『濃蜜ラブルージュ(ライトノベル)』の電子書籍一覧
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前の会社を退職していた千尋は友人の紹介でジュエリー販売の事務所に雇われ、そこで社長の拓馬と出会う。仕事ができるだけではなく、優しく真面目な人柄の拓馬に次第に惹かれていく千尋だったが……。そんなある日、拓馬が婚約破棄をしたという話を知ってしまう千尋。キャンセルできないという理由で予約されていた新婚旅行になぜか千尋が誘われて――!? 拓馬の婚約破棄を機に仕事でもプライベートでも距離が近づいていく二人。拓馬から誘われた食事の場で、彼の過去や婚約破棄についての真実を伝えられた千尋は――。二人きりの食事を楽しんだあと、そのまま激しくも淫靡で極上な一夜を過ごす。「なんで? ……ほら。甘くて美味しいよ」 旅先のバリ島でも熱い毎夜を過ごす二人だったが、新婚夫婦として扱われることに千尋の心は揺れ動いてしまい……?
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世界一のシェアを誇るECサイト『Universe foot』の日本支社の社長である海斗はアメリカ本社の要人を迎えてアウトドア接待のときに彼のお子さんが大きな岩の上でバランスを崩した時、とっさに身代わりになった。お子さんをしっかり抱きかかえたまま、地面に降り損なってしまい病院に行ってみると見事な骨折、入院コースだった。都内にある『四つ葉記念病院』で入院することになった海斗は病棟勤務の看護師である紫乃のお世話になり同時に彼女に惹かれるのであった。「紫乃さん、ほんの少しだけでいいから、話し相手になってくれませんか?」 この出会いをきっかけに、二人はとある場所で再会するのだが――!?
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ある日、志恩と遊びに出かけていた華はスマホを忘れていたことを思い出し家に帰ったところで自身の姉と志恩の兄がセックスをしているところを偶然見てしまう。いつもは聡明な姉が、志恩の兄を責め立てているのを見て男女間の複雑な関係を知ってしまう。弟の志恩ももしかしてそんな性癖?とギクシャクしてしまい、華は志恩との関係に距離ができてしまったのだった。その後、華は女子大に入学し一人暮らしを始め、現在は装丁デザイン事務所で勤務。現在の職場でうまくいかず落ち込んでいた華は偶然志恩と再会し――。「……華ちゃんが俺に会いたいって思ってくれたらいつだって駆けつけるよ」 その後、志恩の家で過ごすことになった華は……!?
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学生の頃から脇役として生きてきた香蓮は、社会人五年目を迎えた今も同じようにひとりでいることに徹していた。かつて中学時代にひとときだけ安らぎを与えてくれた男の子と過ごした日々が、香蓮にとって宝物だった。そんな慎ましい生活を送っていたある日、香蓮の職場に取引先の相手として美容サロンの社長で元同級生の山野辺琉偉が現れる――!? 琉偉が転校して以来、約十年ぶりの再会となるのだが、なにやら彼は香蓮のことをずっと探していたようで……? あの頃と変わらない優しさとあの頃より素敵になった琉偉を前に、香蓮の心にはどうして自分を探していたのかという疑問が湧き上がる。二人きりになった際に琉偉から熱い告白を受ける香蓮だったが、緊張でアルコールを煽った彼女は倒れてしまい、気がついたらホテルの一室で琉偉に介抱されていた。熱っぽい眼差しの琉偉に香蓮は本心を暴かれて――? 「ずっと会いたくて、会いたくてたまらなかったよ。僕の……僕だけのヒロインになって、香蓮」 初めての快楽に翻弄されながらも、琉偉との夜は淫らに蕩けるように過ぎていく……。だが、香蓮は自分が彼に相応しくないと考えており、それを知った琉偉がある提案を持ちかけて――!?
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箱入り娘の里桜は祖父母から「会わせたい人がいる」と言われ、お見合いをすることになる。自分自身の力できちんと恋をしてみたいと思っていた里桜はお見合いに乗り気ではなかったのだが――。気が落ちたまま赴いたお見合いの場で出会ったのは、野宮グループの御曹司である野宮真斗だった。真斗の柔らかく笑う笑顔に、強張っていた里桜の心も次第にほぐれていき――? 里桜の感情を引き出し、寄り添ってくれる真斗の真摯な姿勢に里桜はしっかりと恋に落ちたのだ。こうして、晴れて真斗と恋人関係になった里桜は、彼から素敵なプロポーズを受ける……。「これから里桜にたくさん触るけど、いい?」 夫婦になった初めての夜は、里桜にとって心も身体も愛し尽くされる甘美な時間だった――。幸せな結婚生活が始まったのだが、情熱的な初夜を過ごして以降あまり真斗は里桜に触れてこない。寂しさを持て余す里桜に真斗が気づいてしまうと……!?
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仕事一筋で商品開発に励む心春と尊敬する上司・吉垣慶の二人には、ほかの同僚よりも早く出社するために毎朝の交流があった。半年ほど前からプロジェクトの打ち上げとして二人きりでご飯を食べに行くようにもなっている。今夜もいつも通りの打ち上げだと心春は思っていたのだが――!? なんと慶は心春のために、ホテルのバーで心春の誕生日をお祝いしてくれたのだった。憧れの慶に真っ直ぐに自分の頑張りを認めてもらえて、嬉しく思う心春。酔いが回ってきた頃合いで、慶から心春が仕事一筋の理由を尋ねられる。慶になら自分の本音を言っても良いかもしれない、そう考えた心春は夜の行為が原因で恋人にふられた過去を慶に相談したところ――!? なぜか、慶が心春の手ほどきをする流れになってしまい……。「声も、我慢しなくていい。ありのまま……聞かせて」 慶の優しい声と甘い指先に心春は素直に感じられるようになっていく――。次第に慶への想いが溢れてきてしまうのだが、そんな心春の前に慶と特別な関係だという女性が現れて……!?
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高校の頃に友人に誘われて参加した散歩サークルで、優愛は律に出会う。将来は街などの再開発を手掛けたいと思う彼は、散歩しながら色々な建築物を見るのが好き。綺麗な見た目なのに、不愛想な彼は近寄りがたい存在だった。散歩サークルの活動中に、優愛と律は捨て犬を見つけ、その事がきっかけで仲良くなる。高校の頃から律に恋をしていたが、非常にモテる彼にとって自分はただの友人の一人なのだろうと諦めていた。30歳を目前にして、律への恋を諦めようと決意する。同じころに職場の上司からお見合いを勧められ、いいきっかけになると優愛はお見合いを受けることにする。最後の最後に律の反応が見たくて、自分がお見合いをすることを律に告げ……。「優愛がお見合いするなら、もう我慢しない」 顔色を変えた律によって、彼の部屋に閉じ込められてしまった優愛は――!?
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4歳の頃に両親を事故で亡くし、父方の祖父母と叔母に育てられた乃々果は定食屋で働く。心優しく健気でしっかりしているので、お店の常連客に可愛がられていた。特に、最近常連になった茂雄と年の離れた友達のように仲良くしてもらっていた。そんなある日、泰成という男が店に来る。彼は、乃々果が海辺で散歩をしていたときに見かけた人だった。心臓が壊れそうなほど高鳴ったり、何かとテンパっていた乃々果は食事を終えた泰成が書類の入った封筒を忘れていることに気づき、彼を追いかけ書類を届けに……。「今夜、書類を届けてくれたお礼に、食事をごちそうさせてくれないか?」 相手が泰成であるだけで心が揺れる乃々果は――!?
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地方の大学を卒業しそのまま地方で就職した芳里だったが、東京に支社ができると同時に移動になる。取引先の祝賀会で榛の会社の社員とぶつかってしまい、芳里のドレスに飲み物がかかってしまったところを榛に助けられるが、高校生の頃に付き合っていた元彼の榛は芳里に気づいた様子はない。お詫びとして榛と飲みに行くことになった芳里は、榛から大企業の社長令嬢との見合いを悩んでいるという話を聞く。令嬢のことを好きになれるか分からず、利害だけで結婚をしていいか迷っているという榛を見て、過去の復讐のためにこの縁談を滅茶苦茶にしてやろうと決意した芳里は相談相手というポジションを勝ち取り、連絡先をゲットする。「羽倉さんとなら、俺が楽しめるデートができる気がするんだ」 相談に乗っていくうちに、まさかそんなふうに誘われると思わず動揺する芳里は――!?
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旅行の直前になって彼氏から突然別れを告げられた由美子は、失恋旅行として沖縄に来ていた。恋人たちが楽しそうに過ごすプールサイドで、由美子は自分と同じく一人でいる素敵な男性から声をかけられて……!? 「玲音」と名乗った彼は優しくスマートに由美子をエスコートする。その誠実で紳士な対応に徐々に惹かれていった由美子は、自身が振られた際に言われた言葉を思い切って玲音に打ち明けた。夜の情事に関するその言葉は由美子のトラウマになっており、それを聞いた玲音は彼女を慰め、熱い眼差しでまっすぐに見つめる――。「俺がきみを素敵な女性だと証明する。自信を失って悲しんでいるユミをこれ以上、見たくないんだ。俺に、きみを抱かせてほしい」 優しくも淫靡に愛された夜は由美子にとってはじめての経験だったのだが、翌朝目が覚めると玲音は連絡先だけを渡して去ってしまう……。玲音のことが忘れられないまま二年が経ったある日、由美子の会社に難波グループの御曹司が転属されてきて――?
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お菓子好きの静夏は、製菓メーカーの営業部で働きながら充実した毎日を送っていた。ある日、大企業の苑矢木商事から静夏直々にイベント企画に関する依頼が来る。そこで静夏の大学時代の先輩であり、苑矢木商事の副社長・苑矢木響也と再会した――。かつて恋心を抱いた響也との邂逅に緊張する静夏。打ち合わせのあと近況報告をしているうちに、お互いに忘れられない相手がいると知った響也から偽装結婚の話を持ちかけられて……? 割り切った結婚でも彼の役に立ちたいと思った静夏はその提案を受け入れることにしたのだが――!? 「俺はこの関係まで嘘にするつもりはない」 突然、真剣な眼差しをした響也からキスをされてしまい――?
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ある日、作曲家として活動する沙理のもとにゲーム楽曲の制作依頼が飛び込んできた。いつかやってみたいと思っていた憧れの仕事に沙理は快く引き受ける。だが、依頼主として打ち合わせに現れたのは元夫・律史だった……!? 社長になっても変わらない彼の姿に、嫌いになって離婚したわけではない沙理の心は酷く動揺する。打ち合わせを終え、たわいもない会話をする二人は次第に一緒に過ごしていた頃の想いを溢れさせて――。「沙理。相変わらずきれいだ……」 三年ぶりに肌を合わせた夜は、激しくも淫らなものだった。情熱的な一夜を過ごし、律史は自身の想いが沙理に伝わったと感じたのだが、彼女はどうやらそのことを後悔をしているようで――?
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両親からお見合いを勧められた七瀬はとても乗り気だった。なぜなら、相手は前から好きだった上司の本郷聡史だからだ。そんな彼とお見合いだなんて、人生最大のチャンス。これを逃すわけにはいかないと意気込んでやってきた。絶対にうまくやってみせる!と思うものの、プライベートな話をしようとするとすぐにシャットダウンされてしまう。仲良くなりたいのに、なかなか踏み込めない。でもそんな彼が好き!と惹かれていて……。「惣田さんは別の相手を探したほうがいい。今日は時間をとって悪かった」 どんな言葉も謙遜としか受け取ってもらえず相手にしてもらえない七瀬、一体どうする――!?
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土曜日のお昼、一人暮らしをしている恵麻のもとに、幼なじみの峻吾から久しぶりに電話がかかってきた。幼い頃から優しかった峻吾は、一人っ子で内向的な恵麻にとって憧れの人――。社会人になってからなにかと疎遠になっていたが、ずっと片思いしていた相手の声を久しぶりに聞いてときめいていると、どうやら前の職場の男から恵麻がストーカーの被害に遭っていたことを知って電話をくれたらしい。『ああ。……あのさ、もし俺と恵麻が明日から一緒に住むことになったらどうする?』 冗談にしてもありえない話だと思う恵麻だが……!?
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私立高校で働く千香は忙しくも充実した毎日を過ごしていた。ある日、中学の先輩の結婚式に呼ばれ、当時から想いを寄せていた潤と再会を果たす。より魅力的になった潤にときめく千香だったが、後日、母親からお見合いの話が飛び込んできた。あまり乗り気ではなかったものの、お見合い相手が潤だと知り、驚く千香。あの頃から色褪せずに続いていたお互いの気持ちを伝え合い、二人は結婚を前提にお付き合いを始めることになった。「誰にも見せない、君の姿を見せて」 初めての夜は驚くほど快楽に溢れて、どこまでも愛されるものだった――。順調な交際を育む二人だったが、千香の様子に潤は何やら勘違いをしているようで……?
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優しそうな見た目とは裏腹にはっきりとした性格の優里奈は、「思っていたのと違う」という理由で恋愛関係が続かない悩みがあった。そんなとき、同期の友人からマッチングアプリを勧められる。お互いに趣味や条件が合う中から探せるのなら素敵な恋人に出会えるかもしれない。そこで出逢ったのは同じスイーツ好きのシュリという男性だった。メッセージをやりとりするうちに意気投合した二人は、有名ホテルのスイーツバイキングに行くこととなる。だが、約束をしていた場所に現れたのは、仕事でぶつかって以来、苦手に感じていた同期の蛇原千明だった。酔った勢いのまま、お互いの恋人ができない理由を挙げていくうちに引くに引けなくなった二人は、情事の雰囲気を確かめるためホテルの部屋へと向かうことに……。「蕩けた顔でそんなしおらしい反応……煽ってるんですか?」 苦手だったはずの彼の愛撫は思いの外、蕩けるように甘く優しいもので――!?
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当時未成年だった理瀬を保護することを目的に、八年間夫婦として過ごした理瀬と翔平。理瀬が借金の返済を終え、夫婦でいる理由がなくなった二人は離婚届を出すことに。その前夜、理瀬は翔平への恋心を隠しながら、彼に一つのお願いをする。それは、自らの処女を奪って欲しい、というものだった。最初で最後、夫婦として過ごした夜はどこまでも淫らで、切なくて――。「今晩だけ、本当の夫婦なんだろ?」 身体の関係を持ったにも関わらず、離婚前と変わらない翔平との距離感に理瀬は諦めにも似た気持ちを抱く。そんな理瀬の前に一人の男性が現れるのだが、そのことで翔平は必死に押し殺していた自分の本心に気づいてしまい……!?
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お菓子作りとカフェめぐりが好きで百貨店で洋菓子の販売員をしている琴葉。高校一年生の頃から同級生であり、同じ水泳部である悠希と友人関係を経て恋人関係となり、今でも交際が続いていた。あっという間に月日が経ち、そろそろプロポーズをしてもらえるのではと思っていた琴葉だが悠希はなかなか結婚に踏み切ってくれず……。「ずっと好きでした! 付き合ってください!」 顔を真っ赤にして頭を下げて右手を差し出された時のことを、琴葉は昨日のことのように覚えているが相談相手でもある同僚からマンネリの話を聞いて悠希との関係に不安を覚え――。
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大手専門商社の営業アシスタントをしている梓。同期の男性が結婚したことを知り、自分にそんな予定がないのを虚しく感じていた梓は、飲みに繰り出した繁華街でヒールが溝に嵌まって転びそうになってしまう。一生懸命パンプスを溝から外そうとするものの、なかなか取れずに泣きたい気持ちになっていると、すぐ傍のleggiero(レジェロ)というバーでバーテンダーをしている年下とおぼしき男性に助けてもらった。整った顔立ちでいかにも女性にもてそうな彼は、こちらの顔を見て驚いた顔をする。実は彼は梓がかつて家庭教師をしていた柾で、合格発表の日に告白されたものの、梓は彼氏がいたために断ったという過去があり……!? 気まずさをおぼえる梓だが、その後柾に彼の勤めるお店に誘われる。「だったら梓さん、俺でリハビリするのはどうですか」 酔った拍子に彼と一夜を共にすることになり――。
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星川食堂の一人娘である百花は、食堂の経営難に頭を抱えていた。郷見総合病院の外科医・国森透夜は食堂に対して資金援助を提案するも、食堂の大将である百花の父に断られる。だが、家族で解決しなければならない問題だという大将の言葉を聞いた透夜は百花を助けられる存在になるため、結婚を申し込んだ。透夜と過ごす初夜は、お金のために結ばれたとは思えないほど甘く淫靡に愛されて――。「可愛いな、百花。――早く俺をほしがるようになってくれ」 順調な新婚生活を送るなか、ある日星川食堂に対する悪意のある口コミと書き込んだ相手を知ってしまう百花。口コミの内容に落ち込み、心配をかけたくないと口をつぐむ百花だったが、そのことに気づいた透夜は溢れる想いを隠すことなく彼女の心から身体まですべてを甘やかした……。百花は次第に透夜から離れたくないと思い始めていて――!?
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ステルラビール株式会社で働く鈴菜が顧客から迫られていたところを助けてくれたのは、CEOに就任した元カレ・拓海だった。しつこく二人の後をつけてくる顧客を撒くためにホテルへと逃げこむ拓海と鈴菜。再会した拓海は鈴菜を情熱的な眼差しで見つめ、そのまま強く彼女を抱きしめた――。「――こうして鈴菜を見つけた以上、俺はどんな手を使ってでもこれからおまえを落とす。全力で。どんな手を使ってでも、だ」 熱く淫らな一夜を共にした翌朝、拓海は鈴菜にストーカー行為から身を守るための偽装同棲を提案する。あの頃以上に拓海からの溺愛を受けるも、鈴菜は別れる原因となった五年前のある出来事が忘れられなくて……。
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飲料メーカーの企画営業部で働く乃々花は、大きな自身の胸に幼い頃からコンプレックスを抱いていた。少し強面な後輩社員の大獅が上司たちのセクハラ発言から乃々花をかばってくれたことをきっかけに、紳士で誠実な彼への想いが募る日々――。ある日の仕事帰り、突然の大雨に襲われた乃々花と大獅はずぶ濡れになった服を乾かすため、ホテルへと向かうことになった。二人っきりの空間でも心を砕いてくれる大獅に、想いが溢れた乃々花はありったけの勇気を振り絞って彼に迫る。「そんなにエロいキスしたってことは……覚悟はできてるんですよね?」 極上な愛撫で激しく抱かれた夜はワンナイトだけのはずだったのに、なぜか大獅から情熱的なアプローチがはじまってしまい……!? 大獅とのデートを重ねるうちに、本当の自分を大切にしてくれる彼の深い愛情に乃々花は身も心も絆されて――。
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同僚の修一と結婚間近だったはず美月。しかし、後輩OL・清水と修一の浮気が発覚し破局してしまった。修一とは就職後すぐから付き合い初めて3年、結婚も考えていただけにダメージも多く落ち込んでいた。そんなある日、営業成績もよく若くして部長、将来は取締役も約束されているヤリ手の悠馬と一緒に出張することに――。どこか冷たい雰囲気のある悠馬のことが少し苦手だったが、意外にも悠馬は優しく美月の話を聞いてくれていた。「……だったら、俺の部屋に来い」 そんな彼に心を許してしまった美月は……!?
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叔母の会社で家事代行サービスを提供する穂乃果。ある日、想定よりも早く帰宅した依頼主の優司と鉢合わせてしまう。なにやら酩酊している様子の優司を介抱していると、彼から嗚咽が聞こえてきた。苦しいときに孤独でいることの辛さを知っている穂乃果は、そっと彼の傍に寄り添うことに――。一週間後、再会した穂乃果に優司は、あるお願いをする。「どうか……俺の偽物の婚約者になってくださいませんか」。詳しく事情を聞いた穂乃果は、優司の婚約者を演じることにしたのだが……!?
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大手総合商社を退職したあと、なかなか次の職が決まらない七生。そんなとき兄から、自分の会社の営業補佐として働かないか、と持ちかけられる。そこで七生は上司となる稜月と出会う。稜月の女ったらしな一面を知るも、仕事への向き合い方には尊敬を抱くようになっていく――。入社して数日が過ぎた頃、七生は稜月から衝撃の事実を聞かされた。「……覚えてない? 一晩中、愛し合った……六年前のこと」。だが、当時の彼とはまるで別人みたいな今の稜月。稜月が遊び人であることには、なにやら事情があるようで……?
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カフェKOTORIの店員として働く菜摘は、兄の友人で幼馴染の耕平に淡い恋心を抱いていた。ある日、仕事終わりの菜摘を心配して迎えに来てくれた耕平といつものように会話をしていると、彼から熱い告白をされ……。「俺はずっと、菜摘が好きだったから、妹だと思ったことはない」。長年の思いを通じ合わせた二人は、そのまま結婚を前提に同棲することになった。耕平からの甘い愛撫に蕩ける毎夜を過ごす菜摘だったが、初めての菜摘に負担をかけたくないと最後まで繋がろうとしない耕平。だが、あることがきっかけで、ついに耕平の独占欲が溢れてしまい――!?
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夢だった広告会社に就職し、忙しくも充実した日々を送る織衣。残業を終えたある日、織衣は会社の御曹司であり憧れの人・瀧澤部長からニ人きりでの食事に誘われ、なんと交際を申し込まれる! 「どんな織衣だろうが俺はすべてを愛している。守るから、全部ゆだねてほしい」。順調に愛を育んでいくニ人だが、恋をして増々綺麗になった織衣は、ある男性からしつこいアプローチを受けるようになる。きっぱりと断ったのに、諦めてくれない彼の行動は段々エスカレートしていって――!?
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企画室で働く相崎七清は、飲み会で室長にウザ絡みされているところを後輩の地味系男子・久慈に助けられ、ニ人で飲み会を抜け出し呑み直すことになった。年上に恋しているという久慈の恋愛相談に乗っているうちに、なぜかホテルに行く事になってしまって――!? かわいい後輩に見栄をはっていたものの、実は恋愛経験が乏しい七清。彼がシャワーを浴びている間に帰ろうとしていると、タイミング悪く久慈が戻ってきてしまうのだが……そこにいたのは別人のようなイケメンだった! 「それで、相崎さん。俺に色々と教えてくれるんですよね?」。不敵に笑う久慈の瞳から、七清はもう逃げられなくて……。
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旧財閥系の大企業、トーインコーポレーションの御曹司である洞院賢和とのお見合いが決まった千遥。千遥も地方名士である名賀瀬家の娘だが、実は父親としか血がつながっていない――いわゆる愛人の娘だったため、幼い頃から兄や父に距離を置かれ育ってきた。お見合いは順調に進み、穏やかで優しい賢和に心惹かれつつある千遥だったが、父から「実母のことは隠すように」と釘を刺され、隠し事をしたままの結婚に不安を覚える。そんな秘密を抱えた新婚生活だったが、名賀瀬家という古い殻に閉じこめられていた千遥の目には、彼との生活は何もかも新鮮で……。「今すぐ変わろうとする必要はないと思う。君が今、これまでの自分を振り返って変化を望むなら――少しずつでいいんだ。焦る必要なんてない」。これまででの生活が嘘のような穏やかで温かい日常を送る千遥だが、自身が本当は愛人の娘だということを賢和に隠して生活するのが心苦しくなってきて……。
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完全承認制で、人には言えない恋愛についての悩みを匿名で相談できるマッチングアプリ『Secret Talk』。HN「うさぎになりたい」こと実弦が『Secret Talk』に登録している理由は、「一度でいいからセックスで満たされてみたい」からだ。実弦はそのアプリで、自分と近い悩みを持つ「おおかみ志望」というHNの男性と交流を深めていき、ついに会うことになったのだが……。なんと、偶然マッチングした相手は、急成長中のIT起業の若社長、須河燈だった。「怖がりなとこも、ほんと可愛い。気持ちよくなりたいと思うのは悪いことじゃないって、教えてあげる」恐縮する実弦だったが、同じような悩みを持つ彼とのセックスは、実弦が想像していたより甘く満たされるように激しくて――。
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『――いい加減、諦めたらどうだ? どれだけ暴れたところで、誰も助けに来ないのは分かってんだろ?』。美帆の恋人・野島には、ちょっと変わった性癖がある。それは、役になりきったシチュエーションプレイが好きなことである! あるときは「借金取りと彼氏に借金を背負わされた彼女」あるときは「営業部の後輩男性と先輩女性」……美帆は元役者で憑依型の野島に乗せられ、様々なシチュエーションプレイを楽しむのだった。彼とのプレイにすっかりハマってしまった美帆だったが、ある日を堺に急にシチュエーションプレイに誘われなくなってしまって……?
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色素の薄く整った顔立ちと大きな胸のせいで、幼い頃から男性にはいやらしい目を向けられ、女性にはやっかまれてきた志保。そんな彼女の最近の悩みは、社長代行である専務から受けているセクハラだ。前社長に恩がある志保は逆らうことができず、どんどんセクハラはエスカレートしていき、ついに取引先の社長である蘇我谷にハニートラップをするよう命令されてしまう。志保は拒否するが、「この契約が取れないと倒産するかもしれない」と脅されてしまい……。「あいつに……専務にいつもこうされているのか?」。自暴自棄になった志保は蘇我谷に迫るも、彼は何故かショックと怒りに満ちた目を志保に向けてきて――!?
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今夜、穂乃香の夫・絢人が専務取締役の会社「橘屋」が、穂乃香の亡き祖父の会社「桐生マテリアル」を企業買収することが発表される。それに伴い、穂乃香と絢人の七年にも及ぶ契約結婚は終了するのだ。両親を亡くし叔父一家に引き取られたものの、肩身の狭い思いを強いられていた穂乃香を助け出してくれた絢人。そんな彼を解放するため、恋心を押し込めて離婚の時を待つ穂乃香だったが、「欲しいものはないか」と尋ねられ思わず「大人の女にして欲しい」と口にしてしまい……。「どうして今まで指一本触れずにいられたんだろう。……もっと君を味わいたい」。最初で最後の夫婦の夜を過ごした次の朝、穂乃香はさよならのつもりで離婚届をテーブルに置いて家を出たのだが――!?
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派遣先との契約が一ヶ月も早く終了してしまった綾子。陰鬱な気分で街を歩いていると、偶然元同級生であり、元彼の弟でもある啓太と再会する。起業し立派に働く啓太と今の自分を比べより落ち込む綾子だったが、彼に食事に連れ出され話をしているうちに、徐々に元気を取り戻していく。しかし、帰り際綾子が言った冗談が彼の心に火をつけてしまったようで……!? 「身体で払ってもらうことにしたから。そうすれば気が済むんだよね。遠慮なく抱くけど――逃げるなよ」。偶然の再会から、かつてすれ違ってしまった恋が再び動き出す――。
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藍莉の職場であり両親が経営する会社、汐見建設は経営不調に陥っている。ある日大手ゼネコン・小早川コーポレーションの社長息子で、昔から想いを寄せる幼なじみの誠ちゃん――誠治に食事に誘われ、そこで小早川コーポレーションが汐見建設と資本提携することを教えられる。しかしそれは、藍莉が誠治と結婚することが条件だった! 思わぬ形で想い人と結ばれた藍莉だったが、誠治がこの結婚をどう思っているのかわらず不安に思っていたが、彼は「これからは夫婦らしい付き合い方に変えていこう」と言い出して……。「――難しく考えなくていい。ただ俺に委ねてくれていればいいよ。藍莉、もっと君を知りたい」。ずっと誠治だけを見続けてきた藍莉は異性と触れ合うのも初めて。しかし彼の優しく甘い愛撫に次第に蕩かされていって――。
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営業課で働く葉月一花とシステム開発部で働く瀬名匠は、周囲も認める犬猿の仲。またもや仕事のことで言い争いになってしまうが、実は原因が一花の持ってきた案件によって発生したトラブルで、瀬名がカバーしてくれたのだと知る。罪悪感を抱いた一花は案件が片付くまで彼をサポートすると決めたのだった。そんなある日、終電を逃し仮眠室で一夜を明かすことにした一花と瀬名。しかし、寝ぼけた瀬名が一花の布団に潜り込み、彼女を抱きしめてきて!? 「……葉月」。誰かと間違えているのかと驚く一花だったが、彼が呼んだのは確かに自分の名前だった。戸惑う一花をよそに大胆な動きになっていく手に、段々と身体が熱を持ち始めてしまい——。
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営業課に新しく異動してきた男性に莉緒は驚いた。なんとその人は、六年前に別れを告げられたが未だに忘れられずにいる男性――孝士郎だったからだ。気さくに話しかけてくる孝士郎に、気まずい気持ちを抱えたまま過ごしていた莉緒だったが、彼の歓迎会が行われた夜、酔った勢いで一夜を過ごしてしまう。その日をきっかけに、孝士郎は莉緒を度々誘うようになる。身体だけ求められていると感じた莉緒は、断る口実に思わず「忘れられない人がいるから」と言ってしまって……。「その人のこと、俺が忘れさせるから」。別れを切り出したのは、彼からだったのに……。莉緒を抱く彼の姿はまるでまだ自分を好きだと錯覚しまうくらい熱く激しくて――。
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化粧品メーカーの営業課で働く光は、恋人の柊にプロポーズされたことをきっかけに、独立し起業することを決めた。新婚生活と同時に社長生活をスタートした光。努力の甲斐あり光の会社「アムール」は無事軌道に乗り始めるも、同時にある悩みが芽生え始める。子供のことである。柊は「落ち着いてからで良い」と言ってくれているが、周囲の変化につられ光は思い悩むようになる。「いつでも一生懸命なところが光らしいよ。俺はそんな光が好きだ」。どんなときでも光を優先し愛してくれる柊。そんな彼との子供が欲しいという気持ちは少しずつ大きくなっていって……。
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アルファ至上主義の八重樫家にオメガとして生まれたうえに、成人しても未だヒートが訪れない香澄は、家族以外の親族から蔑まれて生きてきた。ある日、働き先のベーカリーにと突然やってきたアルファ――幸司から「自分は香澄の『運命の番』だ」とプロポーズされて……!? 「君は、出来損ないのオメガなんかじゃない。俺がそれを証明して見せる」。生家を丸め込んだらしい彼に押し切られ、『番契約をしないこと』を条件に結婚を了承した香澄。『運命の番』らしい幸司と接しても、ヒートが起きない香澄だが、彼と夫婦として過ごすうちに、いつしか彼と番になりたいと望む自分がいて――。
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電子部品の製造会社で秘書として働く結衣は、平穏な人生を望んでいるのに男運が最悪だった。幾度目の修羅場を経て、その悪運を断つべく傷心旅行として縁切り神社に参拝する。そこでエイリークという男性を助けたことをきっかけに、二人は一夜の恋に落ちたのだった。日常に戻ったものの、彼を忘れらない結衣。そんな彼女の元に取引先の社長として現れたのは、なんとエイリークで……!? 「結衣はもう、俺のものだ。俺がそう決めたからな」。あの夜、囁かれた言葉は情事の戯れだと思っていたけど、結衣は既に彼の逃れられない甘い執着に囚われていたようで――。
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有名玩具メーカーを辞めたあやめの再就職先は、玩具は玩具でも、アダルトグッズのメーカーだった! 勘違いから面接を受けてしまったが、『ワクワク感を届けたい』という自分のモットーと、社長である御子柴の熱意に後押しされ未知の世界に足を踏み入れることを決意。しかし、先輩のアドバイスによって商品の使用感レポートを御子柴に提出することになってしまい!? 羞恥心から早くも躓いてしまったあやめに、御子柴が手を差し伸べてくれた。「教えてあげますから、レポートに素直に書いてくださいね。いいですか?」。その日からあやめの中で御子柴という存在が大きくなっていく。一方、御子柴の右腕であやめを親身に気遣ってくれる上司の泉との距離も近づいていた。そんな中、次のレポート商品として渡されたのは……コンドーム――!?
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成瀬商事の社長秘書である玲奈は、ここ数ヶ月続いてる父からの結婚の催促に気が立っていた。尊敬する社長の由貴哉に心配されてしまう程に……。社員想いの由貴哉に絆され、彼に悩みを打ち明ける事になった玲奈。相談場所として連れられたバーで酔った玲奈は、大胆にも由貴哉をベッドに誘ってしまうのだった。「全く、こっちは葛藤しているというのに、そうやって煽るなんて君はいけない子だよ」。秘書と社長から一線を超えた二人。しかし、目を覚ました玲奈はお酒のせいで昨日の出来事をすっかり忘れていて――!?
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昔から想いを寄せていた彰史とお見合いで再会した美紅は、彼からプロポーズを機にあれよあれよと言う間に結婚をすることに。幕を開けた夫婦生活は順風満帆。ふたりは新婚らしいとろけるような満ち足りた時間を過ごしていた。だけどその反面、美紅は彼との甘く優しい夜を過ごす中で、もっと刺激を欲している自分自身に気づいてしまって……。「そんないやらしい格好で俺に抱かれることを想像したのか」。美紅のとある行動をきっかけに彰史の熱情が激しく揺さぶられ、夫婦の夜は激しさを増して――!?
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外資系スーパーのマーケティングマネージャーとして働く二九歳の風花は、今日もベッドの上でM字に自縛し、愛用の玩具たちで一人慰めながら「彼」に激しく犯される妄想に浸っていた。「彼」とは、風花の初恋の人であり、彼女に今もなお癒えない傷をつけた裏切り者、「海斗」という元同級生だ。ある日、新しい玩具を購入しようとサイトを巡っていると『運命の恋を引き寄せるバイブ』という商品を見つけ、好奇心から購入してしまう。怪しげな玩具を購入して数日後、社長家のホームパーティーの手伝いに呼ばれた風花は、唐突に紹介したい男性がいると告げられる。しかもその相手は毎夜のように妄想していた彼――海斗で!? 「風花さんにせっかく会えたのにこれっきりだなんて、俺は嫌だ」。『運命の恋を引き寄せるバイブ』によって、拗らせ女子・風花の止まっていた運命も動き出す――!?
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名香エンタープライズの社長令嬢である梓は、二七歳の誕生日を前に非常に焦っていた。次期社長として父のお眼鏡には適わなかった梓は、『二七歳の誕生日までに会社の後継者となるような恋人を作れなければ、父が指定した男性と結婚する』という約束をしていたのだ。しかし、ついに恋人のひとりもできずに約束の日を迎えようとしている。家に帰りたくない梓がバーでやけ酒を飲んでいると、佑輝という男に声をかけられて……。「だとしたら、俺は君のお眼鏡に適うな」。ヤサグレ気分の梓は、甘く優しい言葉をくれた彼にほだされ、一夜を過ごしてしまう。行きずりの恋など忘れようと、ついに二七歳の誕生日を迎えた梓だったが、婚約者がいるという会場には佑輝がいて――!?
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雪乃と透は幼馴染であり、結婚一年目の新婚夫婦。夫婦仲は良好でまさに順風満帆だ――彼とのセックスが物足りないということを除いて。昔なじみだからこそ言い出しにくい悩みを抱えた雪乃は、彼が出張に行き不在の夜に限り、思う存分快楽を求め自慰に耽るのだった。今夜も愛用のおもちゃで欲望を満たしていた雪乃だったが、出張がなくなり急遽帰宅した透にその姿をついに見られてしまって!? 「俺に雪乃のこと、気持ちよくさせて? さっきみたいな感じてる顔、また見せてくれよ」。その日を堺に、夫婦の夜は今までの淡泊な行為が嘘のように激しく、情熱的になっていって――!?
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ウェブデザイナーとして働き、自他共に認める社長派である文乃にはある秘密があった。それは文乃が由緒正しい飛鳥井家の一人娘であること。そして、彼女が熱い視線を向ける社長――恭平の一族は、飛鳥井家に仕える家令だということである。家を出て独立しつつも、「普通のOLとして社会に出てみたい」という文乃の願いを叶えてくれた恭平に、文乃は密かに想いを募らせている。しかしそんな平和な日々を壊すかのように、両親によってお見合いが計画されていると知った文乃は、玉砕覚悟である決意をして――!? 「わかりました。では、結婚しましょう」。その日から、文乃と恭平の関係は「社長と社員」「主と従者」でもなく「夫と妻」に一気にステップアップしてしまう――!?
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老舗下着メーカーの通販事業部員・玲奈と、彼女の上司・櫂は社員の間で噂のカップルだ。実際はただの友人同士――本当は玲奈の片想いなのだが。しかし、玲奈は元カレのせいで人間関係が破綻したというトラウマから、恋人になることは望んでいなかった。現状維持が一番幸せのはず。そんな中、いつものように櫂と飲みに来たバーで、二度と会いたくない元カレ・有吉と再会してしまい……。混乱し気持ちが沈みきったまま泥酔した玲奈が目を覚ますと、そこはホテルの一室。さらに連れてきたという櫂は、玲奈をずっと好きだったと告白をしてきて!? 「俺の言葉だけを信じろ。それ以外はなにも考えなくていい」。流されるまま受けた想い人からの愛撫は、過去の傷に震える玲奈の身体を癒やすように優しく、感じたことのない程の劣情を煽って――!?
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夏希には忘れられない人がいる。大学の卒業旅行先で出会った海都という男性だ。友達の裏切りに傷つき飛び出してきた夏希と似た境遇だったことをきっかけに一夜を過ごしたのだ。旅行先で偶然会っただけの彼と再会するなど想像すらしてなかった夏希だったが、新しく部署に配属されてきた人はまさかの海都で……!? 突然の再会、しかも同じ会社で同じ部署なんてと運命を感じるも同僚として接することを選ぶが――。「夏希がほしい。六年前のあのときみたいに……夏希を抱きたい」。心のどこかで期待していた言葉を言われてしまえば、彼の手を拒むなんて選択肢はかき消されて――!?
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営業課で働く瑤子は、営業で酷使した身体にご褒美として月末にマッサージを受けることを月課にしている。お気に入りのマッサージ店に勤める悠斗は、一年前に偶然再開した高校の同級生であり、瑤子が好意を寄せる男性だ。施術後に二人で飲みに行く時間が、瑤子の楽しみの一つだった。そんなある時、瑤子は話の流れで過去のトラウマから恋愛に恐怖心を持っていること、そしてずっと抱えてきた悩み――不感症だということを悠斗に打ち明ける。「じゃあ、俺で試してみる?」。突飛な提案に驚く瑤子だったが、彼を想う気持ちと、自分を変えるまたとないチャンスに、揺らぐ心を抑えることはできなくて――!?
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音羽ひまりは二十七年の人生の中でも最悪な出来事に直面していた。結婚式直前で彼氏の二股が発覚したのだ。当然式も婚約も白紙。どん底の気持ちの中、新婚旅行先として予約してしまっていた南国に傷心旅行として一人で行くことにしたひまりだが、そこには何故か上司である宝生の姿もあって――!? 宝生と過ごすうちに徐々にひまりの顔にも笑顔が戻っていくが、傷つけられた心はふとした瞬間に苦しく痛む。「泣きたいなら気が済むまで泣いたらいい。それまで俺がずっとこうしてる」。抱きしめられながら囁かれた言葉はひまりの心に痛いほど沁みて、そして思わず彼に「ひとりにしないで」と縋ってしまい――!?
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彩美は父の決定で嫌々お見合いをさせられていた。男手一つで育ててくれた父には感謝しているが、結婚相手くらい自分で探したい……。しかし父に気持ちを伝える事はできないまま、望まぬお見合いは順調に進んでいくことに。幸い、相手にとって利益は少ない話だし、不機嫌そうな表情を浮かべる目の前のお見合い相手――晄介の様子に「きっと断られるだろう」と内心安堵していたが、二人きりになった途端に晄介の雰囲気は一変して……!? 「俺を好きになって、普通の恋愛をしてみればいい」。沈み続ける彩美の気持ちだったが、晄介の言葉にドクンと胸が高鳴るのを感じて――!?
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