『河出書房新社、不倫初夜(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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もう、あなたの好きにして!わたしはもっと感じたいの。太腿の裏じゃないのよ。ねっ、わかっているでしょう。わたしが感じたいのは、もっと奥よ…。夕紀は自分から、高く持ちあげられた足を開こうとした。
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「いい」「俺も…。いいよ」そう言った周一が美佳の頭の後ろに手をあてがうと、押し倒すようにのしかかってきた。脚と脚がもつれた。身動きがとれないまま、周一の身体の下敷きになった左脚に、一瞬、鋭い痛みを覚えた。それでも結合はほどけなかった。
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もっと淫らに、もっといやらしく…。これでもかというほど股を広げてみせた。こんなこと夫の前ではできない。そう思うとどこまででも淫らになれそうだった……。初めての不倫に心も体も溺れていく人妻たちを描いた人気作家によるハード官能アンソロジー。
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「ああ、はい…先生のお書きになる濡れ場を読んで、ひとりで慰めていました」「思った通りだ。あんたのような女は懲らしめてやる」喉元に腕を通して、ぐいと引き寄せた。
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准一の舌が、唇をするりと割ってもぐりこんできた。舌がからみついてくる。頬から首筋にかけて、鳥肌が立ったのがわかった。ぬめった舌が、じれったいほどに緩慢な動きをした。唾液をぬちゃぬちゃさせながら送り込み、揉みしごくように舌を絡ませてくる。
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「ご主人と、どっちがいいんだ」「そんなこと…言わないで…」「うう…ぼく、もう…」甘美な性感が急激に上昇し、早奈恵は花芯が熱くジンと痺れた。
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田部井が息を呑んで秘部を見つめる。麻子は淫蕩な女になった気分で花びらに指を添え、中をさぐった。思った以上に溢れた密で指がべっとり濡れると、全身の血液が頭に上ったように眩暈がした。
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「…どうしよう、そんなにすると…変になりそう…やめて…もうやめて…」そのくせ、志穂はさらなる舌との強い接触を求めてヒップを浮かせ、女の器全体を夢中で石田の顔面に押し付けた。
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