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『戦争、社会、3か月以内(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~11件目/全11件

  • シリーズ2冊
    792858(税込)
    著者:
    小板 玲音
    出版社: KADOKAWA

    慈しみを持って生きなさい。祈りとともに歩みなさい。

    世界中を巻き込んだ戦争から数年。
    大国の利害関係に翻弄された、北方の小国はいまだ戦争に国土と国民が傷ついていた。
    懸命に復興を目指す国家において、取り残される人々がいた。
    国家の為に働くことのできない病人やけが人たちは社会から疎外されるしかなかった。

    体を動かせない重病人やけが人が最終的に集められるお屋敷で働き始めることになった猫耳少女・エレナ。
    エレナを待ち受けるのは命の価値が揺らぐ厳しい現実。
    それでも生きることの尊さと生命の可能性を信じるエレナの想いの熱は、いずれ周りの人々に、そして国中に伝わり大きなものになる。
    深い闇のように先の見えない現実における大きな灯となり、やがて国家の福祉を変える少女の物語。
  • シリーズ532冊
    612820(税込)

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    【第1特集】溶ける地方創生マネー 喰われる自治体
    地方創生マネーは都会のコンサルに吸い上げられていく
    Part1 地方創生の虚構
    [喰われた自治体]福島県|国見町 弱った自治体の機能をぶんどる「過疎ビジネス」
    (インタビュー)「企業版ふるさと納税は見直すべきだ」初代地方創生担当相 石破 茂
    [両刃の剣】福岡県|吉富町 地元にリスク押し付ける地方創生コンサル
    [ブルーオーシャン]長期戦覚悟で乗り出す大手コンサル&広告会社
    [税金を喰い荒らす]黒船アマゾン参入で激震 ふるさと納税で儲ける中間事業者
    [ランキング]ふるさと納税依存率トップ50 ふるさと納税流出によるマイナス額トップ50
    10年間でどう変わった? 自治体ランキング [財政力指数/10年間の年少人口増減率 トップ&ワースト50]
    [地方創生の模範とされてきたが… ]女性が犠牲となる福井モデルの限界
    (インタビュー)「3世代同居に頼らない政策へ」福井県副知事 鷲頭美央
    (インタビュー)「自然減対策は完全に失敗だった」元総務相(日本郵政社長) 増田寛也
    Part2 喰われないまちづくり
    [「自治」取り戻した自治体]北海道|むかわ町穂別 コンサル主導の計画に住民が「待った」
    [補助金に頼らない三セク]大阪府|大東市 老朽化した公営住宅を 公民連携で建て替え
    [コンサルなし/補助金なし/企業誘致なし]熊本県|天草地域 地場の中小企業が創生を実現
    [足元にある資源]福島県|田村市&川内村 企業誘致ではなく足元の資源を掘る
    [観光から事業承継、DXまで]地方創生に力を込める地域金融機関
    [エピローグ]まちづくり力を高めていくために コンサル丸投げ型から人材投資型への転換を

    【第2特集】[シアトル本社ルポ]マイクロソフト 「AI革命」の深層
    「AI半導体」プロジェクトの内幕

    連載
    |経済を見る眼|苅谷剛彦
    |ニュースの核心|福田恵介
    |編集部から|
    |ニュース最前線|
    |トップに直撃|スカパーJSAT ホールディングス 社長 米倉英一 
    |フォーカス政治|山口二郎
    |マネー潮流|中空麻奈
    |中国動態|梶谷 懐
    |財新 Opinion &News|
    |グローバル・アイ|ギャレス・エヴァンス
    |FROM The New York Times|
    |少数異見|
    |シンクタンク 厳選リポート|
    |ヤバい会社烈伝|金田信一郎
    |知の技法 出世の作法|佐藤 優
    |経済学者が読み解く 現代社会のリアル|津田俊祐
    |話題の本|『三井大坂両替店 銀行業の先駆け、その技術と挑戦』著者 萬代 悠氏に聞く ほか
    |名著は知っている|
    |社会に斬り込む骨太シネマ『正義の行方』|
    |PICK UP 東洋経済ONLINE|
    |次号予告|
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    【本書の魅力①20万部突破のベストセラー『13歳からの地政学』待望のまんが化!】
    高校生・中学生の兄妹と年齢不詳の男「カイゾク」との会話を通して「地政学」がわかりやすく楽しく学べる本『13歳からの地政学』をさらにパワーアップさせてまんが化。

    【本書の魅力②いま世界で起っていることの「なぜ?」がわかる!】
    約2年たっても続くロシアとウクライナの戦争、南シナ海をほしがる中国の狙い、宇宙をめぐるアメリカと中国の対立……、いま世界で起きていること、その裏側・本質が理解できるようになります。

    【本書の魅力③大人も子どもも一緒になって学べる!】
    「日本は大国なのか」「なぜ多民族の国が豊かになりにくいのか」「国際法に意味はあるのか」「日本が核爆弾を持つ日は来るのか」……なんとなくでわかっていたつもりになっていた大人もこれから0から知っていく子どもも一緒に楽しんで学べる本になっています。
  • ガザ紛争、宇露戦争、中国、北朝鮮の動向、読み解く鍵は情報戦である!
    国際政治における各国のインテリジェンス組織の裏面を詳細に解読する!

    ●別班ブームと日本の実情、ガザ紛争、ウクライナ戦争、中国の監視システム  
    北朝鮮の暗殺組織 インドvsパキスタンの過激な情報機関、キューバ情報機関
    ドイツ特殊部隊の闇、日本赤軍とシリア秘密警察

    世界の混迷のカギを解き明かすのは、やっぱり諜報!

    世界各地で緊張が高まるこのような状態は今後も長く続くが、そんな時代を生き抜くには、軍事的な防衛力と同じくらいに必要なものがある。
    情報戦を勝ち抜く力だ。
    実際、ウクライナでの攻防でもガザ紛争でも、探り合いの攻防で敵対する相手を出し抜くとともに、相手陣営の内部を心理的に揺さぶり、さらに国際的な世論までも味方につける高度な“情報戦”が行われている。
    そして、その情報戦を担っているのが、米国のCIA(中央情報局)やNSA(国家安全保障局)、ロシアのFSB(連邦保安庁)やGRU(参謀本部情報総局)、あるいはウクライナのGUR(国防省情報総局)やイランの「イスラム革命防衛隊コッズ部隊」、イスラエルの「モサド」や「シンベト」、中国の「公安部」や「連合参謀部情報局」、北朝鮮の「国家保衛省」や「偵察総局」といった各国のインテリジェンス組織だ。
    ここで言うインテリジェンス組織とは、国の安全保障のために情報を収集・分析する情報機関のことで、彼らは諜報機関でありながら、同時に相手陣営を惑わしたり誘導したりする秘密工作機関でもある。
    自国民を監視・弾圧する独裁国家では、しばしば恐怖の「秘密警察」の顔も持つ。
    こうした組織の活動は非公開が原則なので、あまり日々のニュースでは報じられないが、現代の国際政治では非常に重要な役割を担っている。
    こうしたインテリジェンス組織の仕組みとウラの活動に目を向け、国際報道で漏れ伝わる関連情報を繋ぎ合わせることで、現代国際政治の深層の一端に迫ってみたいというのが、本書をとりまとめた目的だ。
    情報戦という言葉自体はよく聞くが、現実の国際紛争で実際のところ、それはどうなっているのか。具体的な紛争の局面での動きを追ってみようと思う。(はじめにより)


    【目次】
    第1章ハマス軍事部門vsイスラエル情報機関 ~インテリジェンス戦争としてのガザ紛争~
    イスラエル国防軍(IDF)の苛烈な反撃/病院攻撃はインテリジェンスの不備か/イスラエルはなぜ奇襲を予測できなかったか/軍事部門「カッサム旅団」の武器ルート/イラン謀略工作機関の正体/イスラエルが追うハマス側の5人のキーマン

    第2章 知られざる情報戦 ~ウクライナ戦争の深層~
    ウクライナを支えたCIA/失敗だったロシア軍のハイブリッド戦/悪意の宣伝工作の中での情報の読み方/ロシア軍参謀本部情報総局と傭兵部隊「ワグネル」/プリゴジンを過大評価した「報道」/情報機関が主導したプリゴジンの乱の後処理

    第3章 習近平の恐怖の監視システムとスパイ・ネットワーク
    公安部、軍、国家安全部、武装警察の役割/国民監視機関「公安部」の全貌/流出した内部文書でわかったウイグル弾圧の手法/顔認証と健康データも監視の手段/習近平が進めてきた情報機関の大改造/日本を狙うサイバー部隊の所在

    第4章 金正恩「独裁体制」の源泉 ~北朝鮮の暗殺組織~
    驚愕の金正男暗殺の手法と北朝鮮工作機関の特徴/2大工作機関「偵察総局」「国家保衛省」/偵察総局第6局(技術サイバー局)と121局/秘密警察「国家保衛省」の全貌/次々に粛清された秘密警察の指揮官たち/恐怖の粛清・支配システム

    第5章 問題だらけの「日本の情報機関」
    『VIVANT』で注目。自衛隊秘密部隊「別班」は実在するのか?/「日米合同の非公然情報部隊」が行っていたこと/金大中事件と「別班」の関わり/最も情報機関に近い「国際テロ情報収集ユニット」/日本の情報機構強化に私案/喫緊の課題は「サイバー戦」強化

    第6章 暗躍する世界の情報・公安機関
    サウジアラビア、トルコ、米国の情報機関はどう動いたか/ベネズエラ独裁政権を支える2大勢力/暴かれたロシア2大機関の暗殺特別班と「毒殺チーム」/中国、ロシア、イランが米国批判の情報戦で連携プレー/インドvsパキスタンの過激な情報機関/ドイツ特殊部隊の闇 「クーデター」未遂の深層/日本赤軍とシリア秘密警察

    第7章 世界最強のインテリジェンス大国=米国情報機関の全貌


    【著者プロフィール】
    黒井文太郎(くろい・ぶんたろう)
    1963年、福島県いわき市生まれ。
    福島県立磐城高校、横浜市大文理学部国際関係課程卒。
    講談社入社。週刊誌編集者として勤務。同退社後、フリージャーナリスト(NY、モスクワ、カイロを拠点に国際紛争取材専門)。
    帰国後、月刊『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て軍事ジャーナリストに。
    著書に、『北朝鮮に備える軍事学』『イスラムのテロリスト』(講談社)、『日本の防衛7つの論点』『謀略の昭和裏面史』(宝島社)、『イスラム国の正体』(ベストセラーズ)、ほか多数。
  • 激化するイスラエルのガザ地区への攻撃。
    発端となったハマスからの攻撃は、なぜ10月7日だったのか――

    長年中東研究を行ってきた著者が、これまでの歴史と最新情報から、こうした事態に陥った原因を解説します。

    ・そもそもハマスとは何者なのか
    ・主要メディアではほぼ紹介されないパレスチナの「本当の地図」
    ・ハマスを育ててきた国はイランなのか、イスラエルなのか
    ・イスラエル建国の歴史
    ・反イスラエルでも一枚岩にならないイスラム教国家
    ・アメリカが解決のカギを握り続けている理由
    ・ガザの状況を中国、ロシアはどう見ているのか
    ・本当は日本だからこそできること

    など、日本人にはなかなか理解しづらい中東情勢について、正しい知識を得るためには必読の一冊です。
  • シリーズ102冊
    1,7601,980(税込)
    著:
    浅見克彦
    レーベル: ――
    出版社: 青弓社

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    恋愛は所有という罪をもっている。同時に自分自身を過剰に認識し、自我の問題をも生み出す。愛はけっして清らかなものにとどまることはない。愛をめぐる心の動きを小説や哲学・思想のなかにさぐり、自我の実相を一つひとつ確認しながら提示する愛の思想史。
  • 三年目を迎えたウクライナ戦争。
    現下、ウクライナ軍は要衝からの撤退を余儀なくされ、ロシア軍優位な戦況にある。
    さらに、プーチンは2023年3月17日、大統領選挙で圧勝し、5選目に突入した。
    それでもプーチンのロシアは「戦略的な敗北」に陥ると著者は言う。
    ウクライナ戦争後のロシアは、「国際的に孤立した」「『旧ソ連の盟主』の地位を失った」「中国の属国になった」うえに、最も恐れていた「NATOの拡大」も招いてしまったからだ。

    本書はロシアがなぜそういう窮地に立つことになったのかを、「戦術的思考」の勝利が結果的(戦略的)には大失敗に終わった歴史上の例を挙げると同時に、プーチンの履歴と思考経路を基に考察していく。
    さらに、我が国と我々にとって、将来に向けてどのような思考が必要になるのかを、明確に提示する。歴史に学んで未来を拓くための重要な指南書である。


    【著者プロフィール】
    北野幸伯(きたの・よしのり) 
    国際関係アナリスト。1970年生まれ。
    19歳でモスクワに留学。1996年、ロシアの外交官養成機関である「モスクワ国際関係大学」(MGIMO)を、日本人として初めて卒業(政治学修士)。
    メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」(RPE)を創刊。アメリカや日本のメディアとは全く異なる視点から発信される情報は、高く評価されている。
    2018年、日本に帰国。
    著書に、『中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日』(草思社)、『隷属国家日本の岐路』(ダイヤモンド社)、『日本人の知らないクレムリン・メソッド』(集英社インターナショナル)、『日本の地政学』『黒化する世界』(ともに育鵬社)などがある。


    発行:ワニ・プラス
    発売:ワニブックス
  • どさくさ紛れの法改悪、水道・食料・デジタル通信の危機……。政府が隠す「国民の不利益」 はこう見抜け!

    『日本が売られる』『デジタル・ファシズム』『ルポ 食が壊れる』など、数々のベストセラーで注目される国際ジャーナリストが、丹念な取材と調査と分析を重ね、「お金・人事・歴史」の3つから、違和感の裏側を徹底的に暴き、未来を選び取る秘策を明かす! 内容の一部 ●報道されないもう一つの「裏金システム」 ●大きな悪事を、一般人に気づかせないテクニック ●ゆうちょ、年金、次は新NISAで預貯金いただきます ●防衛費のために通信インフラ(NTT)売ります ●世界一のインフラ技術と「水道管がボロボロ」の違和感 ●大事な農地がどんどん売られる ●なぜガザの建物は全て破壊され、住民は皆追い出されるのか? ●「今を生きる」で未来が創れる ――日本人の精神性が世界を救う。
  • シリーズ16冊
    1,2871,485(税込)
    著:
    バウンド
    監修:
    秋山宏次郎
    レーベル: ――
    出版社: カンゼン

    このままでは地球があぶない!
    未来のために考えるべきこと

    未来を担うこどもたちに対し、SDGsと世界が直面する解決すべき問題、
    そして私たちの生活との関連をわかりやすく解説。

    SDGs(エスディージーズ)とは…
    国連が決めた2030年までに世界の人々が達成しなければならない目標のことです。
    この目標に無関係な人は地球上に1人していません。なぜSDGsを達成しなければいけないのか。
    その答えは「このままでは未来の地球は立ち行かないほどの危ない状態」だからです。

    本書では、未来を担うこどもたちに対し、SDGsと世界が直面する解決すべき問題、
    そして私たちの生活との関連をわかりやすく解説。
    専門的な言葉もやさしく説明しているので、大人にもわかりやすい内容になっています。

    これからの世界を引っ張っていく今のこどもたちが将来的に理想の世界で暮らせるようにするためには、
    今からさまざまな問題について考え、周りの人たちと話し合い、取り組んでいくことが大切です。
    それが大人になったときにより良い未来をつくることに繋がるのです。

    【 も く じ 】
    はじめに このままで大人になったときに地球は立ち行かない
    第1章 みんなの周りのさまざまな問題を理解しよう
    第2章 国連が決めた世界共通の目標―SDGsって何
    第3章 自分ごととしてSDGsを考えることが大事
    巻末収録 SDGsの17の目標をもっとくわしく知る

    このままでは地球があぶない!
    未来のために考えるべきこと

    未来を担うこどもたちに対し、SDGsと世界が直面する解決すべき問題、
    そして私たちの生活との関連をわかりやすく解説。

    SDGs(エスディージーズ)とは…
    国連が決めた2030年までに世界の人々が達成しなければならない目標のことです。
    この目標に無関係な人は地球上に1人していません。なぜSDGsを達成しなければいけないのか。
    その答えは「このままでは未来の地球は立ち行かないほどの危ない状態」だからです。

    本書では、未来を担うこどもたちに対し、SDGsと世界が直面する解決すべき問題、
    そして私たちの生活との関連をわかりやすく解説。
    専門的な言葉もやさしく説明しているので、大人にもわかりやすい内容になっています。

    これからの世界を引っ張っていく今のこどもたちが将来的に理想の世界で暮らせるようにするためには、
    今からさまざまな問題について考え、周りの人たちと話し合い、取り組んでいくことが大切です。
    それが大人になったときにより良い未来をつくることに繋がるのです。

    【 も く じ 】
    はじめに このままで大人になったときに地球は立ち行かない
    第1章 みんなの周りのさまざまな問題を理解しよう
    第2章 国連が決めた世界共通の目標―SDGsって何
    第3章 自分ごととしてSDGsを考えることが大事
    巻末収録 SDGsの17の目標をもっとくわしく知る
  • 永らく国境を閉ざしていた謎の独裁国家「サバキスタン」はある日、国境を開放した。偉大なるサバキスタンの栄華を世界に伝えるため、世界各国のジャーナリストたちが招かれた。その日、同国では全国民から敬愛を受ける国父、リーダーである「同志相棒」の葬儀のリハーサルイベントが行われようとしていた。サバキスタンの工場に努める女性・ハーモニーもその名誉あるイベントへの参加を許されたひとり。彼女は喜びと誇らしい気持ちを胸に会場となるスタジアムへと向かった。
    同志相棒に招かれた世界的ジャーナリストのアンリ・パスカルもまた、宮殿内で同志相棒から歓待を受けていた。すべてが豪華絢爛で見事に設えられた奇妙な空間の中、アンリ・パスカルはふと戯れに、庭にある一本の木の枝を折ってしまう。その木は若き同志相棒が植樹した神聖なものであり、それを傷つけることは大罪であった…。
    架空の独裁国家における不自由や弾圧、陰謀、歴史の改ざん。そして人々の真実を求める心、抵抗、愛する国への願い――。迷える大国・ロシアから届いた、自由の意義を問いかけるアンチ独裁グラフィック・ノベル!
  • 1,980(税込)
    著者:
    宋恵媛
    著者:
    望月優大
    撮影:
    田川基成
    レーベル: ――
    出版社: 柏書房

    〈密航〉は危険な言葉、残忍な言葉だ。だからこれほど丁寧に、大事に、すみずみまで心を砕いて本にする人たちがいる。書き残してくれて、保存してくれて、調べてくれて本当にありがとう。100年を超えるこのリレーのアンカーは、読む私たちだ。心からお薦めする。
    ――斎藤真理子さん(翻訳者)

    本書を通して、「日本人である」ということの複雑さ、曖昧さ、寄る辺のなさを、多くの「日本人」の読者に知ってほしいと切に願います。
    ――ドミニク・チェンさん(早稲田大学文学学術院教授)

    【本書の内容】
    1946年夏。朝鮮から日本へ、
    男は「密航」で海を渡った。
    日本人から朝鮮人へ、
    女は裕福な家を捨てて男と結婚した。
    貧しい二人はやがて洗濯屋をはじめる。

    朝鮮と日本の間の海を合法的に渡ることがほぼ不可能だった時代。それでも生きていくために船に乗った人々の移動は「密航」と呼ばれた。

    1946年夏。一人の男が日本へ「密航」した。彼が生きた植民地期の朝鮮と日本、戦後の東京でつくった家族一人ひとりの人生をたどる。手がかりにしたのは、「その後」を知る子どもたちへのインタビューと、わずかに残された文書群。

    「きさまなんかにおれの気持がわかるもんか」

    「あなただってわたしの気持はわかりません。わたしは祖国をすてて、あなたをえらんだ女です。朝鮮人の妻として誇りをもって生きたいのです」

    植民地、警察、戦争、占領、移動、国籍、戸籍、収容、病、貧困、労働、福祉、ジェンダー、あるいは、誰かが「書くこと」と「書けること」について。

    この複雑な、だが決して例外的ではなかった五人の家族が、この国で生きてきた。

    蔚山(ウルサン)、釜山、山口、東京――
    ゆかりの土地を歩きながら、100年を超える歴史を丹念に描き出していく。ウェブマガジン『ニッポン複雑紀行』初の書籍化企画。

    【洗濯屋の家族】
    [父]尹紫遠 ユン ジャウォン
    1911‐64年。朝鮮・蔚山生まれ。植民地期に12歳で渡日し、戦後に「密航」で再渡日する。洗濯屋などの仕事をしながら、作家としての活動も続けた。1946-64年に日記を書いた。

    [母]大津登志子 おおつ としこ
    1924‐2014年。東京・千駄ヶ谷の裕福な家庭に生まれる。「満洲」で敗戦を迎えたのちに「引揚げ」を経験。その後、12歳年上の尹紫遠と結婚したことで「朝鮮人」となった。

    [長男]泰玄 テヒョン/たいげん
    1949年‐。東京生まれ。朝鮮学校、夜間中学、定時制高校、上智大学を経て、イギリス系の金融機関に勤めた。

    [長女]逸己 いつこ/イルギ
    1951年‐。東京生まれ。朝鮮学校、夜間中学、定時制高校を経て、20歳で長男を出産。産業ロボットの工場(こうば)で長く働いた。

    [次男]泰眞 テジン/たいしん
    1959‐2014年。東京生まれ。兄と同じく、上智大学卒業後に金融業界に就職。幼い頃から体が弱く、50代で亡くなった。

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