『新書、政治、文春新書』の電子書籍一覧
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激動する国際情勢を“最強コンビ”が徹底解説
怒りが世界を覆す。
今後の世界のカギを握るのが、「グローバルサウス」だ!
かつて「第三世界」といわれた南半球に多い途上国・新興国は
名目GDPの総計がG7を上回った。
アメリカはトランプが勝っても負けても内戦危機。
「ハマス後」はアメリカ抜きで中東諸国が決める。
日本がGDPでインド、インドネシアに抜かれる。
衰退する日本はどう生き抜くべきか。
第二次大戦後以上の大混乱が起きる前に必読の一冊。
【目次】
プロローグ グローバルサウスの逆襲が始まった
第一章 中東情勢から動向を読み解く
第二章 アジアの均衡が崩れるとき
第三章 ロシアと結びつくアフリカ
第四章 アメリカ大統領選が世界最大のリスク
エピローグ グローバルサウスは福音か、混沌か -
リーダーたちの頭の中の地図を読む!
戦略を考える人たちが頭の中に持っている世界地図。それを読み解くのが地政学だ。六つのキーワードで戦略的発想を分かりやすく解説。 -
日本外交よ、中国の恫喝に屈するな!
櫻井よしこ氏絶賛!
「国益の前に立ちはだかる勢力と果敢に闘った、あっぱれな外交官の血風録」
かつて毛沢東は「政権は銃口から生まれる」との名言を残した。
中国共産党は「力」の信奉者であり、「民主」「平和」といった理念は通じない。
とりわけ習近平政権では、外交にかかわる党幹部が公式の席で日本を含む西側陣営を罵倒、攻撃することが常態化している。
それに対して、日本政府は何ら手を打てずにいた。
いわゆる「チャイナスクール」と呼ばれる親中派外交官らは、逆に中国におもねるような行動をしていたほどだ。
だが、2023年までオーストラリア大使を務めた山上信吾氏は、中国からの恫喝に敢然と立ち向かった。
日米豪を結束させ、中国に対抗する安全保障枠組み(クアッド・日米豪印戦略対話)のために奔走する。
中国は山上大使にありとあらゆる攻撃を仕掛ける。
発言の揚げ足取りや人格攻撃、いわゆる「歴史カード」を持ち出した牽制、さらには親中派ジャーナリストを使ってのネガティブキャンペーン……。
だが、山上大使は売られたケンカには「倍返し」で応じる。
反撃の方針は、「冷静かつ客観的な視点からの反論で、オーストラリアの一般国民を味方につける」「相手(中国)と同じレベルの土俵には乗らない」。
剛毅な姿勢は次第に評価され、豪州政府内に共感が広がっていく。
最後に、「国際社会で通用する人間であるための心がけ」をわかりやすく提示してくれる。
政府だけでなく、民間レベルでも中国による圧力や恫喝にたじろいでしまう日本人が多い中、中国に負けないためのお手本ともいえる作品である。 -
「法の支配」が崩れた世界でできることとは?
アナ-キーで弱肉強食! 国際社会を生き延びる知恵。
米中対立、ウクライナ侵攻、イスラエル・ハマス衝突――。
国際秩序とルール・規範の崩壊によって、
地政学的危機と地経学的危機のマグマが共振しながら噴出する「危機の20年」。
武力紛争を回避するためには地政学を学び、
米中対立の時代を乗り切るためには地経学で考えなければならない。
そのリテラシーを磨くための一冊。 -
中国人民解放軍の“実力”を徹底解剖
中国は本当に台湾に攻め込むのか?
メディアを賑わせる「台湾侵攻シナリオ」を名物軍事アナリストが一刀両断、数々の疑問に答える!
「今後6年以内に中国が台湾に侵攻する可能性がある」
2021年、米インド太平洋軍司令官(当時)のフィリップ・デービッドソンによる発言を契機に、中国による「台湾侵攻」への警戒感が世界的に高まっている。
日本でも2023年7月、民間のシンクタンクが台湾有事を想定した机上演習を実施し、国会議員や元政府高官らが参加。
今にも中国が台湾に攻め込むかのごとく、議論が進められているのだ。
こうした風潮に異議を唱えるのが、軍事アナリストの小川和久氏だ。
小川氏は「日本国内における台湾有事の議論は多くが的外れなもの」だと指摘し、中国の軍事力を正しく把握したうえで議論を進めるべきだとする。
「台湾有事は2027年までに起きるのですか?」
「中国軍が武力行使するのはどんな場合?」
「中国はなぜ軍拡を進めているの?」
本書では「台湾有事」を巡る数々の疑問に、小川氏がQ&A方式で分かりやすく解答。
中国の人民解放軍の“戦争力”を解剖したうえで、今後の日本の安全保障戦略についても考える。
●目次
第1章 台湾侵攻シミュレーションを検証する
第2章 日米の報告書が描く人民解放軍
第3章 人民解放軍の実力を解剖する
第4章 日本はどう備えるか
第5章 中国の野望をいかに挫くか -
キープレーヤーはインドだ
“ポストGゼロ”“ポスト米中対立”の「新グレートゲーム」のキープレーヤーとなるのはインド――。
2023年中に14億人を突破し人口世界第1位に躍り出るとされ、軍事費では現在世界第3位、きたる2047年に建国100年を迎えるインド。「米中に次ぐ第三の超大国」は、伝統的非同盟を堅持しつつ米中に対して自ら独立した“局”となる戦略的自立で存在感を増している。
ウクライナ侵攻をめぐる国連安保理でのロシア非難決議案採決を棄権し衝撃を与えたインド。そして各国による経済制裁のさなかにもロシアから石油を爆買いし、普通なら風当たりが強くなりそうなものだが、実際に起きたのは独自の立場を貫くインドへの主要国トップによる“モディ詣で”だった。
貿易協定、サプライチェーン、エネルギー、半導体、インフラ整備、感染症対策……。あらゆる分野で激しさを増す米中を軸とする覇権争いにおいて、中国主導のAIIB(アジア・インフラ投資銀行)にも非加盟で中国と距離を置きつつ、安全保障上はクアッド(日米豪印戦略対話)の枠組みにある日米とも是々非々の独自路線を採る。
インドと中国、インドとロシア、そしてインドと日米――。今まさに東半球を舞台に激突する「一帯一路」vs.「自由で開かれたインド太平洋」の2大経済圏構想。この“新たなグレート・ゲーム”の帰趨が21世紀後半のパラダイムを規定する。 -
「日本共産党が党首公選を実施すれば日本の政治がマシになる」
日本の主要政党で党首公選が行われていないのは、共産党と公明党のみである。
約半世紀にわたり、共産党員として活動し、政策委員会で安保外交部長を務めたこともある著者が、なぜ、党員による投票が可能な党首公選制を訴え、自ら立候補を宣言するのか?
そして、持論である安保・防衛政策についての転換を公約に掲げる理由とは。
第一章 なぜ党員投票による党首選挙を求めるのか
1 政策その他で重要な違いがある
2 党首公選が共産党にとって必要な理由
3 党首公選が党の自己改革を促していく
第二章 私には立候補する資格がある
1 共産党内の異論の存在を私は体現している
2 実践を通じて共産党と私の溝は埋まった!?
3 安保・自衛隊問題で論争のないことが混迷を生んでいる
第三章 野党共闘を魅力化する安保・防衛政策へ
1 「核抑止抜きの専守防衛」を共産党の基本政策とする
2 野党共闘を魅力あるものとするために
3 台湾有事に日本はどう臨むべきか
4 政党と個人・市民団体のアプローチは異なる
第四章 国民との接点を広げるための三つの問題
1 「人間の顔をした資本主義」を提唱する
2 「左側の自民党」をめざすべきだ
3 共産主義とは何かから日本共産党の名前を考える
終章 共産党の安保・自衛隊・憲法論を深掘りする
1 私の提案は綱領と大会決議の枠内である
2 私の提案は綱領の帝国主義規定の延長線上にある
3 「自衛隊=対米従属軍隊」論をめぐって
4 共産主義の理想は非軍事だが政策は自衛である
5 自衛隊をめぐる憲法問題をどう乗り越えるか -
鈴木エイト氏、宮崎哲弥氏、島田裕已氏ら第一線のジャーナリスト、論者がいま、教団の実態に迫る!
信者からの巨額の献金、霊感商法、合同結婚式、政治家との癒着など、多くの社会問題を引き起こしてきた統一教会。文藝春秋は、30年あまりの間、その問題点を追及してきた。
宗教とカルトの境はどこにあるのか? 政治家と宗教の関係は? 信者家族はどのような被害を受けてきたか? この一冊ですべてがわかる! -
悲観論はだいたい間違いです
人口減少、男女格差、グローバル化……これらはみな日本の「伸びしろ」です!目からウロコ、腹から納得できる出口流「成長への道」。
日本は衰退している、多くの課題を抱えて打開策が打てなくなっている、と考えている人は多いでしょう。たしかに人口減少、一人当たりGDPの低下、生産性の低さ、向上しない女性の地位など、先行きに不安を感じさせることばかりです。しかし、これらの課題の中にこそ、「日本の伸びしろ」がある。それが出口流の「逆転の発想」です。
資源のない日本が豊かであり続けるためには、モノと人と情報を活発に動かしていくほかありません。本書では、具体的な課題を「伸びしろ」に変える方策を提示します。本書の執筆過程で、脳出血に見舞われた出口さんは、一年のリハビリを経て、学長の職務に復帰しました。本書は復帰後初の日本社会への提言でもあります。
目次
はじめに
第一章 日本の伸びしろはどこにある?
第二章 好きなことを学ぶ高学歴社会に
第三章 人口減少を止めなければ国力は戻らない
第四章 働き方を変えれば生産性は上がる
第五章 移民を迎え入れた日本は強くなる
第六章 女性が生きやすいと経済は成長する
第七章 社会保障改革という伸びしろ
第八章 最大の伸びしろは「選挙」にあり -
都心から郊外に向かって人の流れが「逆流」し始めている。
東京都からの転出者数が増える一方で、移住や二拠点生活の希望地に首都圏とその隣接県があがるようになった。
コロナ後の時代では、「下り列車」に揺られて幸せな未来をつくる生活様式こそが新しい生き方だ。
人生や働き方を変える/トカイナカで起業する/ローカルプレイヤーになる/よそ者力を発揮する/有機農業をする/パラレルワークする/古民家生活をする――。
目次
はじめに
第1章 トカイナカで生き方、働き方を変える ─神奈川県鎌倉市、長野県軽井沢町
第2章 トカイナカでローカルプレイヤーになる─千葉県富津市金谷
第3章 トカイナカで起業する─埼玉県ときがわ町
第4章 トカイナカで古民家暮らしをする─千葉県匝瑳市、埼玉県ときがわ町
第5章 トカイナカでよそ者力を発揮する─千葉県いすみ市
第6章 トカイナカを六次化する農業─埼玉県小川町・ときがわ町一帯
終章 この国の再生は地方から -
2020年7月に刊行した『コロナ後の世界』の続編。
新型コロナ・パンデミックは2年を経ても収束しそうもない。
この感染症によって、私たち人類の未来はどのように変わっていくのか?
世界が誇る知性7人に聞いた。
第1章 デジタル独裁主義の悪夢を阻むには ユヴァル・ノア・ハラリ
第2章 mRNAワクチンが切り拓く可能性 カタリン・カリコ
第3章 生命とは何か? ウイルスとは何か? ポール・ナース
第4章 コロナ後の働き方はハイブリッドワーク リンダ・グラットン
第5章 未来の都市は「第三の場所」を求める リチャード・フロリダ
第6章 GAFAの勝者アマゾンは医療を目指す スコット・ギャロウェイ
第7章 コロナ後の「Gゼロの世界」 イアン・ブレマー -
今も影響を残す史上最長政権の功罪
アベノミクス、選挙での圧勝、戦後70年談話、さまざまなスキャンダル、憲法改正をめぐる騒動、TPP……。7年8カ月という例をみない長期政権の評価は、いまも定まっていない。この間、日本の政治をとりまく見方は「反安倍」か、さもなくば「親安倍」かに二分された。この政権は、結局、何をやろうとし、何を残したのか? 『新型コロナ対応民間臨時調査会』『福島原発事故10年検証委員会』など、話題のレポートを次々発表しているシンクタンクが、政権当事者に対する徹底インタビューを軸として、その政権の内幕に迫る。 -
芸能人や会社経営者の脱税や所得隠しが大きなニュースになっても、その手口の詳細について報じるメディアは少ない。
税金事件の取材を長年続けているベテラン国税記者が、実際に使われた「脱税の手口」の数々を隅々まで解説する!
【本書で描かれる脱税事件】
国税庁批判の末に逮捕された青汁王子
納税意識ゼロだったチュートリアル徳井の所得隠し
3億円稼ぐも確定申告を知らなかった人気AV女優
マルサが手掛けた日本初のFX取引脱税事件
トランクルームに10億円隠した元ヤンキー経営者
国税当局を挑発し続けた“ネオン街の大家”丸源の敗北
脱税資金で顧客に損失補填した元巨人軍投手
脱税と詐欺を繰り返したペジーコンピューティング社長
ほか -
SNS、コロナ、オリンピック……「空気」の圧力が覆う現代日本を読み解く令和版「空気の研究」。
自由気ままにものを書いて発言する時代は終わったのか?
日本を動かす「空気」の本質を衝く。
気鋭の論者による初の評論集。 -
佐藤優氏絶賛!「金与正の謎が初めて解き明かされる」
韓国を「クズ」と罵倒し、連絡事務所を爆破。
「知的で聡明」な妹は金正恩の後継者なのか?
兄妹を支える「赤い貴族」の実態とは? -
私が総理大臣になったら――。
立憲民主党代表が、総選挙に向けて提示する、目指すべき社会のあり方。
自己責任論が壊した、みんなで支え合う社会を取り戻すために。
「保守本流」を自称する立憲民主党の代表が、その真意と、目指す社会の未来像を提示する。
明治維新以来の「規格化×大量生産型社会」の限界と、互いに「支え合い、分かち合う」社会の
必要性を訴え、もう一つの選択肢を指し示す。 -
韓国がファシズム化している――。
文在寅の野望は、「反日」を利用して韓国の保守勢力を壊滅させ、北朝鮮と歩調を合わせた「自由なき全体主義国家」を樹立することだ!
呉善花が迷走する祖国にあえて問う。
2017年に文在寅政権が成立して以来、韓国の外交は「反日本」「従北朝鮮」に加えて、
これまでになく「離米国」「合中国」の旗色を鮮明にしてきた。
内政でも「反日」カードを利用しながら保守派を排除し、全体主義国家を目指している。
果たして隣国はどこへ行こうとしているのか――。 -
日本人の価値観をのぞき込む。
三浦瑠麗が独自の価値観調査で明かす、日本人のホンネ。
政治はなぜ変わらないのか? 「分断の時代」に日本政治が取り組むべき真の争点とは?
第1章 日本人の価値観と分断
第2章 野党の政権交代戦略
第3章 「分を知る」をとるか「進歩」をとるか
第4章 人びとの本音と建前
第5章 日本社会の価値観はどのように変わるのか
第6章 保守と革新の分断を探る
第7章 日本の分断 -
映画を見るように、国際ニュースがわかりやすく読みとける。
・トランプなき世界を、バイデン新大統領はどう導くのか?
・中国の野望はどこまで肥大するのか?
・現実味を帯びてきた第3次世界大戦の勃発地は?
【まえがきより】
石田「藤原さんとは、あるテレビ局の番組審議会でご一緒していて、みんなでお弁当をたべているとき、今回のきっかけになる話題が出たんですよね。最近、テレビを見ていても世界のニュースが少なくなったし、今の若い子は海外の翻訳小説も読まなくなって、世界に関心を持たなくなってますよって」
藤原「そうでしたね。それで石田さんが、たとえば映画『アベンジャーズ』一本を見るくらいの気持ちで、手軽に読める本を作れないでしょうか、とおっしゃった。それで私が思わず、それはぜひ作ったらいいですねとポロリと言ってしまった(笑)」
石田「世界の今のカタチが二時間でわかる初心者向けの本ですから、優秀なガイド役が必要です。若い人がフェイクニュースと闘う力にもなる。もちろん、うってつけの専門家が目の前にいたから、水を向けたんですけどね」
藤原「うれしかったです。それに、国際情勢に興味を持ちはじめた高校生でも読める本は、意外と少ない。大学に入学する前に、これだけ読んでおけば、後は自分で学ぶことのできる基礎となる新書を作る意味が十分にあると思いました」 -
リーダーのなすべき仕事とは何か?
良い知事とダメな知事の見分け方とは?
新型コロナ対応では各都道府県の知事たちの言動が注目された。
国の方針に唯々諾々と従うだけの知事もいれば、現場の実態に基づき臨機応変に対応した知事もいた。
マスコミ露出の多寡ではわからない「知事の実力」とは何か。前鳥取県知事が自らの体験を元に解説する。
第一章 知事たちの虚を突いた感染症
第二章 法的根拠を欠いた知事の自粛要請
第三章 各都道府県知事の閻魔帳
第四章 問われる全国知事会の役割
第五章 東京都政と大阪府政を診る
第六章 ポストコロナ時代の首長と議会 -
第99代内閣総理大臣に就任した菅義偉氏が掲げるのが、「国民のために働く内閣」だ。
それを実現するために断行するのが規制改革、縦割り行政の打破である。
この改革の姿勢は、かつて務めた大臣政務官、副大臣、総務大臣から、
その後に内閣官房長官の職務を7年8カ月まっとうするまで一貫してきた。
本書は、2012年3月に刊行された単行本『政治家の覚悟 官僚を動かせ』(文藝春秋企画出版部)を元に、その後の官房長官時代のインタビューなどを収録した、菅総理の唯一の著書。
政治主導で官僚をどう動かすか。菅総理がこれまで実現させてきた数々の改革から、
政治家・菅義偉の覚悟が浮き彫りになる。 -
地方議員って何をしているの?
NHKが2019年におこない話題になった全国3万2千人の地方議員へのアンケート。議員の本音から見えてきた課題とは。
議会は何をするところ?/議員報酬は条例で定める/議員が訴える“議会不要論”/首長はなぜ強い?/質問しない、その訳は?/住民投票の未来は/ニュースになった、マズイ議員たち/政務活動費というブラックボックス/“起きていられない”議員たち/議会は“超男社会”/“日本版パリテ法”とは?/定数が埋まらない議会/内田茂と六人の都知事たち/選挙にはお金がかかる?/障害がある議員は特別なのか
ほか、イメージとは違う、いまの地方議会の本当の姿が見えてくる。 -
40万部超のベストセラーとなった『反日種族主義』の日本人のための公式副読本。
韓国で出版された『反日種族主義』の日本での翻訳出版を執筆者たちに薦めた産経新聞編集委員の久保田るり子氏による書き下ろし。『反日種族主義』執筆者6人へのインタビューも収録。
文在寅政権は韓国の歴代政権の中でも最も「反日」を前面に押し出している。韓国で「反日」がここまで大きくなった背景には、戦後日本の新聞や政治家、左派文化人による言動がある。日韓を離間させようとする北朝鮮や朝鮮総連の思惑を後押ししてきた戦後日本の左派勢力の責任を問う一冊。
慰安婦問題や徴用工問題で日本の左派勢力がどんな役割を果たしてきたのか、日本人として知っておかなければならない事実を提示する。 -
東条内閣を生み、「聖断」を演出した昭和史のキーパーソン、初の本格的評伝!
なぜ日本政治は軍部に引きずられたのか?
昭和史最大の謎を解く鍵を握る人物が木戸幸一だ。
昭和日本の運命を決する重大な岐路には、必ず彼の姿があった。
開戦時から終戦時まで内大臣をつとめ、東条内閣の生みの親。
木戸孝允の子孫、昭和天皇最側近のひとりにして、
昭和史の基本文献として知られる『木戸日記』を書いた木戸だが、
彼がいかなる政治認識を持ち、重要な局面で何を行ったか、
正面から論じた著作は少ない。
満州事変、二・二六事件から終戦まで、昭和の岐路に立ち続けた木戸を通して、
昭和前期、日本が直面した難局が浮かび上がる。
ロングセラー『昭和陸軍全史』をはじめ、永田鉄山、石原莞爾、浜口雄幸などの評伝で
定評がある著者が描く昭和史のキーパーソン初の本格的評伝。
【内容】
満州事変 内大臣秘書官としていち早く陸軍情報を入手
陸軍最高の戦略家・永田鉄山との交流
二・二六事件 反乱軍鎮圧を上申
日中戦争 トラウトマン工作に反対
「軍部と右翼に厳しすぎる」昭和天皇に抱いた不満
三国同盟と日米諒解案は両立できると考えていた
独ソ開戦という大誤算
日米戦回避のためにあえて東条英機を首相に
「聖断」の演出者として ほか -
乙武洋匡が三浦瑠麗に、その生い立ち、家族、孤独を訊ね、三浦が乙武の不倫騒動、さまざまなチャレンジでぶつかった困難に迫る!
いじめ、孤立、セクハラ、同調圧力、ネットでの炎上……。生きづらさに立ち向かうには?両者が聞き手と答え手となり、攻守を入れ替えながら、およそ一年にわたって続けた対話の記録です。
どんな質問にもすべて受け切る。時には政治、社会を論じて、四方八方めった斬り、時には最もプライベートな領域にも踏み込む。話題の二人が包み隠さず語る過激で優しい対話集。
【本書の内容】
○女性として生まれてよかったと思う瞬間
○なぜ、結婚に夢を見ないのか
○どうして男性は自分より頭のいい女性が嫌い!?
○大きな挫折から学んだこと
○世間の作ったイメージを意識して生きてきたことへの思い 他 -
第二次安倍政権誕生後の7年間、日本の防衛費は右肩上がりを続けている。その多くを占めるのが米国製兵器の購入費や維持費だ。対日貿易赤字を減らしたいトランプ大統領が仕掛けるディールに応じ、官邸主導の兵器購入が進む実態を徹底取材で解明する。
本書の基になった東京新聞の調査報道キャンペーン「税を追う」は2018年10月29日から掲載が始まった。税の流れを追い、無駄づかいや政官財界の利権を明らかにするのが目的で、防衛省の兵器調達予算や沖縄・辺野古の米軍新基地建設工事、東京五輪予算、医療費・薬剤費などのテーマを掘り下げ、2019年11月までに約130本のニュース・連載記事を掲載し継続している。一連の記事は、2019年の日本ジャーナリスト会議(JCJ)大賞を受賞した。本書は第2次安倍政権で増大する防衛費に絞って追加取材し、自動車関税の引き上げを切り札に日本に兵器購入を迫るトランプ米大統領の戦略や、官邸主導で米国製兵器の輸入を拡大させ、再び軍拡の道を進み始めた日本の防衛戦略の内実に迫った。本書の取材・執筆は鷲野史彦、原昌志、中澤誠、望月衣塑子、藤川大樹が担当した。
【主な内容】
第1章 自衛隊を席巻する米国兵器~トランプ大統領の兵器ディール
第2章 アメリカ絶対優位の兵器取引~対外有償軍事援助
第3章 降って湧いた導入計画~ミサイル防衛のイージス・アショア
第4章 実は火の車の防衛費~米国兵器爆買いのツケ
第5章 聖域化する防衛費~兵器輸入拡大で禁じ手連発 -
天皇退位か、謝罪か――戦後皇室最大の危機を読み解く
初代宮内庁長官・田島道治は敗戦からまもない昭和23年、その職に就きます。東京裁判の判決を間近に控え、天皇退位問題に揺れる占領下の皇室。その戦後皇室の「危機の時代」を、田島の日記をもとに描くのが本書です。
占領下の天皇退位問題、「謝罪詔勅」の真相、マッカーサー解任の衝撃、宰相・吉田茂との連携……。そして皇太子妃選びから美智子妃の苦悩まで、昭和史の新たな地平が見えてきます。 -
豊穣の海を奪うのは誰か? 日本海を「東海」に変える韓国、豊富な魚介類と鉱物資源をかっさらう中国、年間200隻もの北朝鮮漂着船…略奪の海の惨状を徹底ルポ。領土問題だけじゃない、中国・韓国が脅かす日本の海洋資源!
日本は竹島、尖閣諸島、北方領土などの海洋安全保障に頭を悩ませてきた。しかし、実は領土問題だけでなく、日本の多くの海洋資源が隣国によって奪われようとしている。海洋学の第一人者が送る「海に守られた日本から、海を守る日本へ」変わるための提言書!
【本書の内容】
・自衛隊の隣接地が韓国企業に買われた
・泳いで漂着した北朝鮮人
・北西太平洋の支配は鄧小平の野望
・戦闘できる中国海警VS戦闘できない日本の海上保安庁
・現実的には「歯舞だけ」の可能性
・北方領土にバーはあってもキャバクラはない
・「逆さ地図」で見えてくる日本の潜在力
・離島を守る宮古島・奄美大島 他 -
内閣調査室は本当に謀略機関だったのか……謎のヴェールを剥がす第一級の歴史史料!
松本清張は、昭和36年に「文藝春秋」に連載した『深層海流』で、「内調の役目がその辺を逸脱して謀略性を帯びていたとなれば、見逃すわけにはいかない」と書いた。あれから60年たっても、内調については関連する公文書も公開されなければ、組織の正史も作られておらず、依然としてその実態は謎のままだ。
本書は、昭和27年に吉田茂首相が、旧内務官僚の村井順に命じて内閣調査室が発足したときの、4人のメンバーの1人、志垣民郎氏の手記である。この手記のポイントは、内調は日本を親米反共国家にするための謀略機関だったのか、という問いに明解に答えているところにある。
志垣氏の主な仕事とは、優秀な学者・研究者に委託費を渡して、レポートを書かせ、それを政策に反映させることだった。これは、結果的に彼らを現実主義者にし、空想的な左翼陣営に行くのを食い止めた。そして本書には、接触した学者・研究者全員の名前と渡した委託費、研究させた内容、さらには会合を開いた日時、場所、食べたもの、会合の後に出かけたバーやクラブの名前……すべてが明記されている。まさに驚きの手記だ。
100人を超えるリストの面々は豪華の一言に尽きる。時代を牽引した学者はすべて志垣氏の手の内にあった。とくに重要なのが藤原弘達。「時事放談」で知られる政治学者は、東大法学部で丸山真男ゼミに所属した俊才であった。「彼が左翼に行ったら、厄介なことになる」。そこで志垣氏は、彼を保守陣営に引っ張り込むために、あらゆる手立てを尽くす。戦後思想史を塗り替える爆弾的史料である。 -
国民には政治家を選ぶ権利がある。では、政治家を選ぶ基準とは?
大阪府知事、大阪市長を歴任、政党「維新の会」の創設者として現場の政治経験を重ねた論客と、明快に平成政治を論じる気鋭の国際政治学者が、経済、税金、教育、外交、安全保障、社会保障など、「政治を評価するポイント」を具体的に提示。
国民のニーズを吸い上げる「マーケティング力」、政治課題を設定する「問題提起力」、さまざまな選択肢から最後に決められる「決定力」、政策実現のための「組織力」――。どういった指標をみれば、政治家の「実力」はわかるのか?
選挙の前に一読すれば、政治家、政党の真価がわかる!
主な論点
・「保守かリベラルか」の図式はもう役に立たない
・マーケティング政治のすすめ
・「国民投票」はなぜ間違えるのか
・消費増税か資産課税か
・官僚による「需給調整」こそ諸悪の根源
・外交・安全保障 日本の選択肢は限られている
・憲法9条改正の前にやるべきこと
・女性問題こそ現状打開の突破口 -
政治を動かしているのは「イデオロギー」でも「政策」でもない。「人」だ。
政治は、ルールがあるようでいてルールのない世界、組織立っているようでいて組織立っていない世界、
理屈だけでは通用せず、運と実力がすべてを支配する世界。
だからこそ、政治に緊張が生まれ、政治家の個性がますます引き立つ。
本書に登場するのは、安倍晋三から菅義偉・二階俊博まで、いずれも今日の日本を動かす政治家25名。
著者は、これまで政治家や官僚たちの貴重な証言を記録に残してきた「オーラル・ヒストリー」の第一人者。
TBS「時事放談」の司会も務め、生の政治家にこれほど会ってきた政治学者は他にいない。
その著者が、それぞれの政治家に「一対一」の真剣勝負で直接会い、その人物の核心にズバッと迫る。
これを読めば日本の政治が断然面白くなる!
(目次)
■安倍政権とは何か――麻生太郎、山口那津男、谷内正太郎、菅義偉、甘利明、安倍晋三
■自民党の力の秘密――古賀誠、野中広務、脇雅史、細田博之、高村正彦、二階俊博
■チャレンジャーの資格――石破茂、細野豪志、岡田克也、岸田文雄、谷垣禎一、小渕優子、舛添要一
■失敗の研究――仙谷由人、与謝野馨、小沢一郎
■清和会とは何か――森喜朗、小泉純一郎、福田康夫 -
国連・NGO・他国の介入が戦争を長引かせるのだ!
ベストセラー『中国4.0』の著者、待望の最新作!
著者は古今東西の歴史に通じる一方で、実際の戦場も経験しており、各国の安全保障アドバイザーとして活躍しています。
そのルトワック氏はこう断言しています。良心や正義感、人道的配慮にもとづく国連、NGO、他国による中途半端な介入が、「戦争」を終わらせるのではなく、「戦争」を長引かせている、と。なにも戦争を奨励しているわけではありません。「本当の平和は、戦争の当事者自身が戦争を倦むほど、徹底的に戦った後でなければ訪れない」のです。
「難民支援が難民を永続化させる」「軍事力ではなく同盟関係がすべてを制す」など、見誤りがちな「戦争」と「平和」の見方を正してくれます。
また、「平和のためにこそ尖閣に武装人員を常駐させろ」「日本の「あいまいさ」が中国の誤解を生む」「北朝鮮の核・ミサイル能力を侮るな」「日本が国連常任理事国になる秘策」といった日本への具体的な提言も満載。
【目次】
日本の読者へ――日本の新たな独立状態と平和
1 自己解題「戦争にチャンスを与えよ」
2 論文「戦争にチャンスを与えよ」
3 尖閣に武装人員を常駐させろ――中国論
4 対中包囲網のつくり方――東アジア論
5 平和が戦争につながる――北朝鮮論
6 パラドキシカル・ロジックとは何か――戦略論
7 「同盟」がすべてを制す――戦国武将論
8 戦争から見たヨーロッパ――「戦士の文化」の喪失と人口減少
9 もしも私が米国大統領顧問だったら――ビザンティン帝国の戦略論
10 日本が国連常任理事国になる方法
<訳者解説> -
安倍総理は本当に憲法改正に向うのか? 改憲議論前の必読書!
憲法改正は、安倍総理が「DNAをしっかり受け継いでゆく」と公言する祖父・岸信介の悲願でもあった。
しかし、あの戦争を始めた指導者の一人であった岸の思想は、本当に受け継いでゆくべきものなのか。
岸・安倍ファミリーの悲願は、われわれ国民を幸せにするのだろうか。
安倍総理を支えているのは「保守」層である。しかし、一口で「保守」といってもいろいろある。
安倍総理が「脱却」すべきものとする「戦後レジーム」を築いた戦後の指導者たちも、また「戦後保守」と呼ばれる「保守」政治家なのである。
吉田茂、池田勇人、佐藤栄作、田中角栄……平和で豊かな戦後日本を作り上げた「戦後保守」から、どうしてわざわざ脱却する必要があるのか。
岸の思想の根幹は、「エリート主義」と「戦後体制の否定」である。そして、特攻の悲劇を美しい日本人の物語として賛美する。このような思想を、現代に蘇らせる必要はあるのか。
戦後の保守政治家たちの思想と行動を検証しつつ、私たちの目の前にある危機を徹底的に考えた本書は、憲法改正議論前の必読書だ!
<おもな目次>
●第一章 岸信介の保守●
反米/真の独立/反大衆 など
●第二章 戦後保守●
大衆とエリート/大衆化のシンボル 田中角栄 など
●第三章 岸的「保守」の断絶●
岸の後継者 福田赳夫/青嵐会/戦後政治の総決算 など
●第四章 異端児たちの挑戦●
中曽根行革/コンセンサス政治の崩壊 など
●第五章 迷走する戦後保守●
小泉構造改革/戦後体制脱却の可能性/安倍「保守」の正体 など -
『新・戦争論』『大世界史』に続く人気シリーズ第3弾!
今回のテーマはリーダー論。
「優れたリーダーが出にくくなった現代だからこそ、私たちは
新たなリーダーの到来を待ち望んでしまう」(池上 彰)
【おもな目次】
●第1章 リーダー不在の時代--新自由主義とポピュリズム●
リーダー論が成り立たない時代/エリートの責任放棄/左右に共通するエリートのナルシズム など
●第2章 独裁者たちのリーダー論--プーチン・エルドアン・金正恩●
リーダーに対する国民感情/国家に不可欠な暴力装置/北朝鮮のリーダー論 など
●第3章 トランプを生み出したもの--米国大統領選1●
ドナルド・トランプと橋下徹/トランプの共和党乗っ取り作戦/民衆の破壊願望に乗るリーダー など
●第4章 エリートVS大衆--米国大統領選2●
トランプ大統領で日本はどうなる?/教育が格差をつくりだす など
●第5章 世界最古の民主主義国のポピュリズム--英国EU離脱●
国民投票が招いた国家統合の危機/アイルランドのパスポートを求める英国人 など
●第6章 国家VS資本●
パナマ文書の情報源はどこか?/税率の高い日本から逃亡するエリート など
●第7章 格差解消の経済学●
1%の増税で「教育の無償化」は可能/タンス預金の非合理性/静かなる取り付け騒ぎ ほか
●第8章 核をめぐるリーダーの言葉と決断--核拡散の恐怖●
オバマと被爆者の対面に思わず泣いてしまった/オバマ広島訪問に冷ややかだった沖縄 ほか
●第9章 リーダーはいかに育つか?●
伊勢志摩サミットの内情/角栄ブームをどう見るか?/リーダーは段階を経てつくられる ほか
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