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『シティブックス、3か月以内(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~11件目/全11件

  • シリーズ44冊
    660682(税込)
    著:
    木谷恭介
    レーベル: ――

    札幌のホテル経営者の朋恵は経営のことで悩み、ひとり気持ちを整理するために襟裳岬を訪れた。
    海霧が迫る岬で、朋恵は女性の殺人死体と遭遇する。
    翌日、日高山脈を挟んで反対側の然別温泉で男の自殺と思われる死体が発見された。二人はともに郵政年金福祉事業団の企画課に勤務していた。
    地元の目撃者や新聞記者の話から、単純な痴情のもつれによる殺人ではないと感じた朋恵は、大学の同級生の峡子に相談する。
    峡子は警察庁に入庁し警視正というキャリアだ。そして紹介されたのは警視庁広域捜査官の宮之原だった。
    宮之原の捜査で、事件は北海道と東京の二点を結び思いもかけないような広がりを見せ、複雑な人間関係が浮かび上がる。
    著者の代表作「宮之原警部シリーズ」注目の一冊。
  • シリーズ3冊
    770(税込)
    著:
    笑笑生
    訳:
    土屋英明
    レーベル: ――

    世界の四大奇書の一つと言われるのがこの本『金瓶梅』だ。その書名はほとんどの人が知っているはずだが、さてその全訳となると目にした人は少ないはず。なぜなら本書本以外、全訳がないからだ。この本では露骨な性交の描写も訳されている。
    物語の舞台は十二世紀の山東・清河県。主人公の西門慶は正妻のほか五人の夫人がいる、そのうえに女中や乳母、使用人の女房たちとも関係をしているし、遊郭にも通う。色と欲とが絡み合った人間臭いドラマが流れている。
    中国の性に関するおおらかさを楽しんでほしい。デジタル化にあたり、長大な物語を四つに分けて編集をし直した。
  • 693(税込)
    著:
    豊田行二
    レーベル: ――

    「夫婦の夜の営みを撮影してほしい」という依頼が、「しあわせビデオ」という結婚式披露宴のビデオ撮影を業務にしている会社に舞い込んだ。社長の加賀志郎は、喜んでこの依頼を受けた。根っから好きモノの加賀は、この面白い仕事に、個人的な欲望も満足させようと奮闘――。スタイリストやAVに主演する素人ギャル、女性の撮影カメラマン、女流劇画家、人妻作家などなど、手当たり次第に喰い、味わい、仕事の成功の足掛かりにしていく。男の夢とロマンがぎっしり詰まったビジネス欲情ロマン!
  • 715(税込)
    著:
    豊田行二
    レーベル: ――

    西沢雄太郎は、悲しいかな、自他ともに認める醜男である。しかし、悪いことばかりではない。雄太郎が東京デパートという一流デパートに就職できたのは、醜男なら、女性の割合が多いデパートという職場でも問題は起こさないだろう、と人事部が判断したからだった。
    醜男がモテないというのは思い込みに過ぎない。醜男だからこそ安心安全、と思う女性に雄太郎はモテまくった。世の中、何が幸いするかわからない。それとともに出世もしていく。
    醜男と自認する男が、一流デパートでのしあがっていった先に手にしたものとは――。
  • シリーズ2冊
    693(税込)
    著:
    連城三紀彦
    レーベル: ――

    著者はあとがきで、この十の物語を書くことになった動機について書いている。
    「愛という言葉を解説するのに、僕にはこの十の物語と本一冊分の字数が必要だったのです。四十近い年齢で漠然と考える恋愛には、恋の甘美さはなく、愛のほうも純粋にそれだけというわけにはいかず、生活の雑事の埃と煤にまみれています。(中略)その埃と煤のほうを書きたかったのだとも思います」(後略)」
    愛という言葉に、誠実に向き合った著者が出した誠実な答えが、この短篇集にある――。
  • 693(税込)
    著:
    西村寿行
    レーベル: ――

    ふたりの男が延髄を刺され、トリカブトを注入されて死亡した。つづけて、女性も亡くなった。一見すると、何のつながりもないと思われたが、3人とも茸狩りでペンションに泊まった折、土石流に巻き込まれていた。生き延びた男は、そのことに気づき、思いもよらぬ手段を講じ、殺人鬼に抗していく――。〈表題作「幻獣の森」〉。ほかに「蟹と狼」「変化(へんげ)」「巨猪の山岳」。全4篇とも、脳の奥底を揺さぶる刺激に充ちた作品集。
    西村寿行って、こんにもヤバい小説を書いていたのか――。
  • 旧軽井沢で広大な敷地をもつ元華族の大邸宅で、本物のセレブが参集し、酒と料理と会話を愉しむパーティが催された。深夜になって、参加していた日本のホテル王の姿が見えなくなった。皆で探していると、二階の部屋で短剣を胸に一突きされて殺害されていた。数日後、軽井沢でのパーティに参加していた現職の国会議員が東京湾の倉庫街で殺害されているのが発見された。
    これは連続殺人なのか、はたまた、偶然なのか。元華族の美女が、殺人に関わっているのか――。パーティに参加していた可愛くてしっかり者の女子大生・神谷慶子が事件の裏に潜む動機を探っていく!
  • 693(税込)
    著:
    西村寿行
    レーベル: ――

    魔物に取り憑かれた人間が、いかに弱く、いかに苦しみ、非業に追いやられていくかを突き詰めた作品集だ。
    「海と女と少年」では、失踪した母を捜すために、愛犬とともに家を出た14歳の少年は、あまりにも理不尽な出来事に遭う。その頃、女性の失踪事件が連続して起こっていたことを受け、警視庁特別処理係の徳田左近警視は、そこに何かの怨念、悪霊を感じ取り、動き出した――。これぞ、誰も描くことができなかった世界観!
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    広告制作会社を経営する南和彦は、26歳のときに年上の秀子と結婚し2人の娘を授かった。ところが、元来の女好きが昂じて浮気に走り、結果、離婚。浮気相手だった加奈子と再婚し、今はひとり娘の明美と3人で暮らしていた。
    ある夜更けに帰宅すると、自宅に先妻との娘・恵子が訪ねてきており、しばらく住まわせてほしいと言われる。
    8年間音信不通だった秀子と連絡を取るようになった南の浮気性は治ることなく、若いモデルとの秘密の逢瀬を楽しんでいた。元妻と今の妻、そして愛人との間で、南は翻弄されていく。
  • あり得ないほど見事なまでに、特異な短篇集だ――。北アルプス山麓の村で、若者の失踪が相次いだ。究明のために訪れた法師の伊良加は、そこに強烈な霊気を感じ取り、挑んだがはかなくも敗れてしまう。そこで頼ったのが、高僧の紹運だったが、はたして、どうなるのか……。(「情鬼の邑にどらわれし女の物語」より)。九つの短篇すべてが「~~の物語」と題され、全編に描かれる異界と現実の交錯には嘆息――。
  • 初めて制作したアダルトビデオが思いのほか売れ、社長の加賀は業界で少しは名が知られるようになった。加賀の元には、裸になるのを覚悟したかつての売れっ子歌手、元アイドルたちが体当たりの売り込みをかけてくる。女たちの思惑を熟知しながら、加賀は正しく、女たちを奥底まで味わっていく。これはビデオ制作会社社長による女体指南書でもある!

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