『ソウゴウキカク、水綺鏡夜、101円~400円(ライトノベル)』の電子書籍一覧
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白石凪人と八神吾朗は付き合いだして三ヶ月のほやほやカップル。
会社でもいちゃつきたい凪人とは対照的に、吾朗の反応はいまいち冷たく、苛立ちを隠せない。
そんな時、かつて同僚だった美月が現れる。男女が見惚れるほどの美形の持ち主だ。
「八神チーフと美月さんだけど、まだ付き合ってんのかしら」
(吾朗と、美月さんが付き合ってた?……)
聞きたくなかった噂話が頭から離れない。
憔悴している凪人のもとに、噂話の張本人が急接近する。
凪人・吾朗・美月の三角関係には一体どんな結末が!? -
「出すのは、上半身だけの約束だっ!」
和久の不埒な手は篤味のヘソをさすり降り、肉付きのうすい腿に触れてきた。
その抑え付ける力は尋常じゃない。キスはあんなに優しくデリケートだったというのに……。
和菓子店の若旦那:篤味の元へ、人気商品『甘肌餅』を買い求める和久が度々来店した。
画家をしているという和久。同世代ということもあり次第に親密に。
「とうとう、来てくださったんですね。この部屋に……」
和久の仕事場を見せてもらうことになった篤味は、壁に掲げられていた一枚のスケッチ画を見て絶句する。
それは……篤味自身のセミヌードだった。
過去に一度だけ、50人の学生の前でセミヌードモデルをしたことがあった。その時、美術部員だった和久がその輪の中にいたとは……。
「一回だけでいいんです。また、モデルになってください!」
和久の真剣さに気押され、モデルになるため下着一枚になる篤味。
「白くてきれいだ。ずっと見ていたい……」
体毛が薄く、女みたいに肌がきめ細かい。そんな自分の体にコンプレックスを持っていた篤味だが、次第に不快を感じなくなっていた。
「全部見たいな……」
頬を桜色に染める和久の目には、淫欲の明りが灯っていた。
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