『ダイヤモンド社、ロジャー・L・マーティン(実用)』の電子書籍一覧
1 ~12件目/全12件
-
部下にどのような職務を与えるかで、仕事の生産性は大きく変わる。やりがいがあっても達成不可能だったり、達成可能でもやりがいが乏しかったりすれば、前向きに取り組むことができず、部下は自分の職務を再定義して、上司の期待とは異なる成果を上げようとするだろう。これは部下にとっても上司にとっても好ましいものではない。部下だけでなく上司も同様だ。部下から提案された職務にやりがいを感じられなければ、あら探しを始めかねない。本書では、このような事態を避けるために、部下と上司それぞれが担うべき職務を正しく設計する方法を紹介する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
企業がビジネス上の判断を行う際、政治的な問題を考慮せざるをえない時代になった。ウォルト・ディズニーやH&M、マクドナルドなどの企業が、政治絡みの問題に巻き込まれ、事業の継続や収益に重大な影響が及んでいる。ビジネスと政治は切り離せる、むしろ切り離すべきだという考えは、もはや現実的ではない。本書では、スターバックスやデビアス、シーメンスなどの事例を交えながら、倫理、社会、政治的課題がたえず変容する環境下で、最善の戦略的選択を行うためにリーダーが実践すべき5つの方策を解説する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
稀少な才能やスキルを持った個人が組織やチームのパフォーマンスに大きく影響する時代になった。そのような「スター人材」は、時に高い待遇を望むために扱いが難しい。しかしながら、リーダーがその対応を誤ると、スター人材はすぐに競合に引き抜かれ、多大な損失につながりかねない。筆者は、スター人材のマネジメントにおいて大切なのは、報酬よりも「自分が特別だと感じられること」だと述べる。筆者自身のコンサルティング会社や経営大学院におけるマネジメント経験とアメリカンフットボール選手のケースから、スター人材を留めるための3つの原則を明らかにする。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
100年前から今日に至るまで、企業形態の主流を成すのは株式を不特定多数の投資家が保有できる公開企業だった。しかし、米国の公開企業は1997年から2015年にかけて半減し、片や、S&P1500で被支配会社が占める比率は、2002年から2012年までに31%も上昇した。それはなぜか。公開企業に代わる新たな形態としてLTE、さらに知識労働者のモチベーション向上の施策としてのESOPの例を挙げる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
巨大化学会社デュポンの事業売却から目覚ましい業績を上げた事例を機に、カーライル、KKR、ブラックストーンなど、プライベートエクイティファンドの大手が先見性あふれるマネジメントの天才と称賛されるようになった。だが、その際に用いられる戦略ツールは、デザイン思考やシックスシグマのように、一般に知られたものが大半である。ではなぜ、大規模な上場企業は利益機会をみすみす譲ってしまうのか。それは資本市場の本質──過去の事実よりも期待をもとに動く──を真に理解し、投資判断を下していないからである。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
アダム・スミスとリカードによる生産性向上の議論は、テイラーの科学的管理法、さらにはデミングのTQCへとつながった。マネジメントは時間、原材料、資本などの無駄の排除を目指し、効率は美徳とされた。しかし、筆者は高度な効率化に警鐘を鳴らす。効率が向上するにつれて効率化の恩恵が不均等に配分されるようになり、専門特化が進み、最も効率的な企業の市場支配力が強まりゆく一方だからである。そして格差が生まれ、社会不安の種も生まれるというのだ。これを正すためには、一般的には競争優位の源泉と考えられていない「レジリエンス」を重視し、獲得することだと主張する。困難から立ち直る力であるレジリエンスにより、長期的には安定した公平な事業環境が生まれるだろう。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
かつて大企業組織の中心にあった総務、財務、人事、営業などの職能部門。しかし競争の激化に対応するために、各製品の戦略と責任を明確にする目的で製品別の事業部門が置かれ、職能部門は各分野の専門特化、効率性や整合性の向上を目指して中央に設けられるようになった。このように組織が進化していく中、戦略の理論と実務はもっぱら製品ラインに照準を合わせ、各職能分野はなおざりにされてしまった。こうした状況に警鐘を鳴らすのが本書である。筆者たちは、職能部門においても戦略を持つことの意義を説き、フォーシーズンズの人材部門を例に、職能部門の戦略が事業に好影響を与えることを示す。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
経営は科学であり、ビジネスにおける判断は、データ分析に基づかなければならないという考え方がある。ビッグデータの爆発的な広まりを受けて、この考え方には、いっそう拍車がかかっている。しかし、科学的なデータ分析が、よりよい世界の実現に貢献してきたことは事実だが、だからと言って、それをあらゆるビジネス判断の原動力にすべきだということにはならない。本書ではこの前提に立ち、経営判断の際に、データ分析だけに頼らず、想像力、実験、コミュニケーションなどの方法を取り入れる重要性を提示する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
企業は顧客を逃がさないために、多くの時間と資金を費やして、いままで誰も見たことがないような商品、かつてないほど魅力的な商品で顧客を喜ばせようと努力している。ところが最近の行動研究の成果によれば、顧客の側は、企業の積極的な変革を好むのではなく、自分に馴染みがあって、簡単に買えるものを求めていることがわかってきた。となれば、企業が競争優位を持続させるためには、顧客に「選択」させるだけではなく、「習慣」をつくる必要性がある。本書では、自社の製品やサービスを、顧客がいつも本能的に快適さを感じて選択してしまうような、「累積的優位」の重要性について論じる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
一見すると、株価の上昇は経営者にとって歓迎すべき事態だと思える。しかし、企業の潜在能力を超える評価を得てしまった時、それが悲劇的な結末につながることも少なくない。市場からの過度の期待に応えるためだけに、成果の乏しい設備投資や見栄えだけはよいM&Aに手を出したり、時には不正行為に手を染めたりするケースが後を絶たないのである。投資家の短期的な要望に踊らされることなく、真に価値創造を伴う長期的成長を実現するために、経営者は何をすべきなのだろうか。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
かつては、天然資源が最も貴重な財産と見なされていた。しかし、より創造的な仕事が価値を生み出すようになると、才能ある個人、すなわち「タレント」の力を最大化することが重要なテーマとなった。そして、金銭的動機によってタレントの力を引き出すことで、経済は発展を遂げてきたのである。だが、その仕組みがもはや限界を迎え、破綻寸前の現実に目を背けてはいけない。億万長者に富が偏在する社会はなぜ生まれ、それはどうすれば解消できるのか。本書では、資本主義において富を最適配分するための具体策を論じる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年04月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。 -
いまや経営にデータは欠かせない。
戦略の立案に際しても、数字やデータを徹底的に分析した「科学的」根拠のあるものほど説得力が増す。その一方で、科学的分析からは、大胆な発想や「型破り」なユニークな戦略が生まれない。このジレンマをいかに解消すべきであろうか。
筆者らは本書で、事業戦略のニーズに合わせて科学を取り入れる手法を紹介する。この手法ではまず、戦略上の課題や機会に対応して、「シナリオ」と呼ぶ明快な仮説を立てる。次に、おのおののシナリオが成り立つためには、どのような条件が必要かを探る。その後にようやく分析を行い、最も成功しそうなシナリオを見極める。こうすると、データ一辺倒でもなく、現実性に乏しいアイデアでもない状態を脱して、本当の意味で科学的な戦略立案を実践できる。これらの手法を主にプロクター・アンド・ギャンブルの事例とともに紹介する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2013年1月号)』に掲載された論文を電子書籍化したものです。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。