『ダイレクト出版、Maki、0円、0~10冊(ライトノベル)』の電子書籍一覧
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その少女は世の転換を求めていたはずだった
命を狙われていた天邪鬼・鬼人正邪は追い詰められた末、マジックアイテムの魔力を全て使い敵対者の『自分への害意』を逆転させることに成功した。
好意を持って接してくる元敵対者たち。彼女たちは正邪の過去の行いが正義だったと誤認しきっていた。
優しくしてくる皆に天邪鬼な部分は唾を吐くが、どこか安心した自分がいるのもまた事実だった。
だが、元々裏も表もない者たちに変化などない。里の人間に害意を浴びた正邪は、望むべきそれに怯える自分に気づく。逆転した好意に浸かった心には罅が入っていた。
けれど正邪は知ることになる。正道を外れた逆転によって生じた罅は、己を飲み込むものだと。その恐怖は正道であり、逆転という偽りの正道こそ真の邪道なのだと。
少女たちが抱く「最も恐ろしいもの」をテーマにした、各巻完結型の幻想少女恐怖シリーズ第六弾。 -
その少女は死なず腐らぬ肉体を是とされていたはずだった
暗い場所に閉じ込められている――
宮古芳香という名を持つということ以外に自分に関する記憶のほとんどを失った少女は己が見知らぬ所にいることを悟る。
己を求めて、そして己を救える者を求めて彷徨う芳香であったが救われるべき己の肉体は死体そのものであった。
「こんなの化け物以外にありえない」
「私はいつから化生となったのか」
自分が人間であると信じていた宮古芳香の常識が一歩を踏み出すたびに腐り落ちていく。
やがて己の存在そのものを腐らせていくようになった芳香は人と人ならざる者の境界で醜く抗う。
その抵抗自体も腐敗への道のりを進めるものであるというのに。
少女たちが抱く『最も恐ろしいもの』をテーマにした各巻完結型の幻想少女恐怖シリーズ第七弾。 -
その少女は探求の果てに心ある物の創造を夢見ていたはずだった
人形遣いアリス・マーガトロイドは、完全自律人形を目指し一体の人形を作り上げた。 それは外見から質感、そして心まで模した、アリスそっくりの人形であった。 稼働にも成功し、自分で考え行動する人形に満足しながらアリスは観察実験を続けた。
しかし次第に人形の行動が不穏なものになっていく。
最初はただの悪戯だった。それがアリスを害するものへとエスカレートし、実験を終わらせなければ、と決意するアリスに大怪我をさせるに至る。
どうしてこんなに敵意を持つのか。
私を顔をした人形の考えが分からない。
やがてアリスは辿り着く。真に恐ろしきは、双子のようにそっくりな人形ではないことに。この実験に終わりなどないという結論に。
少女たちが抱く『最も恐ろしいもの』をテーマにした、各巻完結型東方Project二次小説・幻想少女恐怖シリーズ第五弾。
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