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『実用、歴史、ノンフィクション、501円~800円、0~10冊』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全95件

  • シリーズ2冊
    755792(税込)
    著:
    関裕二
    レーベル: 講談社+α文庫
    出版社: 講談社

    現在も皇位継承問題で揺れる「女性天皇」。だが古代、6人8代も即位した女性天皇は決して中継ぎではなかった。邪馬台国の卑弥呼、台与に始まり時代の節目に登場した女帝たち。豊穣の女神か、巫女王か、「妹の力」か。世界史にも稀な女性への権力移譲から見えてくる、知られざる皇位継承のルールとは? 推古、皇極(斉明)、持統の激動の生涯を追って、ヤマト建国の本質を浮き彫りにする、古代「天皇制」シリーズ第2弾。女帝たちは歴史を大きく動かしていた!

    ●「記紀」はなぜ、女帝の時代で筆を置いたのか
    ●女帝・推古と2つの勢力
    ●斉明という霊力の奪い合い
    ●天武の外交を継がなかった持統
    ●万葉集「白栲の衣」の秘密
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    古代地中海に誕生したギリシア神話は、古くから、文学や美術、音楽の題材として取り上げられ、人々の心に人間の持つ限りない可能性やエネルギーを呼びさましてきた。ローマの影響を受ける以前の荒々しいまでの神々の息吹を伝えるとともに、人間の活力の原型ともいえる英雄たちのスケールの大きい活躍、そしてギリシア悲劇につながる人間の葛藤を三本の柱に、多方面からの解釈を紹介したギリシア神話の絶好の入門書。
    人間はこんなにも激しく豊かな感情を持っていた! 知っているようで知らなかった神話と物語をマンガ付きでわかりやすく構成・解説。古代ギリシアがグンと身近に!
  • 太平洋戦争での日本劣勢が確実となった昭和18年、山崎保代率いるアッツ島の守備隊への援軍の約束は果たされなかった。見捨てられた将兵は上陸の米軍にバンザイ突撃を敢行、98%が命を落とす。大本営、マスコミはこの不条理を「軍神」の辞をもって美化、隠蔽する。「玉砕」が初めて使われたアッツ島の戦いを描く迫真のドキュメンタリー。
  • 海軍兵学校32期首席、同期に「神様の傑作の一つ堀の頭脳」と言わしめた英才、堀悌吉。山梨勝之進、山本五十六、古賀峯一、井上成美からの信望厚く、海軍大臣を嘱望されるが、ロンドン海軍軍縮会議後に艦隊派の激しい批判、誹謗中傷、人格攻撃を受け、わずか51歳で予備役編入、才幹を発揮する場を奪われ軍歴を閉じる。「戦争自体は悪である」。先進的な戦争観を持った不遇の提督、堀悌吉の生涯を描くノンフィクション作品。
  • 昭和14年、陸軍士官学校に入校した56期生たちの武窓生活、同期や家族との交流、卒業後のアジア・太平洋戦線での戦い、そして終戦後の人生を、遺書、日記、取材をもとに描きだした群像ノンフィクション作品。あるものは戦場に散り、あるものは戦後、ビジネスの世界その身を投じ、またあるものは、他者の救済にその身を捧げる。ノンフィクション作品が流行した昭和50年代にエポックとなった代表的な戦記作品の一つ。
  • 徳川が構想した「近代」があった。

    元号が明治に改元される5か月前、幕臣小栗上野介忠順が新政府軍に取り調べを受けることなく斬首されるという事件が起こった。後に大隈重信によって「明治政府の近代化政策は、小栗忠順の模倣にすぎない」とまで称された逸材である。
    万延元年(1860)、小栗は、日米修好友好条約の批准書交換のために派遣された徳川幕府遣米使節の目付としてアメリカを訪れた。そこで目にしたのは工業化、近代化が高度に発展した大国の姿だった。小栗は、工場で手にした一本のネジとともに帰国。日本の近代化に着手する。横須賀に製鉄所、築地に日本で最初の本格的なホテルを建造し、さらには近代的な陸軍の創設にもかかわった小栗の歩みを照射することで、幕臣らによって進められていた「徳川による近代化」の全貌をひもといていく。
    さらに、咸臨丸でアメリカに渡った遣米使節の一員だった秀才・小野友五郎など、ニッポン近代化の礎として活躍した幕府のテクノクラートの足跡を辿り、なぜ彼らの功績が埋没したかを検証。抹殺された歴史の真実を解き明かす。

    ※この作品は単行本版『消された「徳川近代」明治日本の欺瞞』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 日本帝国海軍史上最後に大将となった井上成美。日独伊三国同盟を批判、対米開戦には反対姿勢、軍令部を相手に航空兵力の強化を主張、兵学校の英語廃止論は却下、敗戦を先見して終戦工作に奔走と、「ラディカル」リベラリストの姿勢と行動を貫く。戦後は三浦半島の僻邑に隠棲、近所の子供達に英語を教え、病をきっかけに兵学校時代の教え子との親交を深める。激動の時代に信念を貫いた軍人、そして常に未来を洞察した教育者の伝記。
  • 「北海道の名付け親」の生涯を描く傑作小説。

     明治十六年、絵師の河鍋暁斎を訪ねた松浦武四郎は、その娘・豊の問いに応じて自らを語り始める…。
     武四郎は文化十五年、伊勢国に生まれた。竹川竹齋から〈神足歩行術〉を学び、地図や道中記を見て各地を旅したいという夢を抱く。十六歳で家出して江戸に行ったことを手始めに、全国を旅するようになった。その後、蝦夷地で頻繁にロシア船が出没していることを知り、都合六回に亘る蝦夷地の探検を行った。アイヌの人々と親しく交わり、大自然に寄り添った生き方に敬意を感じていた。なかでも、ソンという子どものアイヌを可愛がり、別れた後もその消息を確かめ合うことになる。江戸に戻った武四郎は様々な記録や報告書を作成し、和人によるアイヌへの搾取の実態と救済を訴え、九千八百ものアイヌの地名を記した地図を作成した。蝦夷地通としても、吉田松陰や坂本龍馬にも助言をした。そして、北海道の名前の制定に関わる。
     幼い頃から好きだった古物蒐集家としても知られるようになった。晩年には、率先してユニークな墓や棺を用意するという終活の達人でもあった。
     並外れた行動力と収集癖、膨大な執筆物で多くの人を魅了した人物を描いた伝記小説。

    ※この作品は単行本版『がいなもん 松浦武四郎一代』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 791(税込)
    著:
    本郷和人
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    ヒーローか、それとも普通の大名か?

    なぜ信長の出現によって戦国時代が終わりを告げたのか?歴史上類を見ない比叡山での大虐殺は他の武将による侵略と何が異なったのか、「天下武布」の判子が秘めた武士たちへの絶大な力とは──
    織田信長の行動から「時代が求めたもの」が見えてくる。
    革命的ヒーローか、凡庸な大名か。人気武将がゆえに頻出する信長研究に対し、東大の人気歴史学者が本気で答えを出すエキサイティングな書。文庫あとがき付。

    ※この電子書籍は2019年にトランスビューより刊行された『信長「歴史的人間」とは何か』を改題し刊行した文春文庫を底本としています。
  • 古代山岳祭祀遺跡の研究に半生を捧げてきた著者が挑んだ与那国島海底遺跡調査の全容を記したのが本書。ベストセラー『神々の指紋』で知られるグラハム・ハンコック氏らと協力し合いながらも、長年にわたる磐座(いわくら)調査・研究の成果に基づいて、その視点を海底のみならず島内陸上に点在する巨石にも向けた著者は、独自の調査チームを編成して謎の解明に乗り出す。かつて、著者が目指した研究に先人はいなかった。著者は「誰も関心を抱かず、何千年も謎のままに放っておかれた古代祭祀遺跡の調査研究に興味と関心を抱き、人も通らない道なき道を歩み、山中の茨の道に分け入り、遺跡調査に没頭した」頃の若き日の自分を感慨深く思い起こしながら調査に勤しむ。海底遺跡と与那国島山岳地帯に鎮座する不思議な巨石。その関連性は?  謎は解けたのか。「ドクターいわくら」とは著者・鈴木旭自身。『ピラミッド黙示録』(前・後編)と合わせて読み込むと著者の思いがより強く伝わってくる。
    〈目次〉
    序章 蘇る海洋神殿
    第一章 海底遺跡とイワクラ
    第二章 イワクラ・ネットワークの全貌 
    第三章 沈んだピラミッド(小与那国島)
    第四章 人面岩の発見
    終章 謎だらけの島
  • 一九二一年、ある無名の青年が広く知られる人物を殺害した。一代で財閥を作り上げた安田善次郎を襲った犯人の名は、朝日平吾。その衝撃は原敬首相暗殺の連鎖を生み、二・二六事件に至るテロリズムの世を招来する。彼は屈辱、怨恨、強い承認願望を抱いていたのではないか――。当時と現代に格差社会という共通項を見出す著者が、青年の挫折に満ちた半生を追ってゆく。『朝日平吾の鬱屈』改題。
  • 謎に包まれた大王・継体天皇。応神天皇の五世の孫(五世代目の孫)とした日本書紀は真実を語っているのか。ヤマトから遠く離れた越(福井県)から継体が連れて来られたのは何故なのか。二十年間、ヤマトに入らずに淀川周辺を彷徨っていた理由は。そして、本当に王朝交替はあったのか? 大胆な考証で古代史最大の謎・継体天皇の正体を明らかにし、分断された王朝の謎に迫る刺激的書下ろし論考。
  • 1980年8月、本書は小室直樹氏のデビュー作として刊行され、40万部超のベストセラーとなった。小室氏は一躍時代の寵児となり、様々なメディアで言論活動を行うようになる。91年、予言通りにソ連は崩壊する。なぜ小室氏だけにこのような分析が可能だったのか? 予言の背後にある理論はどういうものだったのか? 今でも色あせない学問的価値を持つ名著を復刊。伝説の「小室ゼミ」出身である橋爪大三郎氏推薦・解説。
  • シリーズ7冊
    660(税込)
    著:
    戸川猪佐武
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    金融恐慌、大陸の動乱、左翼弾圧など、政情不安の昭和初期。軍部抬頭の中で若槻、田中、浜口、犬養と、かろうじて命脈を保った政党内閣は、五・一五事件により終熄する! ーー問答無用、撃て! 五・一五事件の銃声1発とともに、政党政治は消えた。激動の昭和――大陸侵攻、軍部ファシズムの横行、世界大戦への参入、敗戦、占領、そして復興期の混乱を経た驚異の経済成長……と、すさまじい速度で変貌を遂げてきた昭和を、自らの同時代史として目撃してきた著者畢生のライフワーク!
  • 100余年前、明治天皇の暗殺を企てたと、幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた「大逆事件」。身に覚えのない罪を着せられ、被告26人の「最後の一人」となって戦前・戦後を生き抜き、無実と再審を訴え続けた坂本清馬。しかし、一徹で一刻、高知の「いごっそう」坂本は、23年もの獄中生活に耐えつつ、何度も何度も上申書を提出し、ひたすら無実を訴える。大逆事件は、治安警察法ができ、軍事大国に向かう時代のフレームアップだった。秘密保護法と集団的自衛権行使容認で、当時と似た空気を纏いはじめた今、坂本の生涯は我々の道標(みちしるべ)として強い輝きを放つ! 事件をでっちあげて、時代の風潮を変える「国策捜査」はこのとき始まった。検察腐敗の原点を抉る! ヒューマン・ドキュメンタリー。
  • シリーズ5冊
    660(税込)
    著:
    樋口清之
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    日本人にとって性は人間の根源の力であり神聖なものであった。性の歴史には裸の日本人を理解する最上のヒントがある。面白さ抜群の画期的な日本史――古代日本人は、「性」を人間と自然の繁栄の根源の力としてとらえ、その神秘的で不思議な力に霊性を感じ、それを生活の根本とする意識をもっていた。そして、世界に冠たる恋愛小説『源氏物語』を生みだすほどの、性の先進国となった……。秀れた日本人の知的蓄積を該博な知識で綴った、画期的な部門別日本史。渾身のライフワ-ク。<全5巻>
  • 軍部の跳梁に抗した近衛ブレーン集団の全貌――昭和研究会は、近衛公の親友・後藤隆之助が、多くの知識人を集めて創設した、国策研究機関である。昭和10年代、日中戦争から太平洋戦争へと駆りたててゆく軍部ファシズムに抗し、日本が直面した懸案の解決にむけて、知識人集団が交わした熱い討論・研究の内容を明かす。創設時から参画した著者が描く、昭和史の貴重な証言。
  • 世界遺産から黙殺された島の「祈りの記録」。

    250年以上も続いたキリスト教弾圧のなかで信仰を守り続けた「かくれキリシタン」たち。その歴史に光を当てようとしたのが、2018年に日本で22番目の世界遺産となった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」だ。

    ところが、PRのために長崎県が作ったパンフレットからは、「最後のかくれキリシタンが暮らす島」の存在がこっそり消されていた。

    その島の名は「生月島(いきつきしま)」。

    今も島に残る信仰の姿は、独特だ。音だけを頼りに伝承されてきた「オラショ」という祈り、西洋画と全く違う筆致の「ちょんまげ姿のヨハネ」の聖画……取材を進める中で、著者はこの信仰がカトリックの主流派からタブー視されてきたことを知る。一体、なぜ――。

    第24回小学館ノンフィクション大賞受賞作。

    文庫版解説・島田裕巳氏(宗教学者)

    ※この作品は単行本版として配信されていた作品の文庫本版です。
  • コレラに罹った兵士を見殺しにした衛生兵、真珠湾攻撃に参加し仲間を次々と特攻で失ったパイロット、風船爆弾の製造に従事した女学生……。戦後70年の大型企画として、若手記者たちが67人におよぶ戦争体験者を取材。多様な証言から、浮かび上がる戦争の残酷な実態とは。安保政策の転換が進められるいま伝えたい戦争証言集の決定版。
  • 菊池寛賞受賞の栄誉に輝く「保阪昭和史」の到達点! 肉声の持つ迫力! ――歴史の決定的瞬間に居合わせた者、戦後を寡黙に生き抜いた者……。真珠湾攻撃時の日本大使館員から、A級戦犯の最期の声を聞いた宗教家まで、文献にはない迫力ある証言の数々。取材した相手の数のべ4000人、菊池寛賞受賞に輝く昭和史研究の第一人者が、次代へと語り継ぐ貴重な肉声を一冊に!<『一語一会』改題作品>
  • トロヤ戦争の物語を絵本でよんだ少年シュリーマンは美しい古都が必ず地下に埋もれていると信じその発掘を志す。長年にわたる猛烈な勉強と経済的苦闘の結果ついに独力をもってトロヤ、ミケネの発掘事業に着手、少年の日の夢は実現して多くの遺跡を発見、考古学、美術史学界に莫大な貢献をした。これはその生涯と事業の克明な記録。
  • 深い学識で古代から江戸時代までを語りあう。

    国民的作家である司馬遼太郎と、地方史・部落史・女性史など新しい視点から数々の研究を発表してきた歴史学者の林屋辰三郎というふたりの碩学による対談集。高松塚古墳で高句麗の影響を論じ、大化の改新に隋・唐帝国成立の影響を探る……。平易な語り口で、古代から江戸時代までを縦横無尽に論じています。歴史を読む楽しさを感じながら、日本について考える上での、さまざまな示唆を与えてくれる贅沢な1冊です。
  • シリーズ2冊
    531713(税込)

    有史以来、人類は数えきれないほど多くのものを発明してきた。
    手っ取り早く人命を奪うための装置ギロチン、処刑装置として発明された電気椅子、治療のために脳の一部を切り取るロボトミー手術、中に入った人を串刺しにする鉄の処女…。
    発明の中には、このようにとても人間がつくり出したとは思えないほど残虐なものも存在する。
    人間の本性は果たして善良なのか、それとも邪悪なのか――その答えが本書の中にある。
  • 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    『逆説の日本史』著者の新たなライフワーク。

    『逆説の世界史』は、ベスト&ロングセラー『逆説の日本史』シリーズの著者・井沢元彦氏が挑む「新たなライフワーク」。待望の文庫版シリーズがいよいよ発売開始です。
    構想に15年以上を費やした本企画は、民族、宗教、イデオロギーによる偏見や差別を極力排し、いわば「地球人の視点」で人類の歴史を読み解く逆説史観による文明論。

    シリーズ第1巻「古代エジプトと中華帝国の興廃」のテーマは、「文明はなぜ衰退あるいは停滞するのか」です。
    第一章の古代エジプト文明の崩壊編では、ピラミッドは何のために造られ、巨大建築物を造る技術はなぜ継承されずに文明が滅亡したのか、という古代史上最大の謎を解明。
    第二章の中国文明の力量と停滞編では、15世紀に世界の最先端だった国家がなぜ六百年以上も停滞しているのか、儒教社会を支配する「中華思想」の不思議を読み解きます。
  • 太平洋戦争の敗色濃い昭和20年、大日本帝国の国家元首だった昭和天皇は、どのような日常生活を送っていたのか。正月、空襲警報発令後の宮中祭祀「四方拝」から、終戦時のクーデター未遂、翌年始に発せられた「人間宣言」の署名まで、皇室存亡の危機にあった1年間に焦点を絞り、『昭和天皇実録』をはじめ膨大な資料を読み解き、日々の暮らしや人間関係を鮮やかに甦らせたノンフィクション。(解説・門井慶喜)
  • 明治35年、学習院在学中の著者は宮中に召し出された。4、5人の少年たちとともに、大人たちが出入り禁止の奥御殿で天皇に仕えるのである。10歳の少年が近くで見た明治天皇は、大声で厳しく、几帳面ながら、優しい思いやりを見せた。「大帝崩御」後は、昭憲皇太后、大正天皇、貞明皇后、秩父宮らに近侍し、半世紀を宮中に仕えることとなる。近代史研究者にたびたび引用されてきた重要史料の、初の文庫化。原武史氏が解説執筆。
  • 昭和一九年一〇月にフィリピンで始まった特攻は、その後の沖縄戦で戦いの中心となり、やがて全軍特攻へ。四五〇〇人を超える若者が命を落とした。特攻はなぜ、どのような経緯で終戦まで一年近くも続いたのか。軍中枢の思惑やメディアが果たした役割など、特攻拡大の背景を機密資料と証言をもとに検証。話題の「NHKスペシャル」に大幅加筆。
  • 「維新の三傑」でありながら、西南戦争を引き起こした賊軍の首魁。にもかかわらず、国民の間では圧倒的な人気を誇る。武士にして思想家、軍略家にして温情の人、農本主義者にして詩人でもあった。西郷隆盛ほど捉えにくい人物はいない。だからこそ、さまざまな西郷論が語られ続けてきた。その変遷はまた、時代を映す鏡でもある。同時代人の証言から、小説における描かれ方までを総ざらいする。
  • シリーズ4冊
    838985(税込)

    最初の神風特別攻撃隊の戦果に対する「陛下のお言葉」は「そのようにまでせねばならなかったか、しかしよくやった」だった……。
    延べ一万人・六千時間に及ぶ証言を元に昭和二十年元旦から終戦に至る時代を再現。第一巻は、特攻隊、和平工作開始、東京大空襲を取り上げる。〈解説〉戸部良一
  • シリーズ3冊
    792(税込)

    あの時なぜ大国ロシアと戦ったのか? 近代日本に決定的な転機をもたらした日露戦争を描く大作ノンフィクション。第一巻は開戦までの政府・軍部の攻防、国民の熱狂、そして奇襲攻撃へ――。
  • 2018年のNHK大河ドラマ「せごどん」の主人公、日本でいちばん親しまれている偉人、と言っても過言ではない西郷隆盛。その大人物然とした我々の知る風貌は、しかし、実は死後にイタリア人画家キヨッソーネが、親族を参考に想像で描いた「肖像画」なのだ(本書カバービジュアル)。実は西郷隆盛には、この肖像画のイメージに似合わぬ、意外なほど激情家の一面を持ち、主君との衝突、心中未遂、過酷な島への流罪、抜擢と左遷の繰り返し、といった波乱万丈の前半生を送っている。
    そして、どう考えても時代に逆行した「西南戦争」の指揮者としての最期。彼は何故ここに至ったのか。それは果たして西郷の理想とした生き方だったのか。
    さらに、その軍神・西郷が何故「浴衣姿で犬を連れて」上野公園に復活するのか?
    我々歴史を愛する者は、その大づかみなイメージに満足せず、人目を引くトピックスだけに目を向けず、彼の生涯を詳細にたどることで、その魅力の「謎」の本質に迫りたいと考える。そこで西郷の生涯を「101の謎」に分け、それぞれ見開き2ページ~4ページでコンパクトに答える形式とした。
    西郷ならよく知っている、そんなに謎があるはずがない……、そう考える歴史好きこそ、本書を手に取ってほしい。よく知られたエピソードの中にも、詳細に見れば「何故、この人は、敢えてこの道を選ぶ?」という疑問が沸いてくる。
    文春文庫が世に問う以上「この一冊で西郷のすべてが分かる」ことをお約束する、しかし、結局「西郷とは何者か」という最大の謎は、各自がみずから解き明かしていただくしかない。この本は特定の「価値観」を前面に出すことはしないが、その材料を余すところなく提供している。西郷を考える前に、まずこの一冊を手に取ってほしい。
  • 737(税込)
    著:
    植松三十里
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    江戸時代多くの命を救った男を描く傑作小説。

     元禄十三年、二百石取りの彦根藩士の家に生まれた玄悦は母に厳しくされ、自分が実の子ではないと感じていた。下働きの八重が突然いなくなり、やがてその後呼ばれて八重を訪ねていくと、八重はおなかの子が出てこられずに苦しんでいた。八重が生みの親とわかった玄悦だったが、八重は亡くなってしまう。医者を志したが許されず、玄悦は独力で鍼や按摩の技術を習得し京都に出る。
     そして同じ長屋の女性が八重と同じくお産で苦しんでいるのを見て、自らの技術で女性の命を救った。玄悦の技術は評判となり、自ら回生術と名付けた。また夜鷹など行き場のない女性が滞在するための家を借りた。一方、亡くなった胎児を時に傷つけ引きずり出すことを批判され、子供は苛められた。
     ある日、商家の妾が難産でひどい扱いをされているのに激怒した玄悦は、その女性・お糸を引き取った。玄悦は、お糸にこれまでの女たちにはない感情を抱くようになる…。
     上手くいかない三人の子供との関わりや妻のお信やお糸とのことに悩みながらも、多くの命を救った。山脇東洋を始めとする一流の医者たちからも、その技術を認められるようになった男の熱き生涯を描いた傑作小説。
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    本書は陰謀論の世界観を概説するとともに、陰謀論上、裏があったとされている代表的な事件事故を追う。さらに、陰謀論で頻出するキーワードを取り上げて詳しく解説する。世界中の陰謀を見つけ出す「陰謀ハンター」になる方法も紹介。闇の権力者に対抗するハンターになりたい人は必見!
    【ご利用前に必ずお読みください】■誌面内の目次やページ表記などは紙版のものです。一部の記事は、電子版では掲載されていない場合がございます。■一部マスキングしている写真、掲載順序が違うページなどがある場合がございます。■電子版からは応募できないプレゼントやアンケート、クーポンなどがございます。以上をご理解のうえ、ご購入、ご利用ください。
    ●表紙●1章「世界観」(イルミナティの支配する世界 ユダヤの陰謀が支配する世界 ほか)●2章「事件」(アポロ計画 南北戦争 ほか)●3章「組織」(イエズス会 イルミナティ ほか)●4章「キーワード」(NWO 人口削減計画 ほか)
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    歴史には必ず闇に隠された部分が存在する。時の権力者に不都合な真実は人知れず葬り去られるし、勝者がつむいだ歴史に彼らの悪行や悪徳が記されるわけがないからだ。歴史的事実と信じられてきたことが、後世の誤解によるものであることも少なくない。名声や利害のために歴史的発見や事件が偽装・捏造されることもある。本書が行うのは、闇に葬られた真実を提示する試みである。
    【ご利用前に必ずお読みください】■誌面内の目次やページ表記などは紙版のものです。一部の記事は、電子版では掲載されていない場合がございます。■一部マスキングしている写真、掲載順序が違うページなどがある場合がございます。■電子版からは応募できないプレゼントやアンケート、クーポンなどがございます。以上をご理解のうえ、ご購入、ご利用ください。
    ●表紙●第1章「世界をゆるがした陰謀」●第2章「あの人物をめぐる死と暗殺の謎」●第3章「英雄たちの実像」●第4章「愛と色欲が歴史を動かす」●第5章「歴史は偽装によって成立する」●第6章「暗号と秘宝の謎」●第7章「惨事のXファイル」●第8章「宇宙と古代文明の神秘」
  • ビジネスマンから受験生まで! 昭和史研究の第一人者による唯一&最新の太平洋戦争全史。昭和16年12月8日の真珠湾攻撃から昭和20年8月15日の終戦まで、快哉と苦渋と辛苦の激闘の戦史を克明に描き出すシリーズ全4巻。第1巻は山本五十六連合艦隊司令長官の秘策が的中した緒戦から南方作戦での快進撃までを収録。巻末のみならず各章ごとに監修者・半藤一利氏の解説付き。総ルビ表記で、大人から子供まで楽しめます!
  • アパホテル客室に常備されている話題の書がついに一般書籍化!
    大幅にページが増やし完成形となった問題の書に刮目せよ!
  • 557(税込)
    著:
    石原慎太郎
    レーベル: 幻冬舎文庫
    出版社: 幻冬舎

    1983年夏、1発の銃弾がフィリピン大統領候補、ベニグノ・アキノの頭部を貫いた。それは3年ぶりに祖国の地を踏む直前のことだった。何故彼は死を覚悟してまで祖国に帰らなければならなかったのか。生前から日本人として最も深く親交を結んできた著者がすべての真実を明らかにし、閉ざされた歴史の光を当てた衝撃のノンフィクション・ノベル。
  • A Japanese filmmaker's journey--Masaaki Tanabe's house stood next door to what is now the A-Bomb Dome, a World Heritage Site. When he turned 60, he decided to devote the rest of his life to convey the truth of the A-bomb to a wider public, and his film was shown at UN Headquarters in New York. His cutting-edge digital images and stories recreate the lost community and culture of Hiroshima.
  • CGによる爆心地復元事業に取り組み、作品が国連本部で上映された映像作家が語る――。広島県産業奨励館(現・原爆ドーム)の東隣りに生家があった自らの苛酷な体験と、被爆者の今なお続く「原爆の悲劇」。和英併録の底本から、日本語部分のみを収録(英語部分は別途分離して配信中)。
  • 2014年に起こったセウォル号沈没事件で危機管理能力の欠如と無責任体質を露呈し、世界を唖然とさせた韓国。さらに「産経新聞ソウル支局長を名誉棄損で在宅起訴する」という民主主義国家にあるまじき暴挙に出て世界から呆れられた朴槿恵「反日」大統領。「明らかに韓国の自壊が進んでいる」とする著者が、その真因を、「謝れば和解」の日本と「謝ったら負け」の韓国という文化の違いから鋭く指摘する。
  • 792(税込)
    著:
    山村竜也
    レーベル: 河出文庫

    徳川家康を苦しめ「日本一の兵(つわもの)」と称えられた真田幸村。恩顧ある豊臣家のために立ち上がり、知略を駆使して戦い、義を貫き散った英雄の実像を、多くの史料から丹念に検証しその魅力に迫る。
  • シリーズ7冊
    622774(税込)
    著:
    桐生操
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    700人の娘を惨殺し、その血で湯浴みしたE・バートリ。11歳にして3人の愛人をもち、庭の茂みで心ゆくまで肉の歓びを味わっていた王妃マルゴ。保身のために自分の子供までも毒殺や死刑にした則天武后。西太后、クレオパトラ、ジャクリーン・オナシス、ダイアナ妃……歴史の舞台に華々しく登場した、権力欲に満ちて、淫乱で残酷な悪女たちは、野心のために国家まで滅ぼすことも。凄すぎる仰天エピソード満載で、古今東西の名高き悪女69人の魅力に迫った傑作人物伝!
  • 歴史とは、前の事実を踏まえて後の事実が生まれてくる一筋の流れである――明治維新、日露戦争、統帥権、戦艦大和、特攻隊。悲劇への道程に見える一つ一つの事実は、いつ芽吹き、誰の思いで動き出したのか。ベストセラー『昭和史』『幕末史』と並ぶ、わかりやすく語り下ろした戦争史決定版! 日本人の心に今もひそむ「熱狂」への深い危惧が胸に迫る。
  • 日露戦争の復讐と版図拡大に野望をいだくスターリン、原爆を投下し戦後攻略を早くも画策する米英、日ソ中立条約を頼りきってソ満国境の危機に無策の日本軍首脳――三様の権謀が渦巻くなか、突如ソ連軍戦車が八月の曠野に殺到した。百万邦人が見棄てられた昭和史の悲劇を、『日本のいちばん長い日』で終戦の日のドラマを描き、『ノモンハンの夏』で帝国陸軍首脳の無責任を鋭く衝いた著者が、痛烈に描き切った力作。
  • 開戦と終戦の日。人々は何を考えたか太平洋戦争開始の1941年12月8日。終戦の玉音放送が流れた1945年8月15日。人々は何を考え、何を発言し、何を綴ったか。
  • 東京大空襲で九死に一生を得た著者は疎開先、茨城県下妻を経て新潟県長岡で日本の敗戦を迎える。そのとき15歳の少年だった。そして日本は、戦後を生きる原理となる新憲法の策定作業に入る。占領政策を決めるGHQ指令が次々と発せられる中、昭和21年3月6日、ついに「憲法改正草案要綱」が閣議決定される。あの敗戦より203日。この苛酷ではあるが希望に満ちた日々を、史家の目に少年の目を織り交ぜつつ、哀切に描ききる。
  • 754(税込)
    著:
    半藤一利
    著:
    加藤陽子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    「軍部が悪い」だけでは済まされない。松岡洋右、広田弘毅、近衛文麿ら70年前のリーダーたちは、なにをどう判断し、どこで間違ったのか――昭和史研究のツートップ、半藤一利さんと加藤陽子(東大教授)さんが、あの戦争を呼び込んだリーダー達(番外として昭和天皇)を俎上に載せて、とことん語ります。あえて軍人を避けての徹底検証は本邦初の試み! 開戦責任を改めて問う、白熱の歴史討論。
  • 運命の日、すべてはこう動いた! 1941年11月26日、米国は日本に「ハル・ノート」を通告、日米の外交交渉は熾烈を究め、ついに運命の日、12月8日に辿りつく。その時々刻刻の変化を東京、ワシントン、ホノルル、マレー半島に追いながら日本人にとって日米開戦とは何であったのかを冷静に解き明かす。名著『ノモンハンの夏』に続く著者の開戦シリーズ。
  • 古来、日本と中国は密接な関係を保ってきた。だが現実には、中国人は日本にとって極めて判りにくい民族なのではないか。ぶつからないためには理解すること、理解するためには知ること――両国の歴史に造詣の深い司馬遼太郎と陳舜臣という二人の大家が、この隣人をどのように捉えるべきか、長い歴史を踏まえて深く思索する中国論・日本論。
  • 682(税込)
    著:
    高山文彦
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    故郷は、神と鬼の伝説が共存する里だった。

    「この歓びと放心はなんだろう。胸の痛みはなんだろう。生まれ育った土地をめぐって、ケリをつけなければならないことがあった」。
    宮崎県高千穂。山頭火が「分け入っても分け入っても青い山」と詠んだ、著者の生まれ故郷である。川端康成をして「山川不老」と書かしめた、山高く谷深い里だ。
    「高千穂はどこにある」。そこにいるはずなのに、呆けた祖母がふともらした言葉がきかっけだった。道路が整備され、高千穂峡には巨大な橋が架けられ、国見ヶ丘には、巨大な神様の像が建っている今ではなく、「祖母が見ていた高千穂に行ってみたい」と思った著者が、故郷をめぐる。そこは、「天孫降臨」の神話と「鬼八」伝説が共存する、混沌と矛盾の里だった。大宅賞作家が、愛も憎しみも超越した感情で書き尽くした、渾身の風土記。
    多くの書評に取り上げられた名著、文庫版を電子化。
  • 天皇は神にもなるが、怨霊にもなる!

    125代に亘る世界最古の王室・天皇家。御簾(みす)の奥で平穏に続いてきたかに思える皇室だが、実は権力闘争や謀略など、壮絶なドラマが絶えなかった。暗殺、呪殺、憤死などで「怨霊」になったと信じられた天皇が何人もいる。歴代天皇はこれら「怨霊になった天皇」が日本国に祟らぬよう祀り、荒魂を鎮めて「神」にし、その絶大な霊力を現世に活かそうと考えてきた。ここには、天皇は民の安寧を祈り、民は皇室の弥栄を願うという他国には見られない王室と国民の近しい関係、つまり日本の国柄が見てとれる。
    明治天皇の玄孫である著者が、崇徳天皇を中心に独特の視点から「天皇家の怨霊史」をひもとく。
    あなたはご存じだろうか、崇徳天皇の800年式祭に昭和天皇が勅使を送られていたことを。そう、これは現在にまで続く天皇と怨霊の裏の歴史である。
    発刊時、話題を呼んだ同書、待望の文庫版を電子化!
    天皇は神にもなるが、怨霊にもなる!
  • シリーズ6冊
    605737(税込)
    著:
    塩見鮮一郎
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    江戸末期、反差別の闘いの渦中で倒れた男の壮烈な生涯。

    天保から幕末、明治と、激動の時代のただ中で、幕府の命によって被差別民の支配の頭領として生きた浅草弾左衛門。歴史の下層に埋もれ、偏見と誤解に満ちた従来の弾左衛門像の常識を破り、気鋭の作家が膨大な資料を駆使して描く彼の苛烈な生涯。摂津の国(兵庫県)の田舎から出府して江戸浅草に住み、先代の指導で関八州から東北までの管理を学ぶ十三代目・浅草弾左衛門直樹の青春時代を描く、異色の長編時代小説全六冊。
  • 直江兼続から高杉晋作まで、58武将の実像!

    戦国時代を見よ! まず謎めいた北条早雲があらわれた。織田信長がいた、明智光秀がいた、武田信玄がいた、上杉謙信がいた、直江兼続もいた。
    江戸時代はどうだ。松平忠直がいた、天草四郎時貞がいた、大石内蔵助もいた。大塩平八郎がいた、そして幕末には高杉晋作や坂本龍馬などがあらわれたではないか。
    綺羅(きら)星のごとくあらわれた、英雄、梟雄(きょうゆう)、軍師たちには「歴史の段階的発展理論」など関係ない。運命にのぞみ、人間くさく立ち振る舞い、闘い、倒れ、そして日本の歴史を燦然と輝かせた。その魅力を、『逆説の日本史』の著者が、異色の武将列伝として描き出した。

    目次
    北条早雲-五十六歳から戦国大名に
    斎藤道三-修正されたスーパースター像
    松永久秀-中年をすぎて登場した梟雄
    北条氏康-郡雄割拠の関東を制圧
    武田信玄-最強軍団の意外な弱点
    柴田勝家-鬼柴田とよばれた猛将
    生駒親正-豊臣政権の「監査役」的老将
    明智光秀-なぜ本能寺の変を起こしたか
    石川数正-ヘッドハンティングされた武将
    上杉謙信-天下を取らない正義漢
    ほか
  • シリーズ5冊
    704858(税込)
    著:
    井沢元彦
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    ベストセラー歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』が10倍面白くなる「別巻シリーズ」第1弾!

    この「別巻シリーズ」は、井沢元彦氏が『逆説の日本史』で書ききれなかった「ニッポンの真実」を、より深く味わうための必読書です。

    第1弾は「ニッポン風土記[西日本編]」。
    〈同じ気質のグループは現在の「県」ではなく昔の「国」で捉えたほうがいい〉というのが持論の井沢氏が、五畿(大和・山城・河内・和泉・摂津)、山陽道(播磨・備前・備中・美作・備後・安芸・周防・長門)、山陰道(丹波・丹後・但馬・因幡・伯耆・出雲・石見・隠岐)、南海道(紀伊・淡路・阿波・讃岐・土佐・伊予)、西海道(豊前・豊後・筑前・筑後・肥前・壱岐・対馬・肥後・日向・大隅・薩摩)の38国のお国柄と気質に迫ります。

    「なぜヤマトが大和となり、日本の総称になったのか?」「平清盛が安芸に厳島神社を建てた狙い」「坂本龍馬の心に火をつけた土佐の“いごっそう”魂」「西郷隆盛や大久保利通など維新の志士を育てた薩摩の郷中教育」……。
    全国津々浦々を訪ね歩き、逆説史観で読み解いた「平成版人国記」の決定版!
  • 現代に至るまでの日本人の戦争観と歴史意識の原点にもなった極東国際軍事裁判。絞首刑七名、終身禁固刑十六名という判決において何がどのように裁かれたのか、その全経過を克明に解き明かす。
  • 吉田東洋暗殺犯のひとり那須信吾の甥。土佐勤皇党に加盟の後脱藩、長州に依り、中岡慎太郎の陸援隊を引き継ぐ。国事に奔走し、高野山義挙に参加、維新の舞台裏をつぶさに語った一級史料。
  • アメリカ人未来予測学者と日本人カメラマンが巡る《五つのゼロ地点》

     《投下国》の未来予測学者と《被爆国》のカメラマンが、国境を越えて共同取材した異色のフォト・エッセイがついに電子書籍化! 20世紀後半を核の時代に変えたA-Bomb(原子爆弾)の最初の爆発地ニューメキシコ州トリニティサイト、広島、長崎、原爆投下予定地の小倉、原爆誕生地のロスアラモス……。《五つのゼロ地点》を巡る旅の記録。

    ●執筆:ポール・サフォー(Paul L. Saffo)
    1954年、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。ハーバード大学法学部、ケンブリッジ大学法学学士課程、スタンフォード大学法学博士課程卒業。カリフォルニア州パロアルトのシンクタンク・未来研究所(Institute for the Future)特別研究員として技術変化の研究を進める傍ら、知的所有権の弁護士としても活動。現在はスタフォード大学で教鞭をとりながら多方面で活躍中。日本での出版は『シリコンバレーの夢』『シリコンロード』(監修)など。未来予測学者、弁護士、エッセイスト。

    ●撮影:小平尚典(こひら・なおのり)
    1954年、福岡県北九州市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。1981年、新潮社「FOCUS」誌創刊スタッフとして参画。日本写真家協会会員、米国海外特派員協会会員。早稲田大学理工学部非常勤講師。著書に『4/524 日航123便御巣鷹山墜落事故写真集』『おやさと写心帖』『シリコンロード』、共著に『神が創った楽園タヒチ』『アトランタの案山子・アラバマのワニ』『誰でもないもの』『そうだ、高野山がある。』など多数。フォトジャーナリスト、メディアプロデューサー。

    ●翻訳:日暮雅通(ひぐらし・まさみち)
    1954年、千葉県千葉市生まれ。青山学院大学理工学部卒。日本推理小説作家協会会員。著作権エージェント、出版社編集者などを経てフリーに。著書に『シャーロッキアン翻訳家 最初の挨拶』(原書房)、訳書にアーサー『テクノロジーとイノベーション』(みすず書房)、ハート=デイヴィス『サイエンス大図鑑』(河出書房新社)など多数。翻訳家、コラムニスト。
  • 夫婦一緒に体当たりした特攻兵がいた。これは、史実である。衝撃の歴史ドキュメント!!

    「女が乗っているぞ!」その声が上空を旋回する11機の特攻機まで届くことはなかった。白いワンピース姿の女性を乗せた機体を操縦していたのは谷藤徹夫少尉(当時22歳)、女性は妻の朝子(当時24歳)だった。1945年8月19日、満州。20代の青年将校たちは、ある者は許嫁の自決を見届け、ある者は恋人を連れ、そして谷藤徹夫は妻を乗せ、空に消えていった。「妻と飛んだ特攻兵」、その衝撃の事実を追った歴史ドキュメント!!!
  • 825(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    浅見雅男
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    皇太子妃はなぜ交代させられたのか? 近代史に潜む謎に迫る!

    皇太子妃をめぐる裕仁親王(昭和天皇)の「宮中某重大事件」の前に、嘉仁親王(大正天皇)でも交代事件があった事実はあまり知られていない。皇太子婚約破棄事件の裏側から、特権階級に蠢いた思惑を探る労作。
  • 黄金の1960年代はいかに達成されたか──
    東京オリンピック、新幹線に象徴される高度成長の驀進時代を活写!
    2020年、2回目の夏季東京オリンピック開催に向けて、今その熱気を振り返る。


    東京オリンピックの開幕を10日後に控えた昭和39年10月1日、
    そのオリンピックと並んで「黄金の1960年代」を象徴するモニュメントとなった
    東海道新幹線が、開業の朝を迎えた。
    午前6時、発車のベルが鳴り終わると同時に、下り「ひかり1号」がゆっくり動き始めた。


    「あの時代の熱気を生み出したものはいったい何だったのか、
    日本人はどんなエネルギーをどのように結集して「黄金の1960年代」を生み出したのか。
    何が日本と東京に『大変貌』をもたらしたのか。」
    「『燃える』とは、東京がオリンピックで燃えていることを指すのだろうか。
    新幹線の発着ということもあるだろう。
    しかし、私は結局、燃えたのは池田勇人の所得倍増計画だったし、日本経済そのものだったと思う。<中略>
    この見地からいえば、東京オリンピックと交通体系は別のものではない。一つのものである。
    そういう意味では、東京は今も燃えているといっていい。」
    《電子書籍版あとがきより抜粋》

    2020年、夏季東京オリンピック開催に向けて、日本は、東京はどこへ向かうのか。



    【目次より抜粋】
    ◆序章 黄金の‘60年代
    「黄金時代」前夜/開幕/戦後史なかの東京オリンピック
    ◆第1章 東京への3000日
    紀元2600年のオリンピック/ムッソリーニとヒトラー/「東京、遂に勝てり」/開催返上
    ◆第2章 オリンピック、再び
    国破れて夢あり/「いったいいくら金がかかるかね」/一万日の聖戦
    ◆第3章 「所得倍増」の誕生
    「黄金時代」がやってくる/死の淵から蘇った男/積極財政派への道/二人のブレーン
    ◆第4章 高度成長の演出者たち
    戦後最大のコピー/二つの数字をめぐる攻防/投資が投資を呼ぶ/池田政治の光と影
    ◆第5章 二人の都知事
    「復興した東京をPRしたい」/保守都政の帽子/「オリンピック知事」の誕生
    ◆第6章 東京大改造
    東京を蘇生させたい/道と水/「陰の知事」の陰の任務
    ◆第7章 1兆円オリンピック
    「私生児」新幹線/開催準備/官製オリンピック
    ◆終章 「世紀の祭典」の遺産
    さまざまな思惑/神の見えざる手/「高度成長」の夢の跡

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