『海外文学、フランツ・カフカ』の電子書籍一覧
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この物語はまるで本物の誕生のように脂や粘液で蔽われてぼくのなかから生れてきた――。父親との対峙を描く「判決」、特殊な拷問器具に固執する士官の告白「流刑地にて」、檻の中での断食を見世物にする男の生涯を追う「断食芸人」。遺言で原稿の焼却を頼むほど自作への評価が厳しかったカフカだが、その中でも自己評価が高かったといえる15編を厳選。20世紀を代表する巨星カフカの決定版短編集。
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カフカの名作小説をまさかの大阪弁で翻訳!
「どないかしてこれを追い出さな」
ある日突然、巨大な虫へと変身してしまったグレゴールと、異常事態にてんやわんやな家族たち……。
はたして彼らは平穏な生活を取り戻せるのか?
怒濤のテンポで繰り広げられるドタバタ劇!
――グレゴール・ザムザはある朝けったいな夢から目が覚めてみたら、ベッドん中で馬鹿でかい虫に変わってる自分に気がついた。仰向けの背中は鎧みたいに硬いわ頭をちょっともたげてみたら腹は茶色ぅふくらんで硬い節に分かれとるわ、その腹にかかっとる布団はずり落ちる一歩手前で最後の瞬間を待つばかり。無数にある脚は腹回りのわりに情けないくらい細ぅて、目の前でワヤワヤと頼んなくうごめいとった。「おれ、どないしてん?」(本文より) -
年老いた両親と妹を養っている主人公・グレーゴル=ザムザが、ある朝、虫に変身してしまうという風変わりなフランツ・カフカの中編小説。疎外された人間の孤独と、疎外する側の冷酷さを的確に描き、様々な解釈を呼び起こした海外文学最高傑作のひとつ。人と人とのつながりの大切さを改めて考えさせられる物語をシンプルな英語で楽しもう。
※書籍版にある巻末のワードリストは電子版には付属しません。 -
20世紀文学に異彩を放つ、カフカの代表的迷宮世界。
ある冬の夜。Kという男が、どこともはっきりしないある村にたどり着く。Kは村の近くにある「城」から仕事を依頼された測量師だった。ところが「城」からはなんの連絡もない。村人は外来者Kに「城」への道を教えようとしない。「城」は厳然と存在するのに、Kはどうしてもそこへ到ることができない。やがてKは酒場で働く女と同棲することになるが……。20世紀文学に異彩を放つカフカの代表的迷宮世界。カフカと同じく惜しくも41歳の若さで世を去った優れたドイツ文学者、原田義人の名訳でおくる。 -
カフカの超ネガティブな名言を集めた唯一無二の箴言集、待望の電子書籍化!シリーズ第2弾『希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話』、本書をコミカライズした『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』も大好評配信中!
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希望名人ゲーテと絶望名人カフカ。二人の文豪による名言対決!シリーズ第1弾『絶望名人カフカの人生論』、それをコミカライズした『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』も大好評配信中!
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20世紀を代表する作家の代表的短篇7作を収録
荒涼たる砂漠に組み立てられた奇怪な死刑執行台。無数の歯車と針のついたこの装置でまもなくひとりの男が処刑される。旅人はこの完璧な機械の説明をうけるのだが……。表題作ほか「二つの対話」「観察」「判決」「村の医者」「断食芸人」「ある犬の探究」を収録。ちょっと不気味な傑作短篇集。
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