『実用、経済、佐々木融、小玉祐一』の電子書籍一覧
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大企業の業績は好調だが、その一方で日本企業の大半を占める中小・零細企業は好調とはいいがたい。円安の追い風を受けて、輸出型大企業が先に業績を回復させ、時間の経過とともに、中小・零細企業にもその恩恵が及び、賃上げ→個人消費改善→企業の設備投資増という安倍政権が当初、描いた好循環は実現していないのだ。その要因をマクロとミクロの両面から検証した。
本書は週刊エコノミスト2015年11月17日号で掲載された特集「景気回復のウソ」の記事を電子書籍にしたものです。
目 次:
はじめに
・最高水準の企業業績なのに縮こまる投資と消費の心理
・インタビュー 甘利明・経済再生担当相
・業績と株価 中国減速の影響にじむ低調な鉄鋼や海運
通期業績予想の上方修正率が高い20社/下方修正率が高い20社
・ドル・円相場 円安トレンドは終焉 2016年には1ドル=100円台も
・設備投資 強気の投資計画、下方修正へ 誤算だった輸出の伸び悩み
・中国減速 中国向け輸出1割減で日本のGDP5000億円減
・消費 物価高に苦しめられる家計 財布のひもは固くなるばかり
・有力エコノミストの景気予測
今後期待できるのは不安定で緩やかな持ち直しまで
消費増税を凍結し、金融・財政のフル活用を
2四半期マイナス成長でも、景気後退の可能性小さい
・全企業の99・7% 期待外れのトリクルダウン 業績回復にもたつく中小企業
・財政 経済立て直しには財政再建が必要 金融緩和による下支えは限界
・政府が打ち出すGDP600兆円目標 インフレで達成可能でも生活苦 -
円ドル相場は、2014年年初から膠着状態が続いていたが、8月後半、一気に円安・ドル高に動いた。そして、10月31日の日銀の追加緩和策「黒田ショック」でさらに円安に拍車がかかった。本書は、週刊エコノミスト10月21日号の特集「止まらない円安」を電子書籍化したもので、黒田ショック前の分析だが、ドル高の原因、円安は日本経済にどのような影響を及ぼすのか、余すところなく解説している。
主な内容
・円急落の真犯人は誰か 米国の出口戦略を後押しした日米欧の為替“密約説”
・円急落の深層 たまり続けていた「円安マグマ」 黒田総裁の一言で一気に動く
・貿易赤字、日米金利差拡大 「円安定着時代」が来た
・人気アナリスト為替予測
・理論と実態 為替の動きを読み解く6つのキーワード
・マクロ統計を徹底解剖 すでに景気後退のシグナル 消費増税後に経済状況悪化
・人気エコノミストGDP予測
・為替と株価の相関関係 通貨高・株高が自然な姿 円安・株高時代は終焉
・人気ストラテジスト株価予測
・GPIF改革で狙える株 「コバンザメ投資」に注目
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