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『実用、心理学、晶文社』の電子書籍一覧

1 ~18件目/全18件

  • 1,980(税込)
    著:
    春日武彦
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    人はなぜ自殺するのか? 人はなぜ自殺しないのか?
    そのあわいをみつめつづけてきた精神科医、春日武彦による
    不穏で不謹慎な自殺論考。

    自殺は私たちに特別な感情をいだかせる。もちろん、近親者が死を選んだならば、なぜ止められなかったのかと、深い後悔に苛まれ、悲しむことだろう。だが一方、どこかで覗き見的な欲求があることも否定できない。「自殺はよろしくない」「でも自殺せざるを得なかった人の辛さに思い巡らせるのも大切」「あなたの命は決してあなただけのものではない」など、さまざまな意見を持つ人に読んでもらいたい、自殺についての深掘りエッセイ。自殺されたクライアントとの体験や、さまざまな文学作品、遺書、新聞報道記事などを下敷きにした、自らも自殺に近い位置にいる精神科医による、自殺をめぐる集大成。

    「強引に言い切ってしまうなら、人間そのものに対する「分からなさ」が身も蓋もない突飛な形で現出しているのがすなわち自殺ということになろう。その突飛さを前にして、動揺した我々は、(情けないことに)つい「ゲスの勘ぐり」やら下品な好奇心至上主義を全開にせねばいられなくことが稀ではない。悼んだり悲しむと同時に、無意識のうちにそんな方向に走ってしまう。だから「その不可解さがもはや珍味と化している事案」と表現してみても、あながち的外れではあるまい。
    そんな次第で自殺に関して思うこと、感じること、精神科医としての意見、文学的関心などをだらだらと書き連ねていきたい。もっとも、それが正鵠を射た内容であるのか否かは、自殺を遂げた当人ですらはっきりとはしないであろうけれど。」
    (「はじめに」別バージョンより)

    目次

    はじめに
    第1章 胃の粘膜
    第2章 石鹸体験
    第3章 登場人物を自殺させる
    第4章 遺書のリアル
    第5章 自殺の七つの型 ①美学・哲学に殉じた自殺。
    第6章 自殺の七つの型 ②虚無感の果てに生ずる自殺。
    第7章 自殺の七つの型 ③気の迷いや衝動としての自殺。
    第8章 自殺の七つの型 ④懊悩の究極としての自殺。
    第9章 自殺の七つの型 ⑤命と引き換えのメッセージとしての自殺。
    第10章 自殺の七つの型 ⑥完璧な逃亡としての自殺。
    第11章 自殺の七つの型 ⑦精神疾患ないしは異常な精神状態による自殺。
    第12章 漆黒のコアラ
    おわりに
  • 実はカウンセラーもこんな心の問題を抱えている!
    第一人者が実践してきた「自分で自分をケアする方法」をまとめて公開。
    『セルフケアの道具箱』と一緒に読みたい、みんなのカウンセリング副読本。

    ロングセラー『セルフケアの道具箱』の著者が、自ら実践しているセルフケアをまとめて大公開。カウンセラーを目指した経緯、さまざまな心理療法との出会いから、自らの不調・不安(多動、ギャンブル依存、喫煙癖、共依存の母親との関係etc…)に対して実践してきたコーピングまで、実体験に基づくセルフケアメソッドを惜しげもなく披露。『セルフケアの道具箱』と一緒に読みたい、みんなのカウンセリング副読本。イラスト・細川貂々。

    《スキーマ療法では、過去のトラウマや今抱えている生きづらさ、その人の人生そのものについて語り合うことが多く、そういうとき、「先生(伊藤)のトラウマや生きづらさや人生についても知りたい」と思うクライアントが少なくないようで、問われれば、率直にお伝えするようにしています。 そのような私自身の自己開示によって、クライアントとの相互理解が進んだり、クライアント自身の自己理解が深まったりすることが少なくありません。読者が「まだ出会わぬクライアント」だとしたら、それらの方々に、私自身の実践や体験についてお伝えすることに、なにがしかの意味があるのではないか、と思うようになったのでした。》(「はじめに」より)
    【本書の内容より】
    ●自動思考に対するマインドフルネスについての話……空に浮かぶ雲に自動思考をタイピング/シャボン玉かタンポポの綿毛をフーっと吹く/うんこのイメージ
    ●マインドフルネスの普段使いについての話……食べる/触る/においを嗅ぐ/歩く/家事/
    ●呼吸に親しみ、呼吸と仲良くすることについての話……待ち時間呼吸法/アロマ呼吸法/リフレッシュ呼吸法/
    ●「思い直し」の技術である認知再構成法についての話……「自動思考」と「助ける思考」を対話させる/つらい感情を受容し、ひたすら優しい言葉をかけ続ける/イメージのなかで納得のいくストーリーを作る/
    ●問題解決法という最強の対処法……翌朝の早起きが嫌で仕方がないときの問題解決/トイレ掃除をこまめにするための問題解決/難しい専門書を読み進めるための問題解決/痴漢撃退のための問題解決/母の入院先を見つけるときの問題解決/
    ●衝動的かつアディクション的な特性でいろいろやばかった話……ゲーム/競馬とカジノ/万引きで捕まっちゃった!/
    ●両親に巻き込まれ続けてきた話/
    ●私が実践しているスキーマ療法……早期不適応的スキーマを手放す/チャイルドモードへのアクセスとケア/
    etc…
    目次

    第1章 こうしてカウンセラーになりました

    「どうしてカウンセラーになったのか」の話 その1
    「どうしてカウンセラーになったのか」の話 その2
    認知行動療法との出会いとその後についての話 その1
    認知行動療法との出会いとその後についての話 その2
    認知行動療法との出会いとその後についての話 その3
    スキーマ療法との出会いとその後についての話 その1
    スキーマ療法との出会いとその後についての話 その2

    第2章 困ったときのマインドフルネス

    マインドフルネスとの出会いとその後についての話
    自動思考とのつきあい方についての話
    自動思考に対するマインドフルネスについての話
    マインドフルネスの普段使いについての話 その1
    マインドフルネスの普段使いについての話 その2
    ネガティブな刺激に対するマインドフルネスについての話
    呼吸に親しみ、呼吸と仲良くすることについての話

    第3章 いまもこうして生きてます

    「思い直し」の技術である認知再構成法についての話
    問題解決法という最強の対処法についての話
    エクスポージャー(曝露療法)をいろいろ試しちゃった話
    試行錯誤しながら禁煙をなんとか続けているという話
    衝動的かつアディクション的な特性があり、いろいろやばかった話
    両親に巻き込まれ続けてきた話
    私が実践しているスキーマ療法についての話
  • 1,540(税込)
    著:
    鳥羽和久
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    BTSから世界とつながる。
    楽曲やメンバーの言葉、ARMYとの関係の分析から、いまを生きるための術をさぐるBTS論の決定版!
     この1冊でARMYはバンタンと出会い直し、そしてBTSに初めて触れる人はその深みに驚嘆する。哲学、文学、精神分析、ケア、資本主義分析などを背景にした、BTSを通した「いま」を生きぬくサバイバルガイド。BTSメンバー(RM・JIN・SUGA・J-HOPE・JIMIN・V・JUNG KOOK)それぞれの魅力を描いたコラム付き。

    【目次】
    1章 BTSとARMY
    2章 二面性のある世界
    3章 アイデンティティ
    4章 BTSの精神分析
    5章 BTSと資本主義
    6章 BTSの現在地
    7章 「推し」の幸福論
    終章 走れバンタン!

    ========本書の内容から========
    1章 BTSとARMY
    BTSという「推し」の見つけ方/新しい時代の価値観を体現するBTS/「推し活」の効用/テテとつながっているなら世界とつながっている/「弱い自分」を内面化する子ども/「推し」のことは私だけがわかる/世界の誰かの「好き」とつながっている/Love Myself 自分を愛すること/連帯するARMY/Save ME ~BTSとARMYは連帯して「私たち」になる/Mikrokosmos ~孤独な星どうしの引力

    2章 二面性のある世界
    長男ジンの魅力/ジンの卓越したバランス感覚/RMという個性のデコボコ/メンバー同士の暗黙の了解/ケアし合うメンバーたち/ムードメーカー、ホビ/BTSのやさしい世界/BTSが見せるダブルバインドな世界/ON ~苦痛を持ってこい/黄金マンネ、ジョングク/Am I Wrong ~特権階級が支配する世界

    3章 アイデンティティ
    彼らの音楽には触れてはならない/BTSのオーセンティシティ/No More Dream ~韓国の学歴社会/O!RUL8,2? ~子どもに「人生を楽しめ」と語る大人の詭弁/バンタンの初期衝動/初期バンタンの弱点と愛おしさ/社会適応して「生きる実感」を失っていく十代/ルサンチマンと精神分析/葛藤を手放さないBTS/文化の盗用?/Ma City ~故郷を歌うアイドル/韓国の地域対立/光州事件の悲劇/「語り」が歴史を形骸化する/BTSの批判精神/光州を歌うホソク/BTSと政治

    4章 BTSの精神分析
    「好き」との付き合い方~シュガの発言から/「享楽」する私たち/「楽な夜を」/好きには嫌いが混じっている/アンビバレンツなシュガの表現/シュガの管理社会批判/悪夢から目を覚ませ/劣化した現実でしかない「夢」/大人は子どもに希望を語ってほしい/Paradise ~僕には夢がない/花様年華 ~いまお前は幸せか?/信念よりもいまを柔軟に生きる/夢に多くの意味を与えてはいけない~シュガのインタビューから/So What ~自分独特のライン/Singularity ~魅惑するテテ、声を封じられた子ども/Inner Child ~内なる子どもに光が差す/BTSというペルソナ/キム・ソクジンの絶望的な暗さ/RMの自己とペルソナの葛藤/BTSというパーソナリティ分裂/Yet To Come ~メッセージの二重性/「ほんとうの自分」なんてない

    5章 BTSと資本主義
    夢が持てない若者/ヘル朝鮮/n放世代/Spine Breaker ~資本主義批判/スプーン階級論/泥のスプーンでベプセ/「浪費」と「消費」の倫理学/Go Go ~YOLO族とノーマネー族/享楽するBTS

    6章 BTSの現在地
    世界的スターに/Sea ~幸せの中で感じる恐怖/海と砂漠/希望のあるところには必ず試練がある/Euphoria ~僕を破滅させるかもしれない陶酔的な幸福感/アポロンとディオニソス./BTSという文学作品/グローバルアイドルBTS/RMの国連演説/RMのオーセンティシティ/「正しい声」を代弁すること/BTSと公共性/UGH! ~「正義」に居直らないこと/アンチと呼ばれる人たち/Butter ~メタファーの効用/政治的正しさの代弁者/非当事者が声を上げること/「傲慢じゃないのか」RMの葛藤/普遍に移行すると特殊性が死ぬ/正しさを代弁する立場から身を剥がす

    7章 推しの幸福論
    現代の幸福論/デフォルトをマイナスに設定する現代/推し活を通して世界とつながる/推すことの危うさ/FAKE LOVE ~嘘をつくのはうんざり/「使用」関係と「支配」関係/「支配」関係に陥り、アンチに転落する/Use me、僕を使用してください/息を吐くように他者を支配する/Pied Piper ~挑発するBTS/Filter ~推しとファンの共犯関係/エグいジミン/Anpanman ~揺れるヒーロー/「推し」を思い通りにしたい/Seesaw ~推しとファンのバランスゲーム

    終章 走れバンタン!
    頂点を極めたBTS/灰色の犀/人間を包摂する資本主義/Yet To Come ~変化について/防弾会食2022を振り返る/RMはグループの発端/「7」の真実/7年間のProof/Black Swan ~僕の声が聞こえているのか?/Run BTS/ジンの入隊/best moment is yet to come

    ■鳥羽和久のメンバーへのコラム
    ナムジュン・・・言葉と詩の人、ソロアルバム『Indigo』、言語と美術
    ソクジン・・・執着を持たない人、ジンのLove Myself、生活者の視点
    ユンギ・・・ユンギペンはヤバい、アンビバレンツな人、精神的な拠り所
    ホソク・・・私の希望、ダンスリーダーで調整役、やさしくて一番熱い人
    ジミン・・・芸術的表現力、「関係性」を大切にする人、クオズの友情
    テヒョン・・・ロマンチックな人、グループを異化する存在、天然の詩人
    ジョングク・・・ミスターBTS、まだまだ足りない、黄金マンネはBTSの宝
  • ASD/ADHDの大学教員、コロナ禍を生き、ウクライナ侵攻下のウィーン、アウシュビッツを行く。日常と非日常が交差する、はてなきインナートリップの記録。

    10年ぶりにウィーンへ研究旅行に行くべく、羽田空港に赴いた著者を待っていたのは、出国許可がおりないというまさかの措置だった……。発達障害特性を持つ著者が、コロナ禍、ウクライナ侵攻の最中に、数々の苦難を乗り越え日本を出国し、ウィーンの研究者たちと交流し、ダヴォス、ベルリン、そしてアウシュヴィッツを訪問するまでの、めくるめく迷宮めぐりの記録。発達障害者には、日常もまた、非日常的な迷宮である。装丁・川名潤、装画・榎本マリコ。

    「障害があるということは、ふだんから被災しながら生きているようなものだ。著名人の誰かがそのような発言をしたと思うのだが、(…)僕はこの言葉に大いに首肯できる。僕たちの日常は、災難だらけなのだから。障害者とは日常的な被災者なのだ。もとから被災していて、それだけでも大変なのに、疫病が流行し、コロナ禍の時代が出現した。(…)精神疾患の当事者がコロナ禍を生き、戦争を身近で感じた日々のちょっとだけ稀有な記録。それが本書の内容だ。」(「はじめに」より)

    【目次】
    はじめに──大学教員と精神疾患

    第一章 コロナ禍時代の日常──京都にて
    自助グループを主宰する発達障害者
    基本、失敗の人生を生きている
    好評を博した『みんな水の中』
    「当事者研究」から「当事者批評」へ
    研究の快楽
    授業について
    食べもののこと
    「推し」に支えられて生きる

    第二章 出国できませんでした──羽田空港での洗礼
    いま海外って行けるんだ!
    夢見心地の朝
    大使館の窓口と格闘する
    書類は揃ったぞ!
    楽勝コースのはずだった
    出国失敗
    栗isうまい

    第三章 中途半端な時期──ふたたび京都にて
    立ちあがれ、オレよ
    頭木弘樹讃
    続・頭木弘樹讃
    まさかの鼻血大出血、出発日前日の不眠

    第四章 ウィーンとの合一──かつて帝都だった街で
    ウィーンを体になじませる
    中心街
    住居とマスク着用義務
    食と障害者モード
    グリーンパス狂想曲

    第五章 学ぶことを通じてのみ──教養体験、研究、外国語
    美術とガラクタ
    伝統音楽との戯れ
    研究生活
    「なろう系」としてのオーストリア語学習?

    第六章 旅行と戦争──戦時下のアウシュヴィッツ訪問
    各地への旅行(一) グラーツ、リンツ、ザルツブルク、インスブルック、クラーゲンフルト、ハルシュタット、メルク
    各地への旅行(二) ダヴォスとベルリン
    各地への旅行(三) ブラウナウ・アム・イン
    各地への旅行(四) アウシュヴィッツ/ビルケナウ
    帰国

    参考文献
  • 強いと思われているアスリートのメンタルは、実はセンシティブ!だからこそ適切なメンタルサポートを必要とする。
    ・ポジティブシンキングは万能ではない
    ・マインドフルネスによるメンタルトレーニングの実際
    ・ジュニアアスリートを伸ばすよい親子関係とは?
    ・ハラスメントや体罰を根絶するためのステップ
    ・自国開催大会で受けるプレッシャーへの対策
    ……などなど、最新のスポーツ心理学の成果をふまえ、アスリートが直面する課題を徹底分析。アスリートを全人的に、多角的に支えるためのサポートのあり方とは?すべてのスポーツ関係者・教育者に読んでもらいたい、アスリートのパフォーマンス向上のための新常識。

    【目次】
    序章アスリートのメンタルを考える荒井弘和

    第1部アスリートのこころと身体
    第1章こころと身体の関係──アスリートの全人的理解のために雨宮怜
    第2章メンタルのコントロール──第3世代のメンタルトレーニング深町花子
    第3章ケガからの復帰──ケガを通したこころの理解鈴木敦
    第4章女性アスリートの三主徴──回復した先まで見据えた支援栗林千聡

    第2部アスリートのメンタル──ジュニアアスリートの話題
    第5章親子関係──ジュニアアスリートのペアレンティング梅﨑高行
    第6章部活動指導者──部員とのよい関係性を考える青柳健隆
    第7章体罰に対する認識と実情──根絶するために必要なこと内田遼介

    第3部アスリートのメンタル──最新の話題
    第8章トップアスリートのメンタルヘルス野口順子・衣笠泰介
    第9章イップス──生物的、心理的社会的背景から捉える栗林千聡
    第10章発達障がい──接し方のコツと知識金澤潤一郎
    第11章自国開催の心理──過去3大会の研究から、そして東京2020大会に向けて立谷泰久

    終章アスリートの行く末──スポーツ心理学からの提言 荒井弘和
  • 1,540(税込)
    著:
    細川貂々
    監修:
    釈徹宗
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    空とは? 六波羅蜜とは? 解脱とは? さとりとは?
    異色の仏典「維摩経【ゆいまぎょう】」の世界をマンガにしました!
    スーパー在家者「維摩さま」と文殊菩薩の対話から知る、
    生きづらさに効くブッダのおしえ

    般若経、法華経と並ぶ仏教の代表的な経典のひとつ、維摩経。
    スーパー在家者「維摩さま」と文殊菩薩との対話から、
    仏教のおしえの根幹が見えてくる。
    「生きづらさを抱えて生きていくにはどうしたらいいんだろう?」
    心の悩みをいだく人たちに向けて、
    維摩経の物語世界をマンガ化。
    釈徹宗先生の解説付き。

    ======内容より=========
    苦しいときは、
    ドローンをとばすように
    上から自分をながめる

    はかない自分
    そのままを受けいれると
    悩まなくなる

    ボンノーの泥の中を
    生きぬくことで
    さとりの芽を出せる

    関係性の中で変化するもの
    それが「空」

    目次

    はじめに
    第一章 おだやかに生きられるには
    第二章 維摩さま登場
    第三章 お見舞い誰が行く?
    第四章 もしかして誰も行ってくれないの?
    第五章 病気のお見舞い
    第六章 座るところ
    第七章 そのままをうけいれる
    第八章 さとりって何?
    第九章 グレーが基本
    第十章 香りのよい国
    第十一章 食べ物のゆくえ
    第十二章 正体
    第十三章 供養すること
    第十四章 人に託す
    実践される空 『維摩さまに聞いてみた』解説 釈徹宗
    おわりに
  • コロナ禍という人類史上希な病理下において、人々の精神を支えるものはなにか?
    人と人とが会うことが制限される状況下で、我々はどう振る舞うべきなのか?
    ひきこもり問題、オープンダイアローグの第一人者が綴る、コロナ禍を生き延びるためのサバイバル指南書。
    感染症をキリスト教の〈原罪〉になぞらえて自粛風潮の危うさを訴えた「コロナ・ピューリタニズムの懸念」、災厄の記憶が失われていくメカニズムをトラウマ理論に結びつけて分析した「失われた『環状島』」、対面の場から生まれる根源的な暴力性を問う「人は人と出会うべきなのか」など、ネット上で大反響だったコロナ関連の論考を集大成。コロナ禍という未知の時代を生きていかなければならない我々のヒントとなる、貴重な論考集。

    私は、コロナ禍がそれほど社会や人間を変えるとは思っていない。(…)おそらくコロナ禍が過ぎてしまえば、社会が驚くほど変わっていないことに人々は気付かされるだろう。(…)私が注意を向けているのは、ふだん「日常という幻想」が覆い隠しているさまざまな過程や構造が可視化される場面だ。「親密さとは何か」「不潔とはどういうことか」「人の時間意識を構成しているものは何か」「社会はどのように災厄を記憶するのか」そして「対面(臨場性)はなぜ求められるのか」。いずれもコロナ禍でなければ問われることのなかった問いばかりだ。(「あとがき」より)

    【目次】

    はじめに

    1.〝感染〟した時間
    コロナ・ピューリタニズムの懸念
    失われた「環状島」
    〝感染〟した時間
    人は人と出会うべきなのか
    会うこと、集うことの憂欝と悦び

    2.コロナ・クロニクル
    「医療」に何が起こったか
    第3波の襲来とワクチンへの期待
    コロナ・アンビバレンスとメディア
    コロナ禍のメンタルヘルス
    リモート診療の実態とリモート対話実践プログラム(RDP)
    リモート教育は「暴力」からの解放である
    コロナ禍で試される民主主義

    3.健やかにひきこもるために
    健やかにひきこもるために
    リアリティショーは「現代の剣闘士試合」か
    「マイルドな優生思想」が蔓延る日本に「安楽死」は100年早い
    「鬼滅の刃」の謎─あるいは超越論的炭治郎
    「意思疎通できない殺人鬼」はどこにいるのか?
    亡き王女(猫)のための当事者研究

    あとがき

    カバー画像:《同じ月を見た日》
    コロナ禍に孤立感を抱えている、ひきこもりを含む様々な事情を持った国内外の人々が参加するアートプロジェクト。各々の場所から月の撮影を行い、ここに居ない誰かを想像する。
    企画:渡辺 篤
    撮影:「アイムヒア プロジェクト」メンバー約50名
    画像配置協力:紅、田中志遠
  • 好きで一緒になったのに
    「ふたりが生きづらい」と思ったら
    読んでください。
    衝撃の「妻の布ナプキンを洗う夫」記事でTwitterトレンド入り!
    熱い共感で多くの「ふたり」が涙した鈴木家の物語、最終章。
    好きで一緒になったのに
    「ふたりが生きづらい」と思ったら
    読んでください。
    衝撃の「妻の布ナプキンを洗う夫」記事でTwitterトレンド入り!
    熱い共感で多くの「ふたり」が涙した鈴木家の物語、最終章。

    発達系女子のど真ん中を行く妻、御年41歳、子ども無し。働く意思もなく自発的に家事をするでもなく、テレビと猫とゲームにまみれて家から出ようともしないプチひきこもり。シングルインカムでワンオペ家事の夫は鬱憤蓄積し、いつしか妻に叱責や暴言をぶつけるモラハラ男に。しかし夫が脳梗塞で倒れ「後天的発達障害」ともいえる高次脳機能障害になり関係性が激変。夫は妻の「不自由」や「苦手」を徹底的に考察し、家庭改革に乗り出す。相互理解の困難と苦しさの渦中にある発達系女子×定型男子のパートナーに贈る、読む処方箋。

    僕たち定型男子は発達系女子と暮らす中で互いを傷つける関係性に陥りがちです。そして僕はかつてのDV夫として、発達系女子を好きになって一緒になってみたものの、生活がたちゆかなかったり日々ストレスを抱え続けたり、何より大切なパートナーを傷付けてしまうことがどれほど苦しいことなのか、痛いほど分かります。DVを肯定するつもりは絶対に無いけれど、そうしてしまうところに僕らがなぜ追い込まれてしまうのか、嫌というほど分かるのです。(「まえがき」より)

    【目次】
    まえがき
    第1章 されど愛しき発達系女子
    第2章 不自由な脳で生きる異世界
    第3章 発達系女子が片付けられない
    第4章 発達系女子と家事を分担できない
    第5章 発達系女子と話が通じない
    第6章 発達系女子と将来像の共有ができない
    第7章 発達系女子が自分を大事にしてくれない
    第8章 発達系女子が働いてくれない
    最終章 発達系女子と生きる
    あとがき
  • 1,760(税込)
    著:
    石田月美
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    うつ、摂食障害・対人恐怖・強迫性障害など様々な精神疾患を抱え、実家に引きこもり寄生する体重90kgのニートだった著者がはじめた「生き延びるための婚活」。何度も失敗し、「喰い逃げ」もされ、それでも婚活を通じて回復していく経験を綴る傷だらけの物語編と、その経験から得たスキルとテクニックをありったけ詰め込んだHOW TO編の2本立て。ケッコン? 何ソレ、おいしいの? 笑って泣いて役に立つ、当事者はもちろん支援者にも読んで欲しい、生きづらさ解体新書。

    今まで死なずにいただけでも精一杯のウツ女子たちへ。
    史上最低のスタートラインから走り出す
    当事者発の婚活実践メソッドは、
    どこまでも精緻で、優しさと容認に満ちていた。
    ──帯文・鈴木大介(文筆業)

    「診察で私はメンヘラの常套句である「死にたい」「もう無理」「自分がどうなっちゃうのか怖い」を並べた。辛いんです苦しいんですって雰囲気でアピールしながら。すると主治医は慣れた調子で私が投げた常套句を全てスルーして一言言った。
    「結婚すれば?」
    ……………………。
    出た! 「いいんだよ」ならぬ「NO MOREいいんだよ」!
    てっきり「ありのままのあなたで大丈夫」とか「今は休むときだから」とかキレイゴトを頂けると思っていた私は、そのとき本気で閉店しようかと思った。
    「結婚」って。だってデブだよ? 無職だよ? メンがヘラってるんだよ? ハードルが上がりすぎて耳キーンなるわ。」(本文より)

    【目次】
    ■ウツ婚!! 物語編──ビョーキの私が生き延びた奇跡の婚活ストーリー
    Scene 1 塔の上のメンヘラーゼ
    Scene 2 戦場のガールズライフ 開幕?
    Scene 3 闇なのにデートもしな?
    Scene 4 本命捕獲計画
    Scene 5 家族にまつわるエトセトラ

    ■ウツ婚!! HOW TO編──生き延びるだけで精一杯女子的サバイブ戦略虎の巻
    Lesson 1 まずは「生活」をやってみよう
    Lesson 2 見た目問題、ただパッケージを変えるだけ
    Lesson 3 出会う、デート、相手の選び方
    Lesson 4 コミュ症による婚活コミュニケーション術
    Lesson 5 婚活は役所に受理されるまでが婚活です
  • 1,760(税込)
    著:
    伊藤絵美
    イラスト:
    細川貂々
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    ストレス、不安、不眠などメンタルの不調を訴える人が「回復する」とは、 「セルフケア(自分で自分を上手に助ける)」ができるようになること。 「洗足ストレスコーピング・サポートオフィス」の所長であり、30 年にわたってカウンセラーとして多くのクライアントと接してきた著者が、 その知識と経験に基づいたセルフケアの具体的な手法を100 個のワークの形で紹介。裏付けとなるのは、「ストレスマネジメント」「認知行動療法」 「マインドフルネス」「コーピング」「スキーマ療法」といった理論や手法。それらを、一般の方がわかりやすいように、可能なかぎり専門用語を使わずに紹介します。イラストは漫画家の細川貂々さん。コロナ禍で不安を抱える人にも!
  • 1,760(税込)
    著:
    佐藤友亮
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    結婚、進学、就職、起業…未来を完全には予測できないことがらや、あらかじめ正解がない問題と向き合うとき、どうしたら合理的な判断ができるのか。そのよりどころとなるのが身体感覚。心理学者・チクセントミハイの「フロー理論」の解説を通じて、身体の感覚を磨き、より豊かな人生を送るための知恵を伝える思索的エッセイ。医師であり、合気道家である著者の経験知とエスプリがつまった一冊。
  • 1,430(税込)
    著:
    武田砂鉄
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    「空気」が支配する国だった日本の病状がさらに進み、いまや誰もが「気配」を察知することで自縛・自爆する時代に? 「空気」を悪用して開き直る政治家たちと、そのメッセージを先取りする「気配」に身をゆだねる私たち。一億総忖度社会の日本を覆う「気配」の危うさを、さまざまな政治状況、社会的事件、流行現象からあぶり出すフィールドワーク。
    「ムカつくものにムカつくと言うのを忘れたくない。個人が物申せば社会の輪郭はボヤけない。今、力のある人たちに、自由気ままに社会を握らせすぎだと思う。この本には、そういう疑念を密封したつもりだ」
  • 本書で取り扱っている症状:不安神経症、離人症、社会不安障害、鬱傾向、パニック障害/パニック発作。誰もが一生に一度は経験するこうした症状もちょっとした発想の転換により必ず回復へと導かれます。
  • 大人にならないピーター・パン、そのまま大人になったジャイアン。あなたのそばにも、そんな人はいませんか?もし、いるならば、あなたもモラハラの被害者かも…見つかりにくいモラハラは、精神的DVであり、れっきとした心の“暴力”として、DV防止法でも規定されています。
  • 2,090(税込)
    著:
    原田幸治
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    プロカウンセラーの聴く技術をわかりやすく紹介!人間関係をもつれさせる心の癖、いつまでも消えない苦しい気持ち…。「心のパート理論」が感情と心の動きを解き明かしあらゆる悩みを解きほぐす。なぜ、自分を許せないのだろう…なぜ、他人に優しくできないのだろう…抱えている感情を解消し、心のケアができる読むカウンセリングブック。
  • うつ病、貧困、自殺未遂、生活保護、家族との軋轢、周囲からの偏見のまなざし……幾重にも重なる絶望的な状況を生き延びてきた著者。彼女のサバイバルの過程を支えたものはなんだったのか? 命綱となった言葉やひととの出会い、日々の気づきやまなびを振り返る体験的エッセイ。精神を病んだのは、貧困生活に陥ったのは、みんなわたしの責任なの?──苦難のフルコースのような人生を歩んできた著者が、同じ生きづらさを抱えている無数のひとたちに贈る「自分で自分を責めないで」というメッセージ。
  • 1,496(税込)
    著:
    高石宏輔
    レーベル: ――
    出版社: 晶文社

    ナンパは自傷。社会への復讐?あるいは救い?会社員、美容部員、風俗嬢、大学院生、ダンサー……クラブで、路上で、女性たちに声をかけ続ける。ナンパは惨めな自傷行為だ。それでも、挑まずにはいられない。得体のしれない他者と一瞬つながり、離れていく。人と分かりあうということはどういうことなのか。人との断絶やさびしさを、どのように抱えていけばいいのだろうか。ナンパを通して辿りついたコミュニケーションの小さな萌芽。
  • ゲーム中毒、引きこもり、ニート……いまや記録的な数の男たちが、社会からはじかれている。学業では女子に敵わず、女性との付き合いや性関係でしくじり、正規の職に就くことができない。世界的な不況や、社会構造の変化、そしてネットの普及が、彼らをより窮地に追い込み、ゲームやネットポルノの中に縛り付けている。 本書は、行動心理学、社会学、生理学の成果などを駆使しながら、今、若者たち、特に男性にどんな変化が起きているのかを検証。さらその原因が解明していく。社会の変化によって、「男らしさ」や「男の役割」も変更を迫られている。 先進国共通の男子の問題に、解決策はあるのか?

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