『富士見L文庫、501円~800円、1年以内(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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この嫁入りは黄泉への誘いか、奇跡の幸運か――
この嫁入りは黄泉への誘いか、奇跡の幸運か――
名家に生まれた美世は、実母が早くに儚くなり、継母と義母妹に虐げられて育った。
嫁入りを命じられたと思えば、相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、清霞(きよか)。
数多の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。
斬り捨てられることを覚悟して久堂家の門を叩いた美世の前に現れたのは、色素の薄い美貌の男。
初対面で辛く当たられた美世だけれど、実家に帰ることもできず日々料理を作るうちに、少しずつ清霞と心を通わせていく――。
これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。 -
この悪女は何者にでもなれる――寵妃と皇太子の弟を演じる二重生活、開幕!
誰もが恐れる『悪姫(あっき)』、胡令花。
けれど正体は、悪女とは真逆の愛らしい顔と純粋な性格。
それは誰も知らない……はずだった。
皇太子・伯蓮から密命を受けるまでは。
「我が妃、そして我が弟になれ」
自身の秘密を守るためにやむなく二重生活を始めたものの、問題が続々と発生。
『悪姫』は寵妃だと勘違いされ、弟の時は伯蓮による溺愛が過ぎてかき乱される。
そんな中、東宮でおぞましい事件が起こってしまい……?
「悪を誅する悪の出番ね」
己の使命を胸に、悪姫と弟、二つの顔を使って事件を解決に導きます!
●〇●著者・甲斐田紫乃の大人気シリーズ『旺華国後宮の薬師 7』も2023年7月~同時配信開始!●〇●
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■2冊同時刊行キャンペーン
期間限定! 購入特典SSが読める二次元コードを収録♪
特典は、『旺華国後宮の薬師』のキャラクターが演技に挑戦する、
書き下ろしSS「結成!? 後宮劇団」です。
<閲覧期間:2024年7月14日正午まで>
※本特典はダウンロードはできません。
※特典内容は紙書籍と同様のものです。
※一部の携帯電話・スマートフォン機種によっては読み取れない場合がございます。
※パケット通信料を含む通信費用はお客様のご負担となります。
※第三者やSNS等での公開・配布は固くお断りいたします。
※システム等のやむを得ない事情により、期間内であっても予告なく公開を終了する場合があります。
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生贄の少女は、幸せな居場所に出会う。
■珠は寒空の帝都で不思議な髪色の男に救われる。これが運命の転換点だった――。■
寒空の帝都に放り出された珠。彼女の窮地を救ったのは、不思議な髪色をした男・銀市だった。
口入れ屋の旦那である銀市の厚意で、珠は住み込みで働くことに。感謝する珠だが""""人ならざる者""""がみえて贄とされた過去により、上手く感情を表せない。一方の銀市も複雑な境遇のようで……だからこそ珠を思いやってくれる。
恩に報いるため健気に勤める珠は、店でも信頼を得て平穏を知る。しかし、帝都で続く少女の失踪事件に否応なく巻き込まれ――。秘密を抱える珠と銀市が、お互いの居場所を見つけるまでの浪漫綺譚。 -
30歳の私と、50歳の桂木さん。この町で、ゆっくり恋を始めます。
安住の地と定めた海辺の町に引っ越した紗枝。ところがその晩、家が全焼。途方に暮れる紗枝に手を差し伸べたのは、隣人の桂木だった。紗枝は30歳、桂木は50歳。20歳差の二人の同居が始まった。
過去を隠して根無し草のように生きてきた紗枝。美しい容姿と能力の高さで常に他人の興味を引き、疲れてしまった桂木。だからこそ、つかず離れずの距離感を守った同居が心地よかった。しかし、紗枝に東京の刑事から電話があり――。
おいしいものがたくさんあり、ゆったり時間が流れるこの町で始まる、歳の差ラブストーリー。 -
後宮で伝説となる「黒猫金庫番」の物語が幕を開ける
大雅国には伝説の女官吏がいる。
通称「黒猫金庫番」。華奢な体に黒い衣を纏い、琥珀に光る瞳で不正を見逃さなかったという――。
将来そう呼ばれるとはつゆ知らず、蔡月花は見合い話に頭を悩ませていた。
相手は若き天才、戸部尚書の柏偉光。
超のつく貧乏貴族の月花とは釣り合わないし、必死に立て直した家業もやっと軌道に乗り始め、結婚はしたくなかった。
断り切れず迎えた見合いの当日。月花は小銭を追って馬車から飛び降り「私、お金が大好きなんです!!」と本性をさらけだすも「規格外のご令嬢」と偉光に気に入られ……? -
地味顔の妃は「後宮一番の悪女」に化ける――
地味顔の琳麗は化粧で化ける。化粧品を愛し、愛が高じて自分で開発し都の人気商品にまでなった。
けれど婚期を逃しそうな琳麗を心配した父親の策略で、後宮に入れられてしまう。
一方、皇帝は我の強い妃たちが居座る金食い虫の後宮を解体したかった。
そんな中、寵愛を欲しない琳麗を皇帝は気に入り交換条件を出す。
それは「他の妃を後宮から追い出したら、後宮から出してやろう」というもの。
そのため琳麗は化粧で絶世の美女となり、後宮一番の悪女を演じることを決めた――痛快後宮恋愛ファンタジー! -
これは家族に売られた私が、ヤクザの若頭に溺愛されて幸せになるまでの物語
地味で取り柄もない菫。派手好きで浪費家の母と姉に、稼ぎから家の仕事まですべて押し付けられ、身も心もボロボロだった。ある日、姉の借金の取り立てにヤクザが乗り込んできて……返済の代わりに、菫はヤクザに売られてしまった。
家族に捨てられ沈む菫に、何故か若頭の桐也は親切に接してくれる。やがて店に出るため着飾った菫を見て、桐也は意を決したように言うのだった。
「……店に出なくていい。俺の専属家政婦になれ」
――やがて結婚し幸せになる二人が、お互いの居場所を見つけていく、不器用な溺愛生活がはじまる! -
すぐ死ぬ少女と不憫な最強陛下の、【死に戻り禁止】の後宮攻略ストーリー!
◇◇◇あらすじ◇◇◇
若き賢帝の唯一の妃『最愛』を決めるため、後宮に集められた妃達。
その中で最も格下の、五十番目の妃ソーニャには秘密があった。
それは【死に繋がる不幸を招く呪い】と【死ぬと時間が戻る祝福】を持つこと。
玉の輿を狙う妃達により魔境と化した後宮で、彼女は毎日『死に戻り』続けていたのだ。
(早く『最愛』を決めてくれないかな。そして家に帰りたい)
そう願うソーニャだったが――
「貴様を私の『最愛』にする!」
皇帝エルクウェッドが指名したのはソーニャ。
その上『最愛』のはずなのに陛下は大層お怒りのご様子で……!?
※電子特典として、巻末にエルクウェッド目線の過去編を描いた書き下ろしショートストーリー1篇を収録
◇◇◇登場人物◇◇◇
◆ソーニャ
後宮で五十番目の底辺妃。
【死に繋がる不幸を招く呪い】と【死んだら時間が戻る祝福】を持つ。
◆エルクウェッド
「賢帝」と呼ばれるほど有能な若き皇帝。
数々の偉業により世界で一番知名度の高い人物とされるが……。 -
力を失った堅物聖女に残された道は、幼馴染の軽薄魔法士と『契る』こと!?
教会で働く聖女・リゼルカは突然魔力を失った。焦るリゼルカを、魔法士のシャノンが保護しに来る。多くの浮名を流すシャノンとは幼馴染だが、昔から苦手だった。
力がない自分は無価値だと悩むリゼルカに、研究者が提案した回復方法は、建国の祖の血を引くシャノンと『契る』こと。シャノンは堅物のリゼルカには無理だと言うが、少しずつ彼に慣れると決める。
保護のための同居生活の中、リゼルカはシャノンと触れ合う練習を始める。初めての経験に戸惑うリゼルカだが、遊び人のはずのシャノンもどこかぎこちなく――?
※紙書籍初版&電子特典として、書き下ろしショートストーリー【冬が来る前に。】を収録
詳細は紙書籍の帯、電子書籍の巻末をご確認ください
==キャラクター紹介==
○リゼルカ
教会の聖女として、人々の治療に当たっている。
強大な魔力をもつ。
13歳から教会に所属し、外の世界のことはあまり知らない。
「魔力を取り戻すためならなんでもします」
○シャノン
代々王の側近を務める家の出身で、優秀な魔法士。
「女性好きの遊び人」という噂だが――?
「潔癖な君には無理なんじゃない?」 -
アラサー漫画家、「モブ妃」に転生し同人活動で皇后の悪事を暴く!?
真っ白な原稿を手に、千華宮の賢妃・桃華は決意していた。
実は彼女の正体は、鳴かず飛ばずのアラサー漫画家・由里。事故に巻き込まれ、漫画の中のモブ妃に転生してしまったのだ。
おかげで物語が変わり正義のヒロインが不在。代わりに悪事を暴くのは――。
「三コマしか出ないモブ妃がやるの?」
皇后の告発をしないと自分の命も危うい。
漫画を描くことだけが取り柄の由里は、神技アシの謎の美青年・月舟と出逢い、同人誌での告発に望みを託すが……!?
目指せ重版出来! 転生修羅場を漫画で乗り切る後宮布教物語! -
家族に見下されてきた明彩は、癒やしの力を発揮して…異界の王に溺愛される
┣━━ 運命の恋が、いま始まる ━━┫
悪質な怪異を退治する一族の娘・明彩(めい)は、退魔の力がなく冷遇されて育った。一方、傲慢な弟は禁忌を荒らし、異界の王・涼牙(りょうが)を呼び起こしてしまう! その場に明彩は置き去りにされて……。
危機に陥る明彩だが、実は涼牙は穏やかで理知的な美青年だった。彼は明彩の秘めた希少な"癒やしの力"の価値を教え「俺の姫(もの)となれ」と彼女を誘う。涼牙の治める異界で明彩は力を発揮して尊重され、居場所をくれた彼に惹かれていく。
しかし、現世では家族が涼牙に罪を転嫁し、あろうことか異界への侵攻を企てていて――!? -
食べられるはずが花嫁に!? 生贄乙女と龍神様、運命すれ違い婚礼語り
荒ぶる神に生贄として捧げられた如月千代。彼女は弟を守るため、神の力を封じる毒と一緒に食べられたい。その瞬間を待つ千代の前に、秀麗な龍神・銀嶺が現れる。誰もが恐れる龍神は、けれど千代を花嫁として丁重に扱うばかりで――いっこうに食べてくれない!
銀嶺の優しさに癒やされつつも、食べられようと自分磨きに励む千代。一方で、千代の不憫な境遇を神の力技で解決しようとする銀嶺。から回りながら共に暮らす二人は、やがて互いの隠し事を通じて向き合うようになり――。生贄乙女と龍神様、運命の婚礼物語が始まる。 -
抜群の記憶力をもつ珠蘭。望みは謎を明かして兄を助け、後宮を去ることーー。魔法のiらんどコンテスト2020<ファンタジー・歴史小説部門>特別賞受賞作品
◆ー◆ー◆あらすじ◆ー◆ー◆
特別に記憶力の良い瞳をもつ董珠蘭(とう しゅらん)は、海神の贄として孤独に過ごしていた。そんな彼女の元にやってきたのが謎の青年・劉帆(りゅうほ)だった。
彼女は窮地にある兄を救う条件で、劉帆に連れられ、国の中心・霞正城(かしょうじょう)に。そして後宮の不穏を珠蘭の瞳で探るよう命じられる。
人との触れあいに戸惑いながらも珠蘭は誠実に向き合い、後宮の盗難の事件や呪いの謎に挑んでいく。その姿がしだいに劉帆や妃たちの心をも変化させ、信頼を勝ち得ていくがーー? 全ての謎の行き着く先は、触れてはならないこの国の根幹に関わる秘密だった。
※電子特典として、巻末に書き下ろしショートストーリー【今宵、条件付きの不死帝に】を収録しています。
◆ー◆ー◆登場人物紹介◆ー◆ー◆
◇董珠蘭(とう しゅらん)
特別な記憶力をもつが、孤独な贄だった。兄を解放する条件として、後宮の不穏をその瞳で探ることになり――?
◇楊劉帆(よう りゅうほ)
兄を解放する条件で、珠蘭に後宮に赴くことを提案した美青年。次第に珠蘭に心を動かされて……?
◇董海真(とう かいしん)
珠蘭の兄。孤独な珠蘭を唯一気にかけてくれた肉親。学問の才があり期待されていたが、三年前に失踪していた。 -
孤独な高校生と不思議な少女。さびしい二人が「家族」になった、夏の物語。
祖父が死んだ――二億の遺産と、一人の少女を遺して。
高校生の詩音(しおん)は高圧的な父に反抗し、孤独に生きてきた。
しかし祖父の遺言で五歳の少女・龍音(りと)の面倒を見ることに。
隠し子と噂される龍音は、遺言では《龍の子》とされていた。
他人に頑なな詩音と感情に乏しい龍音。ぎこちない共同生活の中、二人は次第に歩み寄っていく。
だが龍音が人ならざる力を使う場面に遭遇し、詩音は戸惑う。
《龍の子》とは……真実を求め紐解いた祖父の手記には、龍音の使命が記されていた。
不思議な少女と、世界の秘密に出会う、ひと夏の物語。 -
「いらない子」といわれた私に居場所をくれたのは、鬼狩りの一族でした。
高校生の透子は唯一の味方だった祖母を亡くした。伯母に虐げられ絶望する透子の前に、失踪した母の親族が現れる。「鬼狩り」を生業とする神坂家は透子自身が嫌ってきた「力」を歓迎するという。初めて自分を認められた透子は神坂の神社で暮らすことを決める。
待っていたのは、同い年の少年・千尋や有能な術者・千瑛との共同生活。透子は神坂に生まれながら能力がない千尋の苦悩に触れ、正反対の二人は心を通わせていく。居場所をもらったように感じ始めた透子だが、頻発する行方不明事件をその力で探れと命じられ――。
===キャラクター紹介===
芦屋透子
高校2年生。「不思議なことばかり言う子」と伯母からは辛く当たられてきた。
唯一自分を守ってくれた祖母を喪い絶望していたところに、神坂家の人間が迎えにやってくる。
神坂千尋
高校2年生。一族に生まれながら能力が発現しなかったために思い悩んできた。
屈折した背景をもつが明るく素直な性格で、困っている人は放っておけない。学校でも人気がある。
だいふく
透子と千尋が作った猫又の姿をした式神。
人間の言葉をしゃべる。鬼のにおいには敏感。 -
濡れ衣の悪女と、冷酷無慈悲な王。政略結婚から始まるシンデレラロマンス。
大国ドルマンの第一王女ジョジュは王位継承争いに敗れ、継母殺しを企てた悪女と汚名を着せられてしまう。さらに国を追放され、辺境の小国ロニーノへ嫁ぐことに。失意のジョジュを迎えたのは冷酷無慈悲と噂のエミリオン王だった。
「愛を求めるな」と言ったエミリオンだが、敵ばかりの祖国とは違いジョジュを公正に扱ってくれた。ジョジュは生来の聡明さを取り戻し、若き王に反発する者の陰謀が渦巻く王宮で味方を増やしていく。凛とした姿は頑ななエミリオンを変え、二人は次第に心を通わせるが、元王妃候補の令嬢が現れ――。
==人物紹介==
○ジョジュ
ドルマン王国第一王女。
将来女王となるべく学んできた。
王位継承権を奪われ絶望していたが、エミリオンと過ごすうちに気力を取り戻していく。
○エミリオン
前国王夫妻が事故死したため、若くしてロニーノの国王となった。
大国と渡り合う力をつけるために改革を推し進めており、「冷酷無慈悲」と恐れられている。 -
美大の怪談は、おもしろい
都内美大の映像科に通う芦屋啓介は困っていた。
「写真に男が映る。削除できない」と言う親友の様子がおかしい。
啓介が彼の怪奇現象に巻き込まれそうになった時、日本画科の美しい少女、月浪縁に救われる。
縁には「絵に描いた人間に怪奇現象が起こると絵に異変が現れる」という特殊能力があった。
それを生かして人助けをする彼女に啓介は手伝いを申し出る。
そして啓介は縁を中心に巻き起こる不可思議な世界を知っていき――。
「君にも語るべき怪談があるはずだ」
美大の怪談は、おもしろい。 -
「君と一緒なら世界が輝くんだ――」大ヒット作品が遂に文庫化!
私は、過去を変える。
それがたとえ――許されないことだとしても。
付き合っていた少年・新から、突然別れを告げられた少女・旭。
思い出を引きずったまま高校生になったある日、新が病死したという知らせを受ける。
彼がつけていた日記帳を受け取った旭は、その日記に書かれた驚くべき【秘密】を知ってしまう。
「何度でも――何度でも、新に、大好きだよって伝えたい」
旭はそう願うが、それはとても不幸せで、幸せな【初恋のやり直し】のはじまりだった――。
カクヨムWeb小説コンテスト受賞の大ヒット作品が、遂に文庫化。号泣必至のラブストーリー。 -
皇帝の溺愛は遠慮します!けれど和国の姫は異国の後宮で望まず成り上がり…
*:;:*:;:*:;:* 新たな大河ロマン、ここに開幕! *:;:*:;:*:;:*
後の世に伝説として語られる妃、ライラーは、元々和国の姫君。謀略で捕われダリル帝国の後宮(ハレム)に入れられた。しかしこの後宮では子を産まず数年経てば解放される道が!
彼女は希望を得て、皇帝(スルタン)に近づかず、年季明けを目指すと決意する。
だがさっそく皇后に試されたり、高慢な妃候補に挑発されたり。ライラーはいくつもの窮地を両親に鍛えられた聡明さと生来の明るさを発揮して乗り越えていく。しだいに周囲から慕われ、賢明な統治者としての片鱗すら垣間見せ……。
けれどその結果ーーなんで逆に成り上がって寵姫扱いされてるの!?
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「わが家は幽世の貸本屋さん」シリーズ(マイクロマガジン社)、「異世界おもてなしご飯」シリーズ(KADOKAWA)の著者・忍丸氏、書き下ろし小説!
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主人公のライラーの聡明さ、機転は必見!!!
痛快でスピード感あふれる展開に引き込まれること、間違いありません!
とくに自分が好きなシーンは、敵視してくる妃候補から仕掛けられたある戦いに、思いがけない形でライラーが対応したあの場面。
ほかにも見所となる華やかな後宮文化、異国情緒あふれる描写、登場人物達の魅力……
どれをとっても、この作品を読まないなんて、もったいないです! -
お隣さんのパスタ職人と、押しかけ弟子によるパスタな日々、始まる!
『お隣さんってば料理上手のイケメンだけど、すごく面倒くさい』
二人の出会いは最悪だった――。
隣室の萱代が振る舞ったのは、感動を覚えるほど美味しいパスタ。
「ワタシだって料理ができる!」
料理の腕を証明したくて百合子もパスタをご馳走するのだが……。
「これはローマ人に対する冒涜だ」
辛辣すぎる感想と圧倒的な料理の蘊蓄に打ちのめされてしまう。
それでもやっぱり美味しいパスタを作りたい! そこで百合子が萱代に願いでたこととは……!?
感動のパスタに出会ったズボラ女子が、再び料理にいどむ物語。
※特典として、書き下ろし特別掌編【バターと未読と青い深皿】を収録しています。 -
「生きている人間って、だいたい退屈」独立独歩の最強令嬢ジャンヌ、登場
「生きている人間って、だいたい退屈」
彼女の名前はジャンヌ・クーロン。独立独歩の最強令嬢、登場
伯爵令嬢のジャンヌは霊が見える。
さらに歯に衣着せぬ物言いを母親に疎まれ、十歳から修道院に入れられていた。
月日は流れ十六歳のある日、女伯爵である姉マリーズから帰宅を促す手紙が届く。
クーロン家でジャンヌを待っていたのは、大量に生き霊を憑けたマリーズと、伯爵家存続のための意に沿わない結婚の話だった。
ジャンヌはマリーズに「生き霊を払ったら結婚の話をなしにする」という交換条件を持ちかける。
そこで明らかになったのは、マリーズのとんでもない裏の顔で――。
霊を蹴散らし従える令嬢ジャンヌのホーンテッドコメディ、開幕! -
後宮を解体せよ――。一介の宮女が元婚約者の陛下とともに難題に挑みます!
後宮の宮女・翡翠の日常は突然一変する。反乱が起き、新皇帝が後宮全員の死罪を宣告したのだ。決死で抗議に行った翡翠は、思いがけず元婚約者の旺柳と再会する。
旺柳は憤る翡翠をなだめつつ内心焦っていた。――彼こそ新皇帝だからだ。今も翡翠を愛する旺柳は自分は皇帝の側近だと嘘をつき、死罪撤回を掛け合うと約束する。
かくして死罪は免れるも後宮解体の方針は変わらない。翡翠は妃や宮女総勢千人の行き先を探す「始末官」に任命される。翡翠と旺柳は彼女らの希望を聞き出そうとするが、無理難題の山積みで……!?
==登場人物==
翡翠(ひすい)
美しい筆跡を買われて女官として後宮に入ったが、現在は下働きをしている。
今でも旺柳が好きだが、立場が違うと自分に言い聞かせている。
旺柳(おうりゅう)
地方出身。腐敗した政治を行っていた前皇帝に代わって、現皇帝として即位した。
翡翠には皇帝であることを隠している。
元婚約者の翡翠を溺愛している。 -
幻想に満ちた魔術学院で、二人の魔術師が歩み出す。恋と再生を紡いだ物語
幻想に満ちた魔術学院ドラクロウ。偉大な師の元で愛され育った天才少女・シャロムは、突然魔力を失い、今は学院の落ちこぼれだ。
ある朝シャロムが妖精の悪戯に困っていると、一人の少年に助けられる。
口の悪い彼は学院一優秀な生徒・ユエルで、なぜかシャムルは試験のパートナーに見込まれてしまった。
躊躇いながらも協力し、次第に心通わせる二人。だがシャロムは悲しい真実を知る。呪いに蝕まれ、もう決して元の<雨の魔術師>に戻れない事を――。
すれ違いながらも二人の魔術師が歩む、恋と再生を紡いだ物語。 -
ふたりの距離は、 縮まりそうで遠いまま!? じれったい年の差&犬猫物語
★===★ あらすじ ★===★
僕、ダックスフントの"フンフン"。大好きな藍(あい)ちゃんには気になる人が居るの。相手はいかにも好青年ってかんじの人間のオス、鴨井(かもい)。動物病院の待合室で毎週会う、いつもいじわるな白猫キャロルの下僕(かいぬし)なんだよ。
気にくわないけど、藍ちゃんの気持ちも応援したい。ただ僕は、鴨井が藍ちゃんと仲良くできない重大な秘密も知っているんだ……!
飼い主たちの関係は、顔見知りから友達へのステップアップもまだみたいで!? 可愛い犬猫たちに見守られるなか、年の差ふたりの間にライバルまで登場してーー?
★電子特典として、同著者書き下ろしの『おいしいベランダ。』とのコラボ特別ショートストーリーを収録。
★===★ 登場人物紹介 ★===★
★藍(あい) …… 朗らかで素直な女子高校生。フンフンの飼い主。鴨井と動物病院で出会う。
★鴨井(かもい) …… キャロルの飼い主。藍とオススメの本を交換しあい仲を深めていくが?
★フンフン …… 五歳のミニチュアダックスフント。ちょっとおばかだけど飼い主の藍が大好き。
★キャロル …… 白くて長毛な、鴨井が長年かわいがっている猫。気位の高い姫君だがーー。 -
「忘れられた妃」は、己が殺された謎を暴くため、後宮で花開く――。
■あらすじ
汪国の妃、玲秋は敬愛する幼い公主、珠玉と共に確かに死んだ。皇帝に愛されることもないまま、突如国で謀反を起こした第三皇子、紫釉により生き埋めにされたのだ。
――けれど、玲秋は生きていた。なんと二年も時の戻った状態で。
舞い戻った後宮で未来を変える方法を探ろうとした矢先、玲秋は後宮前でそこにいないはずの人物――紫釉と出会ってしまう。過去を思い出し警戒する玲秋をよそに、紫釉は珠玉の世話をする玲秋に対して好意的に接してきて……?
愛憎渦巻く後宮で数々の想いが交錯する、中華後宮輪廻恋物語!
■登場人物
・玲秋(れいしゅう)…後宮の末端妃。後宮の片隅で物静かに暮らしていたが、謀反の際に生き埋めにされ死亡。二年前の後宮に舞い戻る。
・紫釉(しゆ)…汪国第三皇子。突如謀反を起こす。玲秋が殺されたのは彼の命令らしいのだが……。 -
皇帝の衣装係に大抜擢! 悪女ですが、初恋の君【皇帝】をお支えします!
苑国へ五名の妃嬪が嫁がれる日、對国の末姫・夏雲<シャーイン>の姿もあった。
輿入れでは民衆から花が手向けられるはずが、勇ましい夏雲には野草が似合うと、三叶草が投げられた。美麗で冷酷に見えるが故に「悪女だから」と噂もされた。
けれど本当は可愛いもの好きで、特技は刺繍。衣装はもちろん平たい胸を補強する肉饅頭もお手製だ。
服を脱がなければ大丈夫……と夏雲は堂々と振舞うが、かえって注目を浴び、皇帝・佩芳<ベイファン>から寵愛を受けることになってしまい――!?
困難にも縫い針一本で挑む。大胆乙女の後宮恋愛ファンタジー! -
一つの食材から生まれる十の絶品レシピ! “口福”な二人暮らし。
小説家の陽平と会社員の和樹は一緒に暮らす恋人同士。ある日、陽平が大量の空豆を買ってくる。あきれる和樹を前に陽平は空豆を使い十の料理を作り始める。料理上手な陽平が指示して和樹が手伝い完成した料理は、まさに“口福”の味。陽平は他の食材でも十品作って小説に書くと言い出して――。
空豆と豚のトマト煮、鯛皮の湯引きポン酢、山葵のマッシュポテト、とうもろこしのかき揚げ。一つの食材から生まれた十の絶品レシピが、二人の日常を彩る。江戸時代の料理集『百珍物』から着想を得た、幸せでおいしい短編集。 -
欠けた魂を接ぎ、黄泉へと送る。黄泉平良坂骨組堂で垣間見る今際の際の物語
少年、雛が目を覚ますと、川岸に倒れていた。自分は誰か? どうしてここに? 記憶をたどるもはっきりと思い出せない。当て所なく彷徨ううちに、奇妙な二人の男に出会う。人形の体を持つ無感動な形代と、彼に付き添う慇懃無礼な継喪。彼らによると、ここは生と死の間“黄泉平良坂”。そして彼らは彷徨う魂の行き先を導く“骨組堂”の住人だという。
雛は欠けた記憶を探すため、彼らの仕事を手伝うことに。しかし魂の未練を接ぐ骨組堂での生活は、やがて形代と継喪が抱える咎へと連なっていくことになり――。 -
小さな奇跡とかわいいペンギンが待つバーに、いらっしゃいませ。
●○● 5人の悩みがほどけたとき、全てが繋がる感動のラストが訪れる! ●○●
風間佐和は落ち込んでいた。高校時代から仲が良く、片想いしていた青年と、急に連絡がつかなくなったのだ。体調が悪いの? 会いに行こうか。でも迷惑……?
悩む彼女は初めてバーを訪れる。この店のマスターはなんとしゃべるダンディなペンギン!? 佐和は驚きつつも、チョコムースのような甘いカクテルと絶品おつまみに感動。さらにマスターからの特別な一杯とその由来に励まされ――。
佐和と4人の思いが温かく解けるとき、全てが繋がる感動が訪れる。さぁ、小さな奇跡とかわいいペンギンが待つバーにようこそ。 -
ここは国内最高峰の魔法学校。記憶喪失の少女の、波乱の学園生活が始まる!
国内最高峰のフィンゼル魔法学校に落ちてきた少女・ミア。彼女は記憶を全て失っていた。ミアを保護した養護教諭のアブサロンは、学内に潜り込むことを提案する。もし首席集団【オペラ】になれれば王立図書館の閲覧資格が得られる。記憶喪失の謎も解けるはずだ。
戸惑うミアだがオペラの上級生・ブルーノの魔法に魅了され、ここで学ぶと決める。ブルーノはミアの素性を警戒するが、まっすぐな彼女に観念し学園生活を支えることに。しかし強すぎる魔力が災いして、ミアは名家の令嬢・カトリナから決闘を申し込まれて――。
==キャラクター紹介==
ミア
フィンゼル魔法学校に「落ちてきた」少女。
記憶を失っているが、強い魔力と負けん気で次々に魔法を習得していく。
ブルーノ
学内の自治組織・オペラの3 年生。
何者かわからないミアを信じきれずにいる。
魔法使いには珍しい離島の出身。 -
私が愛されるのは解釈違いなので、推しカプのために歴史改変してきます。
「もしかしてお市になった今なら推し【光秀】と推し【信長】をくっつけられる!?」
光秀×信長カプをこよなく愛する腐女子のアラサー会社員・藤芳壱子は、歴史ゲームをプレイ中に過労で倒れてしまう。気づくとそこはゲームの戦国時代で、壱子は信長の妹・お市に転生していた。
推しカプの光秀と信長を間近に興奮する壱子だが、近い将来、彼らは本能寺の変で殺し合う。そこで壱子はゲームと歴史の知識を駆使し、本能寺の変の回避を試みるが、なぜか美形の武将たちからは次々と言い寄られてしまい……? -
現実主義女子と、長い時を生きる神さま。相異なる二人のすれ違い婚姻物語。
勤勉で、安定第一。結婚願望も持たない千景は、地方公務員試験前に訪れた神社で、銀髪蒼眼の男・秋水にいざなわれる。気づくと裏世界《月世》に連れ去られていた。
秋水によると、千景は世界を支える《命花》を育てる巫女だという。主神である自身と結婚し、花を咲かせるよう請われるが……。
「花が必要なら協力はします。ですが花嫁になる必要はないのでは?」
元の世界に帰る条件で、お仕事として巫女をすると宣言して!?
何かと噛み合わない千景と秋水。二人の思いは、やがて月世を、そしてお互いを変えていく――。 -
「紅霞後宮物語」の雪村花菜が贈るアジアン・スパイ・ファンタジー!
美しく飄々とした性格の女官の銀花(ぎんか)には秘密がある。
それは、女王直属の間諜組織「天色(てんしょく)」の一員ということ。
冷徹でありながら抜群の人当たりの良さを持つ銀花に、新たな任務が命じられる。
宗主国の将軍の妻になり、国外に潜伏するという長期の仕事だ。
祖国に別れを告げた銀花が出会ったのは、無骨な優しさを持つ男、涛声(とうせい)だった。
恋心を持ち合わせない銀花は淡々と「妻」をこなすが、予想外に涛声は彼女に執着し……?
「紅霞後宮物語」の雪村花菜が贈る、面白さ太鼓判のアジアン・スパイ・ファンタジー! -
幽閉の廃妃が皇后候補に!? 並外れた嗅覚で全てを解き明かす後宮大逆転劇
「贖罪妃」薫香は祖先の罪を理由に後宮に幽閉されている。ある日、めったに人など訪れない自分の宮の前で宦官・黒曜が倒れていた。彼を介抱した薫香は、皇帝の赦しを得て一族の立場を回復したいと協力を頼む。一蹴されるが、薫香は黒曜の《秘密》を言い当てる。その根拠は「におい」。並外れた嗅覚に目をつけた黒曜は協力を承諾する。
翌日、薫香は一躍皇后候補となっていた。皇后になれば全てが叶うはずと語る黒曜の策略だ。しかし早速試練が。薫香は、皇后を目指す曲者ぞろいの四妃の前で、香の嗅ぎ当てに挑むこととなり――。
==人物紹介==
薫香(くんこう)
後宮に幽閉された「贖罪妃」。
皇帝に祖先の罪を赦してもらうことを望んでいる。
並外れた嗅覚をもつ、においマニア。
黒曜(こくよう)
美貌の宦官。
嗅覚を失っており、薫香に探してほしい「におい」があるらしいが――。
不遜な性格。
東けい妃(とうけいひ) ※「けい」はくさかんむりに「惠」
凛とした美しさをもつ威厳のある妃。
北麗妃(ほくれいひ)
武術に優れる豪胆な妃。
西華妃(せいかひ)
計算高く、策謀を好む妃。
南貴妃(なんきひ)
いちばん年若い妃。南の王家の養女。 -
少女は絶望の淵で 銀の貴公子に救われ、聡明さと美しさを取り戻す。
◆◇◆『龍に恋う』シリーズの道草家守が描く、新たなマイ・フェア・レディ物語!◆◇◆
身寄りを亡くし、絶望の淵にいた少女ローザ。彼女はある事情で、居場所も母の遺品すらも奪われた。そこに手を差し伸べたのが、美貌の貴公子アルヴィンだったーー。
ローザは看板娘として、妖精と花のモチーフを蒐集(しゅうしゅう)した彼の店に勤めることに。地位と財をもち、一風変わった彼の優しさに触れて、次第にローザは生来の聡明さと凛と美しい佇まいを取り戻していく。
一方、アルヴィンが伝承上の妖精に強い関心を寄せる背景にも、秘めた過去と哀しみがあり……?
伝承に託された謎が、孤独な二人の魂を救う。西洋幻想浪漫開幕!
◆◇◆妖精の伝承が薄れた産業革命時代。孤独な少女と銀の貴公子が、かけがえのない愛を見つける。これは時代に忘れられた、優しいフェアリーテイル◆◇◆
※特典として、同著者『龍に恋う』のキャラクターが登場する書き下ろし短編ストーリー「乙女と薔薇と花言葉」を収録。 -
捨てられた令嬢は、復讐を胸に生きる実業家の、名ばかりの花嫁のはずだった
両親を失い、財産も奪われ、『廃屋令嬢』と笑われながらも、誇りだけは失わず生きてきた令嬢・雛。彼女のもとに、冷酷で美貌の実業家・鷹が現れる。自らの復讐のため、家柄を利用させろと契約婚を申し出る鷹に、雛はある願いの成就を条件として、名ばかりの花嫁となることを受け入れた。
敵の多い鷹との生活でも、雛は両親から継いだ教養と感性で困難を切り抜ける。彼女の仕立てた服の噂が社交界に広まると、鷹の事業の助けにも繋がった。雛の賢明な生き方は、凍っていた鷹の心も少しずつ変えていって――。 -
小さい用に1分、大きい用に5分で読める。トイレの物語、傑作集!
夫が帰宅する前に、彼女は目の前のコイツをどうにか処理しなくてはならなかった。深い穴を掘るにも、ゴミ収集場に捨てるにも時
間が無い。そこでふと思いつく。バラバラにしてトイレに流してしまえばいいのだ――。(証拠隠滅)
ご当地蕎麦日本一を目指す大会で、僕らは「高尾山名物冷やしとろろそば」を引っさげて挑んだ。そんな中、一番人気だった「信州
戸隠そば」。敵情視察を兼ねて食べるはずが、僕は恋に落ちてしまったんだ。(トイレのそばで)
「トイレ小説」シリーズから人気作を厳選し、まとめた傑作集! -
鬼の眼を持つ青年との『政略結婚』。そして少女は恋を知る――。
母を亡くし、男爵家へ身を寄せる没落令嬢・春寧。
使用人のように扱われ、遂には母の形見である紫水晶の簪まで売られてしまった。
春寧は簪を買収した、鬼の美術商と噂の景臣の元を訪れる。取り戻す条件は『政略結婚』。春寧の家柄を稼業に利用するためだった。
「鬼の眼を持つ俺は、呪われた品を管理するためだけの存在だ」と心を閉ざす景臣。けれどその眼は簪の紫水晶のように輝き、春寧を包み込んでくれた。
そこで今度は春寧が、誰にも愛されずにいた彼を救いたいと心から望むが――。
恋と呪いの和風シンデレラ物語。 -
心を閉ざした少女を迎えたのは、狐面で顔を隠した画商の旦那様でした。
「ようこそ、婚約者殿」そう言って恵茉を迎えたのは、狐面で顔を隠した青年だった――。
祖父を亡くした恵茉は、言いつけに従い訪れた代官山の屋敷で、律と出会う。彼は婚約者であると同時に、祖父が菓子を納めていた店の主でもあるというのだが。
(菓子店ではなく、画廊を経営?)
律の画廊には、怪奇現象を起こす絵の相談が寄せられる。それを解決する菓子作りの力が、祖父から恵茉へ継がれているようで……。
心の傷と、秘密を抱え、絵に込められた思い出を解きほぐす、二人の恋愛ファンタジー。 -
“呪い”と呼ばれた孤独な少女と“呪われた”年上婚約者の契約結婚物語。
◆魔法のiらんど大賞2021小説大賞恋愛ファンタジー部門特別賞受賞作◆
父は娘を【呪い】と呼んだ――。
没落貴族の女学生・鶴は、父に結婚を命じられる。売られるように決められた婚約者は、顔も知らない実業家の青年・秋人だった。
秋人が一人で住む洋館で暮らすことになった鶴は、初めて出会った彼から「自分は呪われている」と告げられ、その言葉に戸惑う。
暮らしの中で秋人が【呪い】と呼ぶ怪奇現象と苦悩する彼の姿を知っていく鶴。政略結婚にも関わらず、鶴を守ろうとする秋人の優しさにも触れ、 次第に彼の力になりたいと感じ――。
呪われし婚姻のその先で、少女は恋をはじめる。
※巻末には、本編のその後の二人を描いた書き下ろし短編「訪れた平穏、続く非凡なる日々」を収録しています。
◆登場人物紹介◆
・鶴(つる)…没落貴族の一人娘。女学生。とある事情で生家に居場所を見いだせずに育った孤独な少女。
・秋人(あきと)…実業家の青年。天涯孤独。【呪い】のせいで周囲の人々から距離を置いて暮らしている。 -
立花玲子27歳、小説編集者。嫌いな先輩と体が入れ替わりました!?
小説編集者として働く玲子だが、仕事では失敗し、結婚目前の彼氏は音信不通に。同じ編集部の山崎に不平をぶちまけ泥酔した翌朝、二人の体が入れ替わっていた!
やむをえず二人は互いを演じて仕事を乗り切ると決めるが、ズボラで感覚派の玲子と潔癖で効率重視の山崎は元々天敵どうし。渋々始めた同居生活でも「俺の体で変なことすんなよ」と常に山崎の目が光っている。そんな中「山崎」(中身玲子)が担当することになった作家は意見を一切言わず、新作が早々に難航。二人は幾多の仕事を乗り越え元の体に戻れるのか!?
==登場人物==
立花 玲子
富田文庫編集部所属。
激怒した作家に「担当替えてよ!」と怒鳴られ、自信喪失中。
ズボラで感覚派。
山崎 一馬
富田文庫編集部所属。
半年前に異動してきた。異動初日の事件以来、玲子とは犬猿の仲。
潔癖で効率重視。 -
「怪異を討つのが私の使命だ」「来たな、死にたがり。待ちくたびれたぞ」
◆◆◆あらすじ◆◆◆
帝都軍で怪異を討伐する神宮寺彰人は、冷酷な軍人として民衆に恐れられている。
その彼に《千鬼の頭目》と呼ばれる鬼――嵐花の討伐命令が下った。
嵐花は絶世の美貌と強大な力を持ち、帝都中で騒ぎを起こすが、気まぐれに人助けもし、どこか憎めない。
そんな嵐花に彰人は無意識に惹かれてしまい、この鬼を討つことは正しいのか、と苦悩し始める。
迷いつつも軍人として任務を果たそうとする彰人。
だが鬼を討つ術には彰人自身の命が必要で……!?
孤高の軍人と美しき鬼。桜舞う帝都の追走劇、ここに開幕――!
※電子特典として、巻末に『妖狐の執事はかしずかない』の書き下ろしコラボSS1篇を収録
◆◆◆登場人物◆◆◆
◆神宮寺彰人(じんぐうじあきひと)
帝都軍陰陽特務部少尉。
当代随一の術者で、怪異討伐のためなら容赦がないと恐れられている。
◆嵐花(らんか)
《千鬼の頭目》と呼ばれる伝説の悪鬼。
帝都中で騒ぎを起こすが、どこか憎めない一面がある。 -
皇帝のお薬係が目指す、『おいしい』処方とは——!?
『不苦の良薬』——苦くない、誰でも飲みやすい良薬こそ至高。
後宮の官女・英鈴は、そう志して女だてらに薬師を目指している。
ある日、後宮で薬茶を売り始めると、珍しい処方に興味を持った皇帝から呼び出される。
すると、「甘党の余のために、苦い薬を飲みやすくしてほしい」と、皇帝専属のお薬係に任命された。
処方を気に入られた喜びも束の間、妃に昇格すると言われてしまい……?
「私が目指しているのは、妃ではなく薬師です!」
皇帝のお気に入りが「おいしい処方」を掲げて活躍する、中華おくすり物語! -
若旦那を支えるのは、美味しいごはんとひたむきな想い
人に慕われる青年・響の酒蔵は、三百年続いた老舗。だが数々の難題が。目下、重要な収入源である梅酒の仕込みが人手不足だ。
そこに現れたのが、世慣れない乙女・三葉だった。響の役に立とうと、一途に勤める彼女は周囲に認められ、まかないも担うことに。
ふわふわ玉子焼き、採れたてトマトの胡麻酢和え、五目いなり。三葉の絶品料理と前向きな言葉の"おまじない"は、響や杜氏の背中を押す。信頼を培っていく二人だが、三葉には不可思議な点がーー?
そんな中、響と三葉が挑んだ花火大会での販売が転機になり…!? -
孤独な青年と高慢な付喪神がその願い、叶えます――縁が紡ぐ癒やしの幻想譚
大学生の春人には後悔していることがある。それは謝れないまま祖父が亡くなったこと。以来祖父が愛したような古い品物も、人と深く関わることも、苦手になった。
しかし事故で古伊万里の壺を割った直後から、動物の姿をした付喪神が見えるようになる。割れた壺の付喪神・イマリに迫られ、彼の力を取り戻すため、春人は付喪神たちの願いを叶えて「神心」を集めることに。元の持ち主に会いたい、一度だけでも人の役に立ちたい、亡き持ち主の娘から本当の思いを聞きたい。奮闘するうちに、願いが春人の周りに縁を紡ぎ――。
==登場人物==
春人
人と関わるのが苦手な大学生。
イマリには下僕と見なされている。
イマリ
元・古伊万里の壺の付喪神、現・春人のスマホの付喪神。
甘いものに目がない。
桜
春人が働くこととなった「古道具みやび堂」の孫娘。
しっかり者の高校1年生。
洋蔵
「古道具みやび堂」の店主で、桜の祖父。
初対面のはずの春人について、何かを知っているようで……。 -
あなたが忘れたいのは「私」だった。
《第5回富士見ノベル大賞受賞作!》
記憶を抜く手を持つ少女と忘れたい記憶を抱える人々の、泣ける感動ストーリー!
■あらすじ
大学四年生の才宮かえでの手には「触れた人の記憶を抜く力」がある。けれど、力を制御できないかえでは、人と関わることを避け、バイトも就活も失敗ばかりだった。
ある時、かえでは駅のホームで一人のOLと出会う。パワハラで心身を疲弊させていた彼女のため、自分の能力で記憶を抜いたかえで。しかし、その様子をかつての年上の幼馴染、神代蒼に見られていた。
六年ぶりに再会した蒼にはかえでの記憶がない。それはかえでが抜いてしまったから。けれど彼女の能力と現状を知った蒼は、人の記憶を抜く仕事を提案して……?
■登場人物
〇才宮かえで(さいみやかえで)
大学四年生。就活中。「触れると人の記憶を抜く」能力を持つ。人付き合いが苦手。
〇神代蒼(かみしろそう)
二十六歳、社会人。かえでの幼馴染だが、かえでに関する記憶を失っている。 -
契約結婚に救われた髪結い師。仮初夫婦の奮闘で、主家の人気を仕立てます!
天下井華弥は髪結い師だ。依頼人の髪を結い、整え、服飾も合わせて仕立て上げるのを生業としている。天涯孤独でありながら、彼女は自分の腕を頼りに生きてきた。
しかし脅迫まがいの求婚を受け、仕事を取り上げられかける。万事休すの華弥に手を差し伸べたのは、亡き母が結んだ婚姻契約を持つ男、梅景斎だった。斎の仕える梅之宮家に入れば仕事も身柄も守れると。
華弥は現状打破と、母の意図を知るため、斎に嫁ぐ決意を固める。そして嫁いだ先の家で、現人神だという主人の美幸に、専属の髪結い師になるように言われて……!?
※電子特典として、巻末に『後宮妃の管理人』書き下ろしショートストーリーを収録。 -
魔法の息づく世界メイデーアで紡がれる、片想いから始まる転生ファンタジー
悪名高い魔女の末裔とされる貴族令嬢マキア。ともに育ってきた少年トールが、異世界から来た〈救世主の少女〉の騎士に選ばれ、二人は引き離されてしまう。マキアはもう一度トールに会うため魔法学校の首席を目指す!
■期間限定特典:『かくりよの宿飯』アフターストーリー
※閲覧期限は2019年11月15日まで
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※小説自体のダウンロードはできませんので、ご了承ください
※特典内容は紙書籍と同様のものです -
女ふたりの「おいしくて楽しい」ルームシェアはじめました
コンビニ弁当と缶ビールが夕食の定番で、自分を寿司ネタにたとえると「芽ネギ」(好きな人は好きかもね的な)、松沢夕夏30歳。
そんな枯れきった一人暮らしの家に、台湾から18歳の留学生がやってきた。夕食作りを条件にルームシェアすることになったのは、料理上手でアイドルオタクな楊春美という大学生の女の子。
年齢も趣味嗜好も違う彼女と一緒に暮らすことに不安を感じていた夕夏だけれど、初日から、春美の作るおいしいごはんに胃袋を掴まれて――!
つまらない毎日が、しあわせな日々になる。ごはんから始まる異文化交流ものがたり。 -
生贄のはずが神様の後宮に入内。皇帝の恋占い担当に任命されてしまい!?
「どうしたもんかなぁ」新米占い師・月麗は困っていた。占いが権力者の逆鱗に触れて強制連行。生贄にされるはずが、人違いで神様の妃になるはめに陥ったのだ。
早速皇帝・洪封から命じられ、恋愛運を占ってみるが、結果は「妻に見えず」。偽妃だから当然だ。
それに生贄だとバレたら、月麗は喰われてしまう――。
怯える姿を尻目に、皇帝は月麗を喰べるつもりもなく、たっぷり溺愛しようと後宮専属の占筮者へと任命した。
だけれど後宮は一癖も二癖もある妃達ばかり。慌てる月麗の前に、モフモフの黒猫が現れて……? -
生き残った名家の少女と世界に疎まれた青年が、契約を交わし怨霊を討つ!
現代社会の裏側、呪術師たちのオークションへ、深凪は自身を売りに出した。その価値は、一夜にして滅んだ呪術界の名家・櫻木家の唯一の生き残りであること。対価に望むのは、櫻木家を滅ぼした怨霊『黒の御方』の調伏。会場の誰もが躊躇うなか、一人の青年・祀鶴が名乗りを上げる。彼こそ呪術師たちに忌み嫌われる術師殺しの一族・錦野家の現当主だった。
「その覚悟に敬意を表して、お前を買ってやる」そんな祀鶴の手を取る深凪。調伏を望む『黒の御方』が、自分を虐げてきた義母の、怨霊と化した姿だと知って――。
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