『講談社文庫、801円~1000円、1年以内(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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事件の予兆と、恋の予感。これが宮部みゆきの世界---。死んだはずの人間が生き返る「死人憑き」が本所深川で起きた。甦った人物が以前より若返っていると感じた「姉妹屋」のお初は、老奉行の御前さまから紹介された与力見習の右京之介と探索を始めた。だがその時、油樽から女の子の遺体が発見される。人は過去にも家族にも縛られる。霊験お初シリーズ第一弾。
事件の予兆と、恋の予感。
人は狡いし、汚い。だけど優しくて、美しい。
これが宮部みゆきの世界。
「霊験お初」シリーズ第一弾!
死んだはずの人間が生き返る「死人憑き」が本所深川で起きた。甦った人物が以前より若返っていると感じた「姉妹屋」のお初は、老奉行の御前さまから紹介された与力見習の右京之介と探索を始めた。だがその時、油樽から女の子の遺体が発見される。人は過去にも家族にも縛られる。霊験お初シリーズ第一弾。 -
死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超常の力だけ。だがその魔手は彼女へと迫り――。ミステリランキング5冠、最驚かつ最叫の傑作!
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ミステリランキング5冠!
★第20回本格ミステリ大賞受賞
★このミステリーがすごい! 1位
★本格ミステリ・ベスト10 1位
★SRの会ミステリベスト10 1位
★2019年ベストブック
さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補!
★★★★★
城塚翡翠。
彼女は、なにを視(み)ていたのだろう……?
すべてが、伏線。 -
東日本壊滅はなぜ免れたのか? 取材期間10年、1500人以上の関係者取材で浮かび上がった衝撃的な事故の真相。
他の追随を許さない圧倒的な情報量と貴重な写真資料を収録した、第一級のノンフィクションがついに文庫化。ドキュメント編は、事故発生の経過を緊張感溢れる迫真の筆致で描く
思いも寄らない真相が次々明らかに
真相1 吉田所長の英断「海水注入」はほとんど原子炉に届かなかった
真相2 1号機で唯一残された冷却装置は40年間にわたり「封印」されてきた
真相3 原子炉を救う減圧装置には、高温高圧になると動作しにくくなる弱点があった
真相4 2号機の消防注水の失敗が皮肉にもメルトダウンの進行を遅らさせて「最悪の事態」を防いだ
真相5 巨大な津波に備えて、津波対策に着手していた原発があった
東日本壊滅が避けられたのは偶然の産物だった!?
極限の危機。核の暴走を食い止めようと、吉田所長らは、爆発や被ばくの恐怖と闘いながら決死の覚悟で現場にとどまり、知恵を絞り出して、原子炉に水を入れ続けた。幸いにして、格納容器の爆発は免れた。当時の政府のシミュレーションでは、最悪の場合、福島第一原発の半径170キロ圏内がチェルノブイリ事故の強制移住基準に達し、半径250キロ圏内が、住民が移住を希望した場合には認めるべき汚染地域になるとされた。半径250キロとは、北は岩手県盛岡市、南は横浜市に至る。東京を含む東日本3000万人が退避を強いられ、これらの地域が自然放射線レベルに戻るには、数十年かかると予測されていた。
10年にわたる取材で、この最悪シナリオが回避されたのは、消防注水の失敗や格納容器のつなぎ目の隙間から圧が抜けたりといった幾つかの偶然が重なった公算が強い。この事故では、当初考えられていた事故像が新たに発見された事実や知見によって、どんでん返しのように変わった例は枚挙に暇がない。この極限の危機において、人間は核を制御できていなかった。それが「真実」である -
新直木賞作家による、3巻完結・新シリーズ開幕!
〈デスゲーム×明治時代〉
カバーイラスト・石田スイ(「東京喰種」「超人X」)
金か、命か、誇りか。
刀を握る理由は、何だ。
明治11年。深夜の京都、天龍寺。
「武技ニ優レタル者」に「金十万円ヲ得ル機会」を与えるとの怪文書によって、
腕に覚えがある292人が集められた。
告げられたのは、〈こどく〉という名の「遊び」の開始と、七つの奇妙な掟。
点数を集めながら、東海道を辿って東京を目指せという。
各自に配られた木札は、1枚につき1点を意味する。点数を稼ぐ手段は、ただ一つ――。
「奪い合うのです! その手段は問いません!」
剣客・嵯峨愁二郎は、命懸けの戦いに巻き込まれた12歳の少女・双葉を守りながら道を進むも、
強敵たちが立ちはだかる――。
【文庫オリジナル】
《絶賛の声、声、声!!!》
王道ネタで覇道を突き進む、圧倒的な牽引力。もう止まらない。
お願いですから早く続きを読ませてください。
京極夏彦(小説家)
風太郎忍法帖+現代のデスゲーム。『天』で巻を措けるのは、ただ死人のみか。
悪のゲームに身を投じ、一瞬の光芒に命を散らす兵法者たちは、切なくも美しい。
貴志祐介(作家)
時代劇とアクション、サスペンスの超絶ハイブリッド。
デスゲームに挑む武人たちと共に、この快楽を味わい尽くせ。
大友啓史(映画監督)
魅力的なキャラクター、迫力あるバトルシーン、息もつかせぬ怒涛の展開!
最高のエンタメ時代小説!
望月麻衣(作家) -
心霊と数学で推理せよ!
累計750万部突破、最強バディミステリ!
大学の新入生・斉藤八雲は、研究室に置きっぱなしの
チェス盤の駒を動かしてしまったことで、
優秀だが風変わりな准教授・御子柴岳人に目をつけられる。
ひとりでに動くぬいぐるみに人が消える肝試し――
事件を解き明かすのは、赤い瞳を持つ青年と数学で世を解体する学者バディ!
累計750万部シリーズ最新文庫 -
当代最高のハードボイルド作品と言われるハリー・ボッシュ・シリーズ!すべての事件には解決につながる「ブラックボックス」があるという、ハリー・ボッシュの信念を象徴しているかのような記念碑的作品。1992年のロドニー・キング殴打事件にはじまったロサンジェルス暴動。ロス市警ハリウッド署殺人課のボッシュ刑事は、相棒のエドガーとともに、市内警邏の応援に駆りだされていた…。因縁の未解決事件に再び迫る。
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「今すぐ別れなさい」
私は泥棒の娘。結婚を考えていた彼は警察一家の長男だった。
――連続テレビドラマ化で人気沸騰のベストセラー!
三雲華は恋人の桜庭和馬の家に挨拶に行くこととなった。ついに桜庭家に到着した華は、玄関の家族写真を見て唖然とする。全員が警察の制服らしき服装に身を包み、それぞれ敬礼のポーズをしている。華が育った三雲家は、代々泥棒を生業としており、一家全員が盗人だ。
その数日後、荒川の河川敷で男の焼死体が見つかり、和馬は現場に急行すると……。 -
80万部突破『罪の声』を超える圧巻のリアリズム小説!
「聞きたい、彼女の声を」 「知られてはいけない、あの罪を」
ライターの大路亨は、ガンを患う元新聞記者の父から、
辻珠緒という女性に会えないかと依頼を受ける。
一世を風靡したゲームの開発者として知られた珠緒だったが、突如姿を消していた。
珠緒の元夫や大学の学友、銀行時代の同僚等を通じて取材を重ねる亨は、
彼女の人生に昭和三十一年に起きた福井の大火が大きな影響を及ぼしていることに気づく。
「実在」する情報をもとに丹念に紡いだ社会派ミステリーの到達点。 -
7人制ラグビー×円盤投!
二刀流で東京オリンピック出場を目指す天才アスリートの
苦悩と奮闘を迫真の筆致で描く、新機軸スポーツ・エンタテインメント!
2018年、陸上日本選手権。
ある選手の活躍が、観客を魅了する。
7人制ラグビーの日本代表・神崎が円盤投の決勝に出場、日本記録に迫る成績を残したのだ。
もし円盤投で東京オリンピックへの出場を手にすれば、1964年の東京五輪以来の奇跡――。
前代未聞の「二刀流」アスリートの登場に世間は熱狂、神崎は瞬く間にスターダムを駆け上がっていく。
一方、新興スポーツ用品メーカー「ゴールドゾーン」の岩谷は神崎の才能に着目、彼のスポンサードに向けて動き出す。
長年取材し続けた著者だからこそ到達した、スポーツの「本質」がここにある。 -
元公安警察の作家、濱嘉之の待望の新シリーズは、高卒ノンキャリの下剋上物語!
時は’90年代。
田園調布管内の3つの駐在所には、一人ずつ息子がいた。
高卒で「実務能力ゼロ」の隆一、
要領よく生きてきた私大卒の清四郎、
子どもの頃から優秀で東大卒の和彦。
3人の幼馴染は警察の道に進み、
熾烈な訓練とそれぞれの人事双六に飛び込んでいく。
屈辱と栄光と友情の警察物語がいま始まる!
<文庫書下ろし> -
密室から忽然と消失した財宝の謎。
14年前の真実が明かされる
怒涛の30ページに目が離せない。
『方舟』で注目される作家・夕木春央の本質がここにある!
「あたし、まえはサーカスにいたの」
大正14年。莫大な借金をつくった樺谷子爵家に、晴海商事からの使いとしてサーカス出身の少女・ユリ子が取り立てにやって来た。
返済のできない樺谷家は三女の鞠子を担保に差し出す。ユリ子と鞠子は、莫大な借金返済のため「財宝探し」をすることにした。
調べていくうちに近づく、明治44年、ある名家で起こった未解決事件の真相とはーー。 -
「ゴルゴダ」飴村行
「逆縁の午後」長岡弘樹
「枇杷の種」友井羊
「願い笹」戸田義長
「ちびまんとジャンボ」白井智之
「探偵台本」大山誠一郎 -
EU離脱、コロナ禍、エリザベス女王逝去。混迷する「五年一昔」の記録
ポスト・ブレグジットの英国もどうなるかわからないが、ポスト・エリザベス女王の英国も同じくらい不透明ーーそう記してから3年。EU離脱、女王逝去を経た「今」を伝える時評を文庫化に際し数多く収録。多様性とともに分断が進み、転換点を迎えつつある英国の姿が日本にも重なる、「地べたの社会学」決定版!
果たしてこれでいいのか、と誰もが思っている。
ではどうすればいいのか、と共に思考する一冊。
武田砂鉄(ライター)
英国の地べたから世界を見つめる傑作時評集、増補決定版!
「何かが壊れている」とみんな思っている。
この国が「ブロークン」の元凶に手をつける方向に動き出すとすれば、2024年はブリテンの修復が始まる年になるかもしれない。
英国だけでなく、世界が「ブロークン」の状態から抜け出すために、この記録が何らかのヒントになればと願っている。(本書より) -
孤立した無菌病棟に、少年と少女。
翌朝、一人だけになった。
☆☆☆
『ジェリーフィッシュは凍らない』の著者による
甘く切ない青春の痛みをまとった
本格ミステリ
☆☆☆
無菌病棟、通称《クレイドル》。
タケルと、コノハ、二人だけが入院する施設が、大嵐で貯水槽に通路を寸断され、外界から隔絶される。
不安と焦燥を抱え、日付を越えた深夜──。
コノハは胸をメスで刺され、死んでいた。
二人きりのはずの無菌病棟で、外気にすら触れられない彼女を誰が殺したのか?
震える結末! -
第67回江戸川乱歩賞受賞作
待望の文庫化!
異色の女性エリートノンキャリが、組織の闇に翻弄されながらも、未解決事件(コールドケース)の真相にせまる。
新たなヒロイン、新たな警察小説、ここに誕生!
「読者を翻弄するストーリーテリングの技は新人離れしている」宮部みゆき
(読売新聞2021年11月21日書評)
「ミステリ好きなひとにとって、至福の時だ。ああ、このお話、読んでよかった」新井素子
(解説より)
博士号を持つ異色の警察官・沢村依理子。
北海道警察で現場経験を積む沢村は凍てつく一月、少女死体遺棄事件の捜査に加わる。
発見された少女は五年前に誘拐され行方不明となっていた島崎陽菜だった。
容疑者死亡で未解決だった事件は沢村を呑み込むように意外な展開を見せる。
第67回江戸川乱歩賞受賞作。 -
仕事に行きづまった編集者の津山は、本当に作りたい本を作るため、かつて自分が救われた小説の著者、涼元マサミに新作を依頼する。
そうして生まれた作品が、娘と縁が切れそうだった涼元から、余命宣告された装丁家、心に傷を抱えた書店員、そして自分の時間が止まっていた読者まで、みんなの人生を動かす。
本を愛するすべての人に!
本が生まれて、読者へとつながる「本に関わった五人の奇跡」を描く、感動の物語。 -
東京郊外の高級住宅が並ぶ丘の上を毎日観察する老人の狙いは何か?
また都心のデパートや地下街に出没するピエロの正体は?
そして江戸川乱歩の古い写真を持つ老女の素顔とは?
現代の東京に表出した奇妙な出来事はやがて四十年前の雪の北海道で起きた惨事の謎解きに結集する。
著者が周到に企みをほどこした驚異の野心作を改訂完全版として新装復刊、著者による巻末解説も収録。
2024年春公開予定映画『乱歩の幻影』を収録。
江戸川乱歩の知られざる秘密に迫る「乱歩の幻影」。
島田荘司のリアルな体験から発想された名作がついに映像化!
出演 結城モエ 高橋克典 山口大地 嘉島陸 小貫莉奈 高橋努 加藤雅也(友情出演) 常盤貴子
原作・脚本・音楽 島田荘司
監督・プロデュース 秋山純 -
変人に、恋をした!
仕事のやる気ゼロ、歴代彼氏は1人だけ。
編集者・一葉は恋愛コラムを書くはめになり、「専門家」に取材を申し込むが――!?
雑誌編集者・一葉は悩んでいた。
憧れのモデルに恋愛コラムの連載を依頼するも、原稿を代筆する羽目になったのだ。
交際経験が少なく自信がない一葉は、
「恋愛を研究するスペシャリスト」の噂を聞いて大学を訪れる。
だが、そこで出会ったイケメンはとんでもない変人で!?
恋のヒントが詰まったシリーズ第1作!
☆登場人物紹介☆
柴田一葉:カルチャー雑誌の編集者。ファッション誌志望で、今の仕事にやる気が出ない。
椎堂 司:大学教員。「野生動物の求愛行動」にしか興味がない変わり者。イケメン。
灰沢アリア:伝説のスーパーモデル。女王様気質で、周囲をたびたび振り回す。 -
第165回直木賞、第34回山本周五郎賞候補『高瀬庄左衛門御留書』の砂原浩太朗が描く、
陥穽あり、乱刃あり、青春ありの躍動感溢れる時代小説。
道は違えど、思いはひとつ。
政争の嵐の中、三兄弟の絆が試される。
『高瀬庄左衛門御留書』の泰然たる感動から一転、今度は17歳の武士が主人公。
神山藩で代々筆頭家老の黛家。三男の新三郎は、兄たちとは付かず離れず、
道場仲間の圭蔵と穏やかな青春の日々を過ごしている。しかし人生の転機を迎え、
大目付を務める黒沢家に婿入りし、政務を学び始めていた。そのさなか、
黛家の未来を揺るがす大事件が起こる。その理不尽な顛末に、三兄弟は翻弄されていく。
令和の時代小説の新潮流「神山藩シリーズ」第二弾!
~「神山藩シリーズ」とは~
架空の藩「神山藩」を舞台とした砂原浩太朗の時代小説シリーズ。
それぞれ主人公も年代も違うので続き物ではないが、統一された
世界観で物語が紡がれる。 -
『あめつちのうた』の著者が贈る、ブラインドマラソン×青春小説!
フリーターの亮磨は、夢が持てない日々を送る。
ある日、視覚障害があるランナーから、伴走者に誘われ――
大学生から熱い支持!
【第24回島清恋愛文学賞受賞作】
漫然と過ごすフリーターの亮磨。
バイトからの帰り道、視覚障害者の女性にぶつかり転倒させてしまう。
気が動転して無言で立ち去りかけたが、罪悪感から第三者を装って助けに戻る。
その場で、ブラインドマラソンの伴走者に誘われてしまい――。
爽やかな風が吹き抜ける青春小説! -
エリートコースの販売課長が社員旅行の晩に行方不明となり、惨殺死体で発見された。動揺を隠せない社内の空気の中で、死の謎を追跡する女性社員の手記。意外な貌を見せる社員たちが疑惑の線上に次々と浮かぶ。欲望と犯罪の構図はガラスの城のような組織で醸成されたのか。清張ミステリーの傑作を新装版に。
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戦国最強の騎馬軍団を膨大な数の鉄砲で打ち負かしたとされる「長篠の戦い」。
だがそこには、それぞれの武将の深い思惑が働いていた。
長篠城の奥平信昌はどうして武田を裏切って徳川方についたのか。
内藤・馬場・山県ら武田の勇将たちは無駄な特攻をなぜ敢行したのか。
家康・酒井忠次主従は何を期して奇襲軍を出したのか。
信長が仕掛けた罠とは何だったのか。
勝頼は絶対的に不利な状況で、なぜわざわざ攻撃を仕掛けなければならなかったのか。
そして、長篠の戦いの最大のヒーローとも言える奥平勢の足軽・鳥居強右衛門の活躍とは。
最強合戦の真実に迫る書下ろし歴史小説! -
父の余命は3ヵ月。
何者にもなれなかった僕は――
あなたの息子には、なれたのでしょうか。
小劇団を主宰する僕〈竹田武志〉のもとに、父から連絡があった。余命3ヵ月だという――。
自意識が炸裂する僕と、うまくいかない「劇団」、かわっていく「恋人」、死に行く大嫌いな「父親」。
周囲をとりまく環境が目まぐるしく変わる中、僕は故郷の福岡と東京を行き来しながら、
自分と「家族」を見つめなおしていく。
映画、演劇、ラジオなど多岐にわたって活躍する松居大悟が、
不完全な家族が織りなす、歪だけど温かい家族のカタチをまっすぐ描く。 -
日本のある富豪が発見したという「聖遺物」。
世界的にも貴重なその「聖遺物」を手に入れるため、世界中のカトリックそして正教会は、威信と誇りをかけ「名探偵」を探し始めた。
いったい、なぜ?
それは、「聖遺物争奪」のために行われる、前代未聞の「推理ゲーム」に勝利するため。
アメリカ、ウクライナ、日本、ブラジル――。選ばれた強者たちは、全員が全員、論理という武器だけでなく「特殊能力」を所有する超人的な名探偵ばかりだった。つまり、全員が最強。しかし勝者は、たったひとりだけ。
つまり、真の名探偵も、たったひとり――。
世界最強の名探偵は、誰だ? -
『となりのトトロ』公開35周年記念
楽しく作る
世界中で愛される『トトロ』誕生秘話
制作資料80ページ超大幅増補
新資料で明かされる『ラピュタ』の完成秘話!!
『火垂るの墓』の制作初期!!
……今年2023年はこの『トトロ』の初公開から35年の節目に当たる年です。
ワンポイントリリーフで設けられた小さなスタジオジブリ第2スタジオで誕生した映画が、これ程世界の人々から愛される作品になると誰が想像したでしょう……。(文庫版あとがきより)
「木原君、二人で『トトロ』を始めます」
前作『天空の城ラピュタ』公開後、宮崎駿監督が新任制作デスクの背中を叩いて言った。
それが始まりだった。
伝説のスタジオジブリ第2スタジオで、世界中を虜にした名作『となりのトトロ』はいかにして生まれたのか?
新資料とともに明かす感動のノンフィクション! -
殺人犯は、13歳。
法は彼女を裁けない――。
映画化で話題の『法廷遊戯』に続く、衝撃ミステリー!
狐の面をつけた少女が、監禁した大人を次々に殺害する事件が発生した。
凶器はナイフ、トンカチ、ロープ、注射器。
常軌を逸した犯行は、ネット上で中継された。
彼女は13歳の「刑事未成年」で、法では裁かれない。
「だから、今しかないの」――。
ミステリー界の話題をさらったデビュー作『法廷遊戯』に続く衝撃作! -
「別れ」は止められないけれど、止まった「想い」は動かせる。
閉園をむかえる遊園地を訪れた人々。
彼らの「さよなら」が繋がったとき、心に染みる奇跡が起こる!
閉園が決まった遊園地・星が丘ハイランドパークの最後の一日。訪れるのは、淡い思いを秘める中学生に、離れて暮らす息子と遊びにきた父親、認知症の妻をかかえた老人と、ワケありな人ばかり。営業終了時間が迫る中、なんの縁もない彼らの人生が交錯するとき、小さな奇跡が巻き起こる! 心温まる傑作群像劇。(単行本『廃園日和』を改題。)
~~~ ようこそ、星が丘ハイランドへ! ~~~
ジェットコースター
少年は淡い思いを胸に、苦手なコースターへ。
ゴーカート
久しぶりに会った息子は大人びていて――。
コーヒーカップ
遠距離恋愛の彼氏は、アタシのことをどう思ってる?
ヒーローショー
20年ぶりに1日限定で出演するはめになったけど……。
メリーゴーランド
認知症の妻は、この光景を覚えていてくれるのか。
観覧車
家族のいる人との恋。このままでいいわけない――。 -
乱歩賞史上最強のダークヒーローが帰ってきた!
驚異的な知能を持ちながら「心」のない男と、警察庁の華麗なるエリート警視が頭脳対決!
警視庁で開発中の異常犯罪データベースによって遠く離れた場所で相次いだ3件の殺人事件にはすべて拷問の痕があると判明し、続いて愛宕市でも氷室財閥当主が犠牲者に。異常犯罪のエキスパートとして現地に急行した警察庁の若き女性警視・鵜飼縣は茶屋警部を従えて捜査にあたる。一方、同市の鞍掛署は秘かに謎の老人の行方を追っていたが、発見した途端に鈴木一郎=脳男が現れて妨害する。鞍掛署にはまた署をあげての交通事故隠蔽疑惑があり、真相を探ろうとした茶屋のかつての部下が殺される……。
鍵を握る「ブックキーパー」とは何者か? 残虐な連続殺人事件の真相とは? そして神出鬼没の脳男=鈴木一郎が戻ってきた理由とは?
乱歩賞受賞最大の問題作「脳男」シリーズがさらにパワーアップして登場。総勢60名以上の人物を見事に描き分け、テンポよく切り替わる場面に目が離せない、エンタメの王道を行く超弩級サスペンス巨編。 -
放浪中、かつての仲間から連絡を受けたリーチャー。
助けを請われて向かうと、憲兵隊時代の戦友が無惨な殺され方をされており、ほかにも行方不明者がいるという。
真相の究明に乗り出すリーチャーらの背後には、常に不穏な尾行者が……。
アマゾン・プライムでの新作ドラマ化も大人気。
トム・クルーズによる2度の映画化にも根強いファンを持つ、アクションサスペンスの名作。
待望の新邦訳。 -
うれしい日も、つらい日も、この声援と生きていく――。
本屋大賞受賞作家、40年の想いの結晶。
大洋ホエールズからDeNAベイスターズへ。
時を超えてつながる横浜ファンの熱い人生が胸を打つ感動作。
さえない高校教師。未来を探して揺らぐ十代のカップル。奇妙な同居生活を送る正反対の性格の青年たち。コックの父と少年野球に燃える息子。彼らをつなぐのは、ベイスターズを愛する熱烈な思いだった! 本屋大賞受賞作家が、横浜ファンたちの様々な人生を描き、何かに夢中になる全ての人に贈る感動の小説集。 -
未解決事件班の責任者になったバラードはボッシュをチームに引き入れる。
優先すべきは約三十年前の女子校生殺人事件だったが、ボッシュは夫婦と子ども二人が砂漠に埋められた一家殺害事件に
没頭して言うことを聞かない。
班員には事物に触れて見えない事情を感じるという共感能力者もいてバラードを困らせる。
ハリー・ボッシュとレネイ・バラード共演第4弾。
「年間最高傑作の一冊として、読みだしたら止まらない体験を読者にもたらしてくれる」
──リアル・ブック・スパイ
「マイクル・コナリーは本書で頂点を極めた。簡潔明瞭な文体が登場人物の行動を促し、ロサンジェルスのリアルな街並みと荒涼とした美しい砂漠に読者を誘う。本作は胸を締めつける最後の意外な展開もあって、必読の書である」
──アップル・ブックス・2022年11月のベストブック
「長年のボッシュ・ファンは、本作のみごとなフィナーレのあとで、ため息を漏らすだろう」
──ブックリスト星付きレビュー -
あのとき、わたしが黙っていなければ――。
見て見ぬふりの負の連鎖が、おぞましい悪夢を呼び寄せる。
デビュー作『スイート・マイホーム』が映画化決定!
ホラーサスペンス界の鬼才が放つ、戦慄のサイコ・スリラー!
建築会社に勤める勝人は、コーヒーショップ店員の華と運命の出会いを果たす。一目で心を奪われた勝人は、彼女との距離を少しずつ縮めていく。ところが、それから勝人は奇妙な子どもの姿を目撃するようになる。自分以外の誰にも見えない幻影に苦しめられながらも、華の優しさに救われる勝人。一方、華の弟である星也は、突然様子が変わった姉が気に入らない。華の彼氏は、本当に信用できるやつなのか? 血のつながらない姉にほのかな恋心を寄せる星也は、親友の葉月とともに、勝人のことを調べ出すが……。 -
妹への叶わぬ恋心を抱いたまま、俺はどうやら死んでしまったらしい。
「お兄の仇、私、絶対とるから!」
妹は刑事になり、死んだ俺は内通者の疑いをかけられ、そして「幽霊のセブンルール」に戸惑っていた。
渋谷署の刑事・長島日樹は、同じく警察官の妹・聖奈と二人暮らし。
実は血の繋がらない妹に切ない感情を抱く日樹だったが、その思いを断ち切るべく捜査に明け暮れていた。
ある日、帰宅中の夜道で何者かに襲われた直後、ある人物と出会う。
「あのね、幽霊にもルールがあるの。だいたい7つくらい。『幽霊のセブンルール』ね」
その1、無念が晴れたら成仏する
その2、昼間はけっこう疲れる
その3、幽霊に生理現象はない
その4、好きな場所に移動できる
その5、寺と鏡には近づくな(焼肉店も追加予定)。
その6、人間界にも影響を与えることができる(ティッシュペーパーを揺らす程度)。
その7、………… -
ミチクサが多いほうが、人生は面白い!
てっぺんには裏から登ったって、足を滑らせたっていい。あちこちぶつかったほうが道は拓ける。
夏目家の「恥かきっ子」金之助は生まれてすぐに里子に出されたり、年老いた父親にガラクタ扱いされながらも、
道楽者の祖父の影響で子供ながらに寄席や芝居小屋に入り浸る。学校では異例の飛び級で頭角をあらわし、
心のおもむくままにミチクサをして学校を転々とするように。その才能に気付いた兄に英語を仕込まれ、
東京大学予備門に一番で合格した金之助は、そこで生涯の友となる正岡子規と運命の出会いを果たす。
伊集院静がずっと共鳴し、いつか書きたかった夏目“漱石”金之助の青春。
日経新聞の人気連載小説を書籍化し、「日曜日の初耳学」はじめ朝日新聞や「週刊現代」各紙誌で取り上げられ
「ラジオ深夜便」「大竹まことゴールデンラジオ」でも話題になった注目作が文庫化。 -
世界の矛盾が凝縮された場所――パレスチナ。そこで作家は何を見て、何を感じたのか?
同時代の「世界のリアル」を伝える傑作ルポルタージュ!
抗議デモで銃撃されるガザの若者たち、巨大な分離壁で囲まれたヨルダン川西岸地区、中東全域から紛争被害者が集まるアンマンの再建外科病院ーー。
「国境なき医師団」に同行して現地を訪ねた作家が、そこに生きる人たちの困難と希望を伝える好評シリーズ最新刊。
文庫版では、新たに「南スーダン編」「日本編」を追加。
「見つめるほうも、見つめられるほうも、その瞬間を生きている。戸惑いの中から漏れる言葉に吸い寄せられた。」
――武田砂鉄さん(ライター)
「いとうさんだからかけた、ニュースでは見えない人間のドラマ。最前線のリアルが立体的に伝わる一冊です。」
――白川優子さん(「国境なき医師団」看護師) -
邪な心を持つ者に
その「瞳」を渡してはならない
乱歩賞作家が描く、時空を超えたトレジャーハント・ミステリー!
預けたいものがある、という電話の二日後に不審死を遂げた恩師。友人の栗原、恩師の娘・夕子と遺品整理をした北斗は、自分にあてた謎のメッセージを見つける。恩師が託そうとしていたものは何か。なぜ、彼は死ななければならなかったのか。真実を追う北斗たちは、やがて「クメールの遺物」をめぐる争奪戦に巻き込まれてゆく。
圧倒的スケールの”秘宝”争奪戦! -
大藪賞受賞作『リボルバー・リリー』が2023年行定勲監督で映画化決定!
気鋭の作家による衝撃の問題作。
この街には複数の殺人者がいる。彼らが出会うとき、
法では裁き得ない者たちへの断罪が始まる――。大藪賞作家が現代を舞台に描く圧倒的犯罪小説!
デビュー2作目『リボルバー・リリー』でいきなり大藪賞受賞!
ストーカーに襲われる女性を助けた夜から、
商社マンである阿久津清春の日常は狂い始める。
ブラウンの瞳と褐色の肌を持つその女、
柚木玲美は言った「あなたが殺人犯だと知っています」
17歳の夏、清春は人を殺していた。誰にも知られず――。
意図的に清春に近づいた玲美は、その「事実」と引き換えに、
母の死の真相と行方不明の姉の捜索を依頼する。
パートナーとなるのは、かつて実兄の殺害容疑をかけられた組対五課の刑事・則本敦子。
彼女もまた、過去の事件の証拠を玲美に握られていた。
異様な関係で結ばれた三人の捜査は、いくつかの未解決事件を掘り起こし、
やがて社会に潜む、起こしてはならない者たちを呼び寄せてしまう……。
この10年で日本全体の殺人認知件数は1万288。検挙率の平均は98%。
単純計算で206人の殺人犯が捕まっていないことになる。
また、年間約17万人が死因不明の異状死として届けられるが、解剖に回されるのはわずか12%。
およそ15万の「異状死体」が、詳しく調べられないまま死因を特定されている。
イギリスでの解剖率は約40%、アメリカで約60%、北欧では90%を超えるところもあり、
他の先進国と比べてこの数値は異様に低い。
つまり、この国では多くの「死」が見逃されている可能性があるのだ。 -
第165回直木賞候補作、第34回山本周五郎賞候補作。「本の雑誌」2021年上半期ベスト10で第1位!
第9階野村胡堂文学賞、第15回舟橋聖一文学賞、第11回「本屋が選ぶ時代小説大賞」をそれぞれ受賞。
美しく生きるとは、誇りを持ち続けるとは何かを問う、正統派時代小説。
神山藩で、郡方を務める高瀬庄左衛門。50歳を前にして妻を亡くし、
さらに息子をも事故で失い、ただ倹しく老いてゆく身。残された嫁の志穂とともに、手慰みに絵を描きながら、
寂寥と悔恨の中に生きていた。しかしゆっくりと確実に、藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。
「心が洗われる」というのは、こういう感覚を言うのだと実感した。ーー作家・江上剛(朝日新聞6月5日)
この人がこれから作品をどんどん出していくのがドキドキするし嬉しい。すごい時代に立ち会っている気がする。
次回作も必ず読みたい! ーー北上次郎(YouTube「北上ラジオ」)
誰でも歳を取れば、違う生き方もあってのではとの悔悟を抱くもの。
その迷いにどう向き合うか。考えさせられた。ーー記者・佐藤憲一(読売新聞1月19日)
私は、作者がこれからの時代小説界をリードしていく存在になることを信じて疑わない。
ーー縄田一男(産経新聞2/21)
美しい物語だ。穏やかで、静かで、そして強い物語だ。ーー大矢博子(「小説すばる」3月号)
生きることの喜び、悲しみ、諦め、希望をすべてのみ込んだ時代小説ーー内藤麻里子(毎日新聞2/7)
主人公もさることながら脇の人物たちもよく書き込まれ魅力がある。ーー川本三郎(毎日新聞2/20)
人はどう生き、どう老いていくべきかの指針となる。(紀伊國屋書店仙台店 齊藤一弥さん)
全日本人に読んでほしい。(旭屋書店池袋店 礒部ゆきえさん【ダ・ヴィンチニュース3月6日】)
心情が清らかに流れ続けながら、激動の大河浪漫があり、心奪われました。ずっと浸っていたいこの至福の感覚を、
たくさんに人に味わってもらいたい。(うさぎや矢板店 山田恵理子さん)
様々な制限の中で生き、迷いながら歩み続け、心のわだかまりが少しずつ溶ける有り様に、自分の心にも穏やかな風が入り込んだ。
時代小説のすばらしさを感じた。(正文館書店本店 鶴田真さん)
厳しい現実を突き付けながらも生きることの温かさと優しさを感じさせてくれる。(くまざわ書店錦糸町店 阿久津武信さん) -
1969年、ウッドストック・フェスティバル。
音楽の祝祭から、少女が消えた。
私立探偵ジョー・スナイダーは彼女を救えるのか。
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