者バッハ
    あとがき

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    京都学派の哲学者であった著者の本格的哲学論考。「近代の超克」を引き継ぐべき著者は、戦後早々に哲学的思索をやめてしまう。その思想の軌跡に迫るための必読書。
    【目次より】
    第一論文
    一、本題名中の『歴史的境位』について
    二、本題名中の『実存倫理』について
    三、副題名『神人と人神』について
    四、収録論文とその成立過程について
    五、主体的現象学について
    六、全文を反省して
    第二論文
    第一節 行為的人間
    第二節 悲劇の誕生
    第三節 悲劇の性格
    第四節 悲劇的個体
    第五節 悲劇的行為
    第六節 ヒュブリスとネメシス
    第七節 善悪と運命
    第八節 和解とカタルシス
    第九節 歴史の悲劇性
    第三論文
    第一節 黄金時代の想起
    第二節 ユートピアの期待
    第三節 ゼーノーンの反復
    第四節 エピクテートスの克己の倫理
    第五節 マールクス・アウレーリゥスの孤高の倫理
    第六節 倫理と歴史的現実
    第四論文
    第一節 苦難の根本義
    第二節 倫理と宗教の相剋
    第三節 自主性のパラドックス
    第四節 苦難の反復
    第五節 苦難の超剋
    第六節 神人と人神の相即の課題
    第五論文
    第一節 問題提起
    第二節 カントの宗教論の主体的必然性
    第三節 敬虔主義と啓蒙主義
    第四節 理性的道徳宗教の第一歩
    第五節 善悪の主体的相剋とその宿命
    第六節 道徳的理念の宗教的理念への転化
    第七節 心術の変革
    第八節 自由の具現の現実的媒体
    第九節 近代的理念の実存的限界
    第六論文
    第一節 ニヒリズムの到來
    第二節 ニヒリズムの道徳的背景
    第三節 クリスト教とニヒリズム
    第四節 ヘレニズムとヘブライズムの抱合
    第五節 近代科学とニヒリズム
    第六節 道徳と宗教の亀裂
    第七節 人神のニヒリズム
    第八節 虚無への虚無
    終論
    第一節 イエスの弁証
    第二節 自由の実存
    第三節 愛の弁証法
    第四節 受難と悔改の倫理
    第五節 使徒対天才
    第六節 イエスを師として
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    神学者にして牧師の著者は、「神の痛みの神学」を提唱した。「神の痛み」とは、神が神の愛に反逆し、神にとって罪人となった人間に対して、神自身が怒りを自らに引き受け、その上で罪人を愛する神の愛のことである。また、著者は日本基督教団内部における、会派問題に対処したり、信仰告白の制定などにも貢献したことでも知られている。その著者による、日本のおけるキリスト教の存在と歴史の解説である。
    【目次より】
    I
    日本のキリスト教
    「日本の神学」ということ
    II
    『神の痛みの神学』について
    「神の痛みの神学」をめぐる外と内
    ヨーロッパ神学との対話のために
    III
    内村鑑三における「世界」と「日本」
    小塩力著『高倉徳太郎伝』をめぐって
    簡朴に静寂に重厚に 小塩力の神学
    学生キリスト教運動(SCM)の歴史を回顧して
    IV
    エキュメニズムの理解
    モントリオール通信
    日本基督教団信仰告白について
    宗教改革と日本基督教団
    日本基督教団二十五年の歩み
    教団二十五年
    V
    他宗教への態度
    『維摩経義疏』の一節
    日本の宗教哲学
    田辺 元
    田辺先生をしのぶ
    田辺先生における師弟関係
    VI
    ヘブル書十一章三節についての一考案
    キリスト論における苦難の問題
    イエス・キリストの苦難と復活
    キリスト教教育の神学的検討
    山本新著『文明の構造と変動』について
    『氷点』をめぐって
    世俗の問題
    発表年月
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    プロテスタントの宗教学者が編み、著した日常をめぐる滋味あふれる俳句と短歌の鑑賞の手引き。
    【目次】
    俳句の部




    短歌の部




    あとがき
    作者紹介
    作者別作品索引
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    西田幾多郎に師事した哲学者だったが、戦後マルクス主義唯物論者に転向した著者の著作集。全8巻。第一巻は、「自叙伝」である。
    【目次より】
    目次

    わが思想の遍歴
    まえがき
    ロシア語版序文
    ロシア語版あとがき   エリ・シャフナザロワ
    わが思想の遍歴
    唯物論十年 続わが思想の遍歴
    まえがき
    ロシア語版序文
    ロシア語版あとがき   ペー・フェドセーエフ
    唯物論十年
    私の人間変革
    まえがき
    前編 天空にあこがれて
    後編 大地に立つ 
    入党のことば
    わが入党の動機
    奇跡の友情 モスクワの女性からの手紙
    日本のみなさんへ   エリ・シャフナザロワ
    まえがき
    奇跡の友情
    柳田謙十郎略歴年譜
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    鈴木大拙に師事した禅の思想的研究者である著者が、道元の主著である『正法眼蔵』の成立とその内容を徹底的に解説する。
    【目次より】

    [第一部]
    第一章 道元の遍歴 入宋参学の跡
    第二章 正法眼蔵の成立に対する一私見
    附・特に「嗣書」について
    第三章 道元の眞筆本について
    第四章 正法眼蔵の「示衆」とその各巻の題号
    [第二部]
    第五章 正法眼蔵私釈
    全機
    都機
    諸法実相
    見佛
    古鏡
    空華

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    神学者にして牧師の浅野順一の「著作集」全11巻の第1巻「予言者研究1」。
    【目次より】
    目次
    序   高倉徳太郎
    序(改版)
    エリヤの宗教改革
    一 序言
    二 予言者エリヤの時代的背景
    三 対カナン文化の問題
    四 アハブ時代の宗教及び道徳問題
    五 エリヤの宗教改革運動
    六 結語
    アモスの宗教
    一 彼の人物
    二 彼の時代
    三 神観
    四 宗儀の問題
    五 罪観
    六 審判
    ホセアの宗教
    一 彼の人物と時代
    二 彼の家庭
    三 神観
    四 罪観
    五 審判
    六 結語
    イザヤの贖罪経験 イザヤ書第六章の研究
    一 彼の見たる幻
    二 神観
    三 贖罪
    四 召命
    五 審判
    ミカの宗教思想
    一 序言
    二 彼の人物と時代
    三 彼の神とイスラエルの罪
    四 審判と希望
    五 結語
    エレミヤの召命経験 エレミヤ記第一章の研究
    一 序言
    二 彼の生い立ち
    三 万国の予言者
    四 巴旦杏の枝
    五 沸騰る鍋
    六 結語
    神とエレミヤ
    「主の僕」の歌 イザヤ書四二・一―四、四九・一―六、五〇・四―九、五二・一三―五三・一二の研究
    一 序言
    二 「主の僕」の歌の成立
    三 異邦人の光
    四 苦難の僕
    五 「主の僕」とイエス・キリスト
    六 結語
    附録 旧約研究の方法論について
    《旧約聖書》

    第一章 旧約聖書の意義と価値
    イ 一般文化的価値
    ロ 旧約と新約との関係
    ハ 旧約宗教の特質
    二 旧約聖書に対する解釈
    第二章 旧約聖書の正経性
    第三章 律法の意義とその発達
    イ 律法と契約
    ロ モーセ五書の資料
    ハ 律法の成立
    ニ 天地の創造と始祖の信仰
    ホ 出埃及とモーセ
    第四章 旧約の歴史書
    イ 歴史記述の意義と目的
    ロ カナン侵入と定住
    ハ 王国の建設
    二 南北朝時代
    第五章 予言者及び予言文学
    イ 予言者の意義と使命
    ロ アモスとホセア
    ハ イザヤ
    ニ ヨシアの宗教改革及びエレミヤ
    ホ エゼキエル
    へ 第二イザヤと「主の僕」の歌
    第六章 詩歌、教訓及び黙示
    イ エズラ、ネヘミヤとユダヤ教の発達
    ロ 詩篇の宗教
    ハ ヨブと苦難
    ニ 知恵と懐疑
    ホ 終末の書
    参考書目
    解説   大内三郎 木田献一

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    哲学者にしてキリスト教神学者である著者による「理性」と「信仰」をめぐる論考。時に、対立する「理性」と「信仰」はどのような関係にあるのか? 「信仰」は「理性」を超えるものなのかなどを、問い直します。
    【目次より】

    第一章 キリスト教哲学の根本問題
    第一節 キリスト教哲学の可能性について

    (一) 創造における理性と信仰
    (二) 堕罪における理性と信仰(イ)
    (三) 堕罪における理性と信仰(ロ)
    (四) 新生における理性と信仰(イ)
    (五) 新生における理性と信仰(ロ)
    第二節 キリスト教哲学成立の歴史

    (一) ギリシャ哲学における理性と信仰
    (二) 教父哲学における理性と信仰(イ)
    (三) 教父哲学における理性と信仰(ロ)
    (四) アウグスチヌスの理性と信仰
    (五) 中世哲学における理性と信仰
    第二章 時と永遠について
    序説
    第一節 聖定における時と永遠の位置
    第二節 創造における時と永遠
    第三節 摂理における時と永遠
    (一) 業の契約と時間の構造
    (二) アダムの堕罪と時間
    (三) 恵みの契約と時間の遠近法
    第四節 新約の時と永遠
    (一) 新約的時間の遠近法
    (二) 終末における時と永遠
    結語
    「補論」一般史と救済史の関係について
    第三章 自然の意味について

    第一節 
    (一) ギリシャ的自然観
    (二) 中世的自然観
    附論 トーマス・アキーナスの自然観
    (三) ルネッサンスの自然観
    第二節 近世初頭における自然科学とプロテスタント信仰
    (一) 予定論と科学(イ)
        予定論と科学(ロ)
    (二) 第二原因としての自然法則(一)
        第二原因としての自然法則(二)
    第三節 聖書の自然観

    (一) 創造における自然
    (二) 摂理における自然
    (三) 終末における自然
    第四章 知性の改善

    第一節 理性の訓練
    (一) プラトンの知識論
    (二) 知識形成の基盤としての神と自己の存在認識
    第二節 危機に立つ理性
    (一) 史学的見方
    (二) 社会学的見方
    (三) 哲学宗教的見方
    結論
    「附論」ルネッサンスと宗教改革
    附録(一) 自然的秩序と目的論的秩序 カントの目的論の構造と批判
    附録(二) カントの目的論における普遍と個物の関係について
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    なぜ、人間が作った事や物が、逆に人間を支配するようなことが起こるのだろうか。あらためて、疎外が生み出す問題を哲学的に追究する。
    【目次】
    はじめに
    一 『精神現象学』における「自意識」の研究序説
    一 「欲求」の構造
    二 「承認」の概念
    三 「承認」をめぐる「生死の闘い」
    四 「主と奴」(一方的承認)の弁証法
    五 「支配と隷属」と現代の問題
    二 『精神現象学』における疎外の問題
    三 言葉と疎外(その一) マルティン・ブーバーの言語論をめぐって
    四 言葉と疎外(その二) ヘーゲルと現代の問題
    五 カント哲学の構造と疎外の問題
    あとがき

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    哲学者であり、キリスト教神学者でもある著者による、新約聖書、原始キリスト教、科学、儀礼や鈴木大拙などについての論集。
    【目次より】

    第一部
    一 新約聖書のキリスト論
    二 コロサイ人への手紙一・一五―二〇におけるキリスト論について
    三 平和の君キリスト エペソ人への手紙二・一四―一八解釈の試み
    四 新約聖書における神義論
    五 新約聖書における死の理解
    六 原始キリスト教における黙示思想 E・ケーゼマンの提題をめぐって
    第二部
    七 神の知恵と人間の知恵
    八 死生観 無常観と被造物感
    九 祈りと沈黙
    一〇 生と死の彼方へ
    一一 科学とヒューマニズム
    第三部 
    一二 日本における福音の理解の可能性
    一三 日本におけるキリスト教の将来
    一四 インマヌエルの原事実
    一五 キリスト教の本質を求めて 石原謙博士におけるキリスト教史学の成立
    一六 宗教と儀礼
    第四部
    一七 カール・レーヴィット先生
    一八 石原謙先生の追想
    一九 石津照〓博士を追想して
    二〇 鈴木大拙先生とキリスト教
    二一 真実を求めて歩むキリスト教 小田切信男博士
    二二 前田護郎博士 『ことばと聖書』
    二三 神田盾夫先生の学風
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    哲学者にして宗教学者の著者によるポール・リクールについての研究をまとめた博士論文を刊行したもの。フランス・スピリチュアリスムなどフランスの思想を踏まえ、「自由」や「悪」といった実存的問題も扱う。シモーヌ・ヴェイユの思想もその射程に入れる。
    【目次】
    序文
    第一章 宗教の両義性と宗教的行
    一 見えない世界と深さの次元
    二 宗教の両義性
    三 宗教的行について
    第二章 象徴と生の宗教的次元
    一 「失われた次元」と象徴の問題
    二 象徴の規準
    三 象徴と言葉
    四 象徴と生
    第三章 宗教的言語の特性
    緒論
    一 宗教的言語と非神話化
    二 言語における指示の問題と宗教的言語
    三 啓示と原初的宗教言述
    四 譬
    五 想像力と超越の問題
    第四章 想像力と超越の問題
    緒論
    一 知覚と想像力
    二 想像力の超越作用
    三 想像力と悪
    四 悪と超越の問題
    第五章 宗教現象学と解釈学
    一 現象学と解釈学
    二 宗教現象学
    三 象徴の解釈と宗教現象学
    四 象徴の非神話化
    五 象徴と非神秘化としての解釈
    結語 問われてくる幾つかの問題
    第六章 諸解釈の葛藤
    一 言語の危機と対立する二つの解釈
    二 意味の回復としての解釈
    三 非神秘化としての解釈
    四 解釈と反省
    第七章 象徴と自由 「隷属的でない労働の第一条件」について
    一 善と必然性の間
    二 虚無と想像力と宗教
    三 象徴と注意力
    第八章 同意の地平
    一 情念と隷属意志の構造
    二 有限性の哲学的人間学
    三 道徳的意識のパトロジー
    四 「同意」の地平
    第九章 悪の象徴論
    一 悪の原初的表現
    二 悪の基底的現象としての穢れ
    三 悪の二つの側面 悪の神話
    四 悪における自由とデモーニッシュなもの
    第十章 心身関係における想像力の位置と自由の問題
    一 心身の繋がりとその媒介者
    二 決断の構造
    三 動機としての欲望と想像力
    四 決断における注意力と自由の問題
    索引

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    日本の近代文学において、宗教の影響を探る。特に、明治維新以降解禁されたキリスト教は、文学にどのような影響を与えたのか? また、仏教や神道と文学の関係にも迫る。
    【目次】
    第一部
    石川啄木と現代
    一 ロマンティシズムからニヒリズムへ
    二 社会主義的ヒューマニズムの側面
    三 超人思想とその挫折
    四 神と議論した夢
    五 啄木の残した問題
    夏目漱石における近代化と伝統
    一 外発的近代化の苦悩
    二 自己本位の立場
    三 創作活動のモチーフ
    四 近代的自我の崩壊過程(一)
    五 近代的自我の崩壊過程(二)
    六 伝統的思想への志向
    太宰治におけるデカダンスとモラル
    一 モラルとデカダンス
    二 太宰治のデカダンスの生成過程
    三 虚無と信仰
    四 道化の理論
    堀辰雄の世界
    一 心の白絹
    二 死の味わいのする生
    三 孤独な者の灯す明り
    四 堀辰雄と芥川龍之介
    志賀直哉と椎名麟三
    一 対蹠的な問題意識
    二 肯定的人生態度の共通性
    a 椎名麟三の思想形成
    b 志賀直哉の思想形成
    三 東洋的立場とキリスト教的立場
    椎名麟三の『美しい女』について
    一 椎名麟三の基礎体験
    二 『美しい女』の主人公の性格
    三人のキリスト者の肖像
    一 植村正久 正統的キリスト教の育成
    二 内村鑑三 福音の主体的把握と現実との対決
    三 賀川豊彦 捨身の実践
    第二部
    日本の近代化と伝統
    一 近代化と伝統の並存
    二 近代化のふくむ伝統否定
    a 功利主義による伝統の破壊
    b 自然主義による伝統の破壊
    c マルクス主義による伝統の破壊
    d プラグマティズムによる伝統の破壊
    三 近代化のなかの伝統への復帰
    四 知識階級の民衆よりの遊離
    大正の知識人の形成
    一 一般的動向
    二 白樺派の人道主義
    三 新カント派哲学、文化主義、人格主義
    四 教養思想
    五 宗教の動向
    現代日本人の精神構造
    一 天下泰平とモラル
    二 近代日本の宗教的空白と天皇制
    三 天皇制とコンミュニズムの権威喪失と私生活中心の到来
    四 死の衝動と伝統への還帰
    日本精神史におけるキリスト教の位置
    一 太宰治の「反キリスト的なものへの戦ひ」
    二 近代精神の媒介者としてのキリスト教
    三 キリスト教蔑視とその原因
    四 近代精神の克服者としてのキリスト教
    あとがき
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    マルコ、パウロ、ヨハネらは、イエス・キリストをどう見ていたのか? という問いに対して、聖書学の立場から学問的水準を保ちつつ、真のイエスの姿を新約聖書の中に把握した問題提起の書。

    【目次より】
    目次
    序論
    問題の選択
    信仰の立場
    学問の立場
    人の子
    問題をめぐって
    旧約の背景
    「人の子」出所一覧
    試金石の箇所
    来たるべき「人の子」
    受難の予告
    地上の「人の子」
    キリスト論上の結論
    マルコ
    序論
    メシヤの秘密
    復活とその前触れ
    受難の記述
    権威あるイエス
    結論に代えて
    パウロ
    パウロの生涯
    パウロの”福音”(ロマ1・2-4)
    終末のキリスト
    信者からキリストへ
    普遍性
    万物の支配者
    御子
    ヘブル人への手紙
    手紙の概況
    メルキゼデク型の大司祭
    兄貴としての大司祭
    ヘブル書はわれわれに何を教えるか
    ヨハネ
    序論
    イエスの時
    栄光
    真理
    父と子
    ヨハネ福音書の序言
    先在
    アンチオケのイグナチオ
    アレイオス
    カルケドーン公会議
    現代の視座に立って
    受肉について
    時間におけるキリスト
    あとがき

    ネラン,ジョルジュ
    1920~2011年。カトリック教会司祭。スナックバー・エポペ(美しい冒険)創立者・顧問。フランス・サン・シール陸軍士官学校卒業。
    著書に、『我ら人生を論ず』『キリスト論』『盛り場司祭の猛語録』『おバカさんの自叙伝半分―聖書片手にニッポン40年間』『キリストの復活』『ま、飲みながらでも―貴方にキリストをご紹介します』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    パウル・ティリッヒ(1886 - 1965)は、ドイツのプロテスタント神学者であり、組織神学、宗教社会主義の思想家でもある。その影響は哲学や思想、美術史にまで及んでいる。
    生涯キリスト教神学者のティリッヒを「弁証神学者」と捉えた上で、それに即してトータルに解明した書。
    〈境界の人〉ティリッヒの生涯と思想を厳密に分析、立体的にその全貌を把握し、神学の新しい可能性を示唆する。
    彼が取り組んだ根本的な思想とその方法論、思想史的背景、多様な思想内容の体系化他。

    【目次】
    目次 
    序論 ティリッヒ研究の課題
    第一節 ティリッヒの自己理解とティリッヒ研究の方法
    第二節 本書の課題・方法・構成

    第一章 ティリッヒの思想発展と弁証神学
    第一節 弁証神学としてのキリスト教神学
    一 キリスト教神学と弁証神学的的動機づけ
    二 近代の宗教的状況と世俗化
    三 近代ドイツ神学と弁証神学的課題
    第二節 ティリッヒ神学の宗教社会史的コンテクスト
    第三節 弁証神学プログラム
    注 
    第二章 体系構想とその根拠
    第一節 体系構想の背景と問題点
    第二節 体系論の目的と哲学的根拠
    第三節 体系批判と体系の擁護
    第四節 神学と体系
    第五節 弁証神学における体系構想の問題
    一 シュライエルマッハー
    二 トレルチ
    三 シュライエルマッハー、トレルチからティリッヒへ
    第六節 体系構想―まとめ―
    第七節 ティリッヒの体系論の独自性と意義

    第三章 弁証神学と相関モデル
    第一節 ティリッヒ諸体系の研究の視点
    第二節 モデルI(形式・内美モデル)と意味の形而上学
    第三節 モデルII(問い・答えモデル)と存在論的人間学
    第四節 二つのモデルの批判的検討
    第五節 一般化された相関モデル

    第四章 相関の方法と神の問題
    第一節 問題
    第二節 現代の宗教的状況
    第三節 人間存在と神の問い
    第四節 存在自体としての神と人格神 
    第五節 「神」象徴の解釈と神論
    一 ティリッヒ神学における神論の構成
    二 ティリッヒ神学における三一論解釈
    三 「神」象徴の解釈と神のモデル
    注 
    結び 「相関の方法」と宗教研究の可能性

    あとがき
    人名・事項索引
    文献表

    芦名 定道
    1956年生まれ。キリスト教学者。関西学院大学神学部教授。京都大学名誉教授。京都大学理学部卒業、京都大学文学部哲学科キリスト教学専攻卒業、同大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。
    著書に、『宗教学のエッセンス 宗教・呪術・科学』『ティリッヒと現代宗教論』『ティリッヒと弁証神学の挑戦』『自然神学再考 近代世界とキリスト教』『近代日本とキリスト教思想の可能性 二つの地平が交わるところにて』など、
    訳書に、トーマス・F・トランス『科学としての神学の基礎』(共訳)パウル・ティリッヒ『平和の神学』(監訳)アリスター・マクグラス『「自然」を神学する』(共訳)などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ユダヤ系宗教学者・社会学者マルチン・ブーバー(1878-1965)のシオニズム思想とその後の軌跡を生涯に重ねて読み解く「ブーバー」研究の決定版です。


    【目次より】
    まえがき
    第一部 『わたくしとあなた』(一九二三)の成立過程
    第一章 シオニズム
    一 モーゼス・ヘス
    二 テオドール・ヘルツル
    三 アハド・ハーアム
    第二章 神秘主義
    一 ウィルヘルム・ディルタイ
    二 神秘主義の研究 
    第三章 ランダウアーの社会主義
    第四章 ハシディズム
    第五章 ローゼンシュトックとローゼンツヴァイクにおける創造と啓示と救済の思想
    一 問題
    二 ローゼンツヴァイクの問題意識
    三 ローゼンシュトックの『応用心理学』(一九一六)
    四 ローゼンツヴァイクの『救いの星』(一九二一)
    A-一 普遍的思惟の対象としての「神」 A-二 普遍的思惟の対象としての「世界」 A-三 普遍的思惟における「人間」 B-一 実存的対話における「神」 B-二 実存的対話における「人間と人間」 C 終末論的希望に生きる共同体
    五 ローゼンツヴァイクとブーバー
    第六章 総合の経過
    第七章 完成された内容
    一 人間と世界との関係
    二 人間と人間との関係
    三 人間と神との関係
    第二部 神と人間との間の霊的現実――一九二四~三八における思想の深化
    第一章 新たなる展開の基本方向(一九二四~三〇)
    第二章 ナチズムによるユダヤ人迫害(一九三三~三八)
    第三章 迫害の中での信仰告白
    第四章 迫害の中での成人教育活動
    第三部 ブーバーにおけるイスラエルの信仰

    第一章 モーセ
    第二章 ヨシュア デボラ サムエル
    第三章 アモス
    第四章 ホセア
    第五章 第一イザヤ
    第六章 エレミヤ
    第七章 ヨブ記と詩篇七三
    第八章 第二イザヤ
    結論
    第四部 理想のシオンと現実のイスラエル――一九三八~六五におけるブーバーの生活状況
    第五部 哲学的人間学の基礎づけ

    第一章 基本構想
    第二章 「間」の構想
    第三章 「神の僕」の信仰
    参考文献

    小林 政吉
    1923年生まれ。宗教学者。東北大学名誉教授。東北大学法文学部文科(教育学専攻)卒業。文学博士。
    著書に『宗教改革の教育史的意義』『西ドイツの諸大学における一般教育』『教養と実存と愛 ハーマンからエーブナーまでの問題史的研究』『キリスト教的実存主義の系譜 ハーマンからエーブナーまでの問題史的研究』『ブーバー研究 思想の成立過程と情熱』『人間教育の地平を求めて』『人間教育の深い層 古典としての聖書に学ぶ』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    本書描くのは、最新の研究成果をもとに書き下ろされた新しいマイスター・エックハルト像である。
    20世紀末から21世紀の初頭にかけて、エックハルト研究は劇的に変化した。それは全集がほぼ完結したことを受けて、文献学的に信頼できるテクストの精読と、社会史的な視点からのドイツ神秘思想の定位が可能になったからである。
    神秘家の思想形成に大きな役割を担ったエルフト時代についての本書での考察は、修道院長であり、思索家であった初期活動をあますところなく明らかにし、また最も活動的であったシュトラスブルク時代の教会史的考察は、彼を晩年襲った異端疑惑の真相を明らかにした。
    さらに、パリ大学でのアリストテレスをめぐる議論や、ケルン高等神学院でのアルベルトゥス主義が神秘思想と綾なすスリリングなコラボレーションは、中世思想の醍醐味を感じさせる。

    【目次より】
    目次
    第一章 序論 研究のための予備考察
    一 エックハルト研究の四つのパラダイム
    二 ドイツ神秘思想と言語
    三 神秘的言語
    第二章 故郷タムバッハとエルフルト――就学地ケルンとパリ
    一 エックハルトの故郷
    二 大学と托鉢
    三 ハインリヒ・ゾイゼの幻想神学校
    四 マイスター・エックハルトの修行時代
    第三章 エルフルトにおける修道院長時代
    一 都市エルフルトとマインツ大司教座
    二 テューリンゲンのドミニコ会
    三 『教導講話』成立の背
    四 修道院長エックハルト
    五 教育者エックハルト
    六 聖餐論争
    七 『教導講話』
    八 エルフルトのベギン
    九 行いと存在
    一〇 離脱とハビトゥス
    第四章 パリ大学教授時代
    一 第一回パリ教授時代
    二 『第一討論』
    三 サクソニア管区長時代
    四 第二回パリ教授時代
    第五章 シュトラースブルク 神秘思想家の誕生
    一 シュトラースブルクのドミニコ会
    二 シュトラースブルクのベギン
    三 開かれた説教
    第六章 ケルン高等神学院院長時代
    一 告発前夜
    二 ケルンでの審理
    第七章 アヴィニョン――異端者
    一 異端者宣告勅書『主の耕地にて』
    第八章 エックハルト以後
    一 ケルンのエックハルト信奉者
    二 エルフルトのエックハルト信奉者

    年譜(エックハルトの生涯/関連事項)
    あとがき
    資料出典
    文献目録
    索引(人名/用語)


    香田 芳樹
    1959年生まれ。ドイツ文学者、慶應義塾大学教授。信州大学人文学部ドイツ文学科卒業、金沢大学文学研究科修士課程ドイツ文学専攻修了、広島大学文学研究科博士課程ドイツ語学文学専攻修了。文学博士(広島大学)、Ph.D.(スイス・フライブルク大学)。
    著書に、『魂深き人びと』『マイスター・エックハルト 生涯と著作』
    訳書に、マクデブルクのメヒティルト著『神性の流れる光(ドイツ神秘主義叢書1)』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ブーバー(1878~1965)は、ユダヤ系の宗教哲学者、社会学者である。ユダヤ教の教義に則った、対話によって世界が拓けていくという「対話の哲学」を説いた。本書は、ブーバーの生涯とその思想をまとめたブーバーの格好の入門書である。

    【目次より】
    第一部 ブーバー 人と思想
    はじめに
    I 生涯 狭い尾根の道
    一 時代的背景
    二 少年時代
    三 哲学的懐疑
    四 大学時代前後
    五 フランクフルト時代
    六 エルサレム時代
    七 使命
    II ハシディズム ブーバーの思想的源泉
    一 「ハシディズム」への道
    二 「ハシディズム」の由来
    三 「カッバーラー」との関係
    四 「ハシディズム」の特質
    五 「ハシディズム」と禅
    III われとなんじ 対話の世界
    一 対話的思惟の形成
    二 根源語
    三 人格の問題
    四 「われ - なんじ」
    五 「われ - それ」
    六 「われ - 永遠のなんじ」
    IV ユートピアの道 宗教と社会
    一 社会的関心
    二 政治的原理と社会的原理
    三 ユートピア社会主義
    四 キブツ
    V 神の蝕 宗教と文化
    一 文化の問題
    二 宗教と現代的思惟
    三 悪の様相
    四 哲学・倫理
    五 教育・精神療法
    六 芸術
    VI 信仰の二形態 ユダヤ教とキリスト教
    一 聖書研究
    二 預言者の信仰
    三 イエスとパウロ
    四 キリスト教との対話
    むすび
    第二部 ブーバーの精神的背景
    I ブーバーとユダヤ精神
    II ブーバーとハシディズム
    III ブーバーと東洋精神
    IV 日本思想とブーバー
    付I ユダヤ教におけるメシア理念
    付II ボンヘッファー(解説)
    略年譜
    著書・研究書
    あとがき

    平石 善司
    1912~2006年。哲学研究者。同志社大学名誉教授。 同志社大学文学部神学科卒業、広島文理科大学哲学科卒業。広島大学文学博士。
    著書に、『ブーバー』『マルチン・ブーバー 人と思想』『フィロン研究』『キリスト教を学ぶ人のために』(共編)『ブーバーを学ぶ人のために』(共編)など、
    訳書に、『ハシディズム ブーバー著作集 3』 『共に生きること 抵抗と服従-獄中書簡(抄)(ボンヘッファー 現代キリスト教思想叢書 6)』などがある。

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  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    【内容紹介・目次・著者略歴】
    哲学者・宗教学者ならではの視点から、ヨーロッパのイギリス、ノルウェー、スエーデン、デンマーク、スイス、オーストリア、ドイツ、イタリア、ギリシャ、トルコ、ソヴィエトの各国をめぐり、思索し、名文で綴る。

    【目次より】
    目次
    旅立ち 序にかえて
    イギリスにて シベリヤの広野を越えて
    ロンドンの街角で
    マルクスの墓とキューガーデン
    オックスフォード大学とシェークスピアの生地
    ワーズワースと湖畔地方
    エジンバラ城
    シェリフ夫人の高山植物園
    エジンバラからニューカッスル港へ
    北欧にて
    ベルゲンの町とフヨルド(ノールウェー)
    ヨーテボリの日本庭園(スエーテン)
    デンマークにて
    キェルケゴールの墓を訪ねて
    コペンハーゲンの風物
    アンデルセンの故郷
    ジュットランドの丘 キェルケゴールの父の故郷
    西ドイツにて
    シュトルムの故郷フーズムからハンブルグへ
    アムステルダムからデルフトへ(オランダ)
    デュッセルドルフ、ケルンからライン河畔へ
    ハイデルベルグの哲学者の道
    ス イス、オーストリアにて
    ハンス・ホルバインの「墓の中のキリスト」(スイス)
    スイスの山々
    チロルの谷(オーストリア)
    ザルツブルクのモーツァルトの生家
    ウィーンの宮殿と森
    ウィーンの音楽家の墓地
    イタリアにて
    ヴェニスのゴンドラ
    フィレンツェのドゥオーモ
    フィレンツェの美術館
    アッシジのフランシスの聖堂
    ローマの聖ペテロ教会
    古代ローマの遺跡
    ローマからナポリへ、そしてソレントの夜
    ポンペイからアドリア海岸へ
    ギリシャ、トルコにて
    オリンピアからスパルタへ(ギリシャ)
    ミュケナイの遺跡に立つ
    アテネのアクロポリスの丘
    アルフォイの神殿とオリンポスの山
    デルフォイの神殿とオリンポスの山々
    ピリピの遺跡
    古都イスタンブール(トルコ)
    ソヴィエットにて
    林の中のトルストイの墓
    レニングラードの史跡
    ドストイエフスキイの墓の前で
    モスクワ風景
    トルストイ、ドストイエフスキイの記念館
    帰国
    あとがき

    久山 康
    1915~1994年。哲学者、宗教学者。関西学院大学元院長、同名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。
    著書に、『自然と人生』『現代人と宗教』『近代日本の文学と宗教』『落暉にむかいて』『文学における生と死』『四季折りおりの歌 現代の秀句・秀歌の鑑賞』『人間を見る経験』『ヨーロッパ心の旅』『人に会う自己に会う』など、
    訳書に、キェルケゴール『愛は多くの罪を掩ふ』キエルケゴール『野の百合・空の鳥』『キエルケゴールの日記』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ルターの二世界統治説は救済論と救済史観により構築されているという独自の見解を提出し、両者の構造的連関を明らかにした労作。

    【目次】
    凡例
    緒言
    第一部 序説――二〇世紀初頭以降の当該問題の研究史
    第一章 一九三三年以前
    第二章 ナチズムの時代
    第三章 第二次世界大戦後
    第二部 二世界統治説
    序章 研究課題と方法論的反省
    第一章 二世界統治説の展開史的考察
    一 展開史的考察のための条件
    a 発想
    b 考察の視点
    二 二世界統治説の成立に至るまでのルター的対の展開と二つの統治・国
    a 諸聖書注釈を資料にして
    b 諸討論を資料にして
    c 諸文書を資料にして
    d 諸説教を資料にして
    第二章 二世界統治説の展開
    一 農民戦争期とその前後
    二 後期ルター
    第三章 ルター神学における二世界統治説の位置
    一 教会論との関連
    二 公権力と反抗権の理解
    第三部 ルターの二世界統治説の歴史的位置
    第一章 中世の二権説、特に教皇絶対権への批判
    第二章 熱狂主義批判
    一 ミュンツァー
    二 カールシュタット
    後記 
    人名索引
    参考文献

    倉松 功
    1928~2020年。神学者・キリスト教学者。東北学院大学名誉教授日本基督教神学専門学校卒業、ハイデルベルク大学神学部修了。文学博士(広島大学)。
    著書に、『ルターと現代』『ルターにおける改革と形成』『ルター、ミュンツァー、カールシュタット その生涯と神学思想の比較』『ルター神学とその社会教説の基礎構造 二世界統治説の研究』『宗教改革、教育、キリスト教学校』『ルターとバルト』『キリスト教信仰概説 「日本キリスト教団信仰告白」解説』『ルター神学の再検討』『私学としてのキリスト教大学 教育の祝福と改革』『自由に生きる愛を生きる 若い人たちに贈る小説教集』など、
    訳書に、『たとい我死の蔭の谷を歩むとも ボンヘッファーの手紙』キェルケゴール『神への思い 祈りと断章』バックハウス『現代の神学 シュライエルマッヘルから世界教会運動まで』『ボンヘッファー選集 第5 抵抗と信従』(共訳)R.M.グラント『聖書解釈の歴史』(共訳) B.A.ゲリッシュ『恩寵と理性 ルター神学の研究』(共訳)などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    本書は東ローマ皇帝ユスティニアヌス大帝(在位527~565)頃に活躍した、ビザンティンの宗教詩人・メロディスト、ローマノスがギリシア語で著わした賛歌(Ρωμανο^υ το^υ Μελωδο^υ υμνι)の翻訳である。東方ビザンティン教会の朝課で歌われた、韻律的説教詩から50篇を訳出。本邦初訳。

    【目次】
    第一部 旧約のエピソードの賛歌
    一 アダムとエバの賛歌
    ニ ノアの賛歌
    三 アプラハムの犠牲の贅歌
    四 イササクに祝福されたヤコプの賛歌
    五 ヨセフの賛歌(一) 兄たちに売られたヨセフ
    六 ヨセフの誘惑の賛歌(ヨセフの賛歌〔ニ))
    七 預言者エリヤの賛歌
    八 炉の中の三人の少年たちの賛歌
    八付 〔預言者ヨナと〕ニネベの〔回心の〕賛歌
    第二部 新約のエピソードの賛歌
    第一章 キリストの幼年時代
    九 お告げの賛歌
    一〇~一三  〔キリスト〕誕生の賛歌(一)~(四) 誕生の詩句
    一四 〔主の〕奉献の賛歌
    一五 聖幼児〔虐殺〕とエジプトヘの逃亡の賛歌
    第二章 キリストの聖役
    一六 公現の賛歌(一) イエスの洗礼
    一七 公現の賛歌(一) アダムと洗礼者ヨハネ
    一八 カナの婚礼の賛歌
    一九 サマリアの女の賛歌
    二〇 らい病患者の治癒の賛歌
    二一 罪深い女の賛歌
    二二 悪魔に取りつかれた〔ゲラサの〕男の賛歌
    二三 出血症の女の〔回復の〕賛歌
    二四 パンの増加の賛歌
    二五 生まれつきの盲人の賛歌
    二六~二七 ラザロの復活の賛歌(一)~(ニ)
    二七付 賛歌「〔キリストは〕皆にお与えになる」の詩節
    二八~二九 放蕩息子の賛歌(一)~(二)
    三〇 金持ちとラザロの賛歌
    三一 十人のおとめの〔たとえの〕賛歌
    第三章 枝の主日から復活まで
    三二 枝の主日の賛歌
    三三 ユダの〔裏切りの〕賛歌
    三四 聖ペトロの否認の賛歌
    三五 十字架のもとの〔母〕マリアの賛歌
    三六 御受難の賛歌
    三七 陰府の諸勢力の賛歌
    三八 十字架の勝利の賛歌
    三九 十字架礼拝の賛歌
    四〇 イエスの復活の賛歌(一)香油を持参した婦人
    四一~四五 イエスの復活の賛歌(ニ)~(六)
    第四章 復活〔後〕から最後の審判まで
    四六 トマスの疑い深さの賛歌
    四七 使徒たちの伝道の賛歌
    四八 昇天の賛歌
    第三部 教会生活を取り扱った賛歌
    四九 聖霊降臨の賛歌
    五〇 最後の審判の賛歌
    解説


    ローマノス・メロードス
    東ローマ皇帝ユスティニアヌス大帝(在位五二七―五六五)頃に活躍した、ビザンティンのメロディスト。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    魔術的、社会的、神秘的な存在としての予言者とそれを取り巻く運動を、古くはエジプトまで遡り、体系的にその性質を解明する力作。

    【目次】
    序論
    第一部 聖書外の予言者運動
    第一章 地理的分布
    一 エジプト
    二 メソポタミア
    三 フェニキア
    四 イラン
    五 ギリシア
    第二章 諸類型
    一 魔術的類型
    二 社会的類型
    三 神秘的類型 
    四 終末論的類型
    第三章 時間の展望
    一 儀式的時間
    二 循環的時間
    三 神秘的時間
    第二部 予言のへブル的枠
    第一章 神的なものと人間的なものとの聖書的対話
    一 霊<ルーアッハ>
    二 言葉<ダーバール>
    第二章 時間の中における対話、契約・『ベリート』
    一 契約の時間
    二 契約と神話
     1 <創造>
     2 <洪水>
     3 <バベルの塔>
    三 契約と儀式
    第三章 社会の中における対話、律法・『トーラー』
    一 契約の共同体
    二 <トーラー>。聖、義、愛
     1 聖
     2 義
     3 愛
    三 レビ制
    第三部 体験された予言
    第一章 歴史における予言
    一 アブラハムとモーセ
    二 初めの予言者たち
     1 デボラ
     2 ギデオン
     3 エフタ
     4 ナービー主義
    三 記述予言者たち
     1 アモス
     2 ホアセ
     3 イザヤ
     4 エレミヤ、エゼキエル
     5 最後の予言者たち
    第二章 予言者的思想
    一 婚姻の象徴
    二 予言者的歴史と循環
    三 予言者的歴史と神秘
    四 <ヘセド>
    五 <ノア主義>
    第三章 予言者的実存
    一 躓き
     1 予言と王制
     2 予言と祭司制
     3 予言と知恵
    二 隷属
     1 変身
     2 重荷
     3  闇夜における歩み
    三 意義
     1 意味づけられた幻
     2 予言者の祈り
     3 光における歩み
    あとがき


    ネエル,アンドレ
    1914~1988年。フランスの哲学者。ストラスブール大学教授。
    代表著作に、『聖書の沈黙』『ショアと偉大な世界の悲劇の後の神の沈黙』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    愛とは? 幸福とは? 死とは? 自然とは? 芸術とは? 文学の主題となる哲学的テーマを、芭蕉、漱石から大江健三郎を通して読む。

    【目次より】
    愛について
    一 愛の可能性
    二 愛する苦悩、愛しえぬ苦悩
    三 罪と蘇生
    青春におけるデカダンスとモラル
    一 モラルからデカダンスへ
    二 倫理意識と人問失格
    三 虚無との対決
    四 懐疑と信仰
    恋愛と幸福と倫理
    一 恋愛と幸福
    二 恋愛と倫理の形成
    三 恋愛と性の問題
    四 愛情の持続と倫理
    文学における愛の諸相
    一 愛の喪失と性 大江健三郎『われらの時代』
    二 性による霊肉合一への試み ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
    三 疑似宗教的生と性の純化 三島由紀夫『憂国』
    四 芸術に支えられた純愛 高村光太郎『智恵子抄』
    五 愛の至福 良寛と貞心尼
    自然讃歌
    一 自然との対話
    二 自然と童心
    三 自然のなかの良寛
    いのちの泉・読書
    一 読書の楽しみ
    二 人間の成長と読書
    三 短歌の伝統と教養
    四 読書による邂逅
    死について
    一 死について
    二 死と詩魂
    三 神の創造の極致・人間
    四 漱石の自然への道
    五 俳聖芭蕉
    六 桃の花と霊雲の開悟
    戦後派作家の愛の理解の変遷 椎名麟三から大江健三郎まで
    一 敗戦への歩み
    二 第一次戦後旅文学 椎名、武田、野問
    三 第二次戦後脈文学 石原、三島
    四 第三次戦後派文学 大江健三郎
    人に会う自己に会う
    一 川本臥風
    二 田辺 元
    三 唐木順三
    四 橋本 鑑
    五 亀井勝一郎
    六 西谷啓治
    あとがきに代えて(佐々木 徹)

    久山 康
    1915~1994年。哲学者、宗教学者。関西学院大学元院長、同名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。
    著書に、『自然と人生』『現代人と宗教』『近代日本の文学と宗教』『落暉にむかいて』『文学における生と死』『四季折りおりの歌 現代の秀句・秀歌の鑑賞』『人間を見る経験』『ヨーロッパ心の旅』『人に会う自己に会う』など、
    訳書に、キェルケゴール『愛は多くの罪を掩ふ』キエルケゴール『野の百合・空の鳥』『キエルケゴールの日記』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    20世紀を代表する社会学者のウェーバーによる、儒教と道教をめぐる考察。都市、王、神と社会の関係について考察した興味深い一冊。

    【目次】 
    凡例
    第一章 社会学的基礎――その一 都市、君侯、および神
    一 貨幣制度
    二 都市とギルド
    三 近東との比較からみた君侯の行政と神の観念
    四 中央君主のカリスマ的司祭的地位
    第二章 社会学的基礎――その二 封建的国家と俸禄的国家
    一 レーエン制の世襲カリスマ的性格
    二 官僚制統一国家の復興
    三 中央政府と地方官吏
    四 公共の負担――徭役国家と租税国家
    五 官吏階級の徴税の一括化
    第三章 社会学的基礎――その三 行政と農業制度
    一 封建制度と財政制度
    二 軍隊制度と王安石の改革の試み
    三 国庫的農民保護と、農業に対するその成果
    第四章 社会学的基礎――その四 自治、法律、および資本主義
    一 資本主義的依存関係の欠如
    二 氏族組織
    三 村落の自治
    四 経済関係の氏族的拘束
    五 法の家産性的構造
    第五章 読書人身分
    一 中国的ヒューマニズムの儀礼偏重主義的、行政技術傾向的性格。平和主義への転化
    二 孔子
    三 試験制度の発展
    四 社会学的な教育類型のうちにおける儒教的教育の地位
    五 読書人階級の身分的性格。封建的名誉と学生的名誉
    六 君子理想
    七 官吏の威信
    八 経済政策的見解
    九 読書人階級の政敵、スルタン制と宦官
    第六章 儒教的生活指針
    一 官僚制と教権制
    二 自然法と形式的法論理との欠如
    三 自然科学的思惟の欠如
    四 儒教の本質 
    五 形而上学の無いことと儒教の内現世的性格
    六 『礼節』の中央概念
    七 恭順の念(孝)
    八 経済心情と、専門家精神の拒否
    九 君子理想
    十 古典の意味
    十一 正統説の史的展開
    十二 初期の儒教の悲壮
    十三 儒教の平和主義的傾向
    第七章 正統と異端(道教)
    一 中国における教義と儀礼
    二 隠逸と老子
    三 道と神秘主義
    四 神秘主義の実際的帰結
    五 正統と異端との学派対立
    六 道教的長寿法
    七 道教の教権制
    八 中国における仏教の一般的地位
    九 呪術の合理的体系化
    十 道教の倫理
    十一 中国の正統的および異端的倫理の伝統主義的性格
    十二 中国における宗派と異端迫害
    十三 太平[天国]の乱
    十四 発展の結果
    第八章 結論――儒教とピューリタニズム
    世界宗教の経済倫理 序言
    あとがき

    ウェーバー、M
    1864-1920年。西洋近代について考察したドイツの法学者・経済学者・社会学者。代表作は『仕事としての学問』『仕事としての政治』『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    64年のローマ大火の犯人として多くのキリスト教徒が処刑された。またかの皇帝ネロもキリスト教徒(ユダヤ教徒もふくめ)を迫害した。当時、新興宗教であったキリスト教はいかにして、ローマ帝国に根付いたのかの歴史を探る。

    【目次】 

    第一章 原始キリスト教の一考察
    第二章 初期キリスト教とローマ帝国との出会い
    第三章 ローマ帝国のキリスト教弾圧の理由――皇帝崇拝の否定――
    第四章 キリスト教迫害と護教運動
    第五章 二世紀におけるキリスト教の内的整備とその背景
    第六章 コンスタンティン革命
    索引


    井上 智勇
    1906~1984年。西洋史学者、浄土真宗の僧侶。京都大学名誉教授。京都帝国大学卒。文学博士。専門は、西洋古代史。
    著書に、『プラトンの国家論』『西洋史概説 第1 (地中海世界史)』『新制高校西洋史』『ヨーロッパ成立期の研究』『ローマ経済史研究』『京大西洋史 10 近代西洋文化』『新書西洋史 第2 古典古代』『対話近代精神と宗教』『地中海世界史』『親鸞とわが生活』『わが大学生活五十年』共編著『京大西洋史 1 西洋の起原』(共著)『高校世界史』(共著)『西洋史辞典』(共編)『新講世界史』(編)『世界史の完全研究 事項解説・テーマ学習』(共編著)『現代人と真宗』(共著) 『中学社会 歴史的分野 研究と資料』(共著)など、
    訳書に、ブランデンブルク『世界史の成立』ヨゼフ・サルヴィオリ『古代資本主義 ローマ経済史に関する研究』(共訳)などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    神とは何か? 哲学、現代思想、スコラ学、近代経験主義、神秘主義、人間中心主義、形而上学などのさまざまな視点から、検討する。

    【目次より】
    「長崎純心レクチャーズ」について  片岡千鶴子
    まえがき
    第一日 経験と神
    はじめに 神は「問題」となりうるか
    哲学と神
    現代思想と神
    「反哲学」
    「少数派」の見解?
    「経験」と「存在」
    神を問題とすることへの異論
    「神について考える暇はない」
    スコラ学的「討論」
    異論
    「反対異論」
    「神の死」
    「神の死」は自明のことであるか
    哲学と神学の分離?
    「神の死」をひきおこしたもの
    近代は人間を解放したのか?
    「経験」の意味
    「存在」の意味
    経験と「経験主義」
    経験の「経験的」理解
    「開かれた」経験
    質疑応答
    第二日 神と存在
    「存在」の捉えにくさ
    経験は神の探求を排除しない
    神の探求と存在論
    「否定神学」
    「神秘主義」
    「不可知」と「測り尽くしえない」
    「人間中心主義」
    「存在」をめぐる通念的理解
    「存在忘却」
    「存在」にたいする問い
    「存在」への問いと「人間的」思考
    「西洋的」思考?
    人間の認識における「神的」要素
    神的創造の視点
    形而上学と偶像礼拝
    「存在の類比」の問題
    「存在」と「愛」 ペルソナの存在論
    質疑応答
    第三日 理性と信仰
    はじめに 理性と信仰の問題
    自由 真理 信仰
    「哲学者の神」
    パスカルと「哲学者の神」
    デカルトと「哲学者の神」
    パスカルにおける理性と信仰
    理性と信仰 総合の試みとその破綻
    トマスにおける理性と信仰の総合
    「学」としての神学の問題
    「存在」の神と「愛」の神
    『神学大全』の構造
    近代における理性と信仰との分離
    回勅「信仰と理性」
    神を「問題」にすることは可能か
    神を「問題」にすることは人間にとってふさわしいことか
    「神のかたどり」としての人間
    質疑応答
    資料
    第一日
    第二日
    第三日

    あとがき


    稲垣 良典
    1928年生まれ。東京大学文学部卒業。アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科にてPh.D.を取得。文学博士(東京大学)。九州大学名誉教授。専門は中世スコラ哲学。『神学大全』翻訳で第67回毎日出版文化賞、『トマス・アクィナスの神学』および『トマス・アクィナス 「存在」の形而上学』で第27回和辻哲郎文化賞をそれぞれ受賞。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    存在するとはいかなることか? 正義、幸福、愛、死、人間存在を徹底的に問い直した哲学的な考察。

    【目次】
    はしがき
    1 哲学と人間存在
    2 「ないものから何ものも生じない」
    3 フェシスとノモス
    4 人間は万物の尺度か
    5 「汝自らを知れ」
    6 正義の本質
    7 正義と幸福
    8 死後への希望とその根拠
    9 愛に関する最古の哲学
    10 プラトンのエロス論と『パイドロス』の主題
    11 「学ぶ」ことの可能根拠
    12 哲学の使命
    あとがき
    文献目録

    ペレス、フランシスコ
    1922年生まれ。上智大学名誉教授。神学者。
    著書に、『存在への問い 哲学の原点に根ざして』『存在の理解を求めて 形而上学入門『中世の社会思想』『人間の真の姿を求めて 存在をめぐる対話の断片』『悪の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    心とは何か? 機能主義、経験主義、超越性、プラグマティズム、大脳生理学など、「心」をさまざまな角度から、検証する画期的な書。真理、経験、霊魂、超越的経験、実在、意識、宗教、神秘、偶然などなど。われわれの「心」の不思議に迫る。

    【目次】

    第一部 「思考の流れ」の成立から「純粋経験」へ
    第一章 意識と物質の存在論
    第二章 心粒子と「思考の流れ」
    第三章 純粋経験の特徴と問えない領域
    第二部 「経験」と心の形而上学的諸問題
    第一章 自我の内なる視線と意識流
    第二章 機能主義と意識、自我 プラグマティズムの視線
    第三章 機能から経験の実在論へ
    第四章 内的特性の位置
    第五章 「新しさ」の形而上学
    第六章 「この私」はなぜ存在するに到ったか
    第七章 「私」枠と存在の「神秘」 経験への回帰によるその「解決」
    第八章 「この私」の唯一性とその消去
    第三部 超越的経験と心の形而上学的諸問題
    第一章 超越的経験とその理解
    第二章 心の存在と真理概念
    第三章 心と霊魂 意識の辺縁から心霊研究へ
    第四章 純粋経験と空の経験
    第五章 虚無の根拠の無効化 純粋経験への途上にある具体的条件
    第六章 純粋経験と空の理解

    冲永 宜司
    1969年生まれ。哲学者。帝京大学教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は、哲学、宗教哲学。
    著書に、『無と宗教経験』『始原と根拠の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「神の創造したこの世に何故『悪』が存在するのか?」古今東西の文学者、宗教家、哲学者たちは、この難問の解明に挑み続けてきた。本書は、真と善を存在の普遍的な属性と見なし、理性的絶対者が万物の究極的根源であると考える形而上学の立場から、人間の経験の枠を越える決定的な悪の可能性とその存在理由を深く考察し、悪の根本的解決の核心に鋭く迫る問題作。

    【目次より】
    第二版に際して
    はしがき
    序論
    第一部 予備的考察
    一章 問題提起
    二章 一般的な疑問
    一 哲学的検討の正当性
    二 エピクロスのジレンマ
    三 神と人間の道徳律
    四 積極的な理解の探求
    五 神の全能について
    六 ありうべき最善の世界
    三章 悪の本質と存在理由についての予備的考察 人工的なものの場合
    第二部 生物の諸種の悪とその存在理由
    四章 動植物の自然的悪
    五章 人間の被る自然的悪
    六章 他人の不正による不必要な悪
    第三部 罪悪とその存在理由
    七章 罪悪の本質
    八章 罪悪の存在理由
    九章 決定的悪の可能性
    十章 決定的悪の存在理由
    むすび
    付録一 戦争という悪について
    付録二 決定的悪の解釈と人間観の根本的相違
    文献目録


    ペレス、フランシスコ
    1922年生まれ。上智大学名誉教授。神学者。
    著書に、『存在への問い 哲学の原点に根ざして』『存在の理解を求めて 形而上学入門『中世の社会思想』『人間の真の姿を求めて 存在をめぐる対話の断片』『悪の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    明治中期以後の日本の宗教哲学の歩みを、代表的な思想家の著作を通して明らかにし、宗教哲学という学問が、わが国においていかに成立し、展開したかをたどり、現代の日本における多様な宗教現象を検証する。

    【目次より】
    はしがき
    序説 宗教哲学の立場
    第一章 宗教哲学の成立
    第二章 西田幾多郎の宗教哲学
    第三章 波多野精一の宗教哲学
    第四章 実証的研究の成立と展開
    第五章 田辺元の宗教哲学
    第六章 西谷啓治の宗教哲学
    第七章 回顧と展望 宗教哲学の課題
    宗教研究関係著作年表
    あとがき


    石田 慶和
    1928年生まれ。哲学者、宗教学者。龍谷大学名誉教授。初代仁愛大学学長。京都大学文学部哲学科宗教学専攻卒業、同大学院哲学学科修了。文学博士(京都大学・論文博士)。専門は、親鸞の思想。
    著書に、『親鸞法語私釈 現代の真宗6』『涅槃経に聞く』『親鸞の思想』『宗教と科学・ニヒリズム』『親鸞「教行信証」を読む』『親鸞聖人と現代』『生きることの意味 ― 現代の人間と宗教』『日本の宗教哲学』『浄土の慈悲』『歎異抄講話』『これからの浄土真宗』『教行信証の思想』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    聖書の歴史主義的な研究方法を批判的に継承しつつ、聖書の言語構造の分析を導入し独自な解釈を提起した問題作。

    【目次】

    第一部
    一 初代サウル王国の場合
    二 ナタンの予言――サムエル記下七章におけるダビデ王国の問題
    三 ソロモンにおける王国と知恵
    第一節 宮廷の知恵
    第二節 ギベオンの夢の啓示における知恵
    第三節 巧みな裁判の知恵
    四 アモス書理解の一つの試み
    五 ホセアにおけるミシュパート
    六 RAQの用法について
    第二部
    一 旧約における知恵――その方法と理念
    二 コーヘレトにおける「神の恐れ」についての覚え書――セミオロジーの観点から
    三 コーヘレト一章二――一一節のマーシャール(その一)
    四 コーヘレト一章二――一一節のマーシャール(その二)
    第三部
    一 創世記第二二章一――一九節
    二 ヨナ書第一章
    三 旧約聖書における「大魚」――海の怪物
    参考書略号
    あとがき
    著者・聖句索引


    西村 俊昭
    1930年生まれる。神学者。元日本聖書神学校特任教授。東京大学文学部仏文科卒業、青山学院大学大学院聖書神学思想専攻(博士課程終了)、フランス・ストラスブール大学院(宗教学博士)。
    著書に、『「コーヘレトの言葉」注解』『ヨナ書註解』『旧約聖書における知恵と解釈』など、
    訳書に、アンドレ・ネエル『言葉の捕囚』エドモン・ジャコブ『旧約聖書』エドモン・ジャコブ『聖書・文化・信仰』クロード・トレスモンタン『ヘブル思想の特質』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    10世紀フランスにブルゴーニュ、アキテーヌ地方から起こった「神の平和」運動は、民衆と教会が連携して真の平和を確立しようとした世界初の宗教的民衆運動である。ドイツ中世史学界を代表する著者が、あらゆる同時代資料と文献を駆使して、その歴史的井意義を社会指摘に把握し、運動の中に結晶化されてくる社会生活全般を浮き彫りにした民衆運動史研究の名著。

    【目次】

    はしがき
    第一章 諸前提
    A 封建的分裂の時代におけるフランスの教会
    封建的分裂 教会聖職者・修道士たちの時代批判 防衛手段としての破門 教会会議の意義
    B プルゴーニュおよびアキテーヌにおける農民の状態
    農民の経済状態の分化 貨幣経済 荘園の構造 農民の不安定な経済状態 南フランスにおける階級闘争の諸条件
    第二章 教会と下級階層との関係
    問題提起
    “貧者“に対するクリュニー派の立場
    修道院荘園の社会的機能
    下級階層に対する教会のイデオロギー的感化
    この問題に関する従来の研究
    小教区の意義
    聖遺物礼拝の発展
    十世紀の聖遺物礼拝に対する修道院の態度
    トゥールニュ
    フィジアク
    アンズィ=ル=デュク
    スヴィーニ
    コンク
    修道院の民衆に対する働きかけ
    異端
    南フランスの位置
    南フランスにおける聖人の胸像
    教会建築
    “宜伝文書“としての奇跡物語
    教会財産の守護手段としての聖追物
    世論の意義
    第三章 初期の「神の平和」運動の経過
    シャルー
    ナルボンヌとル・ビュイ
    リモージュ
    ポアティエ
    ヴェルダン=シュル=ラ=ドゥーブ
    エリ
    北フランスヘの第一次拡大
    アンス
    エルヌ
    シャルー
    リモージュ
    ポアティエ
    ルドルフ・グラバーの報告
    オーセール、ル・ピュイ、ポアティエ
    北フランスヘの第二次拡大
    絶対的平和の要求
    ブールジュ
    神の休戦
    第四章 民衆運動としての「神の平和」運動
    「神の平和」運動に関する従来の研究
    問題提起
    神の平和の根本規定
    “貧者“の保護
    経済的動機
    カロリング朝の国王罰令との関係
    教会が用いた方法
    宣督
    聖務停止
    平和部隊
    各教会会議に関する叙述史料
    平和教会会議の経過の特色
    民衆運動としての平和運動
    「神の平和」運動と巡礼運動
    平和運動に対する修道院の関心
    平和運動と十字軍運動
    教会の階級的立場
    原注(史料および文献の省略記号)・補注
    訳註
    訳者あとがき

    テップァー、B
    1926~2012年。歴史家。フンボルト大学教授。専門は、中世の政治思想史。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    朝鮮半島において、キリスト教はどのように受容されたのか? なぜカトリックが受け入れられたのか? 済州島でのキリスト教の歴史も探る。

    【目次より】
    「長崎純心レクチャーズ」について  片岡千鶴子
    第一日 韓国社会における福音受容の歴史と課題
    朝鮮半島へのカトリック信仰の伝来
    李乗薫 最初のカトリック信者
    当時の社会的状況と思想的背景
    朝鮮王朝による宗教政策
    儒教的政治体制の行き詰まり
    カトリシズムヘの関心
    朝鮮におけるカトリック教会の始まり
    迫害の始まり
    迫害の政治的・社会的背景
    朝鮮王朝時代の身分制度とその崩壊
    政治体制、社会秩序の崩壊とカトリック信仰
    周文慕神父の殉教
    朝鮮最初の司教区設立
    朝鮮出身最初の司祭
    大迫害時代
    韓国カトリック教会の歴史
    カトリック信者数の推移
    カトリック信者の急増 その光と影
    「冷淡者」の問題
    小共同体運動
    現代カトリック教会 第二バチカン公会議
    四つの基本的憲章
    これからの課題 四大憲章の精神の具体的実現
    質疑応答
    第二日 済州におけるカトリック教会 カトリック教会が直面する問題
    済州島の歴史 建国の神話
    古代国家・耽羅
    高麗王国への従属(一一〇五~)
    モンゴル占領期(一二七三~一三七四)
    朝鮮王朝への従属(一三九三~一九一〇)
    朝鮮王朝以後 搾取と抵抗
    アメリカ・イギリス・ソ連・中国による信託統治(一九四五~四八)
    アメリカ軍政下(一九四五~)
    一九四七・三・一 軍政に対する抗議集会と抵抗運動の展開
    四・三事件 一九四八年四月三日、南労党による武力闘争の発端
    大韓民国軍による討伐作戦
    四・三事件の最終段階 犠牲者三万人
    ジェノサイド(大量集団虐殺)の問題
    四・三事件と韓国政府の対応
    全国民が謝罪する必要性
    四・三の神学的省察
    軍港建設問題
    済州カトリック教会の対応
    国家とは何か?
    日本における国家意識の形成
    アメリカの場合
    国家対キリスト信者
    「神の民」イスラエル
    抵抗権の基礎
    「神の民」イスラエルと預言者
    政治による大規模河川工事(四大川事業)と教会の対応
    済州海軍基地建設反対運動 政治的圧力
    何故反対するのか
    キリスト信者と国家
    現代の戦争、軍備拡張と教会の教え
    質疑応答
    補遺
    済州島ガンジェオン村に始まるアジア平和
    日本と韓国 文化の違いから見えてくるもの
    解説 稲垣良典
    あとがき 稲垣良典

    姜 禹一
    1945年生まれ。韓国済州教区司長。
    著書に、『福音とアジア文化』などがある。


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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    哲学者にして宗教学者の著者が、日々の生活の中で出会う自然へと思いを馳せ、郷愁、憂い、歓び、悲しみなどを、滋味溢れる文章で綴るった珠玉のエッセイ集。

    【目次より】
    渋民に啄木をおもう
    寂しき処
    『愛のかたみ』について
    秋の夜
    野烏を飼う
    早春の小鳥
    ―つの思い出
    夏の小烏
    或る詩人の肖像
    自然への道
    甲山ロープウェー設置反対について
    甲山を守る会の活動(一)
    自然美の破壊と宗教
    甲山を守る会の活動(二)
    自然美というもの
    顔について
    野烏のさえずり
    ふるさとにて
    祈りの伝統
    自然への思慕
    墳墓
    自己確立の問題
    内的必然性ということ
    句集『城下』について
    学園の自然
    己が日を数うること
    友の死
    伝統の喪失
    新しい人間の形成
    シュトルムの世界
    ヘッセの世界
    享楽主義の風靡
    人間を見る経験
    放鳥記
    死と学問
    兄の死
    春の花
    あとがき

    久山 康
    1915~1994年。哲学者、宗教学者。関西学院大学元院長、同名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。
    著書に、『自然と人生』『現代人と宗教』『近代日本の文学と宗教』『落暉にむかいて』『文学における生と死』『四季折りおりの歌 現代の秀句・秀歌の鑑賞』『人間を見る経験』『ヨーロッパ心の旅』『人に会う自己に会う』など、
    訳書に、キェルケゴール『愛は多くの罪を掩ふ』キエルケゴール『野の百合・空の鳥』『キエルケゴールの日記』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    フランスの哲学者ネエルの「沈黙」と「言葉」を巡るエッセイ集。キリスト教における沈黙からアウシュビッツにおける沈黙を語る。

    【目次】 
    凡例
    巻頭の辞
    聖書の沈黙への序曲
    形態論・光景
    創造は沈黙である
    「創造者」は沈黙である
    被造物は沈黙である
    無-言の発言
    反論のない発言
    統辞論・構造
    沈黙の出現
    冒険のおける沈黙・エゼキエル
    欠如における沈黙・ルツとエステル
    試練における沈黙・「アケダ―」
    摂理の沈黙・ヨセフ
    陰謀の沈黙・ヨブ
    罪責の誤解
    意味論・諸次元
    空虚の色
    夜と死の沈黙
    プロメテウスとシシュフォス
    存在の貯蔵庫
    悪の華
    ミサと約束
    口のきけない者の存在
    対話と二重唱
    対話と朗唱
    天の裏側
    隠された「顔」
    忘れられた穂の刈り取り人
    1 不活動
    言葉の以前
    はじめにロゴスがあった
    言葉のピアニシモ
    反響か挫折か?
    はじめにプロ・ロゴスがあった
    虚無の代弁者
    など
    2 活力
    言葉の創世記・バベルの冒険
    道に迷った言葉
    閉じられた言葉
    並行した独語・アダムとイヴ
    兄弟殺しの独語・カイン
    デマゴギーの誕生
    アーメンもなく、感謝もない
    大いなる神の光栄のために
    代表者の沈黙・ノア
    最初の仮面をつけた遊び・あなたはどこにいるのか?
    最初の仮面なしの遊び・あなたの兄弟はどこにいるのか?
    私と共に洪水がある
    第三の次元・もの
    所有のしるしに下に
    煉瓦の不死性・芸術と人為性
    頂上と奈落・英雄と猿
    酒は人間の舌をほぐす・ノア
    精神的領域の誕生
    プロメテウスとニムロデ・言葉は贖うものを待っている
    言葉の出エジプト記・アブラハムの変身
    対話はシュメールに始まる
    対話は人間によって始まる
    言葉との格闘・アブラハム
    「言葉」は動詞となる
    沈黙の岩につながれたアブラハム
    創造から歴史への飛躍
    神よりも進んで
    召命と挑発
    など
    3 挑戦
    アウシュヴィッツの挑戦
    ≪アウシュヴィッツの後・・・・≫
    完全な挫折
    希望のわれら・エドモン・フレッグとエルンスト・ブロッホ
    など

    ネエル,アンドレ
    1914~1988年。フランスの哲学者。ストラスブール大学教授。
    代表著作に、『聖書の沈黙』『ショアと偉大な世界の悲劇の後の神の沈黙』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    キリスト教は、日本の近代文学にどのように関係しているのか? 芥川、堀辰雄、大岡昇平、宮澤賢治、中原中也、遠藤周作などを検証する。

    【目次より】


    芥川龍之介
    宗教と文学とにおけるひとつの問題
    吉本隆明の「マチウ書試論」をめぐって
    叛逆の倫理
    堀 辰雄
    「芥川論」をめぐって
    「菜穂子」をめぐって
    遠藤周作の「堀辰雄論」をめぐって
    中原 中也
    「朝の歌」をめぐって
    「冬の長門峡」をめぐって
    大岡昇平の「中原中也論」をめぐって
    II
    感想
    堀辰雄のこと
    二つの作品の間で 「アルトナの幽閉者」と「海鳴りの底から」
    宮沢賢治管見 「雨ニモマケズ」論争をめぐって
    あとがき


    佐藤 泰正
    1917~2015年。日本近代文学研究者、文芸評論家。元梅光学院大学学長。早稲田大学文学部卒業。文学博士(早稲田大学)。
    著書に、『蕪村と近代詩』『近代日本文学とキリスト教・試論』『文学と宗教の間』『日本近代詩とキリスト教』『文学その内なる神 日本近代文学一面』『近代文学遠望』『夏目漱石論』『佐藤泰正著作集(全12巻別巻1)』『中原中也という場所』『文学講義録 これが漱石だ。』『文学の力とは何か』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    牧師である著者が、宗教改革者カルヴァンに寄り添いながら、現代に生きる私たちの人生、社会、教育、家族などについての、エッセイ集が本書である。
    【目次】
    第一話 祈りの世界
    第二話 牧師であること
    第三話 仕事と日々
    第四話 神の言葉が説教されるとき
    第五話 聖書は今日でも権威を持っているか
    第六話 あなたの隣り人はどこに
    第七話 書くこと
    第八話 戦争と平和
    第九話 心と歌と
    第十話 神を知ること、われわれ自身を知ること
    第十一話 教会政治の道
    第十二話 神学校を神学する
    第十三話 顔と人柄
    第十四話 神の決定と人間の責任
    第十五話 レクィエム
    第十六話 子どもの教育について
    第十七話 ただ一度の旅立ち
    第十八話 美しい自然について
    第十九話 キリストとともに
    第二十話 教会と国家について
    第二十一話 自由を求めて
    第二十二話 妻との出会い
    第二十三話 老境とその備えについて
    第二十四話 地上にあっては寄留者として
    あとがき カルヴァンとともに

    渡辺 信夫
    1923~2020年。神学者、牧師。京都大学文学部哲学科卒。京都大学文学博士。
    著書に、『カルヴァン 宗教改革者』『教会論入門』『アブラハムの神 創世記12-23章の講解説教』『マルコ福音書講解説教 第1 (1章1節-8章38節)』『カルヴァン』『マルコ福音書講解説教 第2 (9章1節-16章20節)』『ライ園留学記』『戦争責任と戦後責任』『カルヴァンとともに』『神と魂と世界と 宗教改革小史』『イリアン・ジャヤへの道』『教会が教会であるために』『戦争の罪責を担って』『アジア伝道史』『今、教会を考える』『カルヴァンの『キリスト教綱要』について』『古代教会の信仰告白』『プロテスタント教理史』『カルヴァンの『キリスト教綱要』を読む』『イサクの神、ヤコブの神 創世記講解説教』『カルヴァンから学ぶ信仰の筋道 生誕500年記念講演集』『使徒行伝講解説教』『戦争で死ぬための日々と、平和のために生きる日々』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ある特定の宗教組織が国家を統治する機構と同一の神権政治とは、国家の政体の一形態である。古代~近代にいたるまでの歴史を概観する。
    【目次】
    日本の読者のために
    序文
    第一章 基本的諸概念
    一 古代の遺産
    A ローマ帝国治下の教会と国家 B 聖アウグスティヌス C ゲラシウスの教説
    二 蛮族王国の道徳的指導(六~七世紀)
    A 新しい時代 B 大グレゴリウス C 教説の完成
    第二章 九世紀と十世紀における教皇と皇帝。できごとと理念
    一 帝国によるキリスト教秩序
    A できごと B 背後にある諸理念 C 権力の起源
    二 教会権威の強化
    A 流れの逆転 B 霊的権威の高揚 C 九世紀後半における聖俗両権の関係
    三 帝国の再来
    第三章 グレゴリウス的テオクラシー
    一 グレゴリウス改革
    A 十一世紀前半における帝国と教会 B 教会の危機 C 闘争
    二 グレゴリウスの教説
    A 基本的諸要素 B 聖俗両権の関係 C 源泉と論拠
    三 反グレゴリウス主義的教説
    第四章 十二世紀における逸巡
    一 グレゴリウス主義的立場の維持
    A これまでの理論体系の強化 B 聖ベルナルドゥス
    もろもろの不備と変化
    A 聖俗の職務の区別 B 世俗諸権力の発展 C 霊的領域の拡張
    三 新しい理論の模索
    A ライヘルスベルクのゲルホー B 教会法学者の運動
    第五章 十三世紀における綜合
    一 インノケンチウス三世
    A インノケンチウスの幸運と不運 B 新しき議論
    二 偉大なる綜合
    A イソノケンチウス三世時代の教会法学者たちB 教皇政とフリードリヒ二世──インノケンチウス四世の教説 C 十三世紀後半の偉大な業績 D 反対の立場
    第六章 ボニファチウス八世の時代。 厳しい戦い、時代遅れの思想
    一 ボニファチウス八世とフィリップ・ル・ベルとの争い
    A 闘争の局面 B 時代に適応できぬ教説
    二 テオクラシーの著作
    A 展開された主張 B もろもろの論拠
    三 批判者たちの暴威
    A 王権の上昇 B 自然的有機体としての国家 C 帝国の命題の復活
    第七章 衰退
    一 国家理念の強化
    A バイエルン公・ルードヴィヒ四世と教皇庁 B 国家の理論家マルシリウス・パドヴァ C テオクラシーの反発とその挫折
    二 オッカム主義
    A 教皇政に対する批判 B ウィリアム・オッカムの諸命題
    三 十四世紀以後のテオクラシーの運命
    A 反テオクラシー的勢力の発展 B 諸思想の発展
    結論
    訳注
    史料
    訳者あとがき

    パコー,M
    1920~2002年。フランスの歴史家。専門は、キリスト教の歴史、特に中世における権力と制度。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    タイの伝統的な構造を構成する王と僧と仏法の関係を読み解く。仏教国タイの歴史的経緯と社会構造を理解するための重要著作。
    再版によせて

    はじめに
    第一部 序論的考察──国教の構造
    第一章 サンガと社会
    第一節 上座部仏教の規範的救済観
    第二節 出家とサンガ
    第三節 正法の嗣続者としてのサンガ
    第四節 福田としてのサンガ
    第五節 タン・ブン思想とサンガ
    第六節 呪術的仏教とサンガ
    第七節 サンガの世俗的機能
    第八節 上座部仏教の社会的構造
    第二章 サンガと国家
    第一節 憲法と仏教
    第二節 サンガ・国王・正法
    第三節 「プラ・タマサート」と「正法王」
    第四節 「仏教的エクレシア」とその構造
    第二部 サンガ・国家・社会──歴史のなかの仏教
    第一章 スコータイ期における王権とサンガ
    第一節 スコータイにおける仏教受容の背景
    第二節 スコータイにおけるランカーオンの成立
    第三節 スコータイにおけるランカーオンの弘通
    第二章 アユタヤ・ラタナコーシン期における王権とサンガ
    第一節 史料について
    第二節 サンガの組織
    第三節 仏教「擁護」の支援的側面
    第四節 仏教「擁護」の統制的側面
    第三章 タイにおける仏教エクレシアの成立
    第一節 「サンガ統治法」の制定
    第二節 国王とサンガ
    第三節 王権によるサンガ支配の構造
    第四節 在家者とサンガ
    第四章 「教法試験」制度の成立とその意義
    第一節 「教法試験」制度の沿革
    第二節 「教法試験」の現状
    第五章 民主主義体制下における「サソガ統治法」とその変遷
    第一節 「仏層二四八四年サンガ法」の制定
    第二節 「マハーニカーイ派」と「タマユット派」の確執とサンガ統治
    第三節 サリット・タナラットの登場と新「サンガ法」
    第六章 国民統合とサンガの役割
    第一節 タイ国内の少数民族
    第二節 少数民族対策の基本方針
    第三節 サンガと社会
    第四節 サンガと社会をめぐる新動向
    第七章 タイ・ナショナリズムと仏教
    第一節 前期的ナショナリズムとしてのタイ・ナショナリズム
    第二節 国王と仏教
    第三節 文化的ナショナリズムとしてのタマユット運動
    第四節 ワチラウットにおけるナショナリズムと仏教
    第五節 サリットにおけるナショナリズムと仏教
    第八章 タイ国における千年王国運動
    第一節 千年王国運動の諸特徴
    第二節 「オング・マンの反乱」──「ピー・ブン」の一事例
    第三節 タイにおける千年王国運動の特徴
    第四節 おわりに

    石井 米雄
    1929~2010年。歴史学者。、東京外国語大学外国語学部第三類シャム語学科中退。在タイ日本国大使館勤務の外務省留学生として、チュラーロンコーン大学文学部に留学。法学博士(京都大学)。京都大学名誉教授、神田外語大学名誉教授。文化功労者。専門は東南アジア史、特にタイ王国研究。
    著書に、『世界の宗教(8)戒律の救い 小乗仏教』『上座部仏教の政治社会学 国教の構造』『世界の歴史(14)インドシナ文明の世界』『タイ仏教入門』『タイ近世史研究序説』『道は、ひらける タイ研究の50年』『語源の楽しみ』『もうひとつの『王様と私』』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    『日本霊異記』『平家物語』『徒然草』『狂雲集』『正法眼蔵』や親鸞、法然、一休、芭蕉、一茶などの作品と仏教の密接な関係を探る。
    【目次】
    仏教と文学──『日本霊異記』を中心に
    平家物語のなかの仏教
    聖徳太子と太子にまつわる後身説について
    徒然草の宗教観──人間兼好をめぐって
    仏教的一隠者の生きよう
    武士たらんものは
    悪人正機説の法然における思想的源流
    親鸞における自然の思想についての一私見──浄土思想と禅思想との間にあるものとして
    顕浄土教行証文類の「顕」の意義について
    芭蕉のさとり
    一茶の宗教的安心
    趙州「無」の展開
    禅における問いと答え
    道元における「有」と「時」
    正法眼蔵「現成公案」について
    求道者としての梅岩
    一休という人
    一休と『狂雲集』
    一休『自戒集』を読んで
    沢菴の『鎌倉遊覧記』
    あとがき

    古田 紹欽
    1911~2001年。仏教学者。北海道大学、日本大学教授、松が丘文庫長を歴任。東京大学文学部印度哲学梵文学科卒業。文学博士。鈴木大拙に師事する。
    著書に、『仏教』『臨済録の思想』『無門関』『正法眼蔵随聞記』『日本仏教思想史』『臨済録』『白隠 禅とその芸術』『日本仏教思想史の諸問題』『日常の禅』『禅のこころ』『仏教と文学』『坐禅の精神 名僧のことば』『仏教の社会的機能に関する基礎的研究』『栄西 興禅護国論・喫茶養生記 日本の禅語録 第1巻』『栄西 喫茶養生記』『抜隊 日本の禅語録 第11巻』『遺偈の書』『日本禅宗史の流れ』『幾山河 わが禅仏教への道』『仏教とはなにか』『風狂反骨の求道者たち』『日本禅宗史の諸問題』『芸林臆断』『仏道入門 四十二章経を読む』『仏教の日本的土着』『仏教・その方位と風土』『聖徳太子と日本人の宗教心』『茶の湯の心』『茶の湯とは何か』『禅者・歌人・俳人 その宗教と芸術を語る』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    哲学者であり禅の研究者でもあった著者が、キルケゴールの提起した「キリストとの同時性」を出発点に、宗教における時間の問題を主題として扱う。
    【目次】
    緒言
    序説──現代世界と宗教
    一 禅とキリスト教
    二 解釈学的問題としての同時性の問題
    三 キェルケゴールと道元における同時性の問題──「キリストとの同時性」と「同時成道」
    四 ハイデッガーにおける時の問題──「有と時」と「時と有」
    五 宗教的死と宗教的時──ハイデッガー・キェルケゴール・道元
    (その一)
    (その二)
    (その三)
    六 宗教における時の問題──田辺哲学への疑問
    七 ハイデッガーにおける形而上学の問題と日本の哲学的伝統
    付録 キェルケゴールにおける信仰と倫理


    東 専一郎
    1915年生まれ。哲学者。関西大学教授。京都大学哲学科卒業。
    著書に、『同時性の問題』、
    訳書に、ハイデッガー『思惟の経験から』(共訳)などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    社会倫理の根拠を探ねる意味において、まず善悪の価値基準のもとである宗教的立場を被造物としての自然、社会理念とそれらが人間の罪のメカニズムと絡みあっている歴史的現実の中に問うてみたい。
    【目次】

    第一章 聖書における倫理とその意味
    第一節 倫理のひろがり
    (イ) 労働の倫理
    (ロ) 自然と倫理
    (ハ) 文化の倫理
    第二節 倫理のありかた
    (イ) 家族の倫理
    (ロ) 「ピレモンへの手紙」に示された倫理
    (ハ) 終末信仰と倫理
    第三節 倫理のしくみ
    (イ) 摂理の構造
    (ロ) アウグスチヌスの「神の国」における社会倫理について
    (ハ) 代表者思想と契約的構造──聖書における社会的実践の根拠
    第二章 社会倫理の概念
    第一節 個人倫理と社会倫理
    (イ) 序論
    (ロ) 利己と利他の性情からみた個人と集団の関係
    (ハ) 個人倫理と社会倫理
    第二節 ジンメルの「社会学」における集団の量的規定と集団倫理について
    第三章 歴史における社会倫理とその思想
    第一節 カントと十九世紀の社会倫理思想──倫理の方法的自覚
    第二節 プロテスタントの「哲学嫌い」
    第三節 儒学・蘭学の伝統と近代化の問題
    (イ) 文化的一元論から二元論への移行
    (ロ) 儒教における二元論論争
    (ハ) 二元論化の確立としての蘭学
    (ニ) 二元論から一元論への運動としてのキリスト教と哲学の要請
    第四節 近代化の特質についての一考察
    第五節 現代の社会と個人と教会

    山中 良知
    1916~1977年。キリスト教学者。関西学院大学教授、理事を歴任。京都帝国大学文学部哲学科卒業。文学博士(関西学院大学)。
    著書に、『理性と信仰』『宗教と社会倫理』など、訳書に、K・スキルダー『キリストと文化』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    16世紀、ルターとカルヴァンの宗教改革は、教育にどのような影響を与えたのか。カテキズム=キリスト教の入門教育はどうなったのか。その後の教育方法の展開や各国での教育史を探る。
    【目次】
    まえがき
    第一部 ルターの教会とカルヴァンの教会

    第一章 ルターとその教会
    一 問題
    二 信仰と教会との本質
    三 ルターと現実社会
    四 ルター教会組織の形成
    第二章 カルヴァンとその教会
    一 問題
    二 信仰の本質
    三 カルヴァンと現実社会
    四 カルヴァンの教会
    むすび
    第二部 ルターとカルヴァンとのカテキズム

    第一章 ルターのカテキズム
    一 問題
    二 罪の自覚とゆるし(一五二〇年までの作品から)
    A 十戒
    B 主の祈り
    C 十戒 使徒信条 主の祈り
    三 ルター教会のカテキズム(一五二九年までの作品から)
    A 主の祈り
    B 聖礼典
    C カテキズムの目的(その一)
    D カテキズムの目的(その二)
    四 一般教育と宗教教育
    第二章 カルヴァンのカテキズム
    一 問題 
    二 一五三八年のカテキズム
    A 十戒
    B 使徒信条
    C 主の祈り
    D 聖礼典
    E 教会
    三 一五四五年のカテキズム
    A 神の独一性
    B 聖餐と教会訓練
    第三部 英国教会主義と清教主義

    第一章 ヘンリ八世の宗教改革と初期の清教主義
    第二章 リチャード・フーカー
    第三章 クロムウェルとその軍隊
    第四章 ジョン・ミルトン
    第五章 ジョージ・フォックス
    むすび
    第四部 教育の機会均等の理念──十九世紀前半の欧米の社会背景から

    第一章 プロイセン
    第二章 イングランド
    第三章 アメリカ
    むすび
    索引
    資料と参考文献

    小林 政吉
    1923年生まれ。宗教学者。東北大学名誉教授。東北大学法文学部文科(教育学専攻)卒業。文学博士。
    著書に『宗教改革の教育史的意義』『西ドイツの諸大学における一般教育』『教養と実存と愛 ハーマンからエーブナーまでの問題史的研究』『キリスト教的実存主義の系譜 ハーマンからエーブナーまでの問題史的研究』『ブーバー研究 思想の成立過程と情熱』『人間教育の地平を求めて』『人間教育の深い層 古典としての聖書に学ぶ』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「マタイ福音書」、グノーシス、フィロン、オリゲネス、バシレイオス、ユスティヌスなどを補助線に、古代のキリスト教思想を探る試み。
    【目次】
    はしがき
    文献略号
    序論
    第一部 基礎的概念の成立
    第一章 初期キリスト教における「マタイによる福音書」七・七の解釈
    第二章 アレクサンドリアのフィロンの「探求と発見」論
    第二部 ユスティノスと探求の問題
    第三章 「求道」の問題
    第四章 探求とロゴス
    第五章 「期待」の思想
    第三部 古代キリスト教とその周辺における探求の諸相
    第六章 探求と好奇心──フィロン・「使徒行伝」・アプレイウスを中心に
    第七章 探求としての「キリスト教理解」──オリゲネス『ケルソス駁論』三・―二
    第八章 探求と形成──バシレイオスの場合
    第四部 神と探求
    第九章 アレクサンドリアのフィロンにおける能動と受動の問題──《ra avteeovbs》の概念を中心に
    第一〇章 「はたらきをはたらく神」(Deus operans operari)──「ビリピ人への手紙」二・一三の解釈序説
    あとがき

    水垣 渉
    1935年生まれ。キリスト教学者。京都大学名誉教授。京都大学文学部哲学科基督教学専攻卒業、同大学院博士課程単位取得満期退学。文学博士。
    著書に、『宗教的探求の問題 古代キリスト教思想序説』『キリスト論論争史』(共編)など、
    訳書に、ブーバー『善悪の諸像 ブーバー著作集 第5』トーマス・F.トランス『科学としての神学の基礎』(共訳)H.クラフト『キリスト教教父事典』(共監修)などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ドイツの歴史学の大家による、「歴史」の持つ教育的な可能性について、さまざまな方面から検討した書。歴史こそが総合的学問である。
    【目次】
    一 教育力としての歴史の諸問題
    二 歴史の不可欠であることと、その積極的効用
    三 大瓦解後におけるドイツ史学の政治教育的課題
    第二版へのあとがき
    歴史的過去に対する信仰告白とは何か──学生に対する講演
    訳者のあとがき


    リッター,ゲルハルト
    1888~1967年。ドイツの歴史学者。元フライブルク大学教授。ミュンヘン大学、ライプツィヒ大学、ハイデルベルク大学に学ぶ。
    著書に、『権力思想史――近世の政治的思惟における権力問題の歴史および本質に関する考察』(西村貞二訳)『教育力としての歴史』(島田雄次郎訳)『ドイツのミリタリズム』(西村貞二訳)『宗教改革の世界的影響』(西村貞二訳)『現代歴史叙述の問題性について』(岸田達也訳)などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    八〇六~二二年、天台宗の開宗から最澄の死没までを描いたシナリオ風脚本。最澄と空海の二人と関係の深かった泰範をめぐる葛藤を描く表題作をふくむ5編の脚本と小説を収録する。
    【目次】
    最澄と空海(シナリオ風脚本)
    雄略天皇(脚本)
    伊乃翁の祝辞(小説)
    楽園懐古(小説)
    余寒(小説)
    あと書き

    長与 善郎
    1888- 1961年。小説家、劇作家、評論家。東京帝国大学文学部英文科中退。白樺派の作家。
    著書に、『盲目の川』『求むる心』『彼等の運命』『項羽と劉邦』『結婚の前』『生活の花』『陸奥直次郎』『明るい部屋』『平野』『頼朝』『孔子の帰国』『或る人々』『画家とその弟子』『因陀羅の子』『春乃訪問』『文明主義者』『二週間』『三戯曲』『青銅の基督』『余の宗教への前提』『或る社会主義者』『波』『韓信の死』『エピクロスの快楽』『竹澤先生と云ふ人』『豹』『緑と雨』『生活と芸術』『菜種圃』『一人旅する者』『輝く廃墟』『自然とともに』『この男を見よ』『満支このごろ』『大帝康煕』『少年満洲読本』『日本文化の話』『人世観想』『夕子の旅行記』『幽斎父子』『幽明』『満洲の見学』『乾隆と香妃』『韓非子』『世相と藝文』『東洋の道と美』『見つゝ思ふ』『生活覚え書』『多面の統一』『東洋芸術の諸相』『一夢想家の告白』『銀河に対す』『クールベの娘』『野性の誘惑』『布袋とヴヰーナス』『あたし』『ショーペンハウエルの散歩』『麒麟児』『戸隠』『人間の探求』『人間の教師たち』『わが師わが友』『最澄と空海』など。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    主イエスの生涯における言行を記録した福音書(マルコ、マタイ、ルカ、ヨハネ)に、キリストはどのように描かれているのかを読み解く。
    【目次】

    第一部 福音書のキリスト論
    一 福音書の資料
    A イエスに関する伝承の成立
    1 伝承成立の基礎要件としての宣教綱要の確立
    2 宣教綱要に基づくイエスに関する伝承の成立と福音書
    B イエスに関する伝承の分類
    1 受難と死についての伝承
    2 復活についての伝承
    a 空ろな墓の物語
    b 顕現の物語
    3 受難、死、復活についてのイエスの予告的言葉の伝承
    付 復活の予表としての変貌の物語
    4 終末についての伝承
    5 救い主出現に関する伝承
    6 奇跡についての伝承
    7 言葉についての伝承
    8 譬喩
    二 福音書の伝記的輪郭
    三 福音書の構成と特質
    A 共観福音書
    1 序詞
    2 前詞
    3 準備時代
    4 ガリラヤ伝道
    5 山上の説教
    6 平地の説教
    7 ガリラヤ伝道(続)
    8 ガリラヤ伝道(続・続)
    9 受難の予告と弟子たちへの教訓
    10 エルサレムヘの途上で
    11 ユダヤでのことども
    12 エルサレムでのことども
    13 世の終りについての論し(小黙示録)
    14 受難
    15 復活と顕現
    B ヨハネ福音書
    1 序詞
    2 準備時代
    3 ガリラヤ伝道(第一回)
    4 エルサレムヘ上られる(第一回)
    5 ガリラヤ伝道(第二回)
    6 エルサレムヘ上られる(第二回)
    7 ガリラヤ伝道(第三回)
    8 エルサレムヘ上られる(第三回)
    9 ユダヤでのことども
    10 エルサレムヘ上られる(第四回)
    11 受難
    12 復活と顕現
    四 福音書のキリスト論
    A マルコ福音書
    B マタイ福音書
    C ルカ福音書
    D ヨハネ福音書
    第二部 原始キリスト論の展開
    一 原始キリスト論の展開
    A 緒論、イエスの復活について
    B ダビデの子
    C 人の子
    D キリスト
    E 原始教会におけるキリスト論展開の実相について
    二 主告白のキリスト論とその起源について

    小嶋 潤
    1908~1997年。キリスト教神学者。立教大学名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。京都大学文学博士。
    著書に、『基督教概論 学生のための』『基督教の理解』『パウロ神学の根柢 ガラテヤ書に拠る』『基督教の話』『基督教の中心思想』『キリストの愛について』『聖書 キリスト教叢書』『福音書物語選釈』『キリスト教 その由来と成立と特質と』『福音書のキリスト論』『続・福音書物語選釈』『キリスト教の起源と定礎』『新約聖書正典の編成と伝承』『福音書物語選釈 第3巻 山上の説教・その他』『イエス降誕の物語 福音書物語選釈』創文社 1978『新約聖書名言集』『聖書小事典』『西洋教会史』『イギリス教会史』『西洋思想史上のキリスト教』『旧約聖書の時代 その語る歴史と宗教』『新約聖書の世界 原始キリスト教の発足と展開』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「福音書物語選釈」の一冊。福音書の名場面、名エピソードを選んで、註釈を加える。出現、受難、復活、奇跡、論争の物語を扱う。
    【目次】
    イエス出現の物語
    イエス受難の物語
    イエス復活の物語
    一 イエス復活の物語
    二 変貌の物語
    論争の物語
    一 治癒と罪の赦しとに関する論争の物語
    二 カイザルのものと神のものとに関する論争の物語
    奇跡の物語
    一 けがれた霊を追い出したもうた物語
    二 らい病人を清めたもうた物語
    三 嵐を鎮めたもうた物語
    四 ゲラサ人の地のレギオンを追放したもうた物語
    五 長血をわずらっている女を癒し、会堂司ヤイロの娘を甦らせたもうた物語
    六 五切れのパンと二匹の魚で五千人を満腹させたもうた物語
    七 海の上を歩いて嵐を鎖めに行きたもうた物語
    八 スロフェニキヤ生まれの女の幼い娘を癒したもうた物語
    九 聾で唖の人を癒したもうた物語
    十 ベッサイダの盲人を癒したもうた物語
    十一 唖の霊につかれた息子を癒したもうた物語
    十二 エリコの盲人を癒したもうた物語
    付録 福音書研究史考
    一 〔福音書に対する歴史的信頼性の堅持(初代より十六・七世紀に至る四福音書観)と、それに対する疑念の勃興(理神論論争)〕
    二 〔批評と仮説〕
    1 原典批評(原典本文の異同について) 2 福音書批評(福音書相互の異同について)と、その仮説(利用説、所伝説) 3 伝承資料の批評(その非合理性について)と、その仮説(シュトラウスの神話説とルナンの人間イエス) 4 伝承資料の配列に関する批評(物語の順序についての福音書相互間の異同について)と、その仮説(ラハマンのマルコ福音書原本説)
    三 〔マルコ福音書の歴史的信頼性(第十九世紀の歴史意識について)〕
    四 〔信仰ないし教理の反映としてのマルコ福音書(三への疑惑)〕
    1 マルティン・ケーラー 2 ウィリアム・ヴレーデ
    五 〔宗教史学派とヨハネス・ヴァイス(四への反駁)
    六 〔信仰ないし教理の反映としての伝承資料(四への裏付け)──ユリウス・ヴェルハウゼン
    七 〔様式史的研究(一)──伝承資料の文書的研究〕
    八 〔様式史的研究(二)──伝承資料の様式史的分類とその展開の跡づけ(前向き)──マルティン・ディベリウス
    九 〔様式史的研究(三)──伝承資料の様式史的分類とその潮行的分析(後ろ向き)──ルドルフ・ブルマトン
    十 〔史的イエス像への方法論的溯行と信仰的イエス像へのキリスト論的展開〕
    十一 〔実存的方法による史的イエス像の探求──ジェームス・M・ロビンソン〕
    十二 〔将来の課題〕
    あとがき

    小嶋 潤
    1908~1997年。キリスト教神学者。立教大学名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。京都大学文学博士。
    著書に、『基督教概論 学生のための』『基督教の理解』『パウロ神学の根柢 ガラテヤ書に拠る』『基督教の話』『基督教の中心思想』『キリストの愛について』『聖書 キリスト教叢書』『福音書物語選釈』『キリスト教 その由来と成立と特質と』『福音書のキリスト論』『続・福音書物語選釈』『キリスト教の起源と定礎』『新約聖書正典の編成と伝承』『福音書物語選釈 第3巻 山上の説教・その他』『イエス降誕の物語 福音書物語選釈』創文社 1978『新約聖書名言集』『聖書小事典』『西洋教会史』『イギリス教会史』『西洋思想史上のキリスト教』『旧約聖書の時代 その語る歴史と宗教』『新約聖書の世界 原始キリスト教の発足と展開』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    人類が長い歴史の中で、文化や伝統の違いを越えて関心を示し続けた宗教の究極的対象、それは宗教伝統の違いによって異なって表現されてきたが、宗教学的用語で聖なるものとよばれるその対象に人間がどのように関わってきたかを論じる。
    【目次】
    はしがき
    序論
    宗教現象への接近──その方法論
    I 宗教現象と客観学
    1 近代主義のめばえ
    2 進化論の台頭と宗教学
    3 客観学の確立に向けて──デュルケームとウェーバー
    4 宗教研究の類型化──その方法論
    5 客観学、分類学としての宗教研究に対する問い
    II 宗教の原初形態をめぐって
    1 科学的視座と宗教的視座
    2 宗教現象の原初形態
    3 宗教的ということ──デュルケームと聖なるもの
    4 聖の還元主義とその不還元性──ルドルフ・オットー
    エリアーデの宗教世界
    I 宗教現象の諸相
    1 エーリアーデの経歴
    2 エリアーデ宗教史学
    3 ヒエロファニーの諸形態──象徴
    4 聖なる空間
    5 聖なる時間
    6 儀礼
    7  神話の構造
    8 エリアーデ宗教史学に対する問い
    II エリアーデ宗教史学の方法論
    1 還元主義と聖の不還元性
    2 聖の顕現──象徴の意味とその解読の過程
    3 エリアーデ宗教史学の方法論的視座──歴史と構造
    象徴世界と言語
    I 世界を理解するということ
    1 神話的世界像とその理解の妥当性──科学的世界像をめぐって
    2 認識能力とその生成過程
    3 多元的現実と認識能力の形成過程
    4 近代科学とその現象学的意味
    II 宗教の意味世界
    1 日常的意識の流れとその崩壊──科学・技術社会における宗教的覚醒
    2 宗教言語の諸相──リクール解釈学をめぐって
    結語

    永見 勇
    1941年 生まれ。社会学者。元名古屋柳城短期大学学長。名古屋工業大学工学部繊維工学科卒業、シカゴ大学大学院で博士号(宗教学)を取得。専門は、宗教社会学。
    著書に、『了解と価値の社会学』『象徴としての宗教 多元的現実と科学的世界像をめぐって』 『生きがい喪失とケアの哲学 死の意味づけを巡って』
    『スピリチュアリティといのちの未来―危機の時代における科学と宗教 』(共監修)など、
    訳書に、ケヴィン・J. ヴァンフーザー 『聖書の物語とリクール哲学』(共訳)S・カイトゥームズ『病いの意味 看護と患者理解のための現象学』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    神学に本質的な論題を問い直すアジア神学を、キリスト教二千年の歴史に新たに加えられたキリスト教神学の生ける伝統の証と捉えて、互いに隔たった伝統的神学と伝統批判的神学とを結ぶ一つの架橋の試み。文化・経済交流が進む東アジア圏の相互理解を考える上でも示唆に富む好著。
    本書が取り上げるのは、アジア的な文化背景を自覚的な文脈としたキリスト教神学である。東アジアという儒漢文化圏に対象を絞り、韓国、台湾・日本・北朝鮮生まれの代表的神学者四人を取り上げて、共感的理解を目指すとともに必要な批判を加えて紹介する、わが国初のアジア神学入門であり、伝統的神学と伝統批判的神学とを結ぶ一つの架橋の試み。


    【目次より】
    目次
    序章
    1 なぜ「アジアの神学」か
    2 「文脈化神学」の現在
    3 授業の風景から
    4 神学と伝統
    5 神学と正統
    第1章 アンドルー・パク 「罪」の補完概念としての「恨」

    1 「恨」の概念
    2 恨の構造類型
    3 恨の晴らし
    4 神学的折衝

    第2章 C. S. ソン 「応報の神」へのアジア的批判

    1 『第三の眼の神学』
    2 『アジアの母胎からの神学』
    3 『イエス 十字架につけられた民衆』
    4 民衆の信仰と神学の任務

    第 3 章 小山晃佑  対立と受容の背面構造

    1 日本の神学と小山
    2 『富士山とシナイ山』
    3 対立と受容の背面構造
    4 方法論的な反省
    5 アジア神学の特殊性と普遍性

    第4章 ジュン ・ユン ・リー  文脈化のもたらす新たな相克

    1 三位一体論と神学の可能性
    2 陰陽の哲学
    3 陰陽の三一論的理解
    4 アジア的な三位一体論
    5 アジア的三一論とジェンダー理解
    6 三一論的倫理
    7 三位一体論のアジア性

    結章
    1 総括
    2 文脈化の諸類型
    3 宗教混淆と二重信仰
    4 文脈化と歴史の重層性
    引用文献一覧
    あとがき
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    森本 あんり
    1956年生まれ。神学者。国際基督教大学教授。
    国際基督教大学人文科学科卒業、東京神学大学大学院組織神学修士課程修了。プリンストン神学大学院博士課程修了(組織神学)、Ph.D。
    著書に、『使徒信条』『ジョナサン・エドワーズ研究』『現代に語りかけるキリスト教』『アジア神学講義』『キリスト教でたどるアメリカ史』『アメリカ的理念の身体』『反知性主義』『宗教国家アメリカのふしぎな論理』『異端の時代』『不寛容論』など、
    訳書に、H.ミューラー『福音主義神学概説』(共訳)G.デコスタ編『キリスト教は他宗教をどう考えるか』ジェフリー・S.サイカー編『キリスト教は同性愛を受け入れられるか』(監訳)エミール・ブルンナー『出会いとしての真理』(共訳)ピーター・L.バーガー『現代人はキリスト教を信じられるか』(共訳)J.P.バード『はじめてのジョナサン・エドワーズ』など多数ある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    中世フランスの論理学者にして神学者であるアベラールは、「唯名論」学派の創始者でもある。後にトマス・アクィナスらに弟子のエロイーズとのロマンスでよく知られている。現代ヨーロッパ思想を決定した彼の言語と思惟を、厳密なテキスト批判を踏まえて分析する。

    【目次より】
    緒論
    第一章 生涯と著作
    第一節 弁証論の騎士
    第二節 著作の命運
    第二章 言語論理的思惟
    第一節 文法学と思惟
    第二節 弁証論と思惟
    第三節 波紋
    第三章 意味論的思惟
    第一節 普遍名辞
    第二節 動詞の機能
    第三節 命題の表意作用
    第四章 文法教育と倫理学
    第一節 文法教育と倫理
    第二節 自然倫理と内面化
    参考文献および略語表

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    柏木 英彦
    1934年生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(文学博士)。専門は中世西洋哲学。金沢大学名誉教授。
    著書に、『中世の春 十二世紀ルネサンス』『アベラール 言語と思惟』『古典残照 オウィディウスと中世ラテン詩』『ラテン中世の精神風景』など。
    訳書に、F.C.コプルストン『中世哲学史』(共訳)アンリ・コルバン『イスラーム哲学史』(共訳)S.H.ナスル『イスラームの哲学者たち』(共訳)W.モンゴメリー・ワット『イスラーム・スペイン史』(共訳)『シャトレ哲学史 2 中世の哲学』(共訳)ジャック・ル・ゴフ『中世の知識人 アベラールからエラスムスへ』(共訳)など。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    アリストテレスを初め多くの権威や当代の説教理論に基づいたエックハルトの高度な思想が平易に説かれた貴重な全五六編の邦訳と註。

    【目次より】
    凡例
    聖書略号
    はじめに
    第1部 研究篇
    I 聖書解釈について
    II 愛について
    III 神愛について
    IV 恩寵について
    V 秘蹟について
    VI 三位一体について
    第2部 翻訳篇
    ラテン語説教の概要
    ラテン語説教および註(全56篇)
    あとがき(初出一覧)
    文献一覧(聖書,古典引用文献,参考文献)

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    エックハルト,マイスター
    1260頃~1328頃。中世ドイツ(神聖ローマ帝国)のキリスト教神学者、神秘主義者。
    邦訳著作に、中山善樹訳『創世記註解 ; 創世記比喩解』中山善樹訳『出エジプト記註解 ; 知恵の書註解』中山善樹訳『ヨハネ福音書註解』中山善樹訳『全56篇のラテン語説教集』
    中山善樹訳『小品集』上田閑照訳、香田芳樹訳註『ドイツ語説教集』川崎幸夫訳『エックハルト論述集』植田兼義訳『エックハルト I』中山善樹訳『エックハルト II』田島照久訳『エックハルト説教集』相原信作訳『神の慰めの書』オイゲン・ルカ訳『神の誕生』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    14世紀の後期ビザンティンの神学者グレゴリオス・パラマス(1296―1359)の思想を神学の領域を超えて、人間の普遍的な神認識の問題として考察したわが国初の本格的研究。パラマスの神認識と彼の修道霊性を重視する態度から東方神学の特質を浮かび上がらせるとともに東方キリスト教に特徴的な霊的感覚を一種の認識論として捉え、霊と身体との調和をはかるパラマス思想の中に、反グノーシス的な身体・感覚の復権があることを明らかにする。

    【目次より】
    凡例
    まえがき
    序論 グレゴリオス・パラマスの生涯と著作
    第一部 東方神学の特質
    第一章 パラマスの「神認識」をめぐって
    第二章 パラマスと哲学 ヘシカズムの伝統との関連において
    第三章 ギリシア教父の遺産 人間の神化
    第四章 光と闇の神学(変容の光とシナイの神の闇)
    第二部 エネルゲイア論
    第一章 パラマスにおける神の本質と働きの区別の問題(一)
    第二章 パラマスにおける神の本質と働きの区別の問題(二)
    第三章 パラマスにおける神の本質と働きの区別の問題(三)
    第四章 エネルゲイア、ヒュポスタシス、エンヒュポスタトス
    第五章 エネルゲイアとウーシアの区別の哲学的源泉
    第三部 人間の神化と光の神学
    第一章 ヘシカズムにおける神化の思想
    第二章 「霊的感覚」
    第三章 身体もまた祈る パラマスの身体観への試み
    第四章 光の神学と否定神学
    第四部 神のエネルゲイアと光の神学 東方の論理に向けて
    第二章 光としての神
    第三章 神化の神学
    第四章 超否定神学 東方の論理
    あとがき
    初出一覧
    参考文献
    欧文要旨
    欧文目次
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    大森 正樹
    1945年生まれ。神学者。文学博士。元南山大学教授。京都大学医学部、同大学院文学研究科西洋哲学博士課程満期退。著書に、『エネルゲイアと光の神学 グレゴリオス・パラマス研究』『東方憧憬 キリスト教東方の精神を求めて』『観想の文法と言語 東方キリスト教における神体験の記述と語り』などがある。

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