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『徳間文庫、801円~1000円(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全108件

  • 大坂の福島羅漢前にある「日暮らし長屋」の住人、絵師の葛幸助は、自分の好きなままに絵を描くが故に、仕事が無く、貧乏神と呼ばれ、本業では食えず、筆作りの内職で糊口をを凌いでいる。おまけに、様々な難題が持ち込まれることもしばしば。それは彼の部屋にある屏風に封じられている厄病神のせいらしい。残暑厳しいある日、力丸という小悪党が殺された。死体には、突き出した舌の上に大きな石を載せた閻魔大王の絵が置かれていた。この謎めいた事件の瓦版の挿絵を依頼された幸助は、この不可解な事件に関わっていくことに……。色街で豪遊することから福の神と呼ばれる謎の商人。幸助とは、身なりも何もかも違うが気が合う。彼と、筆問屋の丁稚の亀吉らとともに、様々な事件を解決する人気シリーズの第四弾!第一巻は刊行後、即重版!!
  • 新宿高層ビル街の一角に沖幹次郎、村井貴里子らK・S・P特捜部が駆けつける。植え込みから白骨体が見つかったのだ。
    身元は警視庁捜査二課の溝端悠衣警部補。死亡前の動向を探ると、未解決の轢き逃げ事件を単独捜査していた形跡が浮上。
    被害者は暴力団組員で、溝端は保険金の受取人である婚約者とも接触していた。彼女が秘密裏に突き止めようとしていたものとは。事態はやがておぞましき全貌を――。
    警視庁歌舞伎町特別分署KSPシリーズ第3弾!
  • 幕府の隠密機関・黒鍬が調えた隠宅で起居する銀次郎を紀州公・徳川吉宗が、重要な相談のために訪れてきた。その時、突如として、朱色の装束をまとった刺客集団がなだれ込んできたのだ!
    銀次郎の愛刀・備前長永国友が、剣術がまったくできない紀州公を護らんとして、火柱と化す。やがて銀次郎は、黒鍬の女頭領「凄みの黒兵」の影武者が三人も存在することを知り、アッと大衝撃を受けることに……。
    娯楽剣戟文学の孤高の頂点へ激しく疾駆する、大河時代劇場の最新作ここに!
  • 大阪の福島羅漢前にある「日暮らし長屋」で暮らす葛幸助は、大名家のお抱え絵師だったが、主君の望む絵を描かず、自分の思うままに描き、怒りを買い、お家断絶の沙汰がくだり、浪人となった。
    仕事を求めて、大阪に出てきたが、ここでも、自分の思うままに描くため、次第に依頼が来なくなり、筆作りの内職で糊口を凌ぐ日々。
    そんな貧乏暮らしは、部屋に掛かる絵に封じ込められた瘟鬼(厄病神)のせいらしいのだが、幸助は追い出そうともせず、呑気に同居している。
    あるとき、道頓堀でかかっていた芝居の内容が、豊臣秀吉を題材に扱ったことから、西町奉行所の同心によって、中止になった。その直後、幇間のヒデ吉という男が雷に当たり、自分は「太閤秀吉」だと言い出して……。
    厄病神が次々呼び寄せる事件に、福の神と呼ばれる謎の若旦那や,筆屋の丁稚の亀吉とともに、解決していく。1巻が重版を重ねている好調シリーズの第3弾!
  • 891(税込)
    著者:
    矢野隆
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    次郎長一家に突然やって来た旅の博徒、皐月雨の晋八。敵に囲まれた森の石松に加勢したことがきっかけで、一家に草鞋を脱ぐことになった。大政に素性を問われても笑顔でかわすばかりで謎は残る。しかし、武闘派で鳴らした石松が「強ぇ」と感嘆するほど、とにかく腕が立つという。折しも、次郎長一家は甲州の卯吉一家と抗争の真っただ中。即戦力として一家の客分となるが――。無慈悲に血の雨を降らすこの男、いったい何者なのか!?
  • シリーズ、ついに完結!
    〈鬼の舌〉で、愛する者と天下を守れ!

    父・多聞の死、許嫁である水嶋波留の失踪――悲しみに沈みつつ、それでも隼之助は気持ちは前を向いていた。父の薫陶、波留の慈しみを支えに鬼役としての責務を果たさんとする隼之助であった。
    新たな潜入先は、茶問屋〈山菱屋〉。店の主が点てた茶からは、妻への深い愛の味がした。山菱屋は幕府に仇なす薩摩藩に与する存在なのか……?
    そして隼之助は〈鬼の舌〉で、大切なものを守れるのか?
  • 902(税込)
    著者:
    村山由佳
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    「夢の田舎暮らし」を求めて父が突然会社を辞めた。いじめにあい登校できなくなった小学五年生の雪乃は、父とともに曾祖父母が住む長野で暮らしを始める。仕事を諦めたくない母は東京に残ることになった。胸いっぱいに苦しさを抱えていても、雪乃は思いを吐き出すことができない。そんな雪乃の凍った心を溶かしてくれたのは、長野の大自然、地元の人々、同級生大輝との出会いだった――。
  • 父・多聞の跡を継ぎ、御膳奉行の頭として鬼役となった木藤隼之助。愛しい波瑠との婚約も認められて喜びを味わったのも束の間、次々と試練が襲いかかる。
    潜入先の造醤油屋で鋭い味覚が捉えた刹那の恐怖は、悲運の予兆だったのか。将軍家に謀反を企てる薩摩藩の刺客が、そして新たな謀略の刃が、隼之助の愛する者に迫り来る……!
  • 上海のホテルで殺された大学教授。新宿のマンションで殺された中国人女性。二つの殺人事件に関わってしまった美人法廷通訳・曾亦依は、父の冤罪をはらし、友人の死の真相を知るため、浅見光彦に事件の捜査を依頼する。亦依とともに上海に飛んだ浅見だが、何者かに命を狙われ、その行く手には、見えない壁が立ちはだかる―。外交問題、汚職、黒社会…急激に発展を遂げた煌びやかな国際都市の陰に渦巻く渾沌を掻き分けて、浅見がついにたどりついた、驚くべき真実とは…!?著者渾身の長篇ミステリー。
  • 902(税込)
    著者:
    青本雪平
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    ある日、祖父がフンボルトペンギンになった。この事態をすんなりと受け入れた柊也は、ペンギンになった祖父の世話をすることに。身寄りはなく、その上引きこもりの柊也。誰にも相談できないまま、一人と一羽の閉じられた世界は平穏に続いて行く。しかし、ある女性との出会いをきっかけに、日々に亀裂が入り始めて……。庭に埋めたスーツケース、いなくなった人。柊也の周りで事件は起きる。第三回大藪春彦新人賞受賞者長篇デビュー作。
  • 女子大生・小野ミユキが誘拐された。身代金は二億円。犯人の指示で、父親の敬介一人が身代金を携えて上野から寝台特急カシオペアに乗り込んだ。十津川警部と亀井刑事は東北新幹線で先回りし、郡山から乗車するが、敬介も金も消えていたのだ! さらに、ラウンジカーでは中年男女の射殺体が発見される。誘拐事件と関連はあるのか? 十津川を嘲笑するかのように次々と引き起こされる事件……。会心の長篇トラベル・ミステリー!
  • 「マイナス思考な奴には用がねえ。人間、どん底こそ強みだ!」
    家臣たちを鼓舞する松越藩伊丹家当主鶴松は窮地にあった。
    折角つかんだ十万両の手形を火事で失い、燃えた下屋敷の返却を幕府から迫られる。手元にあるのは百両と僅か。窮地を乗り切るには新事業しかない。
    あの手この手を駆使して考えついた激熱商売とは!?
    破天荒な男の生き様が勇気と感動を与えてくれる波乱万丈の物語。任侠大名一代記第二弾!
  • 990(税込)
    著者:
    鈴峯紅也
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    山本音吉は、天保三年に弁才船で出航した。しかし船は難破。漂流後、辿り着いたのは異国の地であった。帰国することも許されず、音吉は海外で生き抜くこととなり……。
    日本人として初めて英国に立ち、一流商社で才を発揮した山本音吉=ジョン・М・オトソン。日英和親条約の締結にも尽力、福沢諭吉にも影響を与えながらも、ついに故国に帰ることのなかった男の烈々たる生涯を描く。
  • 栄華を極める藤原氏政権の時代に源氏の王朝物語が生まれた不可思議な矛盾。源氏物語は反藤原の抵抗文学なのか? 才女紫式部の実体は?
    先に「源氏物語は紫式部作ではない」と提唱して多くの古典ファンに衝撃的話題を投げかけた著者が、再び大胆な推論を展開、藤原氏の系譜を遡り、物語成立年代の誤りと“作者”紫式部の実体を解明し、才女伝説の虚像と実像を浮き彫りにする。好評『源氏物語99の謎』姉妹篇。
  • 将軍が食事をとる前に味見をして毒が盛られることを防ぐのが、御膳奉行――鬼役の勤め。だがその頭である木藤家の役割はそれだけにとどまらなかった。父・多聞の命を受け、鬼役を継いだ隼之助は、町人として暮らしながら幕府に敵対する一派を探る。彼の優れた舌は、潜入先の酒問屋〈笠松屋〉が扱う博多の白酒に罠の匂いを感じとった……。
  • 北岳で救助活動の帰路、南アルプス山岳救助隊員の星野夏実と相棒の救助犬メイは、岩場にたたずむ若い男性を発見する。意識ははっきりしていたが、名前も住所もわからないという。ザックの中の免許証から水越和志という名前が判明した。白根御池小屋で話を聞くうち少しずつ思いだしたようで、いまは都内に住んでいるが、実家は甲府だという。翌日、夏実は和志を甲府市内の実家まで送る。妹の真穂は、会社の同僚からの電話で、和志は登山のため休暇を取っていたが、下山予定日を過ぎても出社してこないこと、しかも北岳ではなく別の山に登る予定だったことを知る。なぜ彼は北岳にいたのか?一方、甲府では連続殺人事件が起きていた。被害者はいずれも若い女性で、両眼を鋭い凶器で刺し貫かれていた。好評書下し山岳ミステリー最新刊。
  • 1,045(税込)
    著者:
    西尾潤
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    賢い姉、愛らしい妹に比べて自分には何もない。夢を持てず、鹿水真瑠子は毎日をなんとなく過ごしていた。そんなある日、バイト先の掲示板で不思議な貼り紙を目にする。「磁力と健康セミナー・無料開催」。それは、地獄への扉だった――。認めてほしい。ただその一心で始めただけなのに、どうしてこんなことになってしまったのだろう。ここは地獄か天国か。マルチの世界にハマった女性をリアルに描く、ノンストップサスペンス! 朝日新聞、日本経済新聞、週刊文春など多数のメディアで紹介され、第四回細谷正允賞を受賞した話題の書、待望の文庫化!
  • 990(税込)
    著者:
    夢枕獏
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    片山草平は、新宿の路地裏で四人のやくざ者に土下座して女の行方を問う陣内雅美の姿を見た。陣内は一瞬のうちに男たちを倒し、消え去った。ムエタイのチャンピオン・ソータンクンに挑み、完膚なきまでに叩きのめされた過去を持つ、北辰館の空手家・片山。そして、ソータンクンの片八百長で思わぬ勝利を手にし、それに絶望、やる気を失ったキックボクサー陣内。かつて過ごした濃密な時間の中にもう一度身を投じようとする二人の格闘家。不器用すぎるほどに純粋で愚直な彼らを通し、男の藻掻き生きる姿を描く、格闘ビルドゥングスロマン。
  • 人生百年時代の警察小説。定年退職後、再雇用警察官として長年のキャリアで培った人脈や刑事の勘を存分に活かして事件を解決に導く安治川信繁の活躍! 第一話「黄金の闇」ネット社会の浸透は目を見張るものがあり、いまや出会いや結婚までネットを介してのものが主流になろうという勢いだ。しかし、手軽さの裏には危うさも孕んでいる。そんな状況下で起きた行方不明事件を追う安治川ら消息対応室が直面する現代の深い闇…。第二話「紫の秘密」源氏物語の謎を契機とする失踪事件と大学院卒業でもなかなか正規の大学教員になれぬオーバードクター問題が絡んで、アカデミズムの得体のしれない壁に突き当たり、安治川たちは呆然と立ち尽くす…。第三話「反転の白」殺人罪の刑事上の時効は廃止されたが、既に成立したものは再捜査されない。捜査の途上でそんな被害者遺族の不公平感に直面した安治川は、あるキャリア警察官僚と激しく対立しながら悩みに悩む…。
  • 957(税込)
    著者:
    早見俊
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    南町奉行所定町廻り同心、早瀬菊之丞。相撲取りのような巨体に歌舞伎の悪役のような面倒はおよそ同心には見えぬ。だが実は、上方で観相の大家・水野南北に師事した観相の名人。観相のみならず、骨相で相手の関節を外したり急所を一撃する技も持っており、相棒の岡っ引、「はげ寅」こと薬研の寅蔵とともに探索に当たっている。ある日、寅蔵は道端で加藤主水と名乗る浪人に一発十文で殴ってくれと迫られた。相模国三崎藩のお家騒動で国を追われ、困窮の末に殴られ屋となったのだ。数日後、寅蔵は加藤が湯島・東観寺の寺男となったと知る。住職の妙斎が同郷の誼で三崎藩の浪人を救済していると評判の寺だ。だが寅蔵に誘われ、寺を訪れた菊之丞は、寺に悪意が膨らんでいるという……。黙って座ればぴたりと当たる、江戸のシャーロック・ホームズ菊之丞の活躍を描く、好評書下し事件帳シリーズ第三弾!
  • 1,045(税込)
    著者:
    深谷忠記
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    一人息子を育てながら、九年かけて弁護士になった村地佐和子。だが仕事は失敗続きで前途多難。そんな彼女に弁護の依頼が。被告の大学生・石崎文彦は恋心を抱くタイ人ホステス・リャンを助けようと、売春を強要していた元締めのタイ人女性を殺害した。しかし法廷で文彦は供述を覆し、リャンは佐和子の思惑と異なる証言をする。二転三転する裁判の行方は? 傑作法廷推理。
  • 891(税込)
    著者:
    河﨑秋子
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    スピンオフ小説『福田さんの白い羽根』収録

    一人暮らしのベランダに突然、真っ白な鳩がきた。怪我をしているらしく、飛び立つ気配もない。小森椿は仕方なく面倒をみることにする。
    白鳩に愛着がわいてきた数日後――。帰宅途中、謎の男に奇妙な宣告を受けた。「お前は俺の次の『鳩護』になるんだ」鳩を護ることを宿命づけられた者。それが鳩護だという。
    なにその宿命?どうして私が?混乱する椿をよそに、白鳩は椿の日常を否応なく浸食していく!
  • 979(税込)
    著者:
    鏑木蓮
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    初井希美は婚約者の千住光一を待っていた。母と父代わりの伯父に会わせるためだ。だが光一は現れず、そのまま行方不明に。光一が連載していた限界集落をテーマにしたフォトエッセイの写真を手がかりに、希美は島根へ向かう。そこに光一の妹から、彼の元交際相手も失踪しているという知らせが。二人は一緒なのか? 怒りと悲しみが交錯しつつも希美は光一の足跡を追う……。
  • K・S・P特捜部の沖幹次郎は突然の人事でチーフをはずされた。新チーフはキャリア警部の村井貴里子。怒りを抑えきれない沖だが、その矢先、射殺事件が起きた。標的は神竜会のヤクザ二人。新宿進出を目論む関西系暴力団・共和会傘下の鳴海興業による犯行だった。さらには首領を失い凶暴化するチャイニーズマフィア・五虎界も、新宿再開発を巡って暗躍を始める。「孤独なき地」に続くK・S・Pシリーズ第二弾。
  • 902(税込)
    著者:
    下村敦史
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    「逆転無罪」。有罪率99.7%の日本での無罪判決は、検察官にとっては死も同然。看護師による組長殺人事件の起訴したものの、無罪判決を受け、担当検事の大神護は打ちひしがれた。だが、裁判長が判決の直後に法廷で倒れた。これは偶然か。さらに、無罪となった看護師が死んだと知り、病床の裁判長を訪ねると、さらなる謎と事件が見えて……。検事、弁護士、被害者と加害者、刑事、そして判事。複雑に絡み合うリーガルミステリー。
  • 就職した会社になじめず退職し家事手伝いとして過ごす日々。そんな私を案じた母の勧めで、叔父の営むキッチンカーを手伝うことになった。
    しかし、久々に会った叔父さんはクセのかたまり! メニューは風変わりで気まぐれ。イタリアンのシェフなのに、フレンチ風のルーローハン!? そのうえ、探偵気取りで客の私生活を推理したがる――。
    厄介なシェフとその姪が織りなす飯テロコメディ!
    (第一回「次世代作家文芸賞」受賞第一作)
  • 古今東西有名人923名の「死」を切り取った山田風太郎の名著、「人間臨終図巻」の漫画文庫化第二弾! 処刑された息子の首を見て母が漏らした一言は?(天草四郎)。死を決意するきっかけとなった植物とは?(ピタゴラス)。文学賞を一度も受賞しなかった理由は?(山本周五郎)。訃報を受けてカーター大統領が述べた言葉とは?(プレスリー)。55名の知られざる死に際を厳選紹介!
  • 935(税込)
    著者:
    安達瑶
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    警察庁のエリート警視が謎の理由で降格されて、何の因果か下町の所轄に配属された。町には私人逮捕を生きがいとする正義感溢れるちょっと面倒くさいおやじやら、それを囃し立てて事態をますます混乱させる如何にも下町の住人らしいおっちゃんおばちゃんおねぇちゃんらがうようよ。あらゆる犯罪のデータが脳に詰まっており難事件もすらすらと解決に導くという、本来なら日本の法治を背負っていくべき存在ながら、持ち前の杓子定規な性格とエリートであるが故の世間知らずが災いし、所轄レベルでの犯罪では空回り。それを見かねておせっかいにも舌なめずりしながらしゃしゃり出るのが一癖も二癖もある下町住人たち…。この水と油、雲と泥のようなコラボが、意外や犯罪捜査で数々の大きな成果を獲得。はなは元警視様を侮っていた住民たちも、最近では降格警視殿と一目置くように。今回は「外国人技能実習生」「児童虐待保育園」「就活トラブル」がらみで大活躍!
  • 935(税込)
    著者:
    門田泰明
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    ささいな喧嘩がもとで無役となった旗本・具舎平四郎。
    かつて門弟四百二十六名を誇る一刀流剣法・古賀真刀流総本山で腕を磨き、ともに最高位を極めた芳原竜之助とは竜虎と称された仲。
    今は日暮坂道場を主催する竜之助が道場の手伝いを頼みがてら平四郎宅を訪ね、平四郎の妻・早苗を交えて旧交を温めた。
    竜之助を送った帰途、夫妻に襲いかかった恐るべき惨劇! 五人の凄腕剣士が二人に襲いかかり、妻をかばった平四郎は惨殺され、妻・早苗は意識不明の重体に!
    竜之助は復讐を決意、探索を始めた。次第に明るみに出た古賀真刀流『源流』の無念と悲惨。
    竜之助はついに秘剣「右肘斬し」で復讐すべく立ち上がった! 
    娯楽剣戟文学史上に屹然と立つ「門田泰明時代劇場」の新開眼ここに!
  • 隼之助は、御膳奉行を務める木藤家の次男。今は父・多聞の命で、長屋暮らしをしている。ある日、近所の年寄りに頼まれ、借金を抱えて困窮する蕎麦屋の手伝いをすることとなった。かつて父に同行して知った極上の蕎麦の味を再現。たまった家賃の取り立てに来た大家を唸らせ、返済を引き延ばすことに成功したまではよかったのだが、辻斬り騒動に巻き込まれ……。
  • 賑やかな町を離れ、国道沿いにある通称「国道食堂」。ドライブインというより、大衆食堂という感じだからか、そう呼ばれている。
    おまけに、店の中には、リングがある。そう、プロレスで使うヤツ。なぜかというと、店主が元プロレスラーだからだ。
    この店の食事は、どれも旨くて美味しい。だからか、近隣だけでなく、遠くからも客が来る。その中には、ちょっとワケありな客も……。
    「東京バンドワゴン」「花咲小路」「マイ・ディア・ポリスマン」などの人気シリーズをもつ著者が、田舎の食堂を舞台に、そこに集う人々の様々なドラマを描く、心温まる作品。
  • 黄金の勃起仏と一枚の地図――それは、アフリカ奥地の巨大黄金郷に繋がる鍵であった。しかし、それを持ち帰った探検隊のメンバーは、呪術師の妖しい技で、次々と倒されてしまう。巻き込まれるかたちとなった主人公・地虫平八郎は、得意とする中国拳法で巨大な謎と正体不明の敵に立ち向かっていく。そして舞台は、アフリカへ――。スーパー伝奇アクション、佳境!
  • 小田原を抜けてしばらく経った頃、国道沿いに元プロレスラーが営む「ルート517」という店が見えてくる。ドライブインというより、大衆食堂というのにピッタリなため、「国道食堂」という名もある。
    この店の食事は、どれも美味しいが、ちょっと変わっているのは、プロレスのリングがあること。
    さまざまな人々が集うこの店には、偶然か運命のいたずらか、とんでもないことが起きることがあって……。
  • 1900年初夏。十八歳の須田航平は、絵の才をいかし街頭で似顔絵描きをしながらその日暮らしを送っていた。
    街のチンピラたちに全財産を奪われて途方に暮れていると、明治新報の女性記者高宮尚美に拾われる。尚美はさる陸軍大将の次女で旧弊な家を嫌って飛び出し、当時としては珍しい働く女性として人生を謳歌するモガであった。
    彼女の計らいで明治新報の挿絵画家として働くことになった航平は、尚美の弟と偽って彼女の下宿に転がり込む。大家は当時の時代の大立者岸田吟香で、息子に後に日本画壇で名をあげる劉生や宝塚劇団で演出家として鳴らした辰彌がいた。
    幼ない劉生は航平の画帖を見て凄い!と目を輝かせる。
    航平と尚美はやがてわりない仲となり、夜ごとくんずほぐれつの痴態を繰り広げる。そこに結婚生活に不満を憶える尚美の姉、毎日賄いを用意してくれる美しい母屋のお手伝いの娘などが絡み…。
    激動の明治後期、須田航平、人生と女体の大遍歴!
  • 木藤家のお役目は御膳奉行。将軍が食する前に料理の味見をして、毒が盛られることを未然に防ぐ、言わば毒味役である。またの名を、鬼役。しかし、当主・多聞の妾腹の子・隼之助は、町人として市井に暮らしていた。不満を抱えつつも、お節介な年寄りや友人たちのおかげで長屋暮らしにも慣れてきた矢先に、父の命令が。塩問屋の山城屋に奉公することとなった……。
  • 十年前、陽一の母とユカリの父が結婚し、二人は兄妹になったが、五年前に両親は他界。中三のユカリは義母のレシピ帳を参考に料理し、陽一は仕事で生活費を稼ぎ、支えあいながらの二人暮らし。
    ある日、庭先に猫が現れる。二人は猫を飼い主らしき人へ届けに行くのだが――。
    のんびり屋の兄と、しっかり者の妹が織りなす、陽の光差すような、猫もまどろむほのぼのあったかストーリー。
  • 新署長赴任の朝。署の正面玄関前で、容疑者を連行中の刑事が雑居ビルから狙撃された。目の前で事件に遭遇したK・S・P(警視庁歌舞伎町特別分署)の沖幹次郎刑事は射殺犯を追う。銃撃戦の末、犯人のひとりを仕留めるが、残るひとりは逃亡した。金を生む街、新宿歌舞伎町で暴力組織が抗争を開始したのだ。息も吐かせぬ展開と哀切のラストシーン。最高の長篇警察小説。
  • 勉強で大切なことは何ですか? 道に迷ったとき、どうしましたか? 私って何ですか? 人はなぜ生きているのですか? 死ぬとはどういうことですか? 生活の悩みから人生の根源的な問いまで、迷える私たちに答えをくれる空海さんの言葉を紹介! 難解なイメージを一新する「超訳」で、日々を気分よく過ごすためのヒントを紹介します。日本一親しみやすい「生活密着型」空海名言集。
  • 戦乱で親を失った少年・神照庚丸は、養い親の僧侶・浄林の縁で大坂城に上がり、豊臣秀頼の奥小姓となった。
    折から迫る徳川家康の圧力。秀頼に取り立てられ若武者となった彼は、関ヶ原の戦いを生き延びた島左近を軍師に迎え、戦場へ向かうことに……。
    「大坂の陣」での庚丸の命運は? そして、彼は一体、何者なのか?
    『星界の紋章』シリーズなど、壮大なスペース・オペラで人気の、SF界の鬼才が描く歴史時代エンタテインメント!
  • 1,089(税込)
    著者:
    大沢在昌
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    穏やかな研究者の夫と素直に育った息子。幸せな家庭に恵まれた神村奈々。だがその真の姿は対象人物の「国外処理」を行う秘密機関の工作員だった。ある日、夫が身元不明の女と怪死を遂げた。運命の歯車は軋みを立て廻り始める。次々と立ちはだかる謎。牙を剥く襲撃者たち。硝煙と血飛沫を浴び、美しき暗殺者はひとり煉獄を歩む。愛とは何か━━真実は何処に? アクション・ハードボイルドの最高傑作。
  • 新宿の雑踏、歩行者天国。唐突に現れたアフリカ人の戦士が雄叫びをあげつつ槍で中年の男を刺し殺した。通りがかった主人公――“都内最強の男”、地虫平八郎の腕の中で息絶えた男は、奇妙な黄金の仏像と地図を持っていた。そして地虫の前にブードゥーの呪術師が立ちふさがる。謎の鍵は、アフリカの奥地ナラザニアにある? 伝奇ヴァイオレンスの雄が、ハガードの名作『ソロモン王の洞窟』にオマージュを捧げ描く、スーパー・アクション開幕!
  • 「死ぬと困るから」と病床で焦りを顕わにした夏目漱石。葬儀や遺産について周到精密な遺言を残したレオナルド・ダ・ヴィンチ。「コレデオシマイ」と人を食った言葉で人生を締めくくった勝海舟。「黄金の国」を発見できず貧困にあえぎながら息を引き取ったコロンブス――。古今東西著名人923名の死に際を網羅した稀代の名著『人間臨終図巻』から、忘れがたい「死」55名分を厳選してマンガ化!
  • 北朝鮮からのミサイル試射が日常茶飯事になった昨今、誰しもの胸をよぎるのは「もしあの国と戦う事になったら…」という事であろう。
    本作は、2005年に気鋭の作家であった黒崎視音がそのifを圧倒的な知識と筆力で描いた長篇傑作である。
    20年近く前に描かれたというのに、この臨場感はなんだろう!

    新潟市内に三十数名の北朝鮮精鋭特殊部隊が潜入! 拉致情報機関員の奪還を端緒として“戦争”が偶発したのだ。
    初めての実戦を経験する陸上自衛隊の激闘。
    防衛庁対遊撃検討専任班の桂川は対策に追われるが、彼の狙いは他にもあった。それは…。
    息をもつかせぬ急転また急転。そして、衝撃の結末!
  • 924(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    唐沢龍二は、恋人の吉村久美子に誘われて大学の奇妙な会に入る。会の名は「グループ・アノニマス」。一見映画論を語っているようでいて、唐沢の理系の知識を利用して爆弾テロを目論む活動組織のようだった。1年後の1998年。東京都西神田のビルで自爆テロが発生した。死亡者でもある実行犯は久美子だという。真実を暴くため、公安捜査官となった唐沢だったが、アノニマスのスパイという風評や、危うい捜査はいくつもの敵をつくってしまい……。
  • 902(税込)
    著者:
    赤松利市
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    大阪でニューハーフ店「さくら」を営む桜は63歳のトランスジェンダーだ。23歳で同じくトランスジェンダーの沙希を店員として雇い、慎ましくも豊かな日々を送っていた。そんなある日、桜の昔の男・安藤勝が現れる。今さらと思いながらも、女の幸せを忘れられない桜は、安藤の儲け話に乗ることを決意。老後のためにコツコツと貯めた、なけなしの1千万円を用意するが……。鬼才が放つ、狂乱の疾走劇。第22回大藪春彦賞を受賞作。
  • 昭和十五年、元士官候補生・湊春雄は大連港に到着した。憲兵を殴って海軍を追われ、満鉄調査部に飛ばされてきたのだ。
    彼に与えられた秘密任務は、あの甘粕正彦を内偵することだった。
    大連の町中で春雄を煙に巻いた謎の男・西風。新京に向かい疾走する〈あじあ号〉の車内に再び姿を現した大陸浪人は、春雄の運命を翻弄してゆく――。
    幻の理想郷・満洲国を舞台に、鉄道、映画、阿片、諜報、革命運動など、華やかな夢と権謀術数が渦巻くノンストップ冒険特務活劇!
  • テロなどの未曾有で凶悪な犯罪を起こる前に処理するため、警察庁で秘密裡に組織された〈KUDAN〉。元公安の橋本泉南のもと、集うメンバーは様々な技能を持つが法律ギリギリなヤツら。そんな彼らの活躍に、ネットを駆使して犯罪を起こし、それを賭け事にして、巨額を儲ける〈INCO〉にとっては、目障りとなっていた。そこで〈INCO〉のメンバーのひとりは、怪しげな教義を信奉し、少女たちの暗殺集団を擁するアメリカの組織と、とんでもないところと手を組み、〈KUDAN〉を消そうと仕掛けてきた。追いつめられていく〈KUDAN〉は、日本を巻き込んだ大規模な陰謀に、どう立ち向かうのか? 書下し痛快アクション最終巻!
  • 平成のプロレス界を牽引し常にファンを魅了し続けた武藤敬司。
    新日本プロレスでの衝撃デビューから闘魂三銃士結成、グレート・ムタの覚醒、nWoで日米マットを席巻、全日本プロレス社長就任、NOAH移籍、そして電撃引退発表まで。
    武藤敬司に徹底密着した著者が描く不世出のプロレスの天才の軌跡。
    2022年6月12日の電撃引退発表(23年1月まで現役)を受けて『さよならムーンサルトプレス』(2019年刊)を緊急文庫化。
  • 政権の頂点に立つ三好長慶と和睦が成立、京に落ち着いた義輝は、乱世に終止符を打つべく、壮大な奇策を立てた。
    盟約を結ぶ織田信長、上杉謙信らの軍団と倭寇の大船団とで三好一党を挟撃し、討つ。
    しかしその構想が長慶麾下の野心家・松永松永弾正久秀に洩れた。
    三好兄弟を次々謀殺、自ら覇権を握らんとする久秀は義輝の器量を懼れ、ついに暗殺を決意する。
    炎風のなか義輝が揮う秘剣一ノ太刀! 苦楽をともにした義輝とその盟友たちの運命は!?
    友よ、愛しき人よ! 激動の歴史時代大河小説完結篇。
  • 1,001(税込)
    著者:
    井川香四郎
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    西郷隆盛ら幕末の薩摩藩士たちが尊敬・崇拝していただけでなく、今も尚、鹿児島の人たちに愛される戦国時代の猛将として名高い島津義弘。
    信長、秀吉、家康たちが台頭していくなか、鎌倉時代から続く島津家を存続させるだけでなく、広い視野で九州を平定しようとした島津義弘と兄弟たちを描く長篇歴史小説。
  • 凶弾に斃れ、思わぬ形でその生涯を閉じた安倍晋三。昭恵夫人を始め、悲嘆に暮れる遺族の姿は涙を誘った。
    本書は晋三が安倍家悲願の総理を目指す、政治家としてまだ初々しさの残る頃に徹底取材。
    祖父岸信介から連なるファミリー・ヒストリーを遡り、受け継がれた政界サラブレッド血脈がいかに育まれ開花したのかを総理経験者ら多くの人々への取材をもとに実像に迫った。
    残した業績が大きければ大きいほど毀誉褒貶も激しいのは政界の常。政界の権力者として暗いマントを纏う以前の人間安倍晋三の真の姿がここにある!
    新装版にあたって、著者の書下ろし前書きがプラスされます。
    ※本書は徳間文庫『安倍家三代 安倍晋三』を改題・改訂した新装版です。
  • 日々増加していく、警察だけでは対処出来ない凶悪犯罪。
    テロを含めた起こりうる犯罪を未然に防ぐため、元公安警察の橋本泉南は、警視監の栗原の依頼で、いろんな能力に秀でた者を集め、法律・倫理ギリギリの集団「KUDAN」を組織した。
    様々な事件を解決するなか、彼らを良く思わない者たちがいた。ネットを駆使して、犯罪を企画し、その結末を予想させ、賭けで儲ける「INCO」と呼ばれるヤツらだ。
    そんななか、日本を悪くした元凶を取り除くと主張する「ウロボロス・リベリオン」と名乗る集団が、渋谷の駅前にあるビルを爆破し、日本の政治・経済に影響力のある要人たちを殺した。彼らは、さらに……。
    「INCO」が仕掛ける巨大な陰謀と罠に、橋本たち「KUDAN」が立ち向かう。ライトノベルで活躍し、国際謀略小説『カミカゼの邦』で大藪春彦賞の候補になった神野オキナが贈る近未来アクション小説。
    第1巻は、発売即重版した人気作の第4弾が登場。
  • 相手は銃器で武装。現場には多数の人質がいる模様。これより特殊治安出動装備にて臨場する! 警視庁警備部第六機動隊、通称六機。対テロ対策を主とする特殊部隊だが、出動要請は様々だ。厚いベールに包まれた特殊部隊を描く傑作アクション。
    警視庁対テロ部隊SATの土岐悟警視は、キャリアでありながらあえて最前線で命を賭けて戦う特殊部隊の小隊長。人並みはずれたストイックさで常に正しい職務のあり方に心を砕く28歳。部下は一癖も二癖もある百戦錬磨の隊士たち。彼らと共に、ドイツのGSG-9中佐に実践さながらの過酷な訓練を課され日々鍛錬の毎日だが、ある日、銀行の立て篭もり事件に出動を要請される。刑事部の特殊部隊SITとの確執、その有用性が警察組織内でも疑問視される中、彼らの真の実力が試される時が来た……。
    リアルなアクションシーンとタクティクスを存分にお楽しみあれ!
  • 『スワン』(日本推理作家協会賞長篇受賞作 第41回吉川英治文学賞新人賞受賞、直木賞候作作)、 『おれたちのうたを歌え』(直木賞候補作)など、一筋縄でくくれないエンタテイメント作品の書き手・呉勝浩の放つ警察小説。
    神奈川県警と警視庁のはぐれ刑事たちが手を組んでせまる“巨悪の闇”とは!
    陣馬山で発見された白骨死体の傍らにはマトリョーシカが埋められていた。被害者は5年前、行方不明とされていた男だった。
    神奈川県警刑事・彦坂は、青ざめる。その男こそ、5年前、組織ぐるみで隠蔽した事件の関係者だったのだ。
    県警に激震が走るさなか、八王子で、第二の惨殺死体が発見される。
    現場には第一の事件との関連性を示すマトリョーシカが残されていた。
    事件そのものを隠したい神奈川県警と、反目し合う警視庁の捜査班。
    組織の論理がもたらす闇に、はぐれ刑事たちが誇りをかけて、合同捜査を始める。
    異色の警察小説!
  • 924(税込)
    著者:
    笹本稜平
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    贈収賄事件を追っていた城東署の強行犯捜査係長・葛木邦彦と、警察庁のキャリア組である邦彦の息子・俊史の父子。
    しかしあと一歩のところで黒幕の国会議員が射殺され、真相は闇に葬り去られてしまう。
    警察に政治家から様々な圧力がかかるなか、城東署管内で轢き逃げ事件が起こる。
    目撃者の証言により、事件はすぐに解決するはずだったが、容疑者が大物衆議院議員の息子と判明。捜査はまたもや警察VS.政治の様相を呈してきて。
    大人気シリーズ堂々の完結!
  • 小学校5年生の七子が両親と一緒に引っ越してきたのは、坂木町にある古い一戸建て。
    夜中に、部屋でだれかが話している声が聞こえたり、ふしぎなことが起こったり…。
    そんなある日、七子は、クラスメイトの鳥羽が、公園でひとりでしゃべっているのを見かけた。
    そばにはだれもいないのに、男の糸の声も聞こえる。
    話し相手は、なんとカサ立てのツボ。
    この町では、ものに宿った魂=「ものだま」の声が聞こえるらしい…。
    七子のまわりで起こるふしぎなできごとを、「ものだま探偵」桜井鳥羽が挑む!
    表題作と「駅のふしぎな伝言板」の2話をおさめました。
    心がほっこりあたたかくなると評判のほしおさなえによる、少女探偵物語です。
  • 946(税込)
    著者:
    門田泰明
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    娯楽文学の王道を貫く門田泰明時代劇場の神髄に酔う!

    寺音肥前守武念(じおんひぜんのかみぶねん)――神楽坂に無傳一刀流の大道場を構える白皙にして容姿端麗な剣客だ。
    門弟は三百人。
    拵屋の銀次郎が偶然知り合った美咲・京の母娘は夫と義父を謀殺した寺音を追って長崎から江戸に移り困窮に喘いでいた。
    次第に明らかとなる寺音の悪行に、ついに銀次郎の刃が一閃した!
    特別書下ろし中篇「黄昏坂七人斬り」他、門田泰明娯楽文学の神髄が堪能できる、待望の中・短篇集成!

    黄昏坂 七人斬り
    悠と宗次の初恋旅
    思案橋 浮舟崩し
    苦難をこえて
    くノ一母情
    残り雪 華こぶし
    の全6編!
  • 日本に売られた子供<黒孩子>を利用し、中国犯罪集団が非合法活動を行ったブラックチェイン事件から三年。
    生き残った者達に事件についての脅迫電話がかかって来た。
    さらに時を同じくして、中国政府情報機関の全道安が来日する。
    一連の裏を探る小日向純也だったが、あざ笑うかのように中国犯罪集団の一味と思われる遺体も発見された――。
    哀しみの連鎖を純也は断ち切ることができるのか。
    大人気警察小説「警視庁公安J」シリーズ第七弾!
  • 902(税込)
    著者:
    梶尾真治
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    現代の科学で解明できない謎の商品“おもしろたわし”を調査してほしい―。
    商社マン・宮口翔一は、常務からの特命で、生産地・天草諸島の壱里島へ飛んだ。
    しかし、その小さな島は強力なパワースポットと化し、奇妙な現象が次々と起こっていた! 
    翔一はオカルトライター・機敷埜風天と共に力の噴出口・信柄浦岳を目指すが…。
  • 902(税込)
    著者:
    秋山香乃
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    駿河の智将、今川義元の嫡男氏真は十七歳の若さで妻を迎えた。
    北条家の姫である志寿はわずか八歳。仲睦まじく穏やかな日々を過ごしていた。
    だが、桶狭間の戦いで留守将として駿府にとどまっていた氏真は、父の死と未曽有の敗退を知る。
    勝利方の織田信長と同盟を結んだ盟友徳川家康の裏切り、国人領主たちの離反。
    数々の試練を乗り越え、武田、北条、足利、織田、果ては豊臣の滅亡までを見届けた氏真。
    「戦国一の愚将」とされる氏真像を覆す歴史長篇。

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