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『海外文学、学術研究出版』の電子書籍一覧

1 ~10件目/全10件

  • シリーズ9冊
    396495(税込)
    著:
    今西薫
    レーベル: ――

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    この作品は、人種差別をあからさまに描いた『ヴェニスの商人』を、近松門左衛門風に七五調で訳したものである。このユニークな訳を思いついたのは、たまたま同時期に近松門左衛門の『曽根崎心中』と『ヴェニスの商人』を読んでいたのがきっかけだという。そのあと『ヴェニスの商人』の日本語訳を読む機会があり、訳者が「日本人の舌に乗る日本語にしたつもり」と語っていたのだが、その訳はとても日本人の舌に乗る日本語とは言い難いものだったのだ。「舌に乗る」のは俳句や和歌、短歌をはじめ、童謡などにも同種のものが見られる。シェイクスピアはブランク・ヴァース(韻律はあるが、厳格な押韻構成がない詩)という形式で書いている。ならば、日本の伝統的な詩形式である七五調で訳せばいいのでは、と思いついたのである。声に出して読むとその魅力と訳者の苦労が感じられるはずである。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    書名にある「ちっちゃな詩集」は、サイズが小さいから、そう命名したものですが、「魔法の言葉」には大切な意味があります。それは日本人の心の、そして日本語の奥底に魔法のように潜んでいるリズム感、情緒感を遺憾なく発揮できる表現形式である七五調を用いて作品を作り上げたことによります。「小諸なる 古城のほとり 雲白く 遊子悲しむ」から始まり「濁り酒 濁れる飲みて 草枕 しばし慰む」で終わる島崎藤村の『千曲川旅情』は、七五調でしっかりと詩が作られています。「心うきうき 七五調」は声を出して読んでいただけたら理解していただけると思うのですが、藤村ほど厳格には作られてはいないのですが、この七五調の中に、何か人をウキウキさせる「魔法」が入っています。騙されたと思って、どうか声に出して読んでみてください。鬱な心が晴れ晴れします。この詩集で「遊子楽しむ」のような気持ちになっていただけたら、望外の喜びです。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    現代イギリス・アイルランド演劇研究者による子どもから大人まで幅広い読者に感動を呼ぶ、味わい深い童話集。氏の童話への思いはグリムでもアンデルセンでもありません。氏の童話の原点は、アイルランドのファンタジー溢れる土地に息づく人々の空想世界の物語と、しっとりと味わい深い小川未明の作品群です。
    この童話集は四巻構成になっています。「ファンタジーの巻」7篇、「『心ほのぼの話』の巻」7篇、「寓話の巻」7篇、そして「『石』の巻」4篇です。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    20世紀イギリス喜劇の原点とも言える作品を、訳者独自のユニークな方法で試みた新しい現代語訳。詩人で小説家、劇作家でもあるオスカー・ワイルドの劇の中でも、奇想天外な筋立てで物語が巧妙に構成されていて、その面白さは群を抜いている。ワイルドは「芸術で一番大切なものは主題以外のことである」と発言しているが、この世は人に優しくないし、人はその中で仮面を付けてしか生きられないということを表現した作品とも考えられる。解説では、初演当時の劇の評判や同性愛者であったワイルドの実生活から想像される作品に込めた彼の思いを記している。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    ロシアの劇作家アントン・チェーホフの四大劇の中から、第一弾として『かもめ』と『ワーニャ伯父さん』を取り上げ、読みやすい現代語に邦訳した意欲的な作品。あとがきと解説では、西洋における演劇の歴史に触れながら、初演当時の作家の評判やそれぞれの劇に対する観客の評価、チェーホフの生涯についても知ることができる。
  • 1744年のある晩のこと、馬に乗った一人の青年がロンドンに到着する。青年ランドルフは、亡き父の手紙を携えて、金貸し業を営む守銭奴スカーヴの屋敷に立ち寄り、娘ヒルダと出会う。
    1688年の名誉革命以来、スチュアート再興の夢を抱き抵抗を続けるジャコバイト団の策略、陰謀に翻弄される二人のロマンスの行方は?
    本邦初訳。『守銭奴の娘』の作者ウィリアム・エインズワースはディケンズやサッカレーと同時代を生きた多作の歴史小説家。日本で翻訳として紹介されているのは『ロンドン塔』ぐらい。
    十八世紀の古めかしいロマンスだが、当時の英国社会、庶民の生活、ロンドンの町並みに興味と関心をお持ちの読者は、物語展開の面白さのみならず、歴史的資料としての価値を見出すに違いない。
  • 『謎解きのスケッチ』(原題 Deed Without a Name)は、英国の女流作家ドロシー・ボワーズ(Dorothy Bowers)が残したわずか5作の長編のうちの1編です。鳥のスケッチが真犯人を暗示する、いわゆるダイイング・メッセージ物になっています。読み進んでいくと、多くの人物が登場し、さまざまな出来事が挿入されてきます。そのため、ややもすると本筋がわかりにくいという印象を持たれるかもしれません。しかし、読者の気を上手にそらしながらも、それでいて、論理的に理にかなった思考を進める。これこそまさにドロシー・ボワーズの真骨頂なのです。
     次代のミステリー作家として期待されながら、46歳という若さで死去してしまった彼女の面目躍如たる本書を楽しんでいただけたら幸いです。
  • 1,100(税込)
    著:
    今西薫
    レーベル: ――

    この戯曲集は、アイルランド劇作家のジョン・ミリングトン・シングの『峡谷の陰で』(In the Shadow of the Glen, 1903)、『海に騎(の)りゆく者たち』(Riders to the Sea, 1904)、『鋳掛け屋の婚礼』(The Tinker’s Wedding, 1908)、さらには『聖者の泉』(The Well of the Saints, 1905)、彼の最高傑作だと評価を受けている『西の国のプレイボーイ』(The Playboy of the Western World, 1907)の五作品から成り立っています。
    これらの作品はすべてアイルランドの民衆劇です。それぞれ、アラン島の漁師の家族、山間の寒村の人たち、放浪者である鋳掛け屋、盲目の乞食の夫婦、アイルランド西部の平凡な毎日の暮らしの中に突如として現れた「(父親を殺したと言う)ヒーロー」に対する村人の反応などを扱っています。
    シングの功績は、アイルランドの土着の庶民を描いた戯曲を書いたことだけでなく、イェイツ、グレゴリー夫人と共にアイルランドにアビー劇場を創設し、劇場の運営にも積極的に関わった点です。アイルランド演劇の源流はシングから流れていると言っても過言ではありません。
    『西の国のプレイボーイ』の初演の際には、父親を殺した男を偶像視するなどけしからんと、保守的で敬虔なカトリック教徒の人たちが劇場内外で暴動を起こすほどでしたが、今はシング・バッシングなどは全くありません。
    人間の営みと周囲の自然、幻覚、狂気、生きることと死、宗教と民衆、盲目と現実世界などをテーマとして書かれたシングの作品を読んでいただき、時代も場所も異なる人たちの生き方が日本の人たちにどう映るのかわかりませんが、また違ったひとつの道を示してくれるのではないかと翻訳を手がけました。
  • 著者ピーター・ミルワード氏は『ファンタジーの七つの時代』において、イギリス文学におけるファンタジーの伝統を、西洋の歴史をたどりながら探求しています。
    本書は以下の各章で構成されています。

    プロローグ ファンタジーという別世界
    第一章 創造と壊滅のファンタジア
    第二章 神話のふるさと
    第三章 妖精物語のファンタジー
    第四章 聖杯探求
    第五章 ルネサンス・マジック
    第六章 楽園喪失から新しきエルサレムへ
    第七章 ナンセンスの世界
    エピローグ 現実への回帰

    『ロード・オブ・ザ・リング』や『ナルニア国物語』、『不思議の国のアリス』など、今日、映画化されて人気のある、有名なファンタジーの作品も登場します。こういったファンタジーが、イギリスという国で育まれた文化・宗教を背景にしていることについて、本書はわかりやすく解説しています。また、英文学研究者の方だけでなく、幅広い層の読者の方に親しんでいただけるよう、各章の人物・歴史的事項・作品に関する注が訳者によって付けられています。
  • 本書では、著者のピーター・ミルワード氏が英文学や聖書にまつわるファンタジーの創作に挑戦しています。以下の23のエッセイが収録されています。
    第一章 無 / 第二章 初めに / 第三章 終わりに / 第四章 故郷まで櫂で漕いで / 第五章 妖精たちがいる / 第六章 マフェットのおはなし / 第七章 ディドゥルのおはなし / 第八章 ピーター / 第九章 木に登って / 第一○章 モグラとの会話 / 第一一章 落下 / 第一二章 無意味なこと / 第一三章 黄金詞華集 / 第一四章 聖杯 / 第一五章 ことばの魔法 / 第一六章 夏の夜の夢 / 第一七章 問い /第一八章 カスカジア人とは? / 第一九章 ピクウィック / 第二○章 シャーウッドの森 / 第二一章 牛のクリスマス / 第二二章 私の夢 / 第二三章 世界の果て

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