『実用、経済、亜紀書房』の電子書籍一覧
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岩﨑さんの農の話は、種と実りと人の暮らしが巡りながら土地に根差すことの喜びを気づかせてくれる。
──皆川 明(ミナ ペルホネン・デザイナー)
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野菜の人生について考えたことは初めてでした。
野菜の一生に寄り添い、野菜と交流し、野菜から学んでいる岩﨑政利さんの言葉は詩人のようです。
野菜には人間と同じように個性があり多様性を失えば絶えていくことを、この本を通して知りました。
誇らかに花を咲かせる野菜の姿を見てみたい。日本の風景に野菜の花を取り戻したいと思いました。
人間にとって「種」とは何かを、問いかけてくれるすばらしい哲学書です。
──田口ランディ(作家)
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在来種を守るのに大切な視点は、経済や文化だけでない。
岩﨑さんが語る「人と作物の幸せな関係」というもう一つの視点に、目を開かされた思いです。
──江頭宏昌(山形大学農学部教授 [植物遺伝資源学 ] )
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〈種継ぎ農家が畑で学んだいのちの哲学〉
長崎・雲仙の肥沃な大地で長年にわたり種採りに情熱を注いできた著者が、まだ見ぬ後継者たち、そして野菜を愛するすべての人に向けて綴った。
──農家であることの喜び、野菜と種がもたらす人生の醍醐味とは。
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施設園芸で化学肥料を極めた若き日から、有機農業と出合いたどり着いた無肥料・不耕起の在来種野菜づくり。
挫折と孤独、そして大いなる喜びもまた──。
在来種野菜と種に人生を捧げつづける長崎・雲仙の農家が語る唯一無二の種採り哲学。
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【もくじ】
◆はじめに
〈第1章 雑木林が教えてくれた〉
■農家になりたくなかった
■最先端の農業を学ぶ
■父とはちがう農業をめざして
■原因不明の体調不良
■有機農家への転向
■消費者団体がいたからこそ
■自分がやってきた農業に向き合う
■雑木林が私の師
■雑木林から見つけた農法
■それぞれが農法を極める
〈第2章 野菜の一生〉
■種と生きていく
■種を採るという営み
■種も人間と司じ
■種は心を映す鏡
■在米種とF1種
■端境期を乗り越える
■野菜の花は美しい
■花を中心とした多様性
■野菜の大往生
■種を採ることはひとつの手段
■手もとにある50種類の種たち
〈第3章 個性豊かな種たち〉
■おいしさが大切
■種がもつ物語
■種を受け継ぐ
■さりげない野菜とは
■平家大根のロマン
■野菜を原種の姿へ戻す
■種は宝探し
■種を旅に出そう
〈第4章 野菜と暮らす〉
■野菜の生きる姿に学ぶ農の世界
■食べてみて初めてわかること
■野菜の手紙
■種をあやす
■野菜と暮らしていく
■自然を聴いて心(み)る
■ひとりの農民ができること
■人と作物の良い関係
〈第5章 また、種を蒔く〉
■種を100年残すために
■食べてつないでいく
■農業という枠から外れたとしても
■そこにしかない食を求めて
■地域のひとつのモデルとして
■種からはじまる
■次世代へのバトン
◆おわりに
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天下無双の「知のジェネラリスト」が見た、日本経済の20年とこれから。
リーマンショック、ユーロ危機、アベノミクス、消費増税から、コロナ禍の経済状況まで。
この20年間(2000-2020)の論説をまとめた、待望の経済論集!
ノーベル賞経済学者ポール・クルーグマンの著作をはじめとして、ピケティ『21世紀の資本』、ケインズ『一般理論』などの翻訳や、社会・経済・文化全般への鋭利な批評眼で知られる著者による、快刀乱麻の経済エッセイ集!
ケーザイって、要するに何なのさ。
「人はGDPとか経済成長とかいう言葉だけ覚えて、なんかわかったつもりでいるけれど、それを実感として理解している人は驚くほど少ない。それは抽象的な数字なんかじゃない。明日はもう少し能率よく仕事を片付けて、あまった時間で新しい何かをやろう。いまは捨てているこのピーマンのへたを、新しい料理に使ってみよう。GDP成長が1%とか2%とかきいたときに、そうした無数の努力が積み重なっていく様子を想像してみなきゃいけない。その多くは、飽食した連中のアームチェア経済停滞マンセー談義よりはるかに切実なものなんだから」(本文より)
【目次】
第1章 経済のトリセツ その1
第2章 クルーグマンとかケインズの話
第3章 リフレをめぐる個人史、ときどきピケティの話
第4章 経済のトリセツ その2 -
〈代案があります!〉野党の主張に耳を傾けるインタビュー集
アベノミクスであなたは豊かになりましたか?
なぜ賃金がずっとあがらないままなのでしょうか?
日本はなぜ景気が浮上しないのでしょうか?
――野党の経済政策の達人たちが、その疑問に答えます。
【本書でお話ししてくださった方々】
■立憲民主党………江田憲司氏、落合貴之氏
■日本共産党……………大門実紀史氏
■日本維新の会……浅田均氏、藤田文武氏
■国民民主党………大塚耕平氏
■社会民主党……………大椿ゆうこ氏
■れいわ新選組……北村イタル氏
■旧NHKから国民を守る党……浜田聡氏
■亀井静香氏
大多数の国民が普通に暮らせる国には、健全な政治が必要です。
消費税を下げ、所得税、法人税等の歪みを直せば、財源は作れます。
そして健全な財政出動をすれば、日本は暮らしやすい国に生まれ変わります。
方法は様々だけれど、緊縮財政が必要、財政健全化は必須の声に惑わされてはいけません。
先が見通せれば、私たちの財布の紐も緩みます。そうすれば必然的に景気は上がっていくのです。
本書は希望の経済学への招待だ――宮台真司さん
これで景気は良くなる! 間違いない――長井秀和さん -
バージョンアップせよ、これが左派の最新型だ!
日本のリベラル・左派の躓きの石は、「経済」という下部構造の忘却にあった!
アイデンティティ政治を超えて、「経済にデモクラシーを」求めよう。
左派の最優先課題は「経済」である。
「誰もがきちんと経済について語ることができるようにするということは、善き社会の必須条件であり、真のデモクラシーの前提条件だ」
欧州の左派がいまこの前提条件を確立するために動いているのは、経世済民という政治のベーシックに戻り、豊かだったはずの時代の分け前に預かれなかった人々と共に立つことが、トランプや極右政党台頭の時代に対する左派からのたった一つの有効なアンサーであると確信するからだ。
ならば経済のデモクラシー度が欧州国と比べても非常に低い日本には、こうした左派の「気づき」がより切実に必要なはずだ。(ブレイディみかこ/本書より)
【目次】
第1章:下部構造を忘れた左翼
第2章:「古くて新しい」お金と階級の話
補論1:来るべきレフト3.0に向けて
第3章:左と右からの反緊縮の波
第4章:万国のプロレタリアートは団結せよ!
補論2:新自由主義からケインズ、そしてマルクスへ -
神秘と技術と才能が生まれる場所、諏訪。
——多くの仕事や人が、どうしてこの地から生まれたのか?
長野県の諏訪は、諏訪湖を中心に八ヶ岳や霧ヶ峰も含む広大な地域。
諏訪湖は中央構造線とフォッサマグナが交わるところ。
まわりには縄文の時代から人が暮らし、諏訪信仰がいまも息づく。
江戸時代の繰越汐による新田開発、近代に入ると片倉製糸が栄華を極め、その後、東洋のスイスと言われるほど、精密機械の会社が数多く興った。
セイコーエプソン、ハリウッド化粧品、ヨドバシカメラ、すかいらーく、ポテトチップスの湖池屋、岩波茂雄、島木赤彦、新田次郎、武井武雄、伊東豊雄…… 。
多くの仕事や人は、どのように生まれたのだろうか。
ただならぬ場所、諏訪の地力を、丹念な取材で掘り起こす歴史ノンフィクション。
【目次】
第一章 シルクエンペラーと東洋のスイス——近代ものづくり編
第二章 ゴタたちが編んだ出版ネットワーク——近代人づくり編
第三章 〝空〟なる諏訪湖の求心力——土地となりわい編
第四章 人と風土が織りなす地平——科学と風土編 -
カール・マルクスの終生のライバル、ピエール・ジョゼフ・プルードン。
マルクスはプルードンの「所有」の概念に衝撃を受け、経済学に邁進した。
プルードンはさらに変化を遂げ、アソシアシオンという画期的な考え方に到達する。
資本主義システムの限界が露呈しつつある今、社会と市民に不平等を招く「垂直的権力構造」の解体を掲げたプルードン主義を再評価する。
エゴイズムから協同する社会へ——ポスト資本主義への処方箋
現実の変化を柔軟に理解しながら開いた体系を築いていく、プルードンのポスト資本主義のモデルとは?
【目次】
序論 ライバル、そして乗り越えるべき反面教師
第一章 プルードンはいつも再起する——彼がつねに呼び出される理由
第二章 プルードンとは何者か——独創的かつ実践的な思想家
第三章 フランス革命の欠陥——「所有」をめぐるプルードンの画期的論考
第四章 マルクス作品への影響——『経済・哲学草稿』などをめぐって
第五章 大事なのは革命ではなく経済である——実践的社会改革派の思想
第六章 マルクスをプルードンで再生させる道——アソシアシオンとコミューン、相互主義と連邦主義
補論 可能性としてのアソシアシオン -
文系学生から、ビジネスマンまで。
ケーザイを学ぶ入口はここだ‼
リーダブルな必読入門書リストと共に、その概要を専門家たちがダイジェストで解説。
初心者のための至れり尽くせり、究極のアンチョコ本、ここに登場!
身近な12のトピックから、経済学の考え方が学べる!
「景気」「格差・貧困」「雇用・教育」「国際経済」「社会保障」「地域経済」「人口減少・高齢化」「環境問題」「先進技術」「統計」「経済学史」「経済理論」
【目次】
・座談会
経済学入門、最初の一歩 飯田泰之×井上智洋×松尾匡
・必読書88/ジャンル別要点まとめ
「景気」の読み方 飯田泰之
働く人のための「雇用」の経済学 北條雅一
「貧困・格差」問題への道案内 小田巻友子
「国際経済」から世界の趨勢を見る 佐藤綾野
経済学からみた「社会保障」の必要性 中田大悟
「人口減少・高齢化」問題の経済予想図 増田幹人
小さくても魅力あふれる「地域経済」の育て方 奥山雅之
「環境と経済」を考えるためのレッスン 朴勝俊
「先端技術と未来の経済」を予測する 井上智洋
「データ・統計」を用いて経済を把握する 矢野浩一
なぜ「経済学史」を学ぶのか 松尾匡
スタンダードな「経済理論」を学ぶ 飯田泰之 -
「新自由主義」という、摩訶不思議な怪物の正体とは?
――1匹の妖怪が世界を徘徊している、「新自由主義」という名の妖怪が
あるときはグローバル資本主義の先兵、またあるときは自由放任主義と格差拡大の犯人……だが、その実体は?
見るものによってその姿を変える「新自由主義」と呼ばれるイデオロギーの正体を、ケインズ経済学/新古典派経済学/マルクス主義経済学の歴史と、戦後日本の経済思想史を丁寧にひもときながら突き止める!
「私自身としては、「新自由主義(Neo Liberalism)」という言葉を使うことにためらいがありました。どういうことかというと、この言葉多分に実体がない――具体的にまとまったある理論とかイデオロギーとか、特定の政治的・道徳的立場を指す言葉というよりは、せいぜいある種の「気分」を指すもの、せいぜいのところ批判者が自分の気に入らないものにつける「レッテル」であって「ブロッケンのお化け」以上のものではないのではないか、という疑いがどうしても抜けなかったからです」(本書より)
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