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『祥伝社文庫(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧

121 ~180件目/全1374件

  • 鎌倉旅に出た宗次は、虚無僧姿の集団の襲撃を受ける。内一人は女! 同じ頃、江戸では宗次暗殺を企む女太夫の仕込み刀によって、平造親分の配下二人が一撃のもと斃された。女太夫は男との証言を聞き訝る宗次は、自分に向けられた位高き“秘殺剣”に驚愕する。将軍継嗣に揺れる江戸で、宗次一人を的に結集する激しい憎悪の炎。大切な女性のため、宗次は最悪の激闘地へ! ※電子版に口絵は含まれません
  • 駿河国田賀藩の中老廣澤和之進の悲願、それは自慢の妻女美雪を奪おうとする浮世絵師宗次を討ち果たすこと――。その一心で伊豆から松坂へと苛烈な修行を重ねる和之進。一方、憎しみの刃を向けられているとは知らず、宗次は江戸で平穏を乱す危難に立ち向かう。オオカミの如き槍衾の気配。老中堀田正俊を狙う影。宗次の剣が修羅を討つ、新「大河」シリーズ、開幕! ※電子版に口絵は含まれません
  • 松坂に雌伏し、憎しみの刃を研ぎ澄ます廣澤和之進。その切っ先が狙う宿敵江戸の浮世絵師宗次に否応なく政争の渦が襲い掛かる。謎の刺客は、母と敬する長屋の住人チヨの娘吾子をも脅かした。さらに四代様(家綱)容態急変の報に接し登城すると、思いもよらぬ事態に発展、さしもの宗次も慄然とする。最愛の女美雪、そして己を慕う「妹」のため、宗次は迎撃の剣を握る! ※電子版に口絵は含まれません
  • 『信長の軍師』の著者が贈る江戸黎明期の興奮捕物帳!
    十万両を盗んだ男が引退。跡目争いに江戸の町は震撼する!
    緊迫の“鬼勘”犯科帳。

    北町奉行所同心の本宮長兵衛は変人で知られていた。滅多に奉行所には現れず、隠密のように街中を探索している。その長兵衛が珍しく米津勘兵衛に面会を願い出た。
    明け方まで酒を酌み交わした老人が、十万両を超える盗みを働いた大盗の頭・正五郎だったのだ。正五郎は足を洗う証拠に、自分の孫娘を嫁に差し出すと言う。
    勘兵衛は跡目争いによる治安悪化を警戒し……。
  • 『信長の軍師』の著者が贈る迫力捕物帳!
    盗賊が北町奉行所を脅迫。勘兵衛は一味の油断にくさびを打ち込む!
    怒涛の“鬼勘”犯科帳!

    北町奉行所は苦渋と悔恨に覆われていた。盗賊の飛猿と思しき一味を尾行するも、追手の家族を人質に脅され、追跡を断念させられたのだ。
    一方、米津勘兵衛は奉行就任以来、初めて三河へ墓参に発った。途中、愛用の銀煙管と同じ造りの品を使う老人と出会う。勘兵衛は彼こそが大老盗飛猿だと直感する。そして、一味に異変が起きていると察し、新たな策を打つが……。
  • 警察に憎まれる警官――“狂犬”剣崎恭弥は止まらない!
    被疑者を完璧な自白に導く、取調室のエース刑事が消えた!
    恭弥は“無罪請負人”と共闘し、行方不明の友を追う。

    恭弥の同期であり、神奈川県警きっての取調べの専門家、守屋彰彦が行方不明に。失踪か、拉致されたか――。
    守屋がある放火殺人事件を担当し、被疑者から自白を引き出した矢先の出来事だった。危機の匂いを嗅ぎつけ友の足跡を辿る恭弥には尾行が! さらに何者かの襲撃を受け……。
    組織の論理に抗い監察官らと対立しながら、剣崎恭弥は単独捜査で警察内部の闇に挑む!
  • シリーズ累計320万部突破
    『異世界チート魔術師』の著者が描く、愛でたいグルメノベル!

    ふたりで“飲む”のが
    うれしい!美味しい!
    共働きの仲良し夫婦は、節約&かんたん晩酌がお好き

    三十歳の夫・涼音と一つ上の妻・あずさ、酒と肴をこよなく愛す夫婦の物語。
    涼音は今日の夕食当番、あずさからは「レモンサワーに合うもの」なるリクエストがあった。かすかな音を立てるソーダと涼しげなレモンの香り――と合う肴? 
    スーパーで悩む涼音の目に飛び込んだのは、白く輝くエノキダケ、そして鶏の皮。愛する妻のため、至極の晩酌のため、涼音は腕をふるう!
  • 音立てる圧倒的描写力!! 大剣聖をもねじ伏せた必殺剣 秘剣対秘剣、因縁の激突!太平の世を乱さんとする陰謀 闇で蠢く幕府最高権力者――仙洞御所で大帝の悲痛な願いを受け止めた浮世絵師宗次。だが、その前に現れた弁慶なる巨躯侍。名刀を狩るべく修羅の豪剣が宗次に唸りを上げる。一方、強大な公家勢力と六波羅組の激突は迫り、京に最大の危機が! 幕府の影までが蠢く中、大剣聖と謳われた父でさえ勝てなかった天才剣に、宗次はいかに挑むのか!? 祥伝社文庫創刊三十周年記念特別書下ろし作品「悠と宗次の初恋旅」を収録 ※電子版に口絵は含まれません
  • 浮世絵師宗次、花の京へ!絢爛たる都で相次ぐ戦慄の事態!悲運の大帝、重大なる秘命、強大な公家剣客集団――大帝より浮世絵師宗次に届いた密書、それは人知れず秘密裏に京を訪ねてほしいというものだった。厳重な警備を掻い潜り御所へ侵入、後水尾上皇と謁見できるのか。折しも歴史深き都は要職者の暗殺が横行、治安悪化の一途をたどっていた。江戸へ戻れという忍びの警告。凄腕の公家剣客衆の襲撃。夜毎五条に出没する弁慶なる謎の侍。絢爛たる都で宗次の撃滅剣が閃く! ※電子版に口絵は含まれません
  • 今度の悪女はサックス奏者
    演奏は繊細に!
    潜入捜査は大胆に!
    罪なき人を次々と毒牙にかける特殊詐欺――
    その黒幕に迫るべく、「ド新人」捜査員・堀川美奈、疾走!

    投げたスティックが脚に絡まり、逃亡犯は捕まった。ドラムを叩いていた警視庁音楽隊の堀川美奈が、組織犯罪対策部の猛者に見初められた瞬間だった。
    ステージ度胸を買われた美奈は、さっそく六本木で覆面捜査を命じられる。そこに近づいてきたのは、艶やかな女医だった……。
    経験がほぼゼロの新米捜査官が、「悪女刑事」の称号を引き継ぐまでの、初めての潜入捜査!
  • 華麗な剣の舞、壮絶な男の激突――天下一の浮世絵師、哀しくも切ない出生の秘密とは!? 生き倒れた女の幼子を引き取った直後、浮世絵師宗次は手練の侍集団に襲われる。京から長旅を続けてきたという幼子の正体に関係が? やがて大坂夏の陣より続く暗殺集団の関わりが明らかになるとき、事件は宗次出生の秘密にまで発展していく!(「命賭け候」)大店美人お内儀殺しを追う「妖し房」、血まみれの浮世絵を残す凶賊に挑む「舞之剣」。衝撃の時代傑作! 祥伝社文庫創刊三十周年記念特別書下ろし作品「くノ一母情」を収録 ※電子版に口絵は含まれません
  • 怒濤のベストセラー!文庫オリジナル シリーズ最強にして最凶の敵───!宗次に忍び寄る黒衣の剣客の正体は!? 面妖な大名風集団との遭遇、それが浮世絵師宗次を襲う凶事の幕開けだった。張り付いて離れぬ不快な気配。それは白金の森に伝わる“無念の館跡”に関係が? 暗幕の森で宗次を待つ黒衣の剣客闇之介。揚真流奥義をも戦慄させる幽鬼の業。やがて、勇猛の将と一族の墳墓、七体の骸が発見された。一方、江戸の名門道場と国学者邸で血の惨劇が相次ぐ。宗次、かつてない危機に! ※電子版に口絵は含まれません
  • 次々新展開 門田泰明時代劇場魅力全開 シリーズ史上類なき大衝撃の連続!歴史の闇が生む奇怪、不可解、圧倒的剣戟 怒濤の如き激情剣法対華麗なる揚真流最高奥義・半斬の蝶! 壮絶な死闘で深傷を負った浮世絵師宗次は名門足利家の末裔吉良上野介から驚愕の秘密を明かされる。やがて愛しき女・幸とその生家を襲った異変。歴史の闇で連綿と続く因縁の争い。黒衣の剣客闇之介の正体、奇怪な「竜猿刺繍」、不可解な「六角形の凶器」。決戦の地で宗次を待つ壮絶な終幕と哀しき別離の大衝撃! ※電子版に口絵は含まれません
  • 門田泰明時代劇場シリーズ最興奮の剣の舞――天下一の浮世絵師宗次颯爽登場!悲恋の姫君に迫る謎の「青忍び」炸裂する!怒濤の「撃滅」剣法 天下一の浮世絵師宗次の長屋を訪れた将軍家綱の娘・扇姫。病床の父に贈る姿絵を依頼した直後、凄腕の暗殺集団に奇襲される。間一髪、宗次の剣に救われた扇姫の燃え上がる慕情。姫抹殺を阻止されたドス黒い権力奥の院が放った「宗次斬首」の非情命令! 遂に動き出した恐るべき青装束の忍び群。宗次はどう受けて立つのか。扇姫の切ない慕情と迫る暗殺剣の動きは!? ※電子版に口絵は含まれません
  • 792(税込)
    著者:
    坂井希久子
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    末期がんで余命1年の宣告
    先逝く妻の心情は? 残された夫の胸中は?
    そして妻は生涯最後の行動に出た――。
    夫婦とは、家族とは。感涙必至の傑作!

    余命1年。42年連れ添った妻杏子が末期がんを宣告された。70歳を前になお嘱託として会社に人生を捧げる一ノ瀬廉太郎は愕然とした。
    炊事や洗濯など自分の身の回りのことは何もできないのに、子供じみた意地を張るばかりの夫であった。そんな父に、娘は母をもう解放してと責め立てる。
    妻への後悔と自分の将来に対する不安に襲われた廉太郎は……。
    感涙必至の傑作!
  • 「天命に従い、生きていくのみ」
    訳あって浪人の身となった男に殺しの疑いが。
    逆境のなか、己を律して生きるその姿が人生を諦めていた元手代の男の心を動かす!

    浪人の高野俊太郎に、地回りの男殺しの疑いがかけられた。困窮しながらも清廉潔白さを失わない俊太郎の姿に、青柳剣一郎は目を惹き付けられる。
    同じ頃、小普請組支配波多野善行から依頼が。元配下が殺され、下手人と思しき朋輩だった男を捜してほしいという。
    男の名は高山俊二郎。俊太郎との関わりは? 剣一郎が探索に乗り出すや、またひとり元配下が襲われる!
  • 麻薬、銃、機関砲……無法地帯に跋扈する輩たち。
    湾岸エリアは、もはや戦場だ!
    凄まじき魔窟に一匹狼の刑事が降り立った!

    通称〈犯罪特区〉は、東京、勝鬨橋より海側の一帯で、半島状の埋立地には、「首都圏直下型地震」により、倒壊寸前のビル、倉庫群が残されていた。復興もままならぬ街にはイリーガルな連中が集まり、犯罪の魔窟と化している。
    そこへ、米国から日系人捜査官が乗り込んできた。長野文四郎。彼には秘めた目的があった――
    撃って、撃って、撃ちまくるガン・アクションが炸裂!
  • 869(税込)
    著者:
    睦月影郎
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    「ねぇ……私に食べられたい?」
    立て続けに死人が出る栃木のペンションに取り残された女子大生たち――。
    青いコートの人喰い女は、何者か!?
    “新”睦月ワールド炸裂のホラー×官能!

    嵐で孤立した下野栃木のペンション――。ミステリ研の百瀬丈太郎は、血まみれの臓物と同級生洋介の首を発見した。
    サークル旅行中に起きた惨劇だった。一部始終を収めた動画には、青いコートの女が洋介に跨り、噛み殺す様が映っていた。この地に棲む“青鬼”の仕業か? 
    続々と犠牲者が出る中、残された美女たちは丈太郎に縋り……。
    新感覚ホラー&フェティックエロス。
  • 遺産を受け取る“ささいな”条件とは?

    突然ふってわいた祖母の遺産相続に戸惑う佳恵。
    バラバラだった家族に遺されたのは、簡単には受け取れないものだった――
    『殺した夫が帰ってきました』の著者が描く、期限付き家族の物語。

    高三の夏、一人暮らしの佳恵に、突然、祖母・雅子の相続話が舞い込んだ。
    既に他界した母に代わって相続することになったのは、現金と猫。しかも受け取るには、他の相続人と暮らすことが条件だという。
    そこには借金まみれの義理の伯母・利沙子、女装姿の叔父・幸太郎、そして遺言執行人で雅子のハトコ・環がいた。
    訳アリの四人と猫一匹が厄介な相続に奮闘する疑似家族ドラマ。
  • 悽愴苛烈の政宗剣法、待ち構える謎の凄腕集団、慟哭の物語圧巻!! 激闘、熱闘、死闘!――松平政宗は謎の忍び一族から受けた傷で死線を彷徨った。 危機を脱した政宗を執拗に狙う知・業ともにすぐれた凄腕集団。 事件の背後に見え隠れする次期将軍の座をめぐる暗闘。 幕閣内で怪しく蠢く勢力から、四代将軍・徳川家綱を護ろうと、政宗は江戸を発った。一刻の猶予も許されないと向かう先は? その政宗を重武装の一群が追う! 壮大雄渾の死闘ここに! ※電子版に口絵は含まれません
  • 道場に仇なす侍集団は何者か? 
    若師匠、門弟を守る不撓の一剣!

    白昼堂々、門弟が斬られた。
    道理に合わぬ蛮行に、唐十郎が鯉口を切る!
    野晒唐十郎の青春賦 最高潮の第七弾。

    稽古帰りの門弟が、またしても和泉橋のたもとで斬られた! 白昼堂々繰り返される凶行の下手人は誰か。
    父桑兵衛に代わって狩谷道場を盛り立てる唐十郎と師範代弥次郎らが探ると、どうやら岩本町の武家地に、狩谷道場を目の敵とする集団があるらしい。
    酒と情婦に明け暮れる侍どもがなぜ? 杳として足取りをつかめぬ自堕落な仇敵を追って、唐十郎らが江戸を駆ける!
  • 門田泰明時代劇場 祥伝社第1弾、遂に開幕! 幕府激震の大江戸――孤高の剣が、舞う、躍る、唸る! 武士道『真理』を描く決定版ここに――忘れ得ぬ女のために江戸を訪れた京の剣客・松平政宗は、柳生宗重邸で謎の黒忍び群に奇襲される。将軍家剣術師師範代の屋敷を蹂躙した豪胆な一党は、市中を不安に陷れている旗本・大名屋敷連続襲撃事件の犯人集団か? 比類なき剣の腕を持つ政宗さえをも脅かす彼らの正体は? その凶刃はやがて御三家水戸光国、そして江戸城にまで迫る! 凄絶華麗な時代小説登場! ※電子版に口絵は含まれません
  • 過去の罪を消せるとしたら?
    逃走車両から見つかったのは、警察の“お墨付き”の偽造運転免許証?
    新設された黒バイ隊と野路は、新たな犯罪を止めるため動き出す!
    「女副署長」シリーズの著者が贈る警察ミステリー第2弾!

    運転手が所持していたのは、極めて精巧な偽造運転免許証だった――
    運転免許センターに異動して間もない野路明良は、新設された黒バイ捜査隊の訓練も担っていた。その黒バイが追跡した不審車両が事故を起こしたことから偽造が発覚。直後、センター係長が庁舎から飛び降り重体に。
    内部の組織的犯行を疑う野路が、独自に調査を始めると、彼の前に謎のバイク集団が現れる!
  • 814(税込)
    著者:
    吉田雄亮
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    問題だらけの内藤新宿を甦らせるため
    信用のない名主
    口の悪い商人
    戦国武将末裔の厄介もの
    三人が手を結び、宿駅開設者の遺志を継ぐ!

    享保の廃宿から五十四年。ついに内藤新宿に再開の日が訪れる。初代が拓いた宿場の復活を待ち望んだ名主高松喜六は感無量だった。
    だが宿場の分限者も一枚岩でなく、運営に必要な役銭の不足や人馬から勝手に銭を徴収する者など、目の前には難問が山積だった。
    そんななか喜六は一人の武士に宿場の治安を託す。男は腕利きを集め……。
    宿場再興に命を懸ける男たちの物語。
  • 39歳・妻子持ち・営業課長→28歳・新入男子社員
    一時の迷いか、本気の恋か?

    ビール販売会社の営業課長を務める門倉友広は、一瞬で頭が真っ白になった。新人の加瀬夏生のせいだ。
    会社では頼れる上司、家庭では良き父親として、順風満帆な日々を送っていたが、加瀬の出現をきっかけに、営業先で失態をさらしたり、日常業務も手につかなくなって……
    不惑目前、今まで抱いたことのない同性へのときめきに中年男が七転八倒する爆笑必至のラブコメディ!
  • あのイケ好かないエリート刑事が俺の弟(義理)に!?
    母の電撃再婚で、異例のコンビ爆誕!
    うだつの上がらぬ探偵が義弟に負けじと横浜を駆ける、ドタバタハード(?)ボイルドミステリ!

    私立探偵桂木圭一は、助手の黛真琴を引き連れて迷い猫捜しの真っ最中、スカした刑事に職務質問されて気分を害す。
    翌日、知らぬ間に再婚していた母の新居を訪ねると、そこは県警本部長様が住まう大豪邸。新たな義理の弟として紹介されたのは、昨夜の刑事一之瀬脩だった!
    しがない探偵とインテリ刑事、やたらと現場で鉢合わせる義兄弟コンビが、反目しながら難事件に挑む!?
  • 戦没詩人の“幻のノート”が導く南の島へ――
    大戦の記憶、民族と宗教、友情と神秘…
    予測不能の旅に男が見たものは!? 千変万化のエンターテインメント! 

    激戦地ルソン島で戦死した、詩人竹内浩三の幻のノートを追って――須藤は、TVディレクターの職を捨て、彼の足跡を辿るべく現地へ渡る。到着直後、謎の西洋人男女に襲われたところを救ったのは、山岳民族の娘ナイマだった。大戦以来の日本人への反感を隠さない彼女は、須藤をミンダナオ島独立闘士ハサンの家に伴うことに。だがムスリムの一族は、秘密を抱えていた……。
    第70回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞作
  • 「桔梗の花が咲くころ、必ず迎えにくる」
    女との仕合わせをとれば父を裏切ることに――
    運命に悩む若者を救うため剣一郎が立ち上がる!

    水沼家の世継ぎと知らされた清太郎は、お絹に桔梗が咲くころ迎えにくるとだけ告げ、陸奥国へ発った。
    藩主である父を前に戸惑う清太郎。だが、それも束の間、刺客の刃が迫り、さらに偽のご落胤だとして評定所に訴えられてしまう。
    一方、南町奉行から経緯を知らされた青柳剣一郎は、真の裁きを懇願するが――
    運命に翻弄される若い男と女、父と子の絆を描く感動長編。
  • 大人気!怒濤の警察アクション第5弾
    警視庁暗殺部を喰い破る内なる敵!? 暗殺部三課、殲滅さる!
    精鋭を罠に嵌め、非業な死に追いやった敵の正体とは? 

    暗殺部内部に叛旗が!? 処刑執行のため医療ベンチャーに乗り込んだ暗殺部三課は、激烈な待ち伏せに遭い、全滅してしまう。凄腕揃いの三課が、なぜ罠に?
    仲間の凄絶な最期を知った、周藤、神馬らD1メンバーは、暗殺部内の不穏な動きを察知し“独立”を果たす。
    だが、独自捜査に乗り出した矢先、すべてを切り裂く鋭利な鋼製ワイヤーを遣う、異相の凶敵が立ちはだかる。
  • 一族存亡を懸けた北条氏の鎌倉政権への執念とは
    貴族政治からの大転換期に政権乗っ取りを画策した北条氏の栄枯盛衰を描く歴史大河小説!

    源頼朝が急逝した。妻・政子は弟・義時とともに豹変、北条家への権力集中を画策する。
    北条家はもともと平氏である。二代将軍頼家、三代実朝を傀儡に使い、自らは執権として政権を恣にする。さらに、源氏の滅亡を狙い奸計を巡らす――
    一族同士の血にまみれた抗争の末開幕した源氏、源氏を裏切り頂点を奪った北条家が築いた鎌倉政権の栄枯盛衰を描く大河歴史小説。
  • 『信長の軍師』の著者の渾身作!
    坂東武者にとって鎌倉殿とは何者だったのか
    源頼朝による武家政権の確立は関東の御家人に何をもたらした?

    源義仲が平氏を退け入京を果たした。だが、清和源氏の嫡流である源頼朝は関東で挙兵するも京を目指さなかった。朝廷の権謀術数を嫌い、北条氏ら坂東武者の頂点として鎌倉で武家政権の足場を固めていく頼朝。
    さらに、平氏滅亡後、弟の義経討伐を名目に全国に守護、地頭を置くことに成功、朝廷に勝るとも劣らない力を得た。やがて、頼朝は政敵を次々に排し……。
  • 将軍家を巻き込むお家騒動に翻弄される若い男女が選んだ未来は?
    「約束を守ることが、信頼につながるのだ」
    悩める与力・剣一郎が江戸の人々の平安を守る、感動の上下巻!

    陸奥国白根藩水沼家は世継ぎ騒動で揺れていた。嫡男は病死、藩主も病に倒れ、将軍家との養子縁組が浮上する。そんな中、落とし胤の存在が発覚したのだ。
    その頃、青柳剣一郎は、小間物屋の手代清太郎をならず者から救う。店主の娘お絹に近づくなと脅されたという。お絹にはいくつもの縁談話があった。二人を見守る剣一郎だったが、清太郎は再び何者かに襲われ……。
    どの巻からも楽しめる! 書下ろし時代小説の金字塔。
  • 高校教師・轟梨江子は教え子を家庭訪問した折、おぞましいほどの官能と恐怖の渦に呑み込まれた。森閑とした大邸宅の闇から魔物たちの眼や手が全身を舐めつくし、犯す。これは幻覚なのか? 教え子とは、幼くして「闇世界の覇王の座」を約された“死人使い”瓜生善龍であった!『魔界行』シリーズの超魔人の妖悪世界を描く傑作。
  • 693(税込)
    著者:
    鳥羽亮
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    佞臣・深田喜兵衛を斬る―そう集められた七人の藩士たち。
    だが暗殺成功後、首謀者に裏切られ、闇討ちをかけられる。命からがら逃げ延びたのは畑中宗次郎、篠田弥八郎、宇田川峰吉の若き三人だけだった……。
    汚名を着せられ藩から追いつめられる中、徐々に明らかになる黒幕の狙い。
    そして藩が虐げていた山の民の助勢を得た時、修羅となった三人の反攻が始まった!
  • 大名旗本から切腹の介錯を請け負って糊口を凌ぐ居合道場の道場主狩谷桑兵衛は、介錯した若党の仲間が再び商家に押し入って盗みと殺しを働いた件で、御目付筋より深索を依頼される。
    凄惨な殺しの跡で目にしたのは、一瞬で喉を掻き斬られた傷口だった。
    桑兵衛はいずれ秘剣・鬼哭の剣を継ぐ嫡男の唐十郎とともに、物悲しい笛の音が鳴るという剣の遣い手を追う。
  • 幕末動乱の京で、鬼が哭く!
    義なき志士は許すまじ――孤高なるヒーロー・野晒唐十郎、ここに帰還。

    「……こいつが、おれたちの出迎えか」京は三条大橋の袂に打ち捨てられた凄惨な死体。
    その脇には『天誅、夷誅隊』と記された板片が。
    江戸で暗躍していた尊王攘夷を叫ぶ浪人集団・夷狄誅殺隊を討った狩谷唐十郎。だが、夷誅隊の生き残りがまだ京で暴れていることから、再び殲滅すべく伊賀者・お咲とともに京へと! 
    幕末、風雲の京洛での新たな戦い!
  • 竹刀稽古が人気を博す時代、頑なに居合を究めんとする道場主狩谷桑兵衛は、糊口を凌ぐため上州安中・松崎藩の介錯を務める。
    すると同藩の江戸家老から、上役を斬って国許から出奔した藩士先崎弥五郎らを捕えてほしいと依頼が入った。
    大上段から脳天を斬り割る秘剣・稲妻落としを打ち破るべく、嫡男の唐十郎、師範代本間弥次郎との鍛錬の日々が始まった。
  • 「あやつは、おれが斬る!」
    鬼の洋造と呼ばれる男と対峙した狩谷唐十郎は、これまで戦った敵以上の剛剣、神速の斬撃、そして凄まじい気迫に圧倒された。
    洋造らは攘夷志士の集団で、残虐な押し込みなどで江戸を恐怖に陥れていた。幕府は成敗に乗り出すものの、ことごとく返り討ちに遭っていた。
    最強の敵に出会った孤高の介錯人狩谷唐十郎の、最後の戦いが始まる――!
  • 閑古鳥の啼く狩谷道場に、入門志願者が現われた。年端もいかぬふたりは、腰物奉公平松八右衛門の娘ゆいと、嫡男小太郎だった。殺された父の仇を討ちたいという。
    八右衛門の傷は首にただひと筋、下手人は相当の遣い手と思われた。
    「だが、手はある」太刀すら振るえぬ非力なふたりに、狩谷桑兵衛が授けた策とは?
    苛烈な鍛錬の末、ふたりは懐剣と脇差を手に仇討ちに挑む!
  • 徒党を組む多勢の賊を居合で切り崩せ!
    一刀流道場を構える練達の青山庄兵衛が闇討ちの遭い、袈裟懸けの一刀のもとに斬り捨てられた。
    廻国修行から戻った嫡男の源之助が跡を継いで道場閉鎖こそ免れたが、敵を討つには戦力に乏しい。そこで源之助が助太刀を願ったのは、父と旧知の狩谷桑兵衛だった。
    桑兵衛の嫡男唐十郎と師範代本間弥次郎は、他流派の源之助らと交流し腕を磨きながら、凶悪な鬼剣を討つ!
  • 命をも奪う残忍な賊――その悪辣な野望、見過ごせぬ!
    貧乏道場に持ち込まれた前金は百両。呉服屋の無念を晴らすべく唐十郎らが奔走する!
    野晒唐十郎の青春賦、白熱の第六弾。

    深夜、呉服屋増田屋の手代は悲鳴も呻き声も上げること能わず、一瞬の太刀捌きで斬り捨てられた。賊は千両箱を担いで去った……。
    増田屋の主人に敵討ちを頼まれた狩谷桑兵衛と唐十郎父子は、賊の親玉が武士、しかもかなり腕が立つらしいと聞いて奮起する。
    なぜ虎狼のごとき賊は金を欲したのか、その悪逆非道な企みとは?
    一刀流対居合、壮絶な応酬が始まった!
  • 草の根わけても敵を討つ!
    兇刃に斃れた天涯孤独な門弟のため唐十郎らが駆ける。
    野晒唐十郎の青春譚 昂奮の第五弾!

    閑古鳥が鳴いていた狩谷道場にも、少しずつ門弟が出入りするようになった。ところが若き弟子青山源之助が辻斬りに遭い、殺されてしまう。
    身寄りのない源之助のため道場総出で敵討ちを誓った唐十郎らは、辻斬りが狩谷道場の者を狙っての凶行だったと知る。
    なぜ道場に敵意が? 疑いの目は夜ごとひらかれる賭場に向かう。
    大切な門弟のため、唐十郎の居合が一閃する!
  • 市兵衛、愛情ゆえに断ち切れた、父子の絆を紡げるか!
    利根川の利権争いの絶えない我孫子宿近在で、二組の父子を陥れた悪夢とは!?

    唐木市兵衛は我孫子宿近くの村を訪れていた。小春の兄の又造が、妹と≪鬼しぶ≫の息子・良一郎との縁談を知り家出したのを、迎えに出たのだ。
    ところが、又造は訪ね先の親戚ともども行方知れずだった。同じ頃、村近くで宿の貸元と、流れ者の惨殺体が発見された。近在では利根川の渡船業等の利権争いで、貸元たちが対立していた。
    市兵衛は失踪人探索を始めるが……。
  • 戦利品は、アイドル自慢の装飾品に彩られた身体の一部!悪魔に魅入られた洗脳実験で、熱狂的な異常殺人者を世に放つ真意を暴け!カラオケバーの美人ママが変死体で見つかった。自慢の装飾品を着けた瞼を切り取られていた。憑依作家・雨宮縁は、これを連続殺人と突き止める。そして、背後で殺人犯を操る存在を嗅ぎ取る。数々の洗脳実験で殺人犯を世に放った帝王アカデミーの月岡玲奈との関連はあるのか?縁は自分が囮になり、彼らの正体と狙いを暴こうとするが――クライム・ミステリーの白眉!
  • 人の本心は誰にもわからない。だから思い遣る――。

    浅草花川戸界隈には、《人情小路》と呼ばれる横町があった。戯作者を目指す可一はその辻の自身番の書役として、町内の出来事を日記に残していた。
    そこに綴られていたのは、一善飯屋を営む男を衝き動かした慕情や、大好きな父親の窮地を救おうとする童女の奇跡、武士の義ゆえに添え遂げられない夫婦の絆だった……。

    隅田川近くの《人情小路》で、手探りで明日を掴もうとする人々を描く、感涙必至の時代小説。
  • 愚かと言われても、夫を想う気持ちは一所懸命――。
    拉致された亭主を救うため、妻が江戸に大騒動を巻き起こす!

    浅草花川戸近くの橋場町の渡しで追剥ぎ騒動があった。疑われたのは自身番の書役可一が妹のように可愛がっているお志奈の亭主三太郎だった。
    三太郎は札付きのろくでなしで、用心棒風体に攫われてしまう。身を案じたお志奈は、単身、仰天の救出行に打って出た! 
    そこで出会ったのは、病弱の夫を養う浪人の妻、南町奉行の妻――
    三者三様の夫婦の絆を描く至高の時代小説。
  • したたかで猫かぶりの女房(式神遣い)×イケメンだけど頼りない夫(神主)。
    本日も神社の新妻・咲耶は大忙し!
    ほっこり癒される妖怪シリーズ第2弾!

    なぜ猿が!? 佃煮屋を営むトキは女手一つで三人の子を育てる肝っ玉母さん。だが、引っ越してきた女に子供の声がうるさいと恨まれ、「佃煮に虫が~♪」と太鼓を叩いて騒がれる衝撃の近所騒動に発展。
    荒山神社の巫女兼女房・咲耶が、夫で神主の宗高と現場に走ると、毛並みも麗しい三頭の猿が出現し……。(「猿出没注意!」)
    式神遣いの奥様が大活躍、心温まるあやかし譚。
  • 902(税込)
    著者:
    安達瑶
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    機密情報を拐帯し、女性秘書が消えた!
    官と民の爛れた癒着、暗躍する怪しげな宗教団体――
    日本の“本当の敵”を裏官房が暴く!

    重工メーカーの女性秘書が、自宅に血痕を遺して失踪した。防衛や基幹インフラに関わる機密を持ち出した疑いがあるという。
    官房副長官より彼女を探し出せとの下命を受けた元女性自衛官上白河レイら裏官房一同は、“不祥事のデパート”とも呼ぶべき中央官庁と、重工メーカーとの黒い関係に行き当たる。
    国の存亡を左右する機密の正体とは? 事態はやがて最悪の方向へ……。
  • カブール陥落――
    連発する“想定外”に出遅れる日本政府。
    タリバンの手に渡った退避者リストを奪還するため、傭兵たちが立ち上がる!

    2021年8月、カブール陥落――駐留米軍の完全撤退宣言を受け、アフガニスタン入りしていた藤堂浩志らと内調の片倉啓吾はその混乱の現場に居合わせた。
    邦人とアフガン人関係者の脱出が急がれるなか、日本政府の対応は大幅に出遅れ、救出に失敗。しかも、退避対象者のリストがタリバンに渡ってしまう。
    リスト奪還のため、浩志らはタリバンとの直接交渉に挑むが……。
  • 990(税込)
    著者:
    本城雅人
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    男たちの絆、再び――
    伝説のスクープ記者が警察に勾留された。
    男は取調室から、かつての相棒に全てを託す……十年越しの因果が巡る、白熱の記者ミステリ!

    取調室で沈黙を続ける男が告げたのは、たった一言「友を待つ」――。
    数々のスクープをすっぱ抜いてきた週刊誌記者瓦間慎也が、不法侵入の疑いで警察の任意同行に応じた。連絡を受けた瓦間の古巣編集部に困惑が広がる。
    友とは伝説的コンビの相棒石橋勲を指すのか。十年前、彼らが退職するに至った利益供与事件とは。
    言葉を交わさずとも繋がる友情が、ある事件を浮かび上がらせる。
  • 金を盗んだら、心を奪われちまった?
    勘定奉行の屋敷で女に惚れた盗人の運命は……
    剣一郎は男の一途な想いをいかに裁くか!

    「あの人を守りてえ」武家ばかり狙う盗人の亀二は、忍び込んだ勘定奉行藤森兼安の屋敷で百合のように可憐な女に魂を奪われた。
    女を忘れられない亀二は盗人から足を洗う決意をする。同じ頃、藤森の火盗改頭時代の配下が相次いで殺された。十年前、共に凶賊一味を捕縛した者達だ。
    探索を始めた青柳剣一郎は屋敷の傍に出没する亀二を訝しむ。直後、その女が襲われ……。
  • 「風烈廻り与力・青柳剣一郎」シリーズ初の番外編、待望の電子化!

    南町奉行の年番方与力・宇野清左衛門の元に紙問屋「広田屋」の主人が口添えを頼みにやって来た。下男の平太が通りすがりに因縁をつけられ、はずみで相手を殺めてしまったのだ。普段の働きぶりや真面目な人柄を知る主人は少しでも罪が軽くなるようにしてやりたいという。
    清左衛門が詮議の場で平太の様子を垣間見ると、その顔にはある人の面影があった……。
    二十六年前、吟味方与力だった清左衛門が遭遇した忘れがたい事件とは? 浅からぬ縁を感じた清左衛門が平太の周辺を洗い出すと、殺しの裏には驚くべき真相が!
    掛け値無しの情けが人の縁をつなぐ、心温まる一篇。
    【時代アンソロジー『欣喜の風』収録作品】
  • 836(税込)
    著者:
    大崎梢
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    ――この遺体、なかったことになりませんか?
    知人を訪ねただけなのに……最悪の5日間の幕が開く!
    マンションで発見した独居老人の死の謎に中年男と高校生のコンビが挑む、心温まるミステリー。

    鶴川佑作は動揺を隠せなかった。引っ越しの準備をする佑作がマンションの同じ階に暮らす串本を訪ねると、彼はこと切れていたのだ。来客対応中だったらしい。
    老齢ながら彼は友人だった。通報もせず逃げ出す佑作。だが、その様子を高校生の佐々木紘人に撮影され、部屋に戻れと脅迫される。
    翌朝、動画の消去を条件に佑作は紘人と再訪するが――今度は遺体が消えていた!
  • 770(税込)
    著者:
    安達瑶
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    永田町に、忘れられた秘密組織
    忖度、揉み消し、尻拭い、裏取引――超法規的処置でニッポンの膿を”処理”する!

    内閣官房副長官室――永田町の雑居ビルに、人知れずその組織は存在した。
    政府与党の足を引っ張る不祥事や不正を秘密裏に揉み消し、尻拭いする汚れ仕事のプロ集団。
    陸上自衛隊出身の精鋭、武闘派女子の上白川レイは、突然の辞令を受けて副長官室に転属早々、議員秘書の殺害事件に遭遇する。
    曲がったことが大嫌いなレイが猪突猛進、面従腹背、忖度なしの裏捜査で真実を追う!
  • 825(税込)
    著者:
    安達瑶
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    日本を壊したやつは誰だ!?
    政官財の中枢が集う“迎賓館”の怪。
    裏官房は依然暗躍し、相次ぐ自死事件を追う!

    新政権が発足し官房副長官の首がすげ替えられても、政府にとって使い勝手の良い裏組織“内閣裏官房”は存続していた。
    彼らは新副長官の命令一下、ある民間施設で発生した怪死を穏便に“処理”すべく急行する。現場は新政権とも繋がりの深い企業が要人を接待するために設けた“迎賓館”だった!
    自衛隊出身の武闘派女子上白河レイらが権力者の悪を糾す、痛快シリーズ第二弾!
  • 心あたたまる江戸人情料理帖、開幕
    母一人、子一人。かじかむ心をほっこり包む、美人女将のおもてなし!

    「この子を預かっていただきたいのです」
    冬の夜、日本橋本船町の料理屋〈梅乃〉に女が現われて告げた。連れていたのは僅か二歳の男の子。
    三年後、齢二十六の女将冬花は、引き取った子の鮎太を自らの手で育て、平穏に暮らしていた。
    ところが、冬花が出前を届けたその日に弁当を食べた役者が舞台上で血を吐いて倒れたことから、毒を盛った疑いが〈梅乃〉にかけられ……。
  • 元男役のアラフィフOG、再び舞台に立つ。
    コロナ、病気、誹謗中傷、予算難…次々と訪れる苦難。
    「私たちはもう、“夢の国の住人”なんかじゃない」
    歌劇団を退団後、シングルマザーとなっていたアラフィフの元男役・ポロは、舞台のプロデュースを決意する。
    集めたのは、歌劇団時代に0番を務めたスターではなく、個性光るバイプレイヤーたち。だが素人プロデューサーの前には次々と難題が。
    あがきながら懸命に走り続けた彼女たちが、晴れ舞台から見た景色とは――。
  • 恋と火事は、江戸の華。
    咲かせたくもあり、咲かせたくもなし――
    流人となった男、酒呑み火消、次代を担う若頭。
    三人の脇役たちが織りなす、心ゆさぶる物語。

    救えなかった命――猛火に包まれた幼子の悲鳴が聞こえる。炎への恐怖に萎む心と躰を麻痺させるため、今日も“蟒蛇”野条弾馬は、酒を呷って火事場に臨む。
    京都常火消、淀藩火消組頭取に己を取り立ててくれた心優しき主君が逝った。「帝を、京を、そこに住まう人々を救え」今際の言葉を胸に刻んだ弾馬は……(「恋大蛇」)。
    表題作の他二編を収録、シリーズ初の外伝的短編集。
  • 「女なのに男の格好をして……一体どこがいいんやろ?」
    鉄道員一筋だった多々良源蔵は定年直前、それまで全く関心のなかった宝塚歌劇団の〈生徒監〉に任命された。
    突然娘たち(タカラジェンヌ)の”お父ちゃん”となったことに戸惑いつつも真摯に向き合ううち、その眼差しに変化が――。
    大道具、プロデューサー、演出、父兄…… タカラヅカを支える男たち=ヅカメンが織りなす、七つの奮闘物語。
  • かつて、江戸随一と呼ばれた武家火消がいた。その名は、松永源吾。別名、「火喰鳥」――。
    しかし、五年前の火事が原因で、今は妻の深雪と貧乏浪人暮らし。
    そんな源吾が、出羽新庄藩からの誘いで"ぼろ鳶"と揶揄される、寄せ集めの火消集団を率いることになり・・・・・・

    時代小説の新鋭が諦めない者たちの再生と再起を描く、炎より熱く胸を焦がす大人気シリーズ。
    一巻『火喰鳥』から七巻『狐花火』までを収録した合冊版第一期。

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