『新書、囲碁・将棋、マイナビ出版』の電子書籍一覧
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「私より弱い人の記録係は、やりたくありません」
当時はまだ奨励会員だった芹沢博文九段の言葉です。今では考えられない話ですが、昭和の時代にはこういった個性的な棋士がたくさんいました。
本書は青野照市九段が大山時代から現代まで、棋士や将棋界のことについて語った本です。
現在、五冠となった藤井聡太竜王の話にはじまり、心に残る先輩棋士の話や、将棋界を支える棋戦の話などを詳しく紹介しています。
ぜひ本書を通して、「魔境」の奥をのぞいてください。 -
本書はデビューから負けなしの29連勝や史上最年少タイトル獲得など、数々の将棋界の記録を塗り替え続ける藤井聡太二冠の生い立ちから二冠獲得までの軌跡を綴ったものです。
著者の鈴木宏彦氏は藤井二冠と同じ愛知県出身で藤井二冠がメディアで注目される前から交流のあったライターです。
今回の書籍執筆にあたっては、鈴木氏のみが知っているエピソードや秘蔵写真を大公開しています。岡崎将棋まつりでの伝説の佐々木勇気戦や、小学生時代の詰将棋解答選手権の奮闘など、これまであまり語られることのなかった秘話の数々を紹介しており、これまでにない藤井聡太本となっています。
さらに藤井聡太二冠の運命を変えた「ふみもとこども将棋教室」に対して綿密な取材を敢行しました。少年・藤井聡太がどうやって成長していったのか、どのような才能があり、それをどう伸ばしていったのかが克明に記されています。
本書は今後藤井聡太二冠を語る上で必ず参照されるバイブルになることでしょう。
「観る将」の方も「指す将」の方も、将棋に興味のあるすべて方に読んでいただきたい一冊です。
第1章 次の名人
第2章 覚醒
第3章 詰将棋の天才
第4章 衝撃の29連勝
第5章 初タイトル獲得、そして二冠へ
第6章 藤井聡太は5回ジャンプした -
女流トップランナーが語る「女流棋士」の世界
本書は女流王将のタイトル2期獲得、人気・実力ともにトップクラスの女流棋士・香川愛生女流三段が女流棋士という職業について語るものです。
「女流棋士とは?」「女流棋士になるまで」「対局」「タイトル戦」「勉強・準備」
「普及」など、あらゆる角度から女流棋士の世界を書き綴っています。
香川女流三段は奨励会経験者でもあり、関東と関西の両方に籍を置いたこともあり、さらにゲーム業界など将棋以外の世界でも活躍しています。
それらの豊富な経験があるからこそ語れる「職業、女流棋士」。
現代を女流棋士として生きる、等身大の姿がここにあります。
【著者】
香川 愛生(かがわ まなお)
1993年4月16日生まれ。東京都出身。
女流棋士の中でも特にバラエティに富んだ経験を持つ。人気・実力ともにトップクラス。
2008年に15歳で女流棋士となり、女流1級まで昇級。2009年に女流棋士としての活動を休止し、奨励会入り。2011年に奨励会退会。2012年に女流棋界に復帰。また立命館大学への進学に伴い関東から関西に移籍した。2013年に初タイトル女流王将を獲得。大学卒業に伴い2016年に再度東京に移籍。ゲームにも造詣が深く、ゲーム雑誌に連載を持つなど幅広く活躍している。愛称は「番長」。 -
「どうすればプロ棋士になれるのか?」
本書はプロ棋士養成機関「奨励会」の実像を描くことで、その問いに答えるものです。
プロ棋士という職業が多大な労力を払ってでも目指す価値のあるものかどうか、という問題から始まり、奨励会の制度、戦い方、勉強法が元奨励会員である著者本人の述懐を交えて語られます。
プロ棋士養成機関「奨励会」とはどんな場所か?
どのくらい強ければプロ棋士になれるのか?
奨励会員の日常とは?
重要なのは努力か? 才能か?
夢破れた退会者のその後は?
そこは青春を捧げる価値のあるところか?
天才少年、天才少女が淘汰される奨励会という沼でもがき苦しんだ姿がそこにはあります。
将棋界に現れた超新星・藤井聡太ですら6連敗を喫したこともある奨励会。
その世界を本書でぜひ覗いてみてください。
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