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『パンローリング(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全554件

  • AIにはできない「資産配分の手引き」!
    アセットアロケーションの悩みを完全解消

    本書は、投資ポートフォリオの適切なアセットアロケーション(資産配分)と、そのメンテナンスについて書かれたものである。そこで重要になるのが次の3つの質問だ。

    1,何に投資すべきか
    2,どれくらい投資すべきか
    3,どういったときにポートフォリオを変更すべきか

    著者のロバート・カーバーは、本書でポートフォリオ管理のための1つの統合的アプローチを提供することでこれら3つの質問に明確な答えを出している。複数のアセットからなる投資ポートフォリオを構築するにはどうすればよいのかをステップバイステップで分かりやすく説明するとともに、ポートフォリオを効率的にリバランスする方法についても提示している。ETF(上場投資信託)のようなファンドへの投資と、個別株への直接投資についても解説している。 本書の特徴は以下のとおり。

    ・将来のリターンを予測するのが難しいわけ
    ・投資の意思決定をするときに不確実性を織り込む方法
    ・あなたが気づかないコストも含め、投資にかかるコストを正確に算出する方法
    ・各アセットクラスにおいて最高のETFを選ぶ方法
    ・いろいろなETFのコストとそのほかの特徴を比較する方法
    ・個別株の選び方
    ・十分な分散化を達成するのに必要な銘柄数の算出方法
    ・ポートフォリオアロケーションを調整するためのシステマティックな予測アルゴリズムの使い方
    ・スマートなリバランス戦略と実行戦略によるトレードコストの削減方法

    また、異なるリスク水準のアセットを組み合わせる方法や、投資家のリスク許容量に合ったポートフォリオの構築方法についても解説している。 本書は実用的な手法、経験則、テクニックが満載の包括的なアプローチを、具体的な例を示して詳細に解説している。読者対象としては、ポートフォリオをどう構築すべきか悩んでいるプロの投資家や経験豊富な個人投資家を想定している。
  • 短期トレードは難しくない

     投資運用における大きな誤解のひとつは、中長期投資のほうが、短期トレードよりも、リスクが小さいと思われていることです。ただし、中長期投資は保有期間中に起こりうる投資環境の変化に弱いです。
     逆に、短期トレードはノウハウと経験、技術だけでほぼ完結します。また、結果がすぐに分かる短期トレードは、想定外のことが起きても迅速に対処できるために、傷口が広がりません。損失が出ても少なく、取り返すのも容易なのです。そもそも、想定外のことが起きる可能性も、中長期投資に比べて格段に低いのです。
     相場が恐いという人は、あまり相場を知らない人です。知っている人は、難しいと言います。難しいものは、努力することで対処できます。リスクを「目の前で起きていることだけ」に限定すると、リスク管理が容易になります。


    山越えを待って売り、谷越えを待って買う = 転換点の見極め

     本書では、最も効率的な運用は「山越えを待って売り、谷越えを待って買う」ことに尽きると言っています。これは、言い換えれば、売り買いの「転換点」を見極めることでもあります。
     ここで問題なのが、転換点を“どうやって見極めるか”です。その方法として、まず代表的なテクニカル指標を学んでいただき、そのあとで、転換点の見極めに役立つ6つの方法を紹介します。
     そして、最終的には、テクニカル指標を排除した「素のチャート」にて、4つの値動き(高値&安値切り上げ、高値&安値切り下げ、抱き線、はらみ線)で、目の前の動きに対処していく(=建玉操作していく)方法を学びます。
     本書で知ったことを、「学んだ」だけで終わりにしないでください。実践してみてください。何度も何度も、合理的に正しいと思われる練習を繰り返すことでのみ、技術は上達します。
  • USインベスティングチャンピオンシップで優勝経験を持ち、『マーケットの魔術師【株式編】』でも取り上げられた“生ける伝説的トレーダー”のマーク・ミネルヴィニは、5年連続で3桁のリターンを上げ、年平均で220%、複利での総リターンは3万3500%に達した。この偉業を成し遂げるために使われ、時の試練に耐えてきたお墨付きのトレードシステムが本書で今、初めて明らかになる!

    本書で、ミネルヴィニは株式トレード法であるSEPAを公開する。慎重なリスク管理や自己分析と忍耐があれば、この手法でほぼすべての市場で信じられないようなリターンが得られる。彼は一貫して3桁のリターンを得るために、どうやって正確な買い場を選び、仕掛け、そして資金を守るかについて、詳しく分かりやすい言葉で説明している。 株取引の初心者にも、経験豊かなプロにも、並外れたパフォーマンスを達成する方法が本書を読めば分かるだろう! 初心者にも理解しやすい教訓やトレードの真実、そして具体的な戦術と、要するに、アメリカで大成功を収めた株式トレーダーが30年のキャリアで得たことのすべてを隠すことなく公表している。あなたはそこから貴重な知識を得るだろう。本書で学べることとは、

    ・最良の銘柄を大幅に上昇する前にどうやれば見つけられるのか
    ・ほとんどの投資家がする手痛い間違いをどのように避けるか
    ・いかに損失をコントロールして、利益を守るか
    ・高リスクの状況をいかに避けるか
    ・正確にいつ買って、いつ売るべきか
    ・新規公開株を買う方法
    ・急上昇して並外れたパフォーマンスを達成する銘柄に伝統的な株式評価が通用しない理由
    ・ミネルヴィニが行ったトレード例とコメント

    ミネルヴィニのトレード法の驚くべき効果を証明する160以上のチャートや数多くのケーススタディと共に、世界で最も高パフォーマンスを達成した株式投資システムが本書で初めて明らかになる。
  • 1935年発売から今年で80年。
    世界中で愛されるボードゲームの攻略本が登場。

    ただ読めば勝てる類の内容ではないが、プレーヤーにとって有益情報が盛りだくさん。
    それもそのはず、著者の百田氏は1988年ロンドンで行われた第8回モノポリー世界選手権優勝である。まえがきに、“いずれ日本にモノポリーの大天才が現れ「私は第8代世界チャンピオンの百田さんの本を読んで強くなりました」といってくれたら、どんなに幸せだろうか”という一節がある。著者自らのノウハウを惜しげもなく披露した証拠だろう。
  • 最高のお手本を見習うことが
    投資で成功するための近道

     バークシャー・ハサウェイの洞察力に満ちた副会長であり、ウォーレン・バフェットの無二のパートナーであるチャーリー・マンガーは、これまで何回もマーケットを上回るパフォーマンスを上げてきた。しかし、彼はそれが投資家ならだれにでもできることだと考えている。彼の手法の基となっているのは独自の「基本的な智慧」(経済学、ビジネス、心理学、倫理学、経営学などにかかわる一連の学際的なメンタルモデル)で、これによって彼は投資から感情を排し、誤った判断を招きかねないよくある「落とし穴」を避けているのだ。
     マンガーのシステムは、40年以上にわたって彼の投資の指針となってきただけでなく、たくさんの投資家を成功に導いてきた。本書は、マンガーへのインタビュー、彼の講演、文章、投資家への手紙、そして、たくさんのファンドマネジャーやバリュー投資家やビジネス事例史家の話から抽出した要素を再構築して、マンガーの投資戦略に不可欠なステップを明かした初めての試みである。ベンジャミン・グレアムのバリュー投資システムから派生したマンガーの手法は非常に明快で、普通の投資家でもすぐに自分のポートフォリオに応用できる。しかし、本書はただの投資本ではない。これはあなたの人生を助けるメンタルモデルを育んでいくための教えでもあるのだ。

    ■本書への賛辞

    「著者は、マンガーが長年にわたってさまざまな場面で発してきた言葉の豊富なサンプルを明快な枠組みで体系化し、マンガーのアイデアを美しい統一理論として示している。これは知的で、思慮深く、役に立ち、楽しい読み物である」―ローレンス・カニンガム(『バフェットからの手紙』[パンローリング]の著者)

    「マンガーの人生は、人間関係から高額な金融取引まで、現実を直視するということに尽きる。著者は、マンガーがみんなが不可能だと思うことに『可能性』を見いだす方法を紹介している。きれいな魚が泳いでいる川で、どうすれば川藻に目を向けることができるのかということだ」―ジャネット・ロウ(『投資参謀マンガー』[パンローリング]の著者)

    「チャーリー・マンガーは、世界最高の投資家と言ってよいだろう。彼の『智慧』は、素晴らしい投資結果を上げるための強力な方法になっている。それがなければ、マーケットでも、それ以外でも、成功は一時的なものでしかない」―ロバート・ハグストローム(『株で富を築くバフェットの法則』の著者)


    チャーリー・マンガーの箴言

    ◆ グレアムの教えである安全域という考え方が廃れることはけっしてありません。
    ◆ 私たちは物事を単純に保つことに情熱を持って取り組んでいます。
    ◆ ベンジャミン・グレアムは、だれにでも使えるシステムを作ろうとしたのです。
    ◆ 私たちのような投資家は、賢く立ち回ろうとするよりも、愚かなことをしないよう に常に気をつけることで、長期的に見れば驚くほどの優位を得ています。
  • 「自分自身を理解すること」こそがトレードを上達させる!

     トレードは、20%の知的な要素と80%の心理的な要素から成り立っている。
     成功への第一歩は、古代ギリシャの格言である「汝自身を知れ」から始まる。素晴らしいトレードモデルを開発しても失敗に終わるのは、自分自身を理解していないからだ。最終的に成功を収めるためには、あなたのトレードシステムとあなたの感情を調和させなければならない。そのためには、自分の内面を見つめて、自分の本当の姿を理解し、自分に自信を持つことが絶対に必要になる。そうすることによって、トレードにおいて、より良い判断につながり、それが高い収益をもたらしてくれる!
     本書は、トレーダーにとっての内なる声(インナーボイス)を聞く手助けをしてくれるだろう。それさえできれば、システムの指示に従って、勝つための戦略をためらうことなく即座に実行に移すことができるようになる。
     マーティンは、通常のトレードでの判断を、感情という視点から検証し、行動の元となる「自分の思いを感じ取る」手助けをしてくれる。ちなみに、トレードの行動の元となる思いと言っても、それはお金とはまったく関係がない場合がよくある。本書は、エド・スィコータやマイケル・マーカスといった伝説のトレーダーとのインタビューを通して、彼らがそのトレードを行った理由と自身の感情を統合して、日々、より良いトレードを行っていることを明らかにしている。また、本書を熟読すれば、読者にも必ずそういうことができるようになるということを教えてくれている。

    ● トレーダーも人間
     楽しみを求め、痛みを避けるという人間が生まれな がらに持っている資質がトレードにどのような悪影 響を及ぼすのか
    ● 長期間使い続けてもストレスフリーの戦略  あなた自身が受け入れ可能で、躊躇なく実行できる トレード戦略をどのように発見・開発すればよいのか
    ● 子供のころから思い込まされてきたあるべき 姿から自らを解放する―いつも正しくある 必要はない
     トレードに正しさを求めるのは間違いであり、また トレードの目的は正しくあることではないというこ とを理解することがなぜトレードを上達させるのか
    ● 規律を守り、負けを認めることによって損失を
     減らす
     自らの感情を理解しているトレーダーはどのように 損失を抑えてパフォーマンスの向上に結びつけて いるのか
  • ICMに絞った最初の書!

     インディペンデント・チップ・モデル(ICM)は、ポーカートーナメントにおいてプレイヤーのリアルマネーでのエクイティを見積もるための公式であり、マルチテーブルトーナメントにおける最重要概念だ。にもかかわらず、それを理解しているプレイヤーはほとんどいない。ICMはポーカートーナメントにおいて実際のプライズ額が問題となってくるステージ、つまりバブルやファイナルテーブルをどう乗り切るかについてのガイドラインとなる。
     本書はトーナメントのプレイを基礎から学ぶための本ではない。あなたの今のプレイを、トーナメントでICMが影響を及ぼしてくるような状況で、どう修正し適応していくかを解説したものだ。トーナメントはキャッシュゲームとは異なり、チップ対キャッシュの価値が1:1の比率にならない。そのため、あるハンドで勝ち取れる分が、そこでリスクにかけなくてはならない分を上回ることはない。言い換えれば負けのダメージが、勝ちのメリットを上回るということだ。それを踏まえてプレイを決断していく必要がある。
     ほとんどのプレイヤーは、ICMが問題になるのはバブルに差し掛かったときだけだと思い込んでいるが、そうではない。ICMは稼げるか稼げないかの決断に最も大きなインパクトを与えるだけでなく、それ以外のトーナメントの要素―ゲーム選択、ベットサイジング、ステーキング、いつ登録すべきか、序盤でのプレイ、バブル、ファイナルテーブルでのディールなど―の、あらゆる側面に影響を及ぼしているのだ。
     本書はICMについて前半は基本原理を、後半ではより実戦的なシーンでの解説となっている。各章の終わりには、キーポイントとして大切な要素を列挙し、さらに「プロでさえも知らなかった」と著者が考える重要な概念も挙げられている。ICMに焦点を当てた稀有な本書は、ポーカートーナメントに臨むプレイヤー必携の書である。

    本書で学べること

    ●トーナメントの後半、いつプレイを調整し始めるべきか
    ● いつ賞金の梯子登りすべきか、優勝狙いでプレイすべきか
    ● ファイナルテーブルで得するディール交渉とはどのようなものか
    ● 最適なゲーム選択、リバイ、開始後登録の戦略とはどのようなものか
    ●トーナメント終盤でショート、平均、ビッグスタックをそれぞれどのようにプレイしわけるべきか
  • 11カ国語に翻訳されたロングセラー。

    ネガティブ思考をチャンスに変える!
    トラウマ、憎しみ、悲しみ、怒りは、あなたを守るパワーになる。

    「感情的になってはいけない」「怒りは抑えなさい」「泣くのはやめなさい」「いつも明るく前向きでいなさい!」。私たちが親や社会から教えられてきた“ポジティブ思考”や“感情より論理”という考え方が、心の自由を奪っていた!

    エンパスとは、感情を解読し、理解する直感能力の持ち主のこと。本書では、「すべての人がエンパスである」という信念のもと、著者が構築した「15の感情を生かす方法」が明かされる。たとえば、怒りは自分の尊厳が脅かされたときに現れてくる警報であり、心の傷の回復を助けてくれる。悲しみには過去を手放し、未来に歩きだしなさいと促す浄化作用がある。つまり、一見ネガティブに見える感情は、とてつもないエネルギーを秘めているのだ。

    人間に備わっている心の四元素(地・空気・水・火)と15の感情は紐づいており、そのバランスを整えれば、第五の言語「メタ知能」も目覚めるだろう。

    本書では、自身も幼いころに性的虐待を受けたトラウマ・サバイバーである著者の経験と、長年にわたる真摯な研究が生みだしたシンプルかつ体験的なエクササイズを紹介している。心と身体を動かし、少しずつ実践していけば、誰もが自分や他者の感情に働きかける方法を身につけることができる。

    怒り、 憎しみ、 恐怖、 羞恥心、 嫉妬、 悲しみ、喜び……すべての感情は魂の言語だ。自分のありのままの感情と存分に語り合えば、つらい過去も悩ましい人間関係も変わっていくはずだ。より広い世界観が身につく究極の非言語コミュニケーション術。
  • シリーズ2冊
    4,1808,580(税込)

    多くのトレーダーがマーケットで損失を出すなかで、ギル・モラレスやクリス・キャッチャーは投資で大きな利益を得ている。この差はいったいどこで生まれるのだろうか? ウィリアム・オニールは「株式市場の参加者の90%は事前の準備を怠っている――それが人間というものだ」と述べている。本書はその準備をするための道具である。マーケットに投資をすれば、自分の資金を守れるかどうかが試されることになるのは間違いない。
     本書は長年の研究と常識に基づいたルールの結集である。本書では、株式市場を取り巻く次のような現実が詳しく紹介されている。

    ●損切り――損失が6~7%になったら自動的に損切りをすることの重要性
    ●じっくりと腰を据えて正しい判断を下すことの勧め――利食いはゆっくりと行うこと
    ●精神的な余裕を持つことの大切さ――自分の心理状態をコントロールすることで強い立場から投資をすること
    ●ポジションの集中――多くの銘柄に手を出すような分散投資は必要ないこと
    ●マーケットタイミング――マーケットタイミングは不可能だという者がいるが、実は可能であるだけでなくそれが必要であるということ
    ●投資家が犯す過ち――新米トレーダーや勉強不足の投資家が犯すナンピン買いやくず株を買うこと
    ●オニールが歴史をさかのぼって成長株の前例を探し、それらをボックス理論に応用した結果、上昇型、取っ手付きカップ(カップ・ウィズ・ハンドル)、ダブルボトム、正方形型、平底型、上昇後に現れた狭いフラッグ型などの独自の株価の調整パターン(ベース)を見つけた経緯
    ●「ポケットピボット」という早い段階で株を買う手法を使い、難しいマーケットの状況でも優位に立つ方法
    ●株価が窓を上に空けたときに買うことで、大化け株を手際よく買う手法
    ●オニール流の空売り手法の詳細

     オニールのシステムをより完璧に近づけるために、本書の著者たちはオニールの下で何年も大化け株の特徴を探し出し、分析し、分類し、その有効性を確認するという作業を行った。そのギル・モラレスとクリス・キャッチャーが読者のためにオニール流の投資法を総合的に分かりやすくまとめ上げた本書を読めば、トレーディングの神髄に近づけるだけでなく、莫大な報酬を得る助けになるだろう。
  • シリーズ2冊
    10,78017,380(税込)

    「古典」――この言葉ほど1934年に出版された『証券分析』の第1版にぴったりと当てはまるものはない。第1版から第5版までのこのシリーズは、60年以上にわたって100万人以上の投資家たちに読み継がれ、今でも投資家たちのバイブルである。本書は、グレアム(グラハム)とドッドのバリュー投資の神髄を余すところなく伝え、1929年のあの歴史的なニューヨーク株式大暴落の5年後に出版された本書のメッセージは今でも新鮮でまったく輝きを失っておらず、現代のわれわれに多くの示唆を与えてくれる。それは時を超えたかけがえのない知恵と価値を持つメッセージである。
  • 7-1 一眼国
    7-2 石返し
    7-3 乙女狐
    7-4 鴻池の犬
    7-5 五里五里芋
    7-6 さじ加減
    7-7 崇徳院
    7-8 長襦袢
    7-9 蛸坊主
    7-10 茶碗屋裁き
    7-11 七草
    7-12 貧乏花見
    7-13 餅犬
    7-14 算段の平兵衛
    7-15 ろうそく喰い
  • 著者が最初に本書を発行したのは、2007年。執筆を進めるなか、1907年当時の膨大な資料や研究結果から、著者は近い将来において別の金融危機が発生すると確信していた。そして折しも同年末から世界を巻き込むに至る「サブプライム危機」が発生。その内容は、1907年のそれとあまりにも酷似していたのである。

    本書は1907年に発生した金融恐慌のドキュメントである。世界大恐慌と言えば1929年が有名だが、FRB(連邦準備制度理事会)設立をもたらしたのが本書のテーマとなる1907のパニックだとなれば、その甚大さは容易に想像がつくだろう。本書は、当時の米国金融市場の背景や暴落の様子、緊迫する市場関係者の焦りや大衆心理が生々しく再現されているだけでなく、金融制度の変遷や金融史、さらに2007年のサブプライム危機との比較を通して、金融恐慌が起こる要因も知ることができる。

    1900年当時米国では産業化が進み、その経済規模も拡大していた。1906年は楽観論に伴う好景気を迎えてはいたが、4月にサンフランシスコ大地震が発生。地震の被害もさることながら、火災による被害が甚大だった。多くの顧客を有していた保険会社は巨額の支払い義務が生じ、保有していた株を売却。さらに復興のために、米国は莫大な資金を調達する必要に迫られた。金融恐慌が起こる前年の時点で、すでに多くの銀行や信託会社が疲弊していたのである。

    不安を抱えたままの1907年10月。ある男が富と名声を求めて株式市場に勝負を仕掛けた。この計画は思惑通りにはいかず、結局は失敗に終わる。計画に関与した強欲者たちが表舞台から撤退、で完結のはずだった。しかし、ここからドミノ倒し的に世界を巻き込む金融パニックへとつながっていくのである。当時の金融制度の脆弱さとさまざまな噂を盲目的に信じた大衆の預金引き出しが、現金の流通を止めてしまう。銀行に押し寄せた人々の列が外の通りを埋め尽くす。枯渇する現金、不安が不安を呼ぶ群集心理。政府による小手先の救済策では回避できない――。このとき辣腕を振るったのが、ジョン・ピアポント・モルガンである。当時70歳、引退も視野に入れていた実業界のドンは、それから約3週間、あらゆる力を使って米国経済を破滅から救っていった。

    著者の調べによると1907年の金融恐慌あとの100年間で、米国は景気後退を19回、株式暴落を15回味わった。どんなに制度を整え、危機に備える体制を強化しても歴史は繰り返すのである、サブプライム危機のように。特に世界中が、経済も流通も情報もより密接になった現代、金融危機もけっして単独では終わらない。今後、大恐慌が訪れとき、J・ピアポント・モルガンのような独裁的なまでの指揮者は現れるだろうか。それを期待する前に、できる得る最善の方法は過去から学び、パニックに陥る側ではなくうまく立ち回る側として備えることである。
  • 史上最も称賛された CEO と Thinkers50 のビジネス思想家に学ぶ、
    ビジネス戦略の構築とそれを現実にする方法
    すべての意思決定者の必読書!
    戦略は複雑ではない。しかし、それは非常に悩ましい。なぜなら人と組織の未来について具体的な選択を迫られるからだ。

    本書では、2人の著名なビジネス思想家が戦略の核心に迫り、戦略は何のためにあるのか、戦略についてどう考えるべきか、なぜ戦略が必要なのか、そして戦略を実行に移すにはどうすればよいのかを解説。過去100年で最も成功した企業再生の例をもとに実証していく。

    P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)の元CEO、A・G・ラフリーは、戦略顧問のロジャー・マーティンとの緊密なパートナーシップのもと、わずか10年でP&Gの売り上げを2倍に、利益を4倍に、市場価値を1000億ドル以上向上させた。本書は、彼らがこれまでの経験で得た、日常の行動を大きな戦略目標に導く方法を提示している。

    レフリーとマーティンによれば、「戦略とは調和し統合された5つの選択である」という。正しく取り組むことで競合他社に差をつけることができるこの重要な選択を、本書では戦略的質問として導入している。

    1. どんな勝利を望んでいるのか?
    2. どこで戦うか?
    3. どうやって勝つか?
    4. どんな能力が必要か?
    5. どんな経営システムが必要か?

    本書のツールや枠組みは、この問いに対するあなたの答えを助け、あなたの組織の可能性を探るように構成されている。

    P&Gは、ファブリーズ、パンパースといった象徴的なブランドにこの手法を適用し、繰り返し勝利してきた。この事実は、ゲームをプレーするだけと実際に勝利することの違いを明確に示している。

    ※本書は2013年9月に朝日新聞出版から刊行されたものを再編集したものです
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    20カ国語に翻訳されたグラフィックノベルのベストセラー。
    完成に22年をかけた歴史大作。

    街は静かに破滅へと向かう――。
    人びとはいかにしてナチスに傾倒していったのか。

    共和国は人びとになにをもたらしたのか?

    リベラルな大都市からファシズムの拠点へ。

    ジェイソン・リューツは、1920年代のドイツの大都市を、住民の目を通して複雑に描きだしている。彼らの人生は、優しさと残酷さ、愛と憎しみ、セックスと死の十字路で交差する。煙草のけむりが充満するサロン、崩れかけた歩道、にぎやかな駅、華やかなカバレットなど、街そのものが活気づいていた。 ワイマール共和国時代、ベルリンはヨーロッパの最先端であり、創造性、政治思想、性的自由が、忍び寄るファシズムの足音にもみ消される前に明るく輝いていた――このような時代背景を見事に表現した傑作。

    2019年、グラフィック文学賞優秀賞受賞。
    2019年、バーモント・ブック・アワード受賞。
    示唆に富み、現在の社会問題を映しだすグラフィックノベル
    1928年、マルテ・ミュラーは引き寄せられるように脈動する首都ベルリンへ向かった。芸術アカデミーに通いはじめたマルテは、それからの数年間、時代のあふれる豊かさと悲惨さを経験する。カバレットやサロンで米国のジャズが流れ、性の解放が進むいっぽうで、経済危機と過激な政治活動が路上をすでに埋めつくしていた。矛盾する世界が並存し、交錯する1930年代初頭の街で、マルテはみずからのアイデンティティをたしかめようとする。しかし、ドイツという国がそうであったように、未来への選択を迫られていき……。
    ジェイソン・リューツは、崩壊が進むワイマール共和国を舞台に、マルテの運命とほかの人物たちの人生を結びつけ、この時代の複雑なスペクタクルをつくりあげていく。言論の力への信頼を失ったジャーナリスト、クルト・ゼフェリング、政治のうねりのために家族がバラバラになった労働者グートルン・ブラウン。はびこっていく反ユダヤ主義の標的にされたユダヤ人の少年ダーヴィト・シュヴァルツ……ベルリンの街角で彼らの運命が交錯する。

    「『ベルリン』のマジックは、リューツが古い新聞や写真から、時空間的に自分から遠く離れた都市を呼び起こす方法にある。本書の結末は息を呑むほど衝撃的である」――エド・パーク(ニューヨーク・タイムズ書評)

    「ナショナリズムと反ユダヤ主義がふたたび頭をもたげるなか、 本書は政治がいかに早く毒に変わるかについての教訓をあたえてくれる」――レイチェル・クック、ガーディアン紙

    「圧倒的なストリート シーンと、この街に住む多くの人びとの内面を掘り下げることで、本書は私たちが知っている物語を新しい方法で語っている。それは私たちが昨日を見つめなおし、今日との比較を可能にしてくれる」――ニナ・マクラフリン、ボストン・グローブ

    「職人技と忍耐の驚くべき偉業。ワイマール時代の最後の数年間を描いた本書は、ファシズムが家族を分断し、友情を終わらせる過程を考察していることで、かつてないほど切迫している。リューツは、ディケンズ規模のキャストを丁寧かつ一貫した筆致で描き、登場人物たちは、政治的忠誠、闘争・同化の選択を余儀なくされる」――サム・シールマン(この10年間のベストコミック)、ガーディアン

    「狭い心と気まぐれな心があり、街全体を焼き尽くすほどの怒りがある。しかし、そこには愛情、利他主義、勇気、他者を助けようとする意欲、物事を改善しようと続ける努力もある。読者は期せずしてベルリンに親しみを感じている自分に気づくだろう。リューツの慎重で精巧なこの作品は、すべての人の心に響く」――ケイトリン・ロズベルグ 、The A.V.Club
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    南極探検史に残るサバイバル劇!
    壮絶な冒険をたどる描き下ろしマンガ。

    2022年3月10日、ある難破船が見つかったというニュースが世界を駆けめぐった。場所は南極ウェッデル海の水深3000メートルの海底――。船の名はエンデュアランス号。沈没から107年ぶりの発見だった。

    1914年8月、探検家アーネスト・シャクルトンと乗組員27名はエンデュアランス号に乗り込み、人類初の南極大陸横断を達成すべくイギリスから出航。翌年1月、船は南極沖の流氷帯に閉じ込められ身動きがとれなくなる。隊員たちは氷に押しつぶされた船を棄て、氷盤の上に降り立った。それは17カ月におよぶ氷上生活と漂流の始まりだった。

    この難破劇は、地球上で最も過酷な環境のなか、絶望的な状況に追い込まれながらも隊員全員が生還したことから伝説として語り継がれている。彼らはどのようにして生き延びたのか。エンデュアランス号と隊員たちの旅、753日をマンガで追う。
  • 後継者に悩むオーナーと独立希望の薬剤師をつなぐ現役アドバイザーの教え
    買い手・売り手・ドクター・患者が喜ぶ
    Win-Win-Win-Winの会社承継の道

    大切な会社や事業、店舗を人に譲渡する。それは苦渋の決断を要するものです。だからこそ、会社や従業員、顧客を守ってくれる信頼に足る相手先に譲りたい。しかし、オーナー自らが相手先を見つけ出すのは容易ではありません。本書ではそんな、買い手側と売り手側をつなぐM&Aについて現役アドバイザーの立場から、M&Aとは何かという基本的な説明や締結までの流れと次なるステージ、薬局M&Aの成功・失敗事例や注意点、相談者となるアドバイザーのレベル診断まで幅広く解説しています。

    日本ではM&Aの仲介業を行うにあたり、資格や制度などがまだ確立されていません。現状では、やったもの勝ちです。なかでも本書がテーマとする薬局M&Aは、雑誌やテレビでも数多く特集が組まれるほど急増しました。それは同業界の成り立ちから業界再編などが深く関係してきた結果です。しかし急増したばかりに、M&Aを単なる手数料稼ぎとして、売り手が手にする以上の破格な金額を要求するアドバイザーが後を絶ちませんでした。

    本書は、今後の日本の事業承継や顧客保護において重大な役割を果たすM&Aについて、正しい知識を広めたい。そんな思いが詰め込まれています。まずはどこに相談すればよいのか。相談料や成功報酬などはいくらが妥当なのか、いずれM&Aを考えるときまでに何を準備しておけばよいのか、売り手として薬局の価値を高めるにはどうするべきか、買う側は何を注意すればよいのか、どんなところに落とし穴があるのかなどなど、それらを細かく解説していきます。

    さらに、介護サービス事業などを行うシンセリティグループ株式会社を一代で築き、6億円超で売却された元代表取締役社長の西浦誠二さんの特別インタビューも掲載。M&Aまでの波乱万丈な歩みを通して、幸せなM&Aとは何かをご紹介します。

    本書を読んでほしい人
    ・後継者問題に悩む薬局オーナー
    ・独立して自分のお店を持ちたい薬剤師
    ・就職先に悩む薬学生
    ・今後、M&Aを予定または視野に入れている方
    ・薬局経営をしている親御さんの老後が心配な方

    M&Aを終えたあとも、その先の人生が輝かしいものになるように、ぜひ、本書を参考にしてください。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    本書は150年読み継がれた『名将言行録』の初のまんが書籍化シリーズ第三巻です。『名将言行録』とは修史事業に大きな功績をあげた岡谷繁実(おかのやしげざね)が16年をかけてまとめ上げた戦国武将や大名たちの人物列伝で、1869年のに出版以降、歴史ファンのみならずとも広く読み継がれてきました。

    本シリーズは歴史にそれほど興味がない方にも気軽に読み進めていただけるように、各逸話をまんがで完結にまとめています。本巻のテーマは、合戦。

    信長が諜報戦を制した桶狭間の戦い
    家康にしかみ像を書かせた三方ヶ原の戦い
    秀吉の電光石火の中国大返しに負けた山崎の戦い
    戦乱の世の終焉となった大坂夏の陣 など

    織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑を軸に、戦国時代の重要な合戦を10戦、紹介します。裏切り、忠誠、奇襲、和睦、諜報活動、地の利を生かした戦術など、勝敗という結果だけでないさまざまな教訓が見て取れます。

    いまもなお語り継がれる名将たちの心理やリーダーとしての立ち居振る舞いは、現代でも大いなる教訓になるでしょう。

    現代に名を遺す多くの名将たちが活躍した戦国時代。
    そのなかでも、突出した魅力を放つ
    織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。

    本巻はそんな三英傑を軸に
    戦国時代の重要な合戦を十戦、紹介します。

    秀吉二つの大返し 日本史上最大の戦い
    二万の軍が一瞬で総崩れ 戦乱の世の終焉

    主君のために命を懸ける。
    一方、主君が変われば忠誠も変える。

    まさに国が大きく乱れているなか
    リーダーとして家臣の人心を掌握すること
    生き残るために柔軟に立ち居振る舞うことも
    求められる素養だったのでしょう。

    時代が大きく様変わりした現代だからこそ
    三英傑の判断力や人材活用術を参考にしてください。

    ■本書で紹介する合戦
    厳島の戦い ― 毛利元就vs陶晴賢
    桶狭間の戦い ― 織田信長vs今川義元
    姉川の戦い ― 織田信長・徳川家康vs浅井長政・朝倉景健
    三方ヶ原の戦い ― 徳川家康vs武田信玄
    長篠の戦い ― 織田信長・徳川家康vs武田勝頼
    山崎の戦い ― 豊臣秀吉vs明智光秀
    賤ケ岳の戦い ― 豊臣秀吉vs柴田勝家
    小牧・長久手の戦い ― 豊臣秀吉vs徳川家康・織田信雄
    関ヶ原の戦い ― 徳川家康vs石田三成
    大坂夏の陣 ― 徳川家康vs真田幸村・木村重成・後藤基次
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    堀江貴文氏発案。
    経済から読み解く江戸時代!


    本企画は実業家 堀江貴文さんの「経済時代漫画を作りたい」という一言から始まりました。
    堀江さんと、ひふみ投信の藤野英人さんの「歴史と経済」をテーマにした対談イベントが大いに盛り上がり、
    そこから、歴史まんがを得意とする「大福組」とコラボして配信で好評を得た短編集を1冊にまとめ
    さらに本書に向けた新たな描き下ろしと本編と今をつなげる特コラムを加えてボリュームアップしたのが『まんが 江戸時代の経済入門』です。


    本書では、江戸時代にタイムスリップしたアイタロー(犬)が、商売について教えてくれる寺子屋で農家の子ヒデとともに楽しく学んでいきます。

    例えば
    ・宣教師はなぜ日本に来たの?
    ・糸割符制度って何?
    ・オカネはいつから使われているの?
    ・廻船業者のバトルって何が原因?
    ・参勤交代っていくらかかったの?
    ・飛脚って手紙を配達するだけじゃないの?

    などなどアイタローの疑問そのまま、当時のニーズ、つまり経済の動きを通して、一般の歴史書ではあまり語られない背景を見ていきます。

    戦国の時代が明けて安寧の世になった江戸時代は、さまざまな商いやそれによってもたらされた技術が生まれました。多くのモノや人が行き交うようになると、オカネや貿易、輸送方法などがそのニーズにあわせて発展していきます。

    国家プロジェクトといえる江戸町の建設では、街道や上水道の整備や防衛拠点としてのお寺の建立など、各種専門業者の集結に加え、商人の資金力や情報力がふんだんに活用されました。そこではオカネのやり取りが生じます。

    当時の金属貨幣は主に、金貨、銀貨、銭貨の三貨。しかし「西の銀使い」「東の金使い」と、徳川の権力をもってしても統一できない、地域に根付いた商習慣がありました。貨幣の需要が高まっていくなか、その利便性だけでなく、さらにもう一つ大きな問題が生じます。貨幣の基となる金属は無尽蔵ではないということです。それらの問題を解決すべく、現在の銀行の礎となる「両替商」ができたのもこの頃です。

    このように需要と供給という生活に根付いた経済を見ていけば、現在と過去を繋げてみることが容易になり、歴史がとても身近になることでしょう。

    本書では、フランシスコ・ザビエルが宣教師の悲哀や海外渡航船の役割を涙ながらにアイタローたちに教えたり、寺子屋の幽霊居候と化したかつての有名豪商たちが過去の栄枯必衰の様を嘆いたり、アイタローが弥次喜多さんと東海道を旅したり・・と登場人物の情感があふれています。

    時代の変遷に合わせて変化した日本経済、そして当時の活気ある人々について、ぜひアイタローと一緒に学びましょう。
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    本書は150年読み継がれた『名将言行録』の初のまんが書籍化シリーズ第二巻で す。『名将言行録』とは修史事業に大きな功績をあげた岡谷繁実(おかのやしげ ざね)が16年をかけてまとめ上げた戦国武将や大名たちの人物列伝で、1869年の に出版以降、歴史ファンのみならずとも広く読み継がれてきました。

    第二巻のテーマは、心理・軍略編。この時代、まだ軍師という言葉は使われてい ませんでした。しかし定義など存在しなくても、現状を正確に分析したうえで、 地理的要素や敵武将の思考、手勢への被害なども考慮して多面的なシナリオを描 ける優秀な智将は紛れもなく存在しました。

    己の命だけではなく、御家や主君まで危機にさらすことになりかねない戦におい て、相手の裏、さらに裏の裏まで読むことができる推眼をもつ智将は敵軍からも 恐れられていました。

    ・味方をも欺く奇襲
    ・スキを生ませる誘導術
    ・少数精鋭での戦い方
    ・敵兵を懐柔させるタイミング など

    本シリーズは、歴史にそれほど興味がない方にも武将たちの戦略や心理戦などを 感じでいただけるように、各逸話をまんがで完結にまとめています。

    大軍を率いる長として、主君に仕える立場として、組織に何が必要なのか。どう すれば被害を最小限にして戦いを有利にもっていけるのか。目的遂行や危機管理 を主軸に、本巻はお送りします。
  • あなたをコントロールできるのはあなただけ
    困難・苛立ち
    欲求不満を感じ、子どもを叱る
    それで事態は好転しない

    思いどおりにならなくっていい
    失敗や過ちから学んでいこう!

    親として子どもと関わるときには、寛容で思いやりのある態度を示し、忍耐強い姿を見せようと奮闘する。しかし、完璧な親などいない。疲れていたり、ストレスを抱えているときは、イライラが募って、怒鳴ったり意地悪な態度をとったりして、あなたの理想とは違う反応をしてしまうことがある。でも、それはあなただけではない。だれもが親としての反応の仕方を、自分の親から学び、それが根深く染みついているのだ。

    では、どうすればこの連鎖を断ち切って、自分がなりたい親になれるのだろうか。まずは完璧主義を変えよう。過ちを犯してしまったら、それをきっかけに学び、変わるのだ。そして、お手本になろう。子どもは親の言うことを聞くのは苦手だが、親のまねをするのはとても上手だ。だから、子どもにこうあってほしいと期待する態度で、親自身が子どもに接する必要がある。

    本書は2部に分かれている。前半では、子どもがひどいかんしゃくを起こしているときでも、ストレス反応をなだめる方法を説明し、自分でできる基本的なマインドフルネスの実践的なスキルを数多く紹介している。後半では、コミュニケーションの技術を磨き、お互いを尊重しあい穏やかな家庭を営む方法について述べている。 親が根気強く思いやりを持って接した子どもは、思いやりのある態度を身につける。つまり、あなたがマインドフルネスを実践し、結びつきの強い親子関係を育んでいけば、あなたの子どもや家族だけでなく、あとに続く世代にわたって、どこまでもポジティブな影響を与えることができるのだ。

    本書をただ読んで理解するだけでなく、生活の中で実感し、エクササイズに取り組んでほしい。時間をかけて少しずつ変えていくことを目指そう。あなたの努力は、もっとも大切な存在であるあなたの子どもにとって、世界を一変させるだけの力になりうるのだ。
  • 成功するためには何が必要か――?

     真のパフォーマンスは、スキルだけでは生まれない。すべては、誰もがもつ属性にかかっている。米国ネイビーシールズの司令官だった、著者のリッチ・ディヴィニーは断言する。

     その苛酷な任務によって、多くのことが求められるシールズの特殊部隊。著者は長年の隊員選考の過程で、実績の申し分ない者が脱落し、見込みが薄かった者が達成できることに、そもそもの技能という客観的基準が適正ではないのではと思い至った。ならば、重要なのは何か? 著者は、目に見える技能の下で過小評価されがちな資質が、最終的に成功の要因になることを明確にした。

     これは一般社会でも当てはまる。目立たない学生が優れた学術的業績をあげる一方で、将来有望と目されたまま期待外れに終わることがある。選りすぐりのドリームチームが行きづまることもあれば、ダークホース的なチームが成功することもある。そこで核となるのが、25の属性だ。

     それは、単に「根性」などといったざっくりしたものではない。根性は、勇気、忍耐力、適応力、精神回復力という属性に分解することができる。それらひとつずつを神経科学などの側面からも詳しく解説し、個人としてチームのメンバーとして、いかに良い成果を上げるかを明らかにしている。

     25の属性は「根性」のほかに、心の鋭敏さの程度を示す「知力」、己のニーズを満たそうとする「動因」、地位ではなく行動を指す「リーダーシップ」、そして、どれだけ効果的に協力し合っているかを示す「チーム力」のカテゴリーで、それぞれを分解していく。中には、巧妙さやナルシシズムなども含まれる。一見ネガティブな印象のこれらの属性も、誰もがもっているものだ。そしてパフォーマンスを上げるには、それらネガティブと見える要素も必要なのだ。

     各属性は、程度の差こそあれ、誰にも生まれつき備わっている。スライド式のスイッチを例にとろう。適応力が低い人は、現状ではそのスイッチのつまみが低いところにあるのだ。だが、そのレベルは意図的な訓練や意識を変えることで調整することができる。そのためにはまず、自分の属性を知ることが重要だ。本書ではそのための方法も紹介している。

     彼が定義するチームは、軍隊やビジネス上のものだけではない。チームとは、共通の目標や目的に向かう、二人以上のメンバーからなるグループを指す。つまり、趣味で集う仲間や夫婦もまた、チームである。本書に掲げた属性を最適化すれば、誰でも・いつでも・どんな状況においても、効果的にパフォーマンスを上げることができるようになるだろう。
  • 「トレード戦略の構築時間」を大幅に節約しよう!
    ワールドカップ・チャンピオンシップ・オブ・フューチャーズ・トレーディング優勝者!
    戦略開発で折れそうな心を一気に解消!

     アルゴトレード戦略を素早く開発する方法を探している人にとって、まさに本書は福音だ! トレードチャンピオンのダービーによる最先端のリサーチや情報が満載されている本書には、彼が何千時間もかけて行ってきたアルゴトレードの検証例の多くが紹介されている。そのエッセンスを抽出したデータを使えば、読者は苦労して試行錯誤していたトレード戦略の構築を何万時間も節約できるだろう。
     アルゴトレードと戦略開発は間違いなく膨大な時間がかかる。しかし、それは本当にそんなに難しいことなのか? 本書の答えは「ノー」だ。本書で示された正しいアプローチとアドバイスに従えばよいだけである。

    ●アルゴトレード開発を簡単かつ単純化するには具体的に何をすればよいのか?
    ●リスク管理における最適なリワードとリスクの比率は存在するのか?
    ●最適な時間枠とは?
    ●平均回帰は有効なのか?
    ●戦略をリスクから守るテクニックとは?
    ●強気相場や弱気相場や横ばい相場での機能するフィルターは何なのか?
    ●最良の手仕舞い方法はあるのか?

     多くの時間を取られていたこれらの開発プロセスについて、本書は驚くようなショートカットの方法を提示している。世界最高峰のアルゴトレーダーによる最先端の研究に接し、利用することで、一向にはかどらない紆余曲折のなかで折れそうな心やモヤモヤを、本書は一気に解消してくれるだろう!
  • エリオット本人による名著
    75年以上の時を経てついに初邦訳

    エリオティシャンのバイブル
    知っておくべきエリオットの視点
    彼は自然界と市場をどう見ていたのか?

    本書はエリオット波動原理の発案者ラルフ・ネルソン・エリオットによる代表的な著作(1946)です。エリオット波動原理の基本的な考え方や使い方について、エリオット自身が晩年になって著したものであり、彼の集大成となるものです。長年、英語の原書でしか読めませんでしたが、この度、初めて邦訳書として世に送り出すことできました。

    冒頭から第9章までは、今も変わらないし、将来にわたり変わらないであろう エリオット波動原理の大原則が詳しく語られています。これを踏まえて第10章以降ではさまざまな事例が取り上げられています。

    しかし、発案者による古い著作であるがゆえに、現在のエリオット波動研究者から見ると間違っていると思われる点もあれば、第9章までの大原則に照らしても矛盾しているという点もあります。それらについては注釈をつけましたし、本書の最後で詳しく解説しています。

    本書を通じて、エリオットはやはり観察と発見の天才であったという認識を新たにします。彼の著作には膨大な観察の結果得られた多くのヒントが埋め込まれ ていますし、読者自ら相場観察をしながら本書を繰り返し読むことで、重要なヒントを見つけられるのではないかと思います。エリオット波動初心者にとっても 良い教材であると同時に、ベテランのエリオティシャンにとってもヒントの宝庫 と言えます。

    (訳者まえがきより)
  • コミュニケーションの達人になるための極意を学ぼう
    オプラ・ウィンフリー、アレックス・ロドリゲス、ブリトニー・スピアーズなど著名人の成功事例も紹介

    カリスマ的な魅力とは、どこから来るのだろうか?
    会場いっぱいの聴衆を魅了する人がいる一方で、少人数のミーティングでも他者の心をつかめない人がいるのはなぜなのか?すぐれたアイデアでも、多くの人に受け入れられるものと、まともに相手にされないものがあるのはなぜか?あなたは会議の発言中に割り込まれたり、昇進の機会を逃したり、せっかくのアイデアを軽視されたりしたことがあるだろうか?実は、その原因は、
    あなたの“キュー”にある─そして、その解決策も!

    キューとは、ボディランゲージや顔の表情、言葉の選択、声の抑揚を通して、私たちが日々休みなく送り合っている微細なシグナルだ。キューは、自分のイメージやアイデアが他者にどう伝わるかに大きな影響をおよぼす。メッセージが広く伝わるか、あるいは日の目を見ずに終わるかは、あなたのキューしだいなのだ。

    ヴァネッサ・ヴァン・エドワーズは、本書の中で、キューという隠れた“言語”についてわかりやすく解説する。そして、あらゆる場で自分の能力や信頼性、リーダーシップ、好感度、カリスマ性をどう伝えればいいかを教えてくれる。最新の研究知見や成功事例の研究に加え、オプラ・ウィンフリーや、アレックス・ロドリゲス、ランス・アームストロング、マーガレット・サッチャー、リチャード・ニクソン、ブリトニー・スピアーズなどの著名人の実例も紹介されていて、読者は楽しく学ぶことができる。

    プレゼンテーション、就職や報酬の交渉、困った同僚との会話などの場面で、適切なキューを送る方法を活用すれば、人間関係がスムーズになり、共感を得られ、絆が深まる。キューを理解し活用することが、あなたを大きな成功へと導いてくれるのだ。
  • 大損失から大成功につなげたトレーダーの行動と心理とは?
    必ずやってくるブラックスワン対処法のバイブル!

     2019年末に、中国・武漢から世界を揺るがすコロナパンデミックは始まった! 世界中の国々が自国民の行動を制限し、社会のあらゆる方面に大きな影響を及ぼした。そのなかの1つである株式市場も例外ではなかった。世界の主要国の株式市場は3週間で30~40%も暴落した。その暴落の最中の4週間、グローバルマクロの有力なヘッジファンドの中枢でどのようなやり取りがされていたか、考えたことがあるだろうか。ホンテ・インベストメンツの創業者兼CIO(最高投資責任者)であるアレックス・グレイビッチは、その約1カ月間のスタッフとのチャットのやり取りをすべて公開し、ブラックスワンをいかに乗り越え、何に成功し、何に失敗したのかを詳細を明らかにしてくれた。

     パンデミックが世界中で過剰な反応を巻き起こし、さまざまな金融市場ではプライスアクションが爆発的な動きを繰り返し、ブラックホールのようにあらゆる市場を次々と飲み込んでいった。本書は、グレイビッチ自身の言葉と彼のチームの実際のチャットを通して、多くの現役世代が初めて経験した未曽有の危機を生き延びるためになされた驚異的な努力を綴っている。

     会社としても個人としても最初に大きな損失を被った恐ろしい日々のあと、チームが新たなチャンスを見つけるために懸命に努力し、重要な判断をその場その場で下していった様子を記した本書は、2020年3月の異常な1カ月に、異常な心理状態で行われた実際のトレードの信頼できる公表された唯一の記録である。

     現代における最も難しい時期をホンテが生き延び、結局は大成功につなげた考え方と投資理念をぜひ知ってほしい。また、これはまたいつか襲ってくる次なるブラックスワンへの1つの有力な対処法して、ぜひあなたの本棚の見える位置に置いてほしい1冊である!
  • 長期的に市場を打ち負かす合理的な方法
    初心者でも再現可能な戦略とリサーチ法を伝授!

    長期投資家のための最善の方法!

    市場を打ち負かすのはそれほど難しいことではない。しかし、ほぼすべての投資信託は常に市場に負ける。なぜそうなるのか。そして、投資信託を打ち負かすにはどうすればよいのか。その舞台裏をクレノーのガイドに沿って見ていくことにしよう。常に市場を打ち負かす数少ない方法の1つがモメンタム戦略だ。本書は、定評のあるヘッジファンドがどのようにして結果を達成することができたのかを、普段なら見ることができないバックステージからのぞいてみようという趣旨で書かれたものだ。

    株式市場は常に誤解されている。株式を買ったり売ったりするのは非常に簡単そうに見える。株式とはどんなもので、会社が生み出すものが何なのかはみんな知っている。「株式市場は長期的には必ず上昇する」――だからみんな株式市場に参加すべきである、と言われる。こうした過度の単純化は結局は高いものにつく。

    長期的に見ると、主要な株価指数のパフォーマンスは年平均して5~6%だ。このリターンを得るために、あなたは時折資産の半分以上の損失に耐えなければならず、失ったお金を取り戻すのに何年もかかる。確かに長期的に見ると株価は上昇する。しかし、話はそれほど単純ではない。

    本書は長期的に市場に投資する合理的な方法について書かれたものだ。本書では株式市場の問題点を説明し、その解決方法も提示する。さらに、株式市場の2倍のリターンを低リスクで達成する方法についても説明する。本書ではすべてのルールと詳細が説明されているので、本書で示す戦略とリサーチは、あなたが初心者でも簡単に再現することができる。これこそが本書の一番の利点であり、投資の必携書であるとされるゆえんである!
  • 感情を抑制することなくゾーンに入る
    ゲーム思考的トレード分析法
    一流メンタルコーチが教えるマインドシステム

    あなたがトレードする目的は、利益を上げることだ。にもかかわらず大事な局面で同じような失敗――過剰にポジションをたてる、価格を追いかける、無駄に損失を膨らますなど――を犯して、利益を上げきれずにいる。技術的なトレードスキルは磨いてきた。だが、出血は止まらない。なぜならこれらの原因は技術面にあるのではなく、欲、恐怖、怒り、あるいは自信や規律といった感情の領域、つまり「メンタルゲーム」の中にあるからだ。

    「ゲーム」という言葉は、唯一絶対の解決方法はなく、上達するためのルールや戦略を想起させる。例えば、感情は意思決定プロセスを縮小させたり、そのプロセス全体をシャットダウンする力までも持っている。こういったメンタルゲームのルールや原則を理解しなければ、自分のミスにきちんと向き合えず、それを正すこともできない。著者が「メンタルゲーム」という用語を好むのは、そのためだ。投資・トレードも同様に、唯一絶対の勝利法はない。

    本書はチャートの読み方やトレードの技術的テクニックやアイデアを提供するものではない。本書のテーマはあなたの感情からくる問題を特定し、矯正するための基盤となるシステム作りである。著者は投資家のみならずポーカーの世界チャンピオン、実業家、プロスポーツ選手など45か国にクライアントを持つ国際的メンタルゲームコーチだ。

    巷にあふれるトレード心理学の指南書と本書との根本的な違いは、感情のとらえ方だ。たとえ感情を抑制しても、それは一時的な対応でしかない。自分の今の感情と戦ってはいけない。感情は今後良い方へ向かうか、悪い方に向かうのかを無意識レベルで提供しているシグナルだ。そのシグナルを追っていくことが現状把握につながり、長期的な根本治療となる。この作業は、トレードで行っていることと何ら変わらない。情報を収集し、ノイズを解析して、最適なタイミングを教えてくれるシグナルを注意深く探るのだ。

    レベルアップに向けた正しい学習プロセスにもメンタルゲーム戦略が有効だ。著者はこの過程をシャクトリムシに例えている。体の真ん中を高く上げて前に進む、釣鐘状の動きで前進していく昆虫だ。これをABCゲーム分析と称し、メンタルと技術的スキルを切り離して客観的視点で精査していく。多くのトレーダーが前方の進歩だけに集中するが、後方が進まなければレベル全体の向上はない。

    ここで登場するのが、「メンタルハンド履歴」だ。これは、パフォーマンス向上を妨げている欠陥の特定、その矯正をして次のレベルに進めていくための工程だ。

    ステップ1 問題は何か
    ステップ2 その問題はなぜ存在するか
    ステップ3 欠陥は何か
    ステップ4 矯正手段は何か
    ステップ5 矯正を確認するロジック

    このように、あなたの感情とそれにともなう行動を細分化し、コントロール不能に陥る本当の理由を見える化していく。恐怖という感情を見ても、ミスの根底にある自己否定がもたらすのか、自分だけ取り残されることが怖いのか、損失に対するものがベースなのかによって異なる。どの局面で現れるのかも人それぞれだ。本書では、その兆候を見つけるためのポイントや実例、質問事項などをあげ、自己分析という慣れない作業をフォローしていく。つまり、あなた自身がいかに内省して、自分自身を分析する作業を真剣に行うかがカギとなる。

    あなたがどこの誰であろうと、メンタルゲームの基本ルールは変わらない。あらゆる課題は、このルールに従って解決する。売買の頻度が1時間に3回でも1カ月に3回でも関係がなく、またトレードする頻度、戦略、取引する市場の別を問わない。このシステムの仕組みを十分に理解したのなら、トレード以外にも応用可能だ。

    さらに、あなたが個人投資家であろうと機関投資家であろうと、また、株式、FX、暗号通貨のいずれを取引していようと関係なく、トレーダーとしての潜在能力を発揮する方法を手にできる。今こそ、それを実現しよう。
  • 押し・戻り、仕掛け、手仕舞い、目標価格を導き出すディナポリレベル
    元祖フィボナッチトレーダーが伝授する基本書!

    本書は、投資市場における「押しや戻り」を正確に当てるフィボナッチを基本したトレード手法を紹介したものである。この不思議な数値である0.382や0.618は、投資家として、またトレーダーとしてワンランク上を目指そうとする人、どうしても現状の沈滞ムードを打破したい人にとっては絶大な力と啓示を与えてくれるだろう!

    第1部では、強力な先行指標であるフィボナッチを利用した「ディナポリレベル」を利用するための基本原則となる「トレンド」「方向」「値動き」についてジョー・ディナポリ流の定義をし、基礎をしっかりと固めることができる。第2部ではトレードのチャンスが間近に迫っているのかどうかを判断する基準となる「トレンド分析(DMAやMACD・ストキャスティックスのコンビネーション)」や「方向性指標」「買われ過ぎ・売られ過ぎ」について検討し、その時点でトレードチャンスがあるかどうか、そのトレードのリスク・リワード・レシオが分かる。第3部では、「ディナポリレベル」による実践的なトレード手法や戦術やミスを防ぐ方法などが解説されており、敢然とマーケットに立ち向かうだれにも頼らない独立したトレーダーになる具体的方策が詳述されている。

    本書は、仕掛けや手仕舞い、リスクとリワードといったトレーダーが一番関心のあることを、多くのチャートによって初心者でも視覚的に分かりやすく解説されている。0.382や0.618という12世紀のイタリアの数学者のレオナルド・フィボナッチが発見した秘数があなたに莫大な財産を作らせる重大なヒントになるかもしれない!

    ※本書は『ディナポリの秘数 フィボナッチ売買法』の新装版です。
  • アメリカンドリームの体現者になれ!
    サテライトには独自の戦い方がある

    2003年、WSOPメインイベントで優勝した当時27歳だったクリス・マネーメイカー。彼はなんと参加費86ドルのオンラインのサテライトトーナメントからメインイベントへの参加権を獲得し、最終的に250万ドルを得た世界的ポーカープレイヤーである。

    サテライトとは、ビッグトーナメントへの出場権をかけたいわば予選的なトーナメントである。1/10程度のバイインでありながら勝ち残れば本戦に参加できるため、金銭的にもメンタル的にもハードルが低い。ただし同じポーカートーナメントとはいえ、通常のトーナメントプレイとは戦い方も考え方も異なることは見過ごされがちだ。

    通常のトーナメントは1位と2位、3位、4位…と手にできるプライズが大きく変わってくる。しかし、スーパーサテライトでは本戦へのシート獲得が主なプライズとなるため、1位だろうが20位だろうがその価値は同等である。つまり輝かしいブレスレットと大金を見据えてファイナルテーブルに向けてスタックを無理に増やしていく必要も、分散が大きな場面でリスクを取る必要もない。逆にサテライトでは分散を小さくすることが大切となる。

    例えばサテライトで犯す間違いの中でも特に罪が重いのは、広すぎるレンジで相手のオールインにコールするというミスである。分散を抑えるためのベストの方法は、オールインにコールするレンジを絞ることである。

    本書はサテライトならではの戦い方を、序盤からバブルまでのステージごとに章を割けてハンドレンジやICM、COC(入賞可能性)計算、相手のスタイル、ポジション、バンクロールマネジメントなどをもとにアクションを分析していく。またゲーム中に発生しうるシナリオについて、アグレッサー側とディフェンス側双方の視点でハンドレンジを記した表も数多く掲載。ただし表のレンジを覚える必要はない。視点を変えることで変化に対応するスキルを手にすることが目的だからだ。

    サテライトにおける基本的なGTO戦略と相手と状況に応じて修正する方法を本書で学んで、次のマネーメイカーになろう。

    本書で学べること
    ・通常のトーナメントプレイとの違い
    ・タイトに締めたり積極的にチップ集めに出るタイミング
    ・バブルでのシャブ、コール、フォールドの判断
    ・相手、プレイ展開、状況に応じたプレイの修正
    ・プリフロップでAAをフォールドすべきときの見極め
  • 本書は米国Amazonのポーカー本売り上げランクを一気に駆け上がりナンバーワンベストセラーとなった初版本から、さらにアップデートと加筆が大きく加わった進化版である。ただし、数学に馴染みのないプレイヤーを対象に、分かりやすい解説を目指す著者の意図は変わっていない。

    本書は、ポーカーをプレイする上での基本数学を上手く使いこなせていない、または勉強したいというプレイヤーならば誰もが対象である。紹介する概念は、ポーカーテーブルに座っていれば毎回必要となる数学だ。

    ポーカーのゲームとしての進化は著しい。相手のテルや読みに基づいて決断を下していた時代から、ゲーム理論や高度な数学を用いて勝率を上げることができるようになった。ただし、ポーカーにとって本質的かつ必須の数学を使いこなすのに、大学院レベルの数学も統計学もいらない。必要なのは基本的な算数と代数学の理解だけで、あなたのプレイを劇的に向上させ、期待値の高い決断を下せるようになる。

    にもかかわらずポーカー数学に苦手意識をもち、その結果、数学的に正しくないアクションを行っているプレイヤーが多い。間違ったアクションはどんなプレイヤーにとっても、長期的には本来勝てる額よりもずっと勝ち額を小さくし、本来の負け以上の額を失うことにつながる。

    本書はポーカー数学の土台をしっかり学ぶことに注力している。そのコンセプトは「KISSアプローチ」(シンプルに行こう)だ。読者がポーカー数学に初めて触れるものとして、段階的に学習できるよう構成されている。まず基本的な概要解説から始めて、基礎となる知識を築き上げ、さらにその上により複雑なコンセプトやトピックを積み上げていくといった具合だ。

    本書は次の5つのセクションでできており、その中で細かく、確率やオッズ、ポットエクイティ、ポットオッズ、インプライドオッズ、期待値など、さまざまなことを紹介していく。

    セクション1:入門トピック
    セクション2:基本的ポーカー数学の概念
    セクション3:プリフロップに関わる概念
    セクション4:ポストフロップに関わる概念
    セクション5:EV計算とコンビナトリックス(組み合わせ)

    さらに、オールインの状況、セットマイニング、スティール、スリーベットブラフ、ベストハンドでのベット、セミブラフィングオールイン、ヒーローコールについても解説していく。そして、基本的な期待値の計算方法と、カードの組み合わせの利用方法とその要素は多岐にわたる。

    あなたがまだポーカー数学に苦手意識があるなら、本書は最適な一冊なるはずだ。本書を読み終えるころには、あなたはポーカー数学についてはるかに理解を深めているだろう。そしてその結果にあるのは、はるかに優れたポーカープレイヤーとなっているあなたの姿だ。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    驚異の結果をもたらす実践マニュアル
    初のマンガ化

    全世界で700万部突破!
    55カ国の言語に翻訳!
    メルマガ購読者150万人超!

    その他、著者のアカデミー受講生1万人超、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー入り連続124週(2022年4月現在)を達成するなど、2018年の発売以来、記録を更新し続けている本書の原作は、すべて科学的に裏付けられ、賢人たちの最高のアイデアと科学者たちによる説得力ある発見を統合したものだ。参考にしている分野は、生物学、 神経科学、哲学、心理学など多岐にわたる。そのなかから特に重要なアイデアを見いだし、すぐ実行できる改善法として紹介することで役立つ構成になっている。

    習慣は自己改善を複利で積み上げたものである。毎日1パーセントの改善が長期的には大きな改善になる。自己改善が複利の利子を生んでいくようなものである。投資した金が複利で増えるように、習慣の効果も繰り返すことで大きく なっていく。1日ではほとんど違いがないように見えても、数カ月や数年をかけてもたらされる影響は計り知れない。2年、5年、10年後に振り返ってはじめて、良い習慣による利益と悪い習慣による損失がはっきりと見えてくる。

     本書では、習慣習得の最善の方法をマンガならではの分かりやすさで紹介。あなたの求めているものがお金、生産性、人間関係、もしくはその全部でも、すぐに始めるためのヒントやコツが満載。世界で支持されている習慣術の押さえどころが時短で効率よく学べる。
  • ミネルヴィニとオニールがページが擦り切れるまで読んだテクニカル分析の教科書!
    初心者がテクニカル分析を学ぶ最初の1冊!
    普遍の真理に裏付けられたテクニカルの基礎を学ぶ!
    王道のテクニカル分析を習得する!

     本書は、テクニカル分析のツールを使って売買のより良いタイミングを見つけ、トレードのパフォーマンスを全体的に改善する方法を60年以上にわたってトレーダーや投資家に伝えてきた。1962年に発行された初版は、当時テクニカル分析の理論と使い方を平易な言葉で説明した最初の本として熱狂的に迎えられ、現在でもトレーダーのスキルや経験と関係なく、マーケット関係者必携の1冊になっている。

     今回の復刻版は、当時のトレードに関するさまざまなヒントや洞察やチャートがそのまま再現されたもので、次のようなこととともに、普遍の真理に裏付けられたテクニカル分析の基礎が今でも有用であることが確認できる。

    ●複雑なチャートや図から常識的な洞察を得るための指針
    ●テクニカル分析の謎を解明するためのヒント
    ●チャートにかかわるテーマや用語の分かりやすい定義
    ●いつの時代にも通用するパターンやフォーメーションの例と説明

     本書はテクニカル分析の王道と言ってよく、非常に明快で分かりやすい。本書を読めば、株式やFXや先物市場でチャートを見る目が一新され、日々のトレードや投資でテクニカル指標を使って、どんな状況や局面での売買でもベストプライスを見つけるための必要かつ有益な武器になるだろう。

     また、ミネルヴィニとオニールが自著で取り上げ、テクニカル分析の教科書的な古典として、現代では評されている。
  • 歴史に学び、市場を感じ、先をひもとくFX読本
    「今、そしてこれから、マーケットをリードしているロジックは何か?」を常に考えて行動する

    FX(外国為替)というと、「チャートだけで外国為替市場を見ていこう」と考えている方も多いですが、実際の所、それだけでは相場への理解も利益も幅が出ないと思います。 FXの動きをうまく活用して投資したり、トレーディングで長く生き残っていくためには「今、そしてこれから、マーケットをリードしているロジックは何か?」を常に考え、市場に寄り添って行動することが必要です。頭でっかちに先読みするのではなく、タイムリーに(=市場が動き出す直前や、動き出した直後に)市場についていけるようになることを目指すのです。これができるようになると、明日、来週の相場の解説が先に臣浮かぶような体験を、ときに感じることも可能になります。
    さらには、「値動きが発するロジック」も加えることで、テクニカル分析の使い方にも広がりや深みが出てくるはずです。

    本書は、“真に大切”な「これから、マーケットを動かすロジック(理由)は何か」に焦点を当て、また常に反対のシナリオ(ロジック)も念頭において葛藤すること(ME TIME)を説いている点で、ほかのFX解説本とは一線を画しているといえます。その主な内容(概要)は以下の通りです。

    ◆FX(外国為替)に関わるすべての方々が、末永くFXと付き合えるよう、「巧者の知恵や振る舞い」を伝えたいという思いで書いた「オーソドックスな正道」を説いた読本。

    ◆FX市場は人気だけでは動きません。人気も含めた2国間の通貨の需給のバランスに左右されます。そのときの需給に働きかけた、相場を動かした考えを「マーケットをリードするロジック」と呼んでいます。本書のメインテーマです。

    この“マーケットをリードするロジック”にいち早くひらめくことが大事になります。本書では、市場を動かすこのロジックを、大きく以下のように紹介しています。

    ◎コアロジック
    「金利とインフレ」「経常収支」「各国の為替政策」「株式市場や商品市場の為替への影響」「ポジションの傾きやトレンドの位置」などがコアとなるロジック。
    ◎値動きが発するロジック
    値動きが発するメッセージもロジック仕立てとしています。これに当たるものとして、本書では「損切りが相場の原動力」「こっつん」「Super Highway」という独特の表現で紹介しています。加えて、誰にでもできる情報の集め方、その使い方も伝えています。
    ◆FXトレーディングの世界で生き残っていくには「機を見て動ける」ための心のマネジメント(第2章)が欠かせません。 さらに、トレードの深化させるにあたっては、“マーケットをリードするロジック”に重ね合わせてチャートやテクニカルを利用することも必要です(第3章)。このテクニカルの中でも、本書の中で詳しく解説している「パラボリック」は、レンジ相場&トレンド相場での使い方も含めて、読者の皆さんにとって、とても興味深い内容になっていると言えます。

    ◆FXトレーダーの方にとっては、各章末の「コーヒーブレイク」も参考になります。市場のこぼれ話や皆さんの知らないことなどがたくさん書いてあります。

    ◆相場に関わるうえでひとつ大事なこととして「Déjà vu(こんな相場があったな)」があります。これから先、まったく同じ相場はありませんが、似たような相場には数多く遭遇するはずです。そのとき、「Déjà vu」として今までの経験を生かせるように、読者の方々が実際には体験していないと思われることなども含めて、為替の歴史の紹介を通じて紹介しています(第4章)。歴史に学ぶことは、ロジック作りの参考になります。

    ◆メキシコ・ペソ、南ア・ランド、ブラジル・レアル、トルコ・リラなど、新興国通貨との向き合い方について、著者独自の視点で紹介しているのも本書の特長です。知らないリスクは取らないことの重要性(7つのチェック項目)や、新興国通貨を扱うときの注意点(コストやエントリータイミングの難しさ)などについて言及しています。

    本書が目指す読者層
    ◆FXトレーダーはもちろん、外国株や外国債券、あるいはこれらの投信に投資する方々。本書のテーマである「マーケットをリードするロジックは何か」を意識しながら資産運用に取り組むことをお勧めします。
    ◆顧客に金融商品を販売する銀行や証券のセールスの方、顧客の相談に乗るファイナンシャルプランナーの方々。本書を読むことで深みのある話をお客様に提供できます。

    その他、読んでほしいエッセイ
    ◆「FXとその歴史を通してみた軽快なエッセイ」を楽しんでほしい。
    第2章「偏らない、こだわらない」で考える(東日本大震災でカンボジアの高官は何を考えた)
    相場の用語:強気と弱き(ワニとムササビとは)
    第4章エピソード2:バブル時代の日本(為替ディーラーが主役のTVドラマ)
    第4章エピソード3:リスク管理の時代 (Value at Risk知ってますか)
    第4章エピソード8:リーマンショック (何故リーマンは救われなかったか)
    第5章新「新興国通貨を考える」全体(トルコリラはなぜ弱い)
  • 人生のすべてはあなたの秘めた力で作り出せる!

     マーク・ミネルヴィニは本書で、自身の体験から得たどんな場合にも自分の力を最大限に発揮する手法を紹介している。ビジネスであれ、株式トレードであれ、スポーツであれ、オリンピックに向けたトレーニング法であれ、最高のパフォーマンスを発揮して、自分の夢を実現するために必要なことのすべてが書かれている。
     ミネルヴィニは中学校を退学後、ウォール街で評判の億万長者になるまでに用いた「力を引き出す『秘密の』原理」を公開している。彼の驚くべき経歴は、アメリカで最も目を見張るサクセスストーリーの1つである。本書では、あなたが目標を達成して成功するうえですぐに役立つ技術とツールが満載されている。
     世界で活躍するアスリートやコーチや実業界での成功者や世界中の並外れた勝者たちの戦略を使って、あなたの輝く可能性を狭めているあなた自身の考え方を今すぐ変えよう! 勝者の考え方を身に付けて、あなたがやりたいと思ったどんなことでも成功しよう! 本書はミネルヴィニのひらめきから知識や実生活での経験まですべてが詰まっており、あなたの秘められた力を最大限に引き出すためのバイブルになっている!
     本書の内容と学べることは次のとおり。

    ●成功するために考えを修正する方法
    ●優勝者の自己イメージを作り上げる方法
    ●自分は勝つに値すると感じ、勝つと思えるようになる方法
    ●「完璧な練習」を身に付けて、どんな課題や障害にも克服可能な方法
    ●重要な日に向けて適切な準備をする方法
    ●どんなプレッシャーの下で最高のパフォーマンスを発揮する方法
    ●やることすべてで、自分の力を最大限に発揮する方法

     ベストセラーの著者であるマーク・ミネルヴィニはアメリカで大成功を収めた株式トレーダーだ。USインベスティング・チャンピオンシップで優勝した経験があり、世界で高評価を受けた『ミネルヴィニの成長株投資法』『株式トレード――基本と原則』(いずれもパンローリング)の著者である。彼の無一文から大金持ちになるまでの道のりはだれの想像をも絶するもので、トレードや人生でうまくいかなくなった人を奮い立たせる箴言と方法論に満ちている。彼の成功や著書やパフォーマンスコーチの実績は世界中に響き渡っている。
  • 「過去の大化け株を研究すれば、将来、大化け株を買える」(ウィリアム・オニール)
    MVP銘柄発見法!
    モンスター株トレード=大化け株投資の奥義書!

    本書は、コロナ禍で株式市場が暴落し、その後、暴騰した2020年と2021年を振り返りながら、モンスター株(1年間で最低でも株価が2倍になる銘柄)をどこで買い、どこで増し玉し、どこで手仕舞うかを、実際のチャートを見ながらそのポイント、ポイントを詳細に解説している。コロナ後に何銘柄も出現した驚きのモンスター株に共通する特徴を学ぶことで、それらがどのように市場サイクルごとに繰り返されるかを個別の事例を元に具体的に示している。プライスアクションや値動きをはじめ、出来高の増減、主要な移動平均線交差やそのエリアなどは多くのMVP銘柄に共通しており、それらはトレード初心者が見てもすぐ理解できる単純な数値である。また、これらの共通点は本書で取り上げている激動の2年だけでなく、市場の全歴史を通じて常に同じようなことの繰り返しだったことも明らかにしている。

    また、本書では、トレンドのあるなかで利益を上げ続けるために、いくつかの重要な指標をフォローする方法を学ぶ。市場の流れに乗りさえすれば、十分すぎるプラスのリターンを得ることが分かるだろう。次に、近いうちに必ず現れるモンスター株を初期の段階で発見する方法を学ぶ。そのモンスター株候補がポジティブな特徴を示し続け、さらに上昇を続けるかどうかを見極めるために、何を見るべきかも学ぶ。そして、そろそろ手仕舞いして次のモンスター株に移ろうというときに、どのような警告を注視すべきかを学ぶ。

    以上のように、過去のモンスター株を丸裸にして徹底研究し、そこに共通した点を会得していれば、次の市場サイクルや下落や調整や暴落後の初期段階でモンスター株を確実にとらえることができ、成功確率は飛躍的に高まることだろう。

    本書はまさにモンスター株トレード(大化け株投資)の奥義書ともいうべきものである!
  • <必見!>マレーによる伝説の講義を完全収録!
    バリューの巨人!
    まさに、これぞ、シン証券分析!

     ロジャー・マレー(1911-1998)はバリュー投資の歴史において極めて重要な人物だ。金融のプロであり、エコノミストであり、議会メンバーのアドバイザーであり、教育者であったマレーは、伝説のベンジャミン・グレアムからコロンビア大学ビジネススクールの安全性分析(security analysis)の講義を引き継いだ人物である。同校で何世代もの学生たちを指導したが、そのなかにはマリオ・ガベリ、チャールズ・ロイス、レオン・G・クーパーマン、アート・サムバーグらがいる。

     本書はマレーの多方面にわたるキャリアを魅力的に紹介するだけでなく、マレーが晩年に行った、自身の投資哲学を要約した一連の講義録を収録している。プロの投資家で教育者でもあるポール・ジョンソンとポール・D・ソンキンが、マレーの人生と業績を記録し、そのプロとして偉業、理論的洞察、永続的な遺産を形にしている。彼らが強調するのはマレーの教育哲学と指導ぶりで、かつての教え子たちがマレーの指導や受けた影響を振り返っている。

     本書には、1993年にガベリの講演で開催され、後に投資コミュニティーの伝説となった、マレーによる4回の講義録が掲収録されている。これらの講義に触発されたブルース・グリーンウォルドはマレーに安全性分析の講義を共同で担当するよう願い出た。これは1977年にマレーが引退したあと、衰退していたコロンビア大学ビジネススクールのバリュー投資教育の復活につながった。ジョンソンとソンキンが指摘しているとおり、これらの講義が公開されるのは初めてのことである。これは今日バリュー投資を学ぶ者たち、そして実践する者たちすべてに対する得がたい啓発と素晴らしい教訓となるだろう。
  • 1)トレーディングビューとは
    全世界で3500万人以上に利用されているグローバルスタンダードのチャートツール、それが「TradingView(以下、トレーディングビューと表記)」だ。日本でも多くの投資家が利用している。SNS上でトレーディングビューを高評価している有名トレーダーも少なくない。
     トレーディングビューがこれほどの人気なっている理由。それは、機能性と使いやすさにあるだろう。そんなトレーディングビューの魅力をいくつか、ざっくり紹介しよう。


    その1:ブラウザ起動だから使う場所・端末を選ばない
    アプリをインストールすることなく、すぐに使えるブラウザ起動だから、デスクトップPCはもちろんスマホやタブレットでも利用可能だ。外出先でも使える。

    その2:機能充実のスーパーチャート
    トレーディングビューの特長といえば、「高機能満載のスーパーチャート」と言える。なかでも、テクニカル指標の充実ぶりには目を見張るものがある。100以上の人気の内蔵インジケーターに加え、10万以上のコミュニティ提供のインジケーターなど、ほかでは類を見ない「市場分析のためのツール」が揃っている。

    その3:世界中のトレーダーと投資アイデアが共有できる
    トレーディングビューには、世界中のトレーダーと意見交換ができるSNS機能が搭載されている。世界中から投稿された10万個以上の投資アイデアを閲覧できる。これらの投資アイデアはFXや株、CFD、指数、暗号資産など、世界中の金融商品を対象としている。

    その4:自分だけのトレードルールを作成できる
    トレーディングビューには、基本ストラテジー(2本の移動平均線の交差など)がいくつか、内蔵されている。この内蔵されているストラテジーであれば、自分で簡単に検証することができる。パラメーター等の有効性を調べていけば、「使い続ければプラスになる手法」へと作り変えることが可能になる。


    ほかにも魅力はたくさんあるが、詳しい話は本文で紹介していく。


    2)実戦に即した内容を紹介
     このトレーディングビューのガイドブックが本書である。本書では、基本的なことはもちろん、“実戦を見据えた便利な情報”を中心にまとめている。トレーディングビューの機能を上手に利用して、自分にとって使いやすい手法(トレードルール)を作るところまで使いこなしてほしい。
     今後、一流のトレードを実現したいのであれば、道具も一流にしたほうが好ましい。トレーディングビューなら無料(制限あり)でも使えるので、興味があれば、試してみるのはどうだろうか。「習うより、慣れろ!」が一番だからだ。
  • 「魅力的な人」にあなたもなれる!
    存在感・力強さ・思いやりを惜しみなく発揮する知識とテクニックが満載

    【本書のポイント】
    ・人を引きつける力には「存在感」「力強さ」「思いやり」という3つの要素が欠かせな・い
    ・存在感を示すと、人は自分の話を聞いてもらい、敬意を払われ、大切に扱われたと感じる
    ・不安、不満、自己批判、自己不信があるのは正常で、誰もが経験することだと知っておく
    ・自分を印象づけようとするのではなく、相手の印象が自分に残るようにする
    ・力強さを表すには「大きなゴリラ」になり、動かないこと
    ・プレゼンテーションは短くて楽しめるものにする。それぞれの文の価値に注意する
    カリスマ的魅力は強力なツールなので、責任をもって使うこと

    魅力は、使える魔法だ

    想像してみてほしい──部屋に入った途端、その場にいる全員があなたに注目し、誰もがあなたの話を聞きたがり、あなたからの承認を求めている。そんな人生とは、一体どのようなものだろうか?

    人を引きつける魅力をもつ人にとって、人生とは実際そういうものだ。その存在から誰もが影響を受ける。磁力に引きつけられるかのように人々が集まり、不思議なことに、その人の役に立つためならなんでもしたいと強く願う。

    強運に守られた人生を送り、人よりも恋愛する機会にも多く恵まれ、収入も多いうえに、ストレスを味わうこともほとんどない。

    人から好かれ、信頼され、導いてほしいとさえ思わせることができる。さらには、自分を部下として見られることも、リーダーに見せることも、自分のアイデアを採用させることも、プロジェクトを効率的に進めることも、思うがままだ。

    人の心を引きつける力は、良くも悪くも、思いどおりに人を動かせる。つまり、世界を動かせるのだ。

    自分もそんな人生を歩んでみたかった。世界は動かせなくとも、もっと人から慕われ、敬われ、まわりに良い影響を与えて、決して軽んじられることのない人間に生まれたかった……そう思った人に朗報がある。

    人を引きつける力は、生まれつきの能力でもなければ、魔法のような資質でもない。人が人に引きつけられる仕組みを理解すれば、誰もが習得することのできるスキルだ。

    本書では、人を引きつける力について科学的に学び、実社会ですぐに役立つ実践的な演習をする。試行錯誤は要らない。その力を高められることが実証された方法に直行だ。もちろん努力は必要だが、それは必ず報われる。

    人を引きつける力は魔法ではないが、身につけた後には、まるで魔法のような効果を目にすることだろう。説得力をもって人に影響を与え、人を鼓舞し、カリスマ的な魅力を漂わせる。ただ歩いているだけで、人々が「あの人は誰?」と振り返る。

    そんな人生に興味があれば、ぜひ本書を読み進めてほしい。

    *本書は2013年、角川書店から『カリスマは誰でもなれる』として刊行されたものを新たに翻訳したものです。
  • 11カ国語に翻訳されたベストセラー。
    徹底した取材による波瀾万丈のサバイバル・ストーリー。

    軟禁状態からくるストレス、孤立感、寒さ、そして恐怖、
    極限を体験すると人はどうなってしまうのか?

     1897年8月、ベルギー南極探検隊は、純白の荒野で極点を征服するという野望に燃えてアントワープを出発した。だが船はベリングスハウゼン海の氷で身動きがとれなくなり、極夜が何カ月も続く南の果てでの越冬を余儀なくされる。暗闇のなかで原因不明の病に苦しめられ、船倉に巣くうネズミの鳴き声に心をむしばまれ、狂気の淵へと追いやられる男たち。
     この壮大な史実を通して著者ジュリアン・サンクトンは、予測不能の窮地にたたき込まれていく探検隊の運命をひもとく。危機に直面して動揺する乗組員たち。そんななか、船長は2人の若き隊員に信頼を寄せていく。その2人とは、氷に閉ざされながらも固い友情を育んだ医師フレデリック・クックと一等航海士ロアール・アムンセンだ。貧困から身を起こしたアメリカ人のクックは、のちにペテン師の烙印を押されてベルジカ号の栄光に影を落とす。アムンセンは探検家として頭角を現し、キャプテン・スコットと南極点一番乗りを競って勝利を収め、伝説の存在となる。2人は力を合わせ、最後の望みをかけて氷から脱出するための策を練る。歴史に残る英雄になれるのか、凍れる海の藻くずと消えるのか…。

     隊員たちの直筆の日記や特別に閲覧を許された航海日誌の記述から、海洋サスペンスやゴシックホラーのような物語が浮かび上がる。果てしない世界への忘れられない旅の物語だ。
  • すべての女性に寄り添うメッセージ
    世界36ヵ国で翻訳 累計450万部超のベストセラー

    人生は自分の手でつかみとるもの
    なりたい自分にかならずなれる!

    他の人たちは人生を理解していて幸せそうなのに、自分にはその手がかりすらないと思ったことはありませんか?

    ● 幸せはどこかよそにある
    ● 私はいい母親ではない
    ● 今頃はもっと成長しているべきなのに
    ● 過去は乗り越えられない
    ● 体重で人生が左右される

    こんなことを思ったり、口に出したりしたことはありませんか? もしそうなら、この本がきっと役に立つでしょう。

    著者のレイチェル・ホリスは、世の中はさまざまな“ウソ”に満ちあふれていて、私たちが楽しく生産的に生きることを妨げていると語りかけます。上にあげた5つも全部ウソ。あなた自身が信じ込み、自分自身に言い聞かせているウソなのです。そうしたウソを信じているかぎり、ほんとうの自分を生きることはできません。本書では、そうしたウソを20の章に分けて取り上げ、読者の誤解を解きほぐしていきます。

    レイチェルは、かつて彼女を支配していたウソの数々が無価値であることを解き明かし、それらを乗り越えるのに役立った具体的かつ実践的な戦略について解説していきます。恐れ知らずのユーモアで、あなたを楽しませ、励まします。トラウマを乗り越え、カオスを切り抜ける知恵を授けます。時には耳の痛いことも言いますが、それはすべて、ほんとうの自分を生きるために、喜びに満ちた自信のある女性になるために、必要なことは何でもするようあなたを説得するためです。

    あなたを支配する数々のウソから解き放たれ、情熱を持って楽しく人生を歩んでいきましょう。自分を大切に! どうかあきらめないで!
  • 30・60・90日の節目で今後の展開を読む

    銘柄選択から出口戦略まで6つのステップ
    オリジナル計算シートとTradingViewの活用法も伝授!

    PER、PBR、ROEよりも四半期成長率?
    株式投資にはさまざまな指標(ファクター)が存在します。「低PERのものほど割安」「ROEが高いほどよい」などといわれますが、実際はどうなのか。これらを検証するのが、機関投資家が用いる「5分位分析」です。つまり5分位分析は、システムトレードでいうバックテストのようなもの。本書では主要なファクターの調査結果を提示し、なぜ四半期成長率を使うのかも明確にします。

    著者は過去に大勝ちも大負けも経験し、数多くの失敗を重ねました。その失敗の原因は主に3つ――「正しい銘柄選択ができていなかった」「売買タイミングを分かっていなかった」「ポジションを取りすぎた」。それらを踏まえ、ファンダメンタルズとチャートの分析を徹底的に学びなおし、実績を積んだうえで確立したのが、本書のシナリオ売買法です。著者はこの投資方法にしてから、10年以上も利益を出し続けています。その間、市場はさまざまな局面を見せていました。

    本書では有効ファクターとして四半期成長率をベースに、出来高や年成長率などを考慮して有望銘柄を探します。しかしいくら有望銘柄だといっても、売買のタイミングを見誤れば結果は出ません。そのタイミングを計るのがチャート分析です。過去からのチャートを波動としてとらえ、価格変動と30・60・90日という時間的サイクルで分析、仕掛け・利確と損切りのシナリオを事前に設定、段階的に実行していきます。その際、投資資金からポジションの大きさを決め、オーバーポジションからくる資金を減らす要因を排除していきます。

    ■投資ルーティン手順
    ①銘柄を探す
    ②成長性を調べる
    ③チャート波動の分析
    ④戦略シナリオの作成
    ⑤数回に分けた買付
    ⑥数回に分けた利確
    といっても難しい作業はありません。成長性はオリジナルのエクセルシートで計算でき、チャートの波動分析は無料サイト「TradingView」の活用で簡単に線を引くことができます。作業に慣れるまでは本書にそって試していけば、簡単に実践することが可能です。

    本書のスタンスはテンバガーなどホームラン級の銘柄を探すものではありません。が、兼業投資家がどんな史上環境でも焦ることなく7~8年といった期間で資産を増やしていく方法も紹介します。

    ■売買のスタンス
    ・保有は数週間から数カ月単位 ⇒ 長期投資ではない
    ・場中に張り付かない ⇒ 日足ベースで相場チェック
    ・衝動的な売買はしない ⇒ 勝ち負けは全て戦略的に

    なんとなくで選んだ銘柄を売り買いしている……、損切りができず塩漬けにしてしまう……、大負けはしていないのに資産が目減りしている・・、など自分の投資スタイルに自信がもてない方や、場中は価格を追えない、チャート分析がうまくいかない、長期投資では不安だという方は、確実なヒット狙いの株式投資を本書から学んでください。
  • 管理者と制作者をつなぐスケジュール共有法。
    10カ国で翻訳・活用されている習慣術。
    毎週金曜の見直しで仕事と目標達成を加速させる 。

    仕事は、人生に大きな役割を果たしているにもかかわらず、その基本的なやり方について教わることは少ない。たとえば、効率的なスケジュール調整、タスクに優先順位を付ける方法、いい企画を考える秘訣、溜まった仕事をこなすスキル、などなど。

    そのせいであなたも、受信フォルダは未読メールであふれかえり、カレンダーにはぎっしりと予定が書きこまれ、ToDoリストはどこまでも続いている……といった状況に陥っていないだろうか。

    それでは、毎日懸命に働いているのに、進歩や成長を感じられなかったとしても無理はない。

    とはいえ、あなたに必要なのは「仕事を減らす」ことではない。そうではなく、賢くスマートに働きながら、充実した人生を送るために本当に大切なことを確実に達成する。その実践的な方法が、本書につめこまれている。

    基本はカレンダー。余計な項目はすべて消して、カレンダーのとおりに行動しよう。次にToDoリスト。これでもう覚えていなくていい。そしてメール。あきらめなくても、受信フォルダの支配から抜け出せる。さらに、自分らしい目標を設定し、それを達成する計画を立てて、自分だけの能力を発揮しよう。

    大切なのは、自分の道を歩むこと。時間を意識すれば、もっと人生を有効活用できる。より賢い選択をし、仕事への取り組み方を見直して、ワンランク上の夢を実現しよう。
  • 全世界で750万部突破!
    自己啓発の古典的名著
    成功をつかむためのヒント満載!
    思考のスケールを大きくすると人生が魔法のようにうまくいく

    本書の初版は1959年に出版され、ベストセラーになった。その影響力はアメリカ国内にとどまらず、世界中の750万人を超える読者が、そのノウハウを実践することで生活を改善し、より良き人生を送っている。大きく考えることには、まるで魔法のような力があるのだ。
    最初に出版されてからすでに60年以上経っているが、日本語完訳版は初となる。本書の教えは、当時と同じように今日でもパワフルで、まったく色褪せていない。ポジティブ・シンキングをはじめとする、さまざまな成功法則の原点がこの本のなかにあるのがわかるだろう。

    著者の見聞きしたさまざまなケースが随所に登場する本書は、読みものとして非常に魅力的だ。読者は多くの有用なインスピレーションを得られるだろう。また本書には、人生をより良い方向に変えるための数々のツールが提供されている。「人生を成功に導く実践ガイド」というのにふさわしい、実用的な内容である。 本書で学べることは次のとおり。

    ● 必ず「成功できる」と信じ、自信をもつ
    ● やらないための“言い訳癖”を克服する
    ● 心のなかにポジティブな考えを生み出す
    ● クリエイティブに考え、アイディアを実行に移す
    ● 誰であっても、相手を大切にする態度を身につける
    ● 目的を明確にして、自分の10年後の姿を思い描く
    ● 失敗から学び、前に進むために活かす
    ● “何事も一流を”をルールにする 等々

    大きく考えよう。そうすれば大きく生きられる。幸せに包まれ、達成感にあふれた人生を生きられる。さあ、今すぐ行動を開始しよう!

    ベストセラー作家のトマス・J・スタンリーは、デイヴィッド・J・シュワルツと『大きく考える魔法』が、『となりの億万長者』(早川書房)を書くきっかけになったと述べている。
  • 腸 免疫系 ホルモン
    エネルギー三要素をととのえる

    ・炎症とホルモンバランスの乱れに的を絞った食事プラン
    ・腸の健康を改善し免疫系を強める一種の断続的断食
    この組み合わせで健康改善!

    自分のエネルギーの三大要素がどんな状態なのか知っておこう。
    まずはセルフチェックから
    ① あなたのエネルギーの状態は?
    ② 便秘やガス、胃酸の逆流、下痢などの問題はどの程度ある?
    ③ まだ出産可能な年齢なら、生理は規則的にくる?
    ④ 風邪やその他のウイルスにどれくらい感染する?
    ⑤ 気分はどう?
    (本文26ページより)


    燃え尽き症候群を克服してエネルギーを高める方法を一流の現役医師から学んで いこう。

     毎日が忙しすぎるし、1日が短すぎる―そんなふうに思ったことはありません か? 仕事もいっぱいいっぱいでストレスばかり、もうヘトヘト。医師に助けを 求めても、それは年のせいとか、仕事のせいとか、最悪、それが「普通」などと 言われていませんか?
     もしそうだとしても、それはあなただけではありません。あらゆる年代の女性 たちが、慢性的な疲労や燃え尽き症候群に苦しんでいるのです。

     でも、「いつも疲れている私」が、普通なんておかしい!

     自らの健康を追い求める旅を通して、統合医療専門医である著者、エイミー・ シャーは、女性がエネルギーを生み出すと同時に人生を自分の手のうちに取りも どすためのプログラム「WTF(Why the eff was I so tired?)プラン」をつくり あげました。プログラムのカギとなるのは、複雑につながりあう「エネルギーの 三要素」、すなわち「腸」と「免疫系」と「ホルモン」の関係を活用することです。

     ドクター・シャーは、最新科学の知見と数千人の患者を助けてきた経験を駆使 して、あなたの人生を立て直す方法を伝授します。

     たった2週間で、あなたはエネルギーが湧きあがってくるのを感じるでしょ う。3カ月後には、生まれ変わった新しい自分にきっと出会えます。失くしてい たエネルギーを、今こそ取り戻しましょう。自分が生きたいと思う人生を手に入 れるために。
  • ディクソン翁による投機至言集!
    「投機はアート」である!

    19世紀後半に綿花先物トレードで成功を収めた「ディクソン翁」(ディクソン・D・ワッツ)による「投機のためのガイドブック」である。本書を読めば、現在活躍している偉大なトレーダーや投資家が何度も述べているような金言や格言に出くわすだろう。その源流はすでに150年前には存在し、成功を収める秘訣はそのころと何も変わっていないということだ。時が移り、コンピューターでトレードや投資や投機をする世の中になっても、勝ち組になるコツは永久に不滅ということが証明された形である。ワッツの投機に対する箴言や警句を十分に堪能し、トレードや投資に生かしてもらいたい。また、ワッツの「人生」「ビジネス」「人間」「社会」「言語」についての至言集も併せて掲載している。
  • 経験から学ぶ市場と人間と資産運用の極意!
    イギリス一流運用会社CEOが語る投資の教訓
    成功するためには自らも変化し続けなければならない!

     著者のポール・マーシャルは、グローバルに株式運用を行っているヘッジファンドのマーシャル・ウェイスにおける20年を含めた35年に及ぶ投資経験から得られたエッセンスを、本書で分かりやすく簡潔にまとめている。マーシャルは学術理論と市場における実践、特に市場に打ち勝つ最高の実務家たちが持っている継続的な能力である「スキル」の持続力や現実との断絶を詳しく説明している。一方で彼は、市場の不確実性の拡がりと人間の誤りを避けられない性質を強調しながら、資産運用や投資で成功するためには、スキルの持続力と認知バイアスの落とし穴、人間の誤りを免れられない性質や傲慢さを認識したうえで正しい針路をとらなければならないことを強調している。

     「成功するためには常に自ら進んで順応し、進化する必要がある」――これがマーシャルの言う「投資の本質」である。市場と市場参加者は常に日々進化している。市場に打ち勝ち、アルファを生み出すためには、ほかの参加者たちに打ち勝ち、先んじなければならない。そして、ほかの参加者が変化するにつれて、自らももっと進化する必要がある。われわれは、自分のこだわりや執着や思い込みや偏見や独断を捨てて、真摯に学び続け、進化することでしか市場では勝てないのだ!

     マーシャルが経験しながら35年間で得た教訓を読めば、読者が目指す投資成功への道も大いにショートカットできるだろう。
  • 月次から始める割安成長株投資

     株式投資では「決算書」や「四季報」が必要になる、と考えている人が多いと思います。
     確かに、間違いではありませんが、絶対でもありません。例えば、「月次情報」というものをご存知でしょうか?

     月次情報(以下、月次)とは、企業が毎月開示する「決算情報」のことです(小売・飲食・サービス業など、私たち消費者にとって身近な企業に多いです)。毎月発表されるだけに、読み方を知っておくと、ほかの投資家に先んじてチャンスをつかむことが可能です。


    1)月次情報で小さな兆候を捉える=割安なときに投資できる
     月次を見る大きなメリットとして、“小さな兆候”に気づきやすいという点が挙げられます。毎月、企業の成長の様子を知ることができるからです。
    例えば、月次が100%から110%、120%、130%という具合に連続で良い数字を残していて、かつ、それに連動して株価も上がっているようならば、絶好の狙い目です(詳細は本文)。

     この小さな動きは、四半期決算ではなかなか気づけません。「気づいたときには割高になっていた」ということもあるでしょう。その点、月次に注目していれば、“(大きく)伸びる前”、つまり割安なときに買えるのです。
    実際、月次情報を公開しながら株価10倍を達成したスター株(ファーストリテイリングやワークマン、スノーピーク等)はいくつもあります。そして、これらのスター株が大きく伸びるチャンスは「月次」にあったのです。


    3)持続的な成長が期待できる企業に投資する
     月次は武器にはなりますが、あくまでも入口です。仮に割安なときに買えたとしても、その後、買った企業が成長しなければ、投資をした意味がなくなってしまいます。つまり、月次で注目した企業が今後、「持続的な成長を成し遂げることができそうか」を読み解くことも求められるのです。
    成長の意志を持った企業を探すにあたって、具体的には、大きく、以下の2つが必要です。

    ①定量分析
    月次や決算書、中期経営計画を読み解く。

    ②定性分析
    経営学やマーケティング理論でビジネスモデルを精査。

     「割安なときに買う」ことも大事ですが、それ以上に、「企業に成長の意志があるかどうか」を探ることは、投資家にとっては、確認しておくべき大切なことでしょう。


    4)投資をする時間がなかった人でも取り組める
    本書では、企業の成長とじっくり付き合う長期投資を紹介しています。日ごろ、投資に取り組みにくい人にでも実践していただけます。
    持続的な成長が期待できる企業を、割安なときに買えれば、じっくり投資と向き合うことも可能でしょう。「月情報から始める割安成長株投資」の有効性を試してみてください。
  • 確率に基づいたワンランク上の「テクニカル分析2.0」
    高勝率投資の技
    「儲からないテクニカル分析」が儲かるようになる!

    本書は株式のテクニカル分析に関する本だが、読者がこれまで読んできたテクニカル本とはかなり違うのは確実である。テクニカル分析の本は、チャートの形、ローソク足、指標やオシレーター、移動平均線、トレンドラインなど、さまざまなことについて書いているものの、これらのツールをどのように使えばトレードシステムを完成させ、利益を上げることができるのかは教えてくれない。しかし、本書は当て推量や裁量ではなく、確率に基づいた新しいテクニカル分析を使ってトレードの指針を紹介していく。

    本書ではトレードの勝率を予測し、期待利益を算出し、トレンドの可能性を判断し、利益率が高い株を選択したうえで仕掛け、そして手仕舞う方法を学んでいく。また、資金管理やリスク管理の重要性についても書いている。さらには、ボラティリティを使ったポジションサイズの決め方についても学んでいく。本書で詳しく紹介していく成功するトレードシステムの要素には、すべてにわたってしっかりとした根拠があることも示している。

    本書で紹介する新しいテクニカル指標には、GPI(勝率指数)、ブルベア指数、ランダムウォークオシレーター、価格出来高指数(PVI)、そして、時系列の線形回帰から派生したツールなどが含まれている。ほかにも、ボラティリティの重要性、時系列の線形回帰分析、回帰適応型移動平均線(RAMA)、回帰シャープレシオ(RSR)に関する重要なことも惜しみなく明らかにしている。

    実際に使われている高勝率投資のテクニックや資産配分の重要性の実例も多く紹介しているので、初心者にも分かりやすいものになっている!

    「本書は、テクニカル分析(時系列データの解析)によるトレードの解説書である。ただ、ここで説かれているテクニカル分析は旧来のクラシカルなものではなく、テクニカル分析2.0とでも言うべき革新的なものだ。……テクニカル分析の歴史はこれまでけっして幸福なものではなかったが、ここ十数年の間に台頭してきた新しいアプローチはそうした評価を一変させ、真摯に仕事に取り組むトレーダーにとって魔法の杖となる可能性が十分にある。」(「監修者まえがき」より)

    編集部より
    テクニカル分析の弱点は「儲からない」ということですが、これは半分は真実ですが、半分はそうとは言えないというのも真実だと思います。確かに、長期的にあらゆる相場つきでもテクニカル分析を実行して儲け続けている人はいないというのは真実でしょう。しかし、本書は今までのテクニカル分析本には見られなかった「テクニカル分析の弱点」を克服する多くの情報があります。本書は中級者以上向きで、『マーケットのテクニカル分析』『マーケットのテクニカル百科 入門・実践編』を読了されて、さらに上を目指す方にお勧めです。
  • 中間層の財政悪化はアメリカ≒世界を変える!
    「鼻もちならないバカ野郎」(by イーロン・マスク)がアメリカの真の姿を暴いた! 変化か革命か
    ベストセラー作家でニューヨーク大学スターン・ビジネススクール教授のスコット・ギャロウェイが、アメリカの未来について、あらゆる角度から考察したのが本書である。 世界は、パンデミック後の未来について、真剣に考え始めたばかりである。アメリカは、左右の政治的な過激さが増し、大量離職時代が到来し、すべてのビジネスに影響を及ぼし始め、サプライチェーンの問題が企業の収益を圧迫するなか、困難な問題に次から次へと直面している。民主主義は守られるのか、そもそも民主主義は必要なものなのか? ビッグテックは人々の生活を良い方向に変えるのか、それとも悪い方向に導くのか? AIの進化は雇用を安定させるのか、もっと悪化させるのか? アメリカは建国以来、最大の岐路に立っている。今回の転機は、経済の仕組みを破壊し、豊かなアメリカの象徴だった中間層の財政基盤に劇的な影響を与えている。

    本書は1945年から現代までを振り返り、アメリカがどうしてこの瀬戸際に立たされたかを詳しく説明している。第2次世界大戦、冷戦、ブラックマンデーやドットコムバブルやリーマンショックの経済危機、テクノロジーの発展、根強い白人家父長制度、パンデミックの社会経済的影響などが、今日の最強度の嵐を発生させた。100枚のチャートでアメリカの過去80年の歴史を丸裸にしている一方で、アメリカの現状である、オンラインデート、出生率の低下、最低賃金、変化するアメリカンドリームなど幅広い話題を取り上げながら、著者独自の認識・見解・解決策も示している。

    新しい世界で急速に進行する激しい変化に対応するために、アメリカは何をする必要があるのだろうか。今のアメリカは20年後の日本と言われるなかで、日本人にも大いに参考になるトピックが満載されている!
  • デイトレードから長期投資にも利用できる万能戦略
    市場を動かし、操作している巨大な銀行や金融機関の「足跡」をたどれ!

    デールはトレード歴10年以上の専業トレーダーである。彼は大学でファイナンスの学位を修得し、卒業後は大手ブローカーでマーケットアナリストとして働き始めた。就職後、会社は顧客本位ではなく、利己的で、手数料のことしか頭になく、責任感もなければ、顧客の利益など一切考えていないことに疑問を感じ、すぐに辞めた。会社を辞めたあとは、苦労をしながら、専業トレーダーの道に進み、今はトレードで生計を立てている。

    デールがトレーダーとして一皮むけたのは、巨大な銀行や金融機関の「足跡」をたどることを「発見」したときだった。なぜなら、市場を動かしているのは銀行や金融機関で、彼らが市場を操作していたからだった。彼は可変式価格帯別出来高指標を用いて毎日トレードしている。

    本書には、デールがトレードを始めたころ、こういう本を読みたかった、こういう本があれば無駄な時間を節約できたというエッセンスと指針が詰め込まれている。本書は迷えるFXトレーダーの救世主となることだろう。

    本書に書かれていることは以下のとおり。

    ・プライスアクションはどう機能するのか
    ・すぐに使えるプライスアクション戦略
    ・価格帯別出来高の仕組み
    ・私のお気に入りの価格帯別出来高戦略
    ・自分に合ったトレードスタイルの見つけ方
    ・ポジション管理法
    ・正しい資金管理法
    ・トレードの心理学
    ・正しいバックテストのやり方
    ・最もよくある間違いとその回避法
    ・私自身のトレード法とルール
  • ひとりひとりに合わせたエナジャイズプログラム

    睡眠専門医&スポーツインストラクターから学ぶ
    「もう疲れたよ……」から「さあ、やるぞ!」に変える
    あなただけの理想の運動・睡眠プランの作り方

    本書は睡眠専門医のブレウス博士がインストラクターのステイシーから運動のしかたを学び、ステイシーがブレウス博士から眠り方のアドバイスを受けたことをきっかけに、2人の共著で執筆された。

    ブレウス博士は出張続きで消耗しているのに毎週3回5キロのランニングを続けたあげく、心臓発作で倒れてしまった。ステイシーは朝型なのに、夜のパーティへ出かけるが友人たちと楽しめず、悩んでいた。

    代謝が速い・遅いといった代謝タイプと、朝型・夜型などの睡眠タイプは遺伝で決まっている。ところが、本書の著者たちを含め、自分のタイプに合わないスケジュールと生活習慣のせいで、いつも疲れていたり病気になったりする人がじつに多いのだ。

    体を動かすタイミングは毎日5回5分ずつ、ストレッチやジャンプ、バランスなど自分のタイプに合った運動をするのが一番エネルギーを増強する。また、朝型は午後に短い睡眠をとることで、夜の人づきあいを楽しめるようになる。

    2人の専門家が協力し合い、科学的根拠に基づいた革新的なウェルネスプログラムを作り上げた。ひとりひとりに合ったやり方を導き出し、活動するために必要なエネルギーを増やし、元気に幸せに生きる方法を伝授することに成功した。

    第1部で、簡単なクイズに答えて自分の睡眠タイプ(ライオン、オオカミ、クマ、イルカ)と代謝タイプ(ファスト、ミディアム、スロー)を知り、さらにエネルギーと休息、食事や運動、感情との関係について学ぶ。

    第2部では、第1部でわかった、自分の睡眠タイプ×代謝タイプに当てはまる章から読み始めよう

    自分に合った毎日5分×5回の運動、起床時刻とベッドに入る時間、断続的断食など、わかりやすく、実行しやすいプログラムが提供される。自分と同じタイプの人のケーススタディを読み、著者2人のアドバイスの「ひとこと」に励まされ、あなたもきっと次の月曜日からプログラムをスタートしたくなるだろう。続けられるだろうかと心配することはない。やってみれば、本当にシンプルで楽しいものだから。

    4週間後には驚くほどのエネルギーが湧き、幸せを感じ、永久に疲労を撃退しているだろう。自分のDNAに従って眠り、動き、食べていれば、自然にエネルギーが増え、自信と力がみなぎってくる!
  • 「不安」という現代の流行病――ジャドソン・ブルワー

    何かを過度に心配するというのは、それ自体が悪い習慣の一つであるうえに、いまや不安は現代の伝染病だ。本書はその悪癖に対処するための研究結果の集大成だ。不安と習慣はつながっている。悪い習慣―不安と強く結びついて生じ、不安によってさらに悪化するような習慣―の克服を支援するプログラムをつくることができた。

    本書は、私の精神科医としての臨床経験や、研究、コンセプトのエッセンスを詰め込んだものだ。そこにはマインドフルネストレーニングがいかに習慣を変えるかの根拠と実例を載せている。

    たとえば、治療必要数(何人治療すれば1人に効果が出るか)という指標NNTがある。不安に対する効果が高いものとして普及している手法で広く処方されている抗うつ薬は、5.15だ(その薬を5人強に飲ませれば、効果が出る人が1人はいるということ)。宝くじのようなもので、薬を飲んだ5人のうち1人だけが当選する(症状が有意に軽減する)。

    一方、私たちが研究でおこなった治療のNNTは1.6だった。この数値に、私は臨床医として感激した。2枚も買わなくても1枚は当たる計算だ。同じ枚数宝くじを買っても当たる人が多いということだ。

    本書は、あなたが自身の抱える不安に対する認識を変え、それとうまくつきあえるようになるための、実践的なガイドになるだろう。さらに、望ましくない習慣や、何かに対する依存を断ち切るのにも有効なはずだ。(本文より抜粋)


    以下に本書の概略を示すので、それを念頭に置いて読み進めてほしい。

    ・PART0では、心理学と神経科学の知見にもとづいて、人間の心に不安が生じる理由を説明し、不安に対処する方法を論じるPART1以降の議論の前提を提供する。

    ・PART1では、「不安のトリガー」を特定する方法とトリガー自体の性質について説明する。

    ・PART2では、私たちはなぜ不安や恐れのサイクルにはまってしまうのかを解説し、脳の神経ネットワークを更新することで不毛なサイクルから抜け出す方法を紹介する。

    ・PART3では、学習を司る脳の領域が持つ力を引き出し、不安や恐れ、その他の悪癖のサイクルを打ち破るのに役立つ、シンプルな方法を紹介する。

    習慣を変えるための3つのギア
    ファーストギア――自分の「不安の習慣ループ」の全体像を把握する。
    セカンドギア――脳の報酬システムを利用して、不安やその他の習慣にシステマチックに対処する。
    サードギア――神経回路の性質を活用して、不安と結びつく習慣(心配、先送り、自己批判など)から離れ、有益な新しい習慣(好奇心や思いやりなど)に入れかえていく。
  • 先送りしない!質を高める!遅れない!
    最高のパフォーマンスを厳守する7つのデッドライン効果

    7つのデッドライン効果
    ・チェックポイント設定
    ・逆算型スケジューリング
    ・ソフトオープン
    ・ゴールを見失わずに使命に集中
    ・見直しを繰り返す
    ・難題に集中する
    ・いつも準備万端

    メンタルを鍛えるのではなく、「仕組み」を変える。
    期限内に質の高いパフォーマンスを!

    意志の弱さという問題を解決できる効果的な仕組みがすでに存在している。「締め切り」である。

    ヘブライ大学の研究によると、「プロジェクトの完了であれ、グループの意思決定であれ、何かを実行する時間が限られていると、無駄が減り、集中力が高まり、生産性や独創性が高まる」。さらに、タイミングよく完了させることと、卓越した内容に仕上げることは両立不能ではない。

    しかし、締め切りを設定したとたん、人間はぎりぎりまで仕事を先送りする傾向にある。この現象は「デッドライン効果」と呼ばれている。締め切りの設定により、プラスに転ぶこともあればマイナスに転じることもある。デッドラインで救われる人も、破滅をたどる人もいるのだ。

    本書では7つの章を通じて、この仕組みを利用して偉業を達成した組織を紹介する。数々の現場を取材し、締め切りの活用に最も長けていたのは、管理職クラスではなく、現場の第一線で働く人々だった。短い締め切りの効果を心得ていたからこそ、のちの発展につなげていけたのである。

    同様に、期限までの残り時間を示すカウントダウンクロックのセットのしかた、リセットのしかたを身につければ、完了までの時間でも、見直しの時間でも、息抜きの時間でも、自分が本当に必要とするものを思いのままにコントロールできるはずだ。

    本書では、組織での働き方を紹介しながら、行動科学や心理学、経済学の専門家の知見を添えて解説していく。仕事を片付けることに苦労しているすべての人々に本書が役立つなら、著者としてこれ以上の喜びはない。
  • 「際」に引くトレンドラインゾーンでトレンドを最速でキャッチ!


    1)トレンドラインを平均化する=トレンドラインゾーン

     トレンドライン。トレードをしている人であれば、何度も聞いたことがある言葉でしょう。実際、有効なツールです。
     ただ、トレンドラインとひとくちに言っても、ヒゲとヒゲを結ぶ人もいれば、ヒゲと実体を結ぶ人もいるなど、人によって表示の仕方は変わってきます。当然、その状態で市場参加者の意識の総和を捉えようと思っても無理があります。
     そこで登場したのがトレンドラインゾーンです。これは、トレンドラインを平均化したものです(詳しくは本書で)。平均化する(均す)ことで、ダマシを極力回避。結果、相場の状況を正確に読み取りやすくします。


    2)境界「線」ではなく、境界「面」の変化をキャッチ。「際(トレンドの先行期)」を狙う

    トレンドライン(ゾーン)は、引けば良いというものではありません。引く場所を選びます。それが「際」です。「際」の説明は本書に譲りますが、簡単に言えば、最高値や最安値のような、買い手や売り手の最終防衛ライン(陣地)です。
     「線(ライン)」ではなく、「面(ゾーン)」を表示して、買い手と売り手、どちらの陣地に変化が起きているのかをいち早くキャッチし、その変化の初動に乗って利益を増やしていく。これが本書で紹介しているやり方です。


    3)「際」を狙う意義

     「際」を狙うことの意義は、以下の2つにあります。

    ◎大きな利益を狙える  ◎撤退場所が明確

     「際」から「際」まで狙っている以上、それが実現できれば大きな利益になります。
     ただ、大事なのは後者の考えです。「際」を狙って勝負している以上、もしもそれが否定された場合は「即撤退」ということがわかります。引き際が明確なのです。
     トレードでは大きく稼ぐことも大事ですが、それ以上に、資産を守ることも大切です。

    4)やるべきことはシンプル
     やるべきことはとてもシンプルです。「際」にトレンドラインゾーンを表示して、その変化を「ブレイク&リターン」で確認するだけです。
     トレードはギャンブルではありません。正しく練習を積み重ねれば、その道は開かれます。


    【本書の主な特長】
    ◎トレンドラインを平均化した「トレンドラインゾーン」という新しい概念を紹介
    ◎「際」という、買い手と売り手の最終防衛ラインの考え方について紹介
    ◎「際」だけに注目して、「際」付近の変化をブレイク&リターンでいち早く捉え、頭(際)から尻尾(際)まで“ごっそり”利益を狙っていく、極めてシンプルな手法を紹介
    ◎撤退場所が明確な「際」に注目するからこそ、資産を守ることにもつながる話を紹介
    ◎手法学びには練習が一番。練習問題も掲載
  • 長期的な「資産形成」を学びたい人のバイブル!
    バリュー投資は永久に不滅です!
    一からバリュー投資を学びたい人の入門書!

     バリュー投資の人気は、時に高まり、時に失速する。それは、人気のある銘柄を高値で買い、人気を失った銘柄を安値で売りたくなるという、人としてあがらうことができない誘惑と群集心理が理由である。本書は投資家がこの衝動に打ち勝ち、バリューの規律を用いることで、株式投資で成功するという難問に取り組む方法を学ぶ一助となることを目的としている。ウォール街のベテランであるカレンは、投資家がバリューの規律とデータを信じ、長期的に投資をするかぎり、有効であることを証明している。
     本書では、長期投資におけるバリュー投資の有効さを裏付ける目を見張るようなデータが満載されている。そして、今日、投資家がどのようにバリューの方法論を用いて投資で成功できるかを説明するとともに、ウォール街でカレンが経験した興味深い物語も教えてくれている。
     本書で学べることは次のとおり。

    ●本物のバリュー投資の規律
    ●カレンが行う銘柄選択の方法の詳細
    ●成功したバリュー投資の刺激的なケーススタディー
    ●投資家が注意を払うべき分野

     本書はまた過去100年に及ぶ市場の歴史を簡潔に説明している。弱気相場、リセッション、バブル、メルトアップ、金利などを見直すことで、市場がいかに常軌を逸した振る舞いをするかが示されている。本書では、バリュー投資が有効である理由と市場の理解の仕方を学べ、そして投資家として成功するための究極の入門書となっている。
  • 市場が10年間閉鎖されることが分かっているつもりで株を買う!

     トーマス・フェルプスは本書で、バイ・アンド・ホールド戦略を用いて富を100倍に増やす秘訣と戦略を明らかにしている。今日人気となっている短期的なトレンドトレードとは異なり、フェルプスの極めて論理的で、ラディカルでさえある方法論は、株式市場で複利マシンを見いだし、その株式を買い、少なくとも10年以上の長きにわたり保有し続けることで、読者も「100倍株」の恩恵にあずかれることに焦点を当てている。

     この長期投資に関心のある人には必携とも言えるこの手引書において、フェルプスは当時の大企業がどのように賢明なる長期的投資家に利益をもたらしたかを詳しく分析している。本書を読めば、読者は限りない成長を示し、あっという間に利益を増大させる有益なビジネスモデル(企業)を見いだし、それに投資する方法を学ぶことになる。

     同じ重量の金(ゴールド)よりも価値がある本書は、読者と読者のその子孫たちが長期的な富を手にする道筋を明らかにしてくれている。古典的だが、極めて重要で有用な方法論を用いることで、読者は賢明に企業を選択し、投資資金が膨らんでいく様子を目にすることだろう。真に堅実な手法とは、いくら時が経ようが、市場がどんなに変わろうが、有効であり続けるということだ。
  • 万人向けの出来合いのトレードプランなどあり得ない
    自分流のスタイルを見つけよう!
    トレードはギャンブルではない!

     トレードをギャンブル以外の何物でもないと思う人が少なくない。また、そう感じているトレーダーも多い。しかし、毎年、毎月と連続してトレードで利益を上げるトレーダーがいるのも事実だ。どんな方法を使っているのか? それは、トレードからギャンブル要素を除く方法を身につけたのだ。それは、「自分に合うように考え抜いて作成されたプランを使ってトレードすることで達成される」とマーセル・リンクは言う。リンクは本書のなかで、トレードのあらゆる側面――トレード機会の発見、タイミング、ポジションサイズの決定、手仕舞いの時期、リスクの調整方法など――を改善し、ギャンブル的な要素にほとんど頼らない確かなゲームプランを作成し実行する方法を示している。
     リンクは、大成功を収めた前書『高勝率トレード学のススメ』(パンローリング)で初めて明らかにした戦略をもとに、市場で勝つ決め手は、計画を立て、一定の状況への対応策を前もって用意しておくことだと述べている。これこそがまさにゲームプランの役目なのだ。トレードでは単純に買ったり売ったりするのではなく、いつ、なぜそうするかを知ることが肝心だ。リンクは理解しやすい簡明な表現でゲームプランのメリットを説明している。そして最高のトレードを選び出し、トレードを監視し続けて手仕舞いし、過剰トレードを避け、集中力を維持して資金に見合ったトレードを手掛け、市場の動きに備え、最終的に売買からギャンブル要素をなくすためにプランがどんな点で役立つかを示している。
     リンクは、20年のトレード経験のなかから数多くの具体例を挙げている。そこには成功したトレードだけでなく失敗も含まれ、あなたはその失敗から学び、その過程でトレードの腕前を磨くことができるだろう。
     リンクが強調するように、本書は怠け者のトレーダーには向いていない。ここにはすぐに金持ちになれる方法などは書かれていないが、どのように賢く熱心に努力すれば利益を増やせるを学べるはずだ。本書を読めば、トレードという困難な営みで人の先を行く力が間違いなく身につくだろう。
  • オプションにはよく言われるいろんな定説がある――「買ってさえいれば、そのプレミアム以上の損失はなく、利益は無限大である」「オプションとは売り方が有利なので、黙って売っていさえすればよい。買うのは素人、売るのがプロなんだ」「いやいや買えばリスク限定とか、売れば儲かるとではなく、利益が保証された裁定取引のスプレッドを見つけることが重要」………。

    これらの説はどれが正しいのだろうか? それとも、すべてが正解、それともすべてが間違っているのだろうか?

    著者カプランは、オプション取引では世界的第一人者である。カプランは、上のどの戦略も否定している。どんな投資でも同じように、その戦略には「売買の優位性」がなくては、決して儲けることはできないのだ。オプションには株や先物の売買と比べ、実にさまざまな戦略プランを立てることができ、リスク・ヘッジの仕方も多様を極めている。

    しかし、オプションの理論を説明したり、机上の論理を振り回した本では、実際の売買には何も役に立たない。著者のカプランもそのことに悩まされていた結果、実践に役立つ本を、自らの売買経験を元に書いたのが、この『カプランのオプション売買』である。

    オプションで勝つため、「売買の優位性」とかは何で、またそれをどのように見つけ出してくるのか、どのような相場ではどのような戦略が有効か、予想に反してマーケットが動いても利益にする方法、損失を少なくするリスク(マネー)・マネジメント、コンピューターの有効活用の仕方――などが満載されている。

    日本の投資分野で、最も立ち遅れているものの一つが「オプション」市場である。しかし、それは近い将来、最も発展する可能性を秘めたマーケットであるとも言える。本書は、売買の優位性を知るための究極の本であり、そんなマーケットにも対応できる戦略を説明・解説した日本で初めての本である。

    また、インターネットなどの通信技術の発展により、海外の活発なオプション市場への投資が目前に迫っている。投資がグローバル化しようとしている今、その夜が明ける前に読んでおかなければならない一冊といえる。

    あなたがこの本を読み、「オプションは難しくない」ということが分かったとき、あなたはオプションのプロフェッショナルへの第一歩を歩み始めることになる。
  • 勝者になるか、敗者になるか
    トレードで勝者と敗者を分けるものとは……
    本書は勝者と敗者を分けるトレーディングの原則について明確に書いている。トレーディングは異なるマーケット、異なる時間枠、異なるテクニックに基づく異なる銘柄で行われるが、成功しているトレーダーには共通項がある。それこそが、トレーディングで成功するための普遍的な原則である。マーケットや時間枠、テクニックにかかわりなく、一貫して利益を生み出すトレーダーたちは全員、それらの原則を固く守っているのだ。トップトレーダーであるブレント・ペンフォールドによる革新的な本書の内容とは……。

    ●トレード計画を開発する方法を学ぶ
    ●効果的な売買ルールを見極め、それを作る方法を学ぶ
    ●成功する資金管理戦略を発見する
    ●トレーダーの心理を理解する

    そして、さらに多くの刺激的なトレーディングや戦略の儲ける秘訣を得られる。普遍的な原則を裏付けているのは、大成功したトレーダーたちへのインタビューだ。彼らのなかにはトレーディング界に登場した若き大物たちもいれば、50年以上前にも今日も同じように活発にトレーディングを行っているマーケットの生ける伝説のトレーダーもいる。彼らはイギリス、アメリカ、シンガポール、香港、イタリア、オーストラリア出身のトレーダーたちの代表でもある。彼らは皆、読者がトレーディングの目標に向かうのに役立つ有力な一言アドバイスを気前よく提供することに賛成してくれた。それぞれのアドバイスは普遍的な原則の重要な要素となっている。マーケットの魔術師たちのインタビューをはじめ、刺激に満ちた本書は多くの称賛を得ており、現代の古典になることはまず間違いない!


    著者ブレント・ペンフォールドBrentPenfold
    フルタイムのトレーダーであり、著者、教育者、公認アドバイザーでもある。彼は1983年にバンク・オブ・アメリカのディーラーから仕事を始めた。今日では通貨と世界の株価指数のトレーディングを専門としている。彼はベストセラーになった『トレーディング・ザ・SPI』の著者であり、J・アトキンソンの電子ブックではオーストラリアの株式市場の魔術師と紹介されている。彼は活発な通貨と指数のトレーダーたち向けに、日刊ニュースレターを発行している。また、国際的な講演者として人気があり、引っ張りだこだ。シンガポール、香港、マレーシア、ベトナム、タイ、インド、中国、オーストラリア、ニュージーランドと、アジア太平洋全域で講演してきた。彼は公認の先物アドバイザー(AFSL225946)であり、商学修士号を修得している。
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