『小学館、サキちゃんと天然さん(ガガガ文庫)、51~70冊、読み放題 MAXコース(ライトノベル)』の電子書籍一覧
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受験シーズンになんやけど……す○る話やで
笑い飯と同郷・奈良県在住の陸凡鳥が贈る、独特のタイム感をもったトークバトルコメディ。
この作品が追求したのは、ライトノベルでよくあるかけあい漫才ではない。
噛みしめれば噛みしめるほど菌がかもす…じゃなかった、
ゆっくりまったり噛みしめるほど味が出てくる「コバナシ」なのだ!
小脇に抱えたがま口(と態度)がアホみたいにでかい主人公のサキちゃんは、「ジョーカー」と呼ばれる講談師にあこがれるボケ成分多めの少女。
彼女はツッコミ役の猫のニニさん、若手のジョーカー猫室緋色と出会い、コバナシのトークバトルマスター「ジョーカー」として修行を積む。
親のカタキを討つために!
左の脇をえぐるように討つべし! 討つべし! 討つべし!
そんなよけいなボケも挟みつつ、ジョーカー同士のコバナシ対決をメインに物語は進む。
ハイテンションな笑いを求めているかた、まずは深呼吸してこのコバナシ空間のふいんき(←なぜか変換できない)にじっくりと浸ってみてください。
からだが馴染んでくるとあら不思議、クスクスと……ププッと……じわり、笑いがこみあげてくるっ!
ワビ、サビ、ボケ。
あるいは、ワビ、サビ、スベリ。
これぞお笑い系ライトノベルの新境地!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
緋色の妹登場! ロボが京都を火の海に!!
キャラ同士のかけあいをメインにしたギャグ作品ではなく、お題のあるコバナシで戦うという一風変わったトークバトル・コメディが本作『サキちゃんと天然さん』シリーズ。
高速でネタを展開する某ニャルラトテップがヒロインの作品やその系統に親しんだ方にとっては、最初は『サキ天』独特のコバナシの空気になじむまで時間がかかるかもしれません。
しかしここはぜひともチューニングを合わせていただきたい。
このゆっくりまったりした感じ、ミドルやロングのコバナシが終わって数秒経ってから「……お?」とか「……ああ!」という気づきが訪れる時間差攻撃。
それこそが『サキ天』の真骨頂!
2巻では、1巻で衝撃のヒミツを明らかにした女の子・緋色の妹の氷菓が登場します。
変幻自在に変化する猫ロボを駆使し、主人公のサキちゃんたちの前にライバルとして立ちはだかります。
口調はお子様(「~~でち!」)ですが、格ゲーのラスボス級につええです。
そこを一発逆転するサキちゃんの超必殺技トーク……これが……ほんとうにひどい(ほめことば)。
愕然とするような超展開!
「しょうもなっ!」と叫びたいお年頃の方にオススメです。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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