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『文芸・小説、戦記、501円~800円』の電子書籍一覧

1 ~41件目/全41件

  • 争いの本質とは何か?

    クラウゼヴィッツが解き明かし、歴史上の戦略家が愛読した
    あらゆるシーンで活用できる決断とリーダーシップの教科書!

    歴史上の戦略家が愛読したカール・フォン・クラウゼヴィッツの『戦争論』を、ビジネスや人間関係など現代のあらゆるシーンで活用できる、決断とリーダーシップの教科書としてよみがえらせる。「危険な状況を打ち破る方法とは?」「予測不能な事態を乗り越えるには?」「勝利の確率を上げる方法とはなにか?」など『君主論』全8篇の内容を厳選し、イラストや図解を交えながら、わかりやすいあらすじと現代的な事例で解説していく。

    ・争いが激化する原因とは?
    ・「戦略」と「戦術」の違いとは?
    ・危険な状況を打破する方法とは?
    ・予測不能な事態を乗り越えるには?
    ・争いに影響する3つの精神とは?
    ・マニュアルにこだわりすぎてはいけない?
    ・勝利の確率を上げる方法とは?
    ・場合によっては奇襲も有効?
    ・反撃する4つのタイミングとは?
    ・戦力の低下を防ぐ目標の定め方とは?

    【目次】
    Part.1 名著とされる『戦争論』
    Part.2 物事の本質を追求する
    Part.3 状況を分析して過去に学ぶ
    Part.4 戦略の構築が物事を優位に運ぶ
    Part.5 攻守を使い分けて駆け引き上手に
    Part.6 すべての指針は計画段階で明確に
  • シリーズ51冊
    6602,200(税込)
    著:
    小田実
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    1945年、一人一人の文学者がどのように8月15日を迎えたか、で始まる本書は、著者がベトナム反戦運動に深く関与する思想的根拠を示した文集だ。「難死」の思想を源泉にたくわえた鋭利な眼は、国家と人間、社会と個人について深い洞察を加え、戦争のメカニズムをあぶり出した。「平和の倫理と論理」で展開された、国家によって戦争に駆り出された個人は、被害者であるにもかかわらず加害者になるという自己認識だ。この新しい思考の原理は、日本の反戦平和運動の基本ともなった。
  • 昭和十六年十二月八日。若き飛行兵たちを通して描く、長く短い真珠湾攻撃の一日。海軍鹿児島基地での猛特訓。ハワイ空襲部隊旗艦『赤城』より出撃する九七式艦上攻撃機他。目を眩むような昂ぶりとたとえようのない恐怖……。渾身の長篇大作!
  • 「丁字戦法」は使われなかった! 海軍がひた隠しにした機密作戦とは? ――日露開戦から100年以上を経て、驚愕の真実がいま明らかになる。

    日本海海戦は、秋山真之参謀が考案した丁字戦法により、完勝したことはよく知られているだろう。だがこれは事実ではなく、当時の海軍が最も隠匿したかった極秘作戦のためにつくった脚本であった! これは、『極秘明治三十七・八年海戦史』という、海軍がまとめた全150巻にもおよぶ記録に詳細に描かれている。本書では、「旅順のロシア艦隊はいかにして壊滅したか」「黄海海戦で現れた丁字戦法の弱点」「バルチック艦隊は対馬海峡を通るのか、津軽海峡へ回るのか」「バルチック艦隊の発見と連繋機雷投下作戦の断念」「東郷ターンは併航戦の始まりだった」「勝負を決定づけた上村艦隊の独断専行」「壮烈を極めた駆逐艦の夜襲」など、これまでに語られてこなかった日露戦史の真実を、気鋭の海軍史研究家と近現代史の第一人者が語り合う画期的対談。日露戦争史を書きかえる本当の歴史が、ここにある!
  • 自己について、書くべきときが来たようだ。自己を愛するが故に、容赦なく剔抉する。自己のうちの不潔をのこらずさらけ出して、自己を不潔から救う―。
    時は太平洋戦争終戦直後の昭和21年。40歳になった作家の血を吐くような声が聞こえてくる。これは「敗戦日記」の続篇といえる、“最後の文士”の生き様の記録である。
    (※本書は1992/1/1に文藝春秋より発売された書籍を電子化したものです)
  • 語り継ぎたい昭和軍人たちの遺書のことば
    日本人とは、国とは、家族とは何か――太平洋戦争に散った二十八人の軍人の遺書をもとに、各々の人物像、死の歴史的背景へと迫る。

    解説・阿川弘之、梯久美子

    ※この電子書籍は1997年8月に刊行された文庫の新装版を底本としています。
  • シリーズ14冊
    5501,265(税込)
    著者:
    夏見正隆
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    平和憲法の制約により〈軍隊〉ではないわが自衛隊。その現場指揮官には、外敵から攻撃された場合に自分の判断で反撃をする権限は与えられていない。航空自衛隊スクランブル機も同じだ。空自F15は、領空侵犯機に対して警告射撃は出来ても、撃墜することは許されていないのだ。F15(イーグル)を駆る空自の青春群像ドラマ!(『僕はイーグル[1]』改題)
  • シリーズ2冊
    660(税込)
    著:
    鳴海章
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    特殊工作員が闇で蠢く軍事サスペンス! 自衛隊を「日本軍」とするための地下組織がある。密かにクーデターが始まった! 対馬沖の油田を巡り日中戦争勃発!? ――自衛隊の中に、「ウルフ・パック」と呼ばれる地下組織がある。この組織は、自衛隊を「日本軍」とするため、密かにクーデターを計画しているのだ。そんな中、対馬近海で、新たに油田が発見された。利権を巡り、日本と中国は、武力衝突の危機を迎える。クーデターは、成功するのか? 日中戦争は? 軍事テクノ・サスペンス。<上下巻>
  • シリーズ2冊
    713(税込)
    著:
    梓澤要
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    信長に奪われた貴宝と謎の集団の数奇な運命――松永久秀と三好勢の抗争が激化する中、東大寺の大仏が焼き討ちされ、その後、信長に正倉院の秘宝を奪われる。二度の悲劇に、東大寺の薬師院院主・実祐(じつゆう)は、古(いにしえ)より正倉院の警護を司る呪術集団「遊部(アソベ)」に、秘宝奪還の命を下す。戦乱の世を舞台に、欲望に憑かれた人々の抗争と異形の愛を描く、空前絶後の傑作伝奇長編。<上下巻>
  • シリーズ4冊
    5091,400(税込)
    著:
    高木俊朗
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    昭和21年2月9日、元陸軍大佐棚橋真作はGHQからの出頭命令に接して、古式通りの割腹自殺をとげた――著者は、その死に疑問をいだき、間近に迫っていたインパール作戦の陽動作戦として実施された「ハ号作戦」に参加した第55師団の生き残りの人々の証言や日録を克明に調べていくうちに花谷正師団長の部下への自決強要の問題が浮かび上がってくる。軍隊という巨大な組織の冷酷無残な非人間性を描いた戦記文学の傑作。著者のインパール五部作の一冊。
  • 信長を将軍に――光秀の大戦(おおいくさ)は
    〈本能寺の変〉の前に始まっていた!

    運命の刻に至る熾烈な心理戦。
    光秀と秀吉の、勝つのはどっちだ!

    主君・織田信長が征夷大将軍の職を戴くための朝廷工作を秘密裡に始めた明智光秀。そこには、平和のうちに天下統一を果たすという大いなる野望があった。しかし、毛利攻めで戦の場にあった羽柴秀吉がその企みを知った瞬間から、計画は狂いを生じ始める――本能寺の変に至る光秀の戦いとその心理的葛藤を、圧倒的密度で描く、驚嘆の著者デビュー作。
  • 715(税込)
    著:
    東郷隆
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    「戦国」を新たな局面から描く! 人気コミック『センゴク』もうひとつのストーリー。
    嫡男・新八郎久勝を追い出す形で、美濃仙石家の家督を継ぐことになった権兵衛秀久。それは、信長率いる織田家と、龍興が君臨する斎藤家の勢力争いを受け、田舎領主が生き残るためにとられた苦肉の策だった。情愛の絆で結ばれた兄弟が辿る運命とは!? 人気連載コミック『センゴク』から生まれた、痛快戦国小説!
  • 国際的な見識をもっていたはずの海軍が、不見識も甚だしい太平洋戦争に突入し、しかも、戦前には予想もしなかったほどの大敗を喫したその原因はなにか。対英米不戦を主張する条約派と戦争も辞さない艦隊派、この二派の確執を軸に、従来、海軍出身者らがタブーとして口を閉ざしてきた東郷平八郎、伏見宮博恭両元帥の犯した過誤を究明して、日本海軍終焉のダイナミクスを描破した戦記ノンフィクション意欲作。
  • 戦場最前線のリアル

    武器運び、馬の世話、土木作業、衣類・食糧運び、戦が始まれば最前線で敵と向き合い、集団で槍、鉄砲を扱う。そんな戦場の現場人の役割ごとの声を収録し、多くの武士が戦場心得の参考とした『雑兵物語』。江戸前期に成立し後期の1846年に刊行され一般にも流布した古典を、わかりやすい現代語訳とリアルな挿画で送る。現在の最前線ではたらく人々も切実に読める一冊。
  • 昭和十六年九月、渕田美津雄は第一航空艦隊全飛行機隊の総指揮をとるよう命じられた。彼に与えられた密命は、来るべき真珠湾攻撃の際の空中部隊総指揮官という大役であった――。かつて教育勅語の「一旦緩急あれば義勇公に奉じ」の一節に感銘した少年が、戦後は聖書の「父よ彼らを赦したまえ、そのなすところを知らざればなり」の言葉に覚醒し、伝道師として再出発する。(『渕田美津雄中佐の生涯』改題)
  • 世界の戦場で容赦ないゲリラ狩りをしていた傭兵部隊・吸血兵団を率いる扶桑大悟。
    が、突然の父の死により、任侠団体・扶桑組を継ぐべく帰国する──。
    今では仮の姿、世界的企業のカリスマ経営者として活躍する大悟だが、
    愛娘と陰で組を操る謎の女が東京湾を不法占拠する独立国家トンキン租界に、潜入したとの知らせを受けた。
    闘争に飢える扶桑の血が、新たな戦場へと大悟を駆り立てる!
  • 昭和十六年二月、第一航空戦隊参謀源田実は、連合艦隊司令長官山本五十六の真珠湾攻撃構想を知らされた。奇想天外と花々しさを好み、「航空主兵・戦艦無用論」を唱える山本に共鳴する源田は作戦を立案。同年十二月、日本海軍の奇襲により、太平洋戦争の火蓋が切られた――。国運を賭す幾多の大作戦に際し、勝敗を左右する中核の航空参謀として、奇才を揮った源田実の実像を描く。(『花形参謀 源田実』改題)
  • 605(税込)
    著者:
    中薗英助
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    「わたしにとって、人生の重大事はみな、あの占領時代に発している」と著者は断じる。日本帝国の敗北、束の間の平和と自由と民主主義、そして混迷の時代。戦後の再生日本を演出したGHQは、同時に日本の陰の戦後史の主人公でもあった。冷戦構造下のGHQ内の暗闘を背景に、自らの戦後史を重ねて、戦後日本の社会を浮き彫りにする長篇エッセイ。
  • 南海の島の監視哨で、たった一人の勤務を続ける上等兵と、脱走兵との心の触れ合いを描いた、表題作。一軍医の敵国人に対する、隔てなき人間的真情が部隊を救った「救援隊、湖畔を行く」など、7編を収録。人と人との暖かいつながりに視点を置いて、ユーモラスな事象を描き、その底に兵隊の深い哀しみを沈潜させた、戦場小説集。
  • シリーズ2冊
    814869(税込)
    著者:
    簑輪諒
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    永禄八年、上杉輝虎(謙信)が義を掲げ、下総国臼井城に侵攻を開始した。総勢一万五千といわれる上杉軍に対し、臼井の兵は二千ほど。後ろ盾となる北条家からの援軍は、わずか二百五十余であった。抗戦か降伏か、紛糾する城内をまとめるため、北条の武将松田孫太郎は道端の易者を軍師に仕立てた。白井浄三である。ところが、浄三は想像を絶する奇策を次々と画策し…。 歴史小説界に超彗星現る!
  • 880(税込)
    著者:
    古処 誠二
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    現地民と歩兵の心の闇、緊迫する心理戦、知られざる真実。戦争小説の白眉。

    現地民と歩兵の心の闇、緊迫する心理戦、知られざる真実――敗戦間近の英国領ビルマを舞台に、ペスト罹患者の封じ込めにやっきになる村に派遣されてきた日本人の中尉と、その警備にあたる軍曹の心理を描いた戦争小説。
  • 昭和20年8月7日の豊川海軍工廠への爆撃により450名の学徒が死んだ。当時、地元の中学生であった著者が、様々な証言や資料を集め、必死に生きようとした若き学徒の姿を描いたノンフィクション・ノベル。

    昭和20年。8月6日に広島に原爆投下、その3日後に長崎にも原爆が投下された。しかしこの2つの大きな事件の間である7日に、愛知県の豊川海軍工廠でも大規模な爆撃があったことは、あまり知られていない。この日、わずか26分間の爆撃で2500人以上が死に、その中には450人以上の若い学徒たちも含まれていた。中学時代を現地で過ごした著者は、戦後、関係者を取材したり、資料を集めたりして本書を書き上げた。戦時下という緊迫した時代に、必死で生き抜いていこうとした若者の姿を描いた感動のノンフィクション・ノベルである。
  • 太平洋戦争下に生きる少女たちの夢と運命 昭和18年、初夏。小さな温泉旅館の娘・三芙美は、女学校の友だちと、思いがけず手に入った美しい布でブラウスを縫い始める。おしゃれにときめき、夢を語り、笑いあう――そんな仲良し4人組にも、やがて戦争の暗い影が忍び寄ってきた。「現代の日本でたたかっている少女たちに贈りたい」――祈るような想いで著者がつづった、心ゆさぶる“戦時下”青春小説。
  • シリーズ2冊
    715(税込)
    著:
    火坂雅志
    レーベル: 小学館文庫
    出版社: 小学館

    「後世の事頼み候」
    平手政秀より傅育係を依頼された妙心寺派の僧・沢彦は、信長がただの“うつけ”ではないことをいち早く見抜き、その器量が未だ萌芽をもみせぬ少年期から、人として、武将としてのさまざまな智恵をさずける。信長も「師僧」と慕って信頼を寄せ、自分を高めていく決意を固める。
    弟子を天下人にする夢と己の野心を重ね合わせて全国制覇の青図を描く沢彦は、信長を尾張統一、桶狭間での今川軍撃破、さらに足利義昭を奉じての上洛へと導く。
    歴史の闇に葬られた知られざる名参謀の夢と野心を、新史料から描き出した意欲作。
  • 682(税込)
    著者:
    熊谷達也
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    かっこ悪い死にかただけはしたくない--そう、思っていた。

    昭和19年、潜水特攻隊伏龍に志願した少年を待っていたのは、予想を超えた戦時の「日常」だった。上官のイジメに怒り、ライスカレーをむさぼり、友人の溺死に涙する――戦時下の青春を描く新世代の戦争文学。
  • 660(税込)
    著:
    中野孝次
    レーベル: 河出文庫

    戦争に敗れ、焦土と化した祖国、荒廃した人びとのこころ、行方の知れぬ友。貧困と自嘲の日々を青春はさまようだけなのか。みずからの世界を求めて、考え、悩み、自己を確立していこうとする“戦後の青春”を描く。
  • おれはいったい、何者になるんだろう。知への欲求と周囲の環境への嫌悪。独学で世界を切り開いていこうとする少年の前に立ちはだかる戦争。“昭和の青春”を生きた、自伝的三部作を収録。平林たい子賞受賞の名篇。
  • シリーズ3冊
    704968(税込)
    著者:
    夏見正隆
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    「銃で撃たれる。このまま離陸するぞっ!」父は負傷していた。このままでは新型戦闘機の設計図がソ連に奪われる! 父の代わりに操縦桿を握った時から、鏡龍之介の人生は大きく変わった。十七歳になり、帝国海軍のパイロットとなった龍之介は、父が命懸けで護った九六式艦上戦闘機に乗り、戦乱の上海に飛ぶ。その膝上には満州国の皇女!? 「スクランブル」シリーズの著者が贈る大航空冒険活劇、開幕!
  • 知られざる反日と親日のリアルとは? 教わらなかった歴史と出会う旅

     サハリン(樺太)の南半分、台湾、韓国、北朝鮮、ミクロネシア(旧南洋群島)、中国東北部(旧満州)。明治の半ばから昭和二〇年の終戦前後までの時代、それらの国・地域は「大日本帝国」と称していた日本の統治下に置かれていたという共通項を持つ。
     戦後半世紀以上たった今日でも、古くからかつて日本の領土だったそれらの国・地域には、日本語、日本建築、鳥居、神社、日本精神、残された日本人……と、さまざまな形で日本統治時代の痕跡=「日本の足あと」が残っているのだった。僕は、大日本帝国の領土だった各地に「日本の足あと」を探す旅を始めた。
     ニュートラルな視点で「過去と現在」を見つめる、みずみずしい旅人の感性と思考が、報道されない「反日と親日」の現状とアジアの人びとの心を鮮やかに描き出す傑作。反日で揺れる竹島ルポも収録。第4回新潮ドキュメント賞最終候補作。

    プロローグ ジャパニーズ・エンパイア
  • 東京発・平壌行、5泊6日食事付き27万円ツアー顛末記

     ある日、デザイナーの浅葉克己さんから誘いを受けた。北朝鮮チームと卓球の親善試合ができそうだから、従軍記者としてついてこないか、というものだ。さまざまな疑問と不安を感じながら、ひたすら僕は見たもの感じたものをノートにメモし続けた……。

    「デートはどこでしたの」~中略~「それは橋の下です。共和国の男女はだいたい橋の下でデートをします」「何回目のデートで結婚を決めたの」「四回目です。三回デートして四回目で決めました」

    「共和国にもゲイはいるんだ」~中略~「いえいません。表向きはいないことになっています」そう言ってしまってから、思わず金さんの口元がニヤリと綻んだ。

    「共和国では避妊はどうしてるの」意地悪な質問もしてみた。「はい、ピルを使用します。コンドームは性感を悪くしますから、あまり使われていません」

     まだ拉致被害者問題もテポドン騒ぎも一般的でなかった1998年8月、北朝鮮の人々と触れあった7日間の“ピンポン・ミステリー・ツアー”。
     今だからこそ書ける、著者入魂の「長いまえがきとして『半島の血、いずるところ』」を電子オリジナルとして特別収録。

    第一章 北京発、平壌行き「深夜特急」
    第二章 朝焼けの「迷宮」
    第三章 地下一〇〇メートルの邂逅
    第四章 二つの三八度線
    第五章 共和国への地下水脈

    ●神山典士(こうやま・のりお)
    1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。主な著書に、第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)、『ひとりだちへの旅』(筑摩書房)、『「日本人」はどこにいる~異文化に生きる武士道のこころ』(メディア・ファクトリー)、『アウトロー』(情報センター出版局)など。
  • 660(税込)
    著者:
    熊谷達也
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    愚直な整備士が向き合う特攻の真実を描く新しい戦争青春文学

    1945年知覧特攻基地。死地に赴く若き特攻隊員の戦闘機をひたむきに整備する担当将校がいた。ある日異常が発生したと万全のはずの一機が戻ってきて……。戦後世代だからこそ描き得た切実な戦争青春文学。
  • 太平洋の乱雲をついて日本本土に侵入する“空の要塞”B29爆撃機。緊急発進、果敢にこれを迎え撃つ零戦、雷電、紫電改。太平洋戦争の終幕をつげる泥沼の消耗戦を、資料を駆使しドキュメンタリー・タッチで描く「本土防空戦」「紫電改戦闘機隊」。終戦時、徹底抗戦を主張して帝国最後の抗命事件となった「厚木航空隊の反乱」など、日本航空戦力の劇的な末路を活写する空の戦記秀作五篇。
  • 605(税込)
    著者:
    豊田穣
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    日本帝国海軍かく戦えり! 南太平洋の荒浪のただ中、史上最強の米機動部隊に熾烈な海戦を挑むこと数度、太平洋海戦中もっとも長期にわたって勇戦奮闘した「栄光の空母・瑞鶴」。不沈艦の名をほしいままに、シブヤン海で激闘九時間。ついに海のもくずと消えた世界最大の巨艦の最期を描く「戦艦武蔵自沈す」など、連合艦隊の華麗な日々とその苛酷な運命をたどる海のドラマ集。
  • 空中戦! 華麗にして峻烈、ダイナミックなこの修羅場の極限。紺碧の空を血に染めて、日米両軍の戦闘機が激突した南太平洋を舞台に、青春のすべてを一瞬の戦いに燃焼させた零戦乗りたちの生と死を、迫真のタッチで描く「空の剣」。他に、ラバウル上空やミッドウェー海戦、ソロモン沖海戦などで散っていった、空の男たちへの鎮魂歌七篇を収録した航空戦記傑作集。
  • 日本の興廃をかけたこの一戦──旗艦・赤城に上がるZ旗。必中の信念を胸に、荒波をけって進む空母から、零戦、艦爆、雷撃機など第一次攻撃隊183機がハワイへ向けて飛び立ってゆく。だが、アメリカは奇襲を知っていた。歴史の壮大なドラマの幕開けとなった真珠湾奇襲作戦の前夜から、運命の一日の全貌を、実在した日本人スパイを主人公に、日米両国の膨大な資料を駆使して活写する一大ドキュメンタリー傑作長編。
  • 605(税込)
    著者:
    豊田穣
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    太平洋の海に空に島々に、日夜勇戦奮闘した幾多の無名の兵士たち。肉弾相撃つ地獄の戦場で繰り広げられた日米の凄絶な戦いの日々を、壮大なスケールで綴る「中隊長、仇はとりました」「海軍特別年少兵」をはじめ、若くして前線に去って行く兵士に、身体を捧げた女性の純粋と、年を経てからの幻滅を描いた「海軍下宿の女」など、戦記小説の力作八篇。
  • シリーズ5冊
    825880(税込)
    著者:
    三好徹
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    後漢末、霊帝の時代。宦官達は帝を恣(ほしいまま)に操り、天下は麻の如く乱れていた。疲弊した民衆の一部は黄巾賊となって全国に蜂起。大軍を率いて首都洛陽に入った董卓が軍政の覇権を握ると、忽ち暴政の嵐が吹く。「乱世がくるぞ」若き曹操は身ぶるいしながら思った。この“乱世の英雄”曹操を中心に群雄たちが繰り広げる壮大な歴史ロマン「三好三国志」全五巻。
  • シリーズ4冊
    594682(税込)
    川又千秋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    太平洋の大空を舞台にもう一つの歴史を生きた若き戦闘機乗りを描く傑作空戦ロマン

    厳しい訓練に耐え、憧れの戦闘機搭乗員となった風間。漢口基地でソ連機を相手に辛くも初陣を飾った彼は、無敵の零戦とともに大陸の空を翔る。だが歴史は日米開戦という怒濤の時代を迎えた。決意も新たな風間は、南方で米英の強敵と相見える。しかし突然の帰還命令が――。実は内地では、零戦を双発化した新鋭機「双戦」の操縦席が彼を待ち受けていたのだ。太平洋の大空を舞台に、もう一つの歴史を生きた若きパイロットを描く、傑作空戦ロマン。
  • 敗戦、占領を経て、復帰後は基地と観光の島と化してしまった沖縄で、女であるがゆえに負わなければならなかった過去に口を固く閉ざし、沖縄戦の深い傷痕をかかえて生きてきた女たちが、ひとりひとりの命こそが宝である世の中を願って、その胸のうちを語った。戦争の惨禍を知る人々が次第に少なくなる中、決して忘れ去られてはならない記憶の数々。
  • シリーズ2冊
    825(税込)
    著者:
    辺見じゅん
    レーベル: ちくま文庫
    出版社: 筑摩書房

    太平洋戦争は「大和」に始まり「大和」に終ったといわれる。昭和12年に着工した戦艦「大和」は、4年の歳月を経て、太平洋戦争の始まる昭和16年にすべての準備を整え終えた。すでに航空機時代に入ったといわれたこの時代にあっても、巨大戦艦は「この船が駄目な時は、日本も終わりの時」という「不沈神話」と共にその雄姿を現わし、連合艦隊司令長官山本五十六を初め、その乗組員の男たちに各々の熱い思いを抱かせた。日本海軍の男たちと彼らを取り巻く人々のリアルな肖像を描くノンフィクション。昭和20年4月6日沖縄特攻にむかうまで。
  • 科学の徒が見た戦時下の日常、そして迎えた終戦――ノート二冊に綴られた「空襲都日記」「降伏日記」を収録。軍事科学小説を著し、海軍報道班員として南方戦線を経験した著者は庶民の戦争をどう見ていたのか。

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