『ダイレクト出版、「東方Project」シリーズ、浅木原忍、0円』の電子書籍一覧
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「うおォン、私はまるで九尾の火力発電所だ」
賢者の式神、八雲藍。
八雲紫の式として、日常の雑事をこなす傍ら、彼女は幻想郷の各地で様々なものを食べる、食べる、食べる。
命蓮寺前のカレー屋で、秋姉妹の焼き芋屋で、博麗神社の温泉で、地底の焼肉屋で、夜雀の屋台で、人里の蕎麦屋で。
時間や社会に囚われず、幸福に空腹を満たすとき、つかの間、彼女は自分勝手になり、自由になる。
誰にも邪魔されず、気を遣わずにものを食べるという、孤高の行為。
この行為こそが、人と妖に平等に与えられた、最高の“癒し”と言えるのである。
東方創想話・同人誌で好評を博した『狐独のグルメ』シリーズ、ついに電子書籍版が登場!
八雲藍とともに、ひととき、幻想郷の美味しいものを楽しんでみませんか?
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2021年度の国内本格ミステリを、メリーと蓮子がメッタ斬り!
「今月の秘封倶楽部定例会議の議題は――」
「蓮子、『本格ミステリ・ベスト10』の投票作を決めるわよ!」
米澤穂信『黒牢城』、今村昌弘『兇人邸の殺人』、阿津川辰海『蒼海館の殺人』、紙城境介『僕が答える君の謎解き』、方丈貴恵『孤島の来訪者』、潮谷験『時空犯』、伊吹亜門『幻月と探偵』、青山文平『泳ぐ者』、榊林銘『あと十五秒で死ぬ』、桃野雑派『老虎残夢』……2021年度の本格ミステリの話題作について、蓮子とメリーがだらだら語ります。 -
「天に星を、夜に光を。そして、不屈の心に、不滅の炎を! ――ブレイジングハート、セットアップ!」
その日、幻想郷に奇妙な流れ星が散った。
魔法の森で、妖怪の少女・ルーミアと暮らす魔法使いの少女・霧雨魔理沙は、ある晩、森の中で不思議な魔力結晶を拾う。
そこへ現れるのは、魔力結晶を狙う謎の襲撃者たち。
結晶を奪われた魔理沙は、新たな力を手に、霊夢やアリスとともに異変解決へ立ち上がる。
襲撃者――村紗水蜜たちの目的とは。
魔力結晶に封じられたものの正体とは。
それぞれの想いが交錯する中、1000年前の因縁を巡って、大切なものを守るための譲れない戦いが、幕を開ける!
霧雨魔理沙の熱血バトル魔法アクション小説、ここに開幕! -
「……生者にあらず、死者でもない。この身はあの桜と同じ、妖忌なるものよ」
全てを失った男は、放浪の旅の中で荒れた小さな寺にたどり着く。そこにあったのは、夏の終わりでも八分咲きのまま時を止めた桜と、その桜の下に佇む少女だった。
寺で暮らし始めた彼は、妖忌という名を与えられ、死を誘う桜の下に虚空を見る少女――ゆゆに、少しずつ惹かれていく。
それは、死に場所を求めた男が手に入れてしまった温もりと、死を誘うことしかできない少女が触れた温もり。
全ては、定められた結末へと進んでいくことも知らずに、ふたりは近付いてしまった。必然でしかない悲劇のために。
この物語は、失われた過去の欠片。
たとえ真実を求めることに、何の意味も無いのだとしても。
――彼は確かに、そこにいたのだ。
これは、失ったものの物語。
魂魄妖忌と、西行寺幽々子の物語。 -
大好きだったお母さんは、私を誘拐した魔女でした。
蝉の声が響く、うだるような夏の日。
人里から、ひとりの赤ん坊が姿を消した。
誘拐したのは、森に暮らす魔女。人形遣い、アリス・マーガトロイド。
誘拐されたのは、道具屋の娘、霧雨理沙。
誘拐した赤ん坊に「魔理沙」と名付け、母として育て始めるアリス。
彼女が本当の母であると、信じて疑わずに育った魔理沙。
森の奥で息を潜めて暮らす、偽りの母子の行き着く先に、光は射すのか――。
角田光代『八日目の蝉』を下敷きとした、アリスと魔理沙の物語。
物語の終わるとき、あなたが見るものは、一筋の希望か、それとも――。
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