『新書、政治、1円~』の電子書籍一覧
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首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山大噴火……
過去にも一度起きた「恐怖の大連動」は、東京・日本をどう壊すのか?
命を守るために、いま何をやるべきか?
最新データや数々の専門家の知見から明らかになった、
知らなかったでは絶対にすまされない「最悪の被害想定」とは――。
【本書のおもな内容】
●320年ほど前に起きた「前代未聞の大災害」
●首都直下地震で帰宅困難者453万人、6000人が犠牲に
●朝・昼・夕で被害はどれだけ違うのか?
●南海トラフが富士山噴火と首都直下地震を呼び起こす
●なぜ「足立区」が一番危ないのか?
●「7秒」が生死を分ける、半数は家で亡くなる
●大震災で多くの人が最も必要と感じる情報とは?
●国や都の機能が緊急時に「立川」に移るワケ
●そもそも地震は「予知」できるのか?
●「内陸直下の地震」と「海溝型の地震」は何が違うのか?
●エレベーター乗車前に「すべきこと」
●半年に1度の家族会議をする地震学者
●なぜ「耐震改修」が進まないのか?
●弾道ミサイルから逃げられない事情
●天気はコントロールできるのか……ほか
【目次】
はじめに 最悪のシミュレーション
第1章 首都直下地震の「本当の恐怖」
第2章 南海トラフ巨大地震は想像を超える
第3章 大災害「10の教訓」
第4章 富士山噴火・気象災害・弾道ミサイル -
財政の仕組み、税金、保険、年金、仮想通貨、家の購入……
正しい経済知識があなたを守る!
「人生100年時代」が本格的に訪れる中で、高齢者たちがセカンドライフをより充実させるために、積極的に「学び直し」をする動きが広がっている。
向上心のある高齢者にとって、特に役立つ学問の一つが「経済学」だ。なぜなら、経済学を学ぶことで自分の生活で起こっている事象をより深く理解し、物事を捉える視点が大きく変わるからだ。
退職金で悠々自適に生活するにしても、余剰資産を運用してお金を増やすにしても、年金だけで細々とやっていくにしても、どんな状況でも経済に関する知識が欠かせない。
現代社会では玉石混淆の情報が溢れていて、老後の豊かな生活を送るためにはどうすればいいのか、という問いに対する答えを探すのは容易ではない。そのため、物事を定量的に捉え、理性的に考えることが必要だ。
わかりやすくいえば、経済学は人々の資源の生産、分配、消費の過程を研究する学問だ。
「マクロ経済学」では、国の経済全体の動向や構造を、国内総生産(GDP)、失業率、物価上昇率、貨幣供給量などを通じて分析する。一方、「ミクロ経済学」では、個々の市場や企業の行動、意思決定を価格、需要、供給、利益最大化などを通じて研究する。
これらを専門的に考えようとすると、数式が必要になるため、文系出身者には少しハードルが高い。そのため、本書ではできるだけ基礎的なデータを使い、シンプルな言葉で説明するように心がけた。
本書を読むことで、大人として知っていて当然の経済の仕組みを学び直し、孫にも得意げに教えることができるくらい、理解度が深まれば幸いである。
高橋洋一(本書 はじめに より)
【内容】
序 章 学び直しの姿勢
第1章 経済の一般常識
第2章 日本の財政の真実
第3章 知っておきたい税の基本
第4章 社会保障・年金のイロハ
第5章 個人資産の形成・防衛術
終 章 シニア就業者に役立つ新視点 -
世界はこんなにもラテン語であふれている!!
X(旧Twitter)で人気の「ラテン語さん」初著書。
世界史、政治、宗教、科学、現代、日本……。
あらゆる方面に思いがけずひそんでいるラテン語の数々。
ラテン語は死語ではなく、知への扉だ!!
ヤマザキマリさん推薦&巻末特別対談!!
「ラテン語は、まさに時空を駆け抜け続ける言葉。そこにいるあなたも、無意識にラテン語を使っているのをご存知ですか? 時空を超えて生き続けるラテン語の魅力と発見が炸裂する一冊」
よく耳にするあの企業の名前から、
有名な歴史上のあの人物の名言まで。
語学、ラテン語の知識ゼロから読めるラテン語雑学本。
※カバー画像が異なる場合があります。 -
総理大臣には働いてもらわなければならない。それも最初から、全力で。しかし、巨大タンカーのごとき日本政府を操るにはコツが必要だ。政治家の意思で、霞が関は動かせるのか。そして「本物の有事」に直面した時、政治は自衛隊などの実力部隊をコントロールできるのか。歴代最長の安倍政権で内政・外政・危機管理の各実務トップを務めた官邸官僚が参集し、適切な権力行使のための「官邸のトリセツ」を公開する。
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日本のGDP値はドイツに抜かれ4位に——。これに限らず、近年の日本の「凋落」はとどまるところを知らない。そして政権与党の裏金問題が噴出した政治も、官僚の意見を垂れ流すだけのメディアも旧態依然で、まったくアップデートされていないのではないか。天才を殺し、国民を地獄に突き落とし、自己保身しか考えていない「秀才エリート」たちの大罪を告発! そして「本当に頭がいい」とはどんな人たちなのか——。池田清彦氏が忖度なしに語り尽くす。
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どうしてこうなった!? 日本の教育!
●敗戦とGHQの教育政策介入
●変節した教師と教育学者
●文部省vs日教組の政治闘争
●外交問題に発展した教科書問題
●迷走した「ゆとり」教育
●教育基本法改正と道徳教科化
●「令和の日本型学校教育」の行方は?
敗戦と占領によってタブー視された「教育勅語」「愛国心」から「個性重視」「ゆとり教育」「道徳教育」「教育の政治的中立」まで再考し、混迷する公教育の意義を問い直す!
【目次】
第1章 総力戦体制と教育
第2章 戦後教育改革と「占領」
第3章 教育基本法と教育勅語
第4章 戦後日本と道徳教育・愛国心
第5章 教育の政治的中立性と教科書裁判
第6章 教師像の模索と大学紛争
第7章 教育荒廃と臨時教育審議会
第8章 「ゆとり教育」と公教育の変質
第9章 教育基本法の改正と道徳の教科化
第10章 戦後教育の「いま」と「これから」 -
黒船が鎖国を解き、真珠湾攻撃が巨艦を無用の長物とし、ウクライナ戦争が兵士のいない戦場をつくりだす……?
軍艦の進化をトレースすると、国家の転換点、戦争形態や作戦・戦術・戦略の変化が鮮明に浮かびあがってくる。各国海軍の最前線に何度も足を運んだ元海将補が、解りやすく説く!
「砲艦外交」のための軍艦→「敵よりも大砲打撃力の勝る軍艦」が中心、大艦巨砲主義の芽生え→「大艦巨砲主義の中心となる戦艦」が中心、艦隊決戦が海戦の雌雄を決する→「戦艦(大艦巨砲主義:艦隊決戦)」から「空母(空母機動部隊による航空作戦主流)」へ→「空母機動部隊主流は変化なしも、ミサイル対応艦の必要性増大」……「イージス艦」の登場・「ステルス艦(艦上の突起物がなくレーダーを反射にくい)」の登場→「空母主流」「イージス艦の有用性」に変化なしも、「弾道ミサイル対応イージス艦」の必要性増大→「現有艦艇」の有用性は変わらずも、「無人艦隊」による海戦のブレークスルー――という変遷を詳しく解説。
第一章 海軍黎明期の軍艦
第二章 日清・日露戦争時の軍艦
第三章 建艦競争期および海軍軍縮条約期の軍艦
第四章 第二次世界大戦時の軍艦
第五章 第二次世界大戦後・米ソ冷戦期の軍艦
第六章 ポスト冷戦期の現代戦における各国の軍艦
第七章 有人艦艇から無人化艦艇・AI化艦艇の時代へ -
習近平の台湾併合極秘シナリオとは? 有事の想定・訓練をしない政府と自治体の武力侵攻事態への無策、中国国家動員の恐怖が明らかに。
台湾有事の焦点は、アメリカ大統領選挙にある。「第2次トランプ政権」が中国に対して強硬になっても緊張緩和に向かっても、台湾をめぐる現状は崩れ、日本は厳しい情勢に追い込まれる。2024年の「選挙イヤー」は、国際秩序を激変させるだろう。中でも第二次世界大戦後、80年近くにわたり奇跡的に平和を享受してきた日本が、最大の被害国になりかねない。その最大の引き金が、台湾有事なのだ。一切の楽観を排し、軍事マニアの戦争ゲームとも一線を画した、徹頭徹尾「習近平の目線」による驚異のシミュレーション。 〈目次より〉序章 台湾有事はもう始まっている――最重要ターゲットは日本 第1章 「台湾統一」は習近平の「宿命」――衝撃の有事シナリオ 第2章 中国はどのように台湾併合を目論んでいるのか――習近平の“戦略ブレーン”が考える「新型統一戦争」をシミュレーション 第3章 先鋭化する米中対立――東アジアの“火薬庫”はいつ爆発してもおかしくない 第4章 台湾有事で巻き込まれる日本――次々と浮かび上がる日本の課題 第5章 習近平の「情報戦」に立ち向かえ――周回遅れの日本 -
元・国連専門機関職員の著者が忖度なしで書く、43万部突破の大人気シリーズ第5弾――
「世界はそんなことになってたのか!」
日本のメディアが報道しない驚きのニュース満載
(内容紹介[一部])
●ルッキズム――海外のほうが100倍ひどい
●LGBTQ施策をやりすぎでバックラッシュ!
●“ガザ地区”を“足立区”に置き換えるとわかりやすい
●世界の64%が“ロシア推し”か中立だった
●ロシア軍事会社のヘッド、実は元テキ屋のおっさん
●海外にもある罵詈雑言だらけの裏サイト
●白雪姫が海外で大変なことになっている
●イギリスで暗躍する中国スパイ
●中国の脅威をはっきりと指摘するイギリス政府
●ドローンでステーキ肉を刑務所内に密輸する囚人たち
●落ちこぼれをまったく救済しない海外の学校
●海外の偽イメージに騙されまくる日本人
●海外の最新トレンドは窓際族
●AIで失業するケニアの宿題外注業者
●外国人はわかりやすいものにしか興味がない
●世界の人々が度肝を抜かれる日本の安全性
●世界の文化の最終終着点は日本
――など
世界を見る目が“ガラッ”と変わる!
衝撃の体験をあなたに。
【著者プロフィール】
谷本真由美(たにもと・まゆみ)
著述家。元国連職員。
1975年、神奈川県生まれ。
シラキュース大学大学院にて国際関係論および情報管理学修士を取得。
ITベンチャー、コンサルティングファーム、 国連専門機関、外資系金融会社を経て、現在はロンドン在住。
日本、イギリス、アメリカ、イタリアなど世界各国での就労経験がある。
ツイッター上では、「May_Roma」(めいろま)として舌鋒鋭いツイートで好評を博する。
趣味は、ハードロック/ヘビーメタル鑑賞、漫画、料理。
著書に、『キャリアポルノは人生の無駄だ』(朝日新聞出版)、『日本人の働き方の9割がヤバい件について』(PHP研究所)、『不寛容社会』(小社刊)、『激安ニッポン』(マガジンハウス)など多数。 -
革命と戦争を内側から徹底解明
冷戦終了後、ユーラシア世界はいったん安定したというイメージは誤りだ。ソ連末期以来の社会変動が続いてきた結果としていまのウクライナ情勢がある。世界的に有名なウクライナ研究者が、命がけの現地調査と100人を超える政治家・活動家へのインタビューに基づき、ウクライナ、クリミア、ドンバスの現代史を深層分析。ユーロマイダン革命、ロシアのクリミア併合、ドンバスの分離政権と戦争、ロシアの対ウクライナ開戦準備など、その知られざる実態を内側から徹底解明する。 -
「ぼくらの祖国」とは、われらの魂のキーワード。失われた故郷の復活。さあ、貴方の手に。
ぼくは知らなかった。なぜか。日本の学校では、教えないからだ。日本の大人も、語らないからだ、きみも、あなたも、ぼくもみんな日本国民だ。だけど日本をそこく、祖国として考えたこと、はっきり祖国として意識したことが、どれほどあるだろうか。東日本大震災と福島原子力災害が起きてしまった後の日本でこそ、それを問い直したい。
※この電子版は扶桑社刊「【扶桑社新書】ぼくらの祖国」(2015年8月15日 初版第一刷発行・2019年5月31日 第十刷発行)をもとに制作されております。
※この電子版はカラーページがございます、カラー表示できる端末での閲覧を推奨しております。 -
そもそも「地政学」とは何か?
地理的条件は世界をどう動かしてきたのか?
「そもそも」「なぜ」から根本的に問いなおし、激動世界のしくみを深く読み解く「地政学入門」の決定版!
現代人の必須教養「地政学」の二つの世界観を理解することで、17世紀ヨーロッパの国際情勢から第二次大戦前後の日本、冷戦、ロシア・ウクライナ戦争まで、約500年間に起きた戦争と激動世界の「構造を視る力」をゼロから身につける!
「一般に地政学と呼ばれているものには、二つの全く異なる伝統がある。『英米系地政学』と『大陸系地政学』と呼ばれている伝統だ。両者の相違は、一般には、二つの学派の違いのようなものだと説明される。しかし、両者は、地政学の中の学派的な相違というよりも、実はもっと大きな根源的な世界観の対立を示すものだ。しかもそれは政策面の違いにも行きつく。たとえば海を重視する英米系地政学は、分散的に存在する独立主体のネットワーク型の結びつきを重視する戦略に行きつく。陸を重視する大陸系地政学は、圏域思想をその特徴とし、影響が及ぶ範囲の確保と拡張にこだわる」――「はじめに」より
【本書のおもな内容】
●地政学は「学問分野」ではないという事実
●「英米系地政学」と「大陸系地政学」の決定的な違い
●地政学をめぐる争いは「人間の世界観」をめぐる争い
●ハートランド、シー・パワー、ランド・パワーとは?
●生存圏、パン・イデーン、ゲオポリティークとは?
●日英同盟が「マッキンダー理論」を生み出した
●なぜ戦後日本で地政学が“タブー視”されたのか?
●日米“シー・パワー”同盟が英米系地政学の命運を左右する
●冷戦終焉をめぐる視点――「歴史の終わり」と「文明の衝突」
●地政学はロシア・ウクライナ戦争をどう説明するのか?
●中国とは何か? 「一帯一路」とは何か?
●私たちはどんな時代に生きているのか? -
「平和」「民主主義」「人権」「環境」「国際社会」など“美しい言葉”を使っての反日活動。フード、ペット、衣料など新種のサヨク思想。社会に害をまき散らす左翼のウソを見抜き外来新種に浸食された日本の没落を食い止める!『左翼老人』『左翼商売』に続くシリーズ第3弾。
第1章 ピンクだらけの日本
フード左翼も社会の邪魔/服を捨てさせない「衣料(クロス)左翼」…
第2章 陰謀論を信じるバカと信じないバカ
「CO2温暖化」は陰謀論?/猛暑日に怒る対象を間違う日本人…
第3章 消費能力格差社会
「相対的貧困」者が豊かに暮らせる日本/タワマンは第二の「ニュータウン」…
第4章 専業主婦はNEETです
「男尊女卑」のまま日本は沈むのか/左翼に都合の悪い本当の「ジェンダー」…
第5章 不倫騒ぎは負け犬の遠吠え!
「フリン、フリン」と騒ぎだした左翼/若き頃「フリーセックス」を楽しんだ左翼老人達…
第6章 今日も学校は犯罪だらけ
犯罪者をかばう教員達/「いじめ」を犯罪と認めた文部科学省と警察庁…
第7章 老害政治のただし方
左翼老人が支配する武蔵野市/「1人1票」の根拠を葬った「日本国憲法9条」… -
ニセ保守こそが日本をダメにする!
保守の仮面をかぶって売国政策を進めてきた自民党の「闇」とは何か?
人前でだけ「愛国心」や「皇室」を強調する自称保守政治家が国会を跋扈している。中国・韓国・北朝鮮への過剰な配慮や老人厚遇政策等を続けてきた自民党政治の悪政を糺す、好評『左翼老人』の続編。
第1章 韓国の「ゆすり・たかり」を認め続けた政府・自民党
「保守」「愛国」を詐称する政治家がゴロゴロいる自民党
都市銀行に韓国救済を強要した橋本内閣
北朝鮮に惚れられた小泉純一郎元総理
今でも北朝鮮と仲良くしたがる政治家の見分け方
第2章 良心なき親中派
令和時代の親中派は「ほぼ」全員が左翼か売国奴
中華人民共和国を大国にした自民党政府
天皇陛下まで中華人民共和国のために利用した政府・自民党
中華人民共和国から有難がられた歴代総理
第3章 女系天皇を認める保守などありえない
宗教権威の上にいた日本の「天皇」と下にいた西洋の「皇帝」
令和時代に女性天皇の是非を論じる無礼
左翼が女性天皇の次に創りたがる「女系天皇なるもの」
「女系天皇なるもの」に肯定的な自民党幹事長
第4章 「敬老」が「売国保守」を守った
政府自民党の売国を許し続けた老人
「としよりの日」を「敬老の日」にすり替えた政府
男の嫉妬が広げた「恩給」
働く老人に鞭打つ日本の「年金」
第5章 「移民問題」から逃げる保守
老人の労働問題と憲法と移民
「ピンピン・コロリ」こそ日本人の理想
「天下り」は、「賄賂」の時間差攻撃
「移民」定義でごまかす政府・自民党
第6章 日教組を放置した自称保守
売国保守を許した最大の原因は低レベルの学校教育
ナチスドイツと共産主義独裁国家による侵略戦争と教えるヨーロッパ
日米格差=「存在しなかった慰安婦像」と「共産主義犠牲者の記念碑」
大きい領土を主張するのが「愛国者」とは限らない
※この作品には、電子版限定の特典として、森口朗著『左翼老人』(扶桑社刊)の一部が巻末に収録されています -
リベラルと詐称する真正左翼に騙されて冷戦思考から抜け出せない悲しき人たち残念な彼らを左翼思想から解放するための処方箋とは? 共産主義のおぞましい実態と欺瞞がよくわかる
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待機児童ゼロ、結婚した女性の離職率の低さ、 貧困の少なさ、公教育の水準の高さ……日本型「北欧社会」が保守王国で生まれていた! 富山県は県民総生産が全国31位の小さな自治体だが、一人当たりの所得では6位、勤労者世帯の実収入では4位に浮上する。背景にあるのは、ワークシェアリング的な雇用環境と女性が働きやすい仕組みだ。さらに、公教育への高い信頼、独居老人の少なさなど、まるでリベラルの理想が実現しているかのようだ。しかし、北陸は個人よりも共同体の秩序を重視する保守的な土地柄とされる。富山も例外ではない。つまり、保守王国の中から「日本的な北欧型社会」に向けた大きなうねりが起きているのだ。10年間にわたって富山でのフィールドワークを続けてきた財政学者が問う、左右の思想を架橋する一冊。 【目次】はじめに/序章 保守と革新、右と左を超えていくために/第一章 富山の「ゆたかさ」はどこから来るのか/第二章 どのように富山県の「ゆたかさ」は形づくられたのか?/第三章 家族のように支え合い、地域で学び、生きていく/第四章 危機を乗り越えるために「富山らしさ」を考える/終章 富山から透視する「歴史を動かす地域の力」/おわりに/参考文献
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金正日総書記「核ミサイルが遂に完成した。いずれ東京に向けて発射する」。長男の金正男「ディズニーランドだけは壊さないでください」――。独裁者の一挙手一投足をからかうロシア、大統領の不倫劇に盛り上がる米国、王室ネタが大好物の英国、意外なジョーク愛好国のフィリピン、パレスチナ自治区……。ローマ法王から福田総理まで、オールキャスト総出演。大笑いしながら、政治も外交もぐっと身近になる一冊。
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人口わずか七五〇万の小国イスラエルは、度重なる戦争を切り抜けながら、いかにして超大国アメリカを動かすに至ったか――。そのおそるべき危機管理能力、国防意識、そして周到な外交術とは。強固な二国間関係を生んだ「伝説のロビイスト」や米国ユダヤ系社会から、ホロコーストの生き証人らユダヤ移民たち、そして情報機関モサドの元長官にペレス現大統領まで。四年におよぶ取材を通じて迫った、生身のユダヤ国家!
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「NO」しか言わないオキナワのままでいいのか? 誤解だらけの基地問題、政権交代とトモダチ作戦の裏側、偏向するメディア――政治的思惑と感情論ばかりが支配する空気に抗い、事実に基づいて日・米・沖のあるべき姿を探究し続けた二十年。歴史研究者として、海兵隊の政治顧問として、情熱を傾けてきた著者が沖縄問題の虚実を解き明かす。沖縄も政府も米軍も、傾聴すべき直言が満載の刺激的論考。
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安倍総理は本当に憲法改正に向うのか? 改憲議論前の必読書!
憲法改正は、安倍総理が「DNAをしっかり受け継いでゆく」と公言する祖父・岸信介の悲願でもあった。
しかし、あの戦争を始めた指導者の一人であった岸の思想は、本当に受け継いでゆくべきものなのか。
岸・安倍ファミリーの悲願は、われわれ国民を幸せにするのだろうか。
安倍総理を支えているのは「保守」層である。しかし、一口で「保守」といってもいろいろある。
安倍総理が「脱却」すべきものとする「戦後レジーム」を築いた戦後の指導者たちも、また「戦後保守」と呼ばれる「保守」政治家なのである。
吉田茂、池田勇人、佐藤栄作、田中角栄……平和で豊かな戦後日本を作り上げた「戦後保守」から、どうしてわざわざ脱却する必要があるのか。
岸の思想の根幹は、「エリート主義」と「戦後体制の否定」である。そして、特攻の悲劇を美しい日本人の物語として賛美する。このような思想を、現代に蘇らせる必要はあるのか。
戦後の保守政治家たちの思想と行動を検証しつつ、私たちの目の前にある危機を徹底的に考えた本書は、憲法改正議論前の必読書だ!
<おもな目次>
●第一章 岸信介の保守●
反米/真の独立/反大衆 など
●第二章 戦後保守●
大衆とエリート/大衆化のシンボル 田中角栄 など
●第三章 岸的「保守」の断絶●
岸の後継者 福田赳夫/青嵐会/戦後政治の総決算 など
●第四章 異端児たちの挑戦●
中曽根行革/コンセンサス政治の崩壊 など
●第五章 迷走する戦後保守●
小泉構造改革/戦後体制脱却の可能性/安倍「保守」の正体 など -
オリンピックの「裏」を知る一冊! オリンピックの背後では、放映権料、スポンサー料など莫大なカネが動く。人類の祭典は、いつから巨大な集金装置になったのか。それによって何が変わったのか。五輪マネーの歴史と現状を徹底考察。
オリンピックをテレビで観戦していると、他のスポーツイベントとは「風景」が違うことに気づく。それは「会場に広告看板がない」からだ。クーベルタンが理想を掲げて創始した近代オリンピックの「格式」は、そのような形で今も守られている。だが舞台裏では、莫大な放映権料やスポンサー料がIOCの懐を潤し、競技自体にまで影響を及ぼすという実態がある。一方で、その資金のおかげで税金の投入が回避され、途上国の選手が参加できるという現実もある。果たして、オリンピックが「商業主義」を実践するのは是なのか非なのか。本書は、五輪礼賛でも金権批判でもないスタンスで、この問題を深く掘り下げる。【目次】序章 三つのロンドンオリンピック/第一章 「商業主義」の起源と歴史/第二章 「商業主義」の弊害とは何か/第三章 五輪マネーは、どのように分配されるのか/おわりに―オリンピックは誰のためにあるのか -
激動する国際情勢を“最強コンビ”が徹底解説
怒りが世界を覆す。
今後の世界のカギを握るのが、「グローバルサウス」だ!
かつて「第三世界」といわれた南半球に多い途上国・新興国は
名目GDPの総計がG7を上回った。
アメリカはトランプが勝っても負けても内戦危機。
「ハマス後」はアメリカ抜きで中東諸国が決める。
日本がGDPでインド、インドネシアに抜かれる。
衰退する日本はどう生き抜くべきか。
第二次大戦後以上の大混乱が起きる前に必読の一冊。
【目次】
プロローグ グローバルサウスの逆襲が始まった
第一章 中東情勢から動向を読み解く
第二章 アジアの均衡が崩れるとき
第三章 ロシアと結びつくアフリカ
第四章 アメリカ大統領選が世界最大のリスク
エピローグ グローバルサウスは福音か、混沌か -
リーダーたちの頭の中の地図を読む!
戦略を考える人たちが頭の中に持っている世界地図。それを読み解くのが地政学だ。六つのキーワードで戦略的発想を分かりやすく解説。 -
90歳の〈モンスター〉が「遺言」として語り下ろす。
「朝生」で死にたい! なぜ僕は暴走するのか?
最高齢にして最前線にいる稀代のジャーナリスト、田原総一朗。
長寿番組『朝まで生テレビ!』での言動は毎度注目され、世代を問わずバズることもしばしば。
「モンスター」と呼ばれながらも、毎日のように政治家を直撃し、若者と議論する。
そんな舌鋒の衰えないスーパー老人が世に問う遺言的オーラルヒストリー。
その貪欲すぎる「知りたい、聞きたい、伝えたい」魂はどこからくるのか。
いまだから明かせる、あの政治事件の真相、重要人物の素顔、社会問題の裏側、マスコミの課題を、自身の激動の半生とともに語り尽くす。
これからの日本のあり方を見据えるうえでも欠かせない一冊!
原一男、佐高信、猪瀬直樹、高野孟、辻元清美、長野智子らが、田原の知られざる横顔を証言するコラムも収録。
【目次】
序 章 僕はなぜジャーナリズムを疾走するのか
第1章 非戦の流儀
第2章 ジャーナリストの心得
第3章 反骨の証明
第4章 不条理の世界に対峙する
第5章 映像の過激派
第6章 テレビと民主主義
第7章 原発と電通
第8章 田中角栄が踏んだ「虎の尾」
第9章 「モンスター」の誕生と転落
第10章 首相への直言秘話
終 章 混沌を生きる方法 -
マハティール元首相など16か国33人のエリート(教授、官僚など)にアンケート。「日本の政治家は勉強不足」などの指摘に学ぶ。
「心に静けさを持つ」といった長所がある一方、「政治家が政府から学ぼうとしない」「短期的、効率的な方法を好み、長期的、漸進的な方法を苦手とする」などの短所も見られる――。マハティール・マレーシア元首相などエリート33人が日本人の特徴を語り、日本の停滞が続く理由を真摯に考える。さらに日本出身でフロリダ州政府で働いた経験を持つ著者が、過去の日本の経済成長と、現在の停滞の要因である日本独特の価値観「ジャパニズム」を論じる。 【アンケートに真摯に答えた33人のエリートたち】●アメリカ――フロリダ州元予算管理官、元弁護士、ハーバード大学ロースクール元客員教授など計9人 ●ヨーロッパ――フランス財務省高官、ポルトガルの大学教授、イギリス財務省高官など計6人 ●アジア――マハティール元首相、日本で大学院を修了し中国・日本で事業を展開している中国人、バングラデシュ政府役人など計10人 ●アフリカ――マラウイ政府高官、南アフリカ共和国財務省職員、ソマリアの政府職員など計4人 ●日本――国連PPP(官民連携)推進局コンサルタント、外務省系組織勤務など計4人 【目次より】●日本人の礼儀正しさの背景に見えるもの ●専門分野を持たない低レベルな政治家・政府職員 ●傷口に絆創膏を貼るだけの政治 ●アメリカのように官の仕事にもノルマを ●マハティール元首相のビジョンと世界観 ●提案(1) ウッドペレット生産によるエネルギー政策 ●提案(2) 原発をLNG(天然ガス)発電にコンバート ●提案(3) 災害準備対策機関・JEMAの設立 -
中東、欧州移民社会研究の第一人者と新進気鋭のアメリカ政治学者が警告!
ガザのジェノサイドを黙殺するリベラルの欺瞞が世界のモラルを破壊する。
もう、殺すな!
◆内容◆
2023年10月7日、パレスチナ・ガザのイスラム主義勢力ハマスが、占領を強いるイスラエルに対して大規模な攻撃を行った。
イスラエルは直ちに反撃を開始。
しかし、その「自衛」の攻撃は一般市民を巻き込むジェノサイド(大量虐殺)となり、女性、子供を問わない数万の犠牲を生み出している。
「自由・平等・博愛」そして人権を謳(うた)いながら、イスラエルへの支援をやめず、民族浄化を黙認し、イスラエル批判を封じる欧米のダブルスタンダードを、中東、欧州移民社会の研究者とアメリカ政治、外交の専門家が告発。
世界秩序の行方とあるべき日本の立ち位置について議論する。
◆目次◆
序 章 イスラエル・ハマス戦争という世界の亀裂 内藤正典
第1章 対談 欧米のダブルスタンダードを考える
第2章 対談 世界秩序の行方
終 章 リベラルが崩壊する時代のモラル・コンパスを求めて 三牧聖子
◆主な内容◆
・パレスチナ問題での暴力の応酬と「テロ」
・ガザから世界に暴力の連鎖を広げてはならない
・ダブルスタンダードがリスクを拡大する
・戦争を後押しするホワイト・フェミニズム
・反ジェノサイドが「反ユダヤ」にされる欧米の現状
・アメリカとイスラエルの共犯関係
・ドイツは反ユダヤ主義を克服できたか
・「パレスチナに自由を」と言ったグレタさんに起きたこと
・反ユダヤ主義の変奏としての反イスラム主義
・民主主義のための殺戮の歴史を直視できない欧米の問題
・バイデンとシオニズム
・トランプとバイデン
・欧米がなぜか不問に付すイスラエルの核問題
・誰がイスラエルの戦争犯罪を止められるのか?
・「人殺しをしない」を民主主義の指標に -
二〇〇九年九月に国民の期待を集めて誕生した民主党政権は、一二年一二月の総選挙での惨敗により幕を閉じた。実現しなかったマニフェスト、政治主導の迷走、再建できなかった財政、米軍基地をめぐる混乱、中国との関係悪化、子ども手当の挫折、党内対立、参院選敗北――。多岐にわたる挑戦と挫折は、日本政治にどんな教訓を残したのか。ジャーナリスト・船橋洋一を中心としたシンクタンクによる、民主党政権論の決定版。
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国家の行動を地理環境と結びつけて考える「地政学」が復活している。米国主導の秩序と日米同盟に守られていた日本だが、中国の軍拡による脅威は深刻だ。さらに経済力で地政学的利益の実現を目指す中国の手法は「地経学」時代の到来を示す。北朝鮮の核やロシアの動向のほか、エネルギー、サイバー戦争、気候変動など地球規模のリスクの影響も大きい。トランプ米政権のもと、日本がとるべき戦略を俊英13人が描く。
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どさくさ紛れの法改悪、水道・食料・デジタル通信の危機……。政府が隠す「国民の不利益」 はこう見抜け!
『日本が売られる』『デジタル・ファシズム』『ルポ 食が壊れる』など、数々のベストセラーで注目される国際ジャーナリストが、丹念な取材と調査と分析を重ね、「お金・人事・歴史」の3つから、違和感の裏側を徹底的に暴き、未来を選び取る秘策を明かす! 内容の一部 ●報道されないもう一つの「裏金システム」 ●大きな悪事を、一般人に気づかせないテクニック ●ゆうちょ、年金、次は新NISAで預貯金いただきます ●防衛費のために通信インフラ(NTT)売ります ●世界一のインフラ技術と「水道管がボロボロ」の違和感 ●大事な農地がどんどん売られる ●なぜガザの建物は全て破壊され、住民は皆追い出されるのか? ●「今を生きる」で未来が創れる ――日本人の精神性が世界を救う。 -
統一教会など宗教と政治・メディアの関係、世襲政治家の堕落、あおられる周辺有事。稀代の論客と最前線を走る新聞記者が語る。
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日本社会に跋扈する二匹の“怪物”
近年の政治報道で連日のように見聞きする「そのご批判は当たらない」
「○○の意図はなかった」「コメントを差し控えさせていただく」といった政治家の言葉。
これらは「詭弁」と言われ、相手をあざむくことを目的に使われる議論の詐術である。
詭弁は、「ウソ」と同じく人間社会の理性や良識を食い散らかして壊してしまう怪物であり、
政治の世界のみならず、言論界や我々一般社会をも静かに蝕んでいる。
本書は、近年の政治における詭弁をさまざまな角度から分析・検証し、
“感染”しないための免疫をつけるもの。
大手メディアが権力との戦いを放棄し、大量のウソと詭弁が溢れる時代にあって、必読の1冊である。 -
(上巻)1945年に第二次世界大戦が終わると大国の協調は崩壊し、アメリカ中心の西側陣営とソ連中心の東側陣営による冷戦が始まった。ヨーロッパではドイツが東西に分断され、東アジアでは中国の国共内戦、朝鮮戦争という「熱戦」が勃発。さらに脱植民地化の潮流に米ソが介入し、冷戦は第三世界にも拡大した。上巻では、1962年のキューバ・ミサイル危機で核戦争寸前に至るまでを描く。世界的な視野から冷戦を俯瞰する通史。
(下巻)キューバ・ミサイル危機後、泥沼化するベトナム戦争が世界に衝撃を与えた。1960年代末から米中ソはデタント(緊張緩和)へ向かうものの、70年代末には再び対立が深まり「新冷戦」と呼ばれた。だが、その背後では西側経済の優位と東アジア経済の躍進により、第三世界の国々が社会主義を放棄しつつあった。そしてソ連にゴルバチョフが登場し、冷戦は終焉を迎えるが――。戦争と対立が続く現代に、冷戦は何を遺したのか。 -
憎悪か? 理性か?
停戦の困難さから考える日本の国防政策。
21世紀の戦争論!
◆内容説明◆
ロシア・ウクライナ戦争は泥沼化し、戦死者の数はふくれあがっている。
戦闘の終わる気配が見えない中、中東ではイスラエルとパレスチナのハマスの間で新たな紛争が起きてしまった。
いずれも歴史的な経緯と国民感情もあり停戦は困難、かつ終戦は遠い状況だ。
そして欧米のウクライナ支援の延長で、「テロとの戦い」と称しガザで民族浄化を行うイスラエル支持に日本はまわっていいのか?
軍事と紛争調停のリアルを知る専門家がふたつの戦争の背景や戦史をひもときつつ、停戦の困難さと可能性を多角的に分析。
そして導き出された教訓をもとに、「非戦」という理念にもとづいた日本の安全保障のあるべきスタンスを提示する。
◆主な内容◆
第1章 ウクライナ戦争の終わらせ方を考える
・戦争はどういう時に終わるのか
・戦争の歴史から見た停戦と専守防衛
・戦争は情報の相互作用である
・即時停戦の必要性と実現可能性
第2章 討論 戦争を理解できなければ停戦もイメージできない
第3章 ガザの戦争・人道危機を考える
・戦争の結果という視点から考える
・まだ「名称」が付けられない「ガザ紛争」
・厄介な戦争
・誰がどんな形で停戦をリードできるか
第4章 戦争を終わらせた後の世界に向けて
・分断と戦い停戦を追い求める
・システム論から見える停戦の難しさ
・「三十年戦争」から見る戦争のやめ方
・なぜ「非戦」にこだわるのか -
「男が8割」の衝撃――。女性の“いない”キャンパス。
現役の東大教授による懺悔と決意。
これは大学だけじゃない、日本全体の問題だ!
2023年現在、東大生の男女比は8:2である。
日本のジェンダー・ギャップ指数が世界最下位レベルであることはよく知られているが、将来的な社会のリーダーを輩出する高等教育機関がこのように旧弊的なままでは、真に多様性ある未来など訪れないだろう。
現状を打開するには何が必要なのか。
現役の副学長でもある著者が、「女性の“いない”東大」を改革するべく声を上げる!
東大の知られざるジェンダー史をつまびらかにし、アメリカでの取り組み例も独自取材。
自身の経験や反省もふまえて、日本の大学、そして日本社会のあり方そのものを問いなおす覚悟の書。
【目次】
序 章 男だらけの現状
第一章 東大は男が八割
第二章 女性のいない東大キャンパス――戦前
第三章 男のための男の大学――戦後
第四章 アメリカ名門大学の共学化
第五章 東大のあるべき姿
終 章 -
日本外交よ、中国の恫喝に屈するな!
櫻井よしこ氏絶賛!
「国益の前に立ちはだかる勢力と果敢に闘った、あっぱれな外交官の血風録」
かつて毛沢東は「政権は銃口から生まれる」との名言を残した。
中国共産党は「力」の信奉者であり、「民主」「平和」といった理念は通じない。
とりわけ習近平政権では、外交にかかわる党幹部が公式の席で日本を含む西側陣営を罵倒、攻撃することが常態化している。
それに対して、日本政府は何ら手を打てずにいた。
いわゆる「チャイナスクール」と呼ばれる親中派外交官らは、逆に中国におもねるような行動をしていたほどだ。
だが、2023年までオーストラリア大使を務めた山上信吾氏は、中国からの恫喝に敢然と立ち向かった。
日米豪を結束させ、中国に対抗する安全保障枠組み(クアッド・日米豪印戦略対話)のために奔走する。
中国は山上大使にありとあらゆる攻撃を仕掛ける。
発言の揚げ足取りや人格攻撃、いわゆる「歴史カード」を持ち出した牽制、さらには親中派ジャーナリストを使ってのネガティブキャンペーン……。
だが、山上大使は売られたケンカには「倍返し」で応じる。
反撃の方針は、「冷静かつ客観的な視点からの反論で、オーストラリアの一般国民を味方につける」「相手(中国)と同じレベルの土俵には乗らない」。
剛毅な姿勢は次第に評価され、豪州政府内に共感が広がっていく。
最後に、「国際社会で通用する人間であるための心がけ」をわかりやすく提示してくれる。
政府だけでなく、民間レベルでも中国による圧力や恫喝にたじろいでしまう日本人が多い中、中国に負けないためのお手本ともいえる作品である。
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