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『シティブックス(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

121 ~180件目/全299件

  • 高血圧の黒幕とされる酵素「レニン」の遺伝子解読に世界で初めて成功し、世界的に脚光を浴びた筑波大学名誉教授の著者が、大学時代の生活からアメリカに渡ってからの環境や経験、「レニン」研究の過程と人間の遺伝子にはどういう意味があるのかをわかりやすい言葉で綴った、研究者志望には必読の書。
    日本とアメリカの大学研究の違いや、研究者が日々どんな環境にいて、どんな問題を抱えているのかをかいまみることができる。門外漢にとっても興味をそそられる良書。
  • 大けがが原因で不能になってしまった医師の夫が妻に求めたのは、見知らぬ男とのセックスだった……。
    妻の千夜子は夫を不憫に思い、そして愛の証のためとの思いから、夫の無謀な要求に応えていた。
    ある夜、千夜子は大学生の潤壱と出会った。
    「体は許しても、心だけは許すな」と、夫から忠告されていたが、千夜子はウブな若者に惹かれてしまった。
    若者にのめりこむことにより、妻は性欲に正直に生きる快楽を知る。不能の夫は妻に見捨てられることを恐れる日々を送ることになる。
    ほころんだ夫婦愛が行き着く先はどこなのか。
    愛と人生と生き甲斐を見つめながら、妻は欲望に従うだけで人生を全うできると信じたのか。
  • 30歳になったばかりの伊吹浩太郎は、半年前にリストラされ失業中。仕事を求めて上京しつつ、かつて住んだ下町、かつて通った銭湯『花の湯』でも見てみようと行った先で、銭湯の娘で幼馴染みの待山菜々子と遭遇した。
    奇妙な縁とスケベ心から、銭湯を手伝うことになり、番台にまで座ることになった。
    ところが、番台に座るという男の夢は叶ったものの、夫を亡くして3年にもなる菜々子との仲はいっこうに進まない。
    銭湯好きの女子大生や神社の娘、テキ屋の娘との情事を耽溺しながら、浩太郎は菜々子への思いを募らせていく。を攻略できるのか?
    下町、銭湯が舞台の長編官能。
  • 恋人となった年上のキャリアウーマンには、高校生の娘がいた!
    バツイチというだけで、まさか子どもがいるとは思っていなかった慎一は、交際相手の恵子に子どもの有無を聞くことはなかったのだ。
    娘の名は繭子、17歳。美しい顔立ちは輝いていて、清純さが放たれていた。
    女として気にならないかというと嘘になる。慎一は母と情交を深めながら、娘にも淡い恋心を抱いてしまった。
    禁断の情である。だが、自分の気持ちを止められない。
    欲望に突き動かされた慎一は、自分に正直でいうようと心に決めた!
  • 玩具メーカーの営業部の紅一点、青井紗理奈は、バツイチの31歳。部署の男子社員全員の憧れの存在。そんな彼女に誘われ一夜を過ごした名護慎之介は、部署の男たちをだしぬいて交際しようと決心する。ところが、なんと彼女は、部署の男子社員全員と肉体関係を持っていた。(「振りまわされて」)他、オフィスラブあり、3Pありなど、魅惑のシチュエーションが展開されるエロスの数々。「わたしが捨てた男」「雨の花嫁」「みだら温泉三人旅」「秘技・巨乳潰し」の全5編を収録した電子版オリジナル濃厚官能中編集!
  • 美顔器の製造販売をはじめた幼馴染みであり社長の久能から、代田はクレーム処理の対応係を依頼された。未経験の仕事だったが、再就職先のめどがたたない代田にとってはありがたい誘いだった。
    初めて訪問したのは、夫に相手にされなくて淋しさをつのらせていた人妻の自宅。彼女はその日が誕生日。なのに、夫に忘れられていた。その不満が、美顔器への苦情を大げさなものにさせていた。代田は、誠心誠意、心と体を使って不満を解消させることに成功した。代田はほかにも、美容院経営者、女医などのクレームをときほぐしていく。
    クレーム処理係という大変な仕事の別の面にスポットを当てた、ファンタジーいっぱいの官能長編。
  • 深夜1時、突然の大地震で高層マンションのエレベーターに閉じ込められた男女。男には結婚15年になる最愛の妻があり、女はIT企業の役員を夫に持つ20代の人妻。ろくに言葉をかわしたこともなかったふたりが、究極の密室で繰り広げる痴態とは?(『宙吊りの密室』)。
    人気グラビアイドルが急死したラブホテルの部屋を取材していたデキる女は、何かに憑かれたかのように突然淫乱になり、同行した若手男性社員を誘った。いったい取材記者の女性に何が起きたのか?(『淫魔が取り憑く』)。その他、「ふしだらな転職」「可憐な鬼嫁」「四つ巴の獣」「初恋の匂い」「蕩ける恥蜜」など、著者の創作意欲に満ちた全7編を収録した官能短編集。
  • 映画監督になる夢を追いかけていた田中篤弘は、ついに諦め、下町浅草の植木職人になっていた。
    厳しい親方の元での働きはじめて3年。ようやく要領が掴めてきたおかげで、庭木の手入れの後で欲求不満の奥様方のお相手を楽しめるまでになっていた。
    そんなある日、初めて行った立派な屋敷で、かつての同棲相手だった紗貴子が、家の主の老人の妻だということを知る。
    人妻遊びを続けながらも、紗貴子のことが気になって……。下町浅草を舞台にした、男の純情淫欲長編官能。
  • 重度の腎機能障害で苦しんでいる若い女性・麻也子は、幸運にも移植手術をすることができた。
    麻也子は友人の弓子にその幸運について話すうちに、臓器提供者・ドナーが気になりはじめる。そのうちに、どうやら腎臓バンクから得られたものではなく、父親の財力による闇ルートによって得られた腎臓を使った生体移植ではないかと疑いを持つ。罪悪感も日増しに強くなる。
    白馬の別荘で静養する麻也子は、弓子の勧めで、私立探偵を頼みドナー探しを始める。すると間もなく、探偵・出雲が鹿島槍ヶ岳で死体で発見され、その遺志を継いで調査を始めた探偵や病院スタッフも他殺遺体で発見される。
    臓器移植を巡る異色の山岳ミステリー!
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    工場経営者の森健に次々と不幸が襲い掛かる。人生のどん底。不況の煽りを受けて経営していた会社は傾き、妻は出入り業者と不倫、そして離婚。最愛の一人娘は夜道で通り魔に刺殺されてしまう。町工場は金策も尽きてついに倒産。
    生きる気力を失った森は、「どこの誰ともわからないまま死にたい」と南房総の海べりの街にたどり着く。酒浸りの日々。
    絶望の日々を送る森の前に、ある雨の夜、ずぶ濡れの女が現れた。自殺を試み、死にきれなかったホステスの浅倉夏子だ。
    生きる望みを失くした2人は、互いに激しく体を求め、むさぼり、惹かれていく。
    だが、夏子は地元の有力者に金で買われた「性の奴隷」だった。その男は地元やくざと手を組み、警察も手名付けていて、誰も逆らうことができないアンタッチャブルの、絶対的な存在だった。
    森は女のために自分の生きる証を求めるために、命を賭けて街の黒幕に向かっていく――。男の激情が渦巻く長編ハードロマン。
  • 性格というものは、心と体や環境によってつくられる脳のクセだと、脳科学者で医学博士でもある著者は教えてくれます。不安がるクセをもつ脳、決断できないクセの脳、キレるクセをもつ脳など、脳にはそれぞれにクセがあり、それが性格となるというのです。
    脳のクセをどうやって変えていけば良いか。そのための対処法をわかりやすく、丁寧に解説。無理をしすぎると、脳細胞が死滅し、脳そのものが萎縮することもあると警告もしています。自分の性格を変えたいと悩んでいる人には貴重な必読本!
  • 何をやってもうまくいかないと悩み、辛い思いをしている人に、どん底を味わった科学者が、遺伝子を元に100のアドバイスを送る。
    遺伝子というのは、電灯のスイッチのオンオフさせるように、機能をオンにしたりオフにできるという。それができれば、目覚めてほしい遺伝子に目を覚まさせ、働いてほしくない遺伝子には眠ってもらうこともできることになる。それを発見したのが著者である。
    わたしたちの遺伝子は、常に働いているものはたったの3パーセントしかないという。眠っている97パーセントの遺伝子をコンロールできるようになるかによって、人生が変わってくる。そのヒントが本書には詰まっている。
  • 671(税込)
    著:
    佐野洋
    レーベル: ――

    成田信夫に会社の同僚・盛岡精一が頼んできたのは、ゴルフの雑誌社が主催するゴルフコンペに身替わりとして参加してほしいということだった。腕に少々自信のある成田は、優勝賞品の高級ゴルフクラブに惹かれて頼みを聞き入れることにした。翌日、成田は盛岡の出社を待ったが現れない。いったい盛岡の身に何が起きたのか……(表題作の「皮肉な凶器」)。
    「損な役割」では、高校時代からの同級生八重沢から、秘密の頼み事をされた遠野の顛末が描かれている。八重沢は不倫をしていたが、夫にバレてしまう。話し合いの席をもうけることになったが、身替わりとして遠野に出てほしいというものだった。慰謝料として百万を携えていった遠野がそこで見たものとは……。
    もっともっと評価されるべき作家・佐野洋の、身替わりを材にとった凝りに凝ったミステリー7編。
  • 半村良自選短編集。表題作「ぐい呑み」をはじめ10作品を収録。
    昭和という時代を生きた男と女、人情の機微をたぐいまれなる筆致で描き出す。
    怪談から人情噺、したたかな女から一途な女、振り回される男と‏生きる意味を考える男……。物語の中に、さまざまな人々が生き生きと描かれる。
    浅草、銀座など、作家がすくいとった昭和の東京の町の風情と雰囲気も楽しめる極上の短編集。
  • マムシと呼ばれたプロゴルファー杉原輝雄が、2011年12月28日に亡くなる直前まで語り続けた遺言メッセージ。
    マムシのニックネームは、逆転勝ちや競って優勝した回数があってつけられたと振り返りながら、「逆転勝ちは思い切っていけるから割と楽です。逆に逃げ切りは難しい」と語る。プロゴルフ界の現状についても、舌鋒鋭く語る。生命の灯が遠くない先に消えるのを自覚しているからこその苦言は、若手プロからスター選手にも及んでいる。
    本書は読むうちに、杉原輝雄の生きざまそのものが、遺言メッセージに思えてくる。マムシと呼ばれた杉原輝雄。ゴルフにすべてを捧げた生きざまは見事だ。
  • 代官山のすぐ近くの猿楽町を舞台にしたスリリングな連作短編集。
    「君江」では、性と生の発芽を、猿楽町の町並みとともに丹念に描き、「友子」ては、全国の女性たちを巻き込むほどの大きなムーブメントを「美」によって作り上げた姿を描く。
    次の「千原」では、不安と憎悪と共感がもたらすものが何かを見せつける。そして最後の短篇が「わたし」。
    この「わたし」は小説内の「わたし」を指しているいのは明白だが、あなたにも内包するであろう「わたし」にちがいない。緻密に構築された世界が、読む者の心に訴えかけてくる。
  • 警察官らしからぬパンチパーマでキメている大鷹鬼平に、10代の少女・高瀬千津琉から相談が持ちかけられた。
    10日後に開催される全日本花火コンクールに、事故で亡くなったはずの花火師の兄・敏彦が参加するという。
    単なる嫌がらせかと思われたが、そのコンクールでは、敏彦が研究を重ねてきた幻の花火「雪月花三段開き乱れ咲き」を打ち上げるという。
    敏彦しか作ることができないはずの幻の花火。はたして、亡くなったはずの敏彦がつくあげたものなのか。
    鬼平は、有給休暇をとり、自費で花火大会が催される博多へ飛ぶ。
    留置所の看守をする警察官・大鷹鬼平が職務を離れて事件を追う人気シリーズ!
  • 小学生が遠足で訪れ、カップルがデートにやってきていた大雪山系旭岳では、チングルマ、エゾコザクラなどが咲き誇っていた。
    霧が深くなる中、熊が突然現れ、女性を襲った。霧が晴れると、女性は無惨な姿で発見された。
    事故と思われたが、解剖の結果、殺人の可能性が高いことがわかった。
    容疑者として北海道警が睨んだのは、当然、一緒に登山にやってきた婚約者だった。
    だが、彼には崩せそうもないアリバイがある。
    北海道警の刑事たちは、アリバイを崩せるのか。忍耐の捜査がはじまった。
  • 660(税込)
    著:
    佐野洋
    レーベル: ――

    「わたくし、人を……。人を殺してしまったのです」
     新聞社の論説委員をしている私は、愛人の冬子から衝撃の電話を受けた。当惑させられたのは、今朝の二時頃だという。
     しかしその時刻、冬子に殺人は不可能だった。冬子とともに、わたしは家族に内密にして、熱海に二泊していたのだ。
     冬子はこれから自首するという。わたしの不倫の秘密は守るれられるのか。そして、冬子は殺人犯として逮捕されされてしまうのか――。冬子によってもたらされたわたしの戸惑いが深まる。読めない結末の表題作「幻の殺人」。
     この全5作の短篇は、長編の原型となったものばかり。男と女がそれぞれに秘める思惑が、意外な形をつくりだしていく。緻密で精巧なミステリー!
  • 660(税込)
    著:
    曽野綾子
    レーベル: ――

    「私はずっと前から『魂の自由人』になたたいと思っていた。これは人生におんて非常に大切なことで、身体の健康と魂の自由とは、対をなす重大な要素だと考えている。健康については世間にたくさんの本があるし、医療についての専門家でもない私が書けるわけがない。しかし、魂の自由については……」(本文より抜粋)。
    困難な時代だからこそ、心と魂の自由を得た、自分らしい生き方をしたい。そのヒントが、本書から得られるのではないか。
  • 682(税込)
    著:
    半村良
    レーベル: ――

    ちょっと思わせぶりなタイトルだが、それもそのはず。半村良のものがたりに登場する女性たちのための観察メモなのだから。だがそこは作家、まして「嘘つき」と言われてた著者だけに、虚実とり交ぜて、物語性のあるエッセイに仕立てられている。
    様々な女性たちが登場するが、その一人一人が小説の中で生き生きと動き回っているのが想像できる。創作の裏話であり、ひとつの面白い物語でもある。
  • 「江戸という都市に対する橋頭堡を作ってみたい、というのが本書を執筆のする最大の動機だった」と、あとがきで著者が明かしているだけに、意欲に満ちた、江戸を知ることができる作品だ。それでいて、難解ではない。
    「本書を執筆するに当って、少なくとも自分がわからないことすべて調べよう、というのをルールにしましまた。要するに江戸を、手に取って理解できるところまで持ってこようと思ったのです」と、著者は書いている。
    江戸が、まるで目の前にあるかのような臨場感をもって読める傑作!
  • 自分の研究テーマである国際政治学より、巷で起きる難事件のほうをこよなく愛してしまうのが、山手女学院大学の美人助教授・弓丘弥生。
    テレビキャスターもこなす才媛で、彼女はこれまでに何度も難事件を鋭い推理と行動力で解決してきたことで、警察関係者にも知られる存在になっていた。
    学会や講演で出かけた先で、事件に遭遇し、推理を巡らす、連作短編7編。
    難事件に挑む弓丘弥生の颯爽とした姿に加え、女として、助教授として、老舗料亭の跡取り娘としての悩みが描かれ、魅力をさらに深めている。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    教え子だった女に手をつけた「ツケ」は、こんなにも惨いものだったのか――。
    女子大の講師であり、評論家としても名をあげてきた三隅は、車の中で、元教え子との濃密な時を過ごしていたが、暴漢に襲われてしまう。自分の弱さに怯え、名声に傷がつくことを恐れた三隅は、抵抗することなく、いわば、暴漢に自分の愛人を差しだす形をとってしまった。それが脅迫という形になって返ってくるとは……。表題作の「血の残像」をはじめてして、いずれも巧妙などんでん返しが待っている。ハードな官能、ミステリー、バイオレンスが融合した10作からなる短編集。
  • サラリーマンは会社では没個性を良しとして生きているが、それはあくまでも会社での顔である。
    彼らの素顔があらわになるのは、定年退職した時だ。
    自分はどうやって生きていけばいいのか。社会との関わりをどうやって維持していこうか。いっそ、世の中に背を向けて生きていくことも可能だろうか。
    退職者たちは、生き方を探りながら恐る恐る一歩を踏み出す。
    けれどもそこで待ち受けているのは、安全な地ばかりではない。落とし穴や底なし沼かもしれない。
    退職がきっかけとなって起こる悪意や殺意を見事に描いた短編9作品!
  • 682(税込)
    著:
    半村良
    レーベル: ――

    原宿あたりにたむろする若者たち8人、それぞれが広告、カメラマン、イラストレーター、スタイリストなどという職業を持つが、不安定なフリーとして生活をしていた。そんな彼らに、房総半島の先端の町から、地域おこしの相談が持ち込まれた。
    その町は、どうみても魅力がなく、観光客が行きそうもない場所だった。彼らは苦肉の策として、「里見八犬伝」の伝説を利用することを思い立つ。
    さらにストリーを練り、戦時中の供出ダイヤモンド、そして徳川の埋蔵金にまで話しを広げる。
    空想だったものに、大手のデベロッパーが食いついてくる。そして戦国時代、江戸初期、そして戦後と膨大な物語が展開される。半村良の青春群像小説。
  • 660(税込)
    著:
    佐野洋
    レーベル: ――

    徹夜で麻雀をするといった夫不在の家で、妻の心にふっと淫らな隙ができてしまう。そこを突いた男と、ただならぬ関係がはじまり、妻は窮地に陥っていくのが表題作の「言えない関係」。
    「戯れの誓い」では、もしも死期が迫っていることがわかったら、憎んでいる男を殺してやってもいい、と約束した男女の心理の葛藤と駆け引きを描く。
    ほかに「指の骨」「職権濫用」「近所の墓」「血の問題」「鏡の前」「壺の中」など、全8編の短編集。いずれも、思いもかけない結末が待ち構えている。
  • 霧ヶ峰の自然が好きで、東京から何度も登っていた北村真由子が行方不明になった。
    宿泊を予定していた山荘では、経営者の五代芳昭を先頭に、合宿をしていた多くの大学生らも加わって捜索がはじめられた。
    同時期に、霧ヶ峰を大々的に開発しようと、地元民と交渉をつづけていた東京の業者の責任者が殺害され、遺体で見つかった。
    自然を破壊し開発を強引に進めようとする業者と、地元民との軋轢が殺害理由なのか?
    そして、北村真由子は無事なのか。
    帰還を願って捜索をつづけたが、山荘の近くのカラマツ林の中で、北村真由子は遺体が発見された。その近くからは、山荘の経営者・五代芳昭が愛用していた登山ナイフが見つかった。
    警察では当然、五代を容疑者として取り調べることになったが……。
    開発したい者と保存を願う者との思惑が絡んだ、長編山岳ミステリー。
  • 人との付き合いの中で感情的になったり、嫉妬心を抱いたり、また問題を「黒と白」という二元的な考えから結論を出そうとする。自己主張や自己嫌悪も人との円滑な関係を妨げたりする。
    このような感情は脳のどの部分と関係しているのかを解き明かしつつ、妄想や欲望をなくしす生き方をアドバイスする。
    禅宗でいうところのホンモノの「バカ」になって「利口」をめざし、いい生き方、いい仕事をしようという、40歳からの人生アドバイス。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    城所恒夫は母を知らない。
    未婚で恒夫を産んだ母は、元ボクサーの父と結婚した1年後に、4歳の恒夫を残して消えたのだ。
    以後、血の繋がらない父が男手ひとつで育ててくれた。
    ある雪の夜、19歳の恒夫は新宿でトレーナーの田沼八郎に出会い、プロボクサーを目指すことに。一方で、恒夫は恋人の中井信子とは別に、一緒に暮らしていた養父の愛人清子とも体の関係を持ってしまっていた。
    デビュー戦、新人王戦と勝ち進む恒夫だったが、複雑な人間関係の陥穽の渦に巻き込まれていく。
    エキサイティングなファイトシーンがストーリーと絡み合う、会心の長篇ハード・サスペンス。
  • ひたひたと、怖ろしい何かが胸に迫ってくる。固唾をのまずにはいられない、強烈な体験をもたらす恐怖小説集。
    これはフィクション? ノンフィクション? 何かの恐怖から逃れるようとするために、意図的にそんなことに思いを巡らせてしまう。
    精緻であり多彩。人間存在の奥に横たわる悪と憎悪と善を浮き彫りにする。
  • 682(税込)
    著:
    梓林太郎
    レーベル: ――

    悲劇ともいえる高校生の冬山遭難。この遭難は、なぜ、起きたのか――。
    山岳部の女子生徒が、先生に色目を使ったことが原因なのか。
    部員の父親に愛人がいたからか。
    それとも、顧問の先生が絶対に明かすことのなかった秘密によるものなのか。
    はたして、遭難は事故か、事件か。
    冬の北アルプス山中、過酷な吹雪の中、生徒と先生が生きのびるために生命を賭ける。
  • 671(税込)
    著:
    半村良
    レーベル: ――

    男と女の機微を描いた絶品の短編が並ぶ。
    戦後間もない銀座のバーの同僚だった男と女。長い時間を経て二人が始めた「家庭」を、かつての弟分が訪ねる。三人の会話を通して人生の浮き沈みを描く「夢のおわり」。連れ込み旅館を営む老女を取り巻く人々の生き方、関係を一枚の「焙烙」という道具を通してあぶり出す「焙烙」など、絶妙な語り口で綴った短編6編と、あとがきにかわる自伝的なエッセイ「屋根の上のマッカーサー」を収録する。
    このあとがきでは、ペンネーム「半村良」と「イーデス・ハンソン」との関係(イーデス《良》・ハンソン《半村》)について明かしている。
  • 酒場と着物、恋愛模様、修羅場……。
    男と女のさまざまな心の機微を描いた短編集。
    財界の中心人物の囲われ者だった女、こよなく愛した着物にも飽き次第に男との距離も空き、年齢を重ねていくとこに恐れを感じる表題作「ながめせしまに」。客を足蹴にしたい、という思いから奇想天外な酒場を作り上げる「酒亭抜荷丸」など、新宿、銀座など舞台に夜ごと酒を仲立ちにして希望と後悔を繰り返す7編を収録する。
  • 660(税込)
    著:
    佐野洋
    レーベル: ――

    失踪には、思い悩む中年サラリーマンだけが失踪するものではない。専業主婦も定年退職した壮年も、何かの理由があって失踪する。
    その理由とは何か。
    金? 男女関係のもつれ? 殺人の隠蔽?
    平凡な日常から突如消えた七人の男女の大胆な失踪計画を描いた短編集。知的ミステリーの緻密さに息を呑む。
  • 半村良の初期の短編や中編を収録した。のちの長編のもととなるものや、サイドストーリーとして書かれたものもある。
    SF作家としてスタートした著者だが、その後人情もの、時代ものなどのジャンルの小説を書き分け、高い評価を得ている。
    第一部は短編でまとめられさまざまな手法でのSF。第二部の中編は伝奇ロマンが綴られる。『半村良コレクション』として刊行されていた文庫を二分冊にした。半村良マニア垂涎の作品集である
  • 木曽駒ヶ岳、宝剣岳がくっきりと眺められた晴天の駒ヶ根市の銀行に、強盗が押し入った。
    犯人は逃走の途中で人質を取る。偶然通りかかった三十三歳の三奈子だった。
    翌日には無事解放されるが、三奈子の人生は大きく変わっていくことになる。(表題・アルプス冬物語)。
    ほかに、「無名沢」「赤い崩壊地」「下山近道」「地獄への縦走」「奥又白谷」「魔性の尾根」など全7編からなる山岳推理短編集。
  • 私たちの遺伝情報は、ほとんど眠っているのです。そうすると、眠っている遺伝子をONにして、起きている悪い遺伝子をOFFにすることができれば、私たちの可能性は飛躍的に発展するのです。(はじめに、より抜粋)
    未知の領域だった遺伝子を、どうすれば自分のために活かすことができるか。そのヒントと活用実例を紹介。
  • 美人局で男を強請った帰途、高級外車と接触事故を起こしたことから、青木昇と久保みちるはその代償として資産家の篠村夫妻により肉体を弄ばれることに。
    だが二人はやがて巨万の財産を持つ篠村から金を奪取することを思いつく。
    計画はあっけなく頓挫したかのように思われたが、篠村の妻・祥子の誘いから新たな展開を見せ始める。
    誰が騙され、誰が騙すのか。最後に笑うのは誰か。勝目ワールド炸裂のハードバイオレンス長編。
  • 671(税込)
    著:
    小林恭二
    レーベル: ――

    出雲の阿国以来四依頼百余年の歴史を持つ歌舞伎は変革期を迎えようとしていた。
    革新を目指すのか、保守として伝統を重んじるのか。
    二つの勢力が拮抗する中、年に一度の「カブキの日」を迎えた。狂言作者の祖父に育てられた少女・蕪は着飾った両親とともに、琵琶湖湖畔の歌舞伎小屋[世界座]へと船で繰り込む。三層に建てられたこの小屋は巨大な楽屋を持っていた。
    見学という名目で、美しい茶屋の若衆・月彦に案内されて、魔の迷宮とも言いえる楽屋に入り込む。その間に舞台の幕は上がる。そこには混沌か芸か、生か死かというせめぎ合いが演じられる。
    歌舞伎の祖である阿国と名古屋山三郎の狂言を軸に、歌舞伎の生き残りをかけた闘いが壮大なスケールで語られる。
  • 今も健筆を誇る作家曽野綾子のデビュー作がよみがえった!
    芥川賞候補になった短編「遠来の客たち」を収めた、全7編からなる短編集。
    20代に書かれた作品群は、いずれもみずみずしく、意欲に満ちている。
    長い時を経たにもかかわらず、古めかしくなっていないのは、さすがとしか言いようがない。
    その後の旺盛なる創作の根幹が垣間見られ、一読の価値アリだ。
  • 660(税込)
    著:
    曽野綾子
    レーベル: ――

    夫婦にとって何が大切で、何が夫婦に幸せをもたらすのか。そして、夫と妻、それぞれの幸せと不幸せとはいったい何なのか?
     夫婦生活をつづけていけば、必ず起きる、喧嘩。些細なもので済むこともあれば、別れる別れないの大事に展開していくこともある。何がどうなって、気持ちはすれ違っていくのか。互いの思いやりが、相手の心に響かなくなってしまうのは、いつからなのか。
     壊れやすい夫婦の愛と心を、温かいまなざしで描いた極上の短編集。
  • 病気でもないのに、すっきりしない人に、テレビやラジオで大活躍の健康博士が贈る知恵の数々。
    ちょっとした生活習慣の見直しをするだけで、
    すっきりハッキリするようになってきます。
    今ひとつ、モヤモヤしているというあなた、今日から実践してみましょう。
    本書が健脳生活を送るための第一歩となるはずです。
  • 聖少女として一世を風靡した元アイドルの篠木聖利は、今は当時の面影はない。
    聖利が心機一転、新たな世界で頑張ろうと踏み出したのは、ストリップの世界。20歳の決断だった。
    舞台に立ち、スポットライトを浴びるうちに、何かがおかしくなった。
    聖利は、戦国時代にタイムスリップしてしまう。しかも、現代人としてではなく、武田信玄が放つくノ一の聖利としてだった。
    くノ一聖利が命じられていたのは、今川氏真暗殺。
    アイドルからストリッパーに転身した聖利に、そんな大それたことができるのか!
  • これまで封印してきた保険金殺人事件の詳細について、元東京都監察医務院長が初めて明かした。いかに巧妙なトリックを労しても、死体が殺人であることを語っているとわかる。
    FILE1 東南アジア保険金殺人事件
    FILE2 長崎・佐賀保険金殺人事件
    FILE3 検死システムの充実を訴えていた二つの毒殺事件
    FILE4 あばかれた完全犯罪の野望
    FILE5 多額の保険がかけられた転落事故の真相
    FILE6 看破された自動車転落事故の偽装
    FILE7 「疑惑」の波の中であがいた凶悪犯の末路
    FILE8 犯行を許した、被害者の無防備な意識
    FILE9 不審死の真相は事故か病死か?
    FILE10 家族の無念を晴らした死体のメッセージ
  • シリーズ2冊
    682(税込)
    著:
    半村良
    レーベル: ――

    何者かがアパートに侵入し、拳銃と麻薬と思しき白い粉を置いていった。これをきっかけに露木一郎は国家権力から追われることになる。信州に住む叔父の手配で秘密組織が逃亡を助ける。その組織は虚空蔵菩薩を祀りいくつかの顔持つ組織は、宇宙へ飛び出すクルーを集める組織でもあったのだ。太古の時代に飛来し、秩父山中に隠されていた巨大な宇宙船に乗り込んだ露木ら400人のクルーは宇宙へと飛び出していく。宇宙船は「神」か。船の意思によってクルーは教化され成長し、太陽系外の惑星への旅を始める。壮大な仕掛けのもとに描かれるSF伝奇小説の傑作。
  • ニュージーランド南島のクック山の登攀に挑戦していた綾部峻に、緊急帰国の報が届いた。友人の北条が後立山連峰鑓ヶ岳での墜死したというのだった。ところが北条の山行計画は北アルプスで、場所も山も違っていた。なぜ、彼は死ななければならなかったのか。なぜ、彼は古くから知られている山行記のコピーを持参していたのか。疑問が渦巻く中、新たな殺人が起きた。綾部は独自に調べる決意をした!
  • 曽野綾子作品では初めての3冊合本。「本物の『大人』になるヒント」「失敗という人生はない」「晩年の美学を求めて」からなっている。
    「本物の『大人』になるヒント」は、心をただしく生きていくためのヒントとなるエッセイ、「失敗という人生はない」は、曽野綾子作品のなかから選りすぐった味わい深い文章を集めた箴言集、「晩年の美学を求めて」は、人生を深く考えるきっかけとなるエッセイとなっている。
    これから歩むべき道を前に心新たにした時、人生を振り返りたい時、立ち止まって人生の行く末を考えたい時、必ずや、励ましとなる3冊合本。
  • 682(税込)
    著:
    半村良
    レーベル: ――

    二つの世界、私たちが生きている世界と別の世界がふとしたことから触れ合ったとき事件が起きる。SFの名手の著者が描き出す12の短編。
    同じ夢の中に入りたいという仲睦まじい夫婦の願いがかなった時の結末を描く表題作「夢あわせ」、「雪洞夜話」は江戸時代の女郎の悲しい願いが籠められた雪洞の物語。「怪談桜橋」は著者の戦争体験が生み出した東京大空襲の日のリアルな幻想。「特異点」は著者自身のホテル暮らしに想を得た不思議でユーモラスなオハナシ。20種近い職業を経て作家になった著者の経験や生き様から生み出された、読み応え充分の奇抜ながら納得のSF譚。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    デパートの警備員の辺見恭平は、もともとは、要人警護を務めるSPに抜擢された優秀な警察官だった。暴走族がしかけてきた煽り運転に応戦し、怪我を負わせたことの責任をとって職を辞したのだ。平凡な生活を送っていた辺見だったが、ある日、罠にはまり、銀座のクラブホステスの警護をする役目を負わされてしまう。
    数日間で終わるはずの警護だったが、思わぬ成り行きをたどってしまう――。正義感溢れる辺見は、男として生きる者としては、どのような結末に満足するのか。驚愕のラストが待ち受けている!
  • 《まえがきより》
     近年の日本人は、世の中が理想通り動くのが当たり前、と思うようになった。ところが、戦前の日本の現実を知っている世代の私などは、いつの時代だって現世は思い通りにならなくて当たり前、と思って来たのである。これが大きな違いだ。
     思い通りにならない世界だから、文学も絵画も映画も生れるのだ。(中略)絵画も映画も、皆作品にこの悲しみの世の一部を必ず切り取って埋め込んで来たのだ。
     その悲しみや不運をどう処理してきたかが、個人の歴史そのものなのだ。(後略)
     悲しみや苦悶を抱えながら、人はどうすれば清らかに生きていけるのか。真面目な人生のための道標となる貴重な一冊。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    銀座高級クラブのバーテンダー、稲瀬谷健太郎にはもう一つの顔がある。裏の仕事は〝いかせや健太郎〟と呼ばれるコールボーイ。
    健太郎は特異な体質で、腋の下のあたりから発する独特のフェロモン〝牡の匂い〟が女性たちを欲情させるのだ。
    たとえば。
    清純アイドル歌手として売り出し中の江見夕子はまだ18歳だが、本性は病的な淫乱娘。事務所社長に「金で買える男を世話して」と要求し、思い通りにならないと仕事はしたがらないし、マネージャーに当たり散らしたりと手が付けられなくなる。そこで夕子のガス抜きのために〝いかせや健太郎〟に指名が回ってきた。
    アイドル歌手から、コメンテーターとしてテレビに登場する人気評論家、政治学者、有名ファッションデザイナー婦人、世界的ロックシンガー、外国人プロゴルファーから65歳のおばあちゃんまで、性的な欲求不満を抱える女性たちを、性技と誠実さで心底満足させていく。
  • 682(税込)
    著:
    半村良
    レーベル: ――

    2030年ごろ、世界は大きく変わっていた。
    ことに日本は、東京が多民族都市となり、各地で自治区ができ、東北は福島を除く5県が自治区として独立してしまった。
    ジャーナリスト丸谷は取材で訪れた山形で古代の遺物と思われる直径2メートルはあろうかという石の球体を見る。
    多民族化した東京は古代文明に興味のある丸谷は再度、東北自治区への潜入を試みようとする。
    自治区から逃れてきた生化学者を匿った上司が殺されたことから、東北自治区の企みが見えてくる。
    古代文明の技術を超えた球体の存在は神の意思なのか宇宙からの技術なのか、思いあがった人類に何を警告しようとしているのか。
    30年後の日本の状況を示唆する伝奇小説の傑作。
  • 郷田健一は杉並で開業した歯科医。結婚して8年になる貞淑な妻と幸せな家庭を持っているが、学生時代からの女遊びは止められない。
    29歳の美しいOL由利にも偽名を使い旅行ライターをかたって口説き落とし、一夜限りの情交を楽しんだ。
    その場限りのはずだったが、新宿のデパートで偶然再会したことで、由利の旺盛な性欲と奔放な性戯に「三度は会わない」という自らの禁を破ってしまう。
    スリルを楽しみつつ、甘美な肉体に溺れたあげく、「好きだよ、由利」と囁いてしまう。
    そんなことがあっても、何事もなく過ぎていくはずだった。
    ところが、由利が彼の歯科医院に患者として現れて……。
    美しくも淫らな描写と、男と女の愛憎の心模様が、読者を官能の世界にいざなっていく。
  • 山岳ミステリーの巨匠・梓林太郎の初の合本全3冊。
    人気の人情刑事道原伝吉が管轄署内で起きた殺人事件の解明をすべく出張した作品を集めたもの。
    「北海道雨竜殺人湿原」(諏訪署刑事 道原伝吉 出張捜査長編)
    「蔵王高原殺人事件」(長野県警豊科署 道原伝吉刑事 動機不明連続殺人捜査長編)
    「吉野山・常念岳殺人回廊」(豊科署刑事 道原伝吉 哀切苦悶捜査長編)
    いずれも、心の機微を感じ取りながら捜査していく道原伝吉ならではの物語で、心に迫ってくる。
  • バブル全盛期、日本はその強大な経済力を持って世界を席巻しようとしていた。そんな時代に書かれた抱腹絶倒のコミカルなパロディー小説集。
    表題作は日本に脅威を抱く各国は多国籍軍を組織して対抗し、日本は影響力をなくしていくその顛末を描く。
    そのほか巨大化する力士のためか日本の伝統的スポーツ大相撲の滅亡を描いたり、車社会の「神」の存在や、受験教育のひずみなど、日本の社会が抱える問題は抉り出す。
    バブル全盛期に書かれたものだが、21世紀、令和になっても、日本の状況はそれほど変わっていない、いや、もっと深刻になっている、と考えさせられる。
    作家の想像力、創造力の偉大さを感じずにはいられない一冊。
  • このエッセイは、(中略)私の贅沢な時間の報告として続いてきた。贅沢というと、おいしくていいものばかりと思われそうだが、およそ世間に存在するすべてのものはおもしろい。浅ましさ、狡さ、でたらめ、それらのものすべてが、人間の属性だから、やはり楽しいのである。―まえがきより―
    世の出来事をどのような視点で見て、考えたら良いのか、見事なまでに示され、読み進めるうちに、背筋がすっと伸びていくようである。
    読書の醍醐味がぎっしり詰まった明晰エッセイ集!
  • 「病は気から」とは、なんと言い古された言葉だろう。しかしそれに「科学」が付くと趣きはちょっと違ってくる。
    心が体に及ぼす作用をしっかりと見極めて生活することは、ストレスに対する負担を軽くしたり、生活を楽しくしたり、人との付き合いを円滑にしたりする。
    本書では日本の幕末の偉人たちの「気」の持ち方を紹介し、多くの研究者の患者たちへの丁寧なアプローチで「心」と「体」と「脳」の関係を解説する。
    そうしたことから「安心感」「精神状態」が健康にどう影響するかを検証していく。加えて、高齢化社会の「病」「心」「老」を考える。
    健康生活を送るための知恵と心がある。
  • 「いいかい、独りでやるの……。いっぱい、いくんだよ」
    あてずっぽうにダイヤルを回してセックスを録音したテープを流し、電話に出た相手の反応を楽しんでいると、受話器からは女性の押し殺した息づかいと、「アア、アン」という声が──。
    いたずら電話で知り合った美人OL片桐敏子とのセックスにいつしかおぼれていく英次。敏子のセックスは奔放だ。「舐めたい、英次のこれ……」「めちゃくちゃにされたいの」「ひびくわ、英次。とってもいい」「コレはわたしだけのもの」とベッドでは欲望が止まることなく色情を漏らし続けた。そして、ひさしぶりのテレホンセックスの最中に、敏子が突然はげしく喉を詰まらせたような声を出し、殺害されてしまう。現場に駆けつけた第一発見者の英次は容疑者となり警察の取り調べを受けることに。敏子のレコード盤コレクションを手掛かりに殺人犯を探す表題作のほか、女性たちが秘める奥深い性を赤裸々にしていく。
    「新宿はぐれ地図」「笑え、デスマスク」「リップ・テクニック」「ディスカバー・ワイフ」「怨み肌」「真夏の夜の狂乱」「蜜のパートナー」「甘い夜のダミー」の9編を収録する勝目梓ワールド炸裂の傑作集。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    愛しい恋人は、自らの命を絶った。
    その原因を、小津健吾はわかっていた。
    伊豆にドライブデートに出かけた時、暴漢に襲われたことを苦にしたものだった。
    ふたりで乗り越えようと誓ったが、果たせなかった。
    悲劇はそれだけでは終わらない。
    今度は健吾が命を狙われる。地方に暮らす親兄弟までもが襲われる。
    なのに、なにに原因があるのか、相手が誰なのかわからない。
    健吾は相手を特定できないまま、復讐を誓う――。
    迫力のハードバイオレンス長編。

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