『冒険小説・ハードボイルド、集英社、401円~500円(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧
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武田信玄の霊を封印した《魔縁塚》が、何者かによって破壊された夜――高耶(たかや)の親友・譲(ゆずる)は、火だるまになる夢を見た。「ようやく見つけましたぞ、お屋形様…」譲に忍び寄ってくる武者たちの亡霊…。強力な霊によって憑依されようとしている譲を救おうとする高耶は、不思議な《力》を使う直江と出会った。自ら何百年も生きた換生者(かんしょうしゃ)と名のる直江は、高耶に前世からの宿命を告げるのだが…!?
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7年前に別れた妻・杏子がロス―東京を結ぶコカイン密売組織のトラブルに巻きこまれた。雨の夜、カメラマン・上杉にかかってきた無言の電話。救いを求めてきたのだろうか、気にかかる。まだ愛しているかも知れない杏子の行方を追って上杉は単身ロスへ飛ぶ…。
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カメラマンの高村は菊地に5万ペセタの貸しがあった。日本の雑誌の依頼でスペインの農村地帯を撮影旅行した時、現地スタッフだった菊地は、10万のギャラの半分しか払わなかった。残りのギャラをもらうべくセビリアのホテルを訪ねた高村に、菊地は“アメラダのマキに会え!”のメッセージを残していた。マキは日本人娼婦だったが、ふたりは何者かに狙われ、必死の逃亡を続ける……。スペインの闇をさまよう男と女の愛と意地。叙情溢れるハードボイルド!
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古王国ガンディアの王女シュラインが、青月の宮から黒衣の魔性・亜珠にさらわれた。ガンディア王は破妖剣士たちが住む浮城の長マンスラムに、王女の救出を依頼する。そして、王女救出に向かったのは破妖の剣「紅蓮姫(ぐれんき)」を持つ少女剣士ラエスリールだった。強大な魔力を持つ妖貴・亜珠の前にラエスリールの力はあまりに小さい。その時、闇主(あんしゅ)という美貌の男が少女剣士を救った…。
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ルトヴィア帝国で代々海軍提督を輩出する名門ギアス家の三男として生まれたランゾット。一見ひ弱そうに見えながら頭脳明晰の彼は小説家志望だったが、海軍への入隊は本人の意思に関係なく決められていた。士官候補生としてジュリエンド号に乗る前夜、彼は酒場で乱闘に巻き込まれる。そこで出会った同じ海軍士官候補生の男とは!? 流血女神伝の姉妹編は、愛と笑いと冒険の青春海軍コメディ!
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アメリカ禁酒法時代を思い出させる、火星マルスシティ。金髪美人の便利屋鈴木さやかは、人探しの依頼を受ける。尋ね人の名はチュチェ・フェレイラ。いつもスーツできめた小粋な悪党だった。さっそくチュチェを探し出したさやか。チュチェはなぜか、街いちばんの富豪カンディンスキー家の屋敷へ向かう。そこでふたりは罠にはめられ、警察に追われるはめに!! ロマンあり笑いありの大逃走活劇!
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【第11回大藪春彦賞受賞作】俺、28歳。金もなけりゃ、女もいない。定職にも就いてない。同い年の喜彦とつるんでは行きつけのバーで酒を呑み、泥酔したサラリーマンから財布を奪ったりしてはソープランドへ直行する日々。輝いて見えるものなど何もなかった。人生はタクシーに乗っているようなもので、全然進まなくても金だけはかかってしまう。そんな俺たちに今日も金の臭いがするトラブルが転がり込む。
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更生保護事業の美名の裏で、あくどいピンハネを続けている「新生会」の矢次収造を憎む者は数多い。借金を冷たく断わられた森川の怪死を契機にして、旧悪を暴露するという怪電話、連続して起った殺人事件と、つぎつぎに収造の周りで事件が起きる。錯綜した裏の世界を、ユニークなタッチで描く本格推理小説。
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発端は、盗っ人稼業である江尻光男が富沢という偽名でホテルにチェックインしたことだった。江尻は本物の富沢と間違えられ、いきなり3人の男から襲撃を受ける。なんとかそれはかわしたものの、後日盗みに入った金庫室の前で一味と出くわし、囚われの身に。待っていたのはとんでもない罠だった。騙すか騙されるか…。壮絶な抗争を描く、長編ハードバイオレンス。
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小森幸人は組織から足を洗い、堅気の運送店を営んでいた。ある日、親父さんと慕う内海泰造が何者かに拉致された。事件の背後には、利権を巡る欲望や組織の大物の謀略が絡んでいることを知る。続いて姐さんの京子までも敵の手に渡ってしまう。義理人情に縛られた愚直ともいえる男の血が怒りに燃える。壮絶な復讐劇が開始された。会心の長編ハード・バイオレンス。
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中古車販売業を営む元レーサーの立花新太郎。自分のもとから姿を消した悠子からの救いを求める手紙を受け取った。東北、三陸海岸の田舎町に飛び、画家の野口が妻と営むスナックを訪ねるが、野口夫婦は面倒事を抱えていた。立花は何者かに襲われたり、地元の人々に無視されながらも、自分でもわからない何かを確かめるかのように躰を張り、無茶を続けるのだった。疾駆する男の姿が眩しい力作長編。
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「もう檻の中の運動会はやめだ」――全共闘高揚期、茶番劇に飽きた四人の男たちが本物の銃と弾丸を用意して立ち上がった。活動家たちに、いささかヒステリックなジャーナリズムに、そして運動会そのものに“一杯食わせて”やるために……。遊びでもなく、気晴らしでもなく、本物の戦いに命をかけた男たちの鮮烈な思いを描く衝撃のネオ・ハードボイルド。
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道ってやつは踏みはずすためにある。踏みはずしたところに、また道がある――川本高志、25歳。横浜の高級クラブ「オリエンタル」のボーイ。気位、男の誇りをバネに、自分しか歩みようのない道を身体ごとぶつけて切り拓いていく。アウトロウの原点を濃密な文体で描く迫真のクライム・ノベル。日本推理作家協会賞受賞作。
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デザイン事務所に勤めるインテリア・デザイナー、美有のもとに、思いがけない大きな仕事が舞い込む。イタリア製のスポーツカーに乗って現れたのは、憧れの建築家、野木路子。インテリジェント・ビルのインテリアをすべてまかせるという依頼だった。仕事を始めるとなぜか作業の妨害が出始める。野木の工事の依頼主の後ろには、何か隠されているのでは、と美有は感じる。
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「金に尻尾を振って集まってくる連中じゃ、勤まりそうもない仕事なんだよ」バイト学生の水野竜一に深江は言った。自室の壁にペルーの地図を貼り、いつかその地にはばたきたいと夢みている竜一は、そのひとことで心を決めた。20億円もの金に目もくれない男たちが、自らの肉体と知恵を武器に巨大企業を追いつめていく。竜一21歳、暑くて危険な夏が始まった。
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「社長が殺されたってのは、俺が殺されたってことでもある」村岡は雇い主の高成を殺した男を追う。数億の金をめぐって、ナイフが、匕首が、銃弾が飛びかう。武器は己の肉体。――敵と味方が交錯し、過去のある男と女が愚者の街を走る。老いぼれ犬・高樹がつぶやいた。「けものは勝手に走って死んでゆく」。
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やくざな世界から足を洗って、今は小さなスーパーを経営している滝野和也。そのスーパーの買収工作をめぐるいざこざから、滝野の野生の血が再び噴き出す。結局は“檻”の中にとどまれず、修羅場に戻ってゆく男の滅びの美学を、鮮烈な叙情で謳いあげた北方ハードボイルドの最高傑作!
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高崎隆之介が横浜(ハマ)に戻ってきた。4年前の不可解な事件で刑事の職を追われた梶礼二郎。その事件の鍵を握るのが高崎だ。高崎を追う梶……。警察と覚醒剤をめぐっての暴力団同士の抗争が複雑に絡みあう。限りない硝煙と血の匂いの中、梶の復讐が始まった。ハードボイルド小説の担い手、北方謙三のデビュー作。
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ふとしたことで事件に巻き込まれた石本一幸、19歳。謎の女が残したシガレットケース。その中には巨悪の証拠を示すフィルムが! そして祖父が襲われ、死んだ。いまわのきわに残した「牙をなくしちゃなんねえ。いざという時にゃ、牙をむけるのが、男ってもんだ」の言葉を胸に、迫りくる組織の魔手、陰にひそむ大物に、一幸の復讐が始まる。
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愛する女・牧子のために暴力団員2人を殺した。生々しい感触が今も幸二の掌に残っている。自分の行為に対して言い訳などなかった。終わってしまったことからは何もはじまらない……。警察と暴力団の双方が追ってくる。逃げるだけだ。公園で知り合った幼いヒロシを唯一の友に、幸二は今、“逃がれの街”を求めて雪の軽井沢へ……。
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俺は20歳のバーテンダー。夢はクルーザーを駆って海原を疾ること。バイトはヤバイ品物の運送だ。手伝わせていた哲夫が殺られた。黙ったままで。告げ口。そう思われたくないだけで死んでいった男がいる。ふたり殺して俺は外国に逃げた。それから4年。俺は戻ってきた。傭兵。地獄の訓練を受け、砂漠でもジャングルでも闘ってきた。北方謙三が謳う成長と再会と復讐の詩。長篇ハードボイルド。
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23世紀の地球は、治安部隊対レジスタンスの大内乱時代をむかえていた。そんな中、治安部隊の小隊長・キャッスルは激戦地ボルネオで、勇敢に戦っている。ある日、敵にとらえられた仲間を救出に行きたいと上官に申し出るキャッスル。しかし、助っ人として新しく入隊してきたのは、とんでもない不良ばかりだった。迫力の戦闘シーンが冴える、近未来バトル。
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暴力と金が全てを支配する街、歌舞伎町。氷室の勤めるバー『ハイランド』でも中国人マフィアの抗争話が絶えない。そんなある日、彼の元を一人の男が訪ねてくる。「入国管理局の第二庁舎に勤務されていましたね?」――にわかに慌しくなる周囲。元同僚の死、恋人の襲撃未遂、自宅の火事。氷室の身に一体何が迫っているのか。捨てたはずの過去が明らかになるとき、組織との孤独な戦いが始まる。
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原口泰三。非合法組織に追われる彼は、嵐が接近する沖縄那覇空港に降り立ち、追っ手の目から逃れるためにうらぶれたホテルに投宿する。東恩納順子。ホテル経営責任者。以前は経営に情熱を燃やしていた彼女だったが、夫との死別で今は流されるままに生きている。泰三と順子はかつて愛し合う仲だった。交わることのなかった二人の人生が、緊迫した事態のなかで劇的に交錯する。傑作サスペンスロマン。
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時は明治期。会津の地から、ひとりの若者が上京してきた。五尺に満たない小兵ながら、その才能を講道館創始者・嘉納治五郎に見出された彼は、柔道の修行を始める。独自の技「山嵐」を編み出し、講道館四天王のひとりに数え上げられるほどになるが、かねてから夢を馳せていた大陸への渡航を決意する。『姿三四郎』のモデルとなった天才柔術家・西郷四郎の壮烈なる半生。
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日本推理作家協会賞受賞作。アフリカの呪術医研究の第一人者、大生部教授が繰り広げる新興宗教との闘い。怒涛の第一部。
アフリカの呪術医研究の第一人者、大生部多一郎は、テレビの人気タレント教授。超能力ブームで彼の著者「呪術パワーで殺す!」はベストセラーになった。しかし、妻の逸美は8年前の娘・志織のアフリカでの気球事故での死以来、神経を病んでいた。そして奇跡が売り物の新興宗教にのめりこんでしまった。逸美の奪還をすべく、大生部は奇術師ミラクルと組んで動き出す。
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