『エッセイ、淡交社、1年以内』の電子書籍一覧
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寄席に行かずに落語を知る画期的な方法として明治期に生まれた「口演速記」。三遊亭圓朝ら当時の人気落語家の速記本は好評を博し多くの読者を獲得しました。一方、二葉亭四迷らの言文一致運動にも多大な影響を与え、日本近代文学史上においても重要な役割を果たしています。演芸速記の誕生秘話や発展の歴史、そして坪内逍遥、夏目漱石ら作家たちとの関わりなどを解説しながら、明治期の落語を現在に残す第一級の資料である口述速記について考察。文学ファンのみならず、ディープな落語ファンの要求にも応えます。
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イラストレーター・安西水丸さんが東京都内12エリアを歩き、残した足あとが一冊の本になりました。多様な街のたたずまい、通りかかる名所旧跡や思い出の地が、豊富なイラスト・俳句とともに綴られています。新緑の中「深川めし」を食べる。幼い頃に雨宿りした迎賓館赤坂離宮を通りかかる。勝鬨(かちどき)橋から眺めた夜景の向こうにマンハッタンを見る。止まることを知らず変わりゆく東京において、水丸さんが歩く道は、どこかこうした潮流から解放されている道ばかり。生まれ育った東京を、最晩年の水丸さんはどう捉えたのか。軽やかなまなざしが光ります。
*月刊『なごみ』内連載「メトロに乗って、東京俳句ing」(2013年1月号~12月号)をまとめたものです。 -
周囲の厳しい目にも負けず信念を貫き生き抜いた10人の女性作家(与謝野晶子・宇野千代・瀬戸内寂聴・樋口一葉・円地文子・向田邦子・有吉佐和子・林芙美子・森茉莉・幸田文)たち。自らをさらけ出した作品は、今も色褪せることなく現代に生きる私たちの心に訴えかける。日本人以上に日本の文学を愛してやまないイタリア人女性が、日本を代表する近現代の女性作家が紡ぎ出した作品と各人の生きざまをひもとくことで、新たな視点で文学へ誘う一書。
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