『ソウゴウキカク、逢見るい、101円~400円(ライトノベル、文芸・小説)』の電子書籍一覧
1 ~12件目/全12件
-
首を絞めつける首輪、革の上に盛り上がった胸の膨らみ。薄茶色の乳輪の中央で、根元からぴんっと尖ったように勃起した乳首。
『本革ボディハーネス首輪つき』
どんな具合に身体を締め付けて、肌を擦り、わたしをうっとりとした気持ちにさせてくれるのだろう。
そんな妄想を膨らませ、股間をしっとりとさせてしまうほど欲しいと思っていた品が、さっき届いた。
ピンポーン、と、ふいに玄関で呼び鈴が鳴る。
ご近所でも人気な爽やか配達員の青年だろう。
今わたしのTシャツワンピの下は、身に着けたばかりのボディーハーネスが。
それでなくてもノーブラなのに、ハーネスをつけているせいで、裸の胸が強調されてしまっている。
痴女だと思われたらどうしよう……。
そう思う反面、わたしの中に悪戯心が芽生えてしまった。 -
「抱かせてあげるから、言わないでよ」
同じ文芸サークルの杉木にそう告げる美衣。
先週、ラブホテルから教授と一緒に出てくるところを、杉木に目撃されてしまった。
教授は文芸サークルの顧問で、一人ぼっちで性格の悪そうな美衣を「文芸サークルに入らないか」と声をかけてくれた人。
そんなふうに見てくれることが嬉しく、何度かデートを重ね、身体の関係を結んだ。
そんな矢先のことだった。
「抱かないよ。あんたのことなんか」
そう言い放つ杉木の目は、刺しつけるように冷たい。
「でも、本当は、初めておまえを見た瞬間から……──」
ドサリ。気がつけば美衣は天井を仰ぎ、床で組み敷かれていた。 -
恋人にフラれたばかりの美波を慰めるため、一人暮らしのアパートで「慰める会」という名目の飲み会が始まった。
深夜一時……
「あっ、あん……っ、ちょっと、聞こえちゃうってば」
「もう濡れてんじゃん、ほら」
飲みつぶれたサークル仲間がリビングで所狭しと寝転がっている中、ベッドで“はじめちゃう”カップルが現れた。
美波の横では、自分を可愛がってくれている侑子先輩の彼氏:知樹が寝ている。
実は美波は、密かに知樹へ想いを寄せていた。
(知樹先輩の横で寝ているってだけでドキドキしてるのに)
(こんなの聞かされてちゃ、Hな気分になっちゃう)
くちゅり……
友人の情事を目の当りにして、既に濡れてしまっていた。
その時、隣で眠っていたはずの知樹先輩と視線がぶつかったのだ。 -
風邪をこじさせた紗雪は、弱っている身体なのについ一人エッチをしてしまう。
「あっん……っ、……っく」
うっすらと滲んだ汗はパジャマを肌に張り付かせ、膣壁はピクンピクンッと痙攣を始める。
(ああ、もう、イッちゃう……っ)
瞬間、頭のてっぺんから手足の先にいたるまで快楽の波に襲われて、意識が宙に浮かぶ。
ピンポーン。
「~~~っ!」
(だ、誰よ!?)
その突然の訪問者は、彼氏の英人だった。
平静を装う紗雪。
「まだ少し熱いみたいだし、ほら、早く休んで」
優しい声をかける英人。だが、その目の前に使用済みのバイブがコロコロと転がってしまった。 -
真琴と亜子。
異性ではあるが、大学時代からの親友であり、今はセフレという関係。
真琴にとって、「男勝り女子」である亜子は真逆の好みらしく、近々お気に入りの女子とデートするという。
亜子は密かに真琴に恋心を持っているのだが、それを口にしてしまったら……
「真琴と一緒にいられなくなる」
この関係はイヤだけど、辛いけれど、自分からは崩すことができないでいる。
そんな矢先、真琴が彼女を連れて、亜子の勤める映画館へデートに現れた。
真琴のシャツの裾を掴む彼女、そしてその手を優しく握ろうとする真琴。
二人を見つめる亜子の目には、一筋の涙が、らしくなく頬を流れていった。 -
通勤ラッシュの電車の中で行われている現状に誰も気づかない。
赤いレースの下着の上から、何者かの指が容赦なく刺激する。
涙目になったわたしは頬を上気させると、その人物を睨みつけた。
するとクスリと笑った男が、わたしを愛おしそうに瞳を細める。
その人物は、私の部下で、年下の彼氏。
会社を出た瞬間にわたしが上司でなくなり、彼も部下ではなくなる。ただの、青年。ただの、というより、ただものではない、青年。
子犬のようでオオカミみたいな、素直じゃないわたしの、愛しくて意地悪カレシ。 -
病院のベッドで横になっているのは、二週間前に別れを告げた元カレ(?)の幸太郎。
彼女である菜々子を構ってあげず、男友達とサーフィンにハマり、足を骨折したという。
そして菜々子の勤務する病院へ運び込まれた。
幸太郎は別れたつもりもなく、菜々子を愛しているという。
菜々子も自分の気持ちに気づいているけど、素直になれないでいる。
夜の十一時、見回りを同僚から代わってもらい、幸太郎に謝る決意をした菜々子。
「っ、わたし……っ、ごめ…」
謝ろうとしたが、代わりに涙が溢れ出してしまう。
そんな菜々子を幸太郎が優しく抱きしめ、病院のベッドの上で熱いキスをする。
(やだっ、病室でなんて───っ) -
結婚して十年目の芽久が、DVDを再生するとテレビ画面いっぱいに夫の顔があった。
女は座ったままカメラに向けてM字に足を開いている。
「殺してやる殺してやる殺してやる」もし画面の中の女が目の前にいたら、武器を使わずに素手で女を殺してやる。絶対に。
芽久は、女の正体を確かめるため、夫の会社の後輩の竜崎圭司に会いに行った。
「セックスして。お願い。嫌だっていわないで」龍崎に抱かれる事で女としていられる、夫のこともきっと許せる。女すら許せるかもしれない。
「こんなに淫乱だったなんて、知らなかった。早く挿れたい……っ」「その前に、舐めてあげる」
わたしの掌に擦れた龍崎くんの凶器は、みるみる大きくなっていく。こんな凶暴なものがわたしの中に挿ってきたら……。
想像するだけで、欲情は仰ぎたてられる。夫にすら進んでしたことのない行為をいま、わたしは嬉々としてやっているのだ。
勝手に腰が動いた。早く欲しくてたまらなかった。ふいに、ガチャリと玄関先で、ドアノブが回される音が聞こえた…… -
「変態」「舐めて欲しいの? おねえさん」
美青年にそう冷罵されている理奈は、関東屈指の進学校の常務講師。
二週間前、叔父:勲と偶然再会した。
むかし、蜜のようにねっとりとした秘め事があった二人。
勲は酷く動揺していたが、定職の無い理奈を心配し、助教諭を務めている自分の高校の講師にと話を進めた。
そんな勲にショックを受けた理奈は、その夜泥酔し、挙句に隣に座っていた美青年をお持ち帰りをしたのだった。 -
「はい、あーんっ」
薄い茶色のサラ髪に、大きくて綺麗な二重瞼の瞳。筋の通った鼻筋に、薄く女性的な唇。
そんな美少年の佐野が差し出すのは、いつも休憩で食べているケーキ。
「……あの、摘まむの、やめてって、言ってるんだけど」
「だって気持ちいいんだもん」
洋菓子店でウエイトレスをしている碧依は、いつも休憩で一緒になる大学生アルバイトの佐野に、ケーキを食べながら二の腕の肉を揉まれている。
「四つも年下のくせに、バイトのくせに、後輩のくせに、ため口で子ども扱いをして、なおかつ二の腕を摘まむんだから」
と、碧依は怒っているが、目の前で佐野が笑えば、顔はゆでだこのように赤くなっていった。
ほんのり甘くて、気持ちがあったかくなる、逢見るいのラブストーリー。
ぜひお楽しみください。 -
艶のある黒髪、端正な横顔に、少し骨っぽい手の甲……
わたしは、そんな、若くして院長を務めている明良先生に恋をしている。
動物病院で働く新人獣医のわたしは、包み隠さず「好きだ」というオーラを全身から放っているのに、明良先生はちっとも相手にしてくれない。
だから……診察台の上に鎖で縛りつけられて、明良先生に調教されている夢を見る。
ある日、疲れて待合室のソファで眠ってしまっていると、近くに明良先生の気配が。
またいつもの夢だろうと思い、わたしは積極的に迫ってしまった。
「明良先生――、好き」
夢の中だけはせめて、目いっぱい好き好き言わせて、甘えさせて欲しい。
しかしそれは……夢?それとも、現実?。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。