『歴史、鳥羽亮』の電子書籍一覧
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この世に生かしておけねえやつなら、地獄の閻魔に頼め――
深川は要橋端にぽつんとある一膳めし屋「極楽屋」。主の島蔵は裏の長屋に無宿人や入墨者など世間では受け入れられない者たちをただ同然で住まわせ、仕事を世話していた。
そのため、土地の者からは「地獄屋」、裏の長屋は「地獄宿」と呼ばれ、恐れられている。
さらに、島蔵のもう一つの顔は、金ずくで殺しを請け負う殺し屋の元締めだった。
安田平兵衛はそんな闇の世界で「人斬り平兵衛」の二つ名を持つ凄腕の殺し人だったが、ここ十年は老齢を理由に本所相生町の長屋で刀の研ぎ師をしながら娘のまゆみと静かな生活を送っていた。
しかし、夜鷹殺しを皮切りに地獄屋でも手練れの者が斃され、島蔵は平兵衛を闇の世界へと呼び戻す……。
全身に走る震えを抑え、再び剣を取る凄腕の老剣士を描く、冷酷にして情感溢れる異色の剣豪小説!
シリーズ全14巻をまとめた合冊版。
【収録作品】
『闇の用心棒』
『地獄宿』
『剣鬼無情』
『剣狼』
『巨魁』
『鬼、群れる』
『狼の掟』
『地獄の沙汰』
『血闘ヶ辻』
『酔剣』
『右京烈剣』
『悪鬼襲来』
『風雷』
『殺鬼狩り』 -
抜きつけの一閃を逆袈裟に斬りあげ、首筋を絶つ。
そこから血の噴出する音が荒野で啾々と霊鬼の哭くように響く――小宮山流居合の必殺剣「鬼哭の剣」。
狩谷唐十郎はその奥義を会得するも、道場主であった父が素性も知れぬ剣客に惨殺されたことで流儀の名は地に落ちた。
それから十年。藩邸や旗本からの依頼で行き倒れや処刑された罪人の屍をもって銘刀の切れ味を試す「御試御用」を生業としながら、唐十郎は切腹の介錯人としても名を馳せるようになっていた。
しかし、時に介錯した者の縁者から恨みを買い、さらには一門の争いや藩内の騒動に巻き込まれることに……。
孤高の介錯人の戦いを描いた圧巻の剣豪小説、全16巻を収録した合冊版。
【収録作品】
鬼哭の剣 介錯人・野晒唐十郎〈一〉
妖し陽炎の剣 介錯人・野晒唐十郎〈二〉
妖鬼 飛蝶の剣 介錯人・野晒唐十郎〈三〉
雷神の剣 介錯人・野晒唐十郎〈五〉
双蛇の剣 介錯人・野晒唐十郎〈四〉
悲恋斬り 介錯人・野晒唐十郎〈六〉
飛龍の剣 介錯人・野晒唐十郎〈七〉
妖剣 おぼろ返し 介錯人・野晒唐十郎〈八〉
鬼哭 霞飛燕 介錯人・野晒唐十郎〈九〉
怨刀 鬼切丸 介錯人・野晒唐十郎〈十〉
悲の剣 介錯人・野晒唐十郎〈十一〉
死化粧 介錯人・野晒唐十郎〈十二〉
必殺剣虎伏 介錯人・野晒唐十郎〈十三〉
眠り首 介錯人・野晒唐十郎〈十四〉
双鬼 介錯人・野晒唐十郎〈十五〉
京洛斬鬼 介錯人・野晒唐十郎〈番外編〉 -
八丁堀同心の長月菊太郎は、今年で二十歳。四年前、直心影流の達人だった父が隠密廻りの役職から身を引いたのを機に、南町奉行所本勤に抜擢され、日々勤めに励んでいた。そんなある日菊太郎のもとに、日本橋本町の呉服屋に押し込みがあり、手代が殺されたと報せが届く。勇んで探索に乗り出す菊太郎。その数日後、南町奉行の遠山より菊太郎と隠居の父・隼人に呼び出しがあった。鬼隼人の異名をとっていた隼人にも探索に加わってほしいというのである。親子で江戸の悪を追う〈新剣客同心親子舟〉シリーズ、堂々の第一作。
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二年前から南町奉行所に出仕している見習同心・長月菊太郎。父は、同奉行所の隠密廻り同心で、鬼隼人と恐れられる直心影流の遣い手・長月隼人である。そんな父子のもとに、日本橋の両替屋に押し込みが入り、二千両が奪われ、奉公人五人が惨殺されたとの報が入った。三月ほど前に別の両替屋を襲ったのと同じ賊による所業と睨み、さっそく動き出した隼人について、菊太郎も探索に加わることとなる。幼いころから父の背中を見て剣術の腕を磨いてきた菊太郎は、父と共に、慣れない仕事に体当たりで挑んでいく!「剣客同心親子舟」シリーズ、堂々の第一作。
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神田豊島町にある千坂道場は道場主・彦四郎の飾らぬ人柄と熱心な指導、女剣士だった妻・里美の子供たちへの稽古が評判で人気を博していた。折も折、稽古帰りの門弟が何者かに斬られる事件が続発、そのあおりで門弟が激減してしまう。悩める彦四郎が始めた執念の探索で炙りだされた下手人、呆れるばかりの犯行理由とは? 人気シリーズ、再始動!
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駿河国江崎藩の隠目付だった海野洋之介は、藩の仕事を離れ、深川今川町の船宿「舟政」の亭主に収まっている。好きな釣りをしながら客に料理を出すなど静かな生活を楽しんでいた。そこに舟政の客である両替屋の稲兵衛が殺されたという知らせが入る。友の敵を討つべく洋之介は動きだす――。隠目付シリーズの主人公が新たな活躍をする著者渾身の新シリーズ開幕。
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閃く“まろほし”! 斃れる下手人! 駕篭かきの仲間うちで、“稲荷明神のご神木に、徳兵衛と筆された藁人形が打ち付けられている”という噂が広まりはじめた頃の朝、「大変だ!丸松屋が押し込みにやられた」魚屋の彦吉が上げた一声で、車坂町にある両替屋へ向けて、岡っ引きの銀次は駆け出した。番頭の話では、殺されたのは主人の徳兵衛と内儀のお繁だという…。噂の“丑の刻参り”と繋がりはあるのか?銀次の“まろほし”が閃く。斃れる下手人! ※本作品は、「まろほし銀次捕物帳 丑の刻参り」を加筆修正した新装版です。
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勝海舟の父にして、直心影流免許取りの暴れん坊小吉。
北辰一刀流玄武館千葉周作門下で、「お玉ケ池の鬼柘植」と呼ばれるほどの逸材恭之介―
喧嘩の助太刀がきっかけで親交を結んだ血気盛んなふたりは、道場を開くことを夢見て、
一気に資金を稼ごうと、伊勢尾島藩のお家騒動に飛び込んだ。
が、神道無念流撃剣館で当代随一の腕と恐れられる、
無敵の剣客秋山要助が行く手に立ちはだかる。 -
幕末に京都を震え上がらせた新選組の隊士・沖田総司は、子どもと鬼ごっこをしていた。
殺戮の場で、牙を剥いた悲愴な狼が、幼子のように無垢だった。
人を斬った翌日は、血の臭いを振り払うために戯れるのだ。
そこへ美しい娘が現れ、総司は魅入ってしまう。
天然理心流の剣が何より大事であったが、胸は高鳴るばかり。
が、労咳に冒された総司は、ただ、娘の額に口づけしかできなかった…。 -
備中国新見藩の後藤五三郎は、徳川家御佩刀御試御用役の山田家へ婿養子に入り、
吉利として山田流試刀術を継ぐこととなった。
しかし、義父吉昌に比べ、斬れば斬るほど己の拙い腕に不甲斐なさを覚え……。
真の七代目浅右衛門となるまでを描く。 -
柳生新陰流の柳生但馬守宗矩
小野派一刀流の小野次郎右衛門忠明
二天一流の宮本武蔵政名
天下分け目の戦い・関ヶ原を岐路として、剣豪たちの生き方はどう変わったか。
ひとつの戦さに同時に参戦していた剣豪たちの接点をさぐりながら、
戦さから剣豪たちが何を学び何を悟ったかを描く。 -
大和(やまと)国の土豪柳生宗厳は、廻国修行中の上泉伊勢守に負かされ、己の未熟を悟る。
伊勢守に弟子入りした宗厳は、師より無刀取りの会得を託され、艱難辛苦の末に奥義書四巻を受け継いだ。
柳生新陰流の祖、石舟斎こと宗厳。
徳川将軍家兵法指南役となり、天下に新陰流の名を轟かせた二代目宗矩。
廻国修行で己の剣を磨き流派の深化に努めた三代目十兵衛三厳。
偉大なる剣客の実像に迫る長篇歴史小説。 -
鳥羽亮の大人気時代小説『剣客春秋』シリーズ11タイトルが電子版限定で、合本になって登場!
※本書は、『剣客春秋』シリーズ一巻~十一巻を1冊にまとめた電子書籍限定の合本版です。
神田豊島町の道場主・千坂藤兵衛の娘・里美は、一刀流の達人。ある日、道場の用足しの道すがら、ならず者に絡まれていた歳若い浪人・彦四郎を助けた縁で、淡い恋心を抱く。やがて、彦四郎も道場に日参するようになるが、彼の素性には、驚愕の事実が隠されていた。里美の恋、彦四郎の行く末、悪名高き大盗賊の陰謀。江戸の町に大きな嵐が起こる。(『剣客春秋 里美の恋』より)
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