『光文社、井川香四郎(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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京橋の油問屋で八人が惨殺される事件が起きた! 金目当ての凶行のようだが、恨みを持つ者の仕業とも思える。定町廻り筆頭同心・篠原恵之介らが調べを進めると、三年前に亡くなったこの家の長男の嫁が姿を消していた……。(表題作) くらがり同心・角野忠兵衛、北内勝馬はもちろんのこと、忠兵衛馴染みの小料理屋『蒼月』の父娘も活躍する書下ろし第三弾!!
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安値で米を卸していた米問屋の主人・奈良右衛門が殺された! 米問屋組合の寄合の帰りに殺されたようだ。下手人は奈良右衛門を疎んじていた米問屋の中に? しかし、現場を見ていたお滝の証言から引っ立てられたのは、遊び人の半蔵だった……。(表題作) 一筋縄ではいかない事件に、くらがり同心・角野忠兵衛はどう決着をつけるのか!?
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三年程前、津軽藩の江戸家老が殺された。罪を白状した男が鋸挽になったのだが、その直前に、現場から逃げ出していた奧女中が男の無実を訴えていた。再度の探索も上手くいかず、くらがりに落ちたこの事件を、永尋書留役の角野忠兵衛が調べ始める。先日あった南部と津軽の人間による仇討ち騒ぎもこの事件に繋がっているようで……。(表題作) 待望の新章開幕!
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天麩羅屋を営む浪人・伊達宗之介は、一人娘・千春の小言に頭の上がらぬ日々を送る。ある雷雨の夜、二人が町医者の屋敷の前を通りかかると、蓑笠姿の男が表門から遁走。邸内で目にしたのは男と女の亡骸だった。探索に乗り出した岡っ引の紋三は無数の不審な点に気付き……(表題作)。粋な紋三親分と、しがない浪人・宗之介の人情裁きが冴え渡る書下ろしシリーズ!
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天文方に勤める川本浩之助は絶滅した生物の化石探しに没頭していた。ある夜、不審な男たちが、別れた女房を拐かし「不死の鳥の化石を出せ」という要求を突きつける。一方、市中の事件を追う中で浩之介に目をつけていた定町廻り同心の近藤信吾。彼もまた黒い陰謀に巻き込まれていく……。太古のロマンが巻き起こすドラマを壮大に描く! 人気時代シリーズ、堂々たる最終巻。
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“かわせみの清兵衛”なる盗賊を追い、悪の巣窟と呼ばれる高津町に潜入した定町廻り同心の近藤信吾。ところが一月前からとんと姿を見せない。彼の消息を気に病む馴染みのお蔦や八朔たちが件の町に赴き、信吾を見つけ出した。ところが声をかけてもまるで他人のよう。咎人を騙すための芝居か、あるいは本当に“物忘れ”に……!? 大法螺で事件を解決! 痛快な時代シリーズ第六弾。
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十年前、江戸市中を騒がせた“月夜小僧”。悪どい稼業に手を染める輩から金を盗み、貧しい人々に分け与えた義賊は、今でも語り草で、近藤信吾にとっても忘れ難い存在だった。ところがふたたび“彼”は現れた。「月夜小僧、今宵、推参」と書かれた果し合い状が鳥居耀蔵の元に届いたのだ!(表題作) 型破りの同心が人情と大法螺で事件を裁く時代シリーズ第五弾!
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大店の通い手代が連続して四人も殺される事件が持ち上がった。手がかりは亡骸の上に置かれたなでしこの造花。同心・近藤信吾は真相を追うが、真相は杳として知れない。だが、その四人が両国橋広小路を毎日通っているという共通点を深掘りすると――。(表題作) 奉行所に出仕するのが大嫌いな型破りの同心は、今日も大法螺吹いて事件を解決! 人情時代シリーズ第四弾。
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日本橋の両替商に押し込みに入った男が逃走。医者の屋敷に人質と共に立て籠もった! 駆けつけた南町奉行所筆頭同心の近藤信吾は、咎人との難儀な話し合いにあたることに。材木問屋の主人や作事奉行方の大工頭を呼べなどと要求を重ねることを訝しみ、その関係を探ると……。(表題作) 奉行所嫌いの同心が大法螺吹いて事件を裁く、痛快な人情時代シリーズ第三弾!(『ふろしき同心御用帳 残り花、風の宿』改題)
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大店や札差、武家屋敷から大金が盗まれる事件が続出。しかし、同心の近藤信吾ら奉行所の面々は解決の糸口が掴めずにいた。そんな折、彼とは腐れ縁の仲である瓦版屋の栄吉が、町で妙な煎餅屋を見つけ、好奇心から出入りしていたところ……。(表題作) 奉行所嫌いの型破りな同心が、大法螺吹いて事件を解決! 人情味溢れる活躍を痛快に描く時代シリーズ第二弾! 『ふろしき同心御用帳 情け川、菊の雨』改題。
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霧雨に煙る汐見橋の上で、泣きくずれる若い娘を助けた乾聖四郎。女は記憶を失っていた。あやめと名づけた女の昔には、何が隠されているのか。過去を辿り始めた矢先、あやめは情夫殺しの嫌疑をかけられてしまう。徐々に明らかになる哀しい人生とは!?(表題作) 天下御免のお墨付きを戴く、備前宝楽流の庖丁人・聖四郎の人情の剣が一筋の涙を斬り払う、シリーズ第三弾!
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自らの秘密を知った聖四郎は、しがらみから逃れるため庖丁修業の旅に出た。だが八王子宿で、天狗の長兵衛一家と大岩亀五郎一家の、やくざ同士の喧嘩に巻きこまれる。千人同心頭と組んで無法を働く大岩一家に憤りを感じた聖四郎は、敵地である遊郭に乗り込むが、彼の前に現れたのは松姫と名乗る不思議な遊女だった……。美女が聖四郎を新たな地へと導く新展開!
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将軍家御料理番・四条流の流れをくむ備前宝楽流の庖丁人・乾聖四郎。津軽藩と南部藩の婚儀の料理を任された聖四郎は、その席に乱入してきた賊たちを鮮やかな剣で斬り伏せた。否応なしに事件に巻き込まれた聖四郎だが、その裏には幕府の巧妙で非情な謀略が隠されていた……。庖丁と剣の達人“おっとり聖四郎”が、人情の料理で人の心を救い悪を斬る、シリーズ第一弾! 『「飛蝶幻殺剣」』改題。
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乾聖四郎の許に、かつて共に庖丁人の修業をした貞吉が訪れる。五年前に借りた金に多額の利子を付けて返した貞吉は、聖四郎を怨んでいると告げた。貞吉は庖丁の道を捨て呉服問屋を営んでいたが、短期間でのし上がった裏に、密かに阿片を扱っているという噂が。旧友のため、聖四郎は探索を始めるが……。(表題作) 備前宝楽流の庖丁人・聖四郎が悪を斬る、シリーズ第二弾! 『「飛燕斬忍剣」』改題。
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聖四郎に弟子入りを懇願していた煮売り屋の権助の娘・お菊が何者かに拐かされた。しかし権助は届け出ようとせず、何も話さない。その様子に不信を抱いた聖四郎の調べで、お菊を連れ去ったのは加賀藩の手の者と判明した。だがその背後では、またも一橋治済が陰謀を企てていた。出生の秘密という逃れられない運命に聖四郎が立ち向かう、シリーズ最終巻!
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震災による大火事に見舞われた江戸の町で、油問屋「和泉屋」の主・清兵衛と女房のお千津は、焼け出された人の面倒を見ていた。だが、知らない男からもらった心の臓の薬を飲んだ清兵衛は急死。そこへ清兵衛の兄と名乗る男が突如現れ、店の権利を主張する……。正直に生きてきた夫婦の思いを、角野忠兵衛と大岡越前はいかにして救うのか!?(表題作) 精選シリーズ第三弾!
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両替商「肥後屋」の娘が拐かされた。監禁されたお小夜は、見張り役の又八の顔を見知っていた。かつて、どぶ川で溺れかけた子猫を、お小夜の求めに応じて又八が助けたのだ。金持ちの蔵屋敷と、日々の暮らしもままならない者たちの街を隔てるどぶ川。その川が引き離す大店の娘と貧しき若者の淡い恋を、角野忠兵衛は救うことができるか!?(表題作) 精選シリーズ第六弾!
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乾聖四郎は、長崎奉行の朝比奈千晶に請われ、オランダ商館で庖丁を振るうため長崎にやってきた。朝比奈は聖四郎と共に、長崎に巣食い利権を貪る悪党どもを一掃しようと考えていたのだ。しかし、長崎奉行に会わせまいと画策する者たちが、聖四郎の行く手を阻もうとしていた……。庖丁旅を続ける聖四郎が九州を駆け抜け、人々の心に明かりを灯すシリーズ第七弾!
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奉行所に出仕するのが大嫌いな定町廻り同心の近藤信吾。代わりに決まって行く先は船宿の「千成」で、瓦版屋の栄吉や医者の八朔、女将のお蔦らに大げさな自慢話を聞かせて過ごす。されど騒ぎが出来すれば、己の義と情をたぎらせて、刀と大法螺で一件落着。広げた風呂敷は必ず畳む! 粋な男の活躍と江戸の町に住む個性豊かな人びとが織りなす痛快無比の時代シリーズ第一弾! 『ふろしき同心御用帳 恋の橋、桜の闇』改題。
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普請請負問屋「丹後屋」の娘を殺めた咎で捕まっていた、大工の磯吉が処刑された。磯吉は北町奉行所に無実を訴えていたのにもかかわらず、突然の執行であった。「事件の裏には何かある」。北町奉行のやり方が腑に落ちない忠兵衛の勘が騒ぎ、磯吉の娘おりつを訪ねるが……。(表題作) くらがり同心・角野忠兵衛と南町奉行・大岡越前が正義と人情で裁く、精選シリーズ第七弾!
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「ましら平蔵」を名乗る盗賊に蔵を荒らされた油問屋「淡路屋」の夫婦が心中をした。角野忠兵衛は事件の裏に、浅草の熊蔵親分に操られる、天平ら身寄りのない子供たちがいることに気づく。子供を救おうとする忠兵衛だが、町名主の丹兵衛とさらに大物の影も蠢き始め……。(「鋳放し銭」・表題作) 詩織、新八郎、五郎蔵ら忠兵衛の仲間に最大の危機が訪れる、精選シリーズ完結編!
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遊び人の鎌吉が辻斬りに殺された事件が、角野忠兵衛のもとに回ってきた。妹のお仙から、兄を逆恨みする女がいると訴えられ、忠兵衛は八王子宿を訪れる。だが、事件の鍵を握る千人同心の妻・和枝は、自分の子供が鎌吉のせいで川で溺れて死んだという。二つの事件を繋ぐ糸はどこに!?(表題作) 人情の探索で“くらがり”から真相を見つけ出す、精選シリーズ第四弾!
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南町奉行・大岡越前は、汐留沖の島に四季の草花が咲く行楽地を作った。島に巣くう犯罪者を一掃し、江戸の庶民の遊楽地とするためだった。だがその島に、老中を襲撃して逃亡した浪人・宮坂玄九郎が潜伏しているという。大岡より玄九郎探索の命が、なぜか忠兵衛に下るが、その理由を大岡は語ろうとしない……。(表題作) 人情同心・角野忠兵衛の活躍を描く精選シリーズ第五弾!
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勘定吟味役の山川徳馬が路上で殺された。現場を目撃していた油問屋の奉公人・菊松は、下手人と勘違いして隠居暮らしの女・百合を訪ねる。人々から“生きる観音様”と慕われる百合こそ、乾聖四郎のかつての乳母だった……。(表題作) 幕府中枢で進行する米手形をめぐる陰謀に、否応なく巻きこまれていく聖四郎。その封印された秘密がついに明らかになるシリーズ第五弾!
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両替商の主人が、後ろ手に縛られ、心の臓を一突きにされて殺された。その残忍な手口は、一年前の庖丁鍛冶職人・房蔵殺しと同じだった。“くらがり同心”こと永尋書留役の角野忠兵衛が房蔵殺しを洗い直すと、思いもよらぬ真実が……(表題作)。くらがりに落ちた事件に明かりをあて、男と女、親と子の哀しい想いをも救い出す窓際同心の活躍を描く、精選シリーズ第二弾!
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「くらがりに落ちた」。解決できなかった事件を奉行所ではそう言う。それらの事件を書き留めておくのが、南町奉行所永尋書留役である角野忠兵衛の役目。奉行所の角に忘れ去られた事件を、地道な探索でくらがりから引きずりだす忠兵衛を、仲間の同心はいつしか“くらがり同心”と呼ぶ――。窓際同心の人情味溢れる活躍を描いた人気シリーズから、著者自ら厳選した「精選版」!
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美しい肌になると江戸の娘たちに評判の“化粧水”を商う『吉野屋』。その女主・桜香に呼び出された聖四郎は、三月の間彼女の食事を作り、若さを取り戻させて欲しいと依頼される。だが聖四郎は、桜香の容貌の衰えは、人を信じられない心の病から来ていると看破する。(表題作) 庖丁人・聖四郎の魂の料理が、人の心を、そして家族の繋がりを救う、人気シリーズ第四弾!
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取り潰(つぶ)し目前の藩から傾きかけた大店(おおだな)まで、よろず再建し“うだつを上げる”専門家「うだつ屋」こと朝倉智右衛門(あさくらちえもん)。彼が思いもよらぬ奇策と人情で不可能事を飄々(ひょうひょう)と成し遂げる、大好評シリーズの第2弾。今作では帳簿読みや情報収集の専門家、剣の達人、謎の船宿女将など、くせ者揃いの智右衛門の部下たちも活躍。熱き思いで、家や店だけでなく“人の心”を立て直す!
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“うだつ屋”と呼ばれる朝倉智右衛門(あさくらちえもん)。財政破綻で取り潰し目前の藩、不良債権で破産寸前の大店(おおだな)から、頓挫(とんざ)した橋の改修事業まで、思いもよらぬアイデアと創意工夫でうだつを上げる「再建屋」だ。飢饉や経済失政で社会が危機に瀕している天保年間に、最強の専門家チームを率いて飄々(ひょうひょう)と不可能事を成し遂げるプロフェッショナルの姿を描き、新境地を開く新シリーズ!
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