『まんがびと、斎王たちの都伊勢(まんがびと)(実用)』の電子書籍一覧
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さっと読めるミニ書籍です(文章量25,000文字以上 30,000文字未満(30分で読めるシリーズ)=紙の書籍の50ページ程度)
【書籍説明】
斎王というと、読者の皆さんは、一体どんなイメージをお持ちだろうか?
やはり、特に政治に関与したり、華やかな活躍をする訳でもなく、歴史の陰でひっそりと、伊勢で神に仕えて日々を送る、地味な存在、
という印象が強いのではないだろうか?
更に彼女たち斎王は、少女の頃くらいから、年頃の乙女に生い立つまでを、都から遠く離れた伊勢で過ごし、そしてけして恋も許されず、
また帰京できるのは肉親の死か、譲位が行われた時だけという、数々の掟に縛られていた。
こうしたことから、斎王は王権の犠牲者という、かなり否定的なイメージを持つ人々も、いることだろう。
確かに自らが望んで、神に仕える斎王となった訳ではないにせよ、彼女たちは彼女たちに、都から遠く離れた伊勢で、国の平和や、
なるべく天皇の御代が長からんことを懸命に祈り、神に仕える日々を、送っていたのではないだろうか?
とにかく何よりも、自分のために生きることが良しとされる、現代人にはなかなか理解しがたい、生き方ではあるかもしれないが。
また、一口に斎王といっても、けして前述のような、一律なイメージだけでは語ることができないところもある。
皆、けして無個性なお姫さまたちばかりではなく、なかなか印象的な斎王たちも時々、存在しているのである。
本書では、そうした、それぞれ印象的な斎王たちを中心に、ピックアップして紹介した。
ただ、これはこれで、読者たちに… 以上まえがきより抜粋 -
さっと読めるミニ書籍です(文章量30,000文字以上(30分で読めるシリーズ)=紙の書籍の60ページ程度)
【書籍説明】
下巻からは、いよいよ平安時代に突入する。
そして特に女流文学が花開いた、平安時代に入っただけあり、以降の斎王たちも、当時の日記文学や、
物語、歌人たちとの関わりが深い斎王たちの姿が目立ってくる。
『伊勢物語』で、一夜の在原業平との逢瀬を伝えられる、恬子内親王。
周囲を百人一首の歌人たちが、取り巻く環境であった、柔子内親王。
そしていずれも、その儚い恋を『敦忠集』や、百人一首の歌の中に、伝えられている、雅子内親王と当子内親王。
また、あの『源氏物語』の六条御息所のモデルとされ、自身が傑出した歌人であった、斎宮女御徽子女王など。
上巻とはまた違った趣の、斎王たちの姿が見られると思う。
【目次】
『伊勢物語』で描かれる、在原業平との夢幻の逢瀬 恬子内親王
百人一首と『大和物語』の斎王 柔子内親王
若き日の藤原敦忠との情熱的な恋、そして権力者藤原師輔の正妻としての平穏な生涯 雅子内親王
「六条御息所」のモデルとなった、和歌や琴に秀でた「斎宮女御」徽子女王
「秋好中宮」のモデルであり、初の母子下向と母娘二代の斎王 規子内親王
「荒三位」藤原通雅との悲恋により出家し早逝 当子内親王
雷雨の中での託宣で政治批判 関白藤原頼通正室隆姫女王の妹 ヨシ子女王
徽子女王以降の、再びの母子下向 善子内親王
後深草院や西園寺実兼との恋と儚い生涯 ヤス子内親王
南北朝戦乱の時代の中での斎宮制度の終焉 祥子内親王
【著… 以上まえがきより抜粋
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