『潮文庫(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧
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ただ、優しくて――笑いと涙が溢れてくる。
“昭和"が大好きなおっさんたちに、レトロな男子と奔放な女子高生が加わって、町おこしが始まった。
ザ・昭和な「映画館」「角打ち酒場」「歌声喫茶」などを舞台に綴られる、切なくも心温まる恋と人情の連作集。
廃れゆく商店街をなんとかしようと独り身のおっさんたちが「町おこし推進委員会」を結成したが……。
自らの過ちで娘を死なせた裕三は、二十数年の間、苦悩の底にいた。
いまや絶滅危惧種ともいえる謎のおっさん源次は、生死の狭間でもがいていた。
そして、平成生まれの高校生だけど昭和が大好きな翔太と幼馴染の桐子。
翔太は、レコード店の七海に恋をするが……。
それぞれが自らの弱さと向き合いながら、支え合い、真っ直ぐに生きる「昭和ときめき商店街」の仲間たち。その絆は、町おこしを通じて深まり輝いていく――。
その絆は、町おこしを通じて深まり、輝いていく――。◎解説=池上冬樹 -
現在、アメリカでの黒人男性への白人警官による銃撃事件などに端を発したデモ活動が活発化している。
なぜ、黒人差別が存在するのか、そして、差別と戦った一人の女性の生きざまとは。
誰もが一度は名前を聞いたことがある、人種差別撤廃運動の原点とも言えるローザ・パークス氏の自伝が遂に文庫化。
「人権運動の母」が歩む勇気と自由への道、アメリカ史上最も偉大な自由への闘士が語る不動の信念を学ぶ! -
小学4年生の朝日は、父と10歳離れた姉・夕日の3人で暮らしている。母は朝日を産んだときに天国にとられてしまった。同級生の富樫くんや近所のカズ坊さん、町の人との交流によって少しずつ大人を理解していく朝日は、ある日、心を痛めた夕日の前で場違いな発言をし、事態が急変する――。
昭和の温もり溢れる家族の感動小説。
「解説文や書評や文芸賞の選考などなど、仕事で小説を読む時には、いつもペンを片手に持つ。気になったところ、面白かったところをチェックするためだ。
『ぼくは朝日』の文庫版ゲラもそうして読んでいたのだが、途中でペンを放り出した。素敵なフレーズ、面白ポイントにアンダーラインを引いていたら、どのページも線だらけになってしまったからだ」(荻原 弘 解説より) -
夏目漱石が松山時代を過ごした下宿先の孫娘「より江」は、幼い頃から漱石夫妻や正岡子規に可愛がられ、美しい才女へと成長。医学生だった久保猪之吉と出会う――。『吾輩は猫である』に登場する雪江のモデルとされ、泉鏡花、柳原白蓮とも親交があった俳人・歌人の久保より江。明るくしなやかに生きる少女の物語を、高浜虚子、寺田寅彦ら錚々たる文化人との逸話を盛り込みながら、情緒豊かに描き出す。
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朝ドラ「おちょやん」主人公のモデル
貧しい家庭で育った南口キクノは5歳で母親を亡くし、父親は見知らぬ女と蒸発。過酷な丁稚奉公時代を経て、19歳になると知人に誘われ役者の道へ。やがて浪花千栄子として女優になり人気役者と結ばれるが、裏切られ離婚。苦悩の末に自殺を考える。しかし、それでも負けなかった浪花千栄子は、人々から“大阪のお母さん”として愛され続けるのだった。その波乱万丈の生涯を辿る。
宮本輝氏 絶賛!
「浪花千栄子は勝利者や成功者などではなく、最後まで負けなかった女性なのだと思う。ゆえに彼女は、舞台で人々を魅了し、人生を輝かせていくことが出来たのだろう」 -
小学校5年生の2学期、転校生の和江が学校に来なくなった。
彼女が引っ越してきたのは山の中腹にある古アパート。
様子を見に行った先生も謎の高熱にうなされる。
心配した綾香は意を決してアパートに向かう。
そこで出会ったモノとは……。
そして、綾香はまだ気付いていなかった。
自身もすでに囚われてしまっていることに――。
蜘蛛の巣に絡め取られたら闇に引きずり込まれる……。
原点回帰――沢村ホラーの真骨頂が再び! -
出張料理人さち子が、依頼者の悩みを料理で解決していく笑いあり涙ありの痛快ストーリー。
大御所の小説家を喜ばせた意外なレシピ、
依頼者の老いた母を元気にした魔法のスープ、
異国の来客に戸惑う両親とその息子を救った言葉……。
そんなさち子は老舗料亭「花菱」の一人娘だったが、
花板である父の死によって事態は最悪の展開に。
大好きだった父の味は滅んでしまうのか──。
食堂小説で大人気の著者が、料理、そして家族を愛する
全ての人に捧ぐ、渾身の連作短編小説。 -
奈良の薬師寺で働く高畑明日香の愛読書は、平安の僧・景戒が編纂した説話集『日本霊異記』。ある日、明日香は境内の絵馬に不穏な書き込みを見つける。母は殺された―。その後、彼女の周りで奇妙な事件が多発。その全てが『日本霊異記』に書かれた事象に合致していた。これらは何を訴えているのか。渾身の全6編を収録。
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短くて、ゆるくて、人生が明るくなるハッピーの花束みたいなエッセイ集
自分を変えたいときの秘訣 「真面目ニンゲン脱出法」
笑顔と幸せの関係 「最後に笑うのは誰だ?」
小説のような感動の実話 「おばあちゃんとハル」
嘘みたいな本当の話 「営業しないで売る方法」
など、読めば読むほど人生が楽しくなる74の珠玉のエッセイが収録。
幸せのハードルは低く――
<不治の病に冒された人や余命宣告を受けた人は、目の前の世界がきらきらして見えると言います。
おそらく彼らは「この世に生きている」という、多くの人たちにとっては当たり前のことに、しみじみとしたありがたみや幸せを感じずにはいられないのでしょう。
彼らは病気によって不幸を味わいますが、その一方では、幸せのハードルが一気に下がって、空が青いだけで泣けちゃうような感性を獲得したのですね。(本文より)> -
年の瀬の迫った北の街。29歳の堅物女・テンコはかつての同居人“ リコ” の元カレ・根上と再会する。ふいにテンコの前から消えたっきり行方知れずとなったリコはいま、どこでだれと過ごしているのか。追いかけても掴めない、リコの面影をさがす一歩一歩の道のり。
私たちはどこからきて、どうしていまここにいるのか。優しい出会いの物語が、再び始まる。 -
東京国立博物館「特別展 三国志」に合わせて文庫化!
多彩な軍師・武将が活躍し、かねてから日本人に絶大な人気を誇る『三国志』。その壮大な物語にちりばめられた数多くのエピソードの中から、厳選されたキーワードをピックアップし、まったく新しい視点から戦闘や戦略のみならず、物語の背景にある当時の中国社会の文化や生活習慣までも浮き彫りに――。より深い“三国志の世界”へ、あなたを誘います。
ヒゲ、美女、生け捕り、手紙、酒、名医、怨霊、橋、宦官、天文観察など 文庫版だけのキーワードも加筆収録。 -
『純粋理性批判』でくじけた、そこのあなた! カント先生と“散歩”に出かけてみませんか? おしゃれ好きで社交的、財テクが得意で、迫りくる老いと闘い抜く……。 名文家が描く「カント先生」は、こんなにステキで面白い人だったのか!
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人生のどん底で知った、どんな苦難にも負けない広岡浅子の生き様に励まされながら、やっとの思いで書き上げた『小説土佐堀川』が、刊行から27年を経て、朝ドラ「あさが来た」の原案本となる。それまでの軌跡は、著者自身の蘇生のドラマでもあった。「苦しんだ人こそ幸せになれる」を信条に生きてきた、85歳の「答え」がこの1冊に凝縮!
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ミルキ→ウェイ☆ホイッパ→ズは、「ひより」「芹乃」「ムギ」の女子高生3人によるネットアイドル。
一日警察署長に採用されたものの、パレード沿道で爆発テロ事件が発生。続けて謎のテロ集団「木星王国」からの犯行声明が届けられた。アイドル大好き警官の穀堂忍とともに事件解決に立ち上がった4人の運命は――!
装画は、大人気のイラストレーター・桜木蓮氏が手がける。 -
「英雄」と呼ばれた男の生き様
明治維新から150年 大河ドラマで大反響!!
英傑たちの視点で語られる西郷隆盛の知られざる姿、
大久保利通、五代友厚、坂本龍馬、相楽総三――ともに新時代を創った者たちの目に、西郷はどう映ったのか。
維新による天地鳴動は、男を「軍神」という名峰へと隆起させ、やがて崩壊させていった! 奄美流罪、倒幕、新政府との確執、そして西南戦争へ。鹿児島、奄美諸島での徹底取材で明らかになった新エピソードも収録!! -
著者が、およそ10年をかけて積み上げてきた、全国各地に残された史片や伝説、伝承を繋いで、紡ぎ出す“もう一つの維新物語”――。
1867年11月15日、京都・近江屋で暗殺されたのは、じつは坂本龍馬と中岡慎太郎の影武者だった。暗殺をかわした2人は討幕派の王政復古を阻止し、「翔天隊」を率いて、第3次長州征伐の休戦に奔走する。「生きていた」龍馬のその後とは。
坂本龍馬没後150周年におくる、歴史が10倍面白くなる本格的歴史シュミレーション小説。 -
ある日、目の前に現れた30年後の”僕”。”彼”が告げたのは、「最愛の恋人を失う代わりに、最愛の娘を授かる」という未来。
混乱と葛藤の中で、やがて2人の”自分”は一つの答えを出すのだが──。世界30カ国で第1位を記録したフランスのベストセラー小説がついに映画化。心を揺さぶる奇跡のラブストーリーに涙腺崩壊必至! -
この世ならぬ存在と話ができる青年・日下慎治が怪奇現象に悩む人々のところへふらりと現れる!
人気のないプール、いつもと違う電車、使われていない教室、地下駐車場――。街の片隅にある「境界」に棲むあやかしたちに寄り添い、話を聞き、そしていつの間にか去っていく放浪の青年が秘めた過去とは――。
ストーリーを超えて絡み合う人物たちの”現在”と”過去”にあなたは気付けるか!?
『フェイスレス』『クラン』シリーズの著者が原点に立ち返った待望のホラー最新作! -
1920~40年代、ニグロリーグで最高の速球を投げ、生涯通算2000勝、シーズン105試合登板104勝、42歳でメジャーリーグデビューし、計6シーズンで28勝、最後の登板は59歳。同時代を過ごした人たちの証言などにより語られていく記憶の中のサチェル・ペイジ。第3回潮賞・ノンフィクション部門受賞作に大幅加筆修正した完全版。
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