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『新書、講談社現代新書』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全880件

  • なぜ組織の上層部ほど無能だらけになるのか?
    張り紙が増えると事故も増える理由とは?
    飲み残しを置き忘れる夫は経営が下手?

    仕事から家庭、恋愛、勉強、老後、科学、歴史まで、
    人生がうまくいかないのには理由があった!
    人生に不可欠であり、一見経営と無関係なことに経営を見出すことで、世界の見方がガラリと変わる!
    東大初の経営学博士が明かす「一生モノの思考法」

    【本書の主張】
    1 本当は誰もが人生を経営しているのにそれに気付く人は少ない。
    2 誤った経営概念によって人生に不条理と不合理がもたらされ続けている。
    3 誰もが本来の経営概念に立ち返らないと個人も社会も豊かになれない。

    「結論を先取りすれば、本来の経営は『価値創造(=他者と自分を同時に幸せにすること)という究極の目的に向かい、中間目標と手段の本質・意義・有効性を問い直し、究極の目的の実現を妨げる対立を解消して、豊かな共同体を創り上げること』だ。
    この経営概念の下では誰もが人生を経営する当事者となる。
    幸せを求めない人間も、生まれてから死ぬまで一切他者と関わらない人間も存在しないからだ。他者から何かを奪って自分だけが幸せになることも、自分を疲弊させながら他者のために生きるのも、どちらも間違いである。『倫』理的な間違いではなく『論』理的な間違いだ」――「はじめに:日常は経営でできている」より
  • マヤのピラミッド、ナスカの地上絵、マチュピチュの祭祀、湖上都市テノチティトラン。最新知見から実像を描き、文明の見方を覆す!
  • 「人間の生」とは一体何なのか。今から100年前、人類学者たちはその答えを知ろうとしてフィールドワークに飛び出した。マリノフスキ、レヴィ=ストロース、ボアズ、インゴルドという4人の最重要人物から浮かび上がる、人類学者たちの足跡とは。これを読めば人類学の真髄が掴める、いままでなかった新しい入門書!
  • 首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山大噴火……
    過去にも一度起きた「恐怖の大連動」は、東京・日本をどう壊すのか?
    命を守るために、いま何をやるべきか?
    最新データや数々の専門家の知見から明らかになった、
    知らなかったでは絶対にすまされない「最悪の被害想定」とは――。

    【本書のおもな内容】
    ●320年ほど前に起きた「前代未聞の大災害」
    ●首都直下地震で帰宅困難者453万人、6000人が犠牲に
    ●朝・昼・夕で被害はどれだけ違うのか?
    ●南海トラフが富士山噴火と首都直下地震を呼び起こす
    ●なぜ「足立区」が一番危ないのか?
    ●「7秒」が生死を分ける、半数は家で亡くなる
    ●大震災で多くの人が最も必要と感じる情報とは?
    ●国や都の機能が緊急時に「立川」に移るワケ
    ●そもそも地震は「予知」できるのか?
    ●「内陸直下の地震」と「海溝型の地震」は何が違うのか?
    ●エレベーター乗車前に「すべきこと」
    ●半年に1度の家族会議をする地震学者
    ●なぜ「耐震改修」が進まないのか?
    ●弾道ミサイルから逃げられない事情
    ●天気はコントロールできるのか……ほか

    【目次】
    はじめに 最悪のシミュレーション
    第1章 首都直下地震の「本当の恐怖」
    第2章 南海トラフ巨大地震は想像を超える
    第3章 大災害「10の教訓」
    第4章 富士山噴火・気象災害・弾道ミサイル
  • ヒトはウイルスと共に生きている。私たちのからだは一見きれいに見えても実はウイルスまみれだった!
    免疫学者とウイルス学者がタッグを組んで生命科学最大のフロンティアを一望!

    ウイルスはつねに悪者というわけではない。われわれの身の回りには病原性を持たないウイルスがいくらでもいる。われわれのからだの表面や気道や消化管の内腔には多くの細菌が存在して常在細菌叢を形成しているが、実はこれらの場所には多種多様なウイルスが同時に存在していて、常在ウイルス叢というものが存在する。
    さらに、私たちの遺伝子の中には非常に多くのウイルス由来の配列が散在している。これに加えて、ウイルスそのものまでがゲノムの中に挿入されていることがあり、その一部はなんとヒトの遺伝子として働いていることがわかってきた。つまり、ウイルスは外界からの侵入者ではなくて、一部のものはわれわれの体内に棲みついて、われわれはそれを利用しているのである。われわれのからだという「母屋」がウイルスに「軒を貸した」状態になっていて、まさに「ウイルスはそこにいる」のだ。

    ●なぜ感染すると病気に?
    ●ミクロの世界で繰り広げられる 驚きの攻防戦とは?
    ●新型コロナウイルスは持続潜伏する可能性が
    ●巧妙な仕組みで体内に潜伏する肝炎ウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス
    ●子宮頸がんウイルス、麻疹ウイルス、エイズウイルス、EBウイルスなど、体内に潜伏する病原体

    【本書の内容】
    第1章 新型コロナウイルスでささやかれる持続感染の恐怖
    第2章 ウイルスとは何か
    第3章 ウイルスに感染すると、なぜ病気になるのか
    第4章 ウイルスがからだに潜り込むカラクリ
    第5章 厄介な潜伏ウイルスたち
    第6章 病原性ウイルスvs.人類 ミクロの世界で繰り広げられる攻防戦
    第7章 ヒトのゲノムに入り込んだウイルスたち
    第8章 医学でウイルスを克服できるのか
  • 根性論を押し付ける、相手を見下す、責任転嫁、足を引っ張る、自己保身、人によって態度を変える……どの職場にも必ずいるかれらはいったい何を考えているのか?

    これまで7000人以上を診察してきた著者は、最も多い悩みは職場の人間関係に関するものだという。
    理屈が通じない、自覚がない……やっかいすぎる「職場を腐らせる人たち」とはどんな人なのか? 有効な対処法はあるのか? ベストセラー著者が、豊富な臨床例から明かす。

    「長年にわたる臨床経験から痛感するのは、職場を腐らせる人が1人でもいると、その影響が職場全体に広がることである。腐ったミカンが箱に1つでも入っていると、他のミカンも腐っていくのと同じ現象だ。
    その最大の原因として、精神分析で「攻撃者との同一視」と呼ばれるメカニズムが働くことが挙げられる。これは、自分の胸中に不安や恐怖、怒りや無力感などをかき立てた人物の攻撃を模倣して、屈辱的な体験を乗り越えようとする防衛メカニズムである。
    このメカニズムは、さまざまな場面で働く。たとえば、子どもの頃に親から虐待を受け、「あんな親にはなりたくない」と思っていたのに、自分が親になると、自分が受けたのと同様の虐待をわが子に加える。学校でいじめられていた子どもが、自分より弱い相手に対して同様のいじめを繰り返す。こうして虐待やいじめが連鎖していく。
    似たようなことは職場でも起こる。上司からパワハラを受けた社員が、昇進したとたん、部下や後輩に対して同様のパワハラを繰り返す。あるいは、お局様から陰湿な嫌がらせを受けた女性社員が、今度は女性の新入社員に同様の嫌がらせをする。 
    こうしたパワハラや嫌がらせの連鎖を目にするたびに、「自分がされて嫌だったのなら、同じことを他人にしなければいいのに」と私は思う。だが、残念ながら、そういう理屈は通用しないようだ。」ーー「はじめに」より
  • 小都市ローマは、どのように帝国となったのか。共和政の誕生、ハンニバルとの戦争、皇帝の出現。グローバル化と人々の有り様を描く。
  • プロローグより

    物理に挫折したあなたに

    この本は、高校物理の挫折者や、履修はしなかったが、あらためて学び直したいという初学者を想定して書かれたものだ。
    基本コンセプトは天下りにしない、ということに尽きる。高校の物理の教科書はややもすると「世界はこうなってる」という法則や公式が「どん!」と与えられて「信じる者は救われる」とばかりに話が進んでいく。疑問を提示すると「じゃあ、実験で実際にそうなっていることを確認しなさい」といなされてしまう。しかし、実際に実験で確認できたからといって納得感があるかというとそれは別問題だろう(実際のところ、高校物理の教科書の立て付けでは実験をすることが推奨されているが、現実は教育の現場で実験が多用されることは稀である)。(中略)
    「こうなりました。昔の人が考えた結果です!」じゃなく、「改めて一から考えたら今の公式や法則って自然な考え方ですよね」と納得できたら、物理に対する苦手意識が払拭できるのではないだろうか。
    「なぜそのように考えるか?」の「理由」を説明することができれば、よいレシピを学ぶことで自作の料理を考案できるように、目の前の現実に対して「自分で考えて答えを出す」ことができるようになるかもしれない(中略)。
    教科書というよりは楽しんで読めるように、たとえ話や歴史的なエピソードを交えて、随分とかみ砕いて解説した。高校物理の教科書にお馴染みの数式や無味乾燥な記述も極力控えた。
    本書が想定しているのは、高校物理の挫折者や物理に対する憧憬を捨てきれない文系物理ファン、そして高校物理の無味乾燥で天下り的な記述に違和感を覚えている読者である。数式や計算式などをがっつり盛り込んだ本格的な高校物理の解説書を期待される方には、「思っていたのと違う」となってしまうので、別の成書をご覧になることをお勧めしたい。
  • 気鋭の言語学者が「ことばの達人」に出会ったら――。思わず誰かに話したくなる、日本語の魅力とことばの楽しみ方が満載の対談集!

    【本書の主な内容】
    ●「あかさたな」は美しすぎて怖い!
    ●SNSでことばの事故を起こさない方法
    ●すぐに始められる「韻の楽しみ方」
    ●「3人の学生」と「学生3人」はどう違う?
    ●L音とR音は聞き分けられなくていい
    ●発声で感情を伝えるテクニック
    ●日本語は「音の大食い」!?
    ●ことばは親があげられる最高のプレゼント
    ●声は一番手っ取り早い「遊び道具」
    ●文字に頼らないコミュニケーション術

    【目次】
    第1章 言語学から見える短歌の景色 俵万智
    言語学者に作品を分析されるとは!?/頭韻の効果/連濁の不思議/句またがりという技法/日本語の美しさとは/視覚的になりすぎた日本語/制約は創造の母/言葉と幼児教育/子供たちの言葉が空洞化している/言葉は親が与えられる最高のプレゼント ほか

    第2章 日本語ラップと言葉の芸術 Mummy-D
    言語学者とラッパーの出会い/日本語ラップにおける子音の役割/音節を使って母音を圧縮する技術/俵万智とMummy-Dの意外な共通点/ラップとアクセントの関係/ラップのメッセージ性/ラップは言語芸術か/教育現場にも有効なラップ ほか

    第3章 人間にとって「声」とは何か 山寺宏一
    ドナルドダックから銭形警部まで/「声で遊ぶ」大切さ/エヴァンゲリオンでの「間」の取り方/声優の「ガンダム理論」/吹き替え映画のタイミングをどう合わせるか/声優からみた日本語と英語の違い/ドナルドの声はどうやって辿り着いたか/音声表現とAIの関係 ほか

    第4章 言語学の現在地 川添愛
    言語学の分野はこんなにある/チョムスキーの「普遍文法」/言語学研究の面白さとは/現実にも使える音声学の知識/言葉の意味の多層性:論理的な意味と論理的でない意味/AIは人間の代わりになり得うるのか/正しい日本語なんてない/知れば知るほどわからなくなる ほか
  • 老いればさまざまな面で、肉体的および機能的な劣化が進みます。目が見えにくくなり、耳が遠くなり、もの忘れがひどくなり、人の名前が出てこなくなり、指示代名詞ばかり口にするようになり、動きがノロくなって、鈍くさくなり、力がなくなり、ヨタヨタするようになります。

    イヤなことばかり書きましたが、これが老いるということ、すなわち長生きということです。
    にもかかわらず、長生きを求める人が多いのはなぜなのか。それは生物としての人間の本能であり、長生きをすればいいこともいっぱいあるからでしょう。
    世の中にはそれを肯定する言説や情報があふれています。曰く、「八十歳からの幸福論」「すばらしき九十歳」「人生百年!」「いつまでも元気で自分らしく」「介護いらず医者いらず」等々。
    そのことに私は危惧を深めます。そんな絵空事で安心していてよいのかと。
    思い浮かぶのが、パスカルの言葉です。

    我々は絶壁が見えないようにするため、何か目を遮るものを前方に置いた後、

    安心して絶壁のほうに走っているのである。
    下手に老いて苦しんでいる人は、だいたい油断している人です。浮かれた情報に乗せられ、現実を見ずに明るく気楽で前向きな言葉を信じた人たちです。
    上手に老いて穏やかにすごしている人は、ある種の達観を抱いています。決していつまでも元気を目指して頑張っている人ではありません。いつまでも元気にこだわると、いずれ敗北の憂き目を見るのは明らかです。
    老いれば機能が劣化する分、あくせくすることが減ります。あくせくしても仕方がないし、それで得られることもたいしたものではないとわかりますから。そういう智恵が達観に通じるように思います。

    多くの高齢者に接してきて、上手に楽に老いている人、下手に苦しく老いている人を見ていると、初体験の「老い」を失敗しない方法はあるような気がします。それをみなさんといっしょに見ていきたいと思います。

    第一章 老いの不思議世界
    第二章 手強い認知症高齢者たち
    第三章 認知症にだけはなりたくない人へ
    第四章 医療幻想は不幸のもと
    第五章 新しいがんの対処法
    第六章 「死」を先取りして考える
    第七章 甘い誘惑の罠
    第八章 これからどう老いればいいのか
  • そもそも「地政学」とは何か?
    地理的条件は世界をどう動かしてきたのか?
    「そもそも」「なぜ」から根本的に問いなおし、激動世界のしくみを深く読み解く「地政学入門」の決定版!

    現代人の必須教養「地政学」の二つの世界観を理解することで、17世紀ヨーロッパの国際情勢から第二次大戦前後の日本、冷戦、ロシア・ウクライナ戦争まで、約500年間に起きた戦争と激動世界の「構造を視る力」をゼロから身につける!

    「一般に地政学と呼ばれているものには、二つの全く異なる伝統がある。『英米系地政学』と『大陸系地政学』と呼ばれている伝統だ。両者の相違は、一般には、二つの学派の違いのようなものだと説明される。しかし、両者は、地政学の中の学派的な相違というよりも、実はもっと大きな根源的な世界観の対立を示すものだ。しかもそれは政策面の違いにも行きつく。たとえば海を重視する英米系地政学は、分散的に存在する独立主体のネットワーク型の結びつきを重視する戦略に行きつく。陸を重視する大陸系地政学は、圏域思想をその特徴とし、影響が及ぶ範囲の確保と拡張にこだわる」――「はじめに」より

    【本書のおもな内容】
    ●地政学は「学問分野」ではないという事実
    ●「英米系地政学」と「大陸系地政学」の決定的な違い
    ●地政学をめぐる争いは「人間の世界観」をめぐる争い
    ●ハートランド、シー・パワー、ランド・パワーとは?
    ●生存圏、パン・イデーン、ゲオポリティークとは?
    ●日英同盟が「マッキンダー理論」を生み出した
    ●なぜ戦後日本で地政学が“タブー視”されたのか?
    ●日米“シー・パワー”同盟が英米系地政学の命運を左右する
    ●冷戦終焉をめぐる視点――「歴史の終わり」と「文明の衝突」
    ●地政学はロシア・ウクライナ戦争をどう説明するのか?
    ●中国とは何か? 「一帯一路」とは何か?
    ●私たちはどんな時代に生きているのか?
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    英語は単語で覚えてはいけない!
    第二言語習得のプロが伝授する、最小の努力でネイティブに近づく「英語学習の新定番」

    「文法と単語のどちらにも属さない定型表現は、雑多なものとして切り捨てられ、英語教育(=実践)においても、言語学(=理論)においても、長らく軽視されてきました。
    しかし、技術が進歩し、大量のテキストをコンピュータで分析できるようになると、書き言葉・話し言葉の多くが、実は定型表現で構成されていることが明らかになってきました。母語話者の書いたり話したりした言葉のうち、5~8割程度が定型表現で構成されているという推計もあります。 スマートフォンの予測変換を使って文章を書いていると、予想外に適切な表現が提案されるので驚いてしまうことがあります。我々の用いる言葉の多くは定型表現で構成されるため、産出された語句の後にどのような語が続くかを高い精度で予測できるのです」――「はじめに」より

    いよいよ「主役」へと躍り出た定型表現を学ぶ「8つの利点」とは?
    (1)言語使用の正確性が上がる
    (2)言語使用の流暢性(=スピード)が上がる
    (3)言語を使って様々な機能を遂行できるようになる
    (4)状況にあった適切な言語を使用できるようになる
    (5)すでに知っている単語への知識が深まる
    (6)未知の単語を覚えるきっかけとなる
    (7)文法知識の習得が促進される
    (8)ある共同体(コミュニティ)への帰属を示す

    【目次】
    はじめに――英語は決まり文句が8割?
    第1章 定型表現が重要な理由
    第2章 奥深き定型表現の世界――その分類と特徴
    第3章 4技能を伸ばす定型表現の学習法
    おわりに
  • ■■■■■■■■■■■■■■■■
    経済安全保障の最優先課題
    「量子コンピュータ」について
    わかりやすく解説した入門書!
    ■■■■■■■■■■■■■■■■
    自動車・金融・化学・製薬・物流
    メタバース・AI……
    量子コンピュータは
    世界をどう変えるのか?
    ■■■■■■■■■■■■■■■■

    いま世界各国では、既存のスーパーコンピュータを
    遥かに凌ぐとされる「量子コンピュータ」の
    大規模な開発プロジェクトが進み始めている。

    本書はそれを無条件に肯定したり、あるいは
    逆に頭ごなしに否定するといった内容ではない。

    量子コンピュータの基本的な原理から産業的側面、
    さらには社会・政治的インパクトに至るまで、
    多面的な事実を積み上げ考察を加えることにより、
    その際どい実現可能性を検証していくのが
    本当の狙いである。

    はたして「夢の超高速計算機」は
    本当に実現するのかーー。

    ■■■■■■■■■■■■■■■■
    IBM,グーグル、
    マイクロソフト、アマゾン……
    ビッグテック参入のウラで
    報じられていない実態とは?
    ■■■■■■■■■■■■■■■■

    ・・・本書のおもな内容・・・

    第1章 巨額の投資対象に変貌した「科学の楽園」
    ――量子コンピュータとは何か
    「経済安全保障」の最優先課題
    これから高まる“量子人材”の必要性
    2023年が実用化へのターニングポイント
    グーグルvs.IBMの激しい応酬
    別路線を歩むマイクロソフトの意図
    猛追するアマゾンの焦り ほか

    第2章 現実離れした「量子コンピュータ」のしくみ
    ーー謎の超高速計算機はどう動いているのか
    量子力学の基本法則
    全知全能の神ですらわからない「真の不確実性」
    量子ビットの作り方
    量子コンピュータ開発の技術的難題
    量子コンピュータ=汎用性が高いとは言えない理由
    巡回セールスマン問題、NP困難問題は解けるのか? ほか

    第3章 量子コンピュータは世界をどう変えるのか
    【自動車】渋滞を解消しサプライチェーンの最適化
    【金融】投資ビジネスの競争優位性を高める
    【化学】最適な組み合わせを見つけバッテリー開発に活かす
    【製薬】創薬にかかる膨大な時間とコストを圧縮
    【物流】配達ルートや輸送手段の効率化
    【メタバース】巨大な仮想経済圏を難なく支える超並列コンピューティング
    暗号破りコンテストの結果と次世代暗号導入を急ぐ理由
    暗号をめぐる中国と米国の駆け引き ほか
  • 日本一の「オッサン村」ーー永田町の非常識、政治メディア の実態。
    全国紙初の女性政治部長が克明に記す「男社会」のリアル。

    なぜ、永田町と政治メディアにオッサンが多いのか?
    幾多の「壁」に直面してきた政治記者が男性優位主義の本丸で考えた、日本社会への処方箋。

    永田町 「驚きのエピソード」
    ・総理秘書官の抗議 「首相の重要な外遊に女性記者を同行させるとは何ごとだ!」
    ・夜回り取材時、議員宿舎のリビングで、いきなり抱きついてきた大物議員
    ・いつも優しい高齢議員が「少しは休みなさい」と布団を敷き始めた……さて、どうする?

    政治記者の「過酷な競争」
    ・事実無根の告げ口をされ、梶山静六に激怒される 「あんたが漏らしたのかっ!」
    ・空恐ろしかった一言 「女性で声が一人だけ高いから、懇談の場の空気が乱れるんだよ」
    ・毎朝の「ハコ乗り」競争、夜の「サシ」取材……入浴時間を削って働く激務の日々

    男性でもオッサンでない人たちは大勢いるし、
    女性の中にもオッサンになっている人たちはいる。(本書より)


    本書の内容
    第一章 立ちはだかるオッサン
    第二章 ハラスメントの現場
    第三章 「女性初」が嫌だった
    第四章 女性議員の壁
    第五章 壁を壊すには
  • 人生を変える哲学が、ここにある――。
    現代思想の真髄をかつてない仕方で書き尽くした、「入門書」の決定版。

     * * *

    デリダ、ドゥルーズ、フーコー、ラカン、メイヤスー……
    複雑な世界の現実を高解像度で捉え、人生をハックする、「現代思想」のパースペクティブ

    □物事を二項対立で捉えない
    □人生のリアリティはグレーゾーンに宿る
    □秩序の強化を警戒し、逸脱する人間の多様性を泳がせておく
    □権力は「下」からやってくる
    □搾取されている自分の力を、より自律的に用いる方法を考える
    □自分の成り立ちを偶然性に開き、状況を必然的なものと捉えない
    □人間は過剰なエネルギーの解放と有限化の二重のドラマを生きている
    □無限の反省から抜け出し、個別の問題に有限に取り組む
    □大きな謎に悩むよりも、人生の世俗的な深さを生きる

    「現代思想は、秩序を強化する動きへの警戒心を持ち、秩序からズレるもの、すなわち「差異」に注目する。それが今、人生の多様性を守るために必要だと思うのです。」 ――「はじめに 今なぜ現代思想か」より

     * * *

    [本書の内容]
    はじめに 今なぜ現代思想か
    第一章 デリダーー概念の脱構築
    第二章 ドゥルーズーー存在の脱構築
    第三章 フーコーーー社会の脱構築
    ここまでのまとめ
    第四章 現代思想の源流ーーニーチェ、フロイト、マルクス
    第五章 精神分析と現代思想ーーラカン、ルジャンドル
    第六章 現代思想のつくり方
    第七章 ポスト・ポスト構造主義
    付録 現代思想の読み方
    おわりに 秩序と逸脱
  • 【死生観が一変する〈現代人のための生物学入門〉!】
    生命の死には、重要な意味がある。
    遺伝子に組み込まれた「死のプログラム」とは?



    なぜ、私たちは“死ななければならない”のでしょうか?

    年を重ねるにつれて体力は少しずつ衰え、肉体や心が徐々に変化していきます。
    やむを得ないことだとわかっていても、老化は死へ一歩ずつ近づいているサインであり、私たちにとって「死」は、絶対的な恐るべきものとして存在しています。
    しかし、生物学の視点から見ると、すべての生き物、つまり私たち人間が死ぬことにも「重要な意味」があるのです。
    その意味とはいったい何なのか――「死」に意味があるならば、老化に抗うことは自然の摂理に反する冒涜となるのでしょうか。
    そして、人類が生み出した“死なないAI”と“死ぬべき人類”は、これからどのように付き合っていくべきなのでしょうか。


    ■主な内容
    ・恐竜が絶滅してくれたおかげで、哺乳類の時代が訪れた
    ・宇宙人から見た「地球の素晴らしさ」とは
    ・地球上で最も進化した生物は昆虫である
    ・遺伝物質DNAとRNAの絶妙な関係
    ・「死」も、進化が作った仕組みである
    ・ヒトだけが死を恐れる理由
    ・“若返る”ベニクラゲの不思議
    ・超長寿のハダカデバネズミは、なぜがんにならないか
    ・ヒトの老化スピードが遅くなっている理由とは?
    ・「若返り薬」の実現性
    ・少なめの食事で長生きできる理由
    ・老化細胞は“毒”をばらまく
    ・テロメアの長さと老化は関係ない?
    ・生物学的に見ると、子供が親よりも「優秀」なワケ
    ・ヒトが生きる目的は、子孫を残すことだけではない
    ・“死なないAI”を生み出してしまったヒトの未来
    ・有限の命を持つからこそ、「生きる価値」を共有できる
    ・私たちは、次の世代のために死ななければならない
    ――すべての生き物は「死ぬため」に生まれてくる。

    第1章 そもそも生物はなぜ誕生したのか
    第2章 そもそも生物はなぜ絶滅するのか
    第3章 そもそも生物はどのように死ぬのか
    第4章 そもそもヒトはどのように死ぬのか
    第5章 そもそも生物はなぜ死ぬのか
  • 戦争は戦場だけではない!

    いかに低コストで最大限のダメージを敵国に与えるか。執拗なサイバー攻撃、SNSを利用したプロパガンダ、暗躍する民間軍事会社――世界を脅かすプーチン流「現代戦」と日本の安全保障のリスクとは?

    ウクライナ、シリアでの民間軍事会社の暗躍、米大統領選でのプロパガンダ工作、ジョージアとの情報戦、アフリカ発のロシア製フェイクニュース、そして東京五輪へのサイバー攻撃――、正規と非正規を組み合わせた21世紀型戦争の実態と、ロシアの外交・軍事戦略の全貌に迫る決定版!
  • 21世紀の現代の善と悪の原点こそ、フォン・ノイマンである。彼の破天荒な生涯と哲学を知れば、今の便利な生活やAIの源流がよくわかる!

    「科学的に可能だとわかっていることは、やり遂げなければならない。それがどんなに恐ろしいことにしてもだ」

    彼は、理想に邁進するためには、いかなる犠牲もやむを得ないと「人間性」を切り捨てた。

    <本書の主な内容>

    第1章 数学の天才
    ――ママ、何を計算しているの?
    第2章 ヒルベルト学派の旗手
    ――君も僕もワインが好きだ。さて、結婚しようか!
    第3章 プリンストン高等研究所
    ――朝食前にバスローブを着たまま、五ページの論文で証明したのです!
    第4章 私生活
    ――そのうち将軍になるかもしれない!
    第5章 第二次大戦と原子爆弾
    ――我々が今生きている世界に責任を持つ必要はない!
    第6章 コンピュータの父
    ――ようやく私の次に計算の早い機械ができた!
    第7章 フォン・ノイマン委員会
    ――彼は、人間よりも進化した生物ではないか?

    ********

    ノイマンがいかに世界を認識し、どのような価値を重視し、いかなる道徳基準にしたがって行動していたのかについては、必ずしも明らかにされているわけではない。さまざまな専門分野の枠組みの内部において断片的に議論されることはあっても、総合的な「フォン・ノイマンの哲学」については、先行研究もほとんど皆無に等しい状況である。

     そこで、ノイマンの生涯と思想を改めて振り返り、「フォン・ノイマンの哲学」に迫るのが、本書の目的である。それも、単に「生涯」を紹介するだけではなく、彼の追究した「学問」と、彼と関係の深かった「人物」に触れながら、時代背景も浮かび上がるように工夫して書き進めていくつもりである。
    ――「はじめに」より

    ********

     ノイマンの思想の根底にあるのは、科学で可能なことは徹底的に突き詰めるべきだという「科学優先主義」、目的のためならどんな非人道的兵器でも許されるという「非人道主義」、そして、この世界には普遍的な責任や道徳など存在しないという一種の「虚無主義」である。

     ノイマンは、表面的には柔和で人当たりのよい天才科学者でありながら、内面の彼を貫いているのは「人間のフリをした悪魔」そのものの哲学といえる。とはいえ、そのノイマンが、その夜に限っては、ひどく狼狽(うろた)えていたというのである。クララは、彼に睡眠薬とアルコールを勧めた。          
    ――第5章「第二次大戦と原子爆弾」より

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    人類史上 最恐の頭脳!
  • 「わび・さび」「数寄」「まねび」……この国の<深い魅力>を解読する!
    独自の方法論で日本文化の本質を見通す「松岡日本論」の集大成!

    お米のこと、客神、仮名の役割、神仏習合の秘密、「すさび」や「粋」の感覚のこと、「まねび」と日本の教育……断言しますが、日本文化は廃コンテキストで、一見、わかりにくいと見える文脈や表現にこそ真骨頂があるのです。(「はじめに」より)

    <本書のおもな内容>
    ・なぜ日本はヤマトと呼ばれるのか
    ・神さまをカミと呼ぶようになった理由
    ・日本人のコメ信仰にひそむ背景
    ・日本人が「都落ち」にダンディズムを感じる理由
    ・日本人が七五調の拍子を好むわけ
    ・世阿弥が必要と考えた「物学」の心
    ・今の時代に求められる「バサラ」と「かぶき者」
    ・「伊達」「粋」「通」はなぜ生まれたのか  ほか

    <本書の構成>
    第一講:柱を立てる
    第二講:和漢の境をまたぐ
    第三講:イノリとミノリ
    第四講:神と仏の習合
    第五講:和する/荒ぶる
    第六講:漂泊と辺境
    第七講:型・間・拍子
    第八講:小さきもの
    第九講:まねび/まなび
    第一〇講:或るおおもと
    第一一講:かぶいて候
    第一二講:市と庭
    第一三講:ナリフリかまう
    第一四講:ニュースとお笑い
    第一五講:経世済民
    第一六講:面影を編集する
  • いま、日本社会は停滞の渦中にある。その原因のひとつが「労働環境の硬直化・悪化」だ。長時間労働のわりに生産性が低く、人材の流動性も低く、正社員と非正規労働者のあいだの賃金格差は拡大している。 こうした背景を受け「働き方改革」が唱えられ始めるも、日本社会が歴史的に作り上げてきた「慣習(しくみ)」が私たちを呪縛する。 新卒一括採用、定期人事異動、定年制などの特徴を持つ「社会のしくみ」=「日本型雇用」は、なぜ誕生し、いかなる経緯で他の先進国とは異なる独自のシステムとして社会に根付いたのか? 本書では、日本の雇用、教育、社会保障、政治、アイデンティティ、ライフスタイルまで規定している「社会のしくみ」を、データと歴史を駆使して解明する。【本書の構成】第1章 日本社会の「3つの生き方」第2章 日本の働き方、世界の働き方第3章 歴史のはたらき第4章 「日本型雇用」の起源第5章 慣行の形成第6章 民主化と「社員の平等」第7章 高度成長と「職能資格」第8章 「一億総中流」から「新たな二重構造」へ終章 「社会のしくみ」と「正義」のありか
  • 私たちが学校や学校以外のさまざまな機会を通じて学習しなければならないのは、頭をよくするためでもなければ、成績を上げてよい学校に進学するためでもなければ、豊かな生活をするためでもありません。「教育」や「学習」には、進化学的で生物学的な理由があるんです。人間にとって「学ぶ」とはどういう意味があるのでしょうか?最新の進化学・遺伝学・脳科学の知見を参考にしながら、一緒に考えていきましょう。
  • 弱小城主から元祖「日の沈まぬ帝国」の皇帝へ。広大な版図と多種多様な民族を支配下に置き、千年の命脈を保った世界史上ユニークな「帝国」。奇人皇帝ルードルフ二世から悲劇の皇妃エリーザベトまで。音楽の都、世紀末芸術の都としてのウィーンから、サラエヴォの銃声に始まり、敗戦と帝国瓦解で終わった第一次世界大戦まで。様々な人物とエピソードに彩られた歴史を一冊の新書ですべて描く。
  • 旧版の刊行から12年。うつ病に関する研究および治療は大きな発展を遂げました。本書は、旧版では取り扱われなかった「現代うつ病」「双極性障害との違い」「適応障害」「老年うつ病」などといった、最新知見を取り入れてアップデート。もっとも信頼される名医が回復法を紹介します。
  • 日本語に主語は重要か? 「は」と「が」はどこが違う? なぜ自動詞が多用されるのか? 受身文に秘められた日本人の世界観とは?……学校では教えられない日本語の知られざる姿をわかりやすく紹介する一冊。これだけは知っておきたい日本語の基本!
  • 経営に一番大切なこと、それは「資金繰り」です。その資金繰りや、どのような投資活動を行っているかなどのお金の流れをあらわしているのが、キャッシュ・フロー計算書。この書類を読み解くことで、企業の経営状態はもちろん、経営陣がどのような戦略をもっているのかもみえてきます。本書では、決算書を「読む」立場に徹した解説を行い、企業の経済状況を素早く、正確に知る方法をわかりやすく伝授します!
  • 私たちのDNAの中には、ウイルスのような遺伝子配列が多数保存されており、生命活動で重要な役割を果たしている。極言すれば、我々の体の中にウイルスがいるから、我々は哺乳動物の「ヒト」として存在している。果たしてウイルスとは何者なのか? 生物の進化に大きな役割を果たしたウイルスは「ただの物質」なのか?それともやはりある種の「生命体」と見なすべきなのか? 一気読み必死のサイエンスミステリー
  • 発音はハチャメチャと完璧の間を狙う。語彙を増やすためには、とにかく「たくさん」読む。文法がまちがっていると「教養がない」と思われる。好きなこと、関心があることで英語を学ぶ。など、話すための基本、難関の試験克服法など日本人が「英語の壁」を乗り超えるための新常識10を伝授。英語が苦手な人でも、本書を読んで「英語なんて簡単さ」と自信を持とう!
  • 「○×で長生き」「△□を買ってはダメ」…。ネットやテレビ等の情報が気になる方々に贈る待望の一冊。エビデンスに基づいた「おいしくて安心な食卓」のコツを伝授します。東農大・学生食堂のおすすめヘルシーレシピつき。すでにできてしまったしみ、そばかすがビタミンCによって消えることはなかった!食品添加物、三大栄養素とビタミン、健康食品、サプリメント、農薬、遺伝子組み換え、放射線…。虚実入り交じった情報を整理。
  • 筆者はかつて、医薬品企業の研究所で新薬の研究に携わり、医薬の可能性と危険性について考える日々を送ってきた。もしこの薬があの時代にあったら、あの薬があの人物を救っていなければ、と考えるのは、歴史の愛好者として必然であった。もしコロンブスがビタミンCを知っていたなら、もし特殊アオカビの胞子が、ロンドンの病院のあるシャーレに飛び込んでいなかったら、間違いなく、現在の世界地図は大きく変わっていたはずだ。
  • 海軍の太平洋戦争への責任は陸軍に比して軽かったのか? 明治憲法下において政府・議会と並ぶ国家の主柱であったにもかかわらず、その責任を十分に果たすことのできなかった海軍の「政治責任」を、「不作為の罪」をキーワードに検証する。これまで顧みられることの少なかった「海軍と政治」の問題をはじめて正面から問う問題の書。(講談社現代新書)
  • 一九〇〇年代から一九七〇年代に創られた、「日本」をまとった七体のヌードの謎を解く。推理のポイントは、時代と創り手の動機。時系列で並んだヌードから浮かび上がる歴史とは? 極上ミステリーのような謎解き方式で、ヌードから近現代史を読み解いていく。(講談社現代新書)
  • イギリスとアメリカが互いの音楽を「洋楽」として受容し、進化、統合させて現在のロックが生まれるまでを明快に説く。ミュージシャンの歴史的位置づけもわかるロックファン必読の書! (講談社現代新書)
  • 世界一わかりやすい会計学。決算書を読みこなすために必要な知識はたった5つでいい! 20年に及ぶセミナー講師の経験が生み出した秘訣を惜しみなく大公開。最後まで読み通せ、理解できることを保証します。(講談社現代新書)
  • 891(税込)
    著:
    矢吹晋
    レーベル: 講談社現代新書
    出版社: 講談社

    天安門広場に毛語録の波が揺れる。「造反有理」から「批林批孔」「四人組」まで、当時の中国はまさに混乱のるつぼであった。社会主義における変革とは何か。毛沢東のかかげた夢と、現実を膨大な資料の中から検証しつつ現代中国の起点といえる文化大革命の真相を、具体的かつ、実証的に抉り出した待望の書。(講談社現代新書)
  • 若き天才が全て明かす「芝居作りの技術」。シェイクスピアはなぜ四世紀にわたって人気なのか? 日本で対話劇が成立しづらいのはなぜか? 戯曲の構造、演技・演出の方法を平易に解説する画期的演劇入門書! (講談社現代新書)
  • なぜ解決できないのか?難問の構造を歴史から読み解く15講。この一冊で中東問題のすべてがわかる!第1部パレスチナという場所、第2部列強の対立に翻弄されるユダヤ人とパレスチナ人、第3部「アメリカの平和」の終わりと始まり、という3部構成。パレスチナが2012年11月に国連総会で「国家」として承認されたが、イスラエルとアメリカという紛争当事国と関係国が認めていない以上、これ以上の進展は見込めないのが現状。(講談社現代新書)
  • 自分を把握し、他人とイメージを共有する、画期的な演劇入門! 現代演劇の旗手が公開する芝居のメカニズム台詞を自然体で話すコツとは? 俳優陣と演出家がイメージを共有する方法とは? 演劇的な感動はどうやって起きるか? 世界に広まる平田メソッドをわかりやすく説く。(講談社現代新書)
  • 1,485(税込)
    2024/5/15 (水) 配信予定
    著:
    森田邦久
    レーベル: 講談社現代新書
    出版社: 講談社

    人生に意味はあるのか?
    私たちは自由なのか?
    死は悪いことか?
    運命は決まっているのか?
    時間は流れているのか?

    「あたりまえ」がひっくり返る、脳に汗かく哲学体験。
    世界や人生の見え方がガラッと変わる!

    いざ、<哲学的思考>の深みへーー。
  • 979(税込)
    2024/5/15 (水) 配信予定
    著:
    河野一隆
    レーベル: 講談社現代新書
    出版社: 講談社

    「王墓はなぜ築かれたのか?」
    本書のテーマは、この素朴な疑問である。
    エジプトのファラオが築いたピラミッド、中国の皇帝たちが造った山稜など、
    人類史には王の埋葬のためのモニュメントが数多くある。
    それらは、王が自らの権力を誇示するために築造したと考えられている。
    したがって、王墓の大きさは権力の大きさに比例する、
    王墓は王の権力の象徴にほかならない、という理解が常識とされており、
    教科書にもそう書かれている。
    しかし、本書ではこの定説に真っ向から反論し、
    新たな視野から王墓を理解することを目的とする。

    本書では、王墓にまつわる次のような謎に挑む。
    ・「王墓=権力の象徴」説は、いかにして定説になったのか
    ・王墓は、権力者が命じた強制労働の産物なのか
    ・墓造りのエネルギーを、なぜ農地の拡大や都市整備に投下しなかったのか
    ・葬られたのは「強い王」か「弱い王」か
    ・高価な品々が、なぜ一緒に埋められたのか
    ・なぜ人類は、世界各地で王墓を築いたのか?
    ・「大洪水伝説」が残る地域と、王墓の誕生した地域が重なるのはなぜか
    ・王墓は、危機に瀕した社会が生き残るための最終手段か
    ・王が神格化され強大な権力を持つと、王墓が衰退するのはなぜか

    この本は、「王墓=権力の象徴」というステレオタイプな理解で停止してしまっている
    私たちの思考を根本から問い直すものである。

    王墓は、王自らの権力欲のためのものではなく、
    人々が自ら進んで社会の存続を王に託した時に、はじめて誕生する。

    王墓は、王を神へ捧げるための舞台であり、
    権力や富の集中を防ぐために、人類が発明した優れた機構なのだ!

    古代史ミステリーの「定説」を覆す、必読の書!
  • 日本の相対的貧困率15%、資産5億円以上9万世帯。アダム・スミスからピケティまで格差と経済学の歴史を辿り、日本の道を考える。
  • 935(税込)
    著:
    今井悠介
    レーベル: 講談社現代新書
    出版社: 講談社

    習い事や家族旅行は贅沢?
    子どもたちから何が奪われているのか?
    この社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態とは?
    日本初の全国調査が明かす「体験ゼロ」の衝撃!

    【本書のおもな内容】
    ●低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」
    ●小4までは「学習」より「体験」
    ●体験は贅沢品か? 必需品か?
    ●「サッカーがしたい」「うちは無理だよね」
    ●なぜ体験をあきらめなければいけないのか
    ●人気の水泳と音楽で生じる格差
    ●近所のお祭りにすら格差がある
    ●障害児や外国ルーツを持つ家庭が直面する壁
    ●子どもは親の苦しみを想像する
    ●体験は想像力と選択肢の幅を広げる

    「昨年の夏、あるシングルマザーの方から、こんなお話を聞いた。
    息子が突然正座になって、泣きながら「サッカーがしたいです」と言ったんです。
    それは、まだ小学生の一人息子が、幼いなりに自分の家庭の状況を理解し、ようやく口にできた願いだった。たった一人で悩んだ末、正座をして、涙を流しながら。私が本書で考えたい「体験格差」というテーマが、この場面に凝縮しているように思える。
    (中略)
    私たちが暮らす日本社会には、様々なスポーツや文化的な活動、休日の旅行や楽しいアクティビティなど、子どもの成長に大きな影響を与え得る多種多様な「体験」を、「したいと思えば自由にできる(させてもらえる)子どもたち」と、「したいと思ってもできない(させてもらえない)子どもたち」がいる。そこには明らかに大きな「格差」がある。
    その格差は、直接的には「生まれ」に、特に親の経済的な状況に関係している。年齢を重ねるにつれ、大人に近づくにつれ、低所得家庭の子どもたちは、してみたいと思ったこと、やってみたいと思ったことを、そのまままっすぐには言えなくなっていく。
    私たちは、数多くの子どもたちが直面してきたこうした「体験」の格差について、どれほど真剣に考えてきただろうか。「サッカーがしたいです」と声をしぼり出す子どもたちの姿を、どれくらい想像し、理解し、対策を考え、実行してきただろうか。」――「はじめに」より
  • 社会のルールはどのように決めるべきか?

    すべての人が納得できる正義はあるのか?

    現代政治哲学の起点となった主著『正義論』を平易に読み解き、ロールズ思想の核心をつかむ!



    【本書のおもな内容】

    ●「多様性を認めながら対立をなくす」ことのジレンマ

    ●ロールズが語った正義の構想は綺麗事なのか

    ●「力こそは正義」は根本的な誤解である

    ●画期的な思考実験「無知のヴェール」

    ●「誰もが納得する格差」はあり得るのか?

    ●自尊心がなければ自由になれない

    ●「正義は人それぞれ」と言っていられない理由

    ●現代的にアップデートされた社会契約論

    ●ロールズがたどり着いた「公正としての正義」



    多様性の尊重と対立の回避のどちらかを諦めるのではなく、両方を取るためには、社会の構造(仕組みやルール)についての、何かしらの工夫が必要です。そして、そのような工夫を見つけ出すことこそが、ロールズの課題でした。『正義論』においてロールズが取り組んだのは、まさにこの問題、すなわち、人々が多様なアイデンティティをもっており、正義についても異なる意見を持っている、ということを前提にした上で、それでも正義が成立するとすればどのようなものとなるのか、という問題です。

    はたして私たちは、社会の中の答えのない対立を、乗り越えることができるのか。その問題を解く手掛かりが、ロールズの『正義論』の中にあります。これから全四章に分けて、そのことをみなさんと一緒に見ていきたいと思います。――「はじめに」より



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    100ページで教養をイッキ読み!
    現代新書の新シリーズ「現代新書100(ハンドレッド)」刊行開始!!

    1:それは、どんな思想なのか(概論)
    2:なぜ、その思想が生まれたのか(時代背景)
    3:なぜ、その思想が今こそ読まれるべきなのか(現在への応用)

    テーマを上記の3点に絞り、本文100ページ+αでコンパクトにまとめた、
    「一気に読める教養新書」です!
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  • 伊藤忠商事会長、そして民間人初の中国大使を務めた名経営者が85歳の老境に入ったからこそ感じる、日々の味わい方と愉しみ方とは

    本書のおもな内容
    1章 老いの変化を受け入れる
    こんなに身近にあった「素晴らしい一日」の始め方
    思わぬ病に襲われて学んだこと
    健康は「まぁまぁ」と思えればベスト

    2章 身体はマイナスになる、でも頭はプラスにできる!
    脳を生き生きとさせる三つの習慣
    読書で心のシワを増やすには
    日記はよりよく生きるための道具

    3章 最大の悩みーー定年退職後をどう生きるか
    財産が少なくても気にしない
    あえて人間関係を整理する必要もない
    うまくいかない日は「バカ日記」を書こう

    4章 私たちはどう働くのか
    定年退職後はマインドリセットが必要
    ギグ・ワーカーとしてのシニアの可能性
    「オレが、オレが」はやめなさい

    5章 人生の価値は最後に決まる
    いまでも心に残る祖母の言葉
    どんな人でも死ぬときは一人
    「終活」はどこまで必要か
  • 「はじめに」より
    本書は、精神医療界のオールスターチームによるメンタルヘルス向上のためのガイドブックです。回復に役立つ知識から社会的課題を解消するヒントまで、ありったけの情報を盛り込みました。
     個々に主役を張れるほど著名な精神科医たちに、ウルトラ兄弟のように大集結してもらったのには理由があります。薬にばかり頼って来た精神医療が袋小路に入り込み、史上最大級のピンチに直面しているからです。このままでは患者が益々追い込まれてしまいます。(中略)
     各章に登場する精神科医たちは、20世紀から続いてきた薬物療法偏重という生物学的精神医学の激流の中で、時に大波にのまれながらも踏み止まり、患者の「こころ」と向き合い続けた人たちです。葛藤の中で見出された精神療法などの叡知を、生きづらい自分や劣化する社会を変えるために共有し、「みんな」のものにしたい。それが本書の狙いです。

    第1章 依存症「ヒトは生きるために依存する」
    松本俊彦さん(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長)

    第2章 発達障害「精神疾患の見方が根底から変わる」
    原田剛志さん(パークサイドこころの発達クリニック院長)

    第3章 統合失調症「開かれた対話の劇的効果」
    斎藤 環さん(筑波大学医学医療系社会精神保健学教授)

    第4章 うつ病・不安症 「砂粒を真珠に変える力」
    大野 裕さん(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター顧問)

    第5章 ひきこもり「病的から新たなライフスタイルへ」
    加藤隆弘さん(九州大学大学院医学研究院精神病態医学准教授)

    第6章 自殺「なぜ自ら死を選ぶのか」
    張賢徳さん(日本自殺予防学会理事長/六番町メンタルクリニック院長)

    第7章 入院医療「新時代を切り拓く民間病院」
    堀川公平さん(のぞえ総合心療病院理事長・院長)
    渡邉博幸さん(千葉大学社会精神保健教育研究センター特任教授)


    成瀬暢也さん(埼玉県立精神医療センター副病院長/埼玉医科大学病院臨床中毒科客員教授)
    秋山剛さん(世界精神保健連盟理事長)
    高木俊介さん(たかぎクリニック院長/オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン共同代表)
    アーロン・ベックさん(認知行動療法の創始者)
    田邉友也さん(訪問看護ステーションいしずえ代表)
    樋口輝彦さん(国立精神・神経医療研究センター名誉理事長/日本うつ病センター名誉理事長)
    野村総一郎さん(六番町メンタルクリニック名誉院長)
    和気隆三さん(新生会病院名誉院長)
  • 西洋哲学と出会って150年、日本の哲学者たちは何を考え、何を目指してきたのか。日本哲学のオリジナリティに迫る、第一人者による入門書の決定版!

    【哲学を知るための10講】
    第1講「日本の哲学」とは/第2講 哲学の受容第/3講 経験/第4講 言葉/第5講 自己と他者/第6講 身体/第7講 社会・国家・歴史/第8講 自然/第9講 美/第10講 生と死

    【本書のおもな内容】
    ・日本最初の哲学講義はいつ行われた?
    ・「哲学」という呼び名はこうして生まれた
    ・西田幾多郎の「純粋経験」を知る
    ・経験と言葉のあいだにあるもの
    ・言葉の創造性を考える
    ・人間の生のはかなさと死に迫る
    ・心によって生かされた身体とは
    ・田辺元が生み出した「種の理論」
    ・「自然」という言葉の歴史
    ・和辻哲郎の「風土論」
    ・美とは何か、芸術とは何か
    ・移ろうものと移ろわぬもの
    ・光の世界と闇の世界
  • 1,023(税込)
    著:
    森村進
    レーベル: 講談社現代新書
    出版社: 講談社

    何が「正しい」のか、わからなくなった時代に。
    プラトン、カント、ベンサム、ロールズ……2400年にわたる知的格闘。
    人生や社会に関わる切実な問いを、哲学者たちはこう考えた!

    法哲学の第一人者があざやかに整理し、切れ味鋭く論じる、「正義」入門の決定版!


    【本書の構成】

    はじめに――いま、なぜ過去の正義論を見直すのか?
    序章 正義論のさまざまなパターン――本書のねらい
    第一章 正義とは魂の内部の調和である――プラトン
    第二章 正義とは他の人々との関係において現れる徳である――アリストテレス
    第三章 正義とは相互の利益になる契約を実行することである――ホッブズ
    第四章 正義とは自然権の保護・実現である――ロック
    第五章 正義とは慣習によって生じた財産権規則を守ることである――ヒューム
    第六章 正義とは非難が適切であるということと権利の保護である――スミス
    第七章 正義とは「定言命法」に従うことである――カント
    第八章 正義とは功利の原理の一適用にすぎない――功利主義
    第九章 正義とは社会制度の第一の徳である――ロールズ
    あとがき――文献案内をかねて
  • 電車の中や部屋の中、気が付けばいつもスマホをスクロールしている。本当は何が知りたいのか、自分に何が必要なのかわからないままSNSの世界に浸り続け、気が付けば自分自身を見失ってしまった――。
    スマホ時代の過剰な繋がりによって失われた〈私〉を私たちはどうやって取り戻すのか。気鋭の哲学者による現代を生き抜くための思考法!

    【本書の主な内容】
    第1章 デフォルトの〈私〉
    ――――動物になるか、善い人になるか
    ・ミニオンズの憂鬱
    ・パッケージ化された善に警戒せよ
    ・目を閉じて、〈私〉の声を聴く

    第2章 〈私〉を取り戻すための哲学的思考
    ・「新デカルト主義」宣言
    ・判断しなくてよいという判断
    ・批判的思考のプロトタイプ

    第3章 ポスト・トゥルースを終わらせる
    ・SNSを気にする学生
    ・「正しさをめぐる争い」は終わりにする
    ・陰謀論は理性と情動に訴える

    第4章  ネガティブなものを引き受ける
    ・対話とネガティブ・ケイパビリティ
    ・アルゴリズムと自己消費
    ・「弱いロボット」から考える
  • デジタル時代の今、ネット上は過度に加工された顔であふれている。これはテクノロジーの急速な発展がもたらした、新たな現代病なのかもしれない――なぜ、人間は“理想の顔”に取り憑かれるのだろうか。そのカギとなる「脳の働き」に最新科学で迫る。そこから浮かび上がってきたのは、他者と自分をつなぐ上での顔の重要性と、それを支える脳の多様で複雑な機能の存在だった。

    鏡に映る「自分の顔」が持つ、新たな意味にあなたは驚くかもしれない。


    【本書のおもな内容】
    ・脳の底に横たわる、巨大な「顔認識ネットワーク」
    ・加工写真に反応する脳の部位とは
    ・人が覚えている顔の数は…推定5000人!
    ・卒業アルバムを懐かしがるのは高度な能力
    ・偶然できた模様や形が「顔」に見えるふしぎ
    ・「つらい時ほど、笑顔」は間違い?
    ・赤ちゃんはサルの顔も見分けられる?
    ・「真の笑顔」と「偽の笑顔」
    ・まるで実在する人物。人工知能がつくりだす「存在しない顔」
    ・顔が果たす「通路」の役割とは

    【目次】
    第1章 顔を見る脳の仕組み
    第2章 自分の顔と出会うとき
    第3章 自分の顔に夢中になる脳
    第4章 自己と他者をつなぐ顔
    第5章 未来社会における顔
  • ダーウィンを祖とする進化学は、ゲノム科学の進歩と相まって、生物とその進化の理解に多大な貢献した。一方で、ダーウィンが提唱した「進化論」は自然科学に革命を起こすにとどまらず、政治・経済・文化・社会・思想に多大な影響をもたらした。そして、悲劇的なことに、進化論を曲解した彼の後継者たちが「優生思想」という怪物を生み出した。〈一流の進化学者〉たちによって権威づけられた優生学は、欧米の科学者や文化人、政治家を魅了し、ついにはナチスの反ユダヤ思想とつながり「ホロコースト」という悲劇を生み出すことになる。

    第一線の進化学者の進化学の歴史に詳しい著者は、ダーウィンが独創した進化論は、期せずして3つの「呪い」を生み出したと分析する。「進歩せよ」を意味する〈進化せよ〉、「生き残りたければ、努力して闘いに勝て」を意味する〈生存闘争と適者生存〉、そして「この規範は人間社会も支配する自然の法則だから、不満を言ったり逆らったりしても無駄だ」を意味する、〈ダーウィンもそう言っている〉である。順に、「進化の呪い」「闘争の呪い」「ダーウィンの呪い」である。

    本来、方向性がなく、中立的な進化が、なぜひたすら「進歩」が続くと信じられるようになったのか。ダーウィンとその理解者、そしてその志を継いだ後継者たちが、いかにして3つの呪いにかけられていったのか。稀代の書き手として注目される著者が、進化論が生み出した「迷宮」の謎に挑む。

    第一章 進化と進歩
    第二章 美しい推論と醜い
    第三章 灰色人
    第四章 強い者ではなく助け合う者
    第五章 実験の進化学
    第六章 われても末に
    第七章 人類の輝かしい進歩
    第八章 人間改良
    第九章 やさしい科学
    第十章 悪魔の目覚め
    第十一章 自由と正義のパラドクス
    第十二章 無限の姿
  • [本書の構成]
    はじめに
    第1章 青春の学生運動
    第2章 青春の高度経済成長
    第3章 青春の昭和文化・社会風俗
    第4章 新たな時代を切り拓いた人物たち
    第5章 高度経済成長と繁栄の「陰」
    第6章 「昭和の青春」世代のこれまでとこれから
    おわりに
  • 異次元なのに腑に落ちる、唯一無二の人生相談!

    「定年後、居場所がなくなるのが不安です」
    「子どもの頃から死ぬのが怖いのですが」
    「友だちは必要ですか?」
    「絵の見方が分かりません」……
    などの質問に、文と絵で回答。

    横尾忠則の人生観をあらわす50作品をオールカラーで収録!

    <本書の内容>
    ――定年後、居場所がなくなるのが怖いのですが。
    生きている限り、今、自分の立っている場所が居場所です。

    ――衰えていく親を、どこまでケアすべきでしょうか?
    僕は、母が家を売って得たわずかなお金を持ってヨーロッパ旅行をし、有り金全部を使い果たして帰ってきたら、
    母はがんで入院していました。この質問に答える資格は僕にはありません。

    ――孤独が怖いです。どうすればよいでしょうか?
    孤独は創造の原点です。孤独を恐れるもの、避けるべきものと決めつけた人は、孤独の何たるかを知らない人です。
    孤独の前には、巨大な光り輝く太陽があるのです。

    ――絵やイラストを上手く描くコツを教えてください。
    インファンテリズム(幼児性)をいつまでも失わなかったのがピカソです。
    ピカソに言わせれば、子どものような下手な絵こそ上手い、ということになります。

    ――仏教をどのように学びましたか?
    僕は毎週、週刊誌を何冊か読みます。
    そこには「因果応報」「自業自得」の実例が、スキャンダル記事となって満載されているからです。
  • 歴史を学ぶにも、現代を考えるにも、これだけはおさえておきたい知識がゼロからわかる!
    「聖書」、ゾロアスター教、北欧神話、『論語』……
    個性豊かな12人の専門家に、古市憲寿が読者に代わって理解の「ツボ」を聞いた!
    各宗教・神話の基礎がわかる解説マンガ付き!

    【本書の内容】
    なぜキリスト教は「長持ち」したのか――佐藤優
    ロシアの指導者はなぜ絶対的な力を持つのか――三浦清美
    イスラム過激派のテロがなくならない理由――飯山陽
    ゾロアスター教が世界宗教に脱皮できなかった理由――青木健
    ヒンドゥー教にとっての「神」とは――沖田瑞穂
    ジャイナ教はなぜ不殺生を徹底するのか――堀田和義
    古い時代の儒教と朱子学はどう違う?――渡邉義浩
    玄奘はなぜインドへ向かったか――吉村誠
    北欧神話の巨人とは?――松本涼
    『万葉集』が最も日本的で、最も中国的である理由――上野誠
    日本仏教はなぜ多様なのか――碧海寿広
    人びとは宗教から遠のいていくのか――岡本亮輔

    構成:斎藤哲也 マンガ:ヤングみやざき

    【本文より】
    この『謎とき 世界の宗教・神話』は、「本」を通じて世界の宗教や神話の不思議を解き明かそうとする一冊だ。
    なぜ「本」なのか。それは多くの宗教が聖典を持つからだ。何かの宗教を理解しようとする場合、『新約聖書』や『コーラン』などの聖典に当たるのがよさそうに思える。
    だがここに大きなハードルが立ちはだかる。一人で聖典を読み通すのは、とんでもなくたいへんなのだ。何せ現代と常識や価値観の違う時代に書かれた文章である。現代人から見れば飛躍や矛盾も多い。特にその宗教の信者でないなら、なおさら取っつきにくい。
    ではどうすればいいのか。大切なのは「補助線」だと思う。宗教書に限らないが、古典を読むには前提知識が必要である。前提知識という補助線があるかないかで、一気に難解な本も読みやすくなる。
    というわけで、一二人の研究者に宗教書や神話の「読みどころ」を聞いてきたのが本書である。結果的に、一冊でキリスト教からイスラム教、ゾロアスター教から北欧神話まで一二の信仰についてざっくりと把握できる良質な入門書になったと思う。良質すぎて、実際の聖典に当たらなくても、読んだフリができるほどである。――「はじめに」より
  • 学歴があれば「勝ち組」なのか?

    月10万円の困窮生活、振り込め詐欺や万引きに手を染める、博士課程中退で借金1000万円、ロースクールを経て「ヒモ」に、日本に馴染めない帰国子女、教育費2000万円かけたのに無職……

    「こんなはずではなかった」
    誰にも言えない悲惨な実態!

    【目次】
    序章 犯罪者になった高学歴難民
    第1章 博士課程難民
    第2章 法曹難民
    第3章 海外留学帰国難民
    第4章 難民生活を支える「家族の告白」
    第5章 高学歴難民が孤立する構造
  • ポルトガルインド総督に使節を派遣した大友氏。アユタヤ国王との接触を図る松浦氏。カンボジアとの「国交」樹立を目論む島津氏。さらには天正遣欧使節や伊達政宗による慶長遣欧使節。あるいは、その本拠地で花開いた国際色豊かな「コスモポリタンシティー」ーー国の「王」として、狭い冊封体制の枠組みを越え、東南アジアから南アジアへ、そしてヨーロッパへと、対外活動を地球を俯瞰する広範囲へと拡大してゆく戦国大名たち。日本史の文脈を越え、世界史のコンテクストの中から見えてくる、戦国大名のこれまでとはまったく異なった新たな姿を提示する。
  • 『源氏物語』がなければ道長の栄華もなかった! 

    無官で貧しい学者の娘が、なぜ世界最高峰の文学作品を執筆できたのか?
    後宮で、道長が紫式部に期待したこととは? 
    古記録で読み解く、平安時代のリアル

    ・紫式部は早くに生母と死別、父は後妻のもとに通う日々
    ・道長の権力獲得に欠かせなかった姉・詮子
    ・道長最大の政敵が失脚した「長徳の変」
    ・紫式部と夫宣孝の「痴話喧嘩」
    ・一条天皇は『源氏物語』の愛読者
    ・華やかな定子サロンと地味な彰子サロン
    ・「御物怪が……」彰子出産の記録『紫式部日記』
    ・三条天皇と道長の確執
    ・彰子と実資の間を取り次ぐ紫式部
    ・「この世をば……」が詠まれたとき

    24年大河ドラマ「光る君へ」時代考証担当の第一人者が描く、平安宮廷の世界と、交差した二人の生涯!
  • この社会の
    居心地の悪さは
    どこからきたのか?

    明治維新と敗戦、憲法、天皇、
    経済停滞、少子化、巨大地震…

    「考えたくなかった」
    戦後日本の論点を徹底討論!

    <本書の内容>
    右も左も、いまだに外圧頼り。
    内発的に自分たちの価値を肯定し、守るということができていない(東)

    天皇が生物学を勉強したのは、正気を保つためにやっていたんでしょう(養老)

    日本人は戦争による被害も、人災ではなく天災のように捉えてしまう(茂木)

    「シビリアン・コントロール」なんて、
    自分の国の言葉にもできないようなものが身につくはずがない(養老)

    戦後、この国は、人の心を安定させるものを、かなり潰してしまった。
    新興宗教が強いのも、コミュニティの貧しさと関係している(東)

    「九条」に限らず、日本は整合性をつけることへの欲望がない(茂木)

    日本経済が30年も停滞している理由は、
    もう作らなくていい、壊さなくていい、という暗黙の民意なんじゃないか(養老)

    被害の記憶を伝えたいなら、震災の日だけでも実際の津波の映像を流したほうがいい(東)
  • 1,045(税込)
    著:
    栗田治
    レーベル: 講談社現代新書
    出版社: 講談社

    文系・理系は関係ない。まずは、モデルを考えよう!

    日常生活から学問、ビジネスの現場まで、論理的な思考を支える「モデル分析」の作法。
  • 青年たちの「義挙」に民衆は拍手したーー。

    血盟団事件、五・一五事件、神兵隊事件、死なう団事件、そして二・二六事件……。
    なぜ暴力は連鎖し、破局へと至ったのか?

    昭和史研究の第一人者による「現代への警世」。


    【本書の内容】

    ・「安倍晋三銃撃事件」と昭和テロの共通点
    ・「正義を守るための暴力」という矛盾
    ・現代の特徴は「テロの事務化」
    ・ピストルではなく短刀にこだわった将兵
    ・「三月事件」と橋本欣五郎
    ・「血盟団」井上日召の暗殺哲学
    ・五・一五事件の「涙の法廷」
    ・昭和テロリズムの「動機至純論」
    ・愛郷塾の存在と「西田税襲撃事件」
    ・言論人・桐生悠々の怒り
    ・大規模クーデター計画「神兵隊事件」
    ・罪の意識がまったくない相沢一郎
    ・血染めの軍服に誓った東條英機
    ・「死のう団」のあまりに異様な集団割腹
    ・二・二六事件が生んだ「遺族の怒り」
    ・一貫してクーデターに反対した昭和天皇  ……ほか


    【本書の目次】

    序章:昭和テロリズムから見た安倍元首相銃撃事件
    第一章:残虐のプロローグ――三月事件から血盟団事件へ
    第二章:昭和ファシズムの形成――五・一五事件が歴史を変えた
    第三章:暴力の季節への抵抗者たち――ジャーナリスト・桐生悠々と政治家・斎藤隆夫
    第四章:「血なまぐさい渇望」のクロニクル――神兵隊事件から永田鉄山刺殺事件まで
    第五章:国家暴力というテロリズム――死のう団事件の異観
    第六章:テロから戦争への転換――二・二六事件の残虐さが意味すること
    不気味な時代の再来を拒むためにーーあとがきにかえて
  • かつて「一億総中流社会」と言われた日本。戦後、日本の経済成長を支えたのは、企業で猛烈に働き、消費意欲も旺盛な中間層の人たちだった。しかし、バブル崩壊から30年が経ったいま、その形は大きく崩れている。
    2022年7月内閣府が発表したデータでは、1994年に日本の所得中間層の505万円だった中央値が2019年には374万円と、25年間で実に約130万円も減少した。もはや日本はかつてのような「豊かな国」ではなく先進国の平均以下の国になってしまった。なぜ日本の中流階層は急激に貧しくなってしまったのか。「中流危機」ともいえる閉塞環境を打ち破るために、国、企業、労働者は何ができるのか。その処方箋を探った。

    【プロローグ】稼げなくなった中間層

    第1部 中流危機の衝撃
    第1章 幻想だった中流の生活
    第2章 夢を失い始めた若者たち
    第3章 追い詰められる日本企業
    第4章 非正規雇用 負のスパイラルはなぜ始まったのか

    第2部 中流再生のための処方箋
    第5章 デジタルイノベーションを生み出せ
    第6章 リスキリングのすすめ
    第7章 リスキリング先進国ドイツに学ぶ
    第8章 試行錯誤 日本のリスキリング最新事情
    第9章 同一労働同一賃金 オランダパートタイム経済に学ぶ
    【エピローグ】ミドルクラス 150年の課題
  • シリーズ4冊
    913957(税込)
    著:
    池上彰
    著:
    佐藤優
    レーベル: 講談社現代新書
    出版社: 講談社

    日本の左翼は何を達成し、なぜ失敗したのか?
    ――忘れられた近現代史をたどり、未来の分岐点に求められる「左翼の思考」を検証する壮大なプロジェクト。

    深刻化する貧困と格差、忍び寄る戦争の危機、アメリカで叫ばれるソーシャリズムの波。
    これらはすべて、【左翼の論点】そのものである!
    激怒の時代を生き抜くために、今こそ「左の教養」を再検討するべき時が来た――。

    ◇◇◇◇◇

    戦後復興期に、共産党や社会党が国民に支持された時代があったことは、今や忘れられようとしている。
    学生運動や過激化する新左翼の内ゲバは、左翼の危険性を歴史に刻印した。
    そしてソ連崩壊後、左翼の思考そのものが歴史の遺物として葬り去られようとしている。

    しかし、これだけ格差が深刻化している今、必ず左翼が論じてきた問題が再浮上してくる。
    今こそ日本近現代史から忘れられた「左翼史」を検証しなければならない。

    「日本の近現代史を通じて登場した様々な左翼政党やそれに関わった人たちの行い、思想について整理する作業を誰かがやっておかなければ日本の左翼の実像が後世に正確な形で伝わらなくなってしまう。私や池上さんは、その作業を行うことができる最後の世代だと思います。」(佐藤優)


    【本書の構成】

    ◇日本共産党の本質は今も「革命政党」
    ◇社会党栄光と凋落の背景
    ◇アメリカで社会主義が支持を集める理由
    ◇野坂参三「愛される共産党」の意図
    ◇宮本顕治はなぜ非転向を貫けたか
    ◇テロが歴史を変えた「風流夢譚事件」
    ◇労農派・向坂逸郎の抵抗の方法論
    ◇「共産党的弁証法」という欺瞞
    ◇労働歌と軍歌の奇妙な共通点
    ◇共産党の分裂を招いた「所感派」と「労農派」
    ◇毛沢東を模倣した「山村工作隊」
    ◇知識人を驚愕させた「スターリン批判」
    ◇天才兄弟と称された上田耕一郎と不破哲三
    ◇黒田寛一と「人間革命」の共通点
    ◇現在の社民党は「右翼社民」

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