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『実用、ノンフィクション、医学・薬学、0~10冊』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全157件

  • 爆笑と恐怖が交互に襲い来る強烈な歴史書

    梅毒には水銀風呂! 夜泣きする子にはアヘン! 水難事故にはタバコ浣腸! かつて人類の常識だった残念すぎる医療の全てがここに。

    〈最終的には次の簡単な問いを自問するといいだろう。その治療法には、信頼できるエビデンスがあると思うか? 副作用が出ても構わないか? それから忘れてはならない問いがもう一つ──治療費にいくらまで払えるか?
     実のところ、この本は何でも治ることを売りにした最悪の治療法の歴史を、簡潔にまとめたものだ。言うまでもなく、「最悪の治療法」は今後も生み出されるだろう。〉(「はじめに」より)

    ※この電子書籍は2019年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 緩和ケアの第一人者が大腸がんを宣告された。抗がん剤治療を始めるが副作用が激しく、進行も止まらない。標準治療をいったん止め、高額な治療ではない方法を探すこと2年。自ら実験台となり、既存の療法を組み合わせ、可能な限り苦しくなく、大きく悪化もしない方法にたどりついた。がんとの共存をめざす医師による新提案。
  • シリーズ2冊
    792(税込)
    著:
    八万介助
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    介護施設のリアルを描いたエッセイコミック。

    雑誌の休刊などで仕事がなくなり、経済的に困窮した49歳の漫画家が始めた仕事は、介護施設の認知症棟の介護ヘルパー。周囲の若い女性職員たちに虐げられ、未経験の仕事に悪戦苦闘しながら、次第に喜びを見つけ、成長していく姿を、軽妙な絵柄とノリでコミックにしました。職探し、仕事内容、待遇、施設の人たち、そして介護福祉士合格まで、実際に3年間働いたエピソードや裏話が満載です。

    この作品の容量は、84.7MB(校正データ時の数値)です。

    【ご注意】
    ※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • 家族が恋しくなる、病院にまつわる実話エピソード集

     病院というところでは、毎日多くの人が亡くなります。
     最愛の家族との最期のお別れの時、人はどんな涙を流したのでしょうか。幼い命を助けられなかった時、医療関係者はその衝撃をどのように受け止めるのでしょうか。

     本書では、その瞬間瞬間に立ち会ってきた現役のナースが、「家族愛」「人の温もり」が感じられる人間ドラマを1冊にまとめています。

    第1章 小児科
     「ありがとう」と「ごめんなさい」
     愛せなかったわが子へ
     お兄ちゃんだから
     奇跡を願う気持ち

    第2章 産婦人科
     生死を賭けた出産
     最後のプリン
     女であること
     笑顔を見せない患者さん
     母のぬくもり

    第3章 一般病棟(外科)
     死に向かう手術
     生きているよりつらい言葉
     夫との約束

    第4章 一般病棟(内科)
     孤独ではない死
     介護士の思い出話
     音楽セラピー
     届けられなかった想い
     極道が集まる病院

    第5章 救急外来
     虐待してしまった母親
     植物状態のお父さん
     絶望からの回復

    ●岡田久美(おかだ・くみ)
    東京逓信病院高等看護学院卒業。一定の勤務先を持たない、フリーの看護師。勤務先は病院・診療所など、求職時の気分や経験したい診療科目によるため、経験は多岐にわたり、経験勤務先は30件以上。いつでもどこでもどんなところでも勤務できるオールマイティな看護師を目指している。現在、『円まどか』などのペンネームにて、ゲーム(代表作は『白衣性恋愛症候群』『ソルフェージュ』)のシナリオやドラマCDの脚本を書くことを本業に、都内クリニックの非常勤看護師として、二足のわらじで勤務中。
  • 病院の役目はもちろん「病気や怪我を治す」ことである。しかし、場合によっては逆に症状が悪化することもある。 ニュースをにぎわす医療ミスだが、病院の現状を知る身にしてみれば、それは「当たり前」のことである。医療ミスは毎日のように起こり、その多くは患者に伝えられないまま隠蔽されているのだ。 1章・殺人手術 2章・院内感染 3章・不正利権 4章・職員腐敗 思わず、目を背けたくなる病院の姿がここに!
  • 新型コロナウイルスはどのようにして解明されたのか,なぜ基礎研究は重要なのか——

    この記録こそが、未来をひらく扉だ。

    新奇の研究集団を立ち上げ,走り続けた若い研究者たち。新型コロナウイルスを追った3年間をたどる。



    目次

    はじめに



    序章 コロナ前夜


    第1章 京都で緊急プロジェクト


    第2章 研究コンソーシアム立ち上げへ


    第3章 初期メンバーたち~合流の背景


    第4章 新型コロナウイルスの人工合成


    第5章 次々に現れる変異株


    第6章 即断即決、瞬発力で前進


    第7章 オミクロン株、出現する


    第8章 オミクロンの亜株を追って


    第9章 新たな一歩を踏み出す



    あとがき



    論文リスト
  • 中国に戻ればエリート公務員の未来が約束される……
    それでも僕は日本の患者を救うことを決意した

    異邦の医師が地域医療を担う開業医に——
    患者に頼られるかかりつけ医を目指した40年の軌跡
    ------------------------------------------------------
    本書は、日本の医療を学ぶために祖国を離れ、患者と向き合いながらひたむきに診療を続け、かかりつけ医として地域に根差した医療を提供してきた一人の中国人医師の軌跡を描いた本です。

    中国・上海に生まれた著者は、1984年に九州にある大学の医学部へ留学生としてやってきます。来日当初は、祖国とは違う日本の高度な医療を学び、その知識を活かして中国の医療に貢献したいと考えていました。しかし、大学院から医療現場に研修医として出た著者が目にしたものは、病院が遠方にあるために患者本人はもちろん、付き添いの家族も大きな負担を強いられている現状でした。中国よりも先に超高齢社会を迎えようとしていた日本において、適切な治療やアドバイスをする「かかりつけ医」として目の前の患者を常に身近で支えたい、という想いが強くなっていました。そうした強い使命感に駆られ、中国に戻らず日本で医師として活動していくことを決意した著者は2001年に自身のクリニックを開業し、以来、24時間365日、患者に頼られるかかりつけ医として地域医療に身を尽くしてきました。

    日本の医療に尽力してきた異邦人である著者は、今では地域患者にとって必要不可欠な存在となっています。遠く中国から海を渡り、日本の医療に貢献するため奔走してきた一人の医師による40年の記録をまとめた本書は、日本の地域医療でかかりつけ医に求められていることを、いま改めて考えるきっかけとなる一冊です。
  • この3年半あまり、政府は何を間違え、何処を向いていたのか?
    国民は何を信じ、何に騙され、何を失ったのか?
    それを見つめ、行動し続けた一人の町医者は何を感じ、
    何に怒り、何に負けたのか?

    ネットニュースはすぐに削除することができる。
    3年後には跡形もなく消されている都合の悪い事項もあるはずだ。
    しかし書籍は、百年経っても全部は消えない。
    後の世代にまで残すことができる
    大切なことはリアルタイムで何を考え、何をしたのか、だ。
    論より証拠、行動がすべてだと僕は常々思っている
    ―――長尾和宏

    「ワクチンを打てば、コロナを克服できるのですか?」
    「自然免疫とワクチン免疫は体内で共存できるのですか?」
    「ワクチン副作用や接種後死亡のニュースはなぜ、因果関係不明で終わるの?」
    「イベルメクチンのこれでまで有効を示す論文が偽造だらけってどういうこと?」
    「ワクチン後遺症のエビデンスが認められるときはくるのですか?」
    「なぜか大流行の帯状疱疹。ワクチンを打ったほうがいいですか?」
    「ワクチン接種後に急激に進行 ターボ癌はありますか?」
    「どうして日本は、こんなに冷たい国になってしまったのですか?」
    「長尾先生は、なぜそこまで闘えるのですか?」
     
    ワクチン禍でおかしな事がおこるたび、
    市民の質問にリアルタイムで回答していた、
    ひとりの医師の記録と、
    テレビや新聞が伝えてこなかった不都合なニュース、総まとめ。

    水俣病被害は、60数年経ってもまだ裁判をやっています。
    原爆症訴訟は、77年も経っています。
    同様にワクチン後遺症も、法廷の場で闘ったとしても50年仕事になるでしょう。
    そのとき、僕はとっくに死んでいます。
    泣き寝入りをしたらすべてが「なかったこと」として葬られてしまうのです。

    僕はこの3年間、すっかり騙されていました。
    自分の中に「ワクチン幻想」があったからでしょう。
    勉強不足でした。すみません。
    数十万人規模のワクチン関連死およびワクチン後遺症の人がいるのに、
    政治も行政も医学も被害の現実を正視せず、小さく見積もろうとしています。
    日本の政治は、弱者を切り捨て、
    強い者だけが生き延びられる未来へと向かっています。
    確かに高齢者が減れば、医療・介護・年金のリスクが減り、
    財務省は大喜びです。長尾が陰謀論に嵌ったと嗤う人は嗤ってください。
    僕自身「まさか、そこまでのことはしないだろう」とずっと疑っていました。
    でも、甘かったのです。
  • 日本の高齢化率がどれくらいか知っていますか? 
    なんと29.1パーセント。
    ほぼ3人に1人が、高齢者という世の中なのです。
    そんななか、当然増えてくるのが認知症です。
    認知症の人は2025年には700万人に増え、
    65歳以上の5人に1人は、認知症になるといわれています。
    この「大認知症時代」を加速させたのがコロナ禍です。

    この間までしっかりしていたのに、物忘れが増えた。
    妄想と幻覚でおかしなことを言うようになった。
    軽い認知症が、がくんと悪くなった
    コロナ感染やワクチン接種をきっかけに
    急激に認知機能が低下している人も多くいます。
    この本は、そうした方の助けにもなればと思っています。 
     ―――長尾和宏

    〇コロナの後、いろいろな認知症が増えている 
    〇若年認知症か? 若い人の急な認知機能低下も
    〇最重症形は、「ヤコブ病」!?
    〇〝治る認知症〟と〝長くつきあう認知症〟を分ける
    〇アミロイドβは本当に「原因」か? 
    〇アセチルコリンを増やすほど改善する?
    〇海馬が萎縮すれば認知機能が下がる、わけではない
    〇新薬「レケンビ」は有効か?
    〇薬害認知症から逃げよう!
    〇いちばんの治療・予防は歩くこと 

    軽度認知症から認知症になる人は半分。
    残りの半分は、健康な状態に戻る。
    じゃあ、後者になるには? 
    その方法をわかりやすく、大きな字でお伝えしています。
    そのカギを握るのは、画期的な薬や特殊な点滴ではなく、
    運動・食事・趣味・社会参加など、いたって単純な、
    そして前向きな日々の習慣です。
    よけいな情報に惑わされず、長生きして、
    軽い認知症になったまま人生の幕を閉じましょう。

    「コロナは怖い」と煽りまくるテレビや、
    オドロオドロシイ緊急事態宣言に怯え、
    自粛生活、マスク生活、過剰なワクチン接種を強いられた結果、
    驚くほど短時間で認知機能を悪化させていく人を目の当たりにして、
    いたたまれなくなりました。
    物忘れがひどくなった、頭に霧がかかったようにボーッとするという
    すべての人に手を差し伸べたくて、本書を書きました。
  • 訪問看護は看護のチカラを最大限に発揮できる
    やりがいのある仕事!

    看護一筋で病院から地域に飛び出した著者が語る
    可能性に満ちた在宅看護の魅力とは——
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    少子高齢化が進む日本において、医療・看護の世界では地域包括ケアのもとで病院から在宅への移行が求められています。しかし、高齢者に適切な在宅ケアを提供できる医療機関や事業所は不足しており、需要に対して供給が追い付いていないのが現状です。特に看護師についてはほとんどが病院のなかで看護に従事しており、訪問看護に携わっているのは全就業看護師のうちわずか3.9%にとどまっています。

    本書の著者も、以前は病院のなかで働く看護師の一人でした。著者はさまざまな病院で勤務するなかで、働きながら常に「病院では看護のチカラを最大限には発揮できない」と感じていたといいます。
    病院では運営方針に則ったクリニカルパス(診療計画)に従って行動することが求められ、医師を頂点とした厳然たるヒエラルキーが存在します。どんなに自分が患者に寄り添ってできる限りの看護を提供しようと思っても、大きな組織の一員として働く看護師は、何よりもまず病院のルールに則り、医師の指示に従わなくてはなりません。そこに看護師自身の意思や創意工夫は活かされにくいのです。
    在宅であれば「患者さんの心と身体に寄り添い、その人がもつ生きる力を支える」という看護師本来のチカラを思う存分発揮できると考えた著者は、2001年に病院から在宅看護の世界へ飛び出しました。現在は地域で療養する患者をケアすることを目的に、訪問看護ステーションのほか、看護師のみで運営する重症・重度介護者向け有料老人ホームを運営しています。

    本書では著者の経験をもとに、訪問看護の魅力についてまとめています。病院のなかで看護力を発揮できず悩む看護師たちに、あと一歩を踏み出す勇気と元気を与える一冊です。
  • 23年5月、「気弱な小市民を演じたら日本一」と称される俳優・小倉一郎が人気番組『徹子の部屋』に登場。ステージ4の肺がんからの生還を笑顔で告白し、大反響を呼んだ。20年以上前にタバコをやめたはずの体を直撃した、凄絶な闘病――名優は、いかにして命拾いすることができたのか? これまで詳細に明かせなかった復活までの歩みを、本人みずから語り下ろす。2時間ドラマのキーマン役や、俳句番組のガイドなど充実した役者人生を送る小倉に、突然の試練が降りかかったのは前年の春。まるで極太の包丁で刺されているかのような背中の激痛に耐えかねて総合病院を受診したところ、右肺を原発に胸骨・肋骨・リンパ節に転移したステージ4の進行がんが発覚。医師に「余命は1~2年」と宣告されてしまう。一時は死を覚悟したものの、愛娘の英断で、がん専門病院に転院。待っていたのは、明るく丁寧に接してくれる主治医やスタッフ、そして最先端の医療だった。
    その後の検査で脳転移も判明するなか、「やれることは、すべてやっていきましょう」と励ます主治医の言葉を信じ、人生初のがん治療に踏み出した小倉。これが運命を大きく変えることになる。目視できる範囲内のがんが消滅したのは、それから1年余り後のこと。まさに、奇跡は起きたのだ。
    一度は「治療不可能」と切り捨てられながら、なぜ劇的な復活を遂げることができたのか? 本書でその真相を余すところなく打ち明けた小倉は、こう訴える。「残念ながら、ステージ4のがんをすっかりなかったことにする“魔法の杖”はありません。どんなにいい薬も、体に合わなければ効きませんし、副作用もほとんど感じなかった僕は、たまたまラッキーだったのかもしれない。再発・転移を防ぐために、月1回の化学療法は今も必須です。でも、余命宣告を受けた時点で諦めなくてよかったのは確か。どうか皆さん、叩ける門は、すべて叩いてほしい。やれることがまだ残っている可能性に賭けてほしいんです」
    余命宣告から名優を蘇らせた「真実」とは? 絶望の淵から救ってくれた深い家族愛とは? そして、病を得たことで見出した希望の光とは? 生きることを決して諦めないための必読書。
  • 1918年のインフルエンザ・パンデミックに際し,その病原体がウイルスであることを示した日本人がいた.埋もれていた論文の著者山内保は,細菌よりも小さく「見えない」病原体に,どのようにして迫りえたのか.黄金期のパスツール研究所に連なる病原体の狩人たちの事績と人生をたどり,医学探究のドラマを描きだす.
  • 人の気持ちがわからない。人間に関心がない。コミュニケーションがとれない。勇太くんは、会話によって他人と信頼関係を築くことができない。それは母親に対しても
    同じだ。でも母にとっては、明るく跳びはねている勇太くんこそが生きる希望だ。
    幼児教育のプロとして活躍する母が世間一般の「理想の子育て」から自由になっていく軌跡を描いた渾身のルポルタージュ。子育てにおける「普通」という呪縛を問う。
  • 懸命に生きる子どもたちの人生に寄り添いたい

    一人の人間として、友人として——
    小児科医と難病を抱えた子どもたちとの物語
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    本書は、小児科医として難病を抱えて生きる子どもたちと接し、友人として
    ふれあってきた著者が、6つの実体験をもとに記したエッセイ集です。
    一人のダウン症の少女との出会いから小児科医の道を志し、40年にわたって
    たくさんの子どもたちを見守ってきた著者の軌跡が、
    人生を明るく生きようとする子どもたちへの温かい想いをこめてつづられています。

    著者は小児科医として地域の子どもたちの診察にあたるかたわら、これまでに3冊の
    絵本を出版してきました。著者のクリニックのなかには図書館が併設されており、
    子どもたちに読み聞かせのイベントを開くこともあります。
    絵本を書き始めたのは、難病を抱える子どもたちと長く接するようになったのが
    きっかけだといいます。もともと勤務医として大学病院の小児科で先天異常外来を
    担当しており、その後子ども病院勤務を経て、自身のクリニックを開業しました。
    そうした経緯もあり、開業にあたっては大学病院で生まれた難病の子どもたちを
    広く受け入れようと考えたのです。
    難病を抱えている子どもたちには、人生において多くの壁が立ちはだかります。
    一人で着替えができなかったり、トイレに行けなかったりと、常に周りの人たちの
    手助けがなければ生活できません。そのため健常者からすると、生きていくのが
    大変でつらい人生を強いられているように見えるかもしれません。
    しかし、そんな子どもたちを生まれたときからずっと見守ってきた著者からすれば、
    それは大きな誤解であり、むしろ明るく前向きで、将来に大きな可能性を秘めた
    すてきな子どもたちだといいます。彼ら彼女らが自分の得意なことを見つけ、
    驚くべき才能を発揮する光景を何度も目にしてきた著者は、難病を抱えた子どもを
    主人公にした絵本を書き、同じような境遇の子どもたちに将来に希望をもって
    生きてほしいと願ってきました。

    今回は絵本ではなく、これまで出会った子どもたちが著者に見せてくれた奇跡を
    より多くの人に伝えたいという想いから、書籍として文章でエピソードをまとめました。
    本書が全国の難病を抱える子どもたちの家族や、関わる身近な人たちの希望の光となり、
    子どもたちが自分の人生を輝かせるきっかけとなってほしい、
    そんな著者の思いがこめられた、心温まる一冊です。
  • 2001年の池田小事件をきっかけに、05年に施行された「医療観察法」。この法律では、殺人、傷害、放火、強盗、強制性交、強制わいせつを行い、刑法第三九条の規定によって、心神喪失者または心神耗弱者とされ、無罪、あるいは執行猶予、不起訴、起訴猶予になった人を、「加害者」という代わりに「対象者」とする。対象者は精神科病院での鑑定入院を経て、地方裁判所で医療観察法の処遇を受けるかどうかの審判を受ける。医療観察法が適用されるとなった場合、医療観察法病棟のような指定入院医療機関への入院か、指定通院医療機関への通院が決定する。
    全国に35施設ある医療観察法病棟では、どのような治療が行われているのか? 対象者はどのような過程を経て、社会に復帰するのか? 病棟内を取材し、現場で働く医療者、退院者、被害者遺族、法律に反対する人など、さまざまな立場の人を訪ね、制度のあるべき姿を考えるルポルタージュ。

    【目次より】
    第一章 「対象者」
    第二章 医療観察法病棟
    第三章 医療観察法の誕生
    第四章 医療観察法病棟の内側から
    第五章 医療観察法病棟立ち上げのエキスパート
    第六章 医療観察法に異を唱える人たち
    第七章 元対象者が感じる負の刻印
    第八章 医療観察法反対運動の源流としての社会運動
    第九章 被害者の悲痛な思い
    第十章 医療観察法と社会復帰
  • 若き臨床心理学者の冒険譚にして青春物語

    われらがカウンセラー、東畑開人の一般書デビュー作、文春文庫版の電子書籍化。

    文庫版あとがき「8年後の答え合わせ、あるいは効果研究」を付した完全決定版です。

    人生に痛めつけられたからこそ、
    人を癒やす力を得た野生の医者たち。
    彼女・彼らと共に過ごした
    灼熱のフィールドワークの記録!

    気鋭の心理学者にしてカウンセラーは、精神科クリニックを辞め、学界を揺るがすこと必至のフィールドワークを開始。沖縄で人々の心を癒やし続ける謎のヒーラー達を取材しながら自ら治療を受け、臨床心理学を相対化しようと試みた。「野の精神医療」と学問の狭間で辿り着いた驚愕の発見とは? 涙と笑いの学術エンタテインメント。

    単行本:2015年8月 誠信書房刊
    文庫版:2023年9月 文春文庫刊
    この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 50代の働き盛りに前立腺がんが発覚した。子供はまだ幼いし、大河ドラマ「真田丸」の執筆も控えているし……。そんな脚本家が信頼できる主治医と出会い、不安を感じずに手術
    を受けることができた。術後5年、「前立腺がんは怖くないし、〝がんと闘う、生還する〞というイメージを変えたい」と、マジメで明るく笑える対談集が誕生!
  • 命の終わり、その場所はどこがいいですか?

    住み慣れた自宅で幸せな最期を迎えるために。
    親子の絆を探す3年間の遠距離看取り体験記。

    (目次)
    第1章 看取りのはじまり
    第2章 介護保険が打ち切られた
    第3章 コロナ禍の葛藤
    第4章 父と娘の終末期
    第5章 臨終まで
    第6章 看取り後の気づき

    〈父は入院も施設入所も拒み、住み慣れた家でひとり暮らしをつづけた。
    私は終末期の父に付き添い、介護し、
    死にゆく傍らでその一部始終を見ていた。(中略)
    あくまでも個人的な体験ながら、父と私に降りかかったさまざまな出来事を
    ありのままに綴りたい。父と同じように住み慣れた家で最期を迎えたい人、
    家族を在宅で看取りたいと思う人たちに「家で死ぬ」というリアルを伝え、
    真に納得した最期が訪れるよう、本書が一助となることを願っている〉
    (「はじめに」より)
  • 障害者19人が殺害された相模原殺傷事件。
    報道は過熱し、被害者の名前が伏せられたことで、
    犯人の不気味な笑顔やコメントばかりが垂れ流された。

    「障害者なんていなくなればいい」…その思想に、賛同する人も少なくなかった。
    誰もが心のおりを刺激され、異様な空気に包まれるなか、
    平穏を取り戻させてくれたのは、ある障害児の父親が綴った息子への想いだった――

    著者は17歳の自閉症の長男を持つ神戸金史。
    RKB毎日放送の東京報道部長であり、前職は毎日新聞の記者だった。
    報道する立場の人間として、障害児の父親として、今なにができるのか――
    長男が自閉症だと知った頃、自閉症について調べる中、
    母子の無理心中の原因に、自閉症の子の存在があることが多いと気づく。
    世間にそれを知ってほしい、支えてあげてほしい、
    障害のある子を殺さないでほしいと願い、
    新聞記事に連載したり、ドキュメンタリーを制作し、話題を呼んだ。

    本書では、詩とともに、長男の生い立ちから障害に気づいた経緯、
    障害を受け入れられなかった悔悟、息子をどう育ててきたかなど、
    過去の記事も織り交ぜ、長男とともに歩んだ17年の軌跡を綴る。

    記者として、父として、息子への想いがすべて詰まった渾身の一冊!さらに、
    妻と次男が初めて、心の内を明かした文章も収録。
    障害児の家族が、今回の事件で抱いた想いとは…。
    切なる叫びに胸が震える!
  • この5月で新型コロナは2類から5類に移行し、日本のパンデミックもやっと終わりを告げることになる。
    世界でパンデミックが発生した当初こそ、欧米での死者のあまりの多さに比べ、日本ではそこまでの被害が出ていなかったことから、ファクターXなどと、日本の特殊性を賛美する声があがった。しかし、それは幻想だった。欧米ではいち早くパンデミックを終息させ、マスクのない日常を取り戻しているのに、日本ではだらだらと感染拡大は続き、まる3年たってもマスクを外せない暮らしが続いている。
    なぜなのか。
    それは、日本が人権を制限できない国だからだ。
    前の戦争の反省から、日本は人権の制限に極端に及び腰な国家になった。
    しかし、感染症対策は、どこかで人権を制限しなければ効果的に行えないところがあるのだ。たとえば行動の自由を制限するロックダウン。欧米ではほとんどの都市でロックダウンが行われたが、日本では「お願い」「自粛」のレベルでしか行動は制限されず、感染は拡大を続けた。
    ワクチンの接種も「推奨」であって「義務」ではない。今回がパンデミックは史上初めてワクチンによって終息することは最初から明らかだった。それでも、ワクチン接種を義務化できなかったことで、いつまでも重症者が減ることがなかった。

    本書はWHOで感染症対策に従事したおともある筆者による、新しい自由論である。
    人権は大切だが、それが制限される局面もある。国家は国民を説得し、そのことを許してもらわなくてはならない。それこそが、今後、国家に期待される役割なのである。

    国民は3年間、不自由に耐え、できることはすべてやった。あとは政府の決断だけだ。
  • 2016年、大阪市に日本初の民間小児ホスピス「TSURUMIこどもホスピス」が誕生した。ここは死を看取る場所ではない。難病の子供に苦しい治療を強いるのではなく、短い時間であっても治療から離れ、家族や友人と笑い合って生涯忘れえぬ思い出を作る手助けをする施設なのだ。設立に向けて奮闘した医師、看護師、保育士たち。そして自分の人生を守り生きるために声を上げた子供たちの感動の記録。
  • シリーズ6冊
    1,9802,200(税込)
    編著:
    森達也
    レーベル: ――
    出版社: 論創社

    100年に一度と言われる感染症の蔓延に、日本の社会はどのように対応したのか、また対応しなかったのか。深刻な事態を風化させないために記録しよう、という共通の思いで、森達也のかけ声のもと、論者たちが集結した。
  • 「Vシネマ」という言葉をご存知だろうか?

    小沢仁志、白竜、哀川翔、竹内力など
    数多くの名俳優を生み出した任侠作品たち。
    そんなVシネマが、2000年代から急激に
    「衰退」してしまったことは、ご存知だろうか?
    そして衰退の一途を辿るVシネマの枠を超え、
    2022年現在に大躍進を続ける

    「日本統一」という「任侠ドラマ」……
    いや、「モンスターコンテンツ」を、あなたはご存知だろうか?


    (本書目次)

    プロローグ 「日本統一とは」?
    「日本統一」の基礎知識/「日本統一」に秘められた魅力/「日本統一」の躍進

    第一章 日本統一が生まれるまで
    ライツキューブとは?/最先端のトレンドを見る、ということ/クレームを恐れていては、良いものは作れない/常にアップデートをしていくために/「エグゼクティブ・プロデューサー」という存在/営業と制作の垣根を超えて

    第二章 「面白さ」とは何か?
    「任侠作品」の衰退と、その裏側/「任侠作品」=時代劇? 共通点から見る需要とは/「コンテンツ」とは、時代と共に変化するもの/脱・Vシネマ!? ——シリーズ継続のために実行した5つのMission

    第三章 「抗う力」より「再生する力」
    「日本統一」の変革 ~得たもの、失ったもの~/コロナ禍、その時「日本統一」は/転んだからこそ見える景色がある。大切なのは、また歩き出すこと

    第四章 「宣伝費」なんか、いらない。
    ニッチから、マスへ ~宣伝費の使い方~/SNS時代の“繋がり”/巻き込む力 ~TOP OF TOPとの仕事~/展開を広げる宣伝の場所/「所詮、Vシネマだろ?」という空気を壊すために/営業職に絶対必要なもの、「自信」「根拠」「安心感」/組織が人を腐らせてはいけない/興味を持ってもらうためには、何がきっかけだっていい/ライツキューブ配給作品/ライツキューブ製作、若手クリエーターの輩出作品/若い心を潰さないために企業ができること、とは

    第五章 結局、チーム力が一番の武器になる
    和気藹々、けれど侠和会のような撮影現場/人間臭さを認め合う/今の仕事は、楽しいですか?

    頑張っている人間は見放さないっていうのが俺と鈴木さんのルール。          ――本宮泰風
  • 本当の敵は、ウイルスではなくて人間なんじゃないか。
    「指定感染症2類相当から5類へ!」
    「イベルメクチンを開業医の武器に!」
    「ステイホームで高齢者を閉じ込めて認知症を悪化させている!」

    …… 何か提案をするたび、「町医者のくせに」と叩かれ、
     おかしな医者だと指さされた。
     しかしこの人間が地域を守り、多くのコロナ患者を救ったのは、
     まぎれもない事実である。

    「僕がこの1年半以上言い続けたことが、ようやく実現に向って動き出す。
     すぐに変わるとは思えない。だけど、これからも言い続ける。
     コロナでもう、ひとりも、死なせたくない。ひとりも、死なせへん。
     そのために僕は、もう少しだけ町医者として頑張ろう」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    人々の生活に密着した地域包括ケアの現実を、
    コロナ分科会の専門家たちは知らないし、
    為政者たちも町医者の意見に耳を傾けてこなかった。
    だから、市民生活が破壊されることなどお構いなしに、
    1年半以上にもわたって自粛を要請し続けることが平気でできるのだ。

    本書は2020年1月より2021年8月の長尾和宏のブログから
    主にコロナ関連の記述を抜粋し加筆、編集したものである。
    一人の町医者の闘いの軌跡であると同時に、
    日本のコロナ対策を振り返るための、貴重な記録にもなった。
    まるで、カミュの「ペスト」のように。


    もし、長尾先生の提言が間違っているというのなら、
    より具体的で実現可能な対案を出すべきだ。
                ――鳥集徹 (本書解説より)
  • 科学界のエンターテイナー、リンデン教授率いる神経科学者のドリームチームが研究の一番面白いところを語る。10代の脳、双子の謎、知覚の不思議、性的指向、AIと心…脳を揺さぶる37話
  • 受け皿が、ない――
    気鋭のジャーナリストが、コロナワクチン接種後に体調に異変を来し
    日常生活を送れなくなった人達から丁寧にその症状と、経緯を訊いた。
    因果関係不明、デマ、反ワクと切り捨てて嗤うのは、
    この本を読んでからにしてほしい。

    コロナワクチンを打った直後から、著しく体調が悪化。
    それなのに、
    「気のせい」「因果関係不明」「精神科へ」しか言わない医者。
    補償する気のない国家。人生を、返せ。

    「毎日死にたいと思うくらいに、
     生きるのがしんどい身体になってしまった。
     私は自ら接種を望んだけれど、過去に戻れるなら、
     このワクチンは絶対に打たなかったと思います」
    ……第4章に登場する当事者の言葉より

    第1章 胸痛、動悸、呼吸困難
    …… 症状のオンパレード、崩れる日常生活

    第2章 脱力感、筋力低下、歩行困難
    ……容赦なく現れる血液異常、予測不能の痛みと痺れ

    第3章 頭痛、耳鳴り、ブレインフォグ、倦怠感
    ……次第に寝たきり状態に

    第4章 持病の悪化、胃腸障害等
    ……医者の言葉に切り裂かれる心、もう死んでしまいたい

    第5章 なぜワクチン後遺症が起こるのか
    ……mRNAワクチンとの関連を指摘する学会

    第6章 いずれ歴史に証明される、国家の闇
    ……杜撰すぎる厚労省のデータ、有害事象は申告の30倍!?、
      冷酷すぎる政府の対応、容赦なく現れる血液異常、
      予測不能の痛みと痺れ

    政府も医学・医療界も大手メディアも、
    頭痛、発熱、腕の痛みといった短期的な副反応については知らせても、
    こうした命にかかわる重大な副反応が起こり得ることを
    国民に積極的に伝えようとはしなかった。

    なぜ彼らは伝えようとしなかったのか?
  • 溺死が先か病死が先か? 

    CT、MRI、PETの画像から、
    目の前にいない患者の真実、事件の真相を見つけ出す、
    緊迫の医療ノンフィクション。

    完治を可能にする治療には、前もっての正しい画像診断が欠かせない、
    犯罪を立件するためにも、冤罪を防ぐためにも、画像診断は重要な意味を持つ。
    そこに関わる放射線科専門医を、もっと増やさねばならない。

    本書では、画像読影の意義を理解してもらうべく、私が取り扱った事例を、
    ごく一部ではあるが画像付きで紹介していく。
    (本書「はじめに」より)

    放射線診断医がCTやMRIなどの画像を読み解く「読影」をテーマにしたノンフィクション短編集です。

    診療科の専門化が進む中、放射線診断医は主治医とは別の広い視野で
    全身を診る重要な役割を担っています。

    米国では「ドクターズドクター」と呼ばれ、地位も報酬も高い。
    しかし日本では、患者と接する機会が少ないためか、一般への認知度は低くとどまっています。 

    「主治医が判断できない画像から答えを導き出す」
    「主治医の見立てに対して幅広い知識と読影の技術で間違いを指摘する」。

    人の生死に直結する判断だけに、責任は重いがやりがいのある仕事です。
    また、画像となった患者の背景には、病気や怪我に至る人間ドラマがあります。

    放射線診断医が画像やデータを駆使して、
    目の前にいない患者の真実を推理していく過程は大変興味深いものです。 
    それぞれのストーリーの冒頭にCTやMRIなどの画像を掲載し、
    画像の解説から背景となる患者を取り巻く人間模様へと展開していきます。
  • 10万人に1人の稀少がん・ジストを患いながらも、”心の免疫力が上がる言葉”を支えに生きる緩和ケア医・大橋洋平先生。昨秋、NHK『ニュースウオッチ9』でその前向きな闘病姿が報じられ、大きな話題を呼んだ。著書第4弾となる本書のテーマは「奇跡」。肝臓転移が判明した日を1日目として数える「足し算命」がついに1000日を突破した背景とは? そして見出した”生きる奇跡”とは? 読むだけで胸の痛みがスッと消える「心の抗がん剤」。
  • シリーズ2冊
    1,5001,650(税込)
    著者:
    今明秀
    レーベル: ――

    「何のために医師になったのか。瀕死の患者を救うためだろう。目の前の患者に全力を尽くせ。」「劇的救命」とは、絶体絶命の患者を救う意で、今氏のチームポリシー。救命救急の専門医である著者は、ドクターヘリ、ドクターカーを同時に現場に急行させる八戸独自の「サンダーバード作戦」で、医療過疎地の重傷患者を次々と救う。どちらか無駄になっても、救える可能性があれば手を尽くすのが信条だ。八戸ERでは、「奇跡はよく起こる」という。本書は、いま日本の救命救急分野の先駆者の一人、今氏のこれまでの人生とERスタッフたちとの日常を追う迫真のドキュメントである
  • ビル・ゲイツが「読むべき5冊」に(2021年末発表)に選出!

    「生命科学の最前線を知る絶好の書。多くの人に読んでもらいたい
     大変優れた本」――ノーベル賞生物学者・大隅良典氏推薦!

    世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』評伝作家による最新作!

    米Amazonで1万レビュー超え、平均4.7★ 。全米ベストセラー遂に上陸!
       
    遺伝コードを支配し、コロナも征服。ゲノム編集技術クリスパー・キャス9を開発しノーベル賞受賞し、人類史を塗り替えた女性科学者ジェニファー・ダウドナが主人公。

    20世紀最大の「IT革命」を超える大衝撃、「生命科学の革命」の全貌を描き尽くした超弩級のノンフィクション。
  • 臨床試験で女性が排除される、コロナ禍でマイノリティの人々が受ける影響、アメリカで中絶の権利が争点になる理由は

    著者がアメリカで出産したとき、彼女は死にかけた。痛み止めが効いていないと訴えても無視された。痛みを証明するために手術台まで歩くように言われた。
    彼女はこの医療トラウマ体験をきっかけに、女性の痛み、特に有色人種の訴えがまともに受け止められない事実を、
    あらゆるデータ、記事、証言をもとに執筆した。
    さらにコロナ禍で女性、マイノリティの人々が受けた甚大な影響も考察する。
    初期設定が男性になっている現状は、医療ケアにおいても例外ではない。
    「女の痛み」が軽視されている事実と、医療ケアにおける性差別・人種差別に切り込むノンフィクション。

    「女性の痛みという概念が、世界中でどのように捉えられ、管理され、考えられているかを見れば、それは常に男性や『文化』によって定義されてきたことがわかる。多くの社会では男性による支配が続いていることから、女性の痛みや苦しみに対する世界の認識は、女性ではなく、男性によって確立されてきたのだ」(「日本の読者へ」より)

    「困惑させられたのは、『女性は自分の健康や身体について決めることができない』と、いまだに世間が思い込んでいる点だ」(5章「知られざる女性の身体」より)

    「私はできる限り、フェミニズムと平等主義を重んじる結婚生活を送っていた。そんな夫婦ですら、コロナは伝統的な男女の断層を露呈させた。ロックダウンで誰もが自宅で仕事をするようになれば、より稼ぎの多い人の仕事が優先されるようになる。気づけば夫は自宅のオフィスを占拠しており、私はやむをえず家庭という領域に追いやられた。まるで、1950年代の主婦みたいに」(5章「知られざる女性の身体」より)

    (目次)
    日本の読者へ
    本書に寄せて――ジェシカ・ヴァレンティ
    はじめに

    第1章 私が出会った最初のフェミニスト
    第2章 バングラデシュ女子、キャピトル・ヒルに立つ――アメリカでの中絶の権利をめぐる混沌
    第3章 気のせいにされる有色人種の女性の痛み
    第4章 見えない症状
    第5章 知られざる女性の身体
    第6章 コロナ禍で妊娠するということ
    第7章 代替手段の模索
    第8章 自分の体の声の一番の代弁者になるには
    第9章 自分の声を届ける

    おわりに
    謝辞
    訳者あとがき
    出典
  • 1,650(税込)
    著:
    岡美穂
    レーベル: ――

    何のために看護師になるのか?
    本書はその道筋を照らす光となる!
    ――順天堂大学学長 新井 一

    どれだけ医療が進んでも、病になる怖れは誰にでもある。
    病になった人の治る力をできるだけ引き出し、病という難局を一つずつ解消していくのが医師であり、看護師である。
    看護師である著者が、患者に対して、最良の対応をしていく知恵をどのように獲得していったのか?
    著者自身の看護体験を基に、看護の心をわかりやすくひも解く。
    看護を目指す人だけでなく、看護の心を活かして生きたい人々への、ヒントとなる心のメッセージ。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    すい臓がん、ステージ4―。2018年7月、一人の新聞記者が、がん宣告を受けた。当時52歳。死への恐怖と向き合い、自らの闘病記録を発信し続けた。新潟日報紙上での3年近くにわたる連載を書籍化。
  • 2050年には毎年1000万人が命を落とすと言われている、抗生物質が効かない細菌「スーパー耐性菌」。有効な抗菌薬はないのか。ニューヨーク・プレスビテリアン病院の勤務医である著者は未承認の治療薬「ダルバ」の実用化を目指して、治験への取り組みを始めるが一筋縄ではいかない医療現場の実情が二人を阻み……。患者たちの人生を通して、また医療の歴史を紐解きながら、感染症治療の最前線を描く迫真の医療ドキュメント。
  • 46歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された夫とそれを見守る妻

    絶望の淵にさした光、仲間たちとの出会い、当事者とその家族だから伝えられること。

    京都市の下坂厚さんは46歳の夏、アルツハイマー型若年性認知症の診断を受けました。
    簡単な計算を間違えたり、家に忘れ物をしてきたり、なんだかおかしいな……ということが少しずつ増え、もの忘れ外来を受診。
    「病名を聞いたときは、比喩でなく、本当に目の前が真っ暗に……」。
    診断後、働いていた鮮魚店を辞め塞ぎ込んでいた下坂さんを、妻の佳子さんは見守り続けました。そんな絶望の淵に光がさします。
    認知症当事者を支援する団体との出会いをきっかけに、下坂さんは介護施設でケアワーカーとして働き始めます。
    そして、同じ病気の人の姿を見て勇気づけられたように、自分を見て勇気づけられる当事者や家族はきっといるはずという思いから、現在は認知症について広く知ってもらうための啓蒙活動にも尽力しています。
    若年性アルツハイマー型認知症と診断された夫とそれを見守る妻が、当事者とその家族だからこそ伝えられることを綴る1冊です。

    第一章 46歳、認知症になる
    第二章 絶望から希望へ
    第三章 当事者だから、できること
    第四章 認知症と向き合うということ
    第五章 夫婦のこと、写真のこと、これからのこと
    関係者に聞く 「認知症の当事者の方に働く場所を提供するという取り組み」
  • 新潟県上越市にある介護老人健康施設「サンクス米山」で施設長を務める医師がいる。原田雷太郎。今年還暦を迎える内科医だ。彼は約100人いる入居者の健康管理を一手に引き受けている。一人ひとりの様々な状況を把握し、健康な日常、幸せな最期を迎えられるように、原田は毎日、真摯に患者と向き合う。
     これだけ聞くと、やさしい真面目な普通のお医者さん像が浮かぶ。たしかに原田は真面目でやさしいお医者さんだ。ある一点を除いては……。
     原田は13年前、46歳のとき、持病である糖尿病の合併症で突然意識を失い、自宅の階段から転落する。その結果、脊椎を損傷し、首から下が動かなくなる。わずかに動くのは右手の人差し指と親指だけという重度障害者となったのだ。今でも原田の首から下は動くことはない。
     普通なら、、一生、寝たきりで暮らすはずだった。しかし、原田は、重度の障害を負っても、社会人として生きること、そして、医師として生きることをあきらめなかった。幸いないことに、頭脳の機能は失われなかった。昔と違って、テクノロジーはかなり進歩している。ハイテクの車いす、ノートパソコンなどを駆使すれば、内科医として生きていくことは可能なはずだ。
     原田は苦しいリハビリを乗り越え、医師として現場に復帰する。もちろん、介助は必要だ。ベッドから車いすに移るだけでも3人の力が要る。そうした援助には深い感謝の気持ちを持っている。しかし、患者さんにとってもっともよき医師となっている。これは奇跡の物語ではない。また、障害者と社会といった大きなテーマを扱ったものでもない。「あきらめない男」の努力のドキュメントなのだ。
  • 若き精神科医の挑戦。心の奥の叫びを素直に受け入れよう……気鋭の精神科医と患者さんたちとの交流から見えてくる本当の治療ーー白衣を着ないで診察するぼくのスタイルは、できないことがたくさんありますという無言の表明です……。患者に対して、医者に過度の期待をするな、と警告する若き精神科医・伊波真理雄。自らの過去をさらけ出し、患者と本音で対峙して見えてきたものは、いったい何だったのか。感動のルポ。
  • 日本社会の病理を撃つ! なぜ働きざかりの男が? 悲痛の深層を抉るルポ。「人員減だから頑張る→苦しくても我慢→うつ病→自殺」の回路を断て! ーー〈すまん! 申し訳ない! どうしたらよいか分らなくなった〉と遺書を残し、入水自殺した男性管理職。自殺者の数が、年間3万人を超えた。なかでも、働きざかりの男が目立つ。不況、リストラ、過労……ストレス社会が「最悪の選択」へ追い込むのか……。14人の悲劇を辿り、家族の苦悩と社会病理を抉る渾身のルポ。
  • 元脳外科医で、最高学府の教授でもあった夫・若井晋。
    その彼が若年性認知症になるとき、本人は、そして家族は、どうしたのか。

    長い苦悩をへて病を受け入れ、新たな道へと踏み出した
    夫婦の軌跡を、妻・若井克子が克明に描き出す。

    ●当事者・若井晋が語る「認知症の人から見た世界」とは?
    「最初は『何でだ』と思っていました」
    「けれども私は私であることがやっとわかった」
    「私が見ている感じと、みなさんが見ている感じが違うんです」
    「僕の住んでいる世界は、たいへんなんだよ」
    「『大変だったなあ』と一言、言ってくれればよかった」

    【著者・若井克子の言葉・・・本文より】
    晋は若年性アルツハイマー病になって、知識を、地位を、職を失った。
    それは、世間からは「地獄」に見えるのかもしれない。
    だが私には、むしろ、すべて失ったことで「あるがまま」を得て、
    信仰の、人生の本質に触れたように感じられるのだ。

    病は人生の一過程に過ぎない。認知症になっても、私は私であることに変わりはない――。
    認知症患者800万人時代を生きるための必読書がここに!
  • 感染症を予防する・重症化させない・後遺症を軽くする
    ……それ全部、漢方の守備範囲です!

    パンデミックに対して、
    漢方治療を一次予防として活用することが
    理に適っている理由は以下の通りである。

    ① 漢方の薬理作用は、生体防御能を引き出すのが主であり、
    病理微生物が不明の時点から使える。

    ② 耐性菌、耐性ウイルスを作らない。

    ③ 細菌に対しては抗菌薬の開発、
    ウイルスに対してはワクチン製造までの時間を稼げる。

    ④ 重症化が予防できれば、医療崩壊を防ぐことができる。

    こうした利点をもっと広く理解してもらうためには、
    感染症に対する漢方治療の基礎・臨床研究を
    積み重ねていく必要があるのだが、
    パンデミックに対して「漢方が使える」ことは
    もっと知られるべきだと強く思う。

    ・・・・本書「序章」より・・・・


    新型コロナを乗り切っても感染症問題は今後も続く――

     本書は漢方の基礎知識から中国・韓国などの
     感染症に対する伝統医療の最新事情、
     感染症に罹りにくい体づくりまで、
     日本漢方医学の第一人者である現役医師が、
     感染症と対峙した画期的な一冊です!
  • NHK、朝日新聞等メディアの注目を集める「がんを生きる緩和ケア医」大橋洋平先生の著書第三弾。長引くコロナ禍、免疫系統に打撃を受けるがん患者にとっては厳しい日々が続く。だが、先生は笑顔で語る。「体の免疫力は残念ながら下がる一方でも、心の免疫力は日頃の考え方、行動のしかたひとつで上げることができる」と――。つらい気持ちをスッとほぐす言葉の薬は一生の効き目あり!! 「生きることをあきらめない」ための処方箋。
  • 「この新しい本で台湾の人々から日本の友達に
     温かい想いを伝えたいと思います。
     また、国民と政府の協力により、新型コロナウイルスを克服し、
     健康で安全な生活を取り戻すことができると信じています。
     ありがとうございました」  ――オードリー・タン

    彼女のことを話すとき、
    「IQ180の天才大臣」を枕詞にするのをそろそろやめよう。
    オードリー・タンの思考は、そんな数値では語りきれない。
    そして、私達ひとりひとりが、彼女の思考を知ることで、
    この社会を変えていくヒントを得ることができるだろう。

    オードリーはこう言っている。
    「情熱や使命感は一定の時間を過ぎると使い終わってしまう
    けれど、楽しさを原動力にすればずっと続けることができる」
    ――まずは、楽しむこと。

    オードリー・タン公認本!
    台湾在住10年のノンフィクションライターによる独占インタビュー。
    オードリー氏が今、台湾政府の中で推進している、
    「ソーシャル・イノベーション」を軸に仕事の仕方、コロナ対策、
    アイディアを行動に移す方法、人との繋がり方、おすすめのデジタルツール、
    これからの社会を良くするために何ができるか? 等々を縦横無尽に、
    時にはユーモアを織り交ぜながら語っている。

    台湾在住の著者である近藤弥生子氏は、
    オードリー氏とその周辺の人達の言葉を一言一言、丁寧に掬い上げて取材。
    台湾と日本の垣根を超えて、アフターコロナに私たち一人一人が
    どう社会と関わっていけばより良い未来を作れるのか、
    多くのヒントを示唆してくれる内容となった。

    ~彼女の人生をまとめる伝記ではなく、これまでの日々に彼女が何を思い、
    どのように考え、どう行動しているかについて考えてみたい。
    これが、政治ジャーナリストではなく生活者視点で物書きをしている私が、
    本書を書くにあたって大切にしたことである。
    本書を手に取ってくださった方の心に、少しでも「何か」が宿ることを願って~ 
    ――著者
  • 1万人のアトピー患者と向き合いながら、
    「食事とアレルギー」の研究を長年続けてきた名医と、
    通うだけで心身ともに元気になると注目の「奇跡の幼稚園」園長による、
    今日から出来る食事改善で治すアトピー治療の提案。
  • 日本の医療を本気で憂う医師とジャーナリストが語る、鉄門の錆。

    東大医学部の人たちに恨みも嫉妬も何もありません。
    むしろ偏差値でトップを獲れるような才能の持ち主は、
    「国の宝」とすら思っています。
    でも、そんな「国の宝」を社会が活かし切れていない。
    そのことを、とても残念に思っているのです。
    それどころか、もし若い人たちの才能をスポイルしてしまっているのだとしたら、
    我々大人たちの責任は重大です。  ――鳥集徹

    東大理Ⅲに入った子は、その合格に胸を張っていいと思いますが、
    東大の中で出世すればいいという悪しき価値観に染まってほしくありません。
    自分の実力で勝負しその能力をいかんなく発揮してほしいし、
    それによって日本の医学をより良いものにしてほしい。
    教授と喧嘩になってもいい。
    ある種の宗教団体のようになってしまった東大医学部が変わって、
    若者たちの才能が発揮できる場にならなければ、
    日本の医学はお粗末なままです。  ――和田秀樹

    現代の医療と教育に横たわる問題が「東大医学部」を語ることで見えてきました。
    忖度なし! ほとんど実名! だけどこれは悪口ではない。未来への本気の助言です。
  • 1,430(税込)
    著:
    長尾和宏
    レーベル: ――

    本邦初の「薬のやめどき学」。
    「高血圧の薬」「糖尿病の薬」「コレステロールの薬」「骨粗しょう症の薬」「睡眠薬」「抗不安薬」「抗生物質」「胃腸薬」「抗認知症薬」……
    薬が増えるたびに、体調が悪くなっていませんか?
    薬には必ず副作用がある!
    多剤投与になれば、副作用は無限に増える!
    しかし、医療には「やめどき」という概念があること自体、ほとんどの医者が知らない。
    いや、考えたこともない領域なのか。
    みんな始めることばかり研究している。
    本書は「薬のやめどき」から、長生きと健康について指南した本である。
  • 桜が咲き、珍しく雪が降ったその季節、少年は静かに静かに天国へ旅立った。

    十歳の兄・拓ちゃんが病気になった。
    それもグレードⅣの脳腫瘍――。
    その日から、ボクらの新たな日々がはじまった。
    二年間、難病と闘った家族の記憶の物語。
  • もしかするとそれ、「ナルコレプシー」かもしれません。

    小学生の頃にナルコレプシー(過眠症)を発症して以来、「眠ってしまうこと」で様々な偏見を向けられてきた筆者。十分に眠っているはずなのに、楽しい会話中、大事な試験や会議、そして運転中にも突発的に襲ってくる睡魔。
    この病を個性ととらえ医療職員として就職するも、周囲の理解が得られず退職。生きていく上で多くの不利益を経験する中で生み出した、ナルコレプシーとの上手な付き合い方、そして周りの人たちからの理解を得る方法をお届け。
    病を抱えながらも活躍している方との対談も収録。

    【著者】
    川崎 俊(かわさき すぐる)
    一九九二年静岡県出身。中学一年でナルコレプシーの診断を受け、眠気と闘いながらの日常生活を余儀なくされる。地元公立病院、一般企業を経て、個人事業主として独立・起業する。「治療院経営」と「向き合い方からビジネス立ち上げのサポート」をする傍ら、自主制作の本を個人で出版したり、なるこ会の理事として活動したりしている。啓発活動もウェブメディアやTV番組などにも取り上げられ、セミナーや学校での啓発講座なども行っている。
  • 新型コロナワクチンの有効性と副作用の実態。

    ワクチンを打つ前に知ってほしい最新情報を公開!

    第1章 変異株の疑問に答える
    第2章 ワクチンの必要性
    第3章 よくわかる免疫の仕組みQ&A
    第4章 人々が知らされていないワクチンの不都合な真実
    第5章 コロナワクチンの特徴と臨床試験
    第6章 ワクチン接種後の死亡例と副作用
    第7章 日本人の副作用死の実情
    第8章 結局、ワクチンは打った方がいいの? etc

    新型コロナとワクチンについて、わかりやすく解説しています。

    ・インド株は本当に脅威なのか?
    ・日本人にアナフィラキシーショックが多いのはなぜ?
    ・新たな副作用「血栓症」と「脳卒中」はなぜ起こるのか?
    ・副作用は女性に多い、は本当か?
    ・若い世代にワクチンは必要なのか? 

    これからワクチンを打つ予定の若い世代やお子さんのいる親御さんたちにも広く読んでいただきたい一冊。

    (底本 2021年7月発行作品)
  • シリーズ2冊
    913935(税込)
    著:
    宮下洋一
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    あなたの生き方を変える。

    世界の医療現場で、安楽死合法化の気運が高まっている。超高齢社会を迎えた日本でも、昨今、容認論が聞こえてくるようになった。しかし、実態が伝えられることは少ない。

    安らかに死ぬ――その柔らかな響きに、欧州在住の筆者は当初懐疑的だった。筆者は、スイスの安楽死団体でその「瞬間」に立ち会い、またはアメリカやオランダで医師や遺族と話を交わすなかで、死に対する考えを深めていく。

    文庫解説で武田砂鉄氏はこう書く。
    <本書から繰り返し聞こえてくる著者の吐息は、安心感なのか戸惑いなのか疲弊なのか、読者はもちろん、それは著者自身にも分からないのではないか。死にゆく様を見届けた揺らぎが、そのまま読者に届く。読んで、同じように揺らぐ。目の前に広がった死の光景をどう受け止めればいいのだろうか>――

    読後、あなたは自らに問うはずだ。私はどう死にたいのか、と。

    第40回講談社ノンフィクション賞受賞作にて、日本で安楽死議論を巻き起こすきっかけとなった衝撃ルポルタージュ。
  • ある黒人女性から同意なく採取され、「不死化」したヒト細胞。医学に大きく貢献したにもかかわらず、彼女の存在は無視されてきた――。生命倫理や人種問題をめぐる衝撃のベストセラー・ノンフィクション。
  • 誰もがそうとは言わないが、親とは二回、別れがある。
    一度目の別れは、子どもが実家を出ていくとき。
    二度目の別れは、親がこの世を出ていくときだ。


    2020年8月。コロナ禍の中、
    がん終末期で入院中の母・久仁子(くにこ)は、
    72歳の誕生日をどうしても自宅でお祝いしたいと願う。
    痛い、苦しいと言ったら、
    一時退院の許可が下りないかもしれないと考え、
    最後の力を振り絞る。
    久仁子は、一切の延命治療を拒否。
    尊厳死宣言書を残し、自分の最期を決めていた。
    まだ生きていてほしい。だけど……
    旅立つ本人の希望を、
    息子は、夫は、どのように受け入れたのか?


    親が死ぬのはずっと先のことだと思っていた。だけど、その日は容赦なく訪れる。
    そのときどんなお別れができるだろう? 僕は、この世から心のこりをなくしたい。

    田村淳が渾身の思いで綴った、母との別れの物語。
    慶応義塾大学大学院2020年度修士論文も一部抜粋して収録!
  • その姿はまさにこの国の縮図だ! いまなお「白い巨塔」なのか? それとももはや「バベルの塔」か? 構造改革の時代! ――世界に冠たる日本の医療環境。平均余命は高く、薬は豊富。しかしその一方で……。倫理からかけ離れて暴走しかねない先端治療は、国民の不信を買い、際限なく膨脹する医療費は、国家財政を揺るがす。構造改革の時代に、大学医学部は、新しい秀れた人材を社会に送り出せるのか? 豊富な取材で実像をえぐり出す。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    (目次より)
    ●東京オリパラ組織委事務総長に迫る
    開催できるか? 苦難の末にある「最後の詰め」
    武藤敏郎 聞き手:岸 宣仁

    ●岩田健太郎、ウスビ・サコ、畑野君枝、原武史ら14人
    五輪推進派と反対派、いま言いたいこと
    小林哲夫

    ●組織委理事インタビュー
    ジェンダー平等は取り組むべきテーマ
    來田享子
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    「がんサバイバーがいきいきと暮らせる社会の実現」に向けて、
    様々な活動を行なっているLAVENDER RING(ラベンダーリング)。
    その活動の軌跡を一冊にまとめました。
    本書には、プロのフットサルプレイヤーから、歌手、編集者、看護師、陶芸家、
    子育て奮闘中のママなど、様々ながんサバイバーの素敵な笑顔の写真や、
    インタビューが掲載されています。
    病気との向き合い方、生き方の変化、家族への想い、夢や目標など。
    「生きること」と向き合った結果紡ぎ出された言葉は、
    がんサバイバーだけでなく、ご家族ご友人などのがんサポーター、
    また人生に悩む全ての人を勇気付けるものになっています。

    ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがある場合があります。
  • か弱い細菌ごときの策略に引っかかるなんて、思ってもみなかった。
    私は大陸を股にかけて殺人ウイルスを追跡し、AIDSに対する戦争を仕掛けてきた。ある時は戦いの最前線に立ち、ある時は世界規模での政策立案に携わる人々と議論のテーブルを囲みながら。そう、ウイルスは恐るべき存在だった。では、細菌は? 大した敵ではない。少なくとも、この細菌は恐れるに値しない相手のはずだった。
    私は感染症を専門とする疫学者だ。アメリカの大きな大学で国際保健研究所の所長も務めている。他の誰でもなく私こそ、この細菌から自分の夫を守ることができてしかるべきだった。最後にこの細菌を見たのは、大学院に入る前の学部生時代のことだ。私たち学生は、研究室での初歩的な実験で、この細菌を気軽に扱っていた。いつの日か、この細菌の変異体がお前たちを死の淵に追いやり、お前はそのうち、殺し屋ウイルスの大群を注射して夫を救おうとする……。当時、誰かにそう言われていたら、私は相手の頭がおかしくなったのかと思っただろう。だが今、私たちはまさにその言葉通りの状況を迎えていた。 ――本書より
  • 1,100(税込)
    著:
    長尾和宏
    レーベル: ――

    映画『痛くない死に方』原作本!

    2000人の最期を看取った医師だから言えること。
    “痛くない”“苦しくない”人生の終わり方とは?
    私は在宅医として、末期がんの患者さんは9割以上、
    非がんの患者さんは半分くらいの確率で、家で看取ることになります。

    在宅での看取りの直後、ご家族は必ずこうおっしゃいます。
    「思ったよりずっと楽に逝きました。
     苦しくも、痛くもなさそうでした。ありがとうございました」

    がん終末期、老衰、認知症終末期、臓器不全、心不全、肺炎……
    2000人を看取った医師が明かす今まで誰も言わなかった
    “痛くない”“苦しくない”人生の終わり方。
    平穏死という視点から、「痛くない死に方」について
    できるだけ分かりやすくまとめた一冊!

    もくじ

    プロローグ
     あれから4年、「日本人の死に方」は変わったのか?

    第一章
     大橋巨泉さんでも叶わなかった「痛くない最後」

    第二章
     平穏死、尊厳死、安楽死

    第三章
     「長尾先生、思ったより楽に逝きました」……それが平穏死

    第四章
     おさらい!平穏死10の条件

    むすび
  • 1,430(税込)
    著:
    長尾和宏
    レーベル: ――

    映画『痛くない死に方』原作本!

    私が今まで、「病院」か「在宅」かという、 二元論でしか語っていなかったとしたら、
    そして在宅医療の美談しか語っていなかったとしたら、心から謝ります。
    だから、あえてこの本を書きました……
    在宅医療の光と影を描く本邦初のドキュメンタリー!

    父がとても苦しんでいるのに、在宅医も訪問看護師も、臨終のときに来てはくれませんでした。
    …在宅看取りなんて簡単にできるものではないのだと、大病院の先生は言いました…
    家で看取れば「平穏死」できるなんて、嘘じゃないか!
    末期がんの父の在宅看取りを後悔する娘が、 在宅医療界をリードする長尾医師に噛みついた。
    大切なのは、どこで死ぬか? ではない。 どう死ぬか? どう見送るか? なんだ。
    「家で死にたい」と望む人が6割の今、 最期の望みを叶えるために 必要な条件とは?

    ――これから訪れる、日本人の死の「現実」をここに書きました。
    重いタイトルではありますが、今まで医師のどなたも書いてこなかった衝撃的な内容だと自負しております。
  • 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

    マスクと感染症の知識で、自分を守るべし!

    インフルエンザ対策や花粉症対策などで、
    日本人にとってマスクはこれまでも、抵抗感の少ないアイテムでした。

    しかしコロナ禍において、これほどマスクが世界中で必需品となり、
    マスクの最新ニュースが飛び交うような状況になるとは!

    本書は、『マツコの知らない世界』にも登場した、
    マスク研究家・飯田裕貴子と、
    コロナウィルスのある環境を「ペンキ塗りたて」で解説した、
    内科医・眞鍋葉子の共著です。

    感染症の知識、マスクの種類や着け方に関する知識・・・
    知識があれば自分の身を守る助けになります。

    だから必要な知識&最新情報を、わかりやすくまとめました。

    「ペンキ塗りたて」の世界を、こどもにもわかりやすくビジュアル化したのは、
    『大家さんと僕』でおなじみのカラテカ・矢部太郎さん。

    難しいと感じてしまいそうな事柄を、生活に即してわかりやすく解説しました。

    <内容>

    ・マンガ「僕とマスクと外の世界」
    ・ウィルスから身を守る編
    ・マスクの基本編
    ・マスクメーカーに聞いた!最新マスク事情
    ・今どきのマスクマナーアナウンス情報
    ・マスクをつけるのが困難なとき
    ・素朴なQ&A、etc.

    (2020年12月発行作品)
  • ★「うちの子、発達障害かも?」 
    と不安になったら読んでください。

    ▼「ABA」(応用行動分析)で、「できないこと」を乗り越えましょう
    ▼コミュニケーションが取れるよう親子でトレーニングをしてみましょう。
    ▼駄々をこねるときには……
    ▼スケジュールを絵や記号にしてみましょう
    ▼「療育」の受け方とは

    小児科クリニックのカルテから。

    「うちの子、発達障害かも」と思い詰めて、診療所を訪れる親御さんが増えています。でも発達障害の診断ってとても難しいんです。本書は、発達障害の疑いがあるお子さんとどう向き合えばいいのか――と悩む、お父さん、お母さんの「はじめの一歩」を支えたくて書きました。焦らないでください。人間の成長ってゆっくりです。
  • 「白血病で予後が良くない9歳の女の子に、“わたし、死んじゃうの?”と聞かれたら、何と答えますか?」「セカンドオピニオンをとりたいけれど、主治医を裏切るようで迷っています」――今、まさに苦しんでいる患者さんやご家族、悩める医療関係者からの「いのちの質問」に、がんを生きる緩和ケア医・大橋先生が明るく、正直に、本音で向き合います。最後まで自分らしく、しぶとく生きるための「読む処方箋」です。

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