『光文社、富島健夫、1円~(文芸・小説)』の電子書籍一覧
1 ~18件目/全18件
-
佐知子の情人・中山と寝てみたい……ふたりの秘め事を垣間見た三重の感想はそれだった。
「ね、一回でいいから、貸してくれない?」。三重は冗談まじりに母の佐知子に頼んだ。佐知子の情人・中山と寝てみたい……ふたりの秘め事を垣間見た三重の感想はそれだった。他方、中山も母娘の違いを知りたいという《悪魔的な欲望》が……。(表題作) 著者永遠のモチーフ「若者たちの悩める性」。その多彩な貌を浮き彫りにしながら語られる、美しき神話の数々。 -
秘(ひそ)かに、しかし激しく求め合う男と女の結末は――?
(この人、男を欲しがっている)謙三の直感に狂いはなかった。夫・工藤が性的に淡泊だというやす子は、毎日のように謙三の若い体を求めてくる。最初の情事から三月(みつき)、うしろめたさも感じていた謙三に、工藤から衝撃的な申し出があった。ある理由から、妻をどんどん抱いてほしいというのだ(表題作)。女と男の心象が描く美しき細密画。 -
フリーの記者・吉井は、レズビアン、マゾ夫婦、近親相姦の母子などに取材し、彼らの愛欲の姿をさぐった。
フリーの記者・吉井は、女性週刊誌の企画でユニークな性生活を送る男女を取材した。レズビアン、マゾ夫婦、近親相姦の母子などに取材し、彼らの愛欲の姿をさぐった。常識では信じられない愛と欲望の世界が、吉井の前に生々しく現れる。 -
戯(たわむ)れか愛か? おんなが今、飛翔する……男女の心象を深く追求した、妖(あや)しさ漂う傑作集。
「三人で、寝ましょう」歌子は、恋人の春夫と友だちの照子を誘った。絶頂に到達しない照子に、女の悦(よろこ)びを感じさせようというのだ。「歌子さんに悪い」と、躊躇(ちゅうちょ)する照子の感覚に《おんなへの序曲》は奏(かな)でられるだろうか?(表題作)戯れか愛か――男女の心像を描いてやまない筆者が、多種多様に映してみせる10の幻燈画。妖しさ漂うオリジナル傑作集。 -
「今夜どう?」「あしたならいいわ」男女の奇妙な物語。
「あしたならいいわ」という返事に、栄一(えいいち)は心底うろたえた。女ともだちの裕子(ゆうこ)がセックスの誘いに応じるなんて、期待すらしていなかったのだ。ただ、裕子は自分が不感症だと告白。それが原因で恋人から別れを告げられた、とも――。なるほどベッドの彼女は、一見「静かな女」のようだったが……(表題作)。“女の真実”は奈辺(なへん)にありや? 瑞々(みずみず)しくて切ない恋愛小説集。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。