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『倉山満、0~10冊』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全66件

  • 政党とは本来、政権を目指して集まった集団である。つまり、与党になって政策を実現するからこそ存在価値を持つ。だが、日本の野党は政権を取る意志に乏しく、歴史的に常に弱い。一方、自民党は昭和30年に結成されて以降、野党であった期間は5年に満たない。民主政治とは、選挙による政治を指す。そして民主政治には、健全な批判勢力が必要となる。政治を諦めないために、歴史から何を学べるか――。憲政史家とともに考える一冊。
  • シリーズ累計45万部突破!
    ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作は、
    日本の神話から平安時代までの嘘を暴く!
  • 946(税込)
    著:
    倉山満
    レーベル: 光文社新書
    出版社: 光文社

    日本の政治は衆議院で動くのではなく、参議院で動く――。一般的に「参議院は衆議院より格下」とみられている。事実、日本の最高権力者である総理大臣は衆議院議員がなる。だが、本書を読めば、「参議院を制する者は日本の政治を制する」「参議院を笑う者は参議院に泣く」ことが示される。なぜ、参議院が重要なのか。誕生の背景から歴代政権のスタンス、そして現代日本政治まで、憲法学、政治学、歴史学の視点で検証した一冊。
  • 経済を知らずに政治を語るな! 議員が説明できない欧米のマクロ経済学の歴史的流れ、金融・財政政策に不可欠な「常識」を総まくり。

    古代以来の前近代経済、アダム・スミスの自由主義経済学。マルクスの共産主義経済学、ケインズの修正資本主義。財務省の増税信仰、日銀の金融引き締め理論。MMTとリフレ派・アベノミクス。これらはどんな関係にあるのか。そもそも関係があるのか。「経済学は難しい。確かにそうです。しかし、本書は『世界一わかりやすい経済学の本』のつもりで書きました。エコノミストでもなんでもない私が書く本なのですから、難しい話はしません」(本書「はじめに」より)。国民が「世の中は変わらない」とニヒルを気取った結果、待っているのは利上げ、増税、規制強化。ローンの利子は上がり、税金も容赦なく上がり、無駄に行動を制約される。どんなに働いても給料が上がらない。経済政策の誤りは多くの人を殺す。著者は1973(昭和48)年生まれ。戦後最大の「負け組」とされる、ロストジェネレーション世代だ。やりたい仕事に就いて、真っ当に稼いだ金で人生を楽しむ。頑張って働けば給料が上がる。就職、結婚、子育て。そうした当たり前のこと、たったそれだけのことが、許されなかった多くの人たちがいる。為政者たちが経済政策を間違えたからだ。「真っ当な経済学を学び、実行する」ことで、日本人の生存と経済大国・日本の復活が見えてくる。今こそ学問を! 〈目次〉第一章 経済がわかる第一歩は「センスを身につけること」 第二章 最低限押さえておきたい経済学の潮流 第三章 なぜ経済学に基づいた議論ができないのか 第四章 戦後日本経済政策の何が正しく、何が間違っていたのか 終章 日本銀行とは何か? すべてである
  • 旧皇族の男系男子孫の皇籍取得はどうすれば実現できるか?

    皇室の歴史は日本の歴史そのもの。
    先例を学べば答えはみつかる、日本を守るために何をすればいいかがわかる一冊。

    皇室についてお話をする際には、大原則を共有しておく必要があります。
    さもないと無限大に会話が通じなくなりかねません。
    最低限の価値観を共有していないと話ができません。
    そこで最初に、皇室について話をする際の大原則を、四つ確認しておきます。
    第一に、「本来、他人の家について語るのは失礼である」ということ。
    第二に、「皇位の“安定的”継承など、絶対に子供が生まれる技術が存在しない限りありえない」ということ。
    第三に、「皇室について語る際は先例に基づくべし」ということ。
    第四に、「日本国憲法の条文と通説の範囲内で論じる」ということ。


    ■皇族が一人もいなくなる危機があった
    ■「日本の歴史が終わる!」という危機感の中で……
    ■なぜ「女系天皇容認論」が飛び出したのか
    ■悠仁殿下はお命をも狙われている!
    ■有識者会議でどのような議論がなされたか
    ■秋篠宮家から皇位継承権を取り上げたい人々
    ■知っておくべき皇室の系図
    ■Yahoo!コメント欄で好き勝手言って良い話ではない
    ■秋篠宮家バッシングの本質
    ■誰も注目しなかった秋篠宮殿下のご発言
    ■「警告する権利」「激励する権利」「相談を受ける権利」
    ■男系は直系に優先するのが皇室の伝統
    ■何十年も先の話を今から必要とする皇室
    ■「五世の孫」の原則 
    ■「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得」への五つの反論
  • シリーズ2冊
    1,650(税込)
    著者:
    小川清史
    著者:
    伊藤俊幸
    著者:
    小野田治
    著者:
    桜林美佐
    著者:
    チャンネルくらら
    レーベル: ――

    ■緊急出版「チャンネルくらら」神番組を完全書籍化

    この戦争はこう読む!
    日本人必読の書
    安全保障の考え方、国際法の理解の仕方、軍隊の動かし方、戦争に対する備え方

    ■テレビでは絶対やらない、やれない!世界一客観的な軍事分析
    ・なぜロシア軍はウクライナの制空権を奪えなかったのか?
    ・ロシア軍が黒海の制海権を握っている
    ・ロシア軍の動きは「ドクトリン」で読み解かないとわからない
    ・サイバー戦の“失敗”を地上戦で取り返す?
    ・ウクライナ軍はなぜ善戦できたのか?
    ・北方領土の東部軍がウクライナに投入された理由
    ・プーチンは核を使うのか?
    ・画期的だった防弾チョッキとヘルメットの供与
    ・ロシア軍はキエフとハリコフを落としてはいけない?
    ・ロシア軍の将官クラスの戦死者が増えているのはなぜ?
    ・ロシアは“言ってること”と“やってること”が全然ちがう
    ・「ウクライナも悪い」論はナンセンス
    ・明日は我が身? 日本にも迫る「合理的じゃない戦争」の危機
    ・マリウポリを見捨てるべきか、死守すべきか
    ・クリミア侵攻後に“大化け”したウクライナ軍
    ・新しい国際機関がロシアとウクライナの“妥協点”?
    ・ロシア軍は化学兵器を使用するのか?
    ・ロシアはすでに極東に対する計画を作っている
    ・もしロシアが北海道に侵攻してきたら

    ウクライナ侵攻が開始されてから約3週間後の3月17日、YouTubeに1本の動画がアップされました。
    本書のもとになった「陸・海・空 軍人から見たロシアのウクライナ侵攻」シリーズの第1回です。
    投稿者は、憲政史家・倉山満氏が主宰するインターネット番組「チャンネルくらら」。

    番組の内容は、防衛問題研究家・桜林美佐氏による司会進行のもと、小川清史元西部方面総監(陸上自衛隊)、伊藤俊幸元呉地方総監(海上自衛隊)、小野田治元航空教育集団司令官(航空自衛隊)という、陸・海・空の軍事のプロ中のプロが、ロシアのウクライナ侵攻を最新情報に基づいて分析・考察するというものです。

    この手の専門的(マニアック)な番組は、一般的にあまり再生回数が伸びません。
    しかし、同番組に関しては、動画がアップされるや再生数が瞬く間に急上昇し(2022年6月末時点で67万回以上再生)、コメント欄には感謝と賞賛の声があふれていきました。


    【著者プロフィール】
    小野田治 (おのだ・おさむ)
    昭和29年生まれ。神奈川県横浜市出身。
    主要職歴(自衛隊):航空幕僚監部防衛課長、第3補給処長、第7航空団司令兼百里基地司令、航空幕僚監部人事教育部長、西部航空方面隊司令官、航空教育集団司令官(最終補職)。
    退職時の階級は「空将」。
    ハーバード大学シニア・フェロー。東芝インフラシステムズ顧問。日本安全保障戦略研究所上席研究員。平和・安全保障研究所理事。コールサイン「Axe」。

    伊藤俊幸 (いとう・としゆき)
    昭和33年生まれ。愛知県名古屋市出身。
    主要職歴(自衛隊):潜水艦はやしお艦長、在米国防衛駐在官、海幕情報課長、情報本部情報官、海幕指揮通信情報部長、第二術科学校長、統合幕僚学校長を経て、海上自衛隊呉地方総監(最終補職)。
    退職時の階級は「海将」。
    金沢工業大学大学院(虎ノ門キャンパス)教授(専門:リスクマネジメント、リーダーシップ・フォロワーシップ)。日本戦略研究フォーラム政策提言委員、日本安全保障・危機管理学会理事、全国防衛協会連合会常任理事。

    小川清史 (おがわ・きよし)
    昭和35年生まれ。徳島県出身。
    主要職歴(自衛隊):第8普通科連隊長兼米子駐屯地司令、自衛隊東京地方協力本部長、陸上幕僚監部装備部長、第6師団長、陸上自衛隊幹部学校長、西部方面総監(最終補職)。
    退職時の階級は「陸将」。
    現在、日本安全保障戦略研究所上席研究員。

    桜林美佐 (さくらばやし・みさ)
    昭和45年生まれ。東京都出身。
    防衛・安全保障問題を研究・執筆。
    防衛省「防衛生産・技術基盤研究会」、内閣府「災害時多目的船に関する検討会」委員、防衛省「防衛問題を語る懇談会」メンバー等歴任。安全保障懇話会理事。国家基本問題研究所客員研究員。防衛整備基盤協会評議員。
    著書に、「日本に自衛隊がいてよかった - 自衛隊の東日本大震災」(産経新聞出版)、「自衛隊と防衛産業」(並木書房)など多数。
  • 失われ続けた31年。

    日本を小国に叩き落とした政治家の大罪とは?



    知っているようで知らない

    平成政治史の大事なコト。



    本書は、日本の政治がなぜダメなのか、ひいては日本人が如何に落ちぶれたのかの原因をこれでもかと抉り出す本です。どの頁を開いても、不愉快な話しかないでしょう。

    では、なぜそんな本を書くのか。



    悔しがってほしいからです。



    かつて、日本は大国でした。ところが、たった一回だけ戦争に負けたくらいで、立ち上がれないくらい打ちのめされている。もはやもう一度強くなる意思すら持てなくなっている。すべての周辺諸国の靴の裏を舐め、「殴らないでください」と懇願するだけの情けない国に落ちぶれてしまいました。

    そして取り柄の経済も、「失われた三十年」「日本病」と呼ばれるデフレ不況で、何の自慢もできなくなりました。経済大国が経済力を失えば、大国ではなく単なる小国です。

    昭和期はまだ経済大国でいられましたが、今やすっかり中国に抜かれてしまいました。一体、原因は何なのでしょう。

    その原因を探り、適切な処方箋を見つける。

    本書はそんな人に向けて書きました。

    どの頁を開いても不愉快な話だらけですが、我慢してお読みください。



    <本書の構成>

    第一章 本当は怖い竹下登

    第二章 平成の政治改革と挫折

    第三章 経済大国なのに取り柄が経済ではなくなる

    第四章 小泉政治とは何だったのか

    第五章 地獄絵図の自民党

    第六章 民主党政権の罪と闇と暗黒と絶望

    第七章 みんな大好き安倍晋三♪

    終 章 パニックに翻弄される令和の日本政治
  • 内閣法制局は、とらえどころのない役所です。名前を知っている人の多くも実態はよくわかっていない。圧倒的多数の人は名前すら知らない。そんな内閣法制局が財務省や首相官邸を抑え込む謎の力を持っている。(中略)内閣法制局はあの財務省をも凌ぐ、別格の存在として君臨する謎の最強官庁なのです。(「あとがき」より)ロングセラー『検証 財務省の近現代史』『検証 検察庁の近現代史』に次ぐ三部作完結編。
  • メディアは日々、評論家、教授、作家、コメンテーター、ジャーナリスト……を登場させるが、誰が、何が、正しいのか危うい情報を垂れ流している。
    SNSでは誰もが好き勝手な言論を拡散させている。
    多くの人は、日々流れてくるトピックや現象、用語をなんとなくは知っているつもりだが、正確には理解できていないものである。
    「学生時代にもっと勉強しておけばよかった……」あるいは、
    「いまから改めて学びたいが何を読めばいいのかわからない」……
    そんな知識ゼロからスタートする読者が、何が本当なのかを見極めるためのまっとうな方法論を伝える本を出そう。
    そうしてできた本書は、学生ならば学科を超えたアカデミアへ誘い、ビジネスマンやシニア層の学び直し欲求にも応える教養シリーズ、第一弾のテーマは「現代中国」。
    古典から実用書まで、「まったくその界隈に知見のない大学一年生に対して提示する本を挙げる」という設定で著者が選んだブックガイドです。
    こんな大学の授業を受けてみたかった!と学びのとびらを開かれる一冊。

    「第一線級の著者の皆さんが、基本的な知見がない読者にも向けて
    書いている本を多く選んでみました」
    ──中川コージ

    「本書は、飛ばさずに最初から順番に読んでほしい。どの順番に学んでほしいかも中川先生が練りに練っているので」
    ──倉山 満

    <目次>
    Chapter1 現代中国を「どこから学べばよいのか?」がわかる概論書
    Chapter2 中国の政治について理解するための入門書
    Chapter3 現代中国=共産党という視点で「中国経済」を読み解く
    Chapter4 中国語を本格的に勉強してみる
    Chapter5 サイバー領域と安全保障
    Chapter6 リアルな現代中国の人々
    Chapter7 中国人の歴史観、思想形成の背景を知る
    Chapter8 台湾問題とは何か
  • 現代にも通じる、大隈重信の中国・中国人観
    ●数千年の歴史がまるで1日のようにあるだけで、まったく進化の跡がない
    ●あの大国が滅ぶことがあるとすればそれは自滅である
    ●小児の時から聖人の金の言葉に親しんでいるのに、その通り実現できないまま今日に至る

    現職首相が、なぜここまで過激な本を出版したのか?
    本書は、大隈重信が現職首相の際に口述し、若き日の堤康次郎が書き起こし、出版したものである。現代人が読めば、「ネトウヨ」と断じるに違いない中身である。
    中国人の民族性を、歴史・社会・習俗などから説きおこしてこき下ろしつつも、結論は意外と穏当である。現在の日中関係を考えるときの参考になるのではないか。
    現職首相が出版した「ネトウヨ」本、まずはご堪能いただきたい。(倉山満「はじめに」より)
  • 国民が愛したヒーロー・ウルトラマン。侵略者から国を守る姿に隠された「日本の自立」というメッセージ、現代における意味を再評価。

    君は強大な敵に、いかにして立ち向かうか? 日本は、巨大な力に苦しめられ続けてきた。闇に怯え、打ちひしがれ、夢や希望を無くしている時代だからこそ、民族の神話が必要なのではないか。本書は、過酷な現実を生きていくために、架空の物語からの伝言を読み解く書である。現実世界にウルトラマンはいない。だから、ウルトラマンを知らねばならない。そして、日本人としてウルトラマンを語ることに意義がある――。著者は皇室史学者としてウルトラマンを日本人の「神話」と見なし、大切なものを「自らの手で守り抜くとは、どういう意味か」「力を得るには、何をしなければならないか」を問う。「私は大人になっても、巨大な力に叩きのめされそうになった時にウルトラシリーズを見直し、ウルトラマンの伝言を振り返ってきた」。文明と狂気の世界を描き、そして神話へと至る『ウェストファリア体制』『ウッドロー・ウィルソン』に続く著者の三部作、ここに堂々完結。
  • 戦後最高の総理大臣と言えば、古くは吉田茂と相場が決まっていました。今だと田中角栄でしょうか。いいえ、池田勇人こそ、現代日本人が生きていける財産を残し、その遺産で今も日本を救い続けている戦後最も偉大な総理大臣なのです。

    「嘘だらけ~」シリーズは、間違った歴史観によって歪んでしまった日本人の処方箋となるべく、はじめられました。「田中角栄が日本の絶頂期の高度経済成長を築いた」 「田中角栄こそ戦後最高の実力政治家だ」などの誤った認識は正されなければなりません。

    史実の池田は、志半ばで病に倒れました。しかし、健康に恵まれ、安倍晋三のような長期政権を築いていたら、間違いなく大日本帝国は復活したでしょう。

    「池田勇人、誰それ? 日本人をエコノミックアニマルにした人?」

    そんな通説を覆す、知られざる戦後最高の宰相池田勇人の物語です。

    【本書の構成】
    第一章 若き日は挫折の連続
    第二章 官僚機構の頂点を極めても中間管理職
    第三章 大臣になっても中間管理職
    第四章 再び茨の道へ
    第五章 高度経済成長― 我々日本人は池田勇人の遺産で生きている。
    終 章 池田勇人が総理を8年やれば、大日本帝国は復活した!
  • 日本の政治はなぜこれほどまでにダメになったのか?
    菅首相にまで続く自民党政治をつくったのは原敬だった。

    「平民宰相」として知られる原敬は、藩閥政治を打破した大正デモクラシーを象徴するかのようなイメージでとらえられてきた。
    しかし、実際の原敬は、怪物としかいいようのない最強の政治家だった。
    並みいる明治の元勲たちが、原によってなぎ倒された。
    伊藤博文や西園寺公望は踏み台にされ、山本権兵衛は傀儡でしかなく、
    山県有朋や桂太郎は跪かされ、寺内正毅や大隈重信は叩きのめされる。

    そんな原敬をなぜ今取り上げるのか。
    それは、原が現代の日本の政治を決めた存在だったからだ。
    自民党政治の根源は自民党にあるわけではなく、長所も短所も、原が実質的につくった政友会にあった。
    今の日本の政治、特に「何回選挙をやっても必ず自民党が勝つ」という体制は、元をたどればすべて原敬に行きつく。
    「最初の本格的政党内閣」をつくったと多くの歴史家に評価される原敬の政治とは実際にはどのようなものだったのか。
    最後に凶刃に斃れるまでの原敬という希代の政治家の一生をその暗部も含めて描き切った傑作評伝。
  • Q:公文書管理なんて地味な学問が重要なんですか

    A:馬鹿を言ってはいけません。
    公文書管理が国を救うというのは決してオーバーな話ではないのです。

    ■最重要の安全保障からインテリジェンス
    ■尖閣諸島、北方領土、尖閣をはじめとする領土問題
    ■従軍慰安婦、南京事件などの歴史戦
    ■森友学園、黒川騒動、そしてコロナ(武漢ウイルス)

    ……そんな、あらゆる問題も
    公文書管理という学問がわからなければ、始まらない

    風説をバラマキ、自粛を強要し、若者から青春を奪い、自営業者を破綻に追い込み、女性を自殺に追い込み、それでもなお国民を苦しめる自称専門家、保身のみで動く政治家、省益のみで働く官僚。

    国民を家畜扱いする権力者に立ち向かう武器でもあるのです!!!


    <日本がなぜアーカイブ後進国なのか>
    岩倉使節団は図書館と博物館を持ち帰ったが、文書館は持ち帰らなかった!?
    アーカイブから日本人の公とは何かも解説する!!

    アーカイブという言葉は、なじみが無いかもしれませんが、「公文書管理」という言葉は聞いたことがあるでしょう。
    公文書管理はアーカイブの一部です。
    アーカイブとは文書管理のことです。(中略)
    「公文書」と聞いただけで、「隠す政府」と「追及する野党&マスコミ」との構図を思い浮かべるかもしれません。
    不幸なことです。
    本来の文書管理は、きわめて中立的なのですから。
    アーカイブは、政府与党にも野党&マスコミにも、国民全員に対して公平です。
    その文書を使って議論を戦わせることはあっても、文書の管理自体にイデオロギーはありませ
    ん。
    アーカイブとは、その文書の管理のやりかたを研究する技術です。(中略)
    毎年のように八月十五日と十二月八日が近づくたびに、天皇の戦争責任が問題視されていました。
    しかし、慰安婦にしても天皇の戦争責任にしても、アーカイブを知っていれば、一発で解決します。
    学生時代、韓国人や中国人の友人がいましたが、お互いにアーカイブを知っていたので、子供のようなケンカなどせず、大人の付き合いができました。
    なぜか。
    文書管理(アーカイブ)こそ、日本を救う。
    一つ一つ、お話ししていきましょう。 (本文より)


    【著者プロフィール】
    倉山満 (くらやま みつる)
    1973年、香川県生まれ。憲政史研究家。
    1996年、中央大学文学部史学科国史学専攻卒業後、同大学院博士前期課程を修了。
    在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員を務め、2015年まで日本国憲法を教える。
    2012年、希望日本研究所所長を務める。
    著書に、『若者に伝えたい 英雄たちの世界史』『バカよさらば プロパガンダで読み解く日本の真実』(小社刊)、『2時間でわかる政治経済のルール』(講談社)、『史上最強の平民宰相 原敬という怪物の正体』(徳間書店)など多数。
    現在、ブログ「倉山満の砦」やコンテンツ配信サービス「倉山塾」や「チャンネルくらら」などで積極的に言論活動を行っている。
  • 史上、最も格調高い「ヘイト本」
    世界が知られたくない暗黒史を大暴露!
    倉山「世界で一番幸せなのは日本民族!」

    世界での立ち位置を知り、本気になれ日本人!
    (本書を読めば)「世界で一番素晴らしい国民性の国は、昔の日本!」という結論がおわかりいただけたと思う。われわれは千数百年間、「大和民族(ネーション)中心の日本国民(ネーション)による日本国(ステート)」を当たり前と思っている。しかし、そんなノンキな民族は日本人だけである。世界の大勢が国民国家に向かうのは、ここ数百年の現象にすぎない。人類がようやく日本に追い付いてきたのだ。(おわりにより)

    ◎ドイツの歴史を奪い取り、「ヨーロッパの裏切り者」と言われても意に介さない、共産党でさえ愛国心がある典型的な「国民国家」フランス
    ◎「皇帝」を中心としたワンパターンな歴史を持ち、漢民族による少数民族大弾圧で国民国家化を目指す「紅い帝国」中国
    ◎「シアター(場)」にすぎず、条約遵守能力がゼロでいまだ主権国家にさえなっていない韓国
    ◎「エンパイア」「タタールの軛」「ギリシア正教」をアイデンティティとし、多彩な言語と捏造だらけの国史で成り立つロシア
    ◎「マニフェスト・デスティニー」という名の虐殺が国体で、プロパガンダを流した張本人が信じ込むのがお国柄の「人口国家」アメリカ
    ◎辺境の蛮族から神聖ローマ帝国へのし上がり、強い統一国家への希求から国民国家となるも「民族主義」のヒトラーに破壊されたドイツ
    ◎国民国家になる前にエンパイアを始め、「清教徒革命」と「名誉革命」を経て別々のネーションがまとまっていく歴史のイギリス
    ◎皇室のもとに七世紀には国民=民族という理想的な国民国家となっていた世界でも唯一の国・日本
  • 近年、憲法改正が、これまでになくリアルな問題として論じられている。しかしながら、その議論を行ううえでの素地、日本国憲法の三大原則「国民主権」「基本的人権」「平和主義」はきちんと理解されているのだろうか?この三大原則を多くの日本人はなんの疑問も持たず、それぞれを「皆で話し合って決めましょう」「人としての権利は大事にしましょう」「もう争いごとはやめましょう」というように理解している。しかしながら、その理解は正しいのか?
    中学校の「公民」の教科書を検討しつつ、長谷川・倉山両氏は以下のように指摘する。
  • マスコミ、出版、著名人、政党・政治家、国際、学者・・・世にはびこるパヨクを洗い出し、あらゆるパヨクをぶった斬る、愉快痛快な対談が実現!
    これであなたもパヨクマスター!
    本書はパロディではありません!
    パヨク(劣化左翼)に終止符を打つ本です。
    倉山「たまにはパヨクにdisられたい!」
    はすみ「油断すると右にも流れ弾が飛びます」
  • 民族自決が内戦の地獄をもたらした! 第28代米国大統領の人物像、世界に与えた負の影響とは? 「平和の伝道師」の裏の顔を暴く。

    私はなぜウッドロー・ウィルソンを呪うのか? 自由主義・民主主義・国際主義による政治体制の変革を自国の使命と考える「ウィルソン主義」の提唱者――。学界の多数説が載る教科書は、第28代アメリカ大統領を「偉人」として記す。だが、平和の伝道師のごとく語られる人物の正体は、「大悪魔」であった。「神の恩寵のしるしが現われはじめた」弁論部員時代からメキシコ、ハイチなど弱い者いじめを重ねた大統領一期目、無理難題を突き付けてドイツ、イギリスをキレさせた第一次世界大戦。従来の国際秩序を全否定し、思うように世界を改変しようとした十四カ条の平和原則。全世界を不幸に陥れたパリ講和会議。自らを神と一体化させ、地球上に災いを呼んだ男の狂気が次々と明らかになる。日本と日本人の悪口は書くが、外国と外国人の否定的評価は「実証的ではない」として回避するわが国の政治外交史研究の「似非実証主義」に、倉山満氏が真正面から立ち向かう。
  • 902(税込)
    著者:
    倉山満
    レーベル: ――
    出版社: 扶桑社

    安倍内閣の8年間、なぜ「保守」と「ネトウヨ」は何もできなかったのか!?

    「自民党は『保守』ではない」
    「民主党政権が『ネトウヨ』を生んだ」
    「天皇陛下に弓を引く『保守』言論人たち」
    「『ネトウヨ』は世界中を敵に回すアブナイ人たち」etc.

    左翼に負けっぱなしだった“戦後保守"は劣化し、“ネット右翼"を生んだ。
    「パヨク」VS「ネトウヨ」とは、「反・安倍」と「反・反安倍」の諍いにすぎなかった。

    “戦後保守"と“ネトウヨ"の実態が明らかに……。
  • 混乱や厄災には世界史を学ぶことで乗り切れる! 
    倉山満が伝える6人視点で読み解く世界史!

    世界はこんなにも残酷です、たくましく生きましょう!

    ■青年宰相(当時18歳)・北条時宗はどう戦ったか?
    ■鉄砲の世界生産量の過半数に達した日本
    ■豊臣秀吉は奴隷貿易をやめさせた
    ■田沼意次の善政を悪にした松平定信のプロパガンダ
    ■米中露を一人でねじ伏せたパーマストン
    ■経済をわからない政治家が民を苦しめる
    ■鉄血宰相ビスマルクのもたらした平和
    ■「ノックスの十戒」と地政学の基本
    ■極東の番犬上等!日英同盟成立
    ■世界を変えた日本の大勝利

    チンギス・ハーン、コロンブス、ナポレオン、パーマストン、ビスマルク、ヴィルヘルム2世と、世界の歴史を動かし、我が国にも影響を与えた人たちが何をしたかを描きました。
    そして影響を受けた日本の人物、北条時宗、豊臣秀吉、徳川家斉、水野忠邦、大久保利通、伊藤博文がどのような決断をしたのか、読者の皆さんに評価してほしいと思います。
    日本人が世界の歴史を学ぶとき、自分たちにとってどういう意味があるのかを考えて欲しいと思い、本書を書きました。(本文より)


    【目次】
    第1章 チンギス・ハンとモンゴルの落とし子たち
    第2章 コロンブスは極悪人
    第3章 ナポレオンが鎖国をこじあけた
    第4章 我こそは世界の支配者 パーマストン
    第5章 ビスマルクが近代日本を作った
    第6章 三国干渉の世界史的意義


    【著者プロフィール】
    倉山満 (くらやま みつる)
    1973年、香川県生まれ。憲政史研究家。
    1996年、中央大学文学部史学科国史学専攻卒業後、同大学院博士前期課程を修了。
    在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員を務め、2015年まで日本国憲法を教える。
    2012年、希望日本研究所所長を務める。
    著書に、『ウェストファリア体制 天才グロティウスに学ぶ「人殺し」と平和の法』『明治天皇の世界史 六人の皇帝たちの十九世紀』(いずれもPHP新書)『検証 検察庁の近現代史』(光文社)『嘘だらけの日米近現代史』などをはじめとする「嘘だらけシリーズ」『帝国憲法の真実』『13歳からの「くにまもり」』(いずれも扶桑社)『逆にしたらよくわかる教育勅語―ほんとうは危険思想なんかじゃなかった』(ハート出版)『大間違いの太平洋戦争』『大間違いの織田信長』(いずれもKKベストセラーズ)『バカよさらば プロパガンダで読み解く日本の真実』(小社刊)など多数。
    現在、ブログ「倉山満の砦」やコンテンツ配信サービス「倉山塾」や「チャンネルくらら」などで積極的に言論活動を行っている。
  • 歴史に学び、いまトップが絶対に知っておくべき教養とは何か?

    歴史に学び、いまトップが絶対に知っておくべき教養とは何か? 古今東西の古典政治学や帝王学を読み解きながら、新しい日本をつくっていく力をもつ人たちに送る、倉山版『僕は君たちに武器を配りたい』。
  • いまこそ人類は17世紀の思想に立ち返れ! 日本人を取り巻く「野蛮な東アジア」のなかで戦争と平和の均衡をどう保ち、生き延びるか。

    教皇、皇帝、国王、貴族という一握りの特権階級が支配者だった頃のヨーロッパ。人々は「人殺し」に明け暮れていた。彼らの日常は「戦争」とは異なる、単なる殺し合い。平和は束の間の安らぎにすぎなかった。血に飢えたライオンよりも野蛮な世界である。この「国」という概念すらない16世紀に生まれながら、「戦争にも掟(ルール)がある」という英知を著す信じ難い学者がいた。その名もフーゴー・グロティウス。彼の思想はのちにウェストファリア体制として実り、国際法の原型となる。天才グロティウスが混沌のなかに見出した「法」を日本一わかりやすく読み解く。なぜ日本人が『ウェストファリア体制』を学ぶべきか。第一の理由は、『ウェストファリア体制』が日本人が野蛮な世界で生き残るのに必要な武器だから。第二は、この掟(ルール)が日本人の手によって全人類が守るべき文明の法となったからである。この事実を知らないことが日本の罪なのである。
  • なぜ日清日露戦争に勝てたのか? こんなことやってて……
    ・明治の指導者は立派だったが、昭和になってだめになった
    ・明治時代の日本は、藩閥専制の時代だった
    ・非民主的な明治憲法により、政党内閣制はなかなか実現しなかった
    ・明治憲法下の衆議院は、最弱の存在だった。
    ・民衆は自由民権運動で政府に対抗した
    ――こうした明治日本の通説はみな大間違いだった。

    明治から現代に至る日本の憲政史、すなわち憲法というルールに基づいて行われる政治というゲームの歴史を読み解く鍵は、拒否権です。
    帝国憲法でも現行憲法でも、「何ができるか」という指導力ではなく、「何をさせないか」という拒否権で、日本の政治は動いているのです。
    要するに、「誰が一番、人の邪魔をするのがうまいか」を見ないと、真の権力者が誰だか、わからなくなるのです。
    何を実現したかという指導力ではなく、誰が誰を潰したかという拒否権を通して見ると、全く違う世界が見えてきます。
    (「はじめに」より)

    「拒否権」というキーワードから見れば、すべての謎がすらすらと読み解ける!
    教科書では絶対に教えない、今に続く日本政治の不甲斐なさの理由が、世界一よくわかる本。
  • 国防、政治、経済、歴史、そして天皇と皇室…特別な知識がなくとも学べる【日本人必須の教科書】 今の日本に必要なのは、志と学問だ!

    ―「はじめに」より―
    これから日本は、どうなるのだろう。ぼんやりとした不安を抱いている人は、多いと思います。
    本書は、「日本を守りたい!」と、強い気持ちを抱いている人のために書きました。もし、「今の自分には何の力も無い」と思っていても構いません。おそらく、そんな力は誰にもありません。私は「これをやれば日本は滅びない」とか、「これが正解だ。言うことを聞いて、その通りにすればバラ色の未来が待っている」などと甘い言葉を撒き散らすつもりはありません。私は本気で日本を守りたいと思っているので、皆さんと一緒に考えたいのです。日本を守る方法を。
    (中略)
    本書を読むのに特別な知識は必要ありません。ただし、志だけは持っていてください。「自分が日本を守る責任者ならば、何をするか。そして、何を知っておかなければならないか」と。つまり、自分が総理大臣になったつもりで考えてほしいのです。
  • ◆かつて日本人はプロパガンダの達人だった!

    ◆全戦全勝の日中関係の歴史を今詳らかに!

    ◆米国・中国・韓国など怖くない!本当はすごい日本人

    ◎わかってしまった憲法九条の正体
    ◎消費増税は止められる!
    ◎全政治家と全官僚の上に君臨する権威、内閣法制局
    ◎反日的なアメリカばかりを見ずに、トランプのやっていることを分析してみる!
    ◎国民主権とは、官僚が国民に責任を押し付けるための錦の御旗

    ■プロパガンダは最強の武器である!!

    ・毛利元就、武田信玄、そして上杉謙信のプロパガンダ
    ・本能寺の変こそ、織田信長、最後のプロパガンダ
    ・プロパガンダの名人、三河武士団
    ・『吾妻鏡』を愛読していた家康は歴史認識をプロパガンダした
    ・満洲事変を侵略扱い!プロパガンダの敗北
    ・日本を敗戦国のままにする「左上」という敵
    ・消費増税がアベノミクスの全てを破壊した
    ・北朝鮮拉致との闘い、戦術目標は「問題の周知徹底」
    ・「一貫して守ってきた憲法解釈」という大嘘
    ・朝日新聞と米民主党が逆らえない魔法の言葉は○○
    ・日本最大の脅威、中国にすべきこと
    ・「鬼畜米英」なんぞ誰も信じていない!大日本帝国のお粗末プロパガンダ
    ・このままでは、日本は歴史問題で絶対に勝てない

    ■プロパガンダとは、「政治目的を達成するために、自分の意思を他者に強要する宣伝手段」

    満洲事変、支那事変では、軍事的に全戦全勝でありながら、蒋介石は全世界に日本の非道を訴え、米英を味方につけて生き延びました。その結果、大日本帝国は米英との全面戦争で敗れ、滅びてしまいます。明治維新から日露戦争までの勝利は、すべてフイになりました。
    その上前をはねたのが、毛沢東です。毛沢東は、蒋介石が日本との戦いでヘトヘトになるのを待ち、大陸から追い出しました。今に至る中華人民共和国の始まりです。
    その中国に、日本がことごとく押さえつけられています。ことあるごとに「歴史問題」を持ち出され、すごすごと引き下がる。それどころか、最近は中国の手下の北朝鮮や、そのまた手下の韓国にまで舐められる始末。(中略)
    本書は「プロパガンダ」という切り口で、日本の現代の問題を考えています。現代を考えるからこそ、歴史を大事にします。動物は目の前のことだけにとらわれて生きていますが、人間は歴史によって考えることができます。歴史があるから、人間は単なる動物ではないのです。
    なぜ日本人は騙され続けるのか。歴史に学ばないからです。ならば、プロパガンダの歴史を学び、どうやって騙されてきたか、あるいは日本人が騙した歴史も知り考えることによって、賢くなれるはずです。
    バカよ、さらば!
    ――(まえがきより)


    【著者プロフィール】
    倉山 満(くらやま みつる)
    1973年、香川県生まれ。憲政史研究家。
    1996年、中央大学文学部史学科国史学専攻卒業後、同大学院博士前期課程を修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員を務め、2015年まで日本国憲法を教える。2012年、希望日本研究所所長を務める。
    著書に、『2時間でわかる政治経済のルール』 (講談社)、 『並べて学べば面白すぎる 世界史と日本史』(KADOKAWA)、『日本史上最高の英雄 大久保利通』(徳間書店)、『明治天皇の世界史 六人の皇帝たちの十九世紀』(PHP研究所)、『検証 検察庁の近現代史』(光文社)、『嘘だらけの日米近現代史』などをはじめとする「嘘だらけシリーズ」『帝国憲法の真実』『日本一やさしい天皇の講座』(いずれも扶桑社)、『逆にしたらよくわかる教育勅語―ほんとうは危険思想なんかじゃなかった』(ハート出版)、『世界の歴史はウソばかり』(ビジネス社)、『大間違いの太平洋戦争』『大間違いの織田信長』(いずれもKKベストセラーズ)など多数。
    現在、ブログ「倉山満の砦」やコンテンツ配信サービス「倉山塾」や「チャンネルくらら」などで積極的に言論活動を行っている。
  • 元号が変わる新しい時代の幕開け。参議院選挙、消費増税、憲法改正……安倍政権はいつまで続き、その掲げる政策の行方はどうなる? 株価と賃金・景気実感の乖離のなか、真のデフレ脱却は本当にできるのか? 米、中、露、韓国、北朝鮮、流動する外交のパワーバランスの中で日本は真のアクターと言えるのか? 待望論久しい小泉進次郎が総理大臣になれるのはいつ? 日々のニュースを眺める視界が、この一冊ですっきり開ける!
  • ペリー来航から倒幕、維新へと歴史は一直線に繋がっていたわけではない。繋いだのは大久保利通がいたからだ。大久保の前に立ちふさがったのが怪物・徳川慶喜だった。板倉勝静、原市之進を片腕として幕末の十年を振り回す。この三人に何度も叩きのめされる大久保。そして、最後の敵は皮肉にも盟友・西郷隆盛だった。大久保が西郷を殺してまでもやり遂げたこととは? 幕末の動乱から明治国家の成立まで--「未来への意思」を貫いた男の真実を描く快作!
  • なぜ近代日本に天皇が必要なのか。その核心を、明治天皇と19世紀の各国の皇帝たちとを比較することで明らかにする、壮大な意欲作。

    なぜ近代日本は、天皇を必要としたか? 大帝と影法師の感動の物語。19世紀は「皇帝たちの時代」だった。19世紀初頭のナポレオン戦争以降、世界各国に次々と皇帝が生まれ、覇権争いに興じたが、第一次世界大戦が終わる1918年前後までの100年で、ほとんどの「皇帝」が消え去り。そして今や「Emperor」は日本にしか残っていない。なぜ、日本の天皇だけが残ったのか。その秘密を解くことで、近代日本の成功の「真実」が見えてくる。明治天皇、大英帝国のヴィクトリア女王、ハプスブルク帝国のフランツ・ヨーゼフ1世、ドイツ帝国のヴィルヘルム2世、ロシア帝国のニコライ2世、大清帝国の西太后の6人の同時代史比較から読み解く、壮大な世界史。「明治天皇の同時代、多くの皇帝がいた。しかし、今の世界で皇帝(Emperor)とされるのは、日本の天皇だけである。清、ロシア、オーストリア、ドイツなど多くの君主国が消え去り、かの大英帝国からも「Emperor」はいなくなった。しかし、日本だけは残った。その秘密を解き明かすことが、日本の近代とは、そして明治とは何であったのかを解き明かすことだろう」(「まえがき」より) 【目次】●まえがき:なぜ今、明治天皇なのか ●序章:皇帝たちの時代――興亡史としての「長い十九世紀」 ●第一章:明治天皇誕生――幕末維新の世界史的状況 ●第二章:めざすは立憲政体――文明国への道 ●第三章:絶妙なる日清・日露戦争――躍進する日本 ●第四章:大国になった日本――そして明治天皇崩御 ●終章:理想の立憲君主――明治大帝と他の皇帝を分けたもの ●あとがき:なぜ近代日本に天皇が必要なのか
  • 日本史と世界史とを並べるだけで、歴史の本質が驚くほどよくわかる!

    「日本は長らくノンキな国でいられました。近代史においては『世界史』に巻き込まれ、それを明治維新に始まる近代化で乗り切り、大日本帝国を自滅で滅ぼしてからは再びノンキな国に戻っています。ヨーロッパ人が日本にやってきて、日本は世界の歴史に巻き込まれました。だから、西洋人とはどんな人かを知ることに集中すればよい。といっても難しい話ではありません。西洋人中心の『世界史』を、我々が常識的に知っている『日本史』と並べるのです」……(「はじめに」より抜粋)

    聖徳太子とムハンマド、源頼朝とインノケンティウス3世、織田信長とエリザベス1世……。
    同時代の人物を比べてみれば、いかに日本が幸せ(ノンキ)な国であったのか、ヨーロッパがその対極にあったのかがよくわかる。
    二つの異なる歴史のどうしても押さえておきたいポイントを学びながら、日本の独自性と強みまでをも理解できる、気鋭の歴史家による「同時代史」という新たな試み。

    〈目次〉
    第1章 7世紀―聖徳太子とムハンマド
    第2章 8世紀―平城京と聖像禁止令
    第3章 9世紀―桓武天皇とカール大帝
    第4章 10世紀―平将門とオットー1世
    第5章 11世紀―院政と十字軍
    第6章 12世紀―源頼朝とインノケンティウス三世
    第7章 13世紀―北条時頼とポーランド騎士団
    第8章 14世紀―室町幕府とオスマン帝国
    第9章 15世紀―応仁の乱と百年戦争
    第10章 16世紀―織田信長とエリザベス1世
    第11章 17世紀―三十年戦争と鎖国
    第12章 18世紀―七年戦争と天下泰平の日本
  • ◆世界大戦に二度も負けたのに、なぜドイツは立ち直れたのか?

    日本人が思い描くドイツは「真面目でなんとなく親近感のある国」だが、それはプロイセン人がつくった「ドイツ帝国」であり、ドイツに長らく君臨してきたオーストリア・ハプスブルク家の神聖ローマ帝国ではない。現在のドイツはいわば、プロイセンに乗っ取られた国だ。では、プロイセンとは何かと問われれば、ポーランドの東の果てから流れてきたよそ者のことだ。
    プロイセン人がつくったドイツには典型的な特徴がある。一、生真面目。二、勢いに乗る。三、詰めが甘い。――世界大戦で二度の大敗を喫したように、途中まではうまくいくものの、調子にのって最後は大コケすることを繰り返してきた。
    明治以来、そんなドイツに憧れた国が日本だ。帝国陸軍は最先進国のドイツ陸軍を師と仰ぎ、医者はドイツ語でカルテを書いてきた。しかし、いかに多大な影響を受けたとはいえ、日清・日露戦争に勝ち大国となったはずの日本は、なぜヒトラーと組むような悪手をとってしまったのか?
    そして、戦後、敗戦国に叩き落された両国はまるで異なる復興を遂げた。東西分断で塗炭の苦しみを味わったドイツは戦い抜いて統一を勝ちとった一方で、日本は何を成し遂げたというのか……? かつてヨーロッパとアジアの中心であった両国の近現代史をひもとくことで、みえてきた現在にいたる宿痾とは? 「嘘だらけシリーズ」完結編。
  • 十字軍、モンゴル帝国の興亡から大航海時代まで、倉山史観で“暗黒の中世”を読み解く! 菅原道真の画期的な決断とは?

    ヨーロッパとチャイナ中心の歴史観を根本からくつがえす、日本人として知っておきたい“教養としての世界史”の第2弾。キリスト教徒がイスラム教徒に戦いを挑んだ十字軍、世界史の誕生ともいえるモンゴル帝国の成立など、世界が殺戮に明け暮れた“暗黒時代”から、ヨーロッパが近代へと向かうルネサンス、宗教改革、大航海時代までを独自の視点から読み解く。一方で日本は、菅原道真が殺戮に明け暮れる世界史を拒否し、北条時宗が世界最強のモンゴル帝国を破り、室町時代は足利義満というとんでもない売国奴が出現しながらも、足利義教は西欧より二〇〇年も早くかつ完璧に絶対主義を実行した。 【目次より】●第1章 世界史の正体と日本 ●第2章 十字軍の爪痕 ●第3章 世界史を語る視点としての鎌倉幕府 ●第4章 暗黒の中世の終焉と室町幕府 ●第5章 中世と近代のはざまで
  • ◆満洲事変を正しく知ることは現代日本の生き残るヒントになる

    ●満洲事変に「軍部」の「独走」など無い。
    石原莞爾とて、お役所仕事を全うしたにすぎない。
    ●満洲事変に国際法違反は無い。
    むしろ生真面目に遵守しすぎ。
    ●満洲事変にコミンテルンの陰謀は成立しない。
    それどころか、当時のソ連は終始一貫して日本におびえきっている。
    ●満洲には夢もロマンも無い。
    王道楽土? しょせんは人口増加問題の解消策である。
    ●国際連盟脱退に外的要因は無い。
    徹頭徹尾、日本の内政問題である。
    ●満洲事変は人類が不幸になっていく始まりの大事件である。
    軽く考えてはならない。

    ◆当時の国際情勢を理解すればわかる、超安全だった日本
    ◆何も考えなくていい大国・大日本帝国
    ◆世界を恐怖に陥れたロシア革命
    ◆フランス、イタリアを切ってでも日本に譲歩した英米
    ◆最後にババをひいてしまった日本
    ◆「軍部」という虚構、強すぎる二大政党
    ◆芸術的な自作自演の柳条湖事件
    ◆リットン調査団結成、通説は惨敗、実は大勝利
    ◆政治家自身が終わらせた、「憲政の常道」

    満洲事変を正しく理解すれば日本の病巣がみえてくる
  • 「精密司法」と呼ばれる日本の検察。事件の起訴を行った場合、ほぼ100%の確率で有罪となる。また、検察庁は、警察が逮捕した犯罪者を不起訴にして無罪放免にできるほどの力を持っている。検察とは、いったいどんな組織なのか。本書では、近代司法制度がスタートした明治時代から、多くの不祥事で揺れる現在までの検察庁の軌跡を概観。99.9%――。この数字は何を意味するのか。注目の憲政史家が問う、「精密司法」の正義と矛盾。
  • 戦後70年以上も日本では憲法論議は不毛に終わっていたのか。護憲派は立憲主義を掲げて誤植も含めて一字一句変えさせないと主張し、改憲派は条文を変えることだけにこだわってきた。しかし本来の立憲主義は条文にではなく、運用にこそある。実はリベラルも保守も誤解だらけだったのである。日本の憲法観に悪弊を垂れ流した東大憲法学を完全論破し、世界各国の憲法を比較しつつ、吉野作造の「憲政の本義」に依拠して立憲主義の本質に迫る決定版憲法論!
  • 第二次大戦後、戦争をなくそうとした世界はなぜ残虐になったのか? 冷戦体制から現在の混迷までを一刀両断に解明する斬新な現代史。

    国際法を理解しているのか怪しい、アメリカ。国際法を理解したうえで破る、ロシア。そもそも法を理解できない、中国。そもそも人の道を理解できない、北朝鮮。そうした国々が核兵器を手に激しく火花を散らす中、日本は右往左往するばかり。にもかかわらず、日本人の多くが、第二次世界大戦前よりも、戦後のほうが人類は進歩し、文明的になったと考えているのではなかろうか? だが、第二次世界大戦後、国連をつくり戦争をなくそうとした世界で、嫌というほど、残虐な殺戮が続いてきたことは、少し考えればわかることだ。東西冷戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、中国の暴虐、中東の動乱……。実は、「人類史は進歩している」と考えるのは大間違い。冷戦と革命と地域紛争と虐殺に明け暮れた戦後期は、むしろ「野蛮に退化した時代」だったのである。なぜか。それは文明のルールだった「国際法」をアメリカとソ連(ロシア)が破壊してしまったからだ。戦争根絶、民族自決、共産主義などの理想が、いかに残虐な世界を作ったか。日本は、残虐になってしまったこの世界で、いかに生きていけばいいのか。国際法を切り口として現代史を見ていくと、その大きな流れと各国の思惑が驚くほどによくわかる! 戦後から現代までの世界情勢の謎と闇を一刀両断に解明する斬新な現代史。 【目次より】●第1章 「文明の近代」はなぜ野蛮化したのか ●第2章 戦後日本の「諸問題の根源」を国際法で解く ●第3章 国際法を理解できない者VS理解して破る者の「仁義なき冷戦」 ●第4章 キューバ危機・ベトナム戦争・文化大革命 ●第5章 冷戦が終結し、世界はさらに野蛮になった ●終章 あらためて、なぜいま国際法を学ばねばならないか
  • この男、日本を揺さぶり、時代をこじ開けた! 日本人に最も愛される偉人の「大河ドラマ」では決して描かれない陰の貌。明治維新150年の我が国の計を、今、西郷が問う。人脈を張り巡らし、相手を己の意思で動かすために情報を集め、周到かつ果敢に駆け引きに臨む――。偉丈夫のイメージに隠された「工作員」という新たな西郷像を軸に繙かれる、激動の幕末維新史。
  • ◆戦後民主主義のヒーローとしての信長の真実の姿は歪められている?
    ◆真実の信長像を知ることで、新たな日本史の歴史観が構築される!
    ◆気鋭の保守の論客倉山満が挑む新境地!

    ◎信長は権威をないがしろにしたのか?
    ◎信長は室町幕府を滅ぼしたのか?
    ◎信長は革新的な人物だったのか?
    ◎信長は戦争の天才だったのか?
    ◎権威主義者、勝ちきれない男、土下座名人、無類の働きもの、セコイ……etc.

    従来の信長像が打ち砕かれる!
    ■明治までのエリートには、人の上に立つ者の覚悟がありました。
    だから、世界史の奇跡と言われる明治維新を成し遂げ、日清日露の両大戦を勝ち抜き、世界の誰にも媚びないで生きていける強い国、大日本帝国を築き上げました。
    しかし昭和になり、エリートが「試験で優秀な成績を取った人」というわけの分からない定義に変わってしまい、
    結果、陸軍も海軍も官僚たちも“自称エリート”たちの庇い合いばかりで、誰も責任を負わないまま、敗戦という取り返しのつかない大失敗をおかしてしまいました。
    それでも戦前は、まだいい。少なからずの指導者たちが、自らの命を絶ちました。(中略)翻って現代日本、実にグダグダな時代です。
    戦争に負けて、負けっぱなし。殴り返す気力すら、失っている。アメリカの持ち物にされたばかりか、ロシアや中国までが「それを俺に寄越せ」と小突き回しに来る。
    あまつさえ、韓国や北朝鮮にまで舐められている。
    元をたどれば、占領軍のダグラス・マッカーサーが日本人をそういうふうに去勢したのでしょうが、いつまで七十年前の占領軍に責任を押し付けるのか。
    いいかげん、自分で強くなる、自分で賢くなる努力を始めるべきではないのでしょうか。
    このグダグダな現代を、どう生きるか。私はそのヒントを、本書で織田信長に求めたいと思います。(本文より)

    ◆本書の内容
    はじめに なぜ信長に学ぶのか
    第一章 織田信長は戦後民主主義の英雄なのである
    第二章 君にもなれる織田信長(今こそ学ぼう! 兵法経営)
    第三章 信長は権威主義者だった
    第四章 信長は勝ちきれない男だった
    第五章 信長はものすごい働き者だった
    第六章 信長は日本史最高の土下座名人だった
    第七章 信長はものすごくセコイ男だった
    おわりに 私はなぜ、こんなに織田信長が好きなのか
  • 世界最古の文明は日本だった!? ヨーロッパ人が憧れたオリエントの繁栄を、独自の視点でたどりなおす倉山世界史第一弾!

    日本人として知っておきたい“教養としての世界史”古代編。世界最古の文明は、じつは日本であり、人類の歴史のなかで長いあいだ圧倒的な文明先進国として栄えていたのは、ヨーロッパや中国ではなく“オリエント”であった。そもそも、イスラム教の理解を抜きにして、現在の世界を語るのは不可能な話なのである。「“四大文明”はチャイナの妄想である」「チャイナの絶頂期は二千数百年前、諸子百家の時代」「ヨーロッパよりも地中海アフリカのほうが先進地域だった」「なぜヨーロッパは古代ギリシャを起源としたがるのか?」――中国人とヨーロッパ人が歪めた「世界の歴史」の謎を解く! ●第1章 文明の発祥――どこが文明の先端地域だったのか ●第2章 紀元前の世界 ●第3章 消された真の先進地域 ●第4章 ほんとうは怖いキリスト教の誕生 ●第5章 暗黒の世紀の始まりと東西の明暗 ●第6章 世界の大激動と東西衝突
  • シリーズ累計35万部! 日本人のフランス観を根底から覆す
    日本人が学ぶべきはフランス革命やナポレオンではなく、マザランやタレイラン、そしてドゴールである。日本人の“フランスびいき”が、実は幻想であったと気付かせる一冊。
  • ◆二百年に一度の大事件。
    譲位、女系、女帝、旧皇族の皇籍復帰の是非について“先例”に基づいてすべてを答える!
    天皇を知ることで「日本」が見えてくる

    平成二十八年八月八日に天皇陛下のおことばによって議論がはじまった譲位問題は、国民が改めて天皇という存在について思いをいたすきっかけとなりました。そして、天皇陛下が譲位され上皇になられると、光格上皇以来二百年ぶりの大事件となります。そこで本書では三つの疑問に取り組みます。
    一、なぜ、天皇は必要なのか 二、なぜ、皇室は一度も途切れることなく続いてきたのか 三、そもそも天皇とは、そして皇室とはなんなのか

    ……どれだけの人がきちんと答えられるでしょうか。
    世界最長不倒の歴史を誇る皇室を知ることで、「日本」が見えてきます。百二十五代続く長い歴史のなかで、天皇はいかにして権力を手放し立憲君主になったのか。
    そして今回、論点となった譲位、女系、女帝、旧皇族の皇籍復帰の是非について、すべて「先例」に基づいて答えることで、日本人として当然知っておくべき知見を述べました。日本一やさしい天皇の講座のはじまりです。
  • ◆友情・敵対・隷属! 日米150年の真実!

    ◆日米戦争は、双方の保守派の敗北だった!!

    トランプ大統領に備えろ!
    日本の自主独立のためのアメリカ史

    ◆日本が生き残るための方法とは!!

    ◎実に幼稚な、アメリカ陰謀論の系譜
    ◎「ユダヤが解ると世界が見えてくる」と信じていた頃
    ◎陰謀論への対処は幕末の志士たちに学べ
    ◎アメリカは織田信長で止まっている国!!
    ◎副大統領──人類が作った最も不要な職
    ◎選挙の流れ──田中角栄などクリーンな政治家
    ◎覇権国家アメリカの国益とは何か!?
    ◎トランプはなぜ台頭したのか
    ◎ウィーク・ジャパン・ポリシー派とストロング・ジャパン・ポリシー派
    ◎正気を保ったか?国益は守ったか?世界への貢献度は?で歴代アメリカ大統領を採点
  • 「そもそもこの本を書こうと思いたったのは、日本の未来を考えるには、やはり憲法から考えるべきだろうとの想いからでした。日本国憲法の条文を守るか変えるかという次元の、使い古された話をするつもりはありません。本当の意味での憲法を考えてみたいのです」――<本書より>
  • 日本国憲法の「最大の問題点」はここだ――。気鋭の憲政史研究者が、改憲派・護憲派双方の矛盾点を突き、日本の真のあるべき姿を説く!

    日本国憲法の施行から70年――。その間、一字一句たりとも変わらなかった“不磨の大典”は、改憲勢力が国会で議席を大幅に増やすなど、大きな転機を迎えようとしている。果たして「改憲」で日本は変われるのか? 「護憲」で日本を守れるのか? だが、いまの憲法改正をめぐる論議では、現実を無視した“条文ごっこ”が延々と繰り広げられていると著者はいう。本書は、気鋭の憲政史研究家が「天皇の規定」「人権」「議会」「内閣」「司法」「財政」など8つの着眼点から、“真にリアル”な憲法論議とは何かを解説。「理想や道徳を条文に入れてはならない」「有事には天皇の『御聖断』でしか対応できない」「日本国憲法では在日米軍が主権者だ」「いまこそ戦前の『枢密院』が必要」「『合憲・違憲』より重要な『立憲・非立憲』の思想」など、従来の論争にはなかった新たな問題提起をする。日本国の経営を根本から考えることこそ、真の憲法論議である。『間違いだらけの憲法改正論議』を改題。
  • 史上最強最大の帝国だった大英帝国。その国に敢然と立ち向かい、渡り合い、そして刺し違えた国があった。その名は、大日本帝国。友情・敵対・破滅、近代日本の真実を描く。
  • 「金脈問題」で退陣する田中角栄の跡を襲った、「クリーン三木」の正体は、想像を絶する「政争の怪物」だった。翼賛選挙を非推薦で勝ち上がり、戦後の混迷する政局を泳ぎ回った稀代の策略家の実像とは? 「綺麗事を武器にしろ」「昨日の敵は今日の友」「もっと火を大きくしてこい」……三木武夫の権謀術数の数々を生き生きと描き出し、かつて日本政治にあったはずの「政治の定跡」をよみがえらせんとする文庫書き下ろし意欲作!
  • 明治日本はなぜ成功できたか? ナチス・ドイツと日本の違いは? 「国際法」がわかれば「歴史」の謎はすべて解ける! 常識を覆す刮目の書。

    ●明治日本はなぜ成功できたのか? ●ナチス・ドイツと昭和の日本は何が違うのか? ●「戦争廃止」によって、なぜ残虐な紛争が続発するようになったのか? 世界の歴史を通観すると多くの疑問に出会う。しかし実は「国際法」を理解すれば、たちまち疑問は氷解する。そして、日本がなぜ「侵略国」などではありえないのかも、すぐにわかる。「国際法」は、すべての謎を解く、最強の武器なのである。では、国際法とは何か。それを知るために重要なのは、ヨーロッパで戦われた最後の宗教戦争=“30年戦争”である。この戦争のあまりに悲惨な殺戮に直面した法学者グロチウスは、戦争を「無法で残忍な殺し合い」から「ルールに基づく決闘」に変えようと考えた。「戦争に善いも悪いもない。だからこそ戦争にも守るべき法がある」――国際法は、このような思考から生みだされてきたのであった。「国際法に基づく『決闘としての戦争』が許されたのは文明国だけ」「戦争に善いも悪いもない」「国際法に違反するとはどういうことか」……。これらがわかれば、これまで見えなかった「歴史の構図」が見えてくる。世界史の本質を解き明かし、日本人を賢くする驚愕の一冊。【目次より】●第1章:国際法で読む国別「傾向と対策」 ●第2章:武器使用マニュアルとしての「用語集」 ●第3章:国際法はいかに成立し、進化したか ●第4章:国際法を使いこなした明治日本、破壊したウィルソン ●第5章:満洲事変とナチス・ドイツを一緒くたにする愚 ●第6章:「戦争がない世界」は夢か欺瞞か
  • 歴史を知らない。日本を誇らしく思えない。こんな人が「日本史を理解し、日本を誇りに思い、歴史を好きになる」キーワードが「英雄」です。楽しみながら教養が身につく一冊。
  • なぜ、日本は“敗戦国”から抜け出せないのか? ――新進気鋭の憲政史家が、歴史認識を根本から改める覚悟を日本国民に迫った戦慄の書!

    日本は世界に誇るべき「近代文明」を有しているのに、なぜ永遠に“敗戦国”のままなのか? ――それは、国際政治の掟(ルール)を形づくる「本当の世界史」を知らなさすぎるからだ。本書は新進気鋭の憲政史家が、古代ヨーロッパから十字軍、ウェストファリア体制、反近代の衝動、第一次・第二次世界大戦の「総力戦」の真相をひもときつつ、日本人に「世界史観」を根本から改める覚悟を迫った一冊。「戦争はなくせないとの思想が『文明』をもたらした」「ヨーロッパ公法にすぎない国際法の実態」「アメリカは国際法を理解できない」「聖戦論に回帰した第一次世界大戦」「終戦記念日はアメリカの総力戦開始の日」――“歴史の本質”が武器であり、支配の道具である事実を説いた、学校では絶対に教えられない「世界史」講義。日本はなぜ、敗戦国の立場を自ら強化し続けるのか? 正しい歴史認識こそ最大の武器である! 『歴史問題は解決しない』を改題。
  • アメリカ、中国、韓国が「文明」を理解できない国だとするならば、ロシアは「熟知したうえで破る」国。殺戮、粛清、謀略――血塗られたヨーロッパ史において何度も這い上がってきたサバイバル術とは? 一度の敗戦で70年も敗戦国のままにされている日本にとって、学ぶべきヒントはロシアにあった
  • 現在、日本を覆う「増税の空気」はいかにして形成されたのだろうか? 財務省は、前身の大蔵省以来、「戦後最強の官庁」として日本に君臨してきた。しかし、大蔵省ほど絶大な権力を持ちながらもこれまであまり注目されてこなかった組織はない。気鋭の憲政史家が大蔵省・財務省の歴史にメスを入れ、百五十年の伝統を検証しながら、知られざる政治との関係を描き出し、日本再生への道を綴った本邦初となる意欲作。
  • 連合軍の手で一方的に「戦争責任者」を裁かれた敗戦日本。しかし、本当の敗戦責任者は誰だったのか? 一刀両断にすべてを解き明かす。

    「東京裁判史観」の過ちが言われて久しい。だが、日本人は自らの手で、あの戦争の真の「敗戦責任者」が誰か、自己総括してきただろうか? 本書では、誰が本当の「日本の敗戦責任者」だったのかを、ポツダム宣言から満洲事変までを順次遡る「逆15年戦争」で検証していく。どこが「ポイント・オブ・ノーリターン」だったのか。何をどうすれば、敗戦に至らずに済んだのか。どの段階で、どのような決断が必要だったのか――。浮かび上がってくるのは、(1)対外関係よりも身内の事情を優先する(2)大局観がないので、一貫した戦略などあるはずがない(3)失敗しても真の責任者は決して処罰されない(4)下手に現場が優秀なので、どんな無茶苦茶な命令でもこなすが、さらに無茶苦茶な命令が出され、戦略は最終的に破綻する……という姿である。では、誰がそういう状況に日本を追いやったのか。当時の国際状況と国内状況を踏まえつつ、大胆な議論を展開。日本の「失敗の本質」を明らかにする。
  • こんなに愉快な派閥興亡史。知れば、自民党の正体が驚くほどに見えてくる! 抱腹絶倒しつつタメになる、「戦後史の核心」を暴く決定版。

    戦後の大部分の時期において「政権与党」となり、日本を“支配?”してきた自民党。いまこの時も、この党に所属する政治家たちが様々な物議をかもしつづけている。だが冷静に考えてみれば、自民党は実に「不思議な党」であり、「おかしな党」である。何でこんな党なのか。誰がどうやって動かしているのか。物事はどんな原理で決まっているのか。そもそも、この党の存在意義はどこにあるのか……。本書は、戦前の政党史、戦後の混迷期、保守合同、「三角大福」の争い、闇将軍、竹下支配、失われた10年、小泉純一郎の改革、そして安倍内閣へと至る、前史から現在までの大河のような自民党の歴史を詳述し、「自民党の謎と秘密」をすべて白日の下に晒す意欲作である。党人、官僚、変人、権力の鬼など、超個性的な人たちが織りなしてきた不思議な政党史を、抱腹絶倒のエピソードをふんだんに交えつつ、大放談! 大笑いし、膝を打ちつつ読み進めるうちに、この党の「行く末」までが手に取るようにわかるようになること、うけあいである。すべての日本人必読の一冊!
  • 大日本帝国憲法こそ明治人が理想を掲げて勝ち取った「自主独立への最強の武器」だった! “真の憲法”の栄光と悲劇を明らかにする意欲作!

    「大日本帝国憲法は西洋の猿まね憲法だ」「天皇主権の帝国憲法が、国民に戦争の塗炭の苦しみを強いた」などの議論が横行している。だが、その理解は本当に正しいのか? 歴史をひもとけば、大日本帝国憲法は、幕末明治の志士・元勲たちが命を懸け、多くの人々が切望し、上下一心となってついに勝ち取ったものであったことが見えてくる。西洋列強の脅威から日本を守るために、たった一人で三千人の敵に立ち向かった高杉晋作。強固な意志を貫きつつ「万機公論」を本気で実行しようとした大久保利通。早くから憲法こそが国家の廃興存亡を決すると見抜いていた木戸孝允。そして彼らの意志を継いで真に日本の歴史に立脚した憲法を制定すべく苦闘を重ねた伊藤博文と井上毅――。大日本帝国憲法こそ、わが国の自主独立を守るための「最強の武器」だったのである。だが、しかし……。日本近代史、諸国の憲法史、さらに国際法と憲法の関係までを視野に入れつつ、帝国憲法の栄光と悲劇をすべて明らかにする意欲作!
  • 最短&最速で志望校、最低でも中央大学文学部に入る方法「100点を目指すやつはアホ」「教師の進路指導は信じるな」etc.医学部合格の請負人こと松原好之と、講義のプロ倉山満が受験のカラクリを暴露しながら、志望校に最短、最速で合格する方法を指南する。
  • 自民党はなぜ、滅びたほうがいいのか。野党はなぜ、国民いじめに走るのか。戦後史もひもときつつ一刀両断。政治のすべてがわかる一冊!

    「いまの自民党なら民主党政権のほうがマシ!?」 「共産党は『ブラック企業』とそっくり!?」 「なぜ野党が『国民いじめ』に走るのか!?」 うんざりするような、この国の政治。しかし、いったい何が本当にダメなのか、その正体を、日本の政治史を明治時代からひもときつつ、すべて明らかにする一冊。もちろん、2014年12月の総選挙以降の直近の政治状況も、世間の通説とはまったく違った角度からズバズバ斬っていく。民主党政権のあまりの酷さにより、現在、日本の政治は「自民党一強VS野党多弱」の「(平成)25年体制」になっているが、しかし、だからといって自民党が立派な政党になったわけでもなければ、野党がしっかりしたわけでもない。この状況下で、いかに各政党が手前勝手な論理で動いているかを、両者が舌鋒鋭く暴いていくのは圧巻のひと言。さらに、現在の中東の状況から、政治にとって何が本当に大切なのかも論考していく。いま、本当は何が起きているのか。本書を読めば、政治のカラクリは丸ごとお見通し!
  • 教養として知っておきたい日本のふたつの憲法

    日本のふたつの憲法の全条文と口語訳を付し、気鋭の憲政史家の解説で読む、教養としての憲法。
    ※電子化にあたり一部のレイアウトを変更しているため、紙書籍とは体裁が異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
  • 中国、韓国、ロシア、朝日新聞の「悪事」に渾身の説教と真実の刃をつきつけよう! 読んで痛快、読後にためになる名物対談、遂に単行本化。

    説教という名称はあくまで方便であって、実際には言論による戦争だと思ってください。「わからず屋」は力でねじ伏せないかぎり、コントロール不能なのです。日本を貶めるキャンペーンを行なっている反日国家や反日日本人は、まさにこの「わからず屋」の典型です。“説教ストロガノフ”は、敵が予想もしなかった論点や証拠を突きつけ、彼らの誤ったプロパガンダを根底から突き崩し、殲滅します。なぜ私や上念司は笑いを好むのか。本気で敵を叩きのめそうとしているからだ。『朝日新聞』に「お前は左翼だ」といっても効くはずがない。まして保守を自任する陣営から十年一日のような決まり文句をいわれても、効くはずがない。『朝日新聞』などは、右でも左でもなく、「下」なのだ。品性においても、知性においても「下」だと、はっきりいってやらねばならないのだ。これが本気の言論、相手の存在を抹殺する言論なのだ。
  • 現行憲法VS.帝国憲法。明治・大正を支えた帝国憲法はなぜ悪魔の憲法に貶められたのか?天皇、九条、靖国神社、集団的自衛権、統帥権etc。日本の争点を一刀両断。
  • 世界史の動きという視点から激動の日本近現代史の流れと本質をつかむ!

    幕末の開国、明治政府の近代化と文明開化、日清日露戦争と大正政変、太平洋戦争、高度経済成長からバブル経済、イラク戦争と日本まで、世界史の動きから100のトピックで近現代史の流れとその本質を解き明かす!
  • 対中外交、キーワードは「ノータッチというタッチ」。気鋭の研究者が語る、望ましい対中外交の姿とは。

    中国大陸ではどんな王朝も300年で滅んでいる。2000年間、一度も歴史が途絶えたことのない日本がわざわざ不幸に巻き込まれる必要はない――気鋭の研究者が語る、望ましい対中外交の姿とは。※本コンテンツは月刊誌『Voice』2013年8月号掲載記事を電子化したものです。

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